- 1◆qcSQN4N5gc25/07/10(木) 20:49:55
- 2◆qcSQN4N5gc25/07/10(木) 20:51:35
普段は現実の歴史に基づいた世界で安価スレをやっているスレ主です。
今回の舞台は、現実の中世西ヨーロッパに近い“架空の”大陸。
森林や山脈、川、荒野がある痩せた大地です。
名称を、安価に該当するレス下4つからダイス。 - 3二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 20:54:49
ミドガルジア
- 4二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 20:55:02
オムパロス
- 5二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 20:58:03
ティナル
- 6二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 20:59:34
カルティナ
- 7◆qcSQN4N5gc25/07/10(木) 21:00:49
- 8◆qcSQN4N5gc25/07/10(木) 21:02:42
大陸オムパロス
ここは領主制で、 dice1d5=5 (5) +2 人の領主が治めている。
と言っても、今は彼らの腐敗と抗争によって、町や村は荒れ果てているが……
- 9◆qcSQN4N5gc25/07/10(木) 21:04:02
7人の領主が治める7つの領邦の名前を、安価に該当するレス下7つから全採用。
- 10二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:04:40
ノルランディラ
- 11二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:04:52
ガルデナ
- 12二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:07:26
ガラガナバ
- 13二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:07:37
メリケン
- 14二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:07:46
ルクステン
- 15二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:07:51
ノンサーモン
- 16二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:08:19
ロイス
- 17二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:08:21
このレスは削除されています
- 18◆qcSQN4N5gc25/07/10(木) 21:08:49
>>16 で締切です!
- 19◆qcSQN4N5gc25/07/10(木) 21:11:04
次は魔法や超自然の有無について。
これらは dice1d3=3 (3)
1.「異端」として接触が禁じられているが、一部の学者や聖職者が研究している
2. 存在しないが、人々は魔法や予言を信じていて、“魔術師”という役職もある
3. その他安価(下4レスからダイス)
- 20二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:12:43
存在するが使い手は少なく、領地によっては弾圧されてたりもする
- 21二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:13:00
ニンゲン族は使えないが異形の者たちが使うことが出来る技術
ニンゲン族は彼らと契約したり捕らえて無理やりいう事を聞かせたり道具にしたりして活用している - 22二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:13:06
公には存在しないとされているが、一部の人間や生物は超常的な力を行使する事が出来、奇跡と呼び崇める地域もあれば禁忌として処刑する地域もある
- 23二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:13:20
呪術や超能力などあまたの異能とともに存在
- 24◆qcSQN4N5gc25/07/10(木) 21:13:50
- 25◆qcSQN4N5gc25/07/10(木) 21:15:37
オムパロスにおいて、魔法や超自然的存在は存在するものの使い手は少なく、領地によっては弾圧の対象となる。
最後に、通貨の単位を該当するレス下4つからダイス
なお、dice1d3=3 (3)
1.金本位制
2.銀本位制
3.その他安価(通貨の単位とともにお答えください)
- 26二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:17:42
通貨単位:ジック
魔力の結晶であり適性の無い物でも魔法を少しだけ使えるようになる
国があるのは天然のジック鉱脈がある産地である - 27二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:18:50
公的には共通通貨「コル」による金本位制だが、腐敗によって信用が無いため、多くの者(主に商人)は金銀銅による銀本位制を採用している
- 28二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:20:39
単位:エギン
金本位制がベースだが領主間の取引など極めて重要度が高い取引においてはリュークスと呼ばれる蒼白の魔力が含まれる金属を加工して作られた硬貨を使用している - 29二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:21:25
通貨単位:フィル
大陸内で唯一、信用できる大銀行が発行している通貨
特殊な宝石が使われており高い額になる程に宝石としての価値も上がる - 30◆qcSQN4N5gc25/07/10(木) 21:22:00
- 31◆qcSQN4N5gc25/07/10(木) 21:23:39
単位:エギン
金本位制がベースだが、領主間の取引など極めて重要度が高い取引においては、『リュークス』と呼ばれる蒼白の魔力が含まれる金属を加工して作られた硬貨を使用している。
オムパロスの設定はこの辺りにして、いよいよ主人公である旅人について決めていきましょう。
性別は dice1d2=1 (1)
1.男性
2.女性
- 32◆qcSQN4N5gc25/07/10(木) 21:25:04
男性で、年齢は 12+ dice1d40=37 (37) 歳
- 33◆qcSQN4N5gc25/07/10(木) 21:26:01
49歳!
