- 1二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 23:29:34
"いいけどまずはバルバラを止めてからね、ナギサ"
ナギサ「ふふ、そうですね『ご主人様』♡」
"みんなの前ではそう呼ぶの止めてね!?"
ナギサ「……はい♡」
"フリじゃないからね?"
ナギサ「はい♡♡♡♡♡♡♡♡」ゾクゾクゾクゾク
前スレ
【エ駄死】決闘です、先生!!|あにまん掲示板サキュバスの血を引く我が桐藤家に代々伝わる「ドスケベ過酷バトル」で白黒つけましょう!勝った方が負けた方を自由にするのです!!立会人は…そうですね、こう言ったことに詳しそうな浦和ハナコさんにやって頂きま…bbs.animanch.com - 2二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 23:45:48
【これまでのあらすじ】
ナギサ「アクメビームで」
ミカ「キヴォトス、滅亡しちゃうかも☆」
"ウソでしょ!?"
セイア「ウソではないよ、先生」
(故)ベアトリーチェ「私は止めようとしました」
サオリ「アリウスが陰鬱過ぎるあまり、滅亡計画に加担していた錠前サオリだ。すまない」
ヒヨリ「えへへ……リーダー以外空気ですけど、私たちもいるんですよ。辛いですよね、苦しいですよね……」
ミサキ「マダムの支配しようとする努力はみんな認めてたけど、イキ死ぬ魅力に勝てなかった。仕方なかった」
アツコ「マダムには悪いことしちゃったけど、ご先祖様には逆らえなかった。逆らったらみんな死ぬのを肌感覚で分からされちゃった」
サクラコ「実は私もこのお話では『ユスティナ聖徒会』の血統に連なる者だったりします」
"とりあえずみんなで「デスアクメビーム」を止めにいくよ!" - 3二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 23:55:14
- 4二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 00:08:09
- 5二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 00:24:28
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- 6二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 00:25:43
- 7二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 01:01:58
……バルバラ様。
いえ、ユスティナ様。どうか矛をお納めください。
最愛の人と親しき友、それから同士、そして戦火を免れていた無辜の民を虐殺されたこと、あなた様の子孫であり後輩のシスターとして痛ましく思います。
粛清の日々を終え、連邦生徒会長の職を辞した後「ドスケベ過酷バトル」で自らを処刑させ、凄惨な日々に終わりを告げるための見せしめになられたあなたの聖心。
私はそれを守るために来たのです。
数奇なものですね。
あの日、私の身体を貪り尽くした穢らわしい「先生」との子孫が、こうも清らかな心を得ようとは。
それだけに憎らしく思えます。
あなたやあなた以外の子孫が、私とヒエロとの間から連なる者であったならと思えてなりません。
我が子を胎内で育むことも、出産までの痛みに耐えることも、産んだ我が子の産声も忌々しく思えて、抱き抱えたのはただ一度のみ。
傍にいれば殺してしまうかもしれなくて、信頼がおける者に預けるのがやっとでした。
……そして今、私はアリウスにいた我が子孫を使い「キヴォトス総デスアクメ計画」の尖兵を募り、争乱を引き起こしています。
ベアトリーチェなる者の「キヴォトス征服計画」を乗っ取り、その内容を真逆へと変えた上で。
過ちを繰り返すだけの世界を支配してどうするつもりなのか、私には知る由もありませんが……彼女がヨガリ狂ってイキ死ぬ様は、正直言ってとてもエッチでしたね。
- 8二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 01:12:24
- 9二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 01:17:00
- 10二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 01:28:10
- 11二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 01:45:27
- 12二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 01:57:12
- 13二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 01:59:28
『───デスアクメビーム、発射1分前』
- 14二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 02:06:28
- 15二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 02:11:22
- 16二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 02:16:58
- 17二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 06:41:27
- 18二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 06:48:01
- 19二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 08:14:00
- 20二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 12:42:39
- 21二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 18:16:57
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- 22二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 18:20:45
先生っ!何故私たちの前に立っているんだ!?
今の君には銃弾もドスケベエネルギーも致命傷になるんだぞ!?
あ、ああ……そうだろうね……。
それでも私はあなたたちを、生徒を守ろうとしなくちゃ……それが「先生」だから。
シッテムの箱だけで凌げるとは思わないことです。
ふふ、怖いですか?身体の震えが止まっていませんよ?
