- 11主25/07/14(月) 12:49:12
- 21主25/07/14(月) 12:50:42
すぐ立てるつもりだったので良かったです
理由としては、ネットが変わって、スレ主としての権限が無くなってしまったからです
もし荒らしなどが来た際、レス削除ができないので、もう一度建てました
最初から次スレは立てる予定でした
ご迷惑かけてすいません!ですが管理不足云々言われるのも嫌でしたので! - 31主25/07/14(月) 12:51:52
10まで埋めなければ…
みんなの現状
・デク (殺し屋?)
殺しをしている最中ヒーローにみつかり捕まるが、ホークスの手によって助けられた…が
身体を改造され、サイボーグのような存在になってしまった
知能が著しく落ち、記憶もほとんど失ってしまったがたが、轟と爆豪のことはずっと忘れていない
殺しの衝動を抑えられずにヒーローを攻撃すると激痛が走り、逆に命令通りに従えると、気持ちよくなれるお薬が直接体の内側から投与される
幸せになりたいと思いながら、ホークスと共に殺しをしている
引子さんはその事を知らない
・爆豪(教師)
心を病んでいてヴィラン堕ち1歩手前だが、オールマイトに会ってからなにか変わる…かも…?
3人の中で唯一の常識人と言っても過言ではない
2人のことが大好きだが、一切連絡がつかなくなり、ずっと不安に思っている
爆豪のメンタルケアにたまに光己さんが電話をしてくれるらしい
・轟(無職)
店を辞められ、落ち着いた生活が遅れるかと思った矢先、デクが逮捕され、ショックで寝込む日々が続いたそんなある日に、実の兄である燈矢の家に無理やり連れ込まれ
毎日暴行と頭がおかしくなるほどの甘やかしをしてくる燈矢に対して心が壊れそうな轟
冬美は、轟が店を辞めれた報告した聞いておらず、特に何も不審がっていない
夏雄は忙しく、焦凍のことは構ってあげれていない
お腹の子は無事かどうかは分からない - 4二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 12:53:06
このレスは削除されています
- 5二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 12:54:50
このレスは削除されています
- 61主25/07/14(月) 12:58:17
3人に深く関わる人物も
・ホークス
デクのことを気に入っており、下心などなしに可愛いと思っている
デクの身体が改造されようとした時も一応は止めてくれたらしいが、同じ苦しみを共有できる仲間が欲しいと心の奥底で願ってしまい、結果倫理観バグを起こしたホークスが爆誕した
一応まだいい人枠
・燈矢
ホークスと行動を共にしていたが、轟のことを見つけそんなことはどうでも良くなった
焦凍に対して向けているのは愛情などではなく憎しみ
エンデヴァー、実の父親に見られたいという気持ちで自分の妹を散々痛めつけている
そして、焦凍に子を孕ませてエンデヴァーを絶望させようとも考えている
人は殺してないけど、傍から見たらヴィランでしかない
火傷跡は殆どなく、原作の酷い火傷跡は無い
・オールマイト
登場したばっかりの元ナンバーワン
この物語でぶれることの無い一番の良心
果たしてみんなを救えるのだろうか?
説明だけだと味気ないので…デクちゃん描きました
そこまでえっちでもないですが一応外部サイト通してから
ファッションセンスが無いのはお許しを、太ももと鼠径部がどうしても描きたかったんです
一応ワンク置きました、露出度高めデクくんなので注意です
ファイルなう - アップロードされた複数のファイル1752465415369.jpg, 1752464393174.jpg (827 KB)d.kuku.lu - 7二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 13:01:39
たておつです!次スレ待ってました…!
デクちゃん可愛いな - 8二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 13:16:22
待ってました!たておつです
- 91主25/07/14(月) 13:18:43
「ごめんね、一旦ここでお話することになっちゃったけど、大丈夫?」
取調室で、オールマイトと向かい合わせになって話していた爆豪
部屋の隅には塚内がいた
「塚内くん…えーと、警察の方がいるけど、ここで話しはできそうかい?」
「…オールマイトが居るなら」
「随分好かれてるなオールマイト…いや、当たり前か」
「からかわないでくれ、塚内くん」
少し場の空気が和む
「それで、何があったんだい?」
「オールマイトも知ってる…つーか…アンタが倒したあのヘドロ野郎…あいつに似たやつに、耳から入られて乗っ取られかけて」
