ここだけトレーナーを実家に迎え入れたいと内心では思ってる

『──というわけで、府中在住リスナーからのリクエストでした。では次のリクエストを──』
　夜闇を赤い軌跡を残して走る車内の中、気に入りのラジオから流れていた曲が終わる。
　パーソナリティがリスナーからの便りを読む声を聞きながら、外の景色を眺めている彼に運転手のウマ娘が投げかける。
「……もしかして、怒ってる？」
　恐る恐るといった声色で彼の様子を窺うウマ娘、マルゼンスキーは前に向けている視線を助手席へ時折視線を投げる。
「別に怒ってるわけじゃないよ。ただその、困惑しただけで」
　困り顔のまま肩をすくめる仕草で答える彼女のトレーナー、もとい元トレーナーといった方が正確だ。
　名実共に、マルゼンスキーのトレーナーは彼女と結ばれたのだ。

『お前に娘はやらん！』
『……表情と言動が一致してませんけど』
『いや一度やってみたかったんだ』
『お父さん……』

「大切にされてるってことだよ。それに君の父さんのおかけで緊張がほぐれたし、マルゼンを頼むって言ってくれたからね」
「そうだけどね、それとトレーナー君」
「ん？」
　一呼吸置いてマルゼンスキーが続ける。

「今日からあたしのお父さんは君のお義父さんになるのよ」

みたいに小さな日常にトレンディが流れているのが似合うトレーナー君とマルゼンスキーのSSをください

>>28 >>29

28二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 02:36:11

>>27

素晴らしいイントロではないか。

卿のトレンディを是非見てみたいが頼めぬか？

29二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 09:23:47

>>27

言い出しっぺの法則というのがありましてな