- 11◆DGCF6cUlCqNA25/07/13(日) 13:00:52
夢の中ならどこにでも行ける。
何にでもなれる。
そこには、ブルーロックスたちの“もしも”が広がっている。
*ブルーロックスが色々な夢を見るだけ
*安価で誰がどんな夢を見るのか募集し、1がその世界を綴るよ
*同じキャラを何回選んでもOK
*希望や反応がある限り、ゆっくり続けていく予定
*更新遅いからのんびり待っててね
*キャラは1~30巻の表紙から選んでね
*描写は静かで幻想的な雰囲気が多め。切なかったり、優しかったり。
*荒らし、誹謗中傷禁止
*アンチ、スレチ、キャラsage、腐コメ禁止
まずは>>2からどうぞ。
- 2二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 13:02:28
- 31◆DGCF6cUlCqNA25/07/13(日) 13:03:57
ネスはどんな夢を見る?
- 4二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 13:04:38
魔法使いになってる夢
- 51◆DGCF6cUlCqNA25/07/13(日) 13:18:14
- 61◆DGCF6cUlCqNA25/07/13(日) 13:20:20
「すごーい!」
「もう一回見せて!」
——うん、いいよ。
僕の魔法は、誰にも止められないからね。
空には光の鳥が飛び、
足元の影は跳ねるように踊る。
ああ、楽しい!
誰も「非合理的」なんて言わない!!
「くだらない」なんて、ここでは誰も笑わない!!!
魔法って、ちゃんとあるんだ。
ちゃんと僕の中にあるんだ。
こんなにも、自由で、美しくて、楽しいんだ。
……もうちょっとだけ、起きたくないな。
『1つ目の夢:アレクシス・ネス(魔法使いになってる)』 - 71◆DGCF6cUlCqNA25/07/13(日) 13:21:40
>>8 次は誰がどんな夢を見る?
- 8二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 13:22:47
- 91◆DGCF6cUlCqNA25/07/13(日) 13:34:06
- 10二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 13:37:07
- 11二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 13:38:23
- 121◆DGCF6cUlCqNA25/07/13(日) 16:35:02
>>11 こちらこそリクエストありがとう!
- 131◆DGCF6cUlCqNA25/07/13(日) 16:40:52
夢を見た。
俺のベッドの上に、ポカリがいた。
いや、ポカリが……三匹いた。
「え?」
気づいたら四匹になってて、
ちょっと目をこすったら、七匹。
そのうちの一匹がくるっと振り返って、
「きゅぅ~」って鳴いた。
ポカリ特有の、あれだ。
「可愛いな、お前……いや、お前ら?」
気づけば、ベッドの端からふちまで、
ポカリ、ポカリ、ポカリ。
床にも降りてて、机の上にもいて、
引き出しの中からも、タンスの中からも……ポカリ。
ぜんぶ、同じ顔。
ぜんぶ、ふわふわで、ころころで、つぶらな瞳。
- 141◆DGCF6cUlCqNA25/07/13(日) 16:42:41
俺は座ったまま動けなくなって、
「……夢だな」って思ったけど、
まあ、いいかって思った。
ポカリたちが俺の腕によじ登ってくる。
一匹が膝の上で寝た。
ひとつ、くしゃみをしたら、花が咲いた。
もうひとつ、まわって踊ったら、
背中から光が生えた。
「お前、魔法生物か?」
って言ったら、「きゅ~」って答えた。
俺は笑った。
思わず、素で笑った。
こんな夢も、悪くない。
いや、悪くないどころか、……最高。最高。
『2つ目の夢:黒名蘭世(ポカリが増殖する)』 - 151◆DGCF6cUlCqNA25/07/13(日) 16:43:48
>>16 誰がどんな夢を見る?
- 16二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 16:45:19
- 171◆DGCF6cUlCqNA25/07/13(日) 16:46:11
>>16 士道はどんな夢を見る?
- 18二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 17:08:01
不思議な森に迷い込む
- 191◆DGCF6cUlCqNA25/07/13(日) 17:19:53
- 201◆DGCF6cUlCqNA25/07/13(日) 17:21:22
でも、いつの間にか日が沈んで、
光ってた蝶も、風も、声も、静かになった。
辺りは暗い。
俺だけが、森の真ん中でぽつんと立ってた。
そのとき、どこかで誰かが言った気がした。
「お前、ほんとは寂しいんじゃないの?」って。
……そんなわけ、ねぇだろ。
そう笑ったつもりだったけど、
涙が勝手に出てきて、止まらなかった。
泣きながら、笑った。
笑いながら、泣いた。
でも、森は黙って見てくれてた。
誰も責めない。
誰も、置いていかない。
ただ、俺を包むように、揺れていた。
『3つ目の夢:士道龍聖(不思議な森に迷い込む)』 - 211◆DGCF6cUlCqNA25/07/13(日) 17:22:25
>>22 誰がどんな夢を見る?
- 22二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 17:23:50
- 23二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 17:25:41
どの話もすごく好き
続き楽しみ! - 24二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 18:31:22
クソ物くんと楽しそうにしてるカイザー見たい見たい
- 251◆DGCF6cUlCqNA25/07/13(日) 20:09:02
>>22 折角だし幼少期のカイザーと今のカイザー、どっちも書くね!
【4-1】幼い俺と、喋るクソ物
夢を見た。
ボロい部屋の隅に、小さい頃の俺がいた。
埃をかぶった床、破れかけの布団。
その真ん中で、俺はサッカーボールを抱えていた。
「誕生日なのに、何もねえ」
呟いた声は、思ったよりもガキ臭くて、
でも低かった。
手元のボールが、くるりと転がる。
「せめてケーキくらい……食べてみたい」
「……俺がケーキになってやろうか?」
……え?
ボールが喋った。
「うわ!?な、なんだお前!?喋った!?俺の幻聴か!?」
全力でのけぞって、でもすぐに身を乗り出す。
- 261◆DGCF6cUlCqNA25/07/13(日) 20:10:51
「喋るのか!マジで喋るのか!?なあ、もう一回!」
「お前がうるせぇから喋っただけだっての」
顔が、嬉しそうだった。
目が輝いて、口は悪くても、笑ってた。
「なあ、お前の名前は?お前、俺と一緒のクソ物だから、クソ物でいいよな?」
「お前がそう呼ぶなら、もうそれでいいよ」
抱きしめた。
丸い体に頬を押しつけて、言った。
「俺、独りは慣れてるけど……喋れるやつがいるなら、嬉しい」
その声は、どこか震えていた。
でも、顔は笑っていた。
夢の中の俺は、その光景をただ見ていた。
ずっと、誰かと話したかったガキを。
ずっと、笑いたかったガキを。 - 271◆DGCF6cUlCqNA25/07/13(日) 20:27:11
【4-2】俺と、クソ物
夢の中で、俺は薄暗い部屋に座ってた。
足元に、転がるサッカーボール。
見覚えのあるやつ。
「……お前、いつまで俺の夢に出てくんだよ」
「お前が未練タラタラだからだろ、クソ皇帝」
「クソ、口の悪さまで引き継ぎやがって……」
ため息。
頭をかく。
「ボールが喋るってどういう夢だよ。怖いだろ」
「昔は喜んでたくせに、よく言うな」
「クソ黙れ。あれは……ガキだったから」
黙ると、部屋は少しだけ静かになった。
ボールは、ころんと俺の脚に寄ってくる。
「……なあ」
「うん」
「今の俺を、昔の俺が見たらどう思う」 - 281◆DGCF6cUlCqNA25/07/13(日) 20:28:40
返事はなかった。
代わりに、ボールが跳ねた。
ちょんと、俺の額にぶつかる。
「おい、やめろ」
「楽しそうに見えるけどな。お前」
「は?」
呆れたフリして、でも笑ってしまう。
「……まあ、そっちがそう言うなら、そうなんだろ。昔からお前だけは好き勝手言うからな」
「お前が聞くから言ってんだよ」
「クソうるせえ。……けど、ありがとな」
ぽつりと落ちたその言葉を、ボールは拾わなかった。
ただ、そばにいた。
本当に、昔から変わんないな、お前は。
そう思って、また笑った。
泣くのとは、ちょっと違う、静かな夜の笑いだった。
『4つ目の夢:ミヒャエル・カイザー(喋るクソ物)』 - 291◆DGCF6cUlCqNA25/07/13(日) 20:29:57
- 30二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 20:36:22
- 311◆DGCF6cUlCqNA25/07/13(日) 21:01:30
夢を見た。
いつもの部屋。いつもの布団。
そして――そこに、レオがいた。
「おはよ、凪。起きろよ、朝ご飯食べようぜ」
レオは笑ってた。
お前のその顔、ずっと見てなかったな。
……すごく、久しぶり。
「あと5分だけ……」
「ダメ。ほら、今日は新作のスパイク買いに行くって約束しただろ?」
肩をつつかれて、しぶしぶ起きる。
いつもの会話。いつもの朝。
それだけで、胸がふわっと温かくなる。
コンビニで肉まん買って、
ベンチでふたり並んで食べる。
玲王が熱っ!って言って、俺がふふって笑って、
玲王が「凪が笑った!」ってはしゃいで。
そんな当たり前が、ここにはあった。
- 321◆DGCF6cUlCqNA25/07/13(日) 21:05:54
――でも、わかってる。
これは夢だ。
これは、もう終わった時間だ。
夢の中の自分は楽しそうに喋ってる。
でも、その様子を見てる「今の俺」は、遠くで唇を噛みしめて、拳を握って立ち尽くしてた。
……ねえ、神様。いるなら、答えてよ。
お願い、どうか、ずっとこのままでいいから。
何もいらないから。
世界一じゃなくていいから。
サッカーなんてなくてもいいから。
どうか――
どうか、レオとずっと一緒にいさせてよ。
願いを叶えてくれるなら、何でもするから。
だから……お願いだから、もう、
俺を、一人にしないでよ。
そう祈った声だけが、夢の中に、
ぽつり、ぽつりと、落ちていった。
そして今日も、誰もいない朝が来る。
『5つ目の夢:凪誠士郎(ずっと一緒にいられる)』 - 331◆DGCF6cUlCqNA25/07/13(日) 21:12:02
>>34 誰がどんな夢を見る?
