【オリキャラ、🎲、⚓️】雷霆響く苦難の旅路

  • 1125/07/09(水) 21:13:10

    ここだけ元「雷帝」時代の生徒会の一員で、現在はキヴォトス中を旅しながら生活しているゲヘナ生徒がいる世界線。


    その生徒は...

    学年:3年生


    戦闘:dice1d100=65 (65)

    知性:dice1d100=49 (49)

    運動:dice1d100=53 (53)

    技術:dice1d100=72 (72)

    神秘:dice1d100=21 (21)

    倫理:dice1d70=24 (24)


    髪色:dice1d8=4 (4)

    1.黒 2.茶 3.金 4.銀 5.青 6.水色 7.紫 8.赤

    髪の長さ:dice1d50=25 (25)

    1で肩につかない、50で腰くらい

    身長:150+dice1d30=25 (25)


    現在の滞在自治区:dice1d5=4 (4)

    1.ミレニアム 2.アビドス 3.百鬼夜行 4.山海経 5.レッドウィンター

  • 2二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 21:14:13

    期待

  • 3125/07/09(水) 21:14:20

    >>1

    身長は175cmですね

  • 4二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 21:43:21

    とりあえず10まで

  • 5二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 21:48:55

    保守

  • 6二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 22:04:05

    保守

  • 7二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 22:22:42

    期待してるぜ

  • 825/07/09(水) 23:44:13

    せっかくだから使用武器も決めちゃいますか


    というわけで、dice1d7=3 (3)

    1.AR 2.SR 3.HG 4.SMG 5.MG 6.SG 7.GL

  • 925/07/10(木) 00:04:54

    山海経には、今日も朝が来る。

    アタシは今日も目を覚ます。そして顔を洗って、ご飯を作って、食べて、食器を洗う。

    いつもの日常だ。

    アタシが山海経に来て早2ヶ月。なんだかんだここでの生活にも慣れてきた。


    いつからだったか。アタシがこうやって旅をしながら過ごすようになったのは。

    確か、「雷帝」がゲヘナの生徒会長の座を引きずり降ろされて、キヴォトスから追い払われたときからだったか。

    その当時、アタシは1年生だったにも関わらず、ある先輩のスカウトで「雷帝」率いる生徒会に入った。

    ...なんでアタシをスカウトしたのかは、よくわかってないが。

    そんな感じで生徒会に入った私は、「雷帝」の元で仕事をしていたのだが...それも長くは続かなかった。

    アタシが生徒会に入って1年も経たずに、「雷帝」は部下に、それもアタシをスカウトした先輩に陥れられてあっさり失脚した。

    ...なんだったんだ、あの先輩。


    そんなこんなで生徒会を辞めることになったアタシは、今現在、キヴォトス各地を旅しながら生活している。

    アタシがこんな生活をしている理由は...


    dice1d5=4 (4)

    1.風紀委員と万魔殿の追手から逃れたいから

    2.ゲヘナに居づらいから

    3.政治とかなんとかのしがらみから離れたいから

    4.自分の生き方を見つけたいから

    5.特に理由はない

  • 10二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 06:58:46

    保守

  • 11二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 14:20:40

    保守

  • 12二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:58:25

    待機〜

  • 13二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 04:31:57

    保守

  • 14125/07/11(金) 06:24:36

    朝の保守がてら、早いけど名前募集します〜
    5個出たら🎲

  • 15二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 13:03:08

    鳴神アトコ

  • 16二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 19:04:45

    軽部サラ

  • 17二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 22:18:41

    面白そうなオリキャラスレ発見。
    稲田(イナダ)ツマ

  • 18二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 07:18:02

    鹿島ミコ

  • 19二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 15:12:02

    鳴坂(なるさか)ライ

  • 20125/07/12(土) 16:54:46

    では、5個出たんで🎲行きます!


    dice1d5=5 (5)


    >>15

    >>16

    >>17

    >>18

    >>19

  • 21125/07/12(土) 16:58:46

    というわけで、名前は鳴坂ライちゃんに決定!!

  • 22二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 19:49:01

    >>21

    採用された!?

  • 23125/07/12(土) 20:58:53

    >>22

    採用されたんです!!

  • 24二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 22:06:49

    >>23

    やったぜ!

