- 1二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 22:11:08[SS][閲覧注意]清夏「あれ?Pっちどこいったの?」|あにまん掲示板それは一瞬の出来事だった。ほんの一瞬目を離した隙に、Pっちはいなくなっていた。「すいません。出来る限りの事はしたんですが…力及ばず」お医者さんにそう言われて、全て理解した。Pっちは、もう帰ってこないん…bbs.animanch.com
のifです。
別に曇らせる予定はありませんがスレ主の傾向上若干の曇らせがあるので苦手な方はブラバしてください。
- 2二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 22:12:24
前スレ170近く余ってんじゃんそれ使えばよくね?
- 3二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 22:13:56
- 4二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 22:13:56
スレ画のしゅみたんかわいい
- 5二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 22:23:16
待ってる
- 6二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 22:28:55
「おーい!Pっちー!どこ行ったのー!」
今日は少し久しぶりのPっちとのデート…なのだが、肝心のPっちが集合場所にいない。
「連絡は来てるんだけどなぁ」
Pっちって別に方向音痴じゃないはずなんだけど…しょうがない。電話かけるかー
「もしもーし、Pっち今どこいるー?」
『清夏さん!ここどこですか!』
「いや聞いてるの私なんだけど…」
聞いたところ、どうやら順調に集合場所に着いたは良いものの、早く着きすぎて暇になったから飲み物を買いに行ったとの事。
「それで…なんで山の中にいるのさ!」
「も…申し訳ありません。実は昨晩緊張で全然眠れてなくて…」
「あのPっちが?珍しい」
Pっちって体調管理しっかりしてて常に万全な印象だったからちょっと意外かも。
「いや…その…ほら、今日はデートじゃないですか、なにぶんちゃんとしたデートというのは初めてでして…」
「え?Pっちって彼女とかいた事ないの?モテそうなのに」
「プロデューサーを目指して勉強三昧でしたから。まともに友人もいませんよ」
「えっと…ごめんね?」
「別に後悔してないですから構いませんよ。なんなら彼女いたら清夏さんのプロデュースなんて出来ませんし」
「…たしかに」 - 7二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 22:41:31
「みてみてPっち!この服すっごく可愛いよ!」
「気に入ったのなら試着してみては?そこに試着室もある事ですし」
「うーん…でもこういうのってリーリヤのほうが似合いそうなんだよね」
「今日は俺とのデートですよ?葛城さんは関係ありません」
「…なんか拗ねてる?」
「拗ねてません。…どうせ、俺は葛城さんに負ける程度の存在なんですよ」
「やっぱ拗ねてんじゃん。ごめんって」
「謝る気持ちがあるならその服着てみてくださいよ」
「え!?いやいや私にこんな可愛い服似合わないって」
「いいから着てくださいよ。似合うかなんて着てみないとわからないじゃないですか」
「そ…そこまで言うんだったら…」
なんか、今日のPっち変なテンションだなぁ…寝れてないみたいだしこんなものなのかな。
「ど、どうかな?」
うう///早く着替えたい…思ってたよりスースーする。
「………///」
「え?どうしたのPっち?そんな口ポカーンてして」
「はっ!すいません。あまりにも美しかったもので…見惚れてしまっていました」
「ええ///は、恥ずかしいよ///」
「すいません店員さん。これ二着ください」
「ええ!?私買わないよ!?」
「俺の奢りです。どうせ葛城さんには買う予定だったんでしょう?一着ずつ俺からプレゼントします」
「もぉーPっちずるいよー!」 - 8二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 22:57:56
「ふふふ…」
「そんなにニヤニヤしてどしたの?」
「いえ、やはり清夏さんとその服は良く似合うなと」
結局あの服は買ってもらって、私の分はPっちの要望で着る事にした。
「なんか…マジで今日のPっち変だよ?なんか気持ち悪い」
「き、気持ち悪い…?」
あ、これマジで傷ついてるやつだ。
「ごめんって…でも、あんまり外でニヤニヤするもんじゃないよ?周りの人に変に思われたらどうすんのさ」
「…そうですね。自分の部屋でだけする事にします」
「自分の部屋なら良いって事じゃないからね!?」
「っと、そんな事話してたら着きましたね。ここでは何を買うんですか?」