40代で旅人だと、スレ主的にはフーテンの寅さんをイメージしますが……
容姿を、該当するレス下4つからダイス - 34二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:27:53
範馬勇次郎的なゴリマッチョ、覇気がある
- 35二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:28:34
寅次郎を欧州人系の外見にした感じ
- 36二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:30:22
全身に古傷が残る筋骨隆々の古兵と言った外見の赤髪碧眼の男
- 37二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:32:34
ボロボロのグレーのフードを目深に被ったヒゲモジャ
眼光は鋭く顔に無数の傷跡があるイケオジ - 38◆qcSQN4N5gc25/07/10(木) 21:35:26
- 39二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:38:29
このレスは削除されています
- 40◆qcSQN4N5gc25/07/10(木) 21:39:04
全身から覇気を感じる、色黒で筋骨隆々、長身でライオンの鬣のような赤毛の男性
こんな感じかな?
名前を、該当するレス下4つからダイス - 41二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:40:13
レオン
- 42二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:42:28
ジークハルト
- 43二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:43:19
ガルド
- 44二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:44:32
グラッド
- 45◆qcSQN4N5gc25/07/10(木) 21:45:41
- 46◆qcSQN4N5gc25/07/10(木) 21:46:30
名前はレオンさん
続いて一人称と二人称を、該当するレス下4つからダイス - 47二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:47:44
一人称:オノレ
二人称:ウヌ - 48二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:48:29
一人称:俺
二人称:殿 - 49二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:51:05
一人称:俺
二人称:お前、貴様 - 50二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:56:52
一人称:我
二人称:其方 - 51◆qcSQN4N5gc25/07/10(木) 21:58:47
- 52◆qcSQN4N5gc25/07/10(木) 22:00:48
一人称:オノレ
二人称:ウヌ
次は性格を、該当するレス下4つからダイス - 53二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 22:03:30
尊大で傲慢、だが威厳に溢れている
- 54二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 22:03:54
質実剛健 百折不撓 質素倹約
- 55二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 22:07:12
豪放磊落
- 56二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 22:08:30
生真面目な仕事人
- 57◆qcSQN4N5gc25/07/10(木) 22:15:45
- 58◆qcSQN4N5gc25/07/10(木) 22:17:32
性格:
中身が充実して飾り気がなく、心身ともに強くたくましい
何度失敗しても信念を曲げない
質素倹約を旨とした生活
そんなレオンの出自は……該当するレス下4つからダイス - 59二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 22:18:52
鍛冶屋の息子だったが口減らしのため売りに出された
その後買主から逃げ出して自由に - 60二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 22:19:39
ある領主に長年仕えていた実力者だったが汚職の冤罪を被せられ追放
以降、あてもなく旅をしている - 61二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 22:20:07
トラ転、
- 62二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 22:27:49
武闘家一族の生まれ
妻には先立たれている
息子に家の後を継がせた後、旅にでることにした - 63◆qcSQN4N5gc25/07/10(木) 22:28:19
- 64◆qcSQN4N5gc25/07/10(木) 22:29:21
レオンはある領主に長年仕えていた実力者だったが、汚職の冤罪を被せられて追放。
以降、あてもなく旅をしている。
とのことです。
仕えていた領邦は dice1d7=7 (7)
1.ノルランディラ
2.ガルデナ
3.ガラガナバ
4.メリケン
5.ルクステン
6.ノンサーモン
7.ロイス
- 65◆qcSQN4N5gc25/07/10(木) 22:32:14
一応ロイスはどんな領邦だったか、領主・文化・台頭勢力・魔法の有無などを、該当するレス下4つからダイス
- 66二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 22:36:27
大陸の中で最北に位置する領土であり、鉱山資源が豊富だが土地はお世辞にも肥沃とは言えず常に飢饉の脅威に晒されている
- 67二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 22:43:35
大陸南東部にあり、人間の他に異種族が多く住む地域
腐敗に対する不満の目を逸らすために領邦政府が異種族に対する差別を煽っており、それに激怒した異種族や一般市民による反対運動によって治安が悪い - 68二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 22:48:42
魔法に関しては古来よりこの地に住まう少数民族が操る呪術として伝わっており目下利用できないかと研究中
- 69二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 22:56:11
大陸東部の島嶼部にある領土で水産や海路による交易で栄える。
文化としては現実でいうところの和風と中華が入り混じる独特の文化を築いている。
最近まではとある有力者によって治安が維持されていたが、その実力者が追放され現在海賊や海の魔物などがはびこる悪所に変わりつつある。
魔法は表向きには使われていないものの秘密裏に研究されているようだ。 - 70◆qcSQN4N5gc25/07/10(木) 22:56:56
- 71二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 22:57:57
うーむ中々ハードな土地だ…
- 72◆qcSQN4N5gc25/07/10(木) 23:02:43
レオンの故郷ロイスは、オムパロスの最北に位置する領邦で、鉱物資源が豊富。
しかし土地はオムパロスの中でも一層痩せていて、常に飢饉の脅威に晒されている。
続いて、レオンの能力ダイスを振りましょう。
戦闘: dice1d100=45 (45) (筋骨隆々補正で最低25)
交渉: dice1d100=45 (45)
知識: dice1d100=9 (9) (元領主の側近補正で最低20)
魔法適性: dice1d100=43 (43)
- 73二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 23:03:22
50越えが一つもない……
- 74二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 23:04:41
平凡!
