君が私の些細な体型の変化も見逃さないようにするためだ

  • 1二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 09:26:04

    今から服を脱ぐから身体を見てくれないか…?

  • 2二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 09:34:25

    無理です

  • 3二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 09:42:53

    ドゥラがこういうこと言うか言わないでいったら普通に言いそうだから困る

  • 4二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 11:22:49

     え、と口に出て固まってしまった。
     何かを言おうとするが呆気に取られてしまって、喉につっかえて言葉が出なかった。
     それを了承と受け取ったのかドゥラは制服を脱いで、あっという間に下着姿になってしまった。

    「……どうだろうか。ずっとそばに居たのは君だ、だからこそ遠慮なく言って欲しい」
    「……」

     服という人類が齎した布を取り払ったドゥラの身体。思わず見てしまっていた。出るところは出ていながら引き締まっているアスリートらしい体付き。
     比較的肉感的な身体は異性ならば目を奪われてしまうだろう。現に自分がそうなのだから。
     生唾を思わず飲み込んでしまう、担当バの体躯。
     

    「……綺麗だ」
    「え」
    「あ……」

     思考が止まってしまっていたが故に、抱いた感想を口にしてしまった。
     そうした後に気づいた。堂々としているように見えて……肌が仄かに赤らんでいることに。
     ポッと顔を一際強く赤らめた彼女は、消え入りそうな小さな声で目線を外しながら問いかけてきた。

    「……き、君にとっては魅力的なのか? 私の身体は」

     そう、トレーナー人生が地盤から揺らぐような事を尋ねられてしまう。
     どうしよう。

  • 5二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 11:32:50

    ドゥラとブルボンの情緒幼女コンビを一緒にしたらトレーナーどうなるんだとふと思ってしまった

  • 6二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 11:41:41

    つづけろ!
    と言っているのだ!

  • 7二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 12:15:21

    女帝が駆け付けてきた

  • 8二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 12:16:46

    まて!今脱いだら誤解されるだろ!

    (無言で服を脱ぎ始めるドゥラ)

    わーっ!だから脱ぐなって!

  • 9二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 12:31:11

    私の体に手抜かりはないという自負とアスリート一本で過ごしてきたからこその独特の常識の未成熟さが合わさって恥じらいもなく脱ぐのが想像に難くないのがなんとも……

  • 10二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 12:35:40

    「……魅力的だよ」
    「……そうか」
    「だから服を着て。どこもおかしいところもない」

     努めて平静に言ったつもりだった。それでも上擦ってしまってかっこのつかないまま彼女から目線を外す。彼女を導き道行を見守る者としてはあまり好ましくない発言であるのは分かっていた。女として魅力的? どの立場から言ってるのか。けれど彼女は嬉しそうに、言葉短めに返答をして足音がゆっくりと近づいてくる。

    「こっちを向いてくれないのか」
    「……ダメだよドゥラ。女の子なんだから。そう肌を晒しちゃダメだ」
    「君になら幾らでも見ていい、ううん……私が見てもらいたいんだ」

     目線の行き場が狭まって。ドゥラの綺麗な御御足が視界に映る。困りに困って彼女に背を向けた。強く言うべきなのだろう。一人の男として、一人の大人として。とは言っても、中等部の彼女にそう言えるものか。二人三脚で頑張ってきた関係性だからこそ、彼女の傷つくような言葉を吐けるものか。そう言い訳しながら大人としての責任を逃れようと彼女と対面することは避けた。

    「……」
    「っ、ドゥラ!?」

     そのまま諦めてくれるかと思っていた。しかし自分が思っている以上に事は重大化しているようで。
     下着姿の彼女が背後から抱きついてきた。
     柔らかな双丘が背中越しに伝わってくる。
     ぐらり、と視界が揺れてしまうよう。

