- 1二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 21:01:13
- 2二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 21:01:49
(帰ったら布団乾燥機かけよ)
- 3二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 21:02:16
アヤベが好きだから
- 4二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 21:03:02
なんでトレーナーに手を振ってるんですか?実はトレーナーの喜ぶ顔が見たかったりしません?
- 5二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 21:04:47
えっ!?トレーナーさんの喜ぶ顔がみたいアヤベさんだって!?!?
- 6二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 21:06:32
ちょろいのはどっちなんやろなあ
- 7二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 21:07:42
へんな人…ってちょっとニヤけながら言ってそう
- 8二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 21:07:53
ただのちょろいもん同士のお似合いカップルでは!?
- 9二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 21:08:38
アヤベさんご飯作ってあげるだけで泣いて喜ぶトレーナー
- 10二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 21:09:38
そんな変な人の為に手を振ってるなんてアヤべさんも変な人ですね〜!
- 11二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 21:11:36
お前そのめっちゃ笑顔のサムネでそのセリフ言ってトレーナーさんのことはなんとも思ってませんは通じんぞ
- 12二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 21:11:54
カレンチャン「アヤベさんチョロいな〜」
- 13二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 21:13:28
- 14二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 21:15:45
喜ぶのはトレーナーだけじゃないぞ
トレセン学園の仲間達やファンの皆さんも嬉しいぞ - 15二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 21:17:37
- 16二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 21:19:23
トレーナーの笑顔を見たいという自分の願いの為に走ってくれてるので妹ちゃんもニッコリ
- 17二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 21:20:05
- 18二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 21:27:32
トレーナーが忙しくてレースを直接観戦しに来てないとちょっとむすっとしそう
その後メールか何かで中継見てたけど良かったぞとか言われてまたニヤける - 19二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 21:29:26
- 20二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 21:39:14
似たもの同士がよ…
- 21二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 21:43:02
アヤベさんが好きな人ができたって言ったら色んな感情が止められなくなってボロボロ泣きそうなアヤトレ
- 22二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 21:44:31
このレスは削除されています
- 23二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 21:45:44
何するにもトレーナーを連れまわしてほしい
- 24二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 21:53:14
- 25二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 21:56:51
布団「アツアツだな〜」
- 26二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 21:58:40
- 27二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 23:28:05
- 282422/04/11(月) 23:36:06
- 29二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 23:38:03
しょーがねーなプライベートであにまん漁ってる時に......
- 30あざーす22/04/11(月) 23:51:10
「トレーナーさん。その……大事な話があるの。本当に大事だから……聞いてくれる?」
ある日のトレーニングを終えた後、いつにも増して神妙な顔のアヤベにそう言われた。
一瞬脚のことが頭をよぎったが、少なくとも自分が把握している限りではアヤベのコンディションに問題はない。それに、最近の彼女は少しでも気になることがあればすぐに報告してくれるようになった。
となれば故障のセンは薄い。そうなると家の事情か、それとも俺が想像もつかないような何かか。いずれにせよ、ポジティブな話題ではないような気がした。悪い話はできれば聞きたくはない……聞きたくはない、が。
(でも、打ち明けてくれる以上は受け止めよう。担当として)
いかなる最悪な状況を想定して覚悟だけはしておこう。
1時間後にトレーナー室で話し合いの席を設ける約束をして、ひとまずその場は済ませた。
「悪い、遅くなって」
「謝らなくてもいいわ。時間通りだから」
1時間後。トレーナー室へ行くと制服に着替えたアヤベが座っていた。今のところいつも通りの様子だ。
その向かいに腰を下ろして、部屋の中を見回す。わざわざお茶を淹れるような雰囲気でもないので、さっそく本題に入ることにした。
「……それで、話って?」
「ええ……ああ、その前に、急に付き合わせてごめんなさい。あなたも仕事があるでしょうに」
「気にしないでくれ。なんならこれも仕事のうちだから」
「仕事……そうね。あなたはそう言うでしょうね」
何か引っかかる言い方だが、話の腰を折るのもよくない。ひとまずここは聞き流す。
「ええと……この間、スキーに行ったわね」
「ああ、俺は何回も転んだけどアヤベは上手だったな」
「そうね。あなたが打ち身だらけになって仕方なく湿布を貼ってあげて……って、それは別にいいの。ああもう、うまく言葉が出てこない……」
「落ち着いてくれ。ゆっくりでいいから」
珍しく雑談から入ろうとしたんだろうか。ひとまず落ち着くことが肝要だと伝えると、アヤベはひとつ深呼吸をして冷静さを取り戻したようだった。 - 31二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 00:00:53
「とにかく、今年は好きなことを見つけるためにあなたと色々なことに挑戦しているわね。歌劇を観に行ってみたり、レース以外のスポーツをやってみたり……もちろん星も見た」
「そうだな。新鮮なことばっかりで結構楽しかったよ」
そう、今年の休日はアヤベと一緒に色々な場所を巡っている。猫カフェから天体観測まで色々だ。