- 75◆qcSQN4N5gc25/07/10(木) 23:05:29
戦闘:45/100
交渉:45/100
知識:20/100
魔法適性:43/100
その筋肉は飾りか!領主の元で何をやってた!
まあ、理由は物語を進めていったら分かるかもしれませんね。
最後に旅の持ち物を、該当するレス下4つから全採用 - 76二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 23:07:02
実用性重視の武骨な長剣
- 77二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 23:07:15
頑丈なロープ、切れ味のいい短剣、油紙、外套、3日分の携帯食、水、多少のエギン
- 78二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 23:08:20
妻の形見のブローチ
- 79二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 23:16:24
地図、寝具、灯り、望遠鏡、簡易調理器具、予備のロープや食料などなどの旅に便利なセットが入ったリュック
- 80◆qcSQN4N5gc25/07/10(木) 23:18:08
締切です。
まあ、旅に必要な道具は揃ってるということですね。
では、ここまでの情報をもとに導入部分を生成してもらいます。
今夜は導入文を置いたところで終わりです。明日もどうぞよろしくお願いします。 - 81◆qcSQN4N5gc25/07/10(木) 23:28:18
曇天の下、灰色の陽光が痩せた大地を照らしていた。風は冷たく、乾いた落ち葉を地を這う蛇のように巻き上げる。
深い森を抜ける獣道に、一人の男が現れた。
長身の体躯にくすんだ外套、手には無骨な長剣。赤銅色の髪は鬣のように逆立ち、焦げ茶色の肌は風雪と焔に晒された歴史を語るようだった。
名はレオン。
かつてロイスの黒狼卿と恐れられた男。領主に忠義を尽くし、剣と策をもって数々の争いを治めたが──忠臣は、腐った宮廷の中では最も危うい。
今、彼は放浪の旅の途中。
地図に書かれた名も無き村を目指して、飢えた狼の唸り声が木霊する森を進んでいた。 - 82◆qcSQN4N5gc25/07/10(木) 23:28:55
その村には、「ルクステンの旧騎士が金を払って衛兵を集めているらしい」という噂があった。信用ならぬ噂ではあるが、リュークス銀貨が動くという話に、傭兵、盗賊、流民までもが群れているらしい。
レオンは、木の根をまたぎながら、ふと立ち止まった。
──風が止んだ。
森が不自然なほどに静まり返っている。
気配を感じた。
斜め後方、樫の太い幹の陰。そこに、何かがいる。
ゆっくりと視線だけを動かせば、獣か、人か、赤黒い影がじっとレオンを見ているのが見えた。
──そして、こちらの視線に気づいたかのように、そいつが動いた。素早く、滑るように。
「……ウヌ、狩りの流儀を知らぬな」
レオンは、小さく呟きながら剣に手をかけた。 - 83◆qcSQN4N5gc25/07/10(木) 23:29:32
レオンの行動を、該当するレス下4つからダイス
- 84二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 01:54:35
気合いの声を発して相手の動きを止める
- 85二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 09:13:47
石を投擲する
- 86二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 09:14:18
会話を試みる
- 87◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 09:26:12
- 88◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 09:32:47
レオンは剣から手を離し、肩の力を抜いた。
「ウヌが何者かは知らぬが──」
低く、太く、遠雷のような声が森に響く。
「を隠して睨むとは礼を欠いておる。よもや言葉も解さぬ獣ではあるまい?」
その声に、わずかにざわめく木立。
葉の擦れる音。落ち葉を踏みしめる微かな音。
そして、姿を現したのは──少年だった。
年のころ、十四、五か。痩せぎすの体に、森で拾い集めたような革の継ぎ接ぎ服。
顔には泥と煤。髪は葉にまみれ、右手にはナイフが握られていた。
しかし目だけは、どこか人を見くびらぬ、覚悟の光をたたえている。 - 89◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 09:33:09
「……おまえ、傭兵か」
少年が吐き出すように言う。ナイフはまだ下ろされぬ。
「村へ行くのか。ならやめとけ。あそこはもう……ただの墓場だ」
レオンは動かず、少年の眼を見据えた。
風が再び、木々の間を吹き抜ける。
少年のナイフが、ようやく少し下がった。
「おまえ、食い物あるか?」
問いはまるで、仲間に投げるようだった。
警戒心は消えていないが、敵意は少し和らいでいる。 - 90◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 09:35:10