- 34二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 21:16:57
- 35二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 21:28:19
凪の願いが切実で切なくて最高です
ありがとうございます! - 361◆DGCF6cUlCqNA25/07/13(日) 21:34:57
>>35 いえいえー!いつかまた二人が再会出来るといいな。
- 371◆DGCF6cUlCqNA25/07/13(日) 21:44:46
夢、見たっぽい。
ヤバい、ここ、ちょー綺麗な海!
空はドピーカンで、雲とかふわっふわでさ、
海はスッケスケで、砂がきらっきら。
てか俺、ちゃんとサンダル履いてるじゃん。
リゾート仕様?
「やば、テンションアガるわ〜」
つって、まずは走る。
波打ち際まで全力ダッシュ。
バッシャバシャやってたら、
カニに挟まれかけたんだけど。
「いってー、でもよく見ると可愛いなコイツ」
ってことで、海の中へザバーン!
魚がめちゃカラフルで、なぜか喋ってた。
「お兄さん、今日もイケてるね!」とか言われた。
何コイツ。
浮き輪に寝っ転がって空を見たら、
ちょー綺麗なお姉さんが遠くから来た。
髪がさらっさらで、水着は透けギリ攻めてて、俺、反射で「好きです、付き合ってください」って言ってた。
お姉さん、笑って「また来年ね」って。マジ残念。
- 381◆DGCF6cUlCqNA25/07/13(日) 21:46:59
- 391◆DGCF6cUlCqNA25/07/13(日) 21:48:30
>>40 誰がどんな夢を見る?
- 40二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 21:48:36
- 413425/07/13(日) 22:14:46
- 421◆DGCF6cUlCqNA25/07/13(日) 22:30:42
>>41 元気な乙夜書くの楽しかったよ、リクエストありがとう!
- 431◆DGCF6cUlCqNA25/07/13(日) 22:35:56
- 441◆DGCF6cUlCqNA25/07/13(日) 22:40:21
「兄ちゃん、今日はオフ?」
「お前が夢を見てるからな」
「……そっか」
路地を歩いて、江ノ電を眺めて。
兄ちゃんの隣を歩くのが久しぶりすぎて、
少しだけ心が痛くなる。
「俺さ」
ふと、足を止めた。
「たぶん、もう大丈夫だよ。一人でも、ちゃんとやれる」
兄ちゃんは何も言わなかった。
ただ、黙ってこっちを見てた。
「ストライカーとして、兄ちゃんの助けがなくても進める」
「いつか、世界一になったMFの兄ちゃんにパスを出してもらえるように、肩を並べられるように、頑張る」
「だから……俺は前を向いて行く」
言ってから、胸がじんとした。
大丈夫、って言葉に込めたのは、
本当はまだ全部じゃない気持ちだったけど。
それでも、嘘じゃない。 - 451◆DGCF6cUlCqNA25/07/13(日) 22:42:03
兄ちゃんがアイスの棒をこっちにかざして言った。
「じゃあ、これは最後の一本だな」
「……うん」
俺は受け取った。
今度はちゃんと目を見て。
「……ありがと」
その言葉に、兄ちゃんはふっと笑って、
潮風に溶けるように、少しずつ、
輪郭を薄くしていった。
「頑張れよ、凛。お前が世界一のストライカーになるんだ」
夢が終わる直前、
俺はもう一度、目を細めて笑った。
「うん、絶対」
波の音だけが残る砂浜に、
確かな約束だけが、残っていた。
俺と兄ちゃんのアイスの棒には、
背中を押すように、あたりの文字が輝いていた。
『第7話:糸師凛(幼少期の冴と鎌倉で遊ぶ)』 - 461◆DGCF6cUlCqNA25/07/13(日) 22:45:30
夢って儚くて、優しくて、寂しくて、いつもより素直になれるような、そんな感じがするから好き。
平日は仕事だから更新もっと遅いけど、夢を見せたいブルーロックスがいる限りは物語を続けるよ。
ではおやすみなさい、いい夢を。
>>47 誰がどんな夢を見る?
- 47二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 22:48:12
- 484025/07/13(日) 22:51:30
- 49二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 23:57:12
- 50二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 02:56:25
- 511◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 07:18:00
- 521◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 08:07:13
- 531◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 08:08:46
視界がこんなに広いなんて。
色がこんなに鮮やかだったなんて。
今まで、俺はどれだけ――
……ふと、笑ってしまった。
涙が出そうになって、でも堪えた。
夢の中で泣くなんて、ちょっと、かっこ悪い。
「……これは、予兆だ」
はっきりと、口にした。
「絶対、治る。現実でも」
「だって俺、治してやるって決めたから」
夢の中の世界は、何も答えなかったけど、
風が吹いて、前髪を揺らした。
俺は空を見た。
色の混ざるグラデーションも、
雲の輪郭も、全部ちゃんと見える。
こんな風に、俺はまた、世界を見られる。
そう信じた。
そう、これはきっと――ただの夢じゃない。
『8つ目の夢:雪宮剣優(目が治る)』 - 541◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 08:09:48
>>55 誰がどんな夢を見る?
- 55二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 08:14:48
- 56二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 08:15:31
- 571◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 09:13:58
>>56 こちらこそ、Grazie!
- 581◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 12:12:54
>>55 こんな感じでどうかな?
夢を見た。
砂ぼこりが舞うグラウンド。
白線は掠れて、ゴールもぼんやりしてた。
でも、そこには――
「うおーっ、かいぶつ、パスっ!!」
声を張り上げて駆けてくるのは、小さい頃の俺。
ボールを蹴ってる相手は、誰でもない。
“かいぶつ”
――俺の中にしかいない、イメージの中の選手。
にやりと笑って、信じられないトリックを決める“かいぶつ”に、俺は「うわ、すごーい!!!」って、叫びながらついていく。
誰も届かない。誰も見えない。
でも、俺だけは知ってる。
こいつとなら、どこまでも行けるって。
1対1、いや、1対かいぶつ。
ひとりきりの世界。
でも、寂しくはなかった。
「だって、かいぶつがいるから」
- 591◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 12:17:05
その声が、ふっと風に溶ける。
……次の瞬間。
夢の中の空が、少し変わった。
目の前に立ったのは、潔だった。
そして、凛ちゃんもいた。
ふたりは、俺の“かいぶつ”に似ていた。
……いや、違う。
“似て”るんじゃない。
――アイツらは、自分の“かいぶつ”を持ってる。
「おい、オカッパ」
凛ちゃんが、呼んだ。
「来いよ」
潔が、笑った。
俺の中の“かいぶつ”が、少しだけ振り向いた。
その目が言ってた。
「行け」って。 - 601◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 12:18:08
「うん!」
小さい俺が走り出す。
“かいぶつ”もついてきてくれる。
でも今度は――ひとりじゃない。
3人で、同じボールを追いかける。
誰も見えなかったプレーが、今、共有できる。
繋がる。
混ざっていく。
夢の中、俺は思った。
ひとりぼっちでも楽しかったけど――
誰かと一緒にやれるサッカーって、
もっともっと、楽しいね!
そしてまた、笑って走り出した。
かいぶつと、仲間と、全部いっしょに。
『9つ目の夢:蜂楽廻(かいぶつとサッカーをする)』 - 611◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 12:19:42
>>62 誰がどんな夢を見る?
- 62二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 12:20:09
- 631◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 12:33:51
- 641◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 12:36:25
「うわ〜ん、助けてください〜!」
今度は泣き声。
振り返ったら、ハートの女王。
なんか千切がカード兵と戦ってる。
「何してんねんお前えええ!!!」
「わたしは女王なの!!!手伝ってよ烏!!」
しゃーないなー言うて、
カード兵の間をするりと抜けて、
蜂楽が空から降ってくるのを受け止めて、
士道の爆発からみんなを守って、
誰かが落としたアイスを拾って凛に渡して……
って、なんでこんな忙しいねんこの夢!!!!!???