別に頼まれているわけでもないのだが、一度決めたからには彼女に嫌がられない限りは着いていきたいのだ。
アヤベの方も最初のうちは申し訳なさそうにしていたが、近頃は良くも悪くも遠慮がなくなってきた……ように感じる。
しかし、何故今そんなことを話すのだろうか。それを聞く前にアヤベの話は続く。
「そういう体験の中で私にもその、普通の生き方みたいなことがなんとなく分かってきたような気がするの。本当になんとなくだけど……それでね、それで……」
珍しく言葉を選ぶような話し方。ここから"大事な話"につながるというのは俺にも分かった。
でも、その内容は予想を大きく超えていて。
「……好きなひとが、できたわ」 - 32二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 00:02:26
じわり、と視界が滲み始めた。袖で目元を拭ってもひどくなるばかりで、目の前のアヤベの姿がどんどん歪んでいく。
彼女が慌てて立ち上がる気配で、自分が泣いているのだと分かった。
「ちょっと、どうして泣くのよ……!まだできたとしか言ってないじゃない」
「いや、その……自分でも分からなくて。そっか、アヤベにもそんな人ができたのか」
真っ先に感じたのは嬉しさだった。
今まで贖罪のためだけに生きていた彼女が少しづつ普通の生き方を知って、ついには恋もできるようになった。一番傍で見ていた大人としてはこんなに嬉しいことはない。
そう、嬉しいだけなら笑えるはずなんだ。彼女の初めての恋路を笑って祝福してあげたい。
なのに、それなのに口角は上がってくれなくて。ただ涙だけが溢れてくる。
とりあえず、俯いたまま話を続けることにした。
「とりあえず、おめでとう。もしよかったらだけど、どんな人なのか教えてくれないか?少し気になって。具体的に誰かまではいいからさ」
「……そうね。まず言っておくけど、男の人よ。それで私より年上で」
「うん」
年上の男性。誰だろうか。アヤベの交友関係にそういった相手はいなかったと思うが……いつも一緒にいるわけじゃなし、出会いくらいあるか。
「少し……いえ、だいぶ危なっかしいところはあるけれど、なんだかんだで分別があって頼れる人よ。本当はもう少し落ち着いてほしいけれどね」
「アヤベには、それくらい元気がある人の方がいいんじゃないか?」
「そうね……カレンさんにもそう言われた」
さらっと言われたが俺より先にカレンチャンに相談していたのか。少しショックだ。
「私の分まですぐ笑って、すぐ泣いて……今泣いてるのはどうしてか分からないけれど、何をするにも一生懸命で。そして……」
こほん、と咳払いがひとつ聞こえた。
「……私がどこへ行っても黙って着いてきてくれる人」
「───え」 - 33しゃあっ22/04/12(火) 00:15:46
顔を上げると、涙がぴたりと止まった。
鮮明になった視界には、少し頬を赤らめて困ったように微笑むアヤベの姿があって。
「あなたよ。私の好きな人は、今目の前で泣いてるそこのあなた」
言葉も出なかった。
アヤベが俺のことを好いてくれている。夢じゃないだろうか?いや、夢であるはずがない。もし全部夢だったら耐えられないかもしれない。
───だって、俺もずっと彼女を好きだったんだから。
「相談したとき、カレンさんから散々鈍いって言われたわ。でもあなたも大概ね?」
「……俺なんかで、いいのか」
やっと出た声はひどく震えていた。
自分でも驚くくらい鼓動が高まってくる。顔にもすっかり熱が集まっていて、泣いたのと合わせて随分ひどい顔をしているに違いない。
「あなたしかいないって分かったの。ずっと一緒にいてもいい……いえ、一緒にいたいと思える人は」
「ねえ……答え、聞かせてくれる?もっとも、断られるなんて思ってないけど」
「……すごい自信だな」
「おかげ様でね。頼んでもいないのにずっと着いてこられたら断られるなんて思わないでしょう。それで、答えは?」
断られるとは思っていないと言いながらも、早く返事は欲しいらしい。
待たせるのは好きじゃないが、彼女の決心への答えだ。形にはこだわりたいと思った。
「今から星を見に行こうか。そこで返事がしたい」
「……ええ、分かったわ。着いていくから答えを聞かせて」
アヤベとふたり、トレーナー室を出て夜空を見上げる。東京の空にしては珍しく、今日は星が瞬いて見える夜だった。 - 34二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 00:16:36
エンダァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!
- 35二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 00:19:05
- 362422/04/12(火) 00:20:21
「ありがとう」本当にそれしか言葉が見つからないよ…
私が見たかった概念が形になってアッ - 37二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 00:21:19
URL保存が確定した瞬間である
- 38二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 00:25:01
あー、健康に良い……
- 393022/04/12(火) 00:25:28
あんまり恋愛強者感出てねえなこれ!?まあやっぱトレアヤは最高ですね
- 402422/04/12(火) 00:30:32
- 413022/04/12(火) 00:38:38
とりあえず書きたいもの書けてスッキリしたので寝ます
みんなも書いて♡書け♡ - 42二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 00:44:24
>>断られるとは思っていないと言いながらも、早く返事は欲しいらしい。
断られないと確信しつつも早く言葉で返して欲しいアヤベさん尊いアッ
- 43二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 00:50:57
アヤベさんと両想いになれて嬉しくて嬉しくてしかたないので衝動を押さえきれずにアヤベさんを抱きしめちゃうトレーナーもアリだと思います
アヤベさんは抱きしめられてちょっとびっくりするけどふっと微笑んで、泣いちゃってるトレーナーを抱き返すものとする - 44二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 00:57:42
素晴らしい……
最後はアヤベさんがついていくの良い…… - 45二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 07:05:07
保守
- 46二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 07:05:50
覚悟しとけよバスタオルバキバキになったものと交換してやる
- 47二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 13:40:46
浄化される…された
- 48二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 19:43:46
アヤべさん大好き人間にアヤべさんからの愛を与える
幸せすぎてトレーナーが死んでしまう - 49二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 19:47:04
- 50二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 23:17:57
トレアヤはいいぞ……いいぞ……
- 51二次元好きの匿名さん22/04/13(水) 00:20:10
なんだこれ…
涙が溢れてきた… - 52二次元好きの匿名さん22/04/13(水) 09:38:32
こいつら多分付き合いだしたら今まで距離保ってた分一気にくっつくよね
- 53二次元好きの匿名さん22/04/13(水) 18:01:57
さながら星の引力だな
- 54二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 00:45:36
いいよね...