  • 2525/07/13(日) 00:08:27

    >>9

    そうしてある程度することを終えて、アタシはいつもの服に着替える。

    ゲヘナの指定制服である黒ポロシャツにワインレッドのネクタイを付け、スカートを履く。

    それから黒のコートを着て、アタシの愛銃を持つ。

    「えーっと、必要なのは...卵と、魚と、あとトマトと...」

    とりあえずこれから買い物だ。自分で食うものは自分で買いに行く。

    アタシが住んでいるのは山海経にあるフツーの集合住宅。ほんとにフツーの、他にも色んな人が住んでるマンション。もちろん家賃も自腹だ。

    なんせアタシは山海経の生徒じゃないからな。学生寮なんかにゃ住めない。


    ある程度買い物を済まして帰ろうとしたら...

    「ん?あれは...確か梅花園の...。」

    近くの果物屋から、白い髪の少女...ほんとにそう表現するしかない少女が出てきた。

    「おーい、ココナちゃーん。」

    アタシが声をかけると、その少女、春原ココナはこっちに気付いたのか...ちょっと怒ったような顔をしながら向かってきた。

    「ちょっと、ライさん!!ココナちゃんって呼ばないでください!!いつも言ってますよね!?」

    「あー、ゴメンゴメン...w」

    不機嫌そうに顔を膨らませながら抗議する彼女に、アタシはちょっと笑って返した。

    春原ココナ。山海経にある「梅花園」という施設の教官に弱冠11歳にしてなったエリート...なのだが、やはり年相応の幼さはある。

    そういう子を見ると、アタシは(アタシの癖なのかゲヘナとしての血なのか)ちょ〜っとイタズラをしたくなっちゃうのだ。

    そんな感じで、この「ココナちゃん」呼びとそれに対する抗議はアタシが山海経に来てからずっと続いている。今となっては二人の間限定の「こんにちは」みたいなものになっているのだ。

  • 26二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 00:10:54

    >>25

    SS更新待ってたぞ!

  • 27二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 09:12:21

    このレスは削除されています

  • 28二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 16:28:24

    保守

  • 2925/07/14(月) 00:31:21

    >>25

    「ところで、ココナちy...教官も買い物?なんかいろいろ果物買ってるみたいだけど。」

    そう尋ねると、彼女は一瞬不服そうな表情を浮かべながらも、すぐに切り替えて話し始めた。

    「そうですね。今度梅花園の子たちと一緒に果物を使って料理をするので、その買い出しですね。」

    そういうと、彼女はちょっと顔を曇らせた。

    「...どうした?なんか悩んでるみたいだけど...。」

    ...彼女はゆっくりと口を開いた。

    「実は...その料理のときに私とシュン姉さんが皆に料理の仕方とかを教えるんですけど...その...あんまり料理に自身がなくて...。でも、流石に子どもたちの前で失敗しちゃうのは...恥ずかしいし。」

    なるほど、そういうことか...。

    そんなことを考えていると、ココナは急に、本当に急に聞いてきた。

    「あ、あの。ライさんってどれくらい料理できるんですか...?」

    「へ?アタシ?な、なんで急に...」

    「い、いや、特に深い意味はないんですが...ライさん、普段自炊してるって言ってたので、どれくらい料理上手なんだろうな...って。」


    なるほど、だいたい言いたいことはわかった。

    要は、「料理の特訓に付き合ってほしい」ってことなのだろう。だが、彼女のある種のプライドから、なかなか言い出せないみたいだ。...この子もなかなか難儀だな...。


    ちなみにアタシの料理の腕前は、dice1d40+30=

    (50で一般人くらい、100だとプロの料理人くらい、+30の補正は自炊してるから)

  • 3025/07/14(月) 00:33:23

    ダイスミスったぁ!!やり直しぃ!!


    40+dice1d30=30 (30)

  • 3125/07/14(月) 00:34:47

    >>30

    というわけで料理スキル60!!

    おそらく一般人視点で「料理上手い」って感じの技量!!

  • 32二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 06:51:14

    このレスは削除されています

  • 33二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 12:52:00

    ほどほど

  • 34二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 21:46:42

    保守

  • 35二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 23:54:33

    保守

  • 36二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 04:35:59

    保守

  • 37二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 12:43:27

    このレスは削除されています

  • 38二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 12:48:51

    >>30

    >>31

    70じゃないのか?

  • 39二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 12:51:54

    保守

  • 40二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 20:39:27

    >>38

    ほんとだ...ありがとう...