でもな、俺。
――ずっと笑ってたわ。 - 651◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 12:37:48
「アホかお前ら!!!」ってツッコミ入れながらも、
足止めたくなくて、走るのやめたくなくて、
ずっと、ずっと、走り続けてた。
なんでって?
そんなもん決まっとるやろ。
俺にとっては、それが“楽しみ”やから。
助けるのも、
叫ぶのも、
突っ込むのも、
全部がめちゃくちゃおもろいんやもん。
たまにしんどくて、
たまにこけて、
それでもまた走る。
そんで、笑う。
夢の中でも、俺はきっと、俺のままやったわ。
『10つ目の夢:烏旅人(忙しなく走り回る)』 - 661◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 12:40:27
>>67 誰がどんな夢を見る?
- 67二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 12:44:43
- 68二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 12:58:32
このレスは削除されています
- 69二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 13:51:48
- 701◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 14:45:20
>>69 とってもカオスになっちゃった!ちょっとリハビリがてら即興チャレンジしてるけど、全然遅いからまだまだだよ…頑張るね!
- 71二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 15:33:01
どの話もあたたかくて優しくて最高です
これからも楽しみにしてます - 72二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 15:43:10
全然カオスじゃないよ!楽しかった
凪が道端で寝てるの解釈一致すぎたし烏に抱えられ転がされてるところで笑った
他の物語も楽しみにしてる! - 731◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 16:54:06
- 741◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 16:58:04
- 751◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 17:00:52
何かが足りない。
ずっと、何かを求めてる。
けど、この世界のどこにも、それはない。
俺が求めるものは、きっと、見つからない。
夢を見てる“今の俺”は、それが何かを知ってる。
「サッカー」だ。
ただ、それだけ。
それがないだけで、
こんなにも世界は、無音になるんだ。
もういいや。
こんな夢、終わってほしい。
早く起きて、
早く、ボールが蹴りたい。
夢の中で目を閉じて、
現実に戻るイメージをする。
「……俺は、絶対に世界一のストライカーになる」
そう呟いた瞬間。
夢の中の空が、音を取り戻した。
『11個目の夢:潔世一(サッカーに出会わなかった世界線)』 - 761◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 17:02:11
>>77 誰がどんな夢を見る?
- 77二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 17:04:45
- 78二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 17:29:48
- 791◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 18:48:46
- 801◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 18:50:27
「馬狼くん、これ着てください」
「は!?誰が着るかそんなもん!!!!!!」
「おっ、バロちゃん似合ってんじゃん♪」
「ふざけんな愛空テメェェェェ!!!!!」
そして、千切が突然、
「走る!!!」と言って俺の足を掴み、
玲王が花柄のエプロンを着せようとし、
凪は俺の上に座って寝始めた。
「うわ、硬。最悪……眠気飛んだんだけど」
「クサオ!!!!!!!どけ!!!!!」
「おい!!!お前ら人間か!!?それとも悪夢の住人か!!?!!」
ついにプチンと何かが切れて、
俺は立ち上がった。
当たり前だ、ブチ切れねぇやつの方がおかしい。 - 811◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 18:51:31
メイド服を脱ぎ捨て、
足元の鍋をひっくり返し、
天井の蜂楽を叩き落とす。
「いい加減にしろやあああああああああああああ!!!!!!」
空が割れた。
光が走った。
バカ騒ぎが一瞬にして止んだと思ったら。
――次の瞬間、目が覚めた。
「……ハァッ、ハァッ……夢か……」
ベッドの上で汗をぬぐい、
天井をにらみつける。
「チッ、くだらねえ。つーか、なんつー夢だよ……」
そう呟いて、再び枕に顔を埋める。
だがその顔には、ほんの少し――
笑いを噛み殺したような、優しい緩みがあった。
『12個目の夢:馬狼照英(みんなに振り回される)』 - 821◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 18:53:14
- 83二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 18:53:18
- 841◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 20:02:43
夢を見た。
でも、最初から違和感があった。
名前を呼ばれても、どこか遠くの声に聞こえた。
目の前に人が立っているのに、
顔がかすれて見えなかった。
言葉も、感情も、
どこか霞がかかっていて。
「……なにか、忘れてる」
そう呟いた自分の声だけが、はっきり聞こえた。
何を?
自分の名前?
違う。
顔?
違う。
それより、もっと大切な何か。
- 851◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 20:04:26
喉の奥が詰まる。
胸が締めつけられる。
思い出せないことが、こんなに苦しいなんて。
斬鉄に聞いた。
「俺、大切な何かを忘れてないか?」
「……そうかもな」
それだけ言って、困ったように笑った。
千切も、國神も、誰も教えてくれない。
「忘れたほうが楽になるかもな」
そう言って、優しい顔をする。
やさしくて、やさしくて。
だから、怖い。
どうして、こんなに痛いんだろう。 - 86二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 20:05:54
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- 871◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 20:06:00
胸を押さえたら、
そこから、心がこぼれ落ちた。
自分の心。
手に取ると、所々がひび割れていた。
ボロボロで、脆くて、
でも確かに“俺の心”だった。
「……なんで、こんなに壊れてんだよ」
抱きしめようとしたら、崩れそうになった。
その瞬間、誰かの手が伸びてきた。
白くて、温かくて、ふわふわしてた。
包み込むように、そっと俺の心を抱えたその手は、
少しだけ、震えていた。
声が聞こえた。
「大丈夫だよ」
やさしい声だった。
聞き覚えのある、あたたかい声だった。
でも、それが誰だったのか、
思い出せなかった。 - 881◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 20:08:24
……そして、目が覚めた。
ベッドの中で、胸に手をあてる。
どこも痛くない。
傷なんてない。
でも、確かに、
“何か”が、なくなっている気がした。
何を、失ったんだっけ。
何を、思い出そうとしてたんだっけ。
部屋は静かだった。
時計の針は、変わらず時を刻んでいた。
誰も、なにも、変わっていない。
でも俺だけが。
俺だけが、どこか、取り残されたような気がした。
これは、夢だった。
ただの、夢だった。
でも――
酷く静かで、寂しくて。
そして、どうしようもなく、残酷な夢だった。
『13個目の夢:御影玲王(大切な何かが思い出せない)』 - 89二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 20:10:07
- 901◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 20:17:34
- 91二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 20:24:00
- 921◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 20:49:23
- 931◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 20:52:10
「うまっ……」
「これ、神肉だよ!」
「いや、神は俺な?」
「千切はゴールしてないだろ!」
フォークが止まらない。
肉を噛むたびに笑ってしまう。
誰かがくだらないことを言って、
誰かが突っ込んで。
なんだよこれ。
……最高かよ。
「俺、こんな飯初めて食ったかもしんねぇ」
「國神が決めたゴール分だからな」
「ヒーローにはこれぐらい当然だろ!」
「やめろ、恥ずかしい」
それでも、笑った。
ずっと、ずっと、笑ってた。 - 941◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 20:55:09
笑いながら、気づいていた。
これは――夢だ。
「……あの頃の、俺か」
ひとりごとのように呟いたその瞬間、
夢の世界が、すこしずつ薄れていった。
肉の匂いが消えて、
笑い声が遠ざかって、
目の前の3人の姿が、白く滲んで消えていく。
「…………くそ」
目が覚めた。
静かな部屋。
ブルーロックの天井。
あの食堂も、ステーキも、
アイツらも、もういない。
「……チッ」
ベッドの上で、額に手を当てる。 - 951◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 20:57:14
心臓がバクバクしてた。
夢だったくせに、体がずっと笑ってた。
「……あのときの俺は、もういねぇよ」
呟いた声は、少しだけ熱を帯びていた。
それでも、嘘じゃなかった。
――夢は、大事だ。
懐かしいとかじゃない。
羨ましいとかでもない。
ただ、あの時間は、確かにそこに“あった”。
静かに目を閉じた。
一瞬だけ、笑った顔の3人を思い出して、
もう一度、強く目を閉じた。
それは、短くて静かな追悼だった。
でもきっと――
明日も、俺は前に進む。
『14個目の夢:國神錬介(E4でステーキを食べる)』 - 961◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 20:58:31
>>97 誰がどんな夢を見る?
- 97二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 20:59:54
- 981◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 21:16:41
夢を見た。
俺は、空を飛んでいた。
風を切る音が、耳の奥で震えている。
背中には羽なんて生えていない。
でも確かに、空を裂いて進んでいた。
青すぎる空と、雲の道。
遠くには水平線が見えた。
目の下には、知らない街と、見覚えのある国。
誰も、俺を呼ばなかった。
誰も、追いかけてこなかった。
ただ、風だけが、優しく通り過ぎた。
どこへ行くかは決めていなかった。
上昇気流に乗ってみたり、落ちるように滑空したり、
気ままに、自由に、漂っていた。
楽しんでいた。
心から。
俺は、自由だった。
- 991◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 21:20:47
地上にはルールがある。
肩書きがあって、枠があって、
背負わされるものがある。
「至宝」とか、「日本の希望」とか。
でも今は違う。誰も、俺に何も言わない。
ただ俺は、渡り鳥みたいに――
遠く、遠く、もっと遠くへ。
ふと、地上に目を向けた。
どこかで、凛がサッカーをしている気がした。
ボールを蹴って、顔をしかめて、
どっかの誰かと組んでる。
……それでいい。
俺は、空を飛ぶ。
「どこまで行けるんだろうな」
そんな独り言を、雲がさらっていった。
楽しい夢だった。
でも、きっと――
少しだけ、寂しい夢でもあった。
『15個目の夢:糸師冴(空を飛ぶ)』 - 1001◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 21:21:54
>>101 誰がどんな夢を見る?