- 55二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 08:36:45
久々にアヤべさん育てるか……
- 56二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 11:48:24
「お前は好きな人とかいるのか?」
アドマイヤベガがトレーナー室にいる自身のトレーナーに書類提出のため話しかけようとしたとき聞こえたのはそんな会話だった。
「(思わず隠れちゃったけど、こんなこと聞いたらだめよね…早く出ていかないと…)」
そう考えながらも体は動かず壁に隠れたままである。当然そんなアヤベに気づくことなくトレーナーたちの会話は続く。
「唐突にどうしたんだ?」
「いやーほら…俺たちもそろそろ良い歳だろ…?そういう相手とか考えたほうがいいかなって…せめて彼女くらいいたほうがいいのかなって…」
「そこまで難しく考えるほど追い詰められてない気がするが…」
「(…相手は…カレンさんのトレーナーか…)」
自身がカレンチャンと同室で関わりが深いからかトレーナーである彼らも結構な親交があったのは知っていたがこういった話をするのはアヤベにとって意外だった。 - 57二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 11:48:54
「…でもそうだな…好きな人はいるよ。」
「(!)」
「え、意外…てっりりそんなこと気にしてる暇ないとか言われるかと…」
「俺をなんだと思ってるんだ…」
「どんな人なんだ?」
「そうだな…いつもクールで、ちょっと頑固なところがあって、世話焼きで、可愛いところもいっぱいあって、でもやっぱりきれいで…他の人に対して一生懸命になれる人だよ。」
「………あー……うん……なるほど……」
「(……カレンさんのトレーナーは相手のことを知ってるんだ……私は知らないのに……そんな良い人……)」
胸がチクチクする…自分のトレーナーの恋愛なんて関係ない。いや関係あったとしても応援こそすれこんなに苦しくなるはずがない…アヤベが自問自答を繰り返す間にも会話は続く。
「…でも、それって…」
「うん、見込みはないかな…」
「(え…?)」
「彼女は俺のことをそういう目では見てないと思うし、何より立場もあるから。だからいつか誰かが彼女が幸せになってくれることを祈るさ。」
「純愛っていうか一途というか…俺もそういう恋してーなー…」
「お前はある意味してるじゃん。」
「いやまあそうだけどお前と似たような事情だし何ならさらにやばいんだけど!?」
「耐えれるといいねー」
「他人事!?」 - 58二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 11:49:44
会話が一通り落ち着き少しずつ別の会話になっていく…それでもアヤベは出ることができずに、頭だけが回っていた。
「(…そんなに想っている人がいたなんて知らない…そんなに大事にしてた人がいるなんて知らない…報われなくったっていいと思えるほどの愛を…なんでこんなに私が辛いの……なんで……)」
「……私じゃないの?」
零れ落ちた言葉は勝手に出てきたものだ、意識したものではない…しかしそれをつぶやいた瞬間彼女の中で納得がいった。
「(……あぁ、私は彼が勝手にいつまでも一緒に歩いてくれると思っていた…彼に自分が思っていたよりも重かった…彼に恋をしていた……これは、嫉妬なんだ…顔も知らない、あの人に愛されてる誰かに…)」
そうと気づいた瞬間彼女の頭はすっと冷えた。以前のアヤベであればそう気づいていても自分の立場を考えても、彼のことを考えても。これに蓋をすると決めていただろう。だが…
「……私のやりたいことを、好きなことを…ちゃんとやるんだって、決めたから…ごめんなさい、トレーナー。」
彼は半ば相手に対し諦めている様子があった。ならばチャンスはある。少しずつでも伝えていき自分に釘付けにしていく…できるかはわからないがやるしかない。
「……トレーナー、今いいかしら?」
「あぁ、アヤベ。どうかしたのか?」
「レースについて提出したい資料があったから。」
さりげなく距離をいつもよりも詰める。とても小さいことだが、1つずつ… - 59二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 11:49:55
「(…帰ったらカレンさんに相談と…やつあたりだけど報告しときましょうか…)」
「…?」
ちらりとカレンチャンのトレーナーを見る。決意をする原因にはなったがちょっと恨めしいのも事実なのだ。
「じゃ、じゃあ俺そろそろいくな!」
「あぁ、また後でなー。」
「おう。」
カレンチャンのトレーナーはなんとなく居心地を悪く感じてその場を去る。
「……わかりやすいというかなんというか…あいつ犬だったら尻尾凄いことになってそうだなぁ…」
友人の分かりやすい態度…自分と話すときよりも嬉しそうな彼の顔を思い出しため息をつく。
「……彼女欲しいなぁ……」
彼の嘆きは虚しく消えていった。 - 60二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 11:51:05
- 61二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 11:51:52
本店セルフサービスとなっております!!!!
書いてください!!! - 62二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 11:52:16
あなたがもう書いてるのでそこになければないですね
- 63二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 11:53:17
それ妹に見せてきなさい
- 64二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 11:57:28
- 65二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 12:07:01
「イチャイチャって…何を言ってるの?トレーナーと一緒にいることは当たり前のことでしょう?」
- 66二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 12:10:51
- 67二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 12:11:46
長編で無限膝枕編が始まりそう
- 68二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 20:19:46
素晴らしい……もっと概念をよこせぇぇぇ
- 69二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 22:11:56
- 70二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 22:20:31
妙案にごつ
- 71二次元好きの匿名さん22/04/15(金) 09:25:39
保守
- 72二次元好きの匿名さん22/04/15(金) 20:09:15
トレーナーさんの笑顔が好きなアヤベさん概念いいよね
- 73二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 07:32:19
続編がいっぱい出るやつ!
- 74二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 10:37:06
めっちゃ引っ付いてくるし隙あらばふわふわ布団に引きずり込んできそう
- 75二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 21:51:04
アヤベさんの笑顔のために頑張るトレーナーさんいいよね
- 76二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 08:51:05
保守
- 77二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 20:06:10
通い妻を超えた通い妻
- 78二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 07:54:26
いいよね...
- 79二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 08:43:10
かわいい
- 80二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 19:56:33
アヤベさんなら普通にファンショットみたいなのをトレーナーさんにしてそう
- 81二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 07:49:57
トレーナーさんが笑顔になるから色んな写真を2人で撮るんだ...
- 82二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 19:32:09
アヤベさんからのトレーナーさんへの好感度何回かカンストしてるんだ...
- 83二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 19:38:30
え‥‥もしかしてアヤベさんってかわいい?