  • 41二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 20:47:45

    1年生で雷帝失脚で今3年生ってことは2年間くらい放浪してるのか

  • 4225/07/16(水) 01:56:35

    >>29

    「まぁ、それなりにはできるほうだけど...。もしかして、料理の特訓に付き合ってほしい、とか?」

    そういうと、彼女の頬はカァッと一気に赤くなってしまった。どうやら図星だったようだ。

    「なるほどね......。分かった、付き合うよ、料理の特訓。」

    「え!?い、いいんですか?」

    彼女はとても困惑している様子だった。そりゃそうだ。考えてることを当てられたうえ、急に協力すると言われたんだから。

    「いいよ。ココナ...教官には助けてもらってるからね。」


    アタシがこの山海経で2ヶ月生活していくうちに、彼女の...ココナの存在は大きなものになっていった。

    二人で会って、ちょっとからかって、楽しく話して、たまに助け合って。

    彼女には数え切れないくらい助けてもらった。

    初めて来て、右も左もどうしたらいいかも分からなかったアタシに、彼女はいろいろ教えてくれた。

    一人で過ごすアタシの日常に、ちょっとした楽しみを、暖かさを、彩りをくれた。

    なら、今回は、アタシの恩返しのターンだろう。


    ...なんて、こんな思いを打ち明けられるはずがない。流石に恥ずかしすぎる。

    なんだかんだアタシも、目の前の少女と同じで、結構難儀な性格をしているらしい。

  • 43二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 07:30:04

    このレスは削除されています

  • 44二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 16:18:48

    このレスは削除されています

  • 45二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 23:03:18

    待機

  • 46二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 06:18:54

    保守

  • 47二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 14:25:38

    保守

  • 4825/07/17(木) 23:52:34

    >>42

    〜数日後〜

    「やっ、ココナ教官。いらっしゃい。」

    右手にトートバッグをもって、ココナちゃんは我が家にやって来た...といってもやはりフツーのマンションだが。

    「お、お邪魔します...!!」

    アタシが出迎えると、彼女はとても礼儀正しく挨拶をしながら、家に入ってきた。...流石、普段から「大人のレディー」を名乗ってるだけはあるな。


    互いにエプロンと三角巾を身につけ、こうして、アタシとココナちゃんの料理特訓が始まった。

    彼女が言うには、今度梅花園で作る予定の料理は2つあり、彼女が教えるのはフルーツポンチ、とのこと。

    彼女曰く、「途中で果物を切る工程があり、子どもたちが怪我しないためにも、ちゃんとした包丁の使い方をしっかりと身につけたい」ということらしい。

    ...相変わらず、とても優しくて、純粋な子だ。

    そんなこんなで特訓がスタート。なお、流石に手が届かないと危ないので、踏み台をおいて彼女の手が届くようにしてあげた...本人は不服そうだったが。


    「いいか?指は丸めて、切るときは刃の側面が中指に付くようにしながら...そうそう、上手。」

    使い方を教えて、彼女が実践して、危ないところがあったら注意して...その繰り返し。

    だが、流石エリートと言うべきか。彼女はアタシが教えたことを要領よく身につけていった。包丁の使い方の特訓はものの30分程度で終わってしまった。


    その後、休憩がてら作る予定のフルーツポンチ(材料は家にあった果物で間に合わせたやつだが)を食べていたとき...

    「あの、その、きょ、今日は、ありがとうございます...。」

    「ん?いいよ、気にしないで。アタシもなんだかんだ初心に戻れたし。それにこうして美味しいフルーツポンチも作れたことだしね。」

    そう返すと、彼女は嬉しそうに微笑んだ。それから、ある話をした。

    「あの...もう一つお願いなんですが...。」

    「ん?何?」


    「あの、た、卵焼きの作り方を...教えて...ほしいんです...。」

  • 49二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 07:04:15

    保守ぅ

  • 50二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 15:45:18

    保守

  • 51二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:01:08

    仲いいな
    ヨシッ!

  • 52二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 06:47:20

    ヨシッ!!