「…それで、なんか幻覚見えて…デクと轟の」
「デク…あの場に居た市民を皆覚えている訳じゃないが、地味でそばかすがある子かな?」
爆豪は頷く
「本名は緑谷出久」
塚内はメモ帳に爆豪からの言葉を書いていく
「轟ということは…エンデヴァー関連か、下の名前は知ってるかい?」
「轟焦凍」
「あぁ、一番下の…女友達が多いんだね」
「…あいつらの他に居ねぇよ」
「そっか、大切な友達なんだね…」
オールマイトは爆豪の頭を撫でる
「偉いよ、大切な友達がいるって」
「…別に…」
チラチラとオールマイトを見る
「あ、あぁ!ごめんごめん!これはセクハラだったね!同じ教師として…これはダメだったね…ごめんね爆豪少女」
「慰め方それしか知らねぇのかよ…オールマイト」
「けど、落ち着いた…ありがとう」 - 101主25/07/14(月) 13:20:01
「(本物のオールマイト…)」
「(やっぱ…ヒーローになれなかった今でも…輝いて見える)」
「(そんなくだらない思いもう俺には要らないのにな)」
その後、今まであったことを全て吐き出した爆豪
非現実的なことに、口をあんぐり開けていたオールマイトだったが、爆豪の真剣な表情を見ながら全ての言葉をちゃんと聞いていた
途端爆豪が泣き始めてしまった時だって、優しくハンカチを貸してあげたりもしていた
「ありがとう、爆豪少女」
「辛かったね…大丈夫」
塚内がオールマイトに耳打ちする
「…そうだね、居なくなっちゃったっていうのがどうも腑に落ちない」
「心当たりはある?」
「…無い」
「死刑を免れた緑谷出久…そこまではこちら側も知っているが…そこから先は残念ながら分からない…ただ、警察が知らないとなると、ヒーロー公安委員会が絡んでる可能性が極めて高い」
「公安が?」
「それと、轟焦凍…彼女は…兄妹が多い、そしてエンデヴァーはナンバーワンヒーローだ、誰からにでも狙われるだろうが…そんなに弱くないことは知っている」
「さて、オールマイト、君はどうする?」
「…私は」
爆豪の方をちらりと見る
「時間かかっても…大丈夫だから、アタシはアンタのことを信じてる…」
「分かった、爆豪少女」
オールマイトは
dice1d2=2 (2)
1 エンデヴァーに連絡した
2 ホークスに連絡した
- 111主25/07/14(月) 14:08:51おしごと | Writening「ねぇねぇ、緑谷ちゃんさぁ…それ寒くない?」 「んー…?」 ホークスに抱きつくデク 「あはは、ほんと可愛いね、流石にそのコスチュームは寒いか…ほら、俺の上着貸すから」 「服…邪魔」 服を脱ごうとするデク…writening.net
電話をかける前の話です
利用規約に引っかかりそうなのでこちらで書きました
- 121主25/07/14(月) 14:10:02
「この間会った時に一応と言って連絡先を交換しといて良かった」
「ホークスくんに連絡をするよ」
「…」
ジトっとした目でオールマイトを見る爆豪
「そんな嫌かい…?」
「いや…アイツ信用出来ないだろ…胡散臭そうだし」
「んんん…まぁ、爆豪少女も苦手なヒーローということで…」
「何、話終わらそうとしてんだオールマイト!」
オールマイトはホークスに電話をかけた
「あ、もしもし?なんですかねオールマイトさん」
「仕事中かい?ノイズが酷いが…」
「んー、まぁ、はい…一応仕事中です、後輩が頑張ってるので俺ほとんど見せ場なしですが」
「話出来るならいくつか聞きたいことがあるんだが良いかい?」
「えーと、はい、厳しくなったら一旦切りますね」
「ありがとう」
「緑谷出久という女性の居場所を知らないかい?」
「知りません」
「あ、いや、存在は知ってます、緑髪でそばかすあって可愛い子ですよね」
「そうだね」
「なんで情報が欲しいんすか?一応言っておきますけど、別にオールマイトさんを疑ってる訳じゃないですよ」
「実は、爆豪勝己という女性の友人で…その爆豪少女が困っていて助けたいと思っているんだ」
「…」
「他に知っていることは無いかい?」
ホークスは
1 デクのことについて答えた
2 何も言わなかった
3 デクの声だけ聞かせた
dice1d3=2 (2)
- 13二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 14:26:05
立て乙です!続き待ってたので嬉しいです…!燈焦凄く好きだったのでまた見られるといいな
- 141主25/07/14(月) 14:31:42
「知らない」
そう冷たく言い放つホークス
「…また、何かあったらいつでも聞いてくださいね」
「ちょ、ちょっと待ってくれまだ聞きたいことが!」
「すいません、忙しくなってきたので…」
「轟焦凍について!」
「…轟…ちょ、待っ!」
ツー ツー ツー
音を立て、電話が切れた
「…それで、どうだったんだよ?」