北斗の拳のバットポジションでしょうか。
この少年の
名前
性格
出自
を、該当するレス下3つからダイス - 91二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 09:40:43
名前ガルム(アーサー・ティベリウス5世)
性格生真面目
出自かつてこの大陸に連邦制が敷かれる前に存在していた二大帝国の王家の末裔 - 92二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 11:39:07
名前:カイル・タシュケント
性格:ひねくれているが、根は善良。
出自:スラム街に住む孤児で実は弾圧されてきた魔法使いの家系。 - 93二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 12:13:21
名前 ウルク
性格 育ちが悪く学が無いなりに真面目でよく考える
出自 村の孤児 村長の家で下働きをしていた 村に疫病が流行ったので逃げて来た - 94◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 12:32:54
- 95◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 12:51:18
森の中で出会った少年の名はカイル。
“村”のスラム出身のようですね。
彼に対してレオンはどうするか、該当するレス下3つからダイス - 96二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 13:06:28
食糧を求める理由を聞く
- 97二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 13:09:41
食糧を分けて村の詳しい状態を聞いてみる。
- 98二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 15:25:04
ぶちのめす
- 99◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 15:29:08
- 100◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 15:30:37
ついでにカイルの能力ダイス
戦闘: dice1d100=81 (81)
交渉: dice1d100=78 (78)
知識: dice1d100=39 (39)
魔法適性: dice1d100=99 (99) (魔法使いの家系補正で最低20)
- 101◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 15:35:49
レオンは鞄から油紙に包んだ干し肉と堅焼きのパンを取り出した。少年に向けて、無言で差し出す。
少年は一瞬、目を見開いた。
その眼差しは警戒から驚きへ、そして何か深い飢えの色を帯びる。
「……こんなとこで、ホントにただで食い物くれる奴なんざ、初めて見た」
それでもなお、彼はナイフを手放さないまま、レオンの隣の倒木に腰を下ろした。パンを齧る。干し肉をゆっくりと噛む。
「……おまえ、変わってんな。傭兵でも盗賊でもねえな。ああ、でも……」
視線が、レオンの腰の剣と、その目の奥を見据える。
「ただの旅人でも、ない」
レオンは答えない。やがて、少年は口を開いた。 - 102◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 15:37:24
「ルクステンの村──いや、今は“村”なんて呼べたもんじゃねえ。
昔はそこそこ栄えてた。けど三年前、疫病で領主の家族が死んだ。それで正気じゃなくなったらしい。
村の薬師も、魔法使いも、疫病を止められなかった。……で、“魔を引き寄せる”って理由で全部処刑された」
レオンは僅かに眉をひそめた。
「今じゃ残ってるのは、追い詰められた民か、戦で逃げてきた傭兵あがり。『旧騎士』って呼ばれる変わり者が、どこかの城跡に立て籠もってる。
金をばらまいて、兵を募ってる。でもな、集まってんのは戦いを求める奴らか──あとは、リュークス銀貨目当ての化け物だ。
……オレの家族も、魔法使いだった。村の薬師に薬草の使い方を教えてたんだ。でも、あいつら“魔を使う家”ってだけで……」
言葉が途切れる。
拳を握りしめ、少年は一瞬、ナイフの刃先を地面に突き刺した。
「おまえ、行くのか?あそこに」 - 103◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 15:37:49
レオンの答えを、該当するレス下3つからダイス
- 104二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 15:39:33
別の村を目指してみるか。ウヌはどこか行く当てはあるのか?
カイル君つえーな - 105二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 15:43:00
YES!YES!