- 101二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 21:28:06
- 102二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 21:33:37
- 1031◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 21:50:09
>>102 こちらこそリクエストありがとう!國神はどこまでも真っ直ぐな人だと思ってるから、夢だからって切り捨てられないと思ってる。いつかE4で笑い合える日が来るといいね。
- 1041◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 21:57:39
- 1051◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 22:00:20
「まずは木、揺すってみよか」
ゆさ、っとやったら、
葉っぱの中から家具がぽとん。
「……ふふっ、夢やからって都合良すぎやな」
「こんにちは~、お引っ越しされてきたんですね?」
住人のひとりが、にこにこ話しかけてきた。
キツネのような顔立ちで、
標準語が丁寧すぎるぐらい丁寧。
「今日からやけど……まあ、のんびりしようと思って」
「この島は、のんびりが似合いますよ~」
それから僕は、釣りをして、
木を切って、花を交配して。
レシピを拾い集めながら、畑の区画も作った。
気がついたら島の地形、ほぼ覚えてた。
「僕、なんやかんやで、こういうのも向いてるんやな」 - 1061◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 22:03:07
夜になって、星が降ってきた。
浜辺に座って、焚き火を見ながら住人たちと話す。
「願い事ですか?何をお願いしたんですか?」
「……そうやな、明日もええ天気になりますように」
「あとは……バグが出ませんように、かな」
少しだけ笑った声が、波にまぎれて消えた。
ああ、静かやな。
誰にも邪魔されんと、
こうして、ただ暮らす夢っていうのも、悪ない。
ふ、と目を閉じて、潮風に身体を預けた――
……そして、目が覚めた。
枕元の目覚ましが鳴ってる。
外はまだ、少しだけ夜の色が残ってた。
「……ちょっと、名残惜しいな」
夢の中の空気がまだ身体に残ってる気がして、
僕は、もう一回だけ、ゆっくりと目を閉じた。
『16個目の夢:氷織羊(あつ森みたいな島に引っ越した)』 - 1071◆DGCF6cUlCqNA25/07/14(月) 22:16:03
さて、めちゃくちゃ眠いから寝るよ。
1は毎日3つくらい夢を見るんだけど、すぐ忘れちゃう。もし明日覚えてたらその夢で、物語を書いてみようかな。
それじゃあみんな、おやすみなさい。いい夢を。
>>108 誰がどんな夢を見る?
- 108二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 23:17:02
このレスは削除されています
- 109二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 23:18:16
オシャ
観音菩薩への初恋が叶う夢 - 110二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 01:17:29
こういうスレ新鮮で楽しいね
面白かったり切なかったり…
一つ一つの話に引き込まれたわ
文才すごい!
明日も楽しみにしてる! - 111二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 07:42:41
- 1121◆DGCF6cUlCqNA25/07/15(火) 08:17:15
- 1131◆DGCF6cUlCqNA25/07/15(火) 11:53:41
>>109 遅くなってごめんね、ホスト規制に巻き込まれてた。
夢を見た。
あれは、ずっと昔――
幼稚園の遠足で行った、鎌倉の観音像。
見上げたとき、“俺”は恋に落ちた。
言葉なんてなかった。
ただ、そこに“ある”というだけで、
あまりに美しかったから。
そのときからだ。
“俺”が「オシャであろう」と決めたのは。
“俺”が「ノットオシャな振る舞いを戒めよう」と誓ったのは。
全部、観音菩薩の、
あの、微笑みがあったから。
そして今。
夢の中で、“俺”はもう一度、
あの観音さまの前に立っている。
風は静かで、空は白かった。
足元の石畳はすべすべしてて、
木々は音もなく揺れていた。
- 1141◆DGCF6cUlCqNA25/07/15(火) 11:57:16
観音さまは、何も言わない。
ただ、あのときと同じように、
“俺”を見て、微笑んでいた。
ああ、なんて美しい――
その顔のライン、
その伏し目、
その柔らかさ。
神聖にして、絶対。
不可侵にして、優雅。
一切の言葉が、今は不要だ。
「…………綺麗だ」
その一言を漏らすと、涙が出た。
理由は、よくわからなかった。
恋って、こういうものなんだろうか。
手を握りたいとか、名前を呼びたいとか、
そんな願望は一つも湧かなかった。
ただ、この人に微笑まれているという“だけ”で。
……“俺”は、このまま消えてもいいと思った。 - 1151◆DGCF6cUlCqNA25/07/15(火) 11:58:27
夢の終わり、観音さまがもう一度、
“俺”を見て、ゆっくりと目を閉じた。
それだけだった。
でも、それだけでよかった。
――目が覚めた。
静かな部屋。
夜明け前。
“俺”は、手を胸に置いて、息を吸い込む。
「……“俺”は、きっと正しかった」
そう呟いて、少し笑った。
恋が、夢で叶うことだってある。
オシャって、そういうことだろう?
『17個目の夢:蟻生十兵衛(観音菩薩との初恋が叶う)』 - 1161◆DGCF6cUlCqNA25/07/15(火) 12:00:07
- 117二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 14:55:55
- 1181◆DGCF6cUlCqNA25/07/15(火) 18:34:02
>>117 お待たせ、素敵なリクエストありがとう!
夢を見た。
紙吹雪が舞ってる。
歓声が渦巻いて、
フラッシュがまぶしい。
仲間たちが抱き合って、
叫んで、泣いて――
その中心で、
俺はW杯のトロフィーを掲げていた。
信じられなかった。
でも、確かに掴んだ感触がある。
金属の冷たさ、手の震え。
これは、間違いなく本物だ。
「俺たちが……世界一になった」
潔が叫んで、
馬狼が脱いだユニフォームを振り回して、
千切が笑いながら号泣してて、
斬鉄が感情の渋滞みたいな顔で俺に抱きついてきた。
俺は、その輪の中で笑ってた。
- 1191◆DGCF6cUlCqNA25/07/15(火) 18:36:12
でも、本当に探してたのは、もっと別のものだった。
そして、見つけた。
少し離れたところに、ひとり。
相変わらずぼーっとしてて、
でも、ちゃんとそこにいた。
凪。
……ほんとに、戻ってきたんだな。
あの日、ロッカールームに現れて、
ちょっとだけ泣きそうな顔で、
「またよろしく」って言った、あいつ。
あのとき、心臓が爆発しそうで、
言葉が、出なかった。
でも嬉しかった。
ああ、また一緒にいられるんだって思った。
それから何戦も戦って、
何度も言葉を交わして、
あいつのゴールに何度も救われて――
そして今、トロフィーの前に並んでる。
ふたりで、また、ここに立ってる。 - 1201◆DGCF6cUlCqNA25/07/15(火) 18:38:09
……もう、だめだった。
涙が勝手に出てきて、止まんなくなって。
嗚咽すらできないまま、
ただ、ぽろぽろ、流れてきた。
感情が決壊するって、たぶんこういうことだ。
「……凪……」
名前を呼んだだけで、喉が詰まった。
でも、あいつは何も言わずに、
ただ近くに来てくれた。
肩が触れるくらいの距離で、
静かに、目を閉じて。
俺と、同じように――泣いてた。
言葉なんていらなかった。
あのときの後悔も、全部、洗い流された気がした。
また一緒に夢を追いかけられて、
また一緒に笑えて、
この瞬間を“ふたりで”迎えられて。
それだけで、もう。
俺の人生は、完璧だった。 - 1211◆DGCF6cUlCqNA25/07/15(火) 18:40:28
……夢だってわかってた。
でも、ずっと、
このまま目が覚めなくていいと思った。
むしろ、このままでいさせてくれって、
そう、心から願った。
凪が、俺の隣にいるこの奇跡が、
どうか、このままずっと続きますように。
夢の中で、俺は泣き続けてた。
隣に、ずっと、あいつがいた。
……ああ、そうだ。
今日、このまま死んでもいいやって、
そう、思ったんだ。
『18個目の夢:御影玲王(アイツと一緒にW杯を優勝する)』 - 1221◆DGCF6cUlCqNA25/07/15(火) 18:41:34
>>123 誰がどんな夢を見る?