- 84二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 19:40:03
👺🔪🔪🔪🔪🔪🔪🔪
- 85二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 23:20:41
最終話のサブタイが「アヤベさんは完走したい」になるヤツや。
- 86二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 23:36:06
ふとした考えだったのだ。
レースを一位で入着することができたことへの喜びが強く、きっと近くで見ているはずのあの人に自分はやったのだと早く伝えたかった。
観客席をざっと見てみると…やはり近いところにいた。手を大きく振って喜んでいるのが恥ずかしい……
「……もう、そんなに振らなくてもわかるわよ…」
1人そう呟きつつ小さく手を振る。そうしたら更に彼は手を大きく振る…恥ずかしくて仕方ないのに…自分の口角が上がるのが分かってしまう。
「……あそこまで手を振らなくてもわかるから今後はもう少し小さく振るように。」
「…すまん…アヤベが楽しそうに走りきれたのが嬉しくてつい…今後は控えたほうが良いかな…?」
レース後の帰り道、彼と今回の事について話す。確かにやらないほうが周りの迷惑にもならないし自分も恥ずかしい思いはしない…が…
「……やめろとは言わないわ。ファンの人が振ってくれてるのを見たら嬉しいし、貴方のならば嫌に思うわけないでしょう?」
「……!ありがとう…!………ウィニングライブの時はペンライトの方がいいかな…アヤベも見つけやすいだろうし…」
「……別にそんなことしなくても貴方ならすぐに見つけるわよ…それこそ例え後ろの方にいてもね。」
風が頬を撫で、なんとなく彼の顔が赤く見えていた… - 87二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 23:36:25
「って言うことがこの前あってそれをカレンさんに話したらすごい苦い顔されたんだけど、なんでなのかしら…」
「………あの、……もしかして私惚気ってやつ聞かされてます…!?」
「……?どこが?ただのトレーナーとの思い出話の反応としてはカレンさんの様子が変だったからなにかまずいことをしてないか意見をもらいたかったのだけど…」
「え…えーっと………どうしましょう……」
ナリタトップロードは苦い顔をしながらなんがろ…「すごい恋人みたいですね!!」って言いたい衝動を抑え込んだ… - 88二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 23:36:43
雑に思いついた短いのを置いときますね……
- 89二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 11:14:39
あっ...浄化される...
- 90二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 22:31:19
ありがとう…ありがとう
- 91二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 08:56:29
学園内でトレーナーを見つけた時にもつい手振っちゃってカレンチャンにニヤニヤされて欲しい
- 92二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 20:35:23
アヤベさんと添い寝するトレーナーさんもいい
- 93二次元好きの匿名さん22/04/22(金) 08:20:58
カレンチャンしれっと苦い顔させられてて笑っちゃった
- 948622/04/22(金) 09:28:28
- 95二次元好きの匿名さん22/04/22(金) 09:32:14
このレスは削除されています
- 96二次元好きの匿名さん22/04/22(金) 09:35:26
なんで普段愚弄と汚い言葉しか出てこないマネモブからこんな綺麗な文章が出てくるんスかね…
- 97二次元好きの匿名さん22/04/22(金) 21:13:44
なんでこんないいssが多いんだ...最高...
- 98二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 08:49:53
トレベガのイチャつき適正高くない?
- 99二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 17:55:46
これさぁ…アヤべさんが自覚したらまずいことにならない?
- 100二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 18:02:23
まずいって……ただいつものように天体観測するのがトレーナーと一緒のことが多くなったり「彼が心配性すぎる」「彼保護者みたいな顔しといてトマト食べるときに顔顰めるのよ?まあ、可愛いところではあるけど困ったものだわ。」って周りに愚痴をする頻度があがるだけだが…
- 101二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 23:59:15
(周りが)まずいことになりますねこれは…
- 102二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 10:17:51
周りが砂糖吐くわ
- 103二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 20:29:36
- 104◆TKf87jKyeUw622/04/24(日) 22:50:11
- 105二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 22:54:17
書いたなこいつ!!
- 1063022/04/24(日) 22:54:31
- 107二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 10:07:31
ありがとう!
- 108二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 11:27:52
- 109二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 11:33:00
- 110二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 13:19:24
アッ(死
- 111二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 14:39:03
アッ尊死しちゃうっ
- 112二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 00:26:07
アヤベさんのイチャイチャはとってもいいね
- 113二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 11:48:43
アヤベさんってトレーナーさんが風邪とかになったらどうするんだろ
- 114二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 18:45:30
なんとなくですけどお見舞いに飲料水とゼリー渡して色々見兼ねて世話焼いてくれそうだなって思ってます。マジで辛そうなときは眠るまで一緒にいてほしい。
- 115二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 18:47:37
トレーナーが眠るまで手握っててもらいたい
- 116二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 23:34:50
38℃とかまで上がるとほんと辛いもんね
ワクチン副反応で久しぶりに高熱出して、やっぱ熱出るとすごい辛いなと思ったけど、あれが普通に風邪とかだと誰かいてくれるとほんと気が楽というか安心できるし
アヤベさんはそういうトレーナーのそばにいてくれるのでトレーナーは安心できるというわけですねぇ - 117二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 23:37:58
- 118二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 00:00:18
トレーナーと出会ってやっと情緒1年生くらいなのに、そういうところだけお姉さんを感じて妹のことを思い出して悲しくなっちゃうよこんなの
- 119二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 07:10:47
料理得意じゃないけど
頑張ってお粥かなんか作って
絆創膏の付いた手でトレーナーにあーんする
看病アヤベさんのSSはありますか? - 120二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 07:13:24
アヤべさんの綺麗な手に傷をつけたくないです(過激派)
でもシチュエーションはいいので後で書けたら書きます - 12111922/04/27(水) 07:15:51
- 122二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 17:47:02
アヤベさんがトレーナーさんにメロメロになってるのいいねぇ!
- 123スレ主22/04/27(水) 17:50:42
- 124二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 00:35:35
今夜中にSS上げるつもりでしたが無理そうなんでいったん保守します
- 125二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 11:07:19
素晴らしいアヤトレスレだ
いいモノをありがとう……感謝の言葉しかない - 126二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 21:23:45
アヤベさんはトレーナーに色んなものを返そうとするという風潮
- 127二次元好きの匿名さん22/04/29(金) 07:42:13
アヤベさんもアヤトレもどっちも不器用そうなのが良いよね
- 128二次元好きの匿名さん22/04/29(金) 19:17:12
このふたりは幸せになって欲しいわ...