「分からない…だそうだ」
「使えねぇな…ナンバーツーヒーローも」
「(突然切れたような感じがしたが…何かあったのか?)」
「オールマイト、もう夜遅い、彼女は…」
「自分で帰るんで大丈夫…それにあと数時間もしたら朝だ」
「これだけ付き合わせてそれは悪いよ、ホテル代と…あと、私の連絡先」
「…連絡先?」
爆豪はぽかんとした後、怒鳴る
「は、はぁ!?なんであんたみたいなトップヒーローがアタシに連絡先なんざ寄越すんだよ!?意味わかんねぇわ!」
「いや…また何かあった時にだよ…?電話番号知られたくないなら、また別の機会に…」
「誰が交換しない、つったよ!?」
「(む、難しい…爆豪少女)」
「アタシと連絡先交換すんなら…それなりに今後大変なことになっても、覚悟しとけよ」
「あぁ、いくらでも私に押付けてくれ、全て解決して君達に笑顔が戻る日を必ず作るよ」
「オールマイト、ほぼそれは告白だ」
「こくは…何が!?え、塚内くん私告白なんて…ね、ねぇ、爆豪少─」
「アンタのそういうとこだよ…クソがぁ…」
ホテル代と電話番号を貰ったあと爆豪は感謝の言葉を述べそのままホテルへと泊まった - 151主25/07/14(月) 15:07:40
燈矢の家
「…」
「焦凍、兄ちゃんとお話しようぜ…寂しいなぁ?」
「(…何言っても…殴る癖に)」
「俺はな、焦凍、焦凍は女の子らしくいてくれれば嬉しい」
「座る時は必ず足を閉じて、食事をする時は必ず髪は耳にかけて、俺が美味しいかって聞いたら美味しいって必ず返事を返して、必ずスカートを履いて、髪は毎日解かして、個性なんて使わないで、女の子口調で…」
「まだあるけど、ちゃんと覚えていこうな焦凍」
燈矢は笑顔で轟の方を向いた
「…」
だが、そんな燈矢の顔は轟が返事をしないことにイラついたのかすぐに真顔に戻る
轟の髪の毛を掴み自分の方に向ける燈矢
「痛い…離してっ…燈矢兄…!」
既に頬は平手打ちの跡で赤くなっていた
「そして、反抗しない事、その綺麗な顔が、左側とおんなじになっても知らねぇぞ」
「…ごめん…燈矢兄」
「よしよし、謝れてえらいな」
「ちゃんと俺の言うこと聞いてたら産ませてやるからな」
そんな言葉のうっすらと差す希望の光だけが轟を救っていた
監禁レベル
1〜30(この家からは出られない程度、ある程度自由はある)
30〜60(自室から出られないが、それだけ)
60〜90(身体の自由を奪われ、ほとんど動けない)
90〜100(燈矢になにかしてもらわないと生きていけない)
dice1d100=63 (63)
- 161主25/07/14(月) 15:24:10
「…出久」
ホテルのベットに横になりながら爆豪は考えていた
みんなは何をしているのだろうか
幸せに暮らせているのだろうか
爆豪は、轟に連絡をしてみることにした
3コール目で轟の荒い呼吸音が響いた
「轟…!」
爆豪は瞬時に前から立てていた仮説「監禁」の線で轟と話すことにした
声はなるべく小さくはっきり聞こえる声で話し始めた
「お前今どこに…」
「…わから…ない」
「時間が…ねぇ…監禁したのは──」
ノイズと轟の呼吸音が合わさりろくに何も聞こえない
「あ?なんだって?轟…おい!轟!?」
ドタドタと足音が聞こえてきたあと、轟の奥歯がガチガチと震える音が電話口からもはっきり聞こえた
「…あ…い”だっ…やめっ…ごめんなさい…ごめんなさっ…ぐっ…」
「おい!?轟!?轟!?誰だ!見つかったなら大声でいい!頼む言ってくれ!」
「うるさいなお前、何焦凍に変なこと吹き込んでんだ」
犯人はその一言だけ残し電話は切れた
爆豪の瞳孔は震えていた、何も出来ない無力感
自分のせいで轟がまた何かされたのではないかという絶望感
「っ…う”っ…ぅ…」
そのまま爆豪は耐えきれずに吐いてしまった
「お”ぇっ…ぐっ…おぇ…」
「(どうして…どうして…)」
「(俺たちが何かしたって言うのかよ?こんなことになる大罪犯したって言うのかよ…なァ…)」
爆豪のメンタルは限界を迎えそうになっていた
だが、自分が負けては終わりだと、自分の腹をぶん殴り、胃の中の物を全て出したあと、オールマイトにメッセージを送信した
「(轟は十中八九監禁だ…クソ…音声録音できてねぇ…)」
「(助けてくれオールマイト…俺の友達が…死んじまう)」 - 17二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 16:55:25
ああ…かっちゃんのメンタルが…
- 181主25/07/14(月) 21:04:20
デクの知能(高い程ここからの脱出方法を考えている)
dice1d80=45 (45)
爆豪の正気度(低いほど正気を失っている)
dice1d100=98 (98)
轟の抵抗度(高い程まだ諦めていない)
dice1d100=42 (42)
誰が1番限界に近い?