  • 53二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 13:34:35

    次は卵焼きか

  • 54二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 21:09:56

    このレスは削除されています

  • 55二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 23:46:45

    >>48

    「え?卵焼き?なんでまた急に...」

    「あ、あの...それは...。」

    そう聞いてみても、なぜだかココナちゃんはあまり理由を話そうとしなかった。

    ...ちょっと妙だ。でも、だからといって、態々ここで断る理由もない。

    「いいよ。今日は特段用事もないし、手伝ってあげる。」

    まぁ、せっかくだ。最後まで付き合ってあげよう。


    こうして始まった第二次料理特訓は...少しばかり難航した。

    特に難しかったのは、箸を使って卵を巻くところ。そこで卵が崩れてしまったのだ。

    「うぅ...難しい...。」

    「まぁ、確かに最初のうちは難しいよな...。でもそれにしてもスゴイと思うよ。なんだかんだ上手になってきたし。」

    3回、4回と回数を重ねるごとに、彼女の巻き方は上手になっていった。苦手だった箸のところも、少しずつできるようになってきた。

    そうして卵を8個ほど使った(彼女は一つの卵焼きにつき卵を1個使っていた)末、彼女はある程度納得したようだ。

    完成した卵焼きは、所々不慣れさが見えるものの、綺麗で、暖かさを感じるような黄色を纏って巻かれていた。


    その後、彼女の作った卵焼き(完成品)と「それまでの過程」達を食べながら、アタシは彼女に聞いた。

    「そういえば、なんで急に『卵焼きの作り方を教えてほしい』なんて聞いてきたんだ?流石になんか理由あるでしょ。」

    そう聞くと、彼女は、ちょっと恥ずかしそうに、だが堂々として答えた。

    「実は、私の姉...シュン姉さんに、その...恩返しが、したくて。」

    「恩返し?」

    「はい。シュン姉さんにはいつも助けてもらってるんですけど...なんか助けられっぱなしな気がして...だから、その、日頃の恩返しにって考えたときに、料理とかいいんじゃないかなって思って...。」

    ...なるほど。恩返し、か。確かに、それは他の人にはなかなか話しづらいだろう。

    それに、彼女の性格から考えるに、形や味に拘っていたのもこのためだろう。自分の大切な人だからこそ、しっかりとした美味しいものを食べてほしい、ってとこか。

    「...大好きなんだね、シュンさんのことが。」

    その質問に、彼女は溢れんばかりの笑顔で答えた。

    「はい...!!シュン姉さんは、私にとって、本当に、本当に大切な、大好きな私のお姉さんですから...!!」

    その笑顔は本当に優しく、眩しかった。

  • 56二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 07:35:16

    誰か夜まで保守してくれ...

  • 57二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 08:03:24

    あいよー

  • 58二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 16:15:56

    保守

  • 59二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 22:07:49

    保守

  • 60二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 06:18:31

    保守

  • 61二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 15:25:01

    保守

  • 62二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 22:36:26

    保守っす

  • 6325/07/22(火) 00:54:17

    この先のイベントを募集募集

    安価で5子出たらダイスまわすぞ〜

  • 64二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 07:17:30

    ほっしゅ

  • 65二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 08:47:38

    玄龍門から探りが入る

  • 66二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 15:20:20

    このレスは削除されています

  • 67二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 23:23:24

    保守

  • 68二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 04:29:18

    不思議なクスリ飲まされて

  • 69二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 07:34:50

    このレスは削除されています

  • 70二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 13:44:17

    ココナの成果発表に付き合う

  • 71二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 22:17:08

    玄武商会の人たちとの交流的な

  • 72二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 06:51:26

    保守

  • 73二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 14:17:55

    玄武商会へ食事に行く

  • 74二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 21:08:38

    保守

  • 75125/07/25(金) 06:25:22

    5個出たんでダイス振りま〜す


    dice1d5=4 (4)