- 106二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 16:02:52
そうですね。行くことになるでしょう
てかぶちのめすにならなくてよかった - 107◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 16:03:27
- 108◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 16:05:10
レオンは腕を組み、ゆっくりと立ち上がった。
「そうだな。……行くことになるだろう」
その言葉には迷いはなかった。
腐った領主たち、踏みにじられる民、恐怖と疑念に蝕まれた村。
それが何十度、何百度と見てきた現実であろうとも、背を向けることはない。
レオンは視線を少年に向けた。
「名は?」
少年はしばらく沈黙していたが、火の中を見つめながらぽつりと口を開いた。
「カイル……カイル・タシュケント」
声は低かったが、確かだった。
まるで自分の名を忘れかけていた者が、再びそれを手にするように。
「昔は……名前を言えば、追われるだけだったからな」
そして、ちらりとレオンを見上げる。
「オレに名を訊いたってことは……おまえも名乗るんだよな?」 - 109◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 16:05:59
レオンは頷いた。
「レオンだ。ロイスの“黒狼卿”と呼ばれた男……だった」
カイルの目が見開かれた。
「おまえが……!ロイスの北壁を守ったっていう、あの!?」
レオンは肩をすくめる。
「過去の話だ。今はただの放逐者に過ぎん」
だが、カイルの視線は変わっていた。尊敬と驚き、そしてかすかな安堵。
「……なら、やっぱりオレも行く」
カイルがナイフを腰に戻し、立ち上がる。
「放っとけねぇんだよ。あの村も、あの騎士も──オレの家族も、全部……このまま終わらせたくねぇ」
少年の背に、燃え残った火が照らす影が揺れた。 - 110◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 16:06:34
カイルが仲間に加わった……と見ていいですかね?
次の行動を、該当するレス下3つからダイス - 111二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 16:09:21
賊っぽい何かがでてきて
そいつが爆弾を投げるも自爆
装備をありったけゲット(賊は死んでいる) - 112二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 16:14:34
移動しながらカイルの知ってる現在の状況を聞く
- 113二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 16:22:43
この辺りの固有種である2本の捻れた角を持つ野生馬の群れを発見する。上手く行けば捕まえられるかもしれない
- 114◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 16:23:55
- 115◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 16:27:06
ルクステンの村へ向かう道は、もはや「道」とも呼べぬ荒れた獣道だった。
倒木に覆われ、草は人の膝まで伸び、地には無数の足跡と、ところどころ黒ずんだ血の痕。
レオンとカイルは寡黙に歩いていた。風が吹き、赤く錆びた雲が流れていく。
そのとき、何かが地を這うように飛来する音が聞こえた。
「伏せろッ!」
カイルが叫ぶより早く、レオンはカイルの肩を掴んで土に伏せた。
爆音。
土と火花が弾け飛び、草が燃え、耳が一瞬遠のく。
木陰から、粗末な革鎧に顔を布で覆った男が三人、姿を現した。
一人が笑いながら、もう一つの火薬玉──密造の火霊爆(グレネイド)を振りかざす。
「遺品になるぞ、赤毛の熊どもォッ!」 - 116◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 16:28:10
次の瞬間。
ひゅん、と音がして、火霊爆が宙を舞った。
カイルが投げ返していた。
爆弾は男の胸元に叩きつけられ、火花と血を撒き散らして炸裂した。
二人目が悲鳴を上げて逃げようとしたが、レオンが剣を抜いて走る。
刃が唸り、身体ごと盾を断ち割った。
残る一人はよろめきながら逃げ出す。
「追うか?」カイルが問いかける。
レオンは首を振った。
「獣が吠えても、獅子は群れを食わぬ」
息絶えた男たちの遺体に近づくと、カイルはさっさとしゃがみ込んだ。 - 117◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 16:28:53
「こっち、まだ使えるな……ナイフ、火薬袋……お、革鎧も傷は浅い」
まるで慣れた手つきで、装備を剥ぎ取っていく。
レオンはその姿をしばし見ていたが、ふと、深く吐息をついた。
「不幸な時代だ……」
誰もが、生き延びるために殺し、生きるために奪う。
少年の手つきは「慣れていた」。それがこの地の現実だった。
「……ああ?」カイルが振り返る。
「なんか言ったか?」
レオンは首を横に振り、ひとつだけ問いを返した。
「ウヌは……いつから、そうしてきた?」
カイルはナイフを腰に差し、淡々と答えた。
「物心ついたときには、誰かの死体からナイフを奪ってた。……それが“生きる”ってもんだと思ってた」
風がまた吹く。
木の葉が舞い、焼けた草の匂いが立ち上る。 - 118◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 16:30:14
厳しい現実に耐えて、ルクステンに行きましょう。
次の行動・展開を、該当するレス下3つからダイス - 119二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 16:31:23
カイルみたいな死ぬ程スペックの高い存在でも肝心の知識が無いから埋もれて奪う生き方知らないのめちゃくちゃこの世界…というかこの辺りの地方の終わり具合がわかるな…
- 120二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 16:31:41