「えっとね…香水とかシャンプーとか?」
「何故疑問形なんですか」
「だって選ぶのPっちだもん」
「は!?」
「そんじゃ早速入るよー」
「ちょっ待ってくださいよ清夏さん!」 - 9二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 23:06:41
「いやー中々お高いの買ったね?」
「せっかくの買い物ですし…どうせなら良い物買いたいじゃないですか」
「にしても、なんだかPっちらしくないの買ったね」
「らしくないってなんですか。俺だってたまにはこういうの買いますよ」
「どうなんだか…っと、次はここで保湿クリームを買おう!」
「もしかしてですが…」
「うん。またPっちのだよ?」
「ですよね…わかりました。もうとことんお楽しみます」
「その息だよPっち!せっかくのデートなんだからさ!」
………
「いやーまさかPっちが選んだのが私のと一緒のやつだなんてね」
「普段から清夏さんの匂いを嗅いでいるからか落ち着くんですよ」
「…そっか///」
「そろそろお昼にしませんか?」
「そだねー。良い感じにお腹も空いてきたし」
「なにかいい物は…」
「あ!あれとかいいんじゃない?」
「クレープですか…たしかに、食べ歩けるし量も多いですね」
「んじゃあけってーい」 - 10二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 23:15:06
「はいこれPっちの」
「ありがとうございます」
私はバナナクレープ、Pっちはストロベリークレープにした。
「ん!これ美味しい!」
「こちらも美味しいですね。どうやら当たりの🏬だったようです」
「Pっち、一口食べさせてよ」
「良いですよ。ハイどうぞ」
「ん〜美味し〜」
「美味しそうにクレープを食べる清夏さんも可愛いですね」
「ん"!ゴホッゴホッ!」
「清夏さん!?大丈夫ですか!?」
「急にそういう事言わないの!驚いてむせちゃったじゃん!」
「すいません。あまりに可愛いすぎたので思わず…」
「…ほんとにPっち様子おかしいよ?大丈夫?家に帰って寝る?」
「せっかくのデートなんですからそんなもったいない事はしませんよ。ほら、飲み物です」
「…ありがと」
なーんか今日のPっちはずるいなぁ…今度仕返ししよう。 - 11二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 23:22:55
「いやー今日一日楽しかったー!」
「ほとんど俺の買い物でしたけどね」
「いーのいーの。私がそうしたいんだから」
「そうですか…その、清夏さん」
「どしたの?」
「この後俺の家で一緒に晩御飯食べませんか?」
「えっ」
え!?それってPっちの家にお邪魔出来るって事!?実質デート続行じゃん!
「嫌…でしたか?」
「そんな事ない!行く!絶対行く!」
「そ、そうですか。なら少し歩く事にはなりますが車に乗りましょうか」
「…車乗ってきたのに飲み物買う時は徒歩だったんだ」
「…掘り返さないでください」 - 12二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 23:36:01
「おっ邪魔しまーす」
「どうぞ。あ、荷物はそこ置いておいてください」
「はーい」
Pっちの家…結構良い匂いする。ってか、この匂い普段Pっちからするのと同じ匂い?そこら辺拘ってるのかな。
「どうぞくつろいでください。と言ってもソファーくらいしかありませんが」
「…ねえ、なんでバランスボールがあるの?」
「ああ、実はちょっと前までバランス感覚がかなり終わってまして…鍛えるために買ったんですが、今はもう使ってないですね」
「あれ使っていい?」
「構いませんが…いいんですか?俺の使い古しですけど」
「気にしないからいいの」
にしても結構綺麗なんだなーPっちの部屋。まあ、普段の性格から大体予想出来てたけどなんか殺風景。
「いずれ私もここに住めたらなー」
「ゲホッゴホッ!」
「わわわPっち大丈夫!?」
「だ、大丈夫です。なんともありません」
「…もしかして聞こえてた?」
「はい。バッチリと」
カァーっと自分の顔が赤くなっていくのを感じる。
聞こえてたの!?めっちゃ恥ずいんだけど!かなり告白みたいになってたし!
「…今聞いた事忘れて」
「でも…」
「いいから忘れて!」
思わず怒鳴ってしまった。
ちらりとPっちのほうを見れば耳が真っ赤になっていた。なんだ、Pっちも恥ずかしいんだ。 - 13二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 23:47:21
「ご飯出来ましたよ」
「はーい」
あれから大体二時間くらい?結構気まずい雰囲気だったけど流石にご飯食べる時には終わらせないと。
「おおー結構和風だねー」
「清夏さんがどんな料理を食べるのかあまり知らなかったので得意料理で固めてみました」
白米にお味噌汁に焼き魚に野菜に…あれ?