1 デク
2 爆豪
3 轟
dice1d3=2 (2)
今更ながら前スレを
【超閲覧注意】ヒーローになれなかったオリジン組♀|あにまん掲示板※女体化注意・成人済み注意超閲覧注意なのでそれ相応の内容は覚悟してくださいカプ要素はうっすらあるかもしれません(直接的なのは無いです)キャラ崩壊する可能性があります安価もダイスもやると思います嫌な方は…bbs.animanch.com - 19二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 22:47:17
かっちゃん正気度高いね
- 201主25/07/14(月) 23:25:55
「焦凍〜、なァ…誰だよこいつ」
轟のスマホを目の前で踏みつけ割る燈矢
「…燈矢兄…足どけ…て」
「誰だって聞いてるんだよ焦凍」
「言ったら…約束してくれ…もう俺に痛いことしないって…」
恐怖心を煽られるほどに静かになる
この部屋に今音を探すとすれば、呼吸音と心音
だが、直ぐにそんな静寂はかき消された
片足を後ろに動かしたかと思ったら、その足を思い切り轟の腹に命中させる燈矢
声も出せずに、その場でお腹を抱え蹲る轟
「…あのさ、焦凍、なんで俺に命令できると思ってるの?」
近ずき、髪の毛を強引に掴み、そのまま抵抗する轟の首を掴む
「…ごめ…ん…燈矢兄…お、俺…もう言わない…だから」
「焦凍、一人称は?口調は?笑顔は?」
「…っ、私、燈矢兄…のこと好きだから…やめてください…ダメな妹ですいません…だから…それだけは…やめてください」
焦凍は必死に笑顔を作りながら、燈矢に懇願した
だが、そんな願いは聞き入れられなかった
「安心しろよお前は炎に耐性あるんだから…俺のものだって、俺に抵抗できないただのお人形さんだってこと理解しような」
蒼い炎が燈矢の手から昇る
焦げた匂いがするのは、轟の首からなのか燈矢の手からなのかは2人も分かっていなかった
声を出せば、これ以上に酷いことをされると分かっていた轟は、終始笑顔で燈矢の拷問じみたことに耐えていた
────────
「…大変だなぁ、エンデヴァー、大切な大切なお人形さんに酷い火傷跡がまた着いちまった…お前の炎で大切…ははっ…最高傑作のお人形が…あーあ…疲れた…」
「焦凍、飯にしようか、焦凍もお腹すいただろ?」
冷蔵庫から持ってきた保冷剤で焦凍の首を冷やしながら燈矢は笑顔で、普通の兄のように接した
「…はい、燈矢兄、私、燈矢兄が作るご飯大好きです」
「いい子いい子、すぐ作るから待っててな」
足首に繋がれた拘束具が少しの音を立てた - 211主25/07/15(火) 00:02:31
数日後
「えー、つーことで…少し先生は早く帰ることになった」
「あと休みの日も増える」
『ええー!?爆豪先生ついに彼氏が!?』
「アホ言うな!引っぱたくぞ!」
爆豪は、生徒の前で平成を装っていたが、既にメンタルはボロボロ、それでも生徒に教えなくてはならないという責任感が正気を保たせていた
『先生〜!なんでですかー!』
「先生の友人が少し大変な目に遭ってな、オールマイトと協力して…今は…」
『オールマイト!?』『爆豪先生すげぇ!』『そんな大変な事になって…先生可哀想…』『え!?オールマイト!?彼氏!?先生それはまずいですよ!』『何かあったら俺達にも!』『先生の大切なものは俺達も守ります!』『先生私のことも頼ってください!』
「…お前らなぁ…小学生かよ」
爆豪はフッと笑った
自分には帰る場所も、大切な生徒も居る
「アタシが居ねぇからって、問題起こすなよお前ら!」
「(本当は効率を上げるためにこいつらにも協力させたいが…)」
「(それはさすがにダメだ、危険すぎる)」
キラキラとした生徒の目を見ながら、爆豪は授業を始めた
「(早く情報をかきあつめろ…それに1番…最適なのは)」
爆豪の頭には
きっちり着込んだスーツ姿でナイフを持つデク
ドレスを着た轟の姿が浮かんだ
「(夜の街…けど、こっちの協力者はオールマイトだ)」
「(リスキーなことは出来ねぇ、どうすっか…)」
1 とりあえず待機(1番安全)
2 夜の街に行き情報屋に聞く(ちょっと危険)
3 詳しそうな人物を脅し聞く(かなり危険)
4 ヴィランに聞く(危険度MAX)
dice1d4=1 (1)
- 221主25/07/15(火) 00:45:42
『先生、お疲れ様でしたー!』
「あぁ、お疲れ様…俺がいない分課題はしっかり出すからな」
生徒からの悲痛な叫びが響く
爆豪は笑いながら1人の生徒の頭を撫でた
「冗談だ、アタシがいない間頼んだぞ委員長」
『…はい!』
『あと先生、頭撫でるの好きなんですか?』
爆豪はハッとして手を離す
「(オールマイトのせいじゃねぇか…クソ…アタシの頭よくなでるからつい…)」
「…じゃあな、また明日、明日も頑張れよ」
──────────
「爆豪少女、自分勝手に行動しないでよく耐えてくれた」
「…チッ…」
「あれ、なんか不機嫌…?大丈夫かい?」
「あのなぁ!アンタのせいでついウチの生徒の頭撫でちまったじゃねぇか!」
「…それはいい事なのでは?」
「よかねぇよ!ガラじゃねぇことはしたかねぇんだよ!」
「まぁまぁ、とりあえず落ち着いて」
爆豪は、オールマイトの家に来ることがしょっちゅうになっていた
雄英の教師寮に泊まればいいものを、爆豪のために家に帰って情報収集を手伝っていた
「あの…オールマイト」
「俺だけ…なんか、こんな平和な日々でいいのかなって」
「爆豪少女は毎日苦しんでいるだろう、私にはそう見える」
「…だって、今、デクも轟もきっと笑えてねぇのに…アタシだけ…」
オールマイトは、またいつものように爆豪の頭を撫でた
「仲間の苦しみを分かってあげようとする、その心意気は関心だが」
「あまり自分を傷つけてはダメだよ」
「一緒に頑張ろう爆豪少女!」