- 123二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 20:17:55
- 1241◆DGCF6cUlCqNA25/07/15(火) 20:43:06
夢を、見ていた。
まばゆい光の下。
湿った芝生。
割れるような歓声。
ああ、これは、
俺が知らないはずの“最前線”。
──W杯の舞台だった。
背番号9。
名を呼ばれ、注目を浴び、
ピッチの真ん中に立つ。
フォワード。
ストライカー。
ゴールを狙う奴らの名前。
……夢にまで見た、昔の俺だ。
もう朽ち果てて、
土に還ったと思ってたやつ。
身体が勝手に動く。
ドリブルが、鋭い。
DFの間をすり抜け、前に、前に。
- 1251◆DGCF6cUlCqNA25/07/15(火) 20:45:25
昔はこうだった。
もっと、もっと、速かった。
でも、もしかしたら、
あの頃よりも、今の方が、早いかもしれない。
俺はゴールへ向かう。
ボールを蹴る。
触れた瞬間、わかる。
入った。
決まった。
ネットが震える。
歓声が、音にならない。
胸が、焼けるみたいに熱い。
「愛空だ!!!」
「ゴールを決めたぞ!!!」
誰かが肩を抱いてくる。
笑ってる。
俺も、笑ってる。
ああ、これが、これが───。 - 1261◆DGCF6cUlCqNA25/07/15(火) 20:48:08
――ほんとは、こうなりたかった。
昔は、FWだった。
点を取ることが、当たり前で。
そのくせ、誰よりもサッカーが好きだった。
でも、それは育たなかった。
環境のせいにした日もあった。
他人を恨んだ夜もあった。
俺の才能は、間違いなく枯れたんだ。
わかってた。
けど、それでも、夢には出るんだな。
「なあ、俺ってさ……まだ、FWやれると思う?」
誰に問いかけてるわけでもなく、
夢の中の空に、ぼそりと呟いた。
返事はない。
けど、不思議と寂しくはなかった。
もしかして――
まだ、心のどこかで、諦めきれてないのかもしれない。
俺は、DFとして評価された。
それは事実だし、誇ってもいい。
でもそれは、一度死んだ夢の上に咲いた花なんだ。 - 1271◆DGCF6cUlCqNA25/07/15(火) 20:49:27
目が覚めた。
薄暗い天井。
汗ばむ首筋。
心臓が、まだ早い。
ふっと笑う。
悔しさなんかじゃなかった。
……ただ、懐かしかった。
そして、ちょっとだけ嬉しかった。
俺はきっと、あの夢を忘れない。
夢の中で、もう一度走れた。
もう一度、ゴールできた。
なら、現実でも――
いつか、もう一度、俺に撃たせてくれ。
フォワードだろうが、
ディフェンダーだろうが、関係ねぇ。
俺はまだ、サッカー選手だ。
それだけは、これからもずっと、変わらない。
『19個目の夢:オリヴァ・愛空(FWとしてW杯をプレーする)』 - 1281◆DGCF6cUlCqNA25/07/15(火) 20:52:21
>>129 誰がどんな夢を見る?
ちょっと間に、1が見た夢を挟んでみるよ。
- 129二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 20:53:12
- 130二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 21:03:23
- 1311◆DGCF6cUlCqNA25/07/15(火) 21:15:04
>>130 ありがとうー!二人には幸せになって欲しいね。きっと夢で終わらないよ、大丈夫。
- 1321◆DGCF6cUlCqNA25/07/15(火) 21:25:15
夢の中で、俺は歩いていた。
白い廊下。
冷たい床。
雪でも降ってるのかと思ったけど、
そんな気配はない。
やけに静かで、やけに遠い。
奥に、古びた扉があった。
上に書かれてた文字は《CONFESSIO》。
懺悔室。
扉を開けると、薄暗い部屋。
蝋燭の匂いがした。
教会の片隅で嗅いだことがある、
あの落ち着かない匂い。
格子の向こうに、人が座ってた。
小さな体。
膝を揃えて、まっすぐな瞳。
――凛、だった。
昔のまんまだ。
まだ、あいつが俺のあとを追ってた頃の顔。 - 1331◆DGCF6cUlCqNA25/07/15(火) 21:28:36
「犯した罪って、なに?」
凛がそう言った。
俺は、すぐに答えられなかった。
けど、夢の中だからか、口が勝手に動く。
「……FWになるのを、やめたこと」
「お前と、同じ夢を見れなくなったこと」
「“俺の弟じゃない”って言ったこと」
「“俺の人生に、お前はいらない”って、あのとき言ったこと」
それが、俺の犯した罪だ。
ずっと、胸の奥に突き刺さったままの言葉たち。
凛は、何も言わずに椅子を降りた。
格子を開けて、俺の前に立つ。
そして、ためらいもなく、抱きついてきた。
「全部許すよ」
「だって、兄ちゃんだもん」
その声が、あまりにも優しくて――
心のどこかが、きしんだ。
「……夢でしか、言わねぇくせに」
俺も、抱きしめ返した。
小さな背中。あの頃の、温度のまま。 - 1341◆DGCF6cUlCqNA25/07/15(火) 21:30:52
「本当は、そう言うつもりじゃなかった」
「俺に、才能がなかっただけだ」
「お前の足を引っ張りたくなかった」
でもそれは、届かない。
夢だから。
目の前の凛は、黙って笑ってる。
ただ、微笑んでる。
現実の凛には、
こんなこと、もう言えない。
いや――
多分、言わない。
俺はそんなヤツだ。
せめて夢の中だけでも、
ちゃんと伝えたかった。
「俺は、ちゃんと、お前の兄ちゃんでいられたか?」
返事はない。
ただ、凛の体温だけが残ってる。
それが、胸にしみて。
ひどく、しみて、離れなかった。 - 1351◆DGCF6cUlCqNA25/07/15(火) 21:33:20
――雪が降ってきた。
夢が、白くほどけていく。
まるで、溶けるように。
俺はその中で、もう一度だけ、強く凛を抱きしめた。
届かなくても、忘れられても。
それでも、構わなかった。
それでも、良かった。
目が覚めた。
白い天井、静かな部屋。
しばらく動けなかった。
胸の奥だけが、まだ熱かった。
その熱を抱きしめるみたいに、名前を呼んだ。
「……凛」
誰もいなかった。けど、それでいい。
この夢は俺のものだ。
そして、これは、俺だけの贖罪だ。
『20個目の夢:糸師冴(懺悔する)』 - 1361◆DGCF6cUlCqNA25/07/15(火) 21:47:58
夢の中で、俺は誰かの隣にいた。
誰かって……えっと……
千切だったか?
潔だったか?
いや、まあそこはどうでもいい。
なんか楽しかったのは、確かだった。
んで、そのとき、ふっと気づいた。
(あ、こいつ、今“笑ってほしい”って思ってる)
そんな感情が、すっと頭に入ってきた。
言葉じゃない。
声でもない。
でも、確かにそう思ってるって分かったんだ。
なんだこれ。
なんで分かんだ、俺。
でも面白くて、「よっしゃ任せろ!」って、
思わず声に出して、笑ってみた。
そしたら、相手が笑った。
ああ、正解だったんだ、って分かった。
- 1371◆DGCF6cUlCqNA25/07/15(火) 21:49:40
他の奴にも話しかけてみた。
今、構ってほしいな、とか。
ちょっとしょんぼりしてるな、とか。
全部、分かる。
不思議なくらい。
すげーじゃん、俺。
俺ってこんなこと、できたっけ?
……いや、違う。
俺はこんなこと、できないはずだった。
「俺、何か……したっけ?」
突然、胸の奥に妙な違和感が生まれた。
努力?
勉強?
反省?
――してねーな。
何もしないまま、
いきなり“分かるようになった”俺に、
意味なんてあるのか? - 1381◆DGCF6cUlCqNA25/07/15(火) 21:54:10
「こんなん……チートだろ」
俺は天を仰いで、ぽつりと呟いた。
“みんなの気持ちが分かる”って、
なんかすごいことみたいで、
実はちょっと、こわいことでもあった。
だってさ――
「いま怒ってる」
「ほんとは泣きたい」
「頑張って笑ってる」
そういうの、全部分かっちゃうし。
分かってしまったら、黙ってられない。
俺はそんなに、器用じゃない。
「俺さ、分かんなくてよかったのかもな」
ふっと、そう思った。
俺は、我牙丸吟。
ズレてて、変なこと言って、みんなに笑われる。
でもその方が、もしかして優しいのかもしれない。
分からないからこそ、一緒に悩めるのかもしれない。 - 1391◆DGCF6cUlCqNA25/07/15(火) 21:55:18
最後に聞こえたのは、誰かの声だった。
「ありがとう」って。
俺、何したんだっけ。
でも、嬉しかった。
夢がふわっと薄れていく。
キモチが分かる世界は、あったかくて、
でもちょっと寂しかった。
目が覚めたら、世界はまた、
分からないことで溢れてる。
でも、それも悪くない。
「……ま、なんとかなるか」
いつも通りの声で、
いつも通りの朝を迎える。
俺、我牙丸吟は、
今日も分からないまま、世界を楽しんでる。
『21個目の夢:我牙丸吟(人のキモチがわかる(心が読める)ようになる)』 - 1401◆DGCF6cUlCqNA25/07/15(火) 22:07:29
さて、今日は寝るね。最後まで夢を届けられたら、次は凪のSSを書く予定だよ。
(20個目の夢、“弟じゃない”までは言ってなかったなと反省、まだまだ読み込みが甘いや)
それではおやすみなさい、素敵な夢を。
>>141 誰がどんな夢を見る?