「そのケーキは?」
「これですか?これは後のお楽しみです」
「わかった。それじゃ食べようか」
「「いただきます」」
「ん!美味しい!この魚美味しいよ!」
「お口にあったようでなによりです。実はそれ母が昔作ってくれてた物なんです」
「へぇーPっちのお母さんか…どんな人なの?」
「優しくって、元気で、怒ると怖い。そんな人でした」
そっかー…でした?過去形って事は…
「はい。母さんはずっと前に亡くなりました」
「心読まないでよ。…そっか、辛い事思い出させちゃった?」
「いえ、俺から出した話題ですから」
「ん、そっか…。なんかしんみりしちゃったね」
「ですね。せっかくですし楽しみながら食べましょうか」
「うん!」 - 14二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 00:04:39
「清夏さん。お風呂あがりましたよ」
「はーい」
晩御飯を食べ終わってから暫くして、お風呂に入る事となった。
最初のほうはPっちが嫌がってたけど、押しに押したら折れてくれた。とは言っても流石に一緒に入るのは許されなかったので、Pっちがあがった後の湯船にじっくりと浸かる事にした。
「あ、着替えないじゃん」
そういえば、最初はお風呂に入るのを想定していなかったわけで…当然着替えなんで持ってきているわけもない。
「Pっちー!服借りるよー!」
仕方がないからPっちの服を一着借りる事にした。
「あれ、返事がないや…まあいっか」
仕事に熱中しているのだろうか?まあ後で言えばいい話だ。
「ん…Pっちの匂い」
普段彼からしてくる心地よい匂い…ではなく、今日買ってきた新しい匂いだ。
「早速使ってるみたいでよしよし」
これで「勿体ないので使いません」なんて言ったら引っ叩いてやろうかとも思っていたが無用な心配だったようだ。
しかし、好きな人と同じ洗剤で体を洗うというのはかなり大胆なんじゃなかろうか。
好きな人と同じ匂いを纏って隣にいる…想像するだけでドキドキしてくる。
「なーんて、Pっちが気づくわけないか」
普段はかなり頼りになるのに恋愛面では急にクソボケになるのはなんなんだろうか。
と、そんな事を考えている間に髪を乾かし終わってしまった。
「Pっちお風呂あがったよー」
…また返事がない。
「Pっちー?」 - 15二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 00:19:37
「…寝てる」
そういえば緊張で寝れてなかったんだっけ?全くしょうがないなぁーPっちは。
「よいしょっと」
あら、想像より全然軽い。
「起きたらびっくりするだろうなー」
Pっちの頭を膝に乗せ、頭を撫でてあげる。俗に言う膝枕というやつだが、異性にするのは初めてだ。というかリーリヤにだって数えるほどしかしてない。
「Pっちには普段からお世話になってるから…たまには、こうしてあげても良いよね?」
頭を撫でてあげていると、なんだか母性が刺激される気がする。
「普段からしてあげたいんだけどねー…Pっちはガードが硬いからなぁ」
そんなこんなで大体一時間が経った頃。
「ん…清夏さん?」
「あ、目覚ました?」
「…なわけないか、清夏が俺の家にいるはずない」
「えっちょPっち!?ちゃんと起きて!ってそっち向いちゃダメ!」
「いった…あれ?清夏さん?俺は何を…あ」
思い出したのか、Pっちの顔がみるみる青ざめていく。
「すっすいません!寝ぼけていたとはいえやってはいけない事を!」
「…むう。Pっちのエッチ」
「ゴバァ…」
あ、鼻血出して倒れた。 - 16二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 00:36:27
「…Pっちはさ、私の事…好き?」
「どうしたんですか藪から棒に」
「ただ気になっただけ」
「好きですよ。多分この世で一番愛しています」
「じゃあさ、私と結婚したいって思う?」
「ブッ!…と、唐突になんて事言うんですか!?」
「…気になっただけ」
「ノーコメントで」
「は?なにそれ、ちゃんと答えてよ」
「…清夏さん。こんな時間ですし流石に帰りましょう」
「えっ嘘!ほんとだ!もうこんな時間!」
楽しかった一日も終わりを迎え、もう日付が変わろうとしていた。
「日付が変わる前に戻らないと寮が閉まってしまいます。急ぎますよ」
「安全運転第一だからね!」
Pっちの家から初星学園までは大体三十分くらいで、急げば間に合うってくらいの距離だ。
「間に合ったー」
「結構ギリギリでしたね」
なんとか門が閉まる直前に滑り込む事が出来た。
「それじゃPっち。また明日」
「はい。また明日。…清夏さん」
「ん?どしたの?」
「好きです。俺が、必ずあなたを幸せにします」
「…///」
「それではおやすみなさい」
「ちょっ待ってよ!卑怯者!バカ!」
あんな事言われたら、もう嬉しくて泣いちゃうじゃん。バカ、アホ、クソボケ、Pっち!