綺麗な湧き水を発見
- 121二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 16:33:49
- 122二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 16:36:17
レオンがカイルから魔法について高くないながらも適性があると言われて手ほどきを受ける。
- 123◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 16:38:49
- 124◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 16:41:08
- 125二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 16:45:48
【名前】シャルル
【年齢】12
【一人称・二人称】ボク・君、貴方
【容姿】肩にかかる程度の青い髪、青い瞳、白い肌。小柄で華奢な体格。一見女の子に見える男の娘。動きやすさを重視した軽装。
【性格】おどおどとして気が弱いが、努力家で家族のためなら命を懸ける芯の強さの持ち主。 - 126二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 16:47:43
【名前】アルバ・コーネリウス
【年齢】10
【一人称・二人称】俺、アンタ
【容姿】金髪碧眼で襤褸を身にまとった細身の少年
【性格】野心的 - 127二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 16:51:15
【名前】シリウス・サンドライト
【年齢】11
【一人称・二人称】ボク、キミ
【容姿】メカクレ、赤目、低身長、銀髪、家柄良さそうな服、
【性格】気弱、おどおどしがち、だが勇気と心の強さには光るものがある - 128◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 16:56:33
あと1つ募集です
- 129二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 17:04:00
【名前】イルマ・シャーカーン
【年齢】14
【一人称・二人称】私・あなた
【容姿】短い黒髪と黒目で華奢な体格をした気品がある振る舞いをしている少年。明らかに身なりのいい服装など。
【性格】心優しく礼儀正しい好青年 - 130◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 17:05:40
- 131◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 17:06:30
シャルルくんの能力ダイス
戦闘: dice1d100=27 (27)
交渉: dice1d100=90 (90)
知識: dice1d100=31 (31)
魔法適性: dice1d100=2 (2) (補正で最低20)
- 132◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 17:07:06
戦闘: 27
交渉: 90
知識: 31
魔法適性:20 - 133二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 17:08:37
シャルルくん魔法ひっどいな 最低値か…
持ってる魔法が何かによるか? - 134二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 17:15:11
このレスは削除されています
- 135◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 17:15:39
草むらを抜け、小高い丘を越えたときだった。
遠くに、朽ちた柵と崩れかけの石造りの建物が見えた。
ルクステンの村──
かつての姿を想像させるのは、いまだ残る塔のシルエットのみ。
周囲の畑は枯れ、家々は歪み、煙も立たぬ。まるで死が訪れてから時間だけが過ぎたような、沈黙の村だった。
「……ついに来ちまったか」
カイルが呟く。拳をぎゅっと握りしめる。
そのとき、かすかな気配を感じた。
視線を向けると、一本の枯れ木の陰に、小柄な影がいた。
背を丸め、ぼろぼろの革袋を抱えながら、じっとこちらを見ていた。
「子供か?」
レオンが呟くと同時に、カイルが一歩前に出た。
「……おい、そこにいるのは誰だ」 - 136◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 17:16:17
影がびくりと肩を震わせた。だが逃げない。
やがて恐る恐る歩み寄ってきたのは、青い髪、青い瞳、真っ白な肌の少年だった。
年は十二ほど。
華奢な体に、ほつれた旅装。泥に汚れた顔を上げて、ふたりを見つめていた。
「ぼ、ボク……シャルルっていいます……」
声は震えていたが、瞳にははっきりとした光があった。
「君……魔法の家の子だよね」
唐突に、カイルを見つめて言った。
カイルが息を止める。レオンが、すぐに手をカイルの肩に置いた。 - 137◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 17:17:06
「ウヌ、なぜそう思う?」レオンが低く問う。
シャルルは一歩後ろに下がったが、それでも答えた。
「わからないけど……わかるんです。あの、昔、ボクの母さんが言ってたんです。“魔法使いには、あたたかい匂いがする”って……。なんとなく、君からそれが……」
カイルは目を細めて少年を見つめた。
「……オレを売りに来たわけじゃねえよな?」
「ち、ちがいますっ!」
シャルルは思わず叫び、慌てて口を押えた。
「ボ、ボクは、魔法が使えたらって……ずっと思ってて……でも、適性がなくて、家も貧しくて……。それでも、何かできることがあれば、村を……家族を、守りたくて……」
言葉の端々には怯えと同時に、必死な願いがこもっていた。 - 138◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 17:17:22
レオンたちはどうする?