- 141二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 23:07:21
- 142二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 07:49:13
続き楽しみ
- 1431◆DGCF6cUlCqNA25/07/16(水) 08:17:21
- 1441◆DGCF6cUlCqNA25/07/16(水) 10:08:28
ピッチを駆ける足音。
歓声、風。
心臓の音。
懐かしい匂い、懐かしい重さ。
懐かしい自分。
――夢だと、分かっていた。
けれど、走るこの身体は、
若く、軽く、鋭かった。
足がもつれない。
頭が冴えている。
世界の全てが、俺の動きに従うようだった。
ボールを受けた。
ひとつフェイントを入れ、相手を抜く。
前を走るのはノエル・ノア。
当時から化け物だった。
けれど、俺は怯まなかった。
ノアのシュートが決まる。
その直後、俺もゴールを奪う。
- 1451◆DGCF6cUlCqNA25/07/16(水) 10:09:36
スタジアムが震えた。
歓声が、名前を呼ぶ。
───世界一のストライカーになる。
信じていた。
疑ったことなど、一度もなかった。
ノアは振り返り、少しだけ、笑った。
その笑みが、まるで、「追いついてきたな」とでも言いたげで、胸の奥が熱くなった。
……ああ、俺はここにいた。
お前と並んで、戦っていた。
でも。
たった一歩。
その一歩が、埋まらなかった。
夢の中のノアは、何も言わずに前を向いて走る。
俺もその背を追う。
必死で、懸命で、でも楽しかった。
全身に風がぶつかる。
どこまでも、どこまでも走っていける気がした。
――だが、風景はふと、静かに溶けていく。 - 1461◆DGCF6cUlCqNA25/07/16(水) 10:10:42
目を覚ました。
書類とPCに囲まれた、
薄暗いブルーロックのオフィス。
首が痛い。
……寝違えたか。
壁の時計が、午前3時を指していた。
沈黙。
モニターに映るのは、
世界一を夢見る選手たちの映像。
俺が育てようとしている、
“かつての俺たち”。
夢の続きを追わせているだけなのか。
いや、違う。
――俺は、死んでいない。
夢を見たのは、未練があるからだ。
そして、後悔があるからだ。
いまだに、ノエル・ノアの背中を。
あの、男の背中を、忘れられないからだ。 - 1471◆DGCF6cUlCqNA25/07/16(水) 10:11:46
「……ったく。ダセエな」
口ではそう言っても、
胸の奥は静かに、静かに疼いていた。
あの日追いかけた夢は、まだ終わっていない。
俺の代わりに、
誰かが世界一になればいい?
違う。
俺は、“俺が見たかった景色”を、
“俺の手”で創ろうとしている。
この亡霊に憑かれた連中が、
俺の代わりにノアを越え、
世界一になったその時――
俺はきっと、その夢の続きを、
ようやく終わらせられるのだろう。
『22個目の夢:絵心甚八(世界一のストライカーになると信じて疑わなかった若き日の頃)』 - 1481◆DGCF6cUlCqNA25/07/16(水) 10:12:50
>>149 誰がどんな夢を見る?
- 149二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 11:33:34
- 1501◆DGCF6cUlCqNA25/07/16(水) 20:13:36
>>149 今日もホスト規制に引っかかってたよ、遅くなってごめんね。
夢の中で、俺はピッチに立っていた。
理由はわからないけど、
スタンドには観客がびっしりいて、
チームメイトたちが、俺を中心に集まってる。
「ナイスパス!」
「さっきの守備、超よかったよ!」
……は?
ちょっと待って…?
なんでそんな褒められてんの俺…!?
俺だよ?
時光青志だよ?
いつもネガってるし、自信なんて、
まあ……その……皆無?
「いやいや、俺なんて……」
って、口に出しそうになったけど、
「そんなこと言うなって!」って、
千切くんに背中をどつかれた。
「もっと胸張れって。お前、ちゃんとやれてるよ」
「今日の守備、お前がいなかったら崩壊してたぜ?」
- 1511◆DGCF6cUlCqNA25/07/16(水) 20:18:02
蟻生くんも、ふっと微笑む。
「時光、お前はオシャだ。もっと自信を持て」
わ、わわ……。
そんなこと言われると、ちょっと泣きそう……。
なんだこの世界……俺に優しすぎない?
でも、嬉しいな。
本当、素直に、嬉しい。
「……俺、ほんとに、役に立ててるのかな」
思わずつぶやいた声に、凛くんがぽつりと答える。
「立ててなかったら、誰も何も言わねぇよ。自覚しろ、ちゃんとできてる」
おお……なんか凛くんも優しい……?
いやまあ、いつも通りちょっとツンだけど……。
でも、ほんの少しずつ、
胸の奥があったかくなってくる。
“否定されない”って、こんなに安心するんだ。
「……よし、もうちょっとだけ頑張ろうかな」
そう思って、ボールを追いかけて走り出す。
足が軽い。こんなに軽かったっけ、俺の足。 - 1521◆DGCF6cUlCqNA25/07/16(水) 20:19:04
風が気持ちいい。
声が響く。
みんなの顔が、こっちを見てる。
今だけでもいい。
この夢の中だけでも――
俺は“ちゃんと、誰かの役に立ててる”って、
そう、思いたい。
目が覚めたのは、いつもの朝。
窓の外は、まだ薄暗い。
でも、胸の中には確かに残ってた。
ちょっとだけ、自信。
ほんの少しだけ、前に出る勇気。
「……よし。今日も、頑張るぞ!」
誰に聞かせるでもなく、ひとりごちて、
俺は、ゆっくりと立ち上がってみた。
『23個目の夢:時光青志(自分にすこし自信が持てる)』 - 1531◆DGCF6cUlCqNA25/07/16(水) 20:20:41
>>154 誰がどんな夢を見る?
- 154二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 20:25:03
- 1551◆DGCF6cUlCqNA25/07/16(水) 20:46:27
- 1561◆DGCF6cUlCqNA25/07/16(水) 20:49:56
僕は、ふふんと胸を張る。
「成功!やったぁ、呼べた!」
「おい、ネス……ここはどこだ。お前、また変な魔法使って……」
「無人島だよ。二人っきりの世界!どう?ロマンチックでしょ?」
「意味がわからん、何がロマンチックなんだ……」
なんだか怒ってるカイザーも、
ちょっとだけ、楽しそうに見える。
あ、でも――
もしかして、照れてるだけなのかな。
「……あのね。誰にも邪魔されない世界で、カイザーと話したかったんだ」
「…………」
「みんなの前じゃ言えないことも、いっぱいあるでしょ?だからさ、今日は、二人きりで、何もしなくてもよくて。ただ、一緒にいたくて」
「…………ほんと、手間のかかる魔法使いだな」
「えへへ、ありがと。カイザーのそういうとこ、大好き」
「おい、俺は許可してないぞ」
でもカイザーは、小さく笑ってた。
ちょっと呆れた顔で、でも、優しくて、あったかくて。 - 1571◆DGCF6cUlCqNA25/07/16(水) 20:51:59
海風が、二人の間を吹き抜ける。
僕は魔法で小さなテーブルを出して、
きらきら光るコップに、冷たいジュースを浮かべた。
「乾杯、カイザー。僕の世界へ、ようこそ」
「……まったく、お前ってやつは………」
グラスをぶつける音が、
波の音に溶けていった。
……この世界は、僕がつくった魔法の世界。
誰にも否定されない、
僕だけの、幸せな夢。
今日も、まだ起きたくないな――
そう思いながら、僕は目を細めて、笑った。
『24個目の夢:アレクシス・ネス(無人島で魔法を使ってカイザーを呼び出す)』 - 1581◆DGCF6cUlCqNA25/07/16(水) 20:53:06
>>159 誰がどんな夢を見る?
- 159二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 21:16:16
- 160二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 21:18:31
- 1611◆DGCF6cUlCqNA25/07/16(水) 21:36:44
>>160 こちらこそリクエストありがとう!ネスって夢の世界で1番生き生きしてて、本当に幸せそうでいいなあって思いながら書いてたよ。素敵な夢をありがとう!
- 1621◆DGCF6cUlCqNA25/07/16(水) 21:48:07
夢を見た。
右を見れば、グラビアアイドル。
左を見れば、ハリウッド女優。
そして真ん中には、この俺。
完璧すぎる。
まるで、映画のワンシーン。
いや、違うな。
俺が主役だから、これはもう……
伝説の開幕ってやつだ!
「秋人くんって、サッカーやってるんだよね?かっこいいなあ」
「ねえ、今度一緒に映画とかどう?」
えっ、ちょ、マジで俺、いま何されてる…!?
肩に手、乗ってない!?
つーか、これ、距離近くない!?
「まあ、俺くらいになれば当然っしょ」
「映画?いいよ、オススメ教えてよ。俺、君が好きなものならなんでも付き合うし」
ちょっとキザな感じで、調子に乗ってみせたら、
アイドルがくすっと笑った。
- 1631◆DGCF6cUlCqNA25/07/16(水) 21:49:50
「秋人くんって、自分に素直ところが素敵だよね」
うわ……ちょっと待ってくれ。
そのセリフ、心臓に悪い。
いや、良すぎて悪い。
鼻が、鼻がふくらんでる。
笑いが止まらない。
「ねえ、秋人くんってどんな人が好き?」
「好きなタイプ?んー、俺のこと好きになってくれる人かな。例えば……君たちとか」
言ったな、今!