- 129カゼヒイタベガwwwwww22/04/29(金) 23:51:58
33のSSの後ですが続きではないです。
いつも通りの時間に目覚めた朝。しかし、今日はどうも様子がおかしい。
パジャマは汗でびっしょりだし、頭が重くぼーっとして上手く働かない。咳も出る。風邪を引いてしまったと即座に分かった。
一応、一縷の望みをかけて体温を測ってみたが、体温計に表示されたのは無慈悲な38度の表示。
季節の変わり目だというのに少し油断していたか。自分の体調管理すらできないようではトレーナーとして情けない。
「とりあえず、アヤベに連絡だけ入れるか……」
近いうちにレースもないし、大事な時期じゃないのが不幸中の幸いか。LANEを起動して、働かない頭でアヤベ───アドマイヤベガへのメッセージを打ち込む。
「突然で申し訳ないんだけど風邪を引いてしまった。今日のトレーニングは休みにするから、身体を休めるなり自主トレするなりアヤベの裁量でやってほしい。本当に申し訳ない」
これでよし。送信するとすぐに既読がついた……が、待てど暮らせど返信が来ない。いつもなら短いながらもちゃんとくれるのに。怒らせてしまったのかもしれない。治ったら謝ろう。
とりあえず今は自分の心配だ。とりあえず薬を飲んで冷えピタを貼って寝ることにする。
最近は開けることもなかった部屋の救急箱を開けて───
「ウソでしょ……」
───愕然とした。
箱の中にはアヤベ用のテーピングやハンドクリーム、ナンデモナオール(人には効かない)なんかが入っているだけで、冷えピタどころか風邪薬ひとつなかった。
彼女に以前言われた「仕事と人の心配ばかりで自分のこととなると本当にだらしない人」という言葉が、心に深く突き刺さる。
買い物に行こうにも立つのすら億劫な今の体調では厳しい。同僚に頼もうにも皆仕事中だから邪魔をするわけにはいかない。無理に出歩いて倒れようものなら本末転倒だから、少し熱が落ち着くまでは安静にしているしかないだろう。
そもそも大昔の人類はそんなものに頼らなくてもサバイバル生活の中で風邪を治したんだ。雨風をしのげる部屋とふわふわの布団があるだけ俺は恵まれているじゃないか……
そう自分に言い聞かせて、布団に入って目を閉じた。
- 130二次元好きの匿名さん22/04/29(金) 23:56:06
───寝れない。
15分ほど経って、観念して目を開けた。こんなに暑苦しくて寝られるわけがない。
重い体に鞭打って台所へ行き、濡らしたタオルを額に乗せてみたが、すぐにぬるくなって効果のほどは感じられない。
やはり現代人には科学の助けが必要なのだと思い知った。時既に遅しかもしれないが。
このまま燃え尽きてしまうのかと思った矢先、玄関の鍵が開く音がした。
いったい何者か───といっても、心当たりのある相手などひとりしかいない。すぐに早足の足音とともにその人物が姿を現した。
「おはようございます」
「アヤベ……どうしてここに?」
見慣れた鹿毛の髪に不愛想な表情。質問には答えず、アヤベはこちらの傍に寄って座り込むと、手に持っていたビニール袋をこちらに差し出してきた。
「風邪引いたんでしょう?これ、スポーツドリンクとゼリー。あとどうせ切らしてると思ったから、薬と冷えピタだけ買ってきた」
「え……」
アヤベさん、いやアヤベ様。それでも足りない、アヤベ神とでも呼ぶべきだろうか───
目の前の憮然とした少女が、この時は女神のように見えた。
「ありがとう……!買い物すら行けなかったから本当に助かるよ。ああそうだ、お金……」
「今はいいわ。とりあえず今日はもうゆっくり休んでて」
すぐさま薬をスポーツドリンクで飲み下し、額に冷えピタを貼る。さっきまでの不快感が嘘のように気分が楽になった。
「すごく効いてるよ」
「まだ飲んだばかりでしょう。効いてるわけないじゃない。……しばらくしたら熱も引くと思うから、あとは栄養摂ってしっかり休んで。最近、根を詰めすぎてた気がするから嫌な予感はしていたの」
「面目ない……どうもアヤベのこととなると他を蔑ろにしてしまうみたいだ」
「それは悪癖ね。改善した方がいいものだわ」
きっぱりとにべもなく言われた。 - 131二次元好きの匿名さん22/04/29(金) 23:58:24
それから、改めて今日の予定のことや重ね重ねの謝罪、それが終わると取り留めのない話をした。
この間一緒に見に行った星の話だとか、トップロードがおでこを虫に刺されて大騒ぎになった話だとか、以前であれば無駄なことと切り捨てられていたような話題がぽんぽんと浮かんでいく。
いつまでも続けていたいほど心地よい時間だったが、それにも終わりは来る。
ふと時計に目を向けたアヤベが立ち上がった。
「ああ、もうこんな時間……トレーニングに行かないと。それじゃ、私はもう失礼するわね」
「ゲホッ……ああ、アヤベも気を付けて」
楽になったとはいえ、咳は出る。マスクはしているからうつすことはないと思うが……アヤベにはそろそろ帰ってもらった方がいいだろう。
名残惜しくて見送りに行きたい気分だったが、布団の中から手を振るだけにする。
姿が見えなくなる寸前、アヤベがこちらを振り向いたのがなんだか気になった。
咳をしてもひとり。確か、そんな詩があったな。
再びひとりになった部屋の中には、時計の針と自分の咳の音だけが響いている。
「……寂しいなあ」
あれから2時間くらい経っただろうか。
アヤベが来るまでは苦しさやらなんやらで気にする余裕がなかったが、彼女がここに来て、そして帰った後だと一気に寂しさを感じる。
今頃自主トレーニングに励んでいる頃だろうか。もしかすると、オペラオーたちに絡まれて併走でもしているかもしれない。
フォームは乱れていないだろうか。また抱え込んでいるものを隠していたりしないだろうか。今もオーバーワークになりがちなところは治っていないから、友人たちが気配りをしてくれているといいが。自分が見られないトレーニングというのは気になって仕方がない。
───そして何より、顔が見たかった。
最後に会ってからたった2時間だというのに、頭の中はアヤベのことでいっぱいだ。
さっきまでのように、傍で他愛もない話をしていてもらいたい。あの困ったような顔に癒されたい。 - 132二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 10:26:12
いいものを見ている。
- 133二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 10:35:44
内容はとても素晴らしいんだけど
ついにスレタイだけじゃなくてコテハンまでww - 134二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 22:03:00
いい...
