- 1◆je8PYTqP5Ydc25/07/11(金) 12:08:57
前スレ落ちちゃったんで……2個目です。
前スレ:
https://bbs.animanch.com/board/5254888/?res=74
彼女になった子:
千奈、ことね、麻央、清夏、手毬。
今は佑芽編です。
- 2◆je8PYTqP5Ydc25/07/11(金) 12:09:58
【ルール説明】
1.基本的に運命の彼女と目が合うことで恋に落ちます
(だから例えば星南の隣にことねがいても、目が合ったのが星南なら彼女だけと恋に落ちます)
2.皆さんリーリヤが何股かけることに関しては寛容です(刺すとかの展開はない)
3.リーリヤははみ出しを回避する方向に動きます。
4.途中で学Pからお助けアイテムなどが付与されます - 3◆je8PYTqP5Ydc25/07/11(金) 12:11:24
佑芽編を最初から再掲します
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清夏「リーリヤ、何見てんの?」
廊下の掲示板。色々なチラシが貼ってあって、たまに見に来ます。
見ると、気になる記事がありました。
清夏「ん?アイドルバスケ大会?」
リーリヤ「そうなんだ。いろんなアイドル養成校の子たちが集まって大会をやるんだって」
清夏「へー……でもあたしもリーリヤもバスケできないじゃん」
リーリヤ「たぶんそれは……他の学校でも同じじゃないかな」
清夏「ふむふむ……えっ、優勝はハワイのプライベートビーチツアー!?」
リーリヤ「行ってみたいんだけど……」
清夏「だけど?」
チームの人数は五人だけど、控え二人を加えた七人で登録する必要があるらしい。
リーリヤ「一人足りないんだよね」
清夏「そっかぁ、残念だ」 - 4◆je8PYTqP5Ydc25/07/11(金) 12:12:33
リーリヤ「この時期の持久走は大変だ」
リーリヤ「あれ?」
いま、まるでつむじ風の様に素早い何かが私の後ろを通過していった。
え、なんだろう?
佑芽「うおおおおおおお!!!」
リーリヤ「あれは……花海佑芽さん。っというか早い!」
私が一周するくらいの速さで約三周しちゃってる。
あれ、持久走のはずなんだけどな……。
3km走りきれば終わる筈の持久走、あの速さでバテないのは本当にすごいけど、何よりも3kmなんてとっくに走り終わってるはずなのに……。
十分後。
リーリヤ「ふぅ、疲れた……」
佑芽「うおおおおおおおおおおおお!!!!」
リーリヤ「えっ!?」
リーリヤ「何周目なんだろう……でも、すごいな」
リーリヤ「終わるまで見ていよう」 - 5◆je8PYTqP5Ydc25/07/11(金) 12:13:33
持久走をしていたのは午後二時ぐらい……だったはず。
時間は流れて流れて……午後七時。えっ、午後七時!?
佑芽「まだまだぁあああ!」
リーリヤ「だ、だめだよ!?」
佑芽「ふ、ふえ!?」
ドン!
止めに入ろうと思ったら二人でごっつんしてしました。
あいたた……。
佑芽「り、リーリヤちゃん大丈夫!?」
リーリヤ「わ、私こそ割り込んでごめ――」
ビビーーーーーン!!!!!!
リーリヤ「!?」
佑芽「う、うえええ!?」
佑芽「え……」
リーリヤ「え……?」
佑芽「えっちなのは!!だめですよ!!!!」
そう言って、佑芽ちゃんはさっきよりも早い速度で逃げて行ってしまいました。 - 6◆je8PYTqP5Ydc25/07/11(金) 12:14:40
以下からその続きです。
よろしくお願いします。 - 7◆je8PYTqP5Ydc25/07/11(金) 12:28:02
リーリヤ「佑芽ちゃん、おは……」
佑芽「ひゃあ!」ヒュン
リーリヤ「佑芽ちゃ」
佑芽「え、えっちですよ!?」ヒュン
リーリヤ「佑……」
佑芽「お姉ちゃーーーーーん!」ヒュン
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リーリヤ「佑芽ちゃんに逃げられてしまってる」
リーリヤ「本人の意見を尊重したい気持ちはあるんだけど」
リーリヤ「どうすればいいだろう……」
佑芽ちゃんは運動が大の得意っぽい。
よし、ちょっとした賭けになるけど……やってみるか。 - 8二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 12:33:52
続いてくれて嬉しい😊
- 9二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 13:00:31
待ってました!!