「…おう」 - 23二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 00:50:23
まさかこんな地獄なことになってるスレで少女漫画みたいなオールマイトとかっちゃんを摂取できるとはね(CPにならないことは重々承知で)うれしい
2人を差し置いて自分だけ憧れの人と一緒に過ごせて幸せ感じてしまってそれに罪悪感覚えてほしい - 24二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 06:33:34
どうなっていくのかな…
- 25二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 11:47:34
今のところ一番救いがある状態は爆豪かぁ
- 261主25/07/15(火) 13:07:38
暗い路地裏
鉄の匂いと、血の香りと、腐った肉の臭気が混ざりあったその場所で、デクは無感情に屍の山を築いていた
「しあわせ…しあわせ…しあわせ…」
呟きながら、まだ微かに息の残るヴィランの首を軽々と手でへし折る
破裂する骨の音すら、もうデクの耳には届いていない
ヒーローになりたかった少女の成れの果てがこんな化け物だとは誰も想像しなかっただろう
涙を流しながら笑っているのか、笑いながら泣いているのか、自分でも分からない
デクの身体はもう半分以上機械だ
痛みを感じるはずの神経は切断され、代わりに命令に背けば脳を直接焼く装置だけが残されている
「しあわせ…まだかな…」
ヴィランたちはもういない
辺りにはただ、冷たくなった死体と赤黒い水たまり
「……かっちゃん……轟くん……」
声にならない声で、名前を呼ぶ
生きていたとしても、自分がこんな姿になったと知ったらきっと泣くか、殺されるか
デクはそれでも誰かに名前を呼んでほしかった、ただ本当にそれだけ
嗚咽が漏れる、肩が震える
機械の軋みと、涙の音だけが夜の路地に響いた
「僕は……まだ、幸せじゃない」
その呟きは誰にも届かない、届くこともない
デクは、ただ殺しを続ける
幸せを探しながら、二度と見つからない幸せを求めて
悲しき化け物のまま、壊れた世界の闇を彷徨いながら
そしてそんな成れ果ての化け物は考えた
また会いたい、あの幸せが欲しい
欲しいななら、今の現状を壊さなきゃならない
「…殺さなきゃ…全員…僕が…僕達が幸せになるために」 - 27二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 14:21:33
デクがいっちゃん取り返しがつかないんだよなぁ……まあもともとそうと言われればそうなんだが
- 281主25/07/15(火) 14:33:36
「ホークス」
「おかえり、緑谷ちゃん」
公安に戻ってきた、緑谷にタオルを渡すホークス
「ありがとう、ホークス」
「僕…今日ちゃんとやれましたか?」
「死体の後処理が出来ないっていうところがちょっとあれだけど、でも、それ以上に速やかな排除ができてる、すごいね緑谷ちゃん」
「(嘘つき)」
「(そんなこと微塵も思ってないでしょ、ホークス)」
デクは、少しづつだが知能を取り戻して言った
「ありがとう」
「でもさ、緑谷ちゃんが半分機械になっちゃったの嫌がってるの俺知ってるんだよね」
「…生きれたならそれで」
「でも、緑谷ちゃん、元の体のまま公安に来てたら…徹底的に情報吐かせるために色仕掛けとかさせられまくってただろうね」
「可愛いし、頭もいい」
「あぁ、もしかして、ここに来る前からそういうの慣れっこ?」
「…」
「無視!?…まぁ、俺の事信用出来ないのも分かるよ」
ホークスは、デクを抱きしめ耳元で囁いた
「焦凍ちゃんに会いたい?」
ピクっとデクの身体が反応した
「心当たりがある、轟燈矢を殺してくれるかな」
「…トウヤ…?」
「うん、裏切り者、緑谷ちゃん、裏切り者はさ、幸せになるために必要な人間だと思う?」
「思わない」
「そうだね、俺もそう思うよ」
「殺そう、一緒に、大丈夫俺も手伝うから」
「君の幸せのために、俺はなんだって差し出すから」 - 291主25/07/15(火) 14:52:26
轟は、自分のお腹を優しく撫でながら、子守唄を歌っていた
少しづつ大きくなるお腹だけが心を落ち着けてくれた
誰の子かも分からない、だが、自分の子供と言うだけで良かった
それだけが轟焦凍を救っていた
「障がいを持ってても、もし死んじゃってても…お母さんはちゃんと愛すからね」
「私は…ろくでもない女だけど…お前だけは守るからね」
轟は、つわりが酷いのかいつも顔色が悪かった
吐いたら燈矢が掃除はしてくれるが、何回も叩かれ「反省」させられる
「(みんなが幸せに暮らせてれば…俺は…死んだって構わない)」
「(…俺が死んでも責任感なんて感じなくていい)」
2人の顔を思い浮かべながら、必死に吐き気、目眩と戦う轟
そんな中、ギィ…と音を立て扉が開いた
「お母さんの匂いがする」
「…もうとっくの前に入院してるのに、なんで匂いだけは覚えてんだろうな」
轟の前にお粥の入ったお椀を置き、スプーンで掬い冷ましながら食べさせる燈矢
「美味しい?」
「世界一」
「お粥だけでそこまで言ってくれるかぁ、こんなお利口な妹がいて俺は嬉しいよ」
「できるだけ、吐かないもの食おうな、晩御飯はあったかいうどんでいいか?」
「…うん」
「(蕎麦…食べたいな…)」
お人形のような可愛い服を着せられ、それに似合わぬ大きくなってきた腹を睨みながら、次は何をしようかと燈矢は考えていた
「エンデヴァー…これからもっと楽しくなるぜ?」 - 301主25/07/15(火) 14:57:22
このまま痛めつけるのも、別にいいんですが…
ちょっとエロ方面やりたいっていうのもあります
ですが!皆様が楽しんでいただけること最優先なので!なんでも!どうぞ!