該当するレス下3つからダイス - 139二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 17:19:07
何か魔法の気配っぽなにか(弱そうだが何か光りそうなもの)を感じる
- 140二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 17:33:16
袖振り合うも多生の縁という事でしばらく旅を共にする
- 141二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 17:35:20
このレスは削除されています
- 142二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 17:37:54
このレスは削除されています
- 143二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 17:47:07
守りたいという思いには賛同するが見るからにひ弱なので近くの安全な場所で待機させようとする
- 144◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 17:52:09
- 145◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 17:55:05
レオンが口を開こうとしたその瞬間──
空気が、微かに揺れた。
風でもなく、鳥でもない。
その場に立つ三人の皮膚を撫でる、ほのかな震え。
何かが遠くで波紋を描いたような、かすかな魔力のさざめき。
カイルが眉をひそめる。
「……感じるか?」
シャルルは一瞬、驚いたようにレオンを見たが、すぐに小さく頷いた。
「はい……なんだか、やさしい……あたたかい……でも、すごく遠い……」 - 146◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 17:55:42
カイルが足元の地面にしゃがみ、手を触れる。
「闇じゃねえな。……それどころか、こんな静かな気配、久しく感じてねぇ。これは“祈り”の系統だ」
「祈り……?」
レオンが重く問い返す。
「癒しの魔法とか、浄化の術とか。もともとは神殿術と呼ばれてたらしいけど……今じゃそれを使える奴なんてほとんど残ってねぇ」
「つまり、村に……誰かが“それ”を使っている?」
シャルルは小さく肩をすくめる。
「そうかもしれません。でも、すごく……古い感じがします。……たとえば、誰かが最後の力で祈ってるとか……そういう……」
風が一度、止む。
その沈黙の中、遠く──村の中心に近い塔のあたりから、鈴の音のような音がかすかに聞こえた。 - 147◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 17:57:05
レオンはじっと耳を澄ませ、そして再び荷を背負い直す。
「ウヌらは……何を望む?」
その問いに、カイルはいつもの皮肉っぽい口調を捨てて答えた。
「正直、オレにもわからねぇ。村を放っておけねぇって気持ちはあるが……でも、誰かがまだ、諦めてねぇってことだけは間違いねぇ」
シャルルも、震える膝で一歩前へ進み、唇を噛みながら言った。
「ボク、行きます。きっと、ボクにもできることがあります……家族のために……みんなのために……!」 - 148◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 17:58:00
レオン、カイル、シャルルは、いよいよルクステンの村に入ります。
そこでの行動や出来事を、該当するレス下3つからダイス - 149二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 17:59:16
数々の致死性トラップが待ち受けているが彼らは辛くもそれを突破
- 150二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 18:04:04
ボロボロの格好の男達が襲いかかってくるがレオンの放つ空間が歪むかのような気合いで無力化
- 151二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 18:08:33
野生の熊に襲われる
- 152二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 18:08:46
気づいたら覆面をした黒ずくめの集団に囲まれていた
- 153◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 18:09:14
- 154◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 18:11:36
塔の鈴音がかすかに消え、村を包むような静寂が戻った。
レオン、カイル、シャルルの三人は丘を下り、崩れた柵の向こう、村の入口へと足を踏み入れようとしていた。
そのときだった──
茂みが大きく揺れた。
レオンはすぐさま歩みを止め、手を腰の剣へ。
カイルは小声で呪文を口ずさみ始め、シャルルは反射的にレオンの背後へ隠れた。
「……来るぞ」 - 155二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 18:12:46
このレスは削除されています
- 156◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 18:13:04
吠え声。
黒い巨躯が茂みから飛び出した。
全身を濃密な毛に包んだ野生の熊──だが、常ならぬ大きさ。
顔には傷、片目は白く濁り、よだれと血の臭いが漂う。
飢え、狂い、恐怖を知らぬ猛獣──腐爪熊だった。
「シャルル、離れろ!」
レオンが叫ぶと同時に、剣を引き抜き、斜めに構える。
熊は咆哮を上げ、四肢を踏み鳴らして突進してきた。
レオンの身体が動く。ぐっ、と踏み込み、右からの斬撃。
鋼の軌道が、獣の肩に深々と食い込む。だが、まだ止まらない。
ドンッ!
