- 1二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 20:44:18
- 2二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 20:45:09
……………………………………………………
、聴きましょう… - 3二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 20:45:33
ロノヴァ「ざぁこ♡ざぁこ♡不死になっちゃえ♡」
- 4二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 20:45:56
とりあえず一品お願いします
- 5二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 20:46:05
- 6二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 20:46:57
隊長×ロノヴァかとおもったら隊長が右か
話を聞こうではないか - 7二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 20:46:59
ロノヴァと道化が見つめあってるところでもたぎってしまった
- 8二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 20:47:38
- 9二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 20:48:01
- 10二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 20:49:42
神とか絶対的な存在に振り回される高潔な人間からしか得られない栄養素がある
- 11二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 20:49:49
あの隊長が仮面の下で怒りに満ちた顔をしていたと思うと昂るものがある
それにちょっと意識を向けるロノヴァさんですか!? - 12二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 20:50:05
- 13二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 20:51:00
- 14二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 21:01:46
- 15二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 21:04:55
隊長からしたら故郷を滅ぼし自分や仲間達を苦しめた敵意の対象でしかない
ロノヴァは天理に命令されてやったけど(おそらく)人間が嫌いだった訳じゃない
なんだこの悲しいすれ違いは… - 16二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 21:15:06
スレ主です
短いですが、書きました。
なんやかんやあって
マーヴィカが偽りの空を砕いた後辺りで隊長とロノヴァが契約を交わす話です。
解釈違いがあるかもしれませんがご了承下さい。 - 17二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 21:16:19
「灰の契約」
1|灰の静寂
かつて、ナタの地を焼いた「大灰嵐」の中心部。焼け焦げた戦場跡で、彼はただ一人、灰の上に立っていた。
「隊長(The Captain)——お前は死をも恐れぬと聞いた」
女の声は、風に乗って流れ込むようだった。どこか澄んでいるが、内に冷たい鉛のような重みを秘めている。
「恐れぬのではない。必要がない」
隊長は応えた。剣を抜くことも、身構えることもない。ただ、その声に真実のみを返す。
「それは、いい」
やがて現れたのは、黒と銀をまとった女性——ロノヴァ。目は虚無を映し、しかしその奥には、計り知れない知性と規律が息づいていた。 - 18二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 21:20:29
2|契約の形式
「この地には、新たな秩序が必要だ。ナタの神々は炎に溺れ、民を見捨てた。だが、お前はそれを……律しようとした」
「そうだ。軍律なくして秩序は成り立たぬ」
「ならば、提案がある」
ロノヴァは掌を差し出した。その指先から光が編まれ、宙に契約の紋が浮かぶ。
《死を預けよ。命を借りよ。その代価に、忠誠を誓え》
隊長はその文字を見ても、眉一つ動かさない。ただ静かに尋ねる。
「我が命は、誰のために使われる?」
「この地のため。だが、それは私が選ぶ民だ。お前が守るのは、私が価値を認めた者たち」
沈黙が流れた後、隊長は頷いた。
「契約成立だ、ロノヴァ」 - 19二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 21:22:37
3|灰に芽吹くもの
数日後、ナタの旧都市跡。焼けた大地に、かすかに草が芽吹く。
「死は終わりではないのだな」
隊長は炎の焦土を見つめながらつぶやく。
「それを知る者は少ない。死は、次の秩序の種だ。私の名は、それを育てるためにある」
ロノヴァは彼の隣に立つ。二人の間に言葉は少ない。しかしそこには、静かだが確かな信頼があった。
「お前の剣は、私の意志を形にする。それでいいか?」
「命を借りた身だ。返すまでは、お前の道を切り拓く」
「……ならば、共に歩こう。灰の地に、新しい律(のり)を築くために」
その夜、隊長は初めて「死」の側に、安らぎを感じた。
彼女がただの破壊者ではないことを、その寡黙な温度で知ったからだ。 - 20二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 21:23:42
以上になります
よければ皆さんもご自由に書いてください
私もいろんなのが見たいです - 21二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 21:27:18
アリ寄りのアリ寄りのアリ
死は悪いことばかりじゃないって二人が手を取りあってるの良いね…
やっぱり悲しい対立も一つだけど、お互いの事を深く知って共に歩んでいくルートも良い - 22二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 21:31:32
シチュエーションとかも自由に考えていい感じか?