それとデクくん誕生日おめでとう!…誕生日にする仕打ちではないけどね…ごめんね
翌日
1 デク
2 爆豪
3 轟
dice1d3=2 (2)
にハプニング発生!
何が起きた?
>>31〜35
- 31二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 15:11:16
- 32二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 15:28:10
オールマイトの家に通ってるところをすっぱ抜かれる
- 33二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 15:52:18
パトカーに乗ってるところを生徒の親に見られる
- 34二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 16:24:38
- 35二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 17:18:50
寝ながら自分の首を締めてて死にかける
- 361主25/07/15(火) 18:23:39
- 37二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 19:26:50
すっぱ抜きだ
- 381主25/07/15(火) 21:27:36
実際にこんなことあったら、退職どころじゃ済まないでしょうけど
恐らく、皆様の期待に応えられる地獄を用意するので
ガバガバ隠蔽工作をお許しください
ヒロアカの世界観ムズすぎます - 391主25/07/15(火) 21:28:43
ほんの些細な幸せは、人の幸せなど知らないような人間に
「…オールマイト、今なんか、光らなかったか?」
「自転車のライトではないかい?」
「そうか」
「さて、今日も頑張ろう!爆豪少女!」
壊されてしまう
──────────
『爆豪先生、これはどういうことだ』
「…何の話ですか、校長」
スっと、新聞の記事を差し出される
「…は…なん…ですかこれ」
爆豪の顔から一気に血の気が引く
そこにはオールマイトの家に入っていく自分とオールマイトの写真が写っていたからだ
『ネットでも、噂されているよ、2人が良くない関係性なんじゃないかって』
「ちが!校長も知っているでしょう!?アタシは、ただ、アイツらを助けようとして!」
『…知っている、君がそんなことをしないことも』
『だが、相手が元ナンバーワンヒーロー…オールマイトともなれば、話が変わってくる』
「…アタシはクビですか?」
『まだ分からない、君は生徒にも慕われている』
『君は知らないだろうが、あの子たちはこの件が公になったあとから、ずっと君のことを守ろうとネットでデマだと発信してくれているよ』
『ただ、爆豪先生、一応現状の処分は停職だ』
『…この件には警察も関わってくれている、だが、外出も控えて欲しい、そしてオールマイトに会うこともだ』
『私は、君の事を…言い方は変だが気に入っている』
『もし退職となったとしても、また戻ってきてくれると嬉しい』
「…ありがとうございます、校長」 - 401主25/07/15(火) 21:30:00
「本当にすまない!爆豪少女!」
「…アンタが気にする問題じゃないだろ」
「アタシのせいだ、アンタに憧れて、アンタに近づけて浮かれてたアタシのせい」
「違う…そんなんじゃないよ、爆豪少女」
「…つーか、電話大丈夫なのかよ?」
「本当はダメだが、どうしても爆豪少女に謝りたくて」
「今後は、そうだね…まだ未定だが、取調室を借りて話す、手間がかかるが手紙でのやり取り、そこら辺だろうか」
「あと、爆豪少女…職場を辞めることにはなっていないかい?」
「…今は大丈夫だけど、多分辞めることになると思う」
「あぁ!本当に…すまない…」
「謝んなよオールマイト、謝るぐらいなら、アイツらを救う手伝いをしてくれ」
「…もちろんだ、君のために全力を注ぐよ」
「オールマイトも教師だろ…?しかも雄英の…大丈夫なのか?」
「私は辞めることにしたよ」
「…あ…」
「(俺のせいで…)」
「じゃあ、俺も辞める、アンタだけなんて、アタシが許せない」
「爆豪少女の意思を尊重するよ」
「なァ…オールマイト…やめたとしてもよ…俺ァ…」
電話越しに爆豪は啜り泣く
「…汚い話だが、私は隠蔽工作の話を持ちかけられた」
「私は…その話を受けてしまった、爆豪少女の為でもある」
「友情のため、君のために汚れられるなら…私は、いくらでも罰を受けよう」
「ごめん…オールマイト…ごめんなさい…」
「大丈夫、私はヒーローだ、こんな少女ひとり守れなくては」
「私は君の味方だ」 - 411主25/07/15(火) 21:41:08
『ホークス、頼んだわよ』
「はい、分かりました」
「(隠蔽工作ねぇ…オールマイトの知名度でそんなことが可能なのか?…いや、ヒーローとしては引退済み…彼の活躍を見たかった…の一言で終わる人も居る…)」
「(ホント、この人たち怖すぎるなぁ…なんて言っても俺の首が飛ぶか内臓ぶちまけるかの2択か)」
「緑谷ちゃんも、同伴ですかね?」
『念の為ね』
「分かりました」
────────
「緑谷ちゃん〜?おーい?かくれんぼはまた今度にしましょうね〜」
「緑谷ちゃ…あ、そこに居たんだ」
デクは、テレビをじっと見ていた
「かっちゃん…?」
「(なんでオールマイトと?なんで?なんで平気な顔して笑ってるの?かっちゃん?)」
「(僕…こんなに苦しいのになんで?かっちゃんは笑ってるの?なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで)」