終わり - 17二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 00:39:36
終わりです。このクソボケ…ちゃんと清夏に告白せんかい!はい。
寝て起きて気が向いたらイチャイチャ同棲編でも書こうと思います。おやすみなさい。 - 18二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 00:54:32
- 19二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 09:32:00
「Pっちー!聞いてよーリーリヤがさー!」
「出て行ったんですよね?仕事中なんで静かにしてください」
「酷っ!ってか…なんで知ってんの?」
「俺も共犯…協力者ですから」
「今共犯者って言いかけなかった?え?なに?知らぬ間にリーリヤのために動いてたの?」
「葛城さんのためではない…と言っても説得力ありませんが、まあ大半は俺のためです」
「どして?」
「葛城さんのプロデューサーは葛城さんに恋愛感情を持っていますが、中々踏み出せない面も持っています。もう彼から相談という名の惚気話を聞かされなくなりますから」
「…それ、どっちにしろ惚気話は聞く事になるんじゃ…」
「最初から惚気話ならそう言ってくれれば良いんです。でも彼は相談中に話題が逸れていくので」
「あーそれで」
「頭を悩ませていたところに葛城さんから相談されましてね。「センパイと同棲したいので協力してくれませんか」って。断る理由も無かったので快く引き受けました」
「なんでそれ私に話してくれなかったの?」
「清夏さんは良い子すぎますからね」
「答えになってない気が…」
んー同棲か…そいや前にPっちの家にお邪魔したことあったけど、同棲したらあそこが私の家になってPっちと過ごせるんだよね。
「Pっちごめん。今日レッスンサボるわ」
「どこか具合が悪いんですか?」
「違う違う。ちょっと急用ができてね」
「…わかりました。トレーナーさんには連絡しておきます」
「あんがとねー」 - 20二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 10:10:23
「ってわけで協力してくんない?」
思い立ったが吉日、早速Pっちと同棲するための協力をリーリヤとプロデューサーさんに仰ぎに行った。
「もちろんだよ清夏ちゃん!」
「わーおすっごい食い気味。協力頼んでおいてなんだけどちょっと引くカモ」
「清夏ちゃんは好きな人と一緒に住む事の良さを知らないからそう言えるんだよ。清夏ちゃんもPっちさんと一緒に住み始めたらわかるよ!」
私こんなになるの?ならいいかな…
「リーリヤさん落ち着いてください。紫雲さんが考えを改めようとしてます」
「はっ…ごめんね清夏ちゃん」
「別に考えを改めようとはしてないよ?ただこんな風になるならもう少し後で良いかな…って思ってただけだから」
「それやらなくなるやつじゃないですか…それで、例の件ですが俺の協力しますよ。丁度いい機会です。今回は俺がアイツを嵌めてやりますよ」
「頑張ろうね清夏ちゃん!センパイ!」 - 21二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 10:17:06
- 22二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 10:36:52
- 23二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 10:53:37
- 24二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 12:44:04
「…清夏さん。なんだか、最近距離感近くないですか?」
「そう?私たちの関係的に今までが遠すぎたんじゃない?」
「そうなんですかね」
「そうそう。Pっちは私に「俺があなたを幸せにします」って言って、私はそれに対して「はい」って答えた。これってもう婚約みたいなもんじゃん?」
「あ、あれは!アイドルとして幸せにするという意味であって…」
「じゃあなに?Pっちは私がアイドル引退した後はどうなってもいいって言うんだ?この薄情者」
「そ、そういうわけでは…ああもうわかりましたよ!俺が!あなたを!生涯掛けて!幸せにします!」
「…///」
言うように誘導したのは私だけどやっぱ真正面から直接言われると照れるなー。 - 25二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 16:04:35
「そっか…清夏ちゃん告白されたんだ」
「うん!でも肝心なのはここからだから」
「本当に上手くいくの?センパイが意識を逸らしてくれてるけど…」
「だから今がチャンスなんでしょ?まあ私も自分の計画が完璧とは思ってないけどさぁ」
「そういえば清夏ちゃんってPっちさんのロッカーの番号知ってるの?」
「当たり前じゃん。しっかり観察して覚えたから」
「絶対に才能の使い所ちがうよぉ」
心外だなぁ…これもれっきとした才能の有効活用なんだよ?