    >>65

    >>68

    >>70

    >>71

    >>73

  • 76二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 14:56:01

    保守

  • 77二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 21:27:39

    待機

  • 78二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 06:24:20

    保守

  • 79二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 14:18:39

    続きを期待

  • 8025/07/27(日) 00:17:31

    >>55

    あの料理特訓から数日後、私は昼食を取るために、ある場所に来ていた。

    「いらっしゃいませ〜。って、ライさん!久しぶり!」

    活気のある店内に、一人の生徒の元気な声が響く。

    「久しぶり、ルミさん。そっちの調子はどう?」

    肩までの薄茶髪。大きな獣耳。赤・白・黒で構成された、料理人を思わせる服装。

    彼女の名は朱城ルミ。山海経の二大勢力の一つたる商人集団「玄武商会」のリーダーにして、アタシがお世話になってる人のひとりでもある。

    「いつも通り、商売繁盛よ。こうしてお客さんが来てくれると、やっぱり嬉しいわね!ところで、今日は何にしてく?」

    「じゃ、今回は...このエビチャーハンを一つ。」

    そう言うと、彼女は「オッケー!」と一言言って、ちょっと急ぐようにして厨房へ戻っていった。

    その服装の通り、彼女は料理人である。しかもその道のプロなだけあって、彼女の料理は本当に美味しい。

    そんな彼女の料理を食べに、また彼女と話しに、私は月1くらいでここに来ている。普段自炊している自分へのちょっとしたご褒美でもあったりする。


    「はいよ!!エビチャーハンお待ち!!」

    彼女が持ってきたそれは、ホカホカと湯気を立てていて、まさしく出来立て、という感じだった。

    ホントに美味しそうだった。

    それをいざ食べようと、レンゲを持ったとき。

    「そういえば...」

    彼女の口から、予想だにしない話が出てきた。


    「ココナちゃんの料理の練習、付き合ってあげたんだって?」

  • 81二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 09:05:36

    保守

  • 82二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 16:01:53

    待機

  • 83二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 22:55:54

    保守

  • 8425/07/28(月) 00:04:10

    >>80

    「へ!?なんでその話を...?」

    当然、疑問に思うなぜならアタシは彼女に、ルミさんにこの話をしていないし、事前に教えてもいない。

    誰かが盗み聞きしてた、っていうのも考えにくい。そもそもそれをルミさんに話す意味がない。

    と、なると...

    「本人から直接聞いたよ。ライさんに料理の練習付き合ってもらった、ってね。あの子スゴイ楽しそうに話してたなぁ...。」

    少し安堵した。やっぱり、というべきか。そもそもこのことを他人に話すとしたら、本人か姉のシュンさんだろう、という予想があたったことに。

    にしても、楽しそうに、か。

    「へぇ...。...ところで、なんて話してた?」

    胸の内に、小さな喜びを覚えた。今にも大きく膨らみそうなそれをどうにか抑えて、聞いた。

    ちょっとした興味だった。アタシは、今はこの場にいない彼女の思いが、知りたかった。彼女の努力の、その結果が知りたかった。

    そう聞くと、彼女は嬉しそうに、そして楽しそうに笑みを浮かべながら、言った。

    「手伝ってくれて嬉しかったし、そのお陰で子どもたちにもしっかりと教えられて、本当に嬉しかった、って。」


    「.....。」

    言葉が出なかった。

    ただ、嬉しかった。彼女の頑張りが報われたことが、ただ、自分のことのように嬉しかった。

    「ただ、まだちょっと恥ずかしくって、直接は言えてない、っても言ってたね。...あれ、もしかしてこれ言っちゃマズかったかな...。」

    その言葉を聞くと、思わずアタシの口元、それと泣きそうになっていた心が緩んだ。やっぱり、彼女は、ちょっと意地っ張りで、負けず嫌いで、でも優しくて、明るい、素敵な少女で、素敵な大人のレディーだ。そう思いながら。

    「...いや、大丈夫です。良かった...成功してたんだな...。」

    嬉しそうに笑みを浮かべながらいうアタシの言葉も、いつもより弾んでいた。


    「さぁさぁ、早く食べちゃって!!冷める前に、ね!!」

    アタシがこれ以上何かを言おうとしたのを、彼女は元気な声で制止した。

    そうだった。話に夢中になりすぎていたが、今は食事中だったのだ。

    アタシはちょっと申し訳無さそうに思いながらも、目の前に置かれたチャーハンを食べた。

    出来立てだからだろうか。はたまたさっきの話のせいだろうか。

    ...目の前にあるそれは、いつもよりも美味しく、暖かく感じた。

  • 85二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 07:32:01

    このレスは削除されています

  • 86二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 15:32:36

    保守

  • 87二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 23:30:28

    待機

  • 88二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 07:08:43

    保守

  • 89二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 10:30:38

    このレスは削除されています

  • 90二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 12:25:06
  • 91二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 21:20:09