「ずるいよ、かっちゃん」
「あぁ、爆豪ちゃんってこの子だったね(余計な物を見せるなって言われてたな…また怒られるかな)」
デクは
1 爆豪を憎んでいる、会った瞬間コロす勢い
2 ショックを受け心が壊れかけ
3 この世界に幸せはないと気づき全てを壊したい
dice1d3=1 (1)
- 42二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 22:00:21
デクが……
- 431主25/07/15(火) 22:45:41
「焦凍、こっちにおいで」
足に付けられた拘束具の鍵を投げる燈矢
轟はその言葉にすぐに従い、自分の足に付けられた拘束具を外し、跡がついたところを少し撫でたあと燈矢の隣に座った
「…どうしたの?燈矢兄…私なにかしちゃった…?」
「いや、焦凍もテレビ見たいかなって」
震える声で問いかける轟を軽く笑いながらテレビをつける燈矢
すると、画面には週刊誌に取られた爆豪とオールマイトの写真が乗っていた
「へー、オールマイトも女とか作るんだな初めて知った」
「ま、引退してから性欲でも溢れたんだろwナンバーワンもこんなものか、お父さんと同じだな…ははっw」
ソファーに体を預け足を組みながら、轟の肩に手を回す
「…爆…豪?」
「ん?知り合い?」
「お…私の大切な友達…」
燈矢はその言葉を聞くなり、轟の胸ぐらをつかみまた自分の方を向かせる
蒼い瞳が嫌になるほどエンデヴァーそっくりで、轟はその度に軽く過呼吸を起こしかけていた
「この間電話してたのもこいつ?」
嘘をついても、つかなくても殴られる
「そう…だよ…ごめんなさい燈矢兄…私」
「嘘つかなくて偉いな、焦凍、兄ちゃんも怒って悪かった」
燈矢は、オールマイトと轟の友人が大変な目にあっているという事実を知り、機嫌が良かったのか轟の頭を髪が乱れないように優しく撫でたあと抱きしめた
「あぁ、可哀想だなぁ焦凍…」
「焦凍はこんなに辛いのに、お前の友達は楽しく男漁りして…しかもお前のあこがれのヒーロー」
「きっとお前のことなんてどうでもいいんだろうな…大丈夫だ焦凍、俺がきちんとお前を有効活用してやるからな」 - 441主25/07/16(水) 00:34:05
「全く、アイツは何をやっているんだ、元ナンバーワンはあんなものなのか…本気で追い越そうとしていた俺が馬鹿じゃないか」
「そう怒るなエンデヴァー、オールマイトがそんなことをするとは私は思えない」
エンデヴァーとジーニストが凶悪ヴィラン目撃情報の件について話しているタイミングでそんなニュースが流れてきたものだから視線と話題がそれに移ったようだ
「…轟のことは考えているのか?」
「知らん…が、ヒーローとして、父親として放置する訳にも行かないのでな、一応警察に頼み捜索はしてもらっている」
「全く…こんなことが起きるなら子供なんて作るものではなかった…」
そんな言葉にジーニストは当然起こった
「何を言っている、エンデヴァー、自分の子供だろう、責任を持つことは当たり前だ、ましてや子供を物のように…」
「お前に何が分かる、チッ…俺はもう帰る、ヴィランなんぞ、お前一人でも十分だろう」
「待て、エンデヴァー話を」
────────────
「お父さんは今何をしてると思う?」
「…ヒーロー活動かな」
「俺もそう思う、やっぱり兄妹だな俺たち」
「あんなクソ野郎でもヒーローやってるんだから、世の中簡単すぎるよなぁ…強けりゃいい…なんて脳筋にも程がある」
轟は
1 爆豪のことを恨んでいる、会ったらコロすかもしれない
2 自分だけ不幸だと感じ、もう死んでしまいたいと思っている
3 完全に壊れてしまい、燈矢の事しか考えられない
dice1d3=2 (2)
- 451主25/07/16(水) 01:19:00
ホークス、デク、は公安からの命令で目撃者の排除へと向かっていた
ホークスは内心ここまでしなくていいのでは?とも思っていたが、何も考える必要は無いと自分で答えを導き出した
デクは相当イラついていたのか、ターゲットを見るなり、銃弾並の速度でターゲットの心臓を素手で貫いた
「緑谷ちゃん、やりすぎ」
緑谷の腕を掴み攻撃を辞めさせる
デクの体に激痛が走る
「っ…ぐ…ぅ…あああ!!!」
命令に背いた罰、本来ならば激痛で動けなくなる
だが…慣れか、はたまた女は痛みに強いと言う話がある
蹲ったと思ったデクの体は起き上がり、ホークスの顔面を貫きかけた
髪の毛が切れるほどに素早く、ホークスの額に冷や汗が伝った
ターゲットの排除は完了、あとは帰るだけ
ホークスは瞬時に、一番この場に適した判断を取った
「ごめん、緑谷くん…」
ゴトッ…と音を立てて落ちたデクの片腕は完全な機械だったが、もう片方の腕は人間の手だ
「────!!!!」
声にならない声、足の力だけで立ち上がりホークスの頭を叩き潰そうとした
そこも対策済み、ホークスはもう両足が機械で出来ていることも承知の上、切った
痛みに耐えられなくなったデクはそのまま気絶した
芋虫のように気絶したあとももがくデクをホークスはデクの片腕を止血した後に、お姫様抱っこをした後公安へと連れ帰った
「緑谷ちゃんが求める幸せはここには無いよ」
「…こっちの世界に来てからそんなものを求める緑谷ちゃんは少し強欲過ぎるね」
「先輩って難しいな」 - 46二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 01:21:06
このレスは削除されています
- 471主25/07/16(水) 01:24:07
数日後
1 デク
2 轟
dice1d2=1 (1)
にハプニング発生!