- 135二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 09:57:29
すげぇ好き
- 136二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 21:09:33
もしかしてスレタイ詐欺の人?
- 137二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 08:32:15
ほす
- 138二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 20:16:31
アヤベさんいいよね...
- 139二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 05:30:23
やっぱSS書きが居るとスレは盛り上がるんだな…
- 140二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 16:45:11
トレーナーが風邪引いたあと外泊届けで1日一緒にいるアヤベさんはアリ?
- 141二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 16:51:13
- 142二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 00:00:29
めっちゃいい...
- 143二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 11:28:53
素敵やなここ
- 144二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 22:52:55
アヤベさんが遊園地はトレーナーさんとなら一緒に行くとかありそう
- 145二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 23:04:05
- 146二次元好きの匿名さん22/05/05(木) 10:59:33
アヤベさんにアイス奢るトレーナーさん!
- 147二次元好きの匿名さん22/05/05(木) 20:57:33
- 148二次元好きの匿名さん22/05/06(金) 08:48:00
アヤベさんが可愛すぎる
- 149二次元好きの匿名さん22/05/06(金) 12:13:04
- 150二次元好きの匿名さん22/05/06(金) 23:47:24
アヤベさんが元気ない時は決まってトレーナーさんと1日会えない時だと刺さる
- 151二次元好きの匿名さん22/05/07(土) 11:24:07
ああ...好き...
- 152二次元好きの匿名さん22/05/07(土) 11:25:37
- 153二次元好きの匿名さん22/05/07(土) 21:37:26
ここのアヤベさん可愛すぎる
- 154二次元好きの匿名さん22/05/08(日) 08:18:03
手を振るアヤベさんに全力で応えるの好き
- 155二次元好きの匿名さん22/05/08(日) 18:51:49
ほーしゅ
- 156二次元好きの匿名さん22/05/08(日) 23:06:36
アヤベさん意外と甘えてたりしない?
- 157二次元好きの匿名さん22/05/08(日) 23:35:26
- 158二次元好きの匿名さん22/05/09(月) 10:38:41
アヤベさん無自覚すぎるわ
- 159二次元好きの匿名さん22/05/09(月) 21:49:34
- 160二次元好きの匿名さん22/05/09(月) 22:00:38
いる(鋼の意思)
- 161こうか22/05/09(月) 22:31:06
学園を歩いているとアドマイヤベガ、通称アヤベを見かけた。のだが―――
(なんか元気がない……?)
アヤベはカレンが同室でお世話になっているウマ娘で、その縁で担当トレーナーである俺とも面識がある。
そのアヤベが不調ともなれば気になるので、声をかけてみた。
「あなたは……カレトレさん」
「どうも。カレンがいつもお世話になってます」
「……別に、お世話というほどのことはしてないわ」
そんな感じでしばらく世間話をしてみたが、やはりどことなく元気がない……気がする。いつも無表情なので分かりにくいが。
アヤトレが見たら分かるだろうか、と考えて、あいつはここ数日出張に出ていることを思い出した。
- 162二次元好きの匿名さん22/05/09(月) 22:31:53
トレーナー寝れなくなってそう
- 163二次元好きの匿名さん22/05/09(月) 22:33:18
>>161続き
仕方ないので直接聞いてしまおう。
「なんだか、元気がなさそうだけど」
「……今朝トップロードさんにも言われたけど、そんなことはないと思うわ。体調はいたって普通よ」
いや、そういう肉体的なことでなく、精神的に……と思ったつかの間。
「あれ、アヤベさんと……カレトレ?どうしたの?」
「アヤトレ……お前出張は?今日までだっけ?」
「ああ、ちょっと早められそうだったから巻きで終わらせてきた。そうだアヤベ、昨夜は電話出来なくてごめんね。大丈夫だった?」
「そうだアヤトレ、ちょっとアヤベさんの様子を」
見てくれ、と言いかけてアヤベさんの方を見ると。
「ぺかーーー」とでも擬音が付きそうな喜色を、いつもの無表情に貼りつけたアヤベさんがそこにいた。
…………おっとー?
- 164二次元好きの匿名さん22/05/09(月) 22:34:52
- 165二次元好きの匿名さん22/05/09(月) 22:35:17
>>164続き
「……ちょっと相談なんだが」
「ん?」
「実は、今回みたいなことはたまにあるんだ。僕が見てもよく分からないんだけど、他の人に心配される……って。そういう時に限って僕も会えてなくて、対応が遅れちゃったりしてさ……」
因果が逆なんだよなぁ……。
本人はいかにも深刻そうだが、真相に気付いてしまったこっちとしてはすこぶるどうでもいい。
「……こまめに電話とかしてればいいんじゃないか。さっきの話からすると、お前もそうしてるんだろ?」
「まあね。でも昨日みたいに電話とかも出来ない時があって、そういう時に今回みたいなことが……」
こんだけヒントが揃っててなんで分からないんだコイツ……
結局、「お互い何か気付いたら連絡を取り合おう」ということになって別れた。
カレンがアヤベの話を聞いてる時もこんな気持ちだったのかな……
- 166二次元好きの匿名さん22/05/09(月) 22:36:05
思い付くまま書きなぐってみたらめちゃくちゃ長くなってしまった……
- 167二次元好きの匿名さん22/05/09(月) 23:44:35