    このレスは削除されています

  • 92二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 21:21:50

    なんだかんだで山海経に馴染んでるな

  • 93二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 00:02:30

    保守

  • 94二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 08:41:23

    朝保守

  • 95二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 14:41:08

    待機

  • 96二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 21:58:13

    保守

  • 97二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 23:56:03

    期待待機

  • 98二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 06:44:43

    続き待機

  • 99二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 15:15:53

    保守

  • 100125/07/31(木) 15:50:03

    >>1

    今さらながら、ライちゃんの見た目投下

    だいたいこんな感じ

  • 101二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 23:35:14

    おぉ

  • 102二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 00:12:12

    >>84

    「ご馳走様でした。また今度来ますね。」

    「ええ、是非また来てね。待ってるよ!」

    美味しい料理と嬉しくなるような話を頂いたアタシは、そう言って玄武商会の店を出た。

    家に帰る道を歩きながら、スマホのカレンダーを確認する。

    「え〜っと、午後からは...特に何もなし、か。」

    今日は午後のバイトのシフトも入ってないし、緊急の用事もなし。完全フリーの日だ。

    「さてと、どうするかな...。」


    そうやって午後の予定を考えながら家に向かっている道中。

    「ん?あれって...。」

    家の近くにある公園で、何人かの子どもたちが遊んでいる中で見知った人影を見つけたアタシは、その子に駆け寄った。

    「お〜い、ココナc...教官。」

    その声に気付いた彼女、春原ココナは、目線を遊んでいる子どもたちからアタシの方に向けてきた。

    「ライさん!?なんでこんなところに...」

    「ついさっき、ルミさんのとこでお昼食べてきてね。その帰りに偶然、って感じかな。」

    そう言いながら、アタシは彼女が座るベンチの隣に座った。

    「...この子達って、梅花園の?」

    「はい。今日は外で遊ぼうってことになってて。」

    「なるほど...。」

    「...。」

    少しの間、沈黙が続いた。

    それを破ったのはココナだった。

    「あ、あの...実は、ちょっと、話したいことが...。」

    「?もしかして、この間の料理の...?」

    「!?なんで知ってるんですか!?」

    「ルミさんから聞いてね。...やっぱ、これ聞かなかったほうが良かったやつかな...」

    彼女はちょっと、いや結構恥ずかしそうにしながらも、少しずつ口を開き、話し始めた。

    「その、この前は、ありがとうございます。あの時、やっぱりちょっと緊張してて、でも、ライさんから教わったのを思い出しながらやったら、うまくいって、嬉しくて、それで...」

    「...ありがとう。こっちとしても、ココナちゃんの助けになれたようで何よりだよ。」

  • 103二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 07:32:53

    保守

  • 104二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 16:27:32

    保守

  • 105二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 00:23:11

    待機

  • 106二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 07:30:01

    このレスは削除されています

  • 107二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 15:18:44

    続き期待

  • 10825/08/03(日) 00:20:59

    >>102

    そんな感じで彼、遊んでいる園児たちのことを見守りながら、アタシ達はいろいろと話した。

    梅花園でのこと。シュンさんのこと。ルミさんのこと。私生活のこと。いろいろと。

    彼女が話す姿は、表情は、声色は、とても楽しそうだった。

    まるで...この山海経を...心から...

    「ココナちゃんは、山海経が大好きなんだね。」

    「え?どうしたんですか急に?」

    「いや、話してるときとても楽しそうだったから、大好きなんだろうな、って。」

    そう言うと、彼女は一際可愛らしい、そして優しい笑顔で言い放った。

    「そうですね。ここは...私にとって、本当に大事な、たった一つの母校<ふるさと>ですから...!!」

    「...。」

    それ以上言葉を紡げなくなったアタシは、静かに、その思いを理解することにした。


    「そういえば、ライさんってゲヘナの出身、でしたよね?ゲヘナに戻ったりはしないんですか?」

    その後も話していると、彼女は急に聞いてきた。

    「...う〜ん、今のところは、戻る予定も、戻る気もないかな...。」

    「...それって、なんで、ですか...?」

    彼女は少し申し訳なさそうにしながらも、聞いた。

    「なんでか...。」

    流石に「雷帝」のことは言うべきでは無いだろう。あんな奴の話をこの子にするべきではない。

    「...ゲヘナにいた頃に、ちょっと問題起こしちゃってね...なんというか、帰りづらいんだよね...。」

    「...。」

    彼女は、またマズイことを聞いてしまったと思ったか、ついに黙りこくってしまった。流石に話すべきではなかったのだろう。


    少しの沈黙の末、私は言葉を吐いた。

    「ごめんね、こんな話しちゃって。」

    「大丈夫です...こっちこそごめんなさい...変なこと聞いちゃって。

    「こっちこそ大丈夫だよ...たぶん、いつかは話さなきゃな、と思ってたからね。」

    その後少し話した後、彼女は園児たちを連れて梅花園へ帰った。

    去っていく彼女の後ろ姿が、なんだかいつもより大きく見えた。

  • 109二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 07:35:52

    言えんわなぁ、こんなこと

  • 110二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 17:04:11

    保守

スレッドは8/4 03:04頃に落ちます

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