突進の勢いでレオンの身体が弾き飛ばされ、地に転がる。
「レオンッ!」
カイルが叫び、手をかざして詠唱を結ぶ。 - 157◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 18:13:48
「〈痺縛の印〉ッ──!」
地面が裂け、熊の足元に紫色の紋様が浮かぶ。
光の鎖が伸び、前脚を一瞬絡めとった。熊がバランスを崩し、前に倒れる。
「今だ!!」
レオンは、地を蹴る。
背筋がしなり、剣を振りかぶった。
一閃。
刃が、熊の首元に深々と突き刺さり、骨まで達した。
獣は呻き声を上げると、その場に崩れ落ちた。
血が静かに地を染めていく。
レオンは肩で息をしながら、剣を拭った。
カイルはしゃがみ込んで魔法紋を消し、シャルルは草むらの中で震えながらも、目を逸らさず熊の屍を見ていた。 - 158◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 18:14:16
「く……熊って、あんなに大きいものなんですね……」
「普通は、あそこまでじゃねぇ。あれはもう“魔に近い”存在だ」
カイルが吐き捨てるように言った。
「村の中、もっとヤバいもんが潜んでるかもな……」
レオンは剣を納め、静かに言った。
「この地が、どれほど蝕まれているか……ようやく本格的に、見えてきたようだ」 - 159◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 18:14:49
村の入り口にたどり着いた3人。
次の行動を、該当するレス下3つからダイス - 160二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 18:15:23
シャルルに魔法を教える
- 161二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 18:16:12
大きな音を立てたのですでに気づかれていると判断
大声で名乗りを立てる - 162二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 18:17:37
祈の主を探す
- 163◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 18:18:24
- 164◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 18:20:57
ルクステンの村は死んでいた。
かつて人の営みがあった気配は、今や空の家屋と、風が鳴らす戸板の音だけになっていた。
焼け跡、引きずられたような足跡、石壁に刻まれた「呪」の文字。
それでも、村の中央広場の一角に、まだしっかりと残っていた石造りの納屋が一つあった。扉は重く、天井も抜けていない。
レオンは内部を検分し、三人が夜を越すには十分と判断した。 - 165◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 18:21:39
日が傾き、風が冷たくなる。
レオンが納屋の奥で小さな焚き火を焚き、カイルはその火を灯にして魔法書の断片を広げていた。
その隣に、シャルルが緊張した面持ちで正座している。
「魔法ってのはな、心で“起こす”んじゃねぇ。空気を“歪める”んだ。言葉も動きも、全部“触媒”にすぎねぇんだよ」
カイルが手のひらを掲げ、詠唱する。
「〈火の吐息(ファス・エリナ)〉」
手のひらから、小さな火の玉がポンと跳ねるように灯る。
それはゆっくりと揺らめき、何か生き物のように空中を回ると、パチ、と消えた。
「す、すごい……!」
シャルルが目を輝かせた。
「よし、今度はウヌの番だ」
カイルが言うと、シャルルはおずおずと手を掲げた。 - 166◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 18:22:17
「ふ、ファス……エリナ……」
しばしの静寂──何も起きない。
しかし、レオンの目には見えていた。
空気が、ほんのわずかに揺らいだ。風でも熱でもない、魔法の前触れのような何かが。
カイルもそれに気づいたようで、目を細めて頷いた。
「……コイツ、素質あるな。本人が思ってるより、ずっと」
レオンは静かに頷き、焚き火のそばで外套を羽織りなおす。
言葉にはせずとも、胸の内にわずかな光が灯った。
──この地にはまだ、育つべき者たちがいる。
──刃ではなく、魔でもなく、心を持って“何かを残す”者が。 - 167◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 18:22:36
カイルが笑う。
「なぁ、レオンのオッサン。オレ、教えるの向いてるかもな」
「……ああ。なかなかの師匠ぶりだ」
焚き火が小さくはぜ、三人の影が壁に揺れる。
外では風が吹いていたが、その夜、納屋の中は穏やかな時間が流れていた。 - 168◆qcSQN4N5gc25/07/11(金) 18:23:23
夜が明ける前に彼らがやっておくこと or 展開
該当するレス下3つからダイス - 169二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 18:25:04
敵意を持ったものを感知できる結界を張る
ほかは物の整理 - 170二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 18:25:42
魔力とは異なる《氣》と呼ばれる生命エネルギーの使い方を初歩だけでも教える