佑芽!! - 10◆je8PYTqP5Ydc25/07/11(金) 13:03:27
佑芽「うおおおおお!!!」ダダダダダダ
清夏「うへー、佑芽っち、相変わらずすごい速度と持久力だ」
リーリヤ「よしっ」体操服着用
清夏「えっ、リーリヤどったの……?」
リーリヤ「私も走ってくる!」
清夏「えっ」
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佑芽「うおおおおおおお!」
リーリヤ「うおおおおおおお!」
佑芽「うおお……えっ? リーリヤちゃん!?」
リーリヤ「一緒に走ろう!」
佑芽「えっ、う、うん!」
ダダダダダダ……。
清夏「ええ……リーリヤ、もう30分は並走してる」
清夏「あんなに体力あったっけな……」
清夏「……愛の力ってすごいなぁ……」
ダダダダダダ……。
リーリヤ(すごい、私は気を抜けばすぐ倒れてしまいそうなのに)
リーリヤ(でも、諦めないぞ)
佑芽「り、リーリヤちゃん!?無茶しないで!?」ダダダダダダ……。
リーリヤ「全然無理じゃないよ!」
佑芽「で、でも息上がってるよ……?」
リーリヤ「でもそれは前提だから」
リーリヤ「うおおおおおお!!!」ダダダダダダ……。 - 11◆je8PYTqP5Ydc25/07/11(金) 13:43:56
清夏「ええっ!? リーリヤが佑芽っちを……抜いた!?」
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佑芽「なっ、そんな!? ま、負けないぞぉぉぉぉぉ!」
リーリヤ「うおおおおおおおお!!!」
ダダダダダダ……!
何周走ったか覚えてないや、ただ、ある周回を終えたときに終わりが訪れた。
佑芽「うあっ!?」
佑芽ちゃんがつまづいてしまった。
私の視界の端でそれが映った時には体が動いていた。
リーリヤ「あぶない!」
一回転して転びそうになった佑芽ちゃんをお姫様だっこしちゃいました。
リーリヤ「だ、大丈夫!?」
佑芽「えっ、ええと……ありがとう……?あっ!?」
リーリヤ「ど、どうしたの?」
佑芽「リ゙ー゙リ゙ヤ゙ぢゃ゙ん゙に゙負゙げだぁ゙ぁ゙ぁ゙!゙」
リーリヤ「ええ!?」
清夏(ああそっか……結果的にリーリヤが勝ったことになるのか……)
清夏(ともかく無事でよかった……よし、これ以上見るのは野暮だからことねっち誘って遊びにでもいこーっと) - 12◆je8PYTqP5Ydc25/07/11(金) 15:45:01
私たちは走り終え、シャワーを終えた私たちは今は誰もいない寮のロビーに一緒に座る。
リーリヤ「佑芽ちゃん、アイス買ってきたよ」
佑芽「わー!ありがとー!」
少しの時間、アイスを味わった後……。
佑芽「リーリヤちゃん!」
リーリヤ「わっ」
佑芽「あ、ご、ごめん!驚いちゃったね」
リーリヤ「大丈夫だよ!」
二人で元気よく笑う。なんというか、他の人とは違う不思議な時間だ。
佑芽「リーリヤちゃん!私と、付゙ぎ合゙っ゙で!゙!゙!゙!゙!゙」
リーリヤ「え、ええ!?」
びっくりだった。
でもその告白は佑芽ちゃんのまっすぐで、実直な性格を表すもので……。
佑芽「私、お姉ちゃん以外に負けたくない!って思える人は初めてだし、何よりもお姉ちゃんぐらいに一緒にいたいって思える人はいなくて、その、その……」
リーリヤ「うん! 私でよければ、よろしくお願いします!」
告白と呼ぶには正々堂々過ぎるかもしれない。だけど、それが佑芽ちゃんの愛情表現だとよくわかって。
それがうれしくってたまらなかった。
リーリヤと佑芽は付き合うことになった! - 13◆je8PYTqP5Ydc25/07/11(金) 16:21:17
???「佑芽……どうして……覚えてなさい、葛城リーリヤ!!!!」
- 14二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 16:31:11
たておつ!