「ええっとたしかこれだったはず…やっぱり!」
「おや、清夏さんに葛城さん。俺のロッカーの前でなにしてるんですか?」
「げっPっち!?」
「げってなんですかげって。なにかやましいことでも…ああ、家の鍵ですか」
「…バレてた?」
「彼が露骨に時間稼ぎしていたので…しかし、予想的中でしたね。残念ですが最近は鍵を持ち歩いているのでそこには入ってませんよ」
「そんなぁ」
「それに、鍵が欲しいなら直接言ってくださいよ。いくらでも差し上げるんですから」
「ふぇ///!?」
「つまり…清夏ちゃんは作戦なんか立てなくてもPっちさんと同棲出来たって事?」
「そういう事です。すいませんね葛城さん。変な事に巻き込んでしまって。清夏さんは俺が連れて帰りますんで」
「…清夏ちゃんお持ち帰りされちゃった」 - 26二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 22:34:14
「ふわぁ…あれ?いつの間にか寝ちゃってたのかな」
私の部屋じゃないし…この景色に匂いって…
「起きましたか清夏さん」
「Pっち!?って事はやっぱり…」
「はい。ここは俺の家です。清夏さんが意識を失ってしまったので連れ帰ったというわけです」
つまりPっちにお持ち帰りされちゃったって事!?
「あ、あわわわわ…」
「ところで"清夏"?」
「ひゃ、ひゃい!?」
「人の家に勝手に入ろうとする悪い子にはお仕置きが必要だと思わないか?」
Pっちが私の事清夏って…しかも敬語じゃなくてタメ口で!
「あんまりこういう事はしたくないんだけどな?清夏が悪い子だから繰り返さないように"わからせ"ないといけないだろ?」
「えーっと…その…優しくしてね?」
「何言ってるんだ?俺が可愛い"奥さん"に酷い事するわけないだろ?」
「///」
「…少し刺激が強すぎましたかね」 - 27二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 01:33:42
「清夏さん起きてください」
「ん…Pっち?…もしかして私また気絶した?」
「まあ原因は俺ですが」
私の事清夏って呼ぶPっち新鮮だったなー…よく覚えてないけど私の事奥さんって言ってたし…
「とりあえずそのだらしない顔辞めてください。晩御飯出来ましたよ」
「えっマジ?そんな顔してた?」
「はい。とても他人には見せられない顔でしたよ」
気をつけないと…変な顔してPっちに不快に思われたら嫌だし。
「どんな顔だろうと俺は清夏さんが好きですよ」
「また心読んできた。プライバシーもあったもんじゃないね」
「必要な時以外は使いませんよ。それよりも冷める前に食べてしまいましょう」
「なんか…凄いなPっちは」
私と少ししか変わらない歳のはずなのに、なんだって出来ちゃうんだ。
「俺からすれば、アイドルをやっている方々のほうがよっぽど凄いですけどね」
「…Pっち、そこは私を褒めるとこだよ」 - 28二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 03:12:30
なんか、眠れない…
「Pっち起きてる?」
「どうかしました?」
「なんか眠れなくてさ…少し話さない?」
「あまり話せる事はないと思いますが…清夏さんが眠れるように頑張ります」
「そんな気張らなくていいって…ただPっちからの愛を確認したいだけだからさ」
「帰ってきてからそこそこ示してると思いますが…足りなかったですか?」
「ううん足りてるよ?溢れ出しそうなくらい貰ってるからね」
「でしたら何故?」
「確かに貰ってるけど…言葉だけじゃん?全然行動で示してくれないから…心配になってさ」
「俺的には結構行動してるつもりでしたが…そういえば、清夏さんが起きている時にはやってませんでしたね」
「ん…ありがと」
「俺に出来るのはこの程度ですから」
Pっちの体…一見細いけどガッチリしてて、ちゃんと男の子なんだなって思う。
「…もうちょっと欲張っていい?」
「良いですよ。清夏さんは普段頑張っているのでご褒美です。それで、何が良いですか?」
「私とキスして?」
「…わかりました。男に二言はありません」
「…ん…あむ…れろ…ぷは」
「舌入れてくるのは聞いてませんよ全く…満足しました?」
「全然。でも今日はもう寝る」
「そうですか…おやすみなさい」
「寝る前に一つだけ…これからも、愛してくれる?」
「何を当たり前の事を言ってるんですか?明日はもっと愛してあげますよ」
「えへへ…これからもよろしくね?旦那様♡」
終わり - 29二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 03:14:47
めっちゃ感覚空きましたが終わりです。才能無さすぎて最後ら辺辛かったですが終わらせれたのでヨシとしておきます。それでは皆様、良い夜を
- 30二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 09:46:59
おつ P清ありがとう