そんな考えが浮かぶとは、久々の風邪でだいぶ心が弱っているのかもしれない。
とはいえ、まさか心細いから一緒にいたいなどと子供じみた我儘を言えるはずもなかった。
自分は大人で、アヤベはまだ子供。今日世話になっただけでもだいぶ情けないというのに、更なる恥の上塗りはできない。
わざわざ俺のために買い物をして、様子を見に来てくれただけで十分すぎるほど嬉しかったじゃないか。治ったらまたいつも通りの日常に戻れるのだし。
そう自分を納得させ、置き土産のゼリーに手を付けようとしたところで、再びドアの開く音がした。
───まさか、どうして。俺は目を丸くする。
「……どうしたんだ、忘れ物?」
「冷蔵庫の中ってどうなってる?」
ジャージ姿で部屋に入ってきたアヤベは、やはり俺の質問には答えず───逆に問い掛けてきた。
「え?」
「先週来たときはほとんど何もなかったからスーパーで買い溜めしたわよね。それから買い物ってした?」
「いや……忙しくてコンビニで出来合いのものしか」
「そう。また買い物に行くのは面倒だから在り合わせで済ませたいの。ちょっと確認させてもらうわね」
そう言うと、彼女は台所へと消えていった。すぐに扉を開閉する音が聞こえる。
「ああ、卵はある……おかゆくらいは作れそうね」
そして、角から顔を覗かせて。
「今から何か作るけど、食べられそう?」
「ああ、大丈夫だけど……なんで戻ってきてくれたんだ?」
「寝込んでるあなたの顔見たら、なんだかトレーニングにも集中できそうになくて戻ってきたの。まったく、本当に困った人ね……」
「そっか」
- 168二次元好きの匿名さん22/05/09(月) 23:45:57
本当ならトレーナーとして叱るなりするべきなんだろうが……そんな気にはなれなかった。
好意を無碍にはできなかったし、何より嬉しかったから。
アヤベが台所に戻って行って、いつになくワクワクしながら待っていると、やがていい匂いが漂ってきた。……それと、少し焦げたような匂いも。
しばらくして、湯気の立つどんぶりを持ったアヤベが苦い顔でやってきた。
「その……久々だったから少し焦がしてしまって。食べられないことはないと思うんだけど……ごめんなさい、やっぱり作り直してくるわ」
「あ、ちょっと待ってくれ」
そう言って引き返そうとした彼女を呼び止める。
「……なに?」
「お腹空いちゃって待てそうにないんだ。アヤベさえよかったらそれが食べたいんだけど」
やっぱりか、とでも言いたげな視線。拒むような意志をひしひしと感じる。
だが、おいそれと退くわけにもいかない。この一杯は世界でひとつ限りなのだから。
数秒に渡る視線の攻防の末、折れたのはアヤベの方だった。
「……まあ、勿体ないしね。そこまで言うなら食べたらいいんじゃない?」
「いただきます」
突き出された丼に手を合わせて食べ始める。
出汁の利いた卵粥は、最近ろくなものを食べていなかった胃に優しく染みた。
「……どう?」
「美味しいよ。優しい味がする」
時折焦げた部分があるが、それすらも丁度いいアクセントになっているような気がする。
気が付いたら、あっという間に全て平らげてしまっていた。 - 169二次元好きの匿名さん22/05/09(月) 23:47:56
そう言って事も無げにアヤベは食器を下げに行った。だが、その尻尾は僅かに揺れている。
なんだかこっちまで嬉しくなってしまいそうだった。
薬を飲んで、冷えピタを新しいものに変えて寝る用意を整える。が、やはりどうしても寝苦しさは感じてしまう。
どうしたものかと思っていると、布団から出ていた左手に冷たい感触が触れた。
「……アヤベ?」
「眠れないときはこうすると落ち着くって聞いたの。……効果、ある?」
そっぽを向きながらも、躊躇いがちに優しく手を握られている。
───本当にこの子は優しい子なんだ。いつもとは逆の立場になって、改めて実感する。
「ああ、すごく落ち着くよ……眠くなってきた」
「あなたが寝たら帰るわ。だからそれまではいてあげる」 - 170二次元好きの匿名さん22/05/09(月) 23:49:46
目を閉じると、ひんやりとしたアヤベの手が心地よく感じた。手が冷たい人は心が温かい、なんて昔の人はよく考えたと思う。
曖昧になり始めた意識の中で、自然と口から言葉が出てくる。
「最近どうだ、調子はさ」
「まずまずだと思うわ。最近はコンディションの保ち方も分かってきたしね」
「そうか……本当にごめんな。トレーニングも見れない上にこんな看病までさせて」
「私が好きでやってるだけだから気にしないで。いつも頼ってる分、たまには返さないと居心地が悪いし……それに」
ふぅ、と息をつく音。
「……一応、私たちはもう恋人なんだから。何かしてあげたいと思うでしょ」
「……!!!」
微睡みかけた意識が現実に引き戻されて、引いていた熱が一気に上がったような気がした。
目を開けると、アヤベは相変わらずそっぽを向いていて。
「変なことを言ったわ……ほら、早く寝なさい」
言葉とともに目が塞がれる。
答える代わりに、布団の中の手をぎゅっと握り返した。
───翌朝。すっかり元気になった身体とともにトレーナー室に向かうと、心なしか顔の赤い彼女が待っていた。 - 171二次元好きの匿名さん22/05/09(月) 23:51:55
エタリオウはまずいと思ったので何とか完結。
リアルで風邪引いたので中10日空きました。アヤベさんは来なかった - 172二次元好きの匿名さん22/05/10(火) 10:14:03
良き……
- 173二次元好きの匿名さん22/05/10(火) 15:48:35
ありがとう…
- 174二次元好きの匿名さん22/05/10(火) 20:39:08
デレるようになったアヤべさんからしか得られない栄養素がある
- 175酔いどれアヤベさんが見たい22/05/10(火) 21:52:19
保守するだけで
トレアヤの良作SSが出てくる
神スレはこちらですか? - 176二次元好きの匿名さん22/05/11(水) 08:21:38
概念投げたら良ssが!?
- 177二次元好きの匿名さん22/05/11(水) 19:51:58
アヤベさんって自己肯定感薄目だからトレーナーに褒められるだけでめっちゃ照れるのいいよね...というかそれが当たり前になって日常を楽しんでると尚良
- 178二次元好きの匿名さん22/05/11(水) 19:56:08
なにっ!しゃあっ!💪🏻✨
- 179二次元好きの匿名さん22/05/11(水) 19:59:32
ありがとう・・・ほんとにありがとう・・・
- 180二次元好きの匿名さん22/05/12(木) 07:42:10
ここいいアヤベssがあって好き...
- 181二次元好きの匿名さん22/05/12(木) 19:18:08
アヤベさんはカレンチャンがお兄ちゃんと電話してる時必ずトレーナーさんに連絡とってるよね?