……怖いはずでしょうに、あなたはまだ生徒の盾になろうとその前に立とうとしている。
もうおやめなさい。
───あなたは知る由もないでしょうけれど、元々のあなたはここへ来てからも無力だったのですよ。
ドスケベからなるイレギュラーな力による変化、それから連邦生徒会長からの薫陶があなたに常軌を逸する能力を持たせた。
それにより起こり得た数々の奇跡ある道程は、ここまで。
滅亡回避の為幾度となく繰り返されてきたであろうあなた方の生命も、ようやっと終わりを迎えます───。
- 23二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 23:08:31
「───逝け」
掃射される二丁のガトリング。
セイアとサクラコが先生を押し退けようとするも、間に合わない。
「……?」
立ち込める煙が晴れた。
バルバラが怪訝そうに目線を向けた先には、傷ひとつない先生の姿。
マスクで確りと覆われた顔の表情は、たとえ見えなくとも怒気を孕んでいるに違いない。
彼女が纏う神秘が荒ぶっている。
「卑怯な」
「何が卑怯なものか!先生は丸腰なんだぞ!」
セイアはバルバラの言葉に苛立った。
無力な者に容赦ない銃弾の雨を浴びせる者が、聖人などであるものかと。
「卑怯ですとも。ただ『先生』であるというだけで、後生大事に守られている。ただのドスケベがそこまでの扱いを受けてどうするのですか」
やはりこの亡霊は、怨恨の塊に違いないのだ。 - 24二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 23:22:08
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- 25二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 23:23:09
……守る為の力は、たかが一個人に費やされるべきではありません。
あまりにも歪。
「生徒」が奴隷であった頃、キヴォトスの支配者たちを守っていたのと同じ。
ふふ、笑わせてくれます。
シャーレの先生、あなたもまた生徒たちを支配する側の存在なのですよ。
"……私は"
何かを言いかけそうになる先生を、セイアとサクラコが制止した。
「先生、どうかそれ以上は」
「君を否定したがる者に、君の言が受け入れられる訳があるまい。分かりあえない現実を受け入れるべきだ」
二人が引き金を引き、放たれた弾は過たずバルバラを捉える。
「……無駄」
それらは神秘のオーラに阻まれた。 - 26二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 23:45:00
「これほどとは……」
「ドスケベエネルギーを加えてなお、その衣服を裂くことすら叶わないか」
悲嘆に暮れる二人に、それぞれリヴォルヴァーとバルカンの弾が放たれる。
「ああっ!」
「ううっ……くぅ……!」
瞬く間に傷を負う。
キヴォトスの住民である二人に、痛ましい銃創が刻み付けられた。
"サクラコ!セイア……!"
憤りで僅かに力を取り戻した先生が握り拳を作り、敵意ある眼差しをバルバラへと向ける。
「私が憎いですか?あなたが大切と嘯く生徒たちを傷付け、皆殺しにしようとする私が」
"だったら!?"
「せいぜい守ってみることです。ふふ、今のあなたは守られるしかないでしょうが」
そう言うと、バルバラはリヴォルヴァーから光線を放つ。
明らかに物理法則を超越した熱量の激流。
シッテムの箱が阻止を試みるも、耐えられるかは怪しい───! - 27二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 07:24:37
「……なるほど、新しい盾というわけですか」
三人を庇った人影。
それはライオットシールドを構えた救護騎士団の長、蒼森ミネだった。
「戦場に、救護の手を───」
「来たぞ先生、メイン盾だ!」
「殴るのも得意な優れものですよ!ったぁ!!」
そしてサクラコがミネに殴られる。
「救護の対象でしょうが私は!」
「謂れはありますが、人を暴力装置のように仰るものですから」
話の最中、バルバラの猛攻が襲い来るもミネが全て凌ぎきった。
「だってあなたが来たから丁度ボケられると思いまして。私、何かにつけてツッコミやらされる立場だったんですよ」
「ああ、ユスティナの礼装を着ていらっしゃるなら、突っ込むよりも突っ込まれたいですよね」
「……確かにそうですがっ!」
色ボケの子孫はやはり色ボケということらしい。 - 28二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 07:34:24
「余裕ですね。アリウスの生徒に与えていたそれよりも遥かに陰鬱なイメージが、常にあなた方を苛んでいるというのに」
それがバルバラという怨霊の手口だった。
アリウスに住まう子供たちへ、自身が生きていた時代の凄惨な日々をドスケベイメージで克明に伝え、一旦は虚無主義へと走らせる。
そうして心身衰弱させたところに「昇天主義」を突き付けた。
卑劣極まるマッチポンプである。
アリウス生徒を兵力としキヴォトス征服を目論みつつ、散逸した神秘の捜索と研究に勤しんでいたベアトリーチェなど及びもつかぬ。
一切の希望を捨てよ。
怨霊の言いたいことは、結局のところこれであるから。 - 29二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 08:03:55
"あなたはこうやってアリウスの子たちを支配したの?"
「然り」
"なら終わらせる"
「クククッ、そういきり立つものではありませんよ。守るべきとした子供たちに守られながらそのような態度、滑稽を通り越して憐れです」
一度攻撃の手を止め、伝達するイメージをより鮮明にしていくバルバラ。
生徒たちは神秘を用い、自意識を強くすることでこれに飲まれることを防ぐ。
"あ……"
「「「先生!」」」
だが神秘を持たず、頼みであるシッテムの箱も力尽きそうな先生には守ること能わず。
まずバルバラの邪念が神秘と相俟って凄まじいのだが、それに加えて戦場である古聖堂跡に聳え立つ「サンクトゥムタワー」のミメシスが働いている。
これの力を用いることで「アトラ・ハシースの箱舟」をも複製し、「多次元解釈」を活用した様々な機能を発揮しているのだ。
バルバラの伝えるイメージに「捩じれて歪んだ先の終着点」の数々が加わり、その中心にあった先生の心身を崩壊せしめんとする───!