ちゃんとキメたな、俺!
やばい、なんかキマってるわ。
グラビアアイドルもハリウッド女優も、
みんな俺に夢中だ。
サッカーやってきてよかった。
いや、ほんと、マジで。
本当に、もう……最高じゃん……! - 1641◆DGCF6cUlCqNA25/07/16(水) 21:53:50
………ふと気がついたら、朝だった。
目覚ましの音が、無慈悲に響いてる。
「マジか……最悪だ……」
頭から布団かぶって、
ベッドの上で、のたうちまわる。
せっかく最高の夢だったのに。
いや、夢だったから最高だったのか……?
しばらく天井を見つめたあと、
俺は、ぽつりと呟いた。
「……あんな風に、ちやほやされてえなあ……」
情けないと思う。
……けど、本音だ。
だって、俺は──誰よりも、見られたい。
愛されたい。スポットライトを浴びたい。
夢の中でくらい、幸せになったっていいだろ。
また見られるかな、あの夢。
でも、次はもう少し、
いいところで目覚めさせてくれよな、俺。
『25個目の夢:閃堂秋人(グラビアアイドルやらハリウッド女優にちやほやされて喜ぶ)』 - 1651◆DGCF6cUlCqNA25/07/16(水) 22:05:49
- 166二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 22:13:19
- 1671◆DGCF6cUlCqNA25/07/17(木) 07:27:13
>>166 最新軸だと、こんな感じかな?
また、夢を見た。
夕暮れの校庭。
ブランコに乗って、風に揺られて、
のんびり空を見てた。
誰かが呼ぶ声がして、駆け出す。
走った先には、
段ボールで作った秘密基地。
中にはゲーム、漫画、お菓子、
そして、友達の笑い声。
「なあ、今日はなにして遊ぶー?」
「かくれんぼにしよかー」
「俺はおにごっこがええな」
他愛のないやり取りが、耳に心地良いと思った。
誰も、僕に期待しない。
誰も、僕を“金メダル候補”や、
“将来有望”なんて呼ばない。
ここにはただ、僕が僕として存在してるだけで、
それだけでいい世界が、ある。
- 1681◆DGCF6cUlCqNA25/07/17(木) 07:28:34
「羊、そろそろ帰るよー」
遠くから聞こえる、母の声。
振り返ると、優しい笑みを浮かべた、
父と母が立っていた。
「今日はいっぱい遊べた?」
「……うん、めっちゃ楽しかった」
二人は何も言わず、僕の手を取ってくれた。
握られた手は、あったかかった。
ああ、帰りたくなかったんは、
こういう“帰る場所”がなかったからやったんやな。
何も、否定されない。
何も、命令されない。
僕が笑えば、両親も笑ってくれる。
それが、ただ嬉しい。
波打ち際を歩きながら、母がぽつりと呟いた。
「好きなことしてええんやで、羊」
「夢は自分で決めるもんやからな」
泣きそうになるのを堪えて、うん、とだけ頷いた。 - 1691◆DGCF6cUlCqNA25/07/17(木) 07:30:57
ふ、と立ち止まり、空を見上げる。
もうちょっとだけ、このまま夢の中にいたい――
そう思った。
でも。
「……ありがとな、ほんまに。けど僕、もう大丈夫やから」
握っていた両親の手を、そっと離す。
ありがとう、って。
愛してる、って。
心の中で伝えて、目を閉じた。
目が覚めた時、
外はまだ少しだけ、夜の名残があった。
波の音が、頭の奥で響いてる気がする。
それでも、ちゃんと目を開ける。
僕はもう、ここからまた、歩いていけるから。
僕は、僕自身に、ちゃんと期待しとるから。
温かい夢を胸に、今日も前に進む。
誰かのためやない、自分の意志で。
『26個目の夢:氷織羊(すきなこと、ありのままを受け入れられる世界)』 - 1701◆DGCF6cUlCqNA25/07/17(木) 07:32:01
>>171 誰がどんな夢を見る?
- 171二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 10:22:04
- 172二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 10:22:22
このレスは削除されています
- 1731◆DGCF6cUlCqNA25/07/17(木) 11:54:25
- 1741◆DGCF6cUlCqNA25/07/17(木) 11:56:52
ロシアでは、凍った湖を、滑るようにドリブル。
ボールもつるつる。
俺もつるん!って、転んだ。
けど、それも楽しい!
フランスでは、
大きなポスターに、ノエル・ノアの顔。
「うわ、めっちゃキメてる~!でも、負けないからね!」
俺のボールは空を跳ねて、セーヌ川を越えた。
スペインでは、冴ちゃんがグラウンドの隅っこで、
不思議そうな顔で、腕を組んでた。
「お前……また変なことしてんのか」
「うん!世界一周ドリブル中だよ!冴ちゃんもやる?」
「遠慮しとく。……気をつけろよ」
「へへ、ありがとー!」
くるんって、ボールと一緒に回って、
風の匂いを、胸いっぱい吸い込む。
ラヴィーニョがベンチで昼寝してて、
俺に気が付いたら、親指立ててくれてた。
もちろん俺も、満面の笑みでピース! - 1751◆DGCF6cUlCqNA25/07/17(木) 11:59:31
アフリカでは、子どもたちと泥だらけになって、
一緒にサッカーしたよ!
南米では、サンバのリズムでドリブル踊り!
アメリカでは、ネオンの街をすり抜けて、
北欧じゃ、オーロラの下で、氷の上に虹を描いた!
走って、跳ねて、笑って。
走って、転んで、また笑って。
地球って、ほんとすっごい!
そして――
最後は、また日本。
海沿いのグラウンドに帰ってきたら、
朝焼けが空をピンク色に染めてた。
潔が待ってて、手を振ってくれた。
「おかえり、蜂楽」
「ただいま、潔!」 - 1761◆DGCF6cUlCqNA25/07/17(木) 12:00:31
俺はボールを止めて、空を見上げた。
……世界ってさ、思ってたより、
ずっと、ずっと、広くって、優しい。
「でも、やっぱりここが一番落ち着くなあ~」
ボールに手をのせて、少し息を吐く。
足の裏が、土の感触を覚えてる。
空の色も、潮風も、ぜんぶちゃんと覚えてる。
目が覚めたのは、朝の布団の中。
まだちょっと、夢の匂いが残ってる。
「ふふっ……楽しかったなあ、また行きたいなあ~……」
布団の中でころんと丸まって、
ぎゅっと、自分の身体を抱きしめる。
「今度は、宇宙までいけるかも……!」
瞼を閉じたまま、もう一度、
冒険の続きを、頭の中で描いてみた。
『27個目の夢:蜂楽廻(ドリブルで世界一周する)』 - 1771◆DGCF6cUlCqNA25/07/17(木) 12:07:18
- 178二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 12:25:39
- 1791◆DGCF6cUlCqNA25/07/17(木) 14:18:09
>>178 こちらこそありがとう!まだまだ勉強中の身だよ、でも褒めてくれて嬉しい。ありがとね。
たぶん、夢を見た。
夢の中の朝は、なんかちょっとキラキラしてた。
空はピンクだし、
鳥が「おめでとー」って鳴いてるし、
もうこれは……お祭りだなって、思った。
でもな、もっとびっくりしたのは、
玲王と凪が、俺の夢の中に現れたこと。
「よっ、斬鉄。今日のテスト、頑張れよ!」
「うん、めんどくさかったけど。ちゃんと俺たちで作ったから」
ん?
テストって、先生が作るものじゃないのか?
「これは特別問題だからな」
玲王がにやっと笑って、
凪がプリントを、ぺらって、渡してきた。
俺はプリントを受け取って、中身を読んでみる。
- 1801◆DGCF6cUlCqNA25/07/17(木) 14:19:34
問1:俺たちの名前は?
おー!これは余裕だ!
「御影玲王と凪誠士郎!」って書いた。
問2:玲王が最近好きなアイスの味は?
うーん……抹茶……いや、ピスタチオ!?
玲王の顔を思い出して、そっちを書いた。
問3:凪が最近寝る前にしてることは?
「動画で猫を見る」!
前言ってた!これは自信があるぞ!
問4:斬鉄が一番好きなことは?
「サッカーと、お前らと、飯!!」
ふふん。
これが“三大欲求”ってやつだな!
問5:凪の弱点は?