- 182二次元好きの匿名さん22/05/13(金) 01:50:10
アヤベさんは情緒1年生だからアヤトレが他の子と一緒にいたりした時に嫉妬するけど自分でその感情が嫉妬だと気づけずにモヤモヤしそう
それ嫉妬だよってカレンやNTRやオペに指摘されて真っ赤になって欲しい - 183二次元好きの匿名さん22/05/13(金) 02:33:32
失敗した。そう思ったのはどのくらい経ってからだったか。だがそう考えてしまうのは仕方ないことだ。
「もう…考え事してる…ちゃんとこっち見なさい。」
「………ごめんアヤベ。」
「悪いと思ってるならもう少しこうされてなさーい。」
いつもと違ってこんな語尾伸ばしまでしながら顔を赤くするアヤベを見たらきっと誰だってそう思うのだから。
こうなった理由は確か…そう、まずテイエムオペラオーとそのトレーナーがいつものようなテンションでなぜかチョコを大量に持ってきたのだ。聞いたところチョコを食べたい気分になり色々とアクセルがん踏みになったオペラオーとなんか久しぶりにお菓子を買うという状況も相まって悪いテンションになった彼女のトレーナーがチョコを買いまくった……のだがそれを食べ切れるのも保管するのもちょっと限度がありこちらに幾らか分けに来たのだ。
アヤベはオペラオーに対し眉を顰めながら『もう少し考えて行動しなさい。お金も食材ももったいないでしょう。』と彼女たちに説教し俺もその間に適当に美味しそうなのを見繕ったのだが。
ここで誤算が3つあった。1つ、俺が適当に手にしたチョコの中にはブランデーチョコも混ざっていたこと(運の悪いことなのかわからないがかなり多く)2つ、アヤベがこれを気に入り彼女にしては珍しくこれを多く食べた。 - 184二次元好きの匿名さん22/05/13(金) 02:34:01
「トレーナー…?」
「あー………なんでもないよ。」
3つ。彼女がめちゃくちゃ酒に弱く、酔ったら甘えたになることである。しかもかなりの構ってちゃんだ。
酔った彼女はいつもよりも少し柔らかめな表情で自分に膝枕を要求し寝転がっている。
「……寝たいならクッションあるぞ?」
「トレーナーは私の枕になるのはいや?」
「……嫌ではないが…ふわふわだぞ?」
「…………………」
彼女がどいた。目で催促してくるあたり効果はあったようだ。やや痺れた足に活を入れてロッカーから柔らかめのクッションを出す。彼女が気にいるかもと思い用意していたものだ。
「はい、アヤベ。」
「ありがとう。それじゃあ座って。」
「ん?あぁ。」
「よいしょ。」
「アヤベ???」
再び自分の膝に乗り今度はクッションを抱いて寝転ぶアヤベ。正直めちゃくちゃ可愛い。
「……あの、アヤベさん?俺の膝に拘らなくても…」
「?」
「なんでそんな不思議そうな顔するんだよ…」
「ここ以外にいい場所なんてないでしょう?」
「いや…別にソファなら譲るし俺の膝を使わなくても…」
「何を言ってるの?」
じとってした目で俺の顔に手を伸ばす彼女の顔は朱に染まっていて…その眼に吸い寄せられる。 - 185二次元好きの匿名さん22/05/13(金) 02:34:27
「あなたの顔がすっごい近くで見れて。あなたの体温を感じられるここ以外にいい場所なんてある?」
「…………………」
ずるくないか?その真っ赤な顔でそんなことを言われたらそんな気がないと解っていても動悸が止まらない。教え子相手に何というざまだ…
「……アヤベ、あのだな。」
「………………」
「………アヤベ?」
「………んん………すぅ………すぅ………」
「……ね、寝てる…?」
酔い潰れたのか単純に疲れたからなのか気持ちよさそうに眠っている。動いたら起こしてしまうだろうか…
「……………しばらくこの状態で耐えなきゃならないのか…………」
根性トレーニングのメニューをいくつも思いつきながら膝の上の彼女の体温とたまに彼女の身動ぎを耐える。「んっ…」みたいな声も聞こえない。聞こえない。
「……んん………あれ…トレーナー…?私眠っちゃってたのね……なんで私あなたの膝の上で寝て、あなたは凄い疲れた顔をしているの?」
「………その……チョコの食べ過ぎで?」
「何をいっているの…?」
記憶がさっぱり消えている彼女に呆れられた目をされるがそんなことはお構いなしに自分を褒め称える。そして彼女が成人するときはお酒は控えて信頼できる友人や家族とだけ飲むように伝えることを固く誓った。 - 186二次元好きの匿名さん22/05/13(金) 02:35:08
- 187二次元好きの匿名さん22/05/13(金) 13:23:12
お前の命は輝いている
- 188二次元好きの匿名さん22/05/13(金) 13:27:00
アヤベさんのデレがいい...
- 189二次元好きの匿名さん22/05/14(土) 11:40:28
アヤベさんが尊い
- 19017522/05/14(土) 11:44:46
- 191二次元好きの匿名さん22/05/14(土) 19:55:34
アヤベさんマジで好きだわ...
- 192二次元好きの匿名さん22/05/14(土) 23:19:50
完走しそうだね
- 193二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 10:25:40
無自覚アヤベさんいいよね…
- 194二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 21:47:42
こんなに良いスレが...アヤベさんマジで最高だ
- 195二次元好きの匿名さん22/05/16(月) 07:41:25
まさか完走するとは
- 196二次元好きの匿名さん22/05/16(月) 19:21:00
アヤベさんはトレーナーさんがいることでいつも笑顔でいられるんだ...
- 197二次元好きの匿名さん22/05/16(月) 19:30:32
というかアヤベさんスレよく完走しますねほんと・・・
- 198二次元好きの匿名さん22/05/16(月) 19:31:51
みんな語りたがってるからな……トレーナー含めて本当にいいキャラだよ
- 199二次元好きの匿名さん22/05/16(月) 21:01:23
アヤベさんはみんな好きだからなんぼでも幸せになって欲しいんだ…
- 200二次元好きの匿名さん22/05/16(月) 21:01:51
200で破局