    「…………」

     何も話さない。言葉にしない。聞こえるのは息遣いだけで。どくん、どくんと彼女の心音が聞こえてくるようで。室内の静寂がより身動ぎする音さえ引き立てる。どうすべきか、どうすればいいか悩んだ後にぽつりと呟いた。緊張故なのか、やんわりと回された腕が震えているのを感じ取って。

    「……私だって君を魅力的だと思ってる。君とっては私は担当ウマ娘でしかないだろうが。一人の男性として……君を強く慕ってる……んだ」
    「……ドゥラ」

     俺は、俺はどうすればいい?助けてくれ。

    みたいなのを誰か書いてくれ

  • 11二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 12:38:30

    >>10

    セルフサービス定期


    というかお前さんが続けてくれ、マジで

  • 12二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 12:41:50

    >>10

    これはお前が始めた物語だろ

  • 13二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 12:51:46

    >>10

    卿の文才は目を見張るものがあるぞ。

  • 14二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 13:38:22

    >>10

    早く続きを書くべ

  • 15二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 13:41:52

    >>10

    なんですかわっふるわっふるって言えばいいんですか?わっふるわっふる!!!

  • 16二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 13:44:21

    「……」
    「……」

     痛いほどの沈黙。彼女の不安そうな声色が、正直な彼女の感情を表しているようで。大人という建前や言い訳といった本音を隠すものに覆われて。彼女にとっては漸く見れた自分の本心なのかもしれない。
     それに縋り付いている姿が心苦しかった。

    「俺は……」
    「っ……」

     ぴくり、と身体全体が跳ねた。
     腕を優しく手に寄り添わせると、力無くそのまま解けた。背後に佇む彼女と向かい合って。その顔を見た。自分に対する感情の吐露。不安に汚れてしまっている表情を拭ってあげたいと切に思うのはきっと三年間彼女の側にいたトレーナーという自分のワガママなのだろう。だから──言い繕うのはやめにした。

    「……ドゥラにだけは本音で言うよ。初めて担当を持ったのがドゥラメンテというウマ娘で良かったと思う。あんな強い走りをしているのにどこか不器用で、ふとした時の君の可愛さに触れて。三年間君の隣いて想ったんだ。ドゥラを一人の女性として、好きなんだって」
    「……」

     少し見上げる彼女の瞳が感情の昂りでほんのりと濡れていて。彼女には、せめて。せめて。誠実でありたい。腕を伸ばすとそのまますっぽりと身体が収まった。胸元に埋まった彼女の後頭部を優しく撫でながら言うんだ。

    「けど、君はまだまだ大人になる途中だ。ウマ娘として強くても、社会で見ればまだまだ子供なんだ。今から酷い事を言うね。その過程で俺よりいい人が現れて、君がその人と付き合うことになるかもしれない。その恋愛感情が一過性のものかもしれない。だから──ドゥラが成人を迎えて。その時になっても俺を想ってくれてるなら付き合い、いや……結婚しよう」
    「っ……!」

     ばっと見上げた彼女の顔は今まで見た事のないぐらいぐしゃぐしゃで。俺は残酷なことを言ってる。
     トレーナーとして出来るのはここまで。
     震える唇をそっと重ねてウマ娘らしい……しっかりとしているのに華奢な身体を離さぬよう掻き抱く。
     きっと、生涯──忘れることができない、涙の味がするキスだった。
     最後に、言わないと。

    「これが今できる俺の精一杯」


    トレーナーくんは大人だからドゥラの男性観を滅茶苦茶にしながらごめんね、大人になってからねって言いそうなんだよね

  • 17二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 13:46:56

    >>16

    続きをありがとう

  • 18二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 13:50:38

    >>16 わっふるわっふる

  • 19二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 14:08:53

    >>16

    続きオナシャス

  • 20二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 14:25:30

    これ以上書くとぬっぷぬっぷしてドゥラにタイホやリバティエレーデドゥレッツァ産んでもらうしかないんですが……

  • 21二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 14:26:49

    >>19

    ここで終わる儚さってものもあるんじゃないか?