待ってました学マス百合 - 15◆je8PYTqP5Ydc25/07/11(金) 16:32:01
【閑話休題編】
ことね「ねぇ清夏~」
清夏「どったの」
珍しくリーリヤ抜きの二人で遊んでいたことねと清夏。ぶらりとウィンドウショッピングに勤しんでいた。
ことね「リーリヤちゃんってどんなアクセサリが好きなんだろう」
清夏「……確かに」
ことね「えっ、清夏もわかんない感じ?」
清夏「そういうワケじゃないけど……リーリヤって意外とそういうのに無頓着なんだよね」
ことね「ううむ、あたし達が流行に流されすぎているのかもしれない」
清夏「急に消費社会への批判」
ことね「じゃあこういうイヤリングとかはいらないのかな……」
清夏「それはそれで喜んでくれるとは思うけれど……もっといい場所があるかな」
ことね「?」
訪れたのは「アニ〇イト」だった。
ことね「古今東西で旅してそうだナー」
清夏「リーリヤの好きなアニメの……そう、カードがランダムで入ってるやつ!」
ことね「リーリヤちゃんはどのキャラが好きなんだろう」
清夏「……そこまではわかんないや」
以降、ことねと清夏のしばらくのおやつは”ウエハース”で統一されるのだった……。 - 16二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 16:34:56
そういえば今のところそれぞれの相方来てないね(手毬→美鈴、ことね→会長、麻央→莉波、千奈→広、佑芽→咲季)
清夏に関しては本人が相方だし。 - 17◆je8PYTqP5Ydc25/07/11(金) 16:48:55
【閑話休題 その2】
アニ〇イト帰り、チェーン店のカフェにて。
清夏「ことねっち、リーリヤと行ってるカフェとなんかレベル違くない?」
ことね「しょ、しょうがないだろー。本気モードのときとは違うって」
清夏「それはそうだね」
清夏「で、さ」
ことね「どうしたの、なんかすごい神妙な顔してるけど」
清夏「ことねっちはさー」
ことね「うん」カフェ.ラテをストローで飲む。
清夏「リーリヤともうキスしたの?」
ことね「っ!? ごほっ、ごほっ」
清夏「うわ、大丈夫!?ハンカチ貸すから拭きなって」
フキフキ……
ことね「そっかー、清夏はまだしてないのか」
清夏「だね。なんか、して、とも言い出しにくくて……」
ことね「普通にお願いした方がいいときもあるよー、我慢してても伝わんないって」
清夏「そりゃそうだけど」
ことね「千奈みたいな甘え上手になりたいってぇのはわかるケド」
清夏「…………」
ことね「それに麻央ちゃん先輩みたいにおしゃれなお店をエスコートもできないし、あたしたち」
清夏「庶民だからねぇ」
ことね「だからもう勢いでいくしかないって」
清夏「そうかな……そうかも……」 - 18◆je8PYTqP5Ydc25/07/11(金) 16:49:55
カフェ.ラテでNG入るの面白すぎだろ
思春期か、あにまん君は