「肩こり」って書いたら、
横から凪が「正解」って呟いてた。
今日の俺、絶好調だな! - 1811◆DGCF6cUlCqNA25/07/17(木) 14:20:39
全部書き終わった時、
俺は……もう、感動してた。
なんか、これって、普通のテストじゃなくて、
俺にしか分からない問題なんだ。
俺のこと、ちゃんと見てくれてるやつらが、
俺のこと考えて、出してくれた問題。
「これは……100点取れるかもしれないぞ!」
って叫んだら、玲王が笑って拍手して、
凪が「やるじゃん」って、ちょっとだけ笑った。
そして――結果発表。
「満点、おめでとう斬鉄!!」
「えっ?嘘だろ……人生で初めての100点だ……!!!」
俺はその場で思わずガッツポーズして、
二人に飛びついた。
玲王が「重いって!」って笑いながら、
抱きしめ返してくれて、
凪はちょっと困った顔してたけど、
頭をぽんぽんって、してくれた。
「斬鉄、すごかったぞ」
「がんばったね」 - 1821◆DGCF6cUlCqNA25/07/17(木) 14:21:42
……なんか、凄い嬉しいな。
こんなテストなら、毎日でも受けたいくらいだ。
───そこで、目が覚めた。
俺は布団から飛び上がって、すぐに二人の元へ走った。
「……なあ、聞いてくれ」
「俺、今日、100点とったんだ!」
「ありがとな、玲王、凪……!」
そう言ったら、二人とも首をかしげて、
「何の話?」
「なんか変な夢でも見た?」
って言うんだ。
でも、俺の気持ちは凄い、すっきりしてた。
100点って、嬉しいな……。
もっといっぱい、知りたいことが増えてきた。
お前らのことも、もっと、もっとな!
「よーし、今日も頑張るか!」
バカかもしれないけど、俺はやるぞ。
今日も、全力だ!
『28個目の夢:剣城斬鉄(テストで満点を取る)』 - 183二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 14:22:56
このレスは削除されています
- 1841◆DGCF6cUlCqNA25/07/17(木) 14:23:56
- 185二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 14:23:58
- 1861◆DGCF6cUlCqNA25/07/17(木) 16:50:39
夢だと、思いたくなかった。
……うおおおおおおおおおお!?!?
かっ、かわいいいいいいいいいいいいい!!!!!!
やばい、やばいやばいやばい、見て!?
足元にいる、この小さくて、つやっつやの黒い……
まんまるの……神……!!!
「ね、ね、ね!?俺に撫でられる覚悟とかある!?」
俺がしゃがんだら、こいつ、
すり寄ってきたぞ!?
なに!?なにその距離感!?
ゼロ距離!?ゼロか!?ゼロなのか!?
「おいおいおい、マジか……え、待って、天使!?今日俺死ぬ???」
俺は震える手を、そっと手を伸ばして……
……わぁああああああああああ!!!!
なでた!!なでられた!!!
うおおおおおおおおお!!!!
やばい、尊すぎて変な声出た。
- 1871◆DGCF6cUlCqNA25/07/17(木) 16:52:58
俺の声、今、裏返ったよな?
猫も「にゃっ」て返事してきたよな!?
意思疎通!これ意思疎通成立してる!!!
俺たちもう心の友じゃん!?
「よし、お前の名前……名前考えなきゃ……」
くろ……いや、それは安直すぎる。
ナイト?いや、それもカッコつけすぎ?
「おい、お前どう思う!?なあ!?にゃあで返事して!!」
すると、にゃあ、って鳴いた。
おい、俺たち通じ合ってんじゃん!?
なんだこれ奇跡!?
奇跡の出会いってこういうこと!?
「もう、だっこしよ……ちょっとだけ、ちょっとだけ!!」
抱き上げた。
ふわっふわ……ぬくぬく……あったか……
この世のすべてのご褒美を、抱きしめてる気がした。
「おまえさ、今までどこにいたの!?俺ずっと探してたんだけど!?猫カフェ通い詰めてたんだけど!?!?」
周りを見回して、
誰かにこの幸せを叫びたくなった。 - 1881◆DGCF6cUlCqNA25/07/17(木) 16:55:19
「見てくれ俺の猫ー!!俺の天使ー!!」
そう叫んだ瞬間——
「猫!!!!!!!!!!!!!!!」
叫びながら、目が、覚めた。
「……は?……うわ、夢……!?」
しばらく呆然として……バッと、起き上がる。
「なに……ちょっと……やだ……」
布団の中で、小さくうずくまった。
「え、めっちゃ可愛かったじゃん……ふざけんなよ俺……なんで起きたんだよ……」
でも、ぽつり。
「猫……飼っていいか聞いてみようかな……」
ぽやぽやの笑顔で、俺は部屋を出た。
運命の出会いが、現実になるかもしれない——
そんな期待を胸に、俺のテンションは最高潮だった。
『29個目の夢:千切豹馬(黒猫と遊ぶ)』 - 1891◆DGCF6cUlCqNA25/07/17(木) 16:56:49
- 190二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 16:59:52
- 1911◆DGCF6cUlCqNA25/07/17(木) 18:13:40
また、夢を見た。
……なんだよ、これ。
膝が、いてぇ。
古びたスパイクに足を通しながら、
俺は小さく、ため息を吐いて、ぼやいた。
目の前には、誰もいない公園のグラウンド。
人工芝はところどころ剥げてて、
ベンチも茶色に錆びついてる。
「ったく……オッサンにゃキツいっつーの……」
そう言いながら、ストレッチ。
肩は痛ぇし、背筋はギシギシ言ってるし、
腹も前より、ちょっと出てきた。
「……けど、蹴れば思い出す」
ポン、と、足元のボールに触れる。
あの頃の熱。
観客の歓声。
世界を切り裂くシュート。
全部が、脳裏に蘇ってくる。
- 1921◆DGCF6cUlCqNA25/07/17(木) 18:15:20
「……遅ぇよ、ジジイ」
背後から聞き覚えのある声がして、振り返る。
顔を上げれば、真っ白な髪の男。
けどその目だけは、昔と変わらない。
氷みたいに冷てぇくせに、
燃える炎みたいに、強い――
冴ちゃんだった。
「そっちこそ。老けたな、冴ちゃん」
「そっちもな。……腹、出てるぞ」
「うっせぇ」
冴ちゃんは静かに笑って、
ゆっくりと、グラウンドへと歩き出す。
俺も、そのあとを追った。
「パス回すか?」
「1on1だろ、そりゃ」
俺がにやりと笑うと、
冴ちゃんも肩をすくめて、軽く頷いた。 - 1931◆DGCF6cUlCqNA25/07/17(木) 18:16:50
「昔みてぇに動けると思うなよ」
「動けなくても、俺たちは蹴れるだろ」
合図もなしに、試合が始まる。
ガキの頃からずっと、やってきた遊び。
このボール一つで、全てが始まって、
このボール一つで、全てが終わる。
ただ一対一で、向かい合って、ぶつかるだけ。
「へへっ、まだいけんじゃん、冴ちゃんよ!」
「ふざけんな……こっちは膝が爆発寸前だ」
でも、口元には笑みが浮かんでる。
歳を取っても、身体がきつくても、
俺たちは、やめようとしなかった。
「なあ、冴ちゃん」
ぽつりと、口にする。
「俺たち、いつまで蹴ると思う?」
「死ぬまでだろ」
即答だった。 - 1941◆DGCF6cUlCqNA25/07/17(木) 18:18:40
「……だよな」
呼吸が乱れ、息が白くなる。
身体はもう、プロ時代のようには動かない。
それでも、ボールを蹴ってる今が、
俺の一番の、幸せだった。
夕焼けが、ゆっくり沈んでいく。
赤く染まった空の下、影が並んでる。
「……なあ、冴ちゃん」
「なんだ」
「楽しいな」
「……ああ」
そして、影が伸びきって、世界が静かに、暗くなる。
俺たちは、ボールを真ん中に置いて、
ベンチに腰掛けた。
「また、やろうぜ」
「明日もな」
その言葉を最後に、世界がふっと溶けた。 - 1951◆DGCF6cUlCqNA25/07/17(木) 18:19:45
──目が、覚めた。
見慣れた天井。
しばらくじっとして、夢の余韻に浸る。
胸の奥が、じんわりとあったかい。
「……死ぬまでか。上等じゃん」
ぽそりと呟き、ベッドの端に座る。
老いも、時も、全てを超えて。
俺はきっと、サッカーを愛し続けるだろう。
「……冴ちゃんも、そうだよな」
静かに笑って、立ち上がる。
今日も、蹴りに行こう。
夢みたいな、現実の中へ。
『30個目の夢:士道龍聖(引退したあとも冴とサッカーをする)』 - 1961◆DGCF6cUlCqNA25/07/17(木) 18:22:54
さて、ちょうど30個でキリが良かったね。
久しぶりのスレ立てで、大丈夫かなーって思ってたけどなんとか完走できそうだよ。
最後まで見てくれてありがとう。
今日の夜か明日の夜に、凪がこころを探しに行くSSを投稿するよ。今回と同じ、優しかったり切なかったりするSS。良かったら見に来てね。
このスレは、もしよければ残りは埋めておいて貰えると嬉しいな。また、見たい夢があればその夢を書くよ。 - 197二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 18:25:47
どれも最高なSSだったよー!ありがとうスレ主!!
安価した千切のSSもめっちゃ楽しい感じで面白かった!!次も楽しみにしてるねー!! - 198二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 18:37:07
- 199二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 18:39:24
いくつかリクエストさせてもらったけどどのSSも最高でした!素敵な物語をありがとう!
凪のSSも楽しみにしてるね - 200二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 19:10:48
閃堂のSSありがとう
次スレも楽しみにしてる!