    >>18

    なんだよわっふるって

    >>15

    わっふる!!わっふる!!

  • 22二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 14:36:20

    >>20

    かまわん、行け

  • 23二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 16:09:43

    >>22

    もう知らないからね!

  • 24二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 16:11:02

    「っぐ……ぅ……ぅ゛……!」

     胸に締め付けられる苦しさ。
     彼が好きでいてくれているのに、恋人にはなれない、なってはいけないという現実はただ、ただ苦しいものだった。
     分かる、分かっているつもりだ。
     トレーナーとしての責務、未だに付き合うには足りない私の人生経験と年齢。そして不純異性交遊。
     痛いほど理解しているからこそ、ただ苦しい。
     この大きな腕の中で収まっている私の身体は震えがとまらなかった。
     彼のそばがいい。君の隣がいい。
     トレーナー以外の人を好きになるわけない。トレーナーがいい。私にはトレーナーしかいない。私は彼にしか靡かない。だって彼は私のトレーナーだから。
     そう否定したいのに。貴方しかいないと声に出したいのに。ただ抱擁された中で蹲るしかない。涙で彼を濡らすしかない。
     ──自分ながら本当に子供じみていると思う。感情が昂って涙が溢れて。泣きじゃくって彼を困らせて。どうしようもないウマ娘だった。
     ひとしきりしてから彼がくれたファーストキスは少し涙の味がした。そうして……抱きついて。
     彼の匂いに包まれながら、暫くそうしていた。
     落ち着くまで彼は優しく私の頭を撫でてくれていて。ずっとこのままでいられたらどれだけ幸せだろうか。
     けれど、終わりとはいつかくるものだ。分かっている。
     だから。


    「……ワガママを一つ、言っても……いいか?」
    「……」

     ゆっくりと顔を上げた。彼は何を言うわけでもなく。じっと優しい瞳の中で、私を捉えている。見据えている。涙で濡れた私を映し込んで。私だけを見てくれている。

  • 25二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 16:12:07

     ああ、欲しい。彼が。どうしても欲しい。
     私の隣にいて、私と共に在って欲しい。
     いつか手に入ると分かっていても尚、やはり手を伸ばして欲するのは子供だから? ……どうだろうか。
     仏陀はこの世の苦しみは執着によるものと説いたそう。固執するから苦しいと。愛おしいから苦しいと。家族愛さえも捨てろ、と。
     でも私は捨てたくない。彼が欲しくて欲しくてたまらなかった。仄暗い愛情だとしても。重たい恋慕だとしても。
     それでもきっと、彼はきっと──苦しむ私を見てくれている。支えてくれる。
     

    「私が君を好きでいる証拠、君が私を愛していると言う証拠が……欲しい」
    「それは──」
    「欲しいんだ……ダメだと分かっててもやっぱり……」

     きっと、私は彼を迷わせている。困惑させている。答えに窮する彼を見て、私は後ろ手に回して人差し指と親指を使ってホックを外した。
     そのままストラップが肩、腕から外れて……露わにさせた。彼の前で弾ませて。肉丘を曝け出してから──彼は目を逸らさずに見てくれている。

    「……ドゥラ」
    「……ダメなら拒んでくれ。そう言ってくれた方が諦めもつく……中途半端に、君を想って待ち続けるのが怖くてたまらないんだ。私ではない誰かが、君の隣に……わ……わ、私は……」
    「……」