- 23二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 21:32:58
- 24二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 22:08:06
夜神とロノヴァに挟まれて寝起きの頭で「???」ってなってる隊長が思い浮かんだ
- 25二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 22:41:21
- 26二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 23:18:01
このスレ見て気づいたけど信じられんくらい二人が並んだ時の色合いが合ってる気がする
- 27二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 23:25:08
では僭越ながら
死の恐怖トークをする隊長とロノヴァです
とある昼下がり、ナタの人々は暑さの中でも手を取り合い順調に復興を進めていた。
そして少し離れた崖─────そこに根ざす木の下に腰を下ろし、人々を眺める女性がいた。
彼女の纏う雰囲気はナタの活気に満ちた様子とは真逆のように思える。
だが実際の所、彼女の目には、今の人間達と自身はそう変わらぬように見えた。
「……………」
吸い込まれそうな深みを持った金の瞳は、命の動きを静かに映していたが、直後、後ろから掛かった声に僅かに揺れ動いた。
「ロノヴァ…ここで何をしている?」
彼女が振り向くと、そこには黒い外套に身を包んだ男がいた。
仮面で顔を隠した彼の表情は、傍目からは読み取る事は出来ない。
「…………ここで、復興の様子を眺めていた」
風が吹き、木の葉が揺れる。
ロノヴァは揺れる髪を抑えつつ、一つの問いを発した。
「カピターノ。きみには、あの人々はどのように見える?」
少しばかりの沈黙が流れ、彼は答える。
「……彼等は、皆笑顔を絶やさず、希望を持って生きているように思える。」
- 28二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 23:26:56
「確かに、一見すればそうかもしれない。けれど、実際は違う。彼等を動かすのは希望の肯定ではなく、絶望の否定だ」
彼女は呟くように言った。
「英雄の目覚め、戦争での勝利、彼等の物語は確かに良い方向へと向かった。しかし、多くの命が失われたのもまた事実。死の気配とその恐怖は、今も人々の心を蝕んでいる。………わたしには、彼等の笑顔はそれらを隠す為の仮面のように思える」
「………………」
そう答えた彼女の声は、どこか淋しげに聞こえた。
「…確かに、お前の言うことも一理あるだろう。ここは屈強な戦士の揃う国だが、皆が皆、死を恐れぬような勇気と覚悟を持てる訳ではない」
彼女の答えを肯定しつつカピターノはだが、と続ける。
「死の恐怖とは悪いことばかりではない。むしろ自分、そして他者の死を恐れるからこそ、限界を超えた力を発揮出来る事もあるだろう。死があるからこそ、人々は必死に生を掴もうとするのだから」
彼の答えにロノヴァは僅かに目を見開く。
その感情には少しの驚愕と納得が含まれていた。 - 29二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 23:29:06
「それは、きみがその身体で五百年過ごして得た結論?」
「まあ、そんな所だな」
「なら今のきみには、生への渇望はないのか?」
「…この身体で過ごした年月は凡人にとって余りにも永すぎた。あるとすれば、彼等とは逆の死への渇望だろうな」
そう答えた彼の声は、言葉の内容とは裏腹に強い決意に満ちていた。
「生も死も同じ、どちらも人の弱さにも強さにもなり得る。死に恐怖する者が、恐怖を持たぬ者より低劣である筈がない。死とは即ち悪ではなく、この世に必要なものだ。」
「……………そうか」
ロノヴァは心なしか嬉しそうな笑みを浮かべた後、カピターノに目を向ける。
「旅の終点で、きみが目的を果たせることを願おう」
「……お前の厚意に、感謝しよう」 - 30二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 23:30:06
以上でした
駄文な上、誤字脱字や解釈違いがあったら申し訳ない - 31二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 23:51:48