【SS】グウィンドリンが堕ちるみたいなやつ【アダルト・連レス長文注意】

  • 1二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 00:04:53

    始まりの火が徐々に翳っていき世界が崩れてきたころ、サリヴァーンと名乗る反乱軍がアノール・ロンドに進軍を果たしてきた。
    我が騎士を、処刑者を、鍛冶を、城を蹂躙し尽くす驚異的な強さに押し込まれ、終ぞ降伏を申し入れた。
    彼らと、妹には手を出さないでくれ。私が総ての責任をもって受け入れよう。
    その申し出は、だがいくつかの条件をもとに飲むとサリヴァーンは答える。

     ─第一に、この城は我々が頂く。寂れてしまったとはいえ、この世界の象徴たるアノール・ロンドだ。我々の力を誇示するにふさわしい─
     ─次に、君の妹はこちらから預かろう。なあに、然程遠くない場所に置くつもりだ─
     ─それと、君の騎士たちはとても優秀だ。身の安全を確保すると共に、こちらの軍門に下ってもらおう─
     ─…そうだな、最後に君だ。君は、あいつの………、伴侶にでもなってもらおうか。はは、政略結婚といって差し支えないか。こちら側の嫁になるというわけだ─

    最後だけ気になったが、思うよりかは悪くない条件だ。あくまで自分にだけ甘い言葉を聞かせて言質を取るつもりなのだろうが、こちらに残る武力はわずかとない。従うまでだ。
    …ヨルシカ。一人にさせてしまうがすまない。お前が暗月の騎士団を引き継いでくれると言ってくれた時は、私は鼻が高かったよ。

  • 2二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 00:05:20

    「…こちらです。グウィンドリン様。」

    奴らの神父を名乗る男から差し添えを受けてやって来たは、暗月の霊廟。私の、暗月の騎士団総団長の拠点だ。
    ……気に喰わない。ここで婚礼の儀式を執り行わなければならないのか。全くもってろくでもない男だ、法王サリヴァーン。

    というか、私の正装は元より身に着けていた長衣の色違いみたいな意匠だ。ほとんど白を黒に変えただけ。これなら着替える必要があったのだろうか。
    そもそも、女のふりをしている身で言えたことではないが、相手がどのような者なのか全く知らされていない。どうせ奴と同じくろくでもない下衆であるのは百も承知だが。

    暗がりでよく見えない。というより、ほぼ暗闇だ。神父に奥に行くことを勧められ、歩みを進める。


    ──なんなのだこれは!?これは、腐肉か?いやらしく蠢き、酷いにおいが立ち込める。なぜ、さっきまでこんなにおいは……。
    その時気づいたのだ。なぜ月明かりに照らされる霊廟がここまで暗いのか。なぜ腐臭が香らなかったのか。

    そうか。こんなヘドロの魔法か。

    いやらしく蠢く腐肉はこちらに焦点を合わせたらしく、ゆっくりと詰め寄って、来る。
    結婚か。そうだな。こんなやつの嫁にならなければ、か。……お兄さま、お姉さま。グウィンドリンは、王家の面汚し者です。どうか、こんな愚弟を、お許しください…。
    腐肉がこちらの身体を吞み込んでくる。泥に塗れた、いや泥ですら優しい。気持ちの悪い感触に吐き気が込み上げる。

  • 3二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 00:05:38

    「……………!?」

    腐肉が自分の衣服と身体をかき分けながら、穴に這入ってくる。
    なんだ。いやだ気持ち悪い。やめて。やめてくれ。そこは

    異物感がどうしようもなく気持ち悪い。出した排泄物が体の中に戻ってきては出るのを繰り返している。
    いい痛い痛いいたいいやだいやだやめてくれやめてよだれかたすけてよおにいちゃんおねえちゃんおとうさんおかあさんよるしかおねがいぼくを

    次第に恐怖と痛覚と不快感に、変化が訪れた。
      ──気持ちがいい。締め付けられるような、寂しさを覚えるような快楽が。あるところに当たってはそれがたまらなくやみつきになってくる──
    痛くてしょうがなかった圧迫感もそれが快感のエッセンスとなり、嫌いじゃなくなってくる。
    そんな押し付けられた欲を我が身に一身に受けてくると、下半身に妙な感覚が押し寄せてくる。

    射してまった。ヘドロの中にはいるが、懇切丁寧に股間だけはヘドロの外に露出されていた。触れて確認していたわけじゃない。ただ、外の冷やりとした空気が身に染みていただけだ。

    なんだろういまのもっとしたいもっとだしたいよおねがいもっと、

    きもちよくなりたい


    あれ、ぼくなにしてたんだっけ。ぼくってだれなんだろう。あぁぴゅっぴゅきもちいい。だすのきもちいい。なんでもいいや。まただしたい。

  • 4二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 00:06:02

     ─フ。英傑グウィンの血を引く者ですらこの有様か。ならば、世界をひっくり返すのもそれほど脅威じゃなくなってきたな─
     ─…だろう、エルドリッチ。君の望む未来は、順調だ。……ところで、“それ”は美味なのかね?─
     ─いや、食べたいわけじゃない。寧ろ、そんな神を名乗っていた醜女なんて、私は遠慮したいね─


      ──彼はその月の力から、娘として育てられ 暗く儚い女神のごとく振る舞ったという

  • 5二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 00:06:36
  • 6二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 00:41:48

    えっっ………えっっっ!!!

  • 7二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 01:21:11

    えろい

オススメ

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