     そのまま手を引かれて……優しく抱き留められながら押し倒されたと気づいたのを最後に、私は大人になった──

     情熱的でただ、絡みつくような。
     初めてだった。けれども本能のままに求めた。熱と熱が溶け合って一つになってしまうと錯覚するほどの交わり。
     動く彼の太腿に尻尾を擦り付けて。汗ばむ肌が心地良かった。
     投げ出された指を絡め取られて恋人繋ぎで……その状態のまま口付けも何回もされた。接吻で。首にも、鎖骨にも。
     ……誠実で、不器用な私を支えて、背中を押してくれている彼が。彼の劣情が嬉しかった。彼の独占欲が嬉しかった。
     トレーナーが認めてくれたようで。彼に求められて、私は求めた。分からない。前後不覚で、彼が私の名を呼ぶたびに壊れてしまいそうになって。私は──わたし、は──

  • 26二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 16:15:52

    トレーナーくんが数年待たせるドゥラに忍びないとワガママ聞いたお陰でドゥラは将来トレーナーくんのお嫁さんになる道が決まりました
    あーあトレーナーくんのせいです

  • 27二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 19:45:43

     夜、トレーナー寮に泊まった。初めての朝帰りだった。外泊届を遅れて提出してヒシアマゾンは少し呆れながら受け取ってくれた。怒られるとは思っていたが、どうであれ事前に知らせるよう言われるに留まった。
     ──あれは現実だったのだろうか。
     汗の匂いや彼の香り。お互い生まれたままの姿になって。生々しい質感が今も残っている。彼に抱かれて、奥の奥まで熱で溶かされて。腰に手を置かれ後ろから。向かい合って手を繋いで狂おしいほどに蕩け合って。ああ、やっぱり夢かもしれない。夢のような体験だったから。だって彼は私を見て、目尻を下げながら愛してると囁いてくれて──


    「──ドゥラさん?」
    「あ……あ、あぁ済まない。少しボーッとしていた」

     気づけば食堂にいた。周りにはかつてのライバルで友人、キタサンやサトノ、クラウンにシュヴァルがいて。どうやら昼食の時間のようだった。とは言っても私はいつものように、とはいかず……食べるよりも頭に残ったあの記憶に囚われていた。頭の中が夢現に浸っているようで、どうにも集中出来ない状態で。

    「なんか珍しいですね……? ドゥラさんらしくないというか。夜更けまで何かやってた、とか?」
    「夜更け……」

     キタサンにそう言われて考えを馳せる。
     夜は彼に……そう考えて彼の、縋り付くような視線に射抜かれたのを思い出した。あの瞳の色は、申し訳なさに色帯びながらも私を求める獣だった。情熱的で、艶やかさもあって。私の知らない、彼の一面を垣間見た。私だけしか知らない彼を──

    「そういえば、首……随分と真っ赤だけど蚊に刺されてない? ドゥラメンテさん大丈夫?」
    「っあ……」

     隣いたクラウンが手を伸ばしてきたのを見て思わず首元を押さえながら立ち上がってしまった。椅子がぎぎぎ、と耳障りな摩擦音を立てたのもあってぽかん、とした表情で4人の視線が私へと集まる。

    「えっ?」
    「す、済まない……痒くはない。何でもないんだ……す、少しお手洗いに行ってくる」
    「あっ」



     ──私らしくない。私がこんな様子でどうする。そう思ってふと、駆け込んだトイレの鏡を見た時に首筋に真っ赤な跡がいくつもあった。彼が刻み込んだ私への証。そうして思う。やはり、ああ夢ではなかったと。ゆっくりと跡をなぞって思う。あの時の熱さはまだ冷めやらぬようで。
     ──ああ、どうやら私は彼で狂ってしまったようだ。

  • 28二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 20:57:05

    エアグルーヴさん、反応は如何に?

  • 29二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:09:02

    プロージット!!

  • 30二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:13:51
  • 31二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:14:39

    グル姉だってやってる癖に!

  • 32二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 23:13:25

    これが二冠馬のはやさ!!

  • 33二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 23:41:40

    キタサン(ドゥラメンテさんもついに超えたのですね!これは祭りですワッショイワッショイ!)
    クラウン(ドゥラメンテさんもとうとう…私も負けてられないわ)

スレッドは7/11 09:41頃に落ちます

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