何が起きた?
>>48〜53
一旦爆豪抜きます
まだ終わり方決めてないので、ダイスと安価で終わりの方向性は決めていきます
安価やってから寝ますね
- 48二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 01:28:41
- 49二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 06:42:07
ホークスの知らないところでなんらかの実験台にされる
- 50二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 08:12:36
轟くんの情報を渡す代わりにして欲しいこと(主の自由)があるとモブに交渉を持ちかけられる
- 51二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 08:55:30
女性と小学生くらいの子連れの久パパに会う
- 52二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 09:30:32
AFOに遭遇、誘拐される
- 53二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 11:18:27
- 54二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 13:01:49
- 551主25/07/16(水) 13:02:58
コテ付け忘れました
地獄が加速していく…AFO…まずいですねこれ - 561主25/07/16(水) 14:29:58
「(なんで僕はかっちゃんのために動いてる?)」
「(僕は都合のいい機械なんじゃ…無いのに)」
デクが血まみれの拳を握りしめた時、ふと足音が聞こえた
目撃者は排除する、それは殺し屋時代から同じ
すぐに、突進しようとしたが
「君は無個性かい?ふふ、可哀想に…」
男の優しい言葉
だが、デクは気づいていた
とてつもない威圧感があり、1歩でも動いたら殺されるということを
「あぁ、そんなに怯えなくて大丈夫、僕は君に危害を加えるつもりは毛頭ないよ」
「じゃ…じゃあ…何用ですか」
全身が震え力が入らないデクだが、気合いで立ち、話していた
「君に手伝って欲しいことがある」
「やってくれるかい?」
デクは、やっとの思いで首を横に振った
「残念だ…なら」
「少し強引にいこうか」
男の後ろから脳が剥き出しの化け物が見えたかと思ったら
次の瞬間デクの腹に強烈な痛みが走ったあと、視界が真っ暗になり、意識を失った - 571主25/07/16(水) 14:49:18
目が覚めると、デクは、地下牢のような所に閉じ込められていた
「(…踏んだり蹴ったりだ)」
デクはもう笑うしか無かった
一体自分の人生はなんだったのだろうと
ただ、一つだけ
あの赤い目が憎らしくてたまらない、憧れのヒーローとなにかしていたに違いない
そんな憎悪と嫉妬が渦巻く中、突然弱々しい光が刺した
コツコツと足音を立て、デクが居る牢屋の前に立った人物は自分の名を語った
「僕はAFO、君は緑谷出久だね」
先程までの威圧感が無く、デクは少しだけ落ち着いて話せるようになった
だが、AFOという名前を聞きどこかで聞いたことがあるようなと引っかかった
「危害を加えるつもりは無い、それだけは強調して言っておくよ」
「…」
「お話は嫌いかい?なら、僕の話を聞いてくれ」
AFOは、話し始めた
「多少手荒なことをしたことは謝るよ、これから長い付き合いになると言うのにね」
「長い付き合い…?」
「あぁ、そうさ、君の体はもうほとんどが機械だろう?それは知っているんだが」
「生殖能力はあるだろう?」
「…せい…?」
デクは気になれない単語に、戸惑った
「そうか、公安も僕たちと同じく乱暴に体を改造する人間のようだ」
「ふふ、じゃあ、実際にどういう手伝いをして欲しいか、体に教えた方が早そうだ」 - 581主25/07/16(水) 15:20:52
「や……やめて……」
『オレノ……』
デクの足を片手で持ち上げ、天井を向くように開脚させたあと、ゆっくりと挿入しようとしたが、当然サイズが規格外過ぎて入るわけが無い
だが、脳無にそんな知能は無い、無理やり押し込んでいく脳無のモノは、デクに痛みと異物感をひしひしと感じさせた
「痛い痛い痛い痛い……!!」
「いやだ!!気持ち悪い!!」
『ウルサイ……』
脳無は右手でデクの首を締めた、手の力が少しづつ強くなっていく、もう1段階力が入れば窒息死だ
「っ…!!っっ……!!!」
脳無は、性器を思いっきり押し込んだ
「あ゙あ゙っ!!」
デクの視界にチカチカと光が舞い始める、もういいだろうと言わんばかりに脳無は激しく動き始めた
もう枯れたと思っていた涙が溢れ出てくる
「うっ!あっ……!!」
「っ……!…やだ!」
脳無の性器が膨らむ、デクの腹の奥底に熱い精液が流れてきたのを感じた デクは、大量射精したにも関わらず萎えることの無い性器を抜かれ、床に落とされた
逃げようとするデクの腰を掴みそのまま乱暴に突き始めた
「助けてっ…轟ちゃ…んっ……かっ…ちゃ…」
自分が発した言葉に反応するデク
「あれ…ぇ…なんで僕…」
「あぁ、あはは…」
「(馬鹿じゃないか…僕は…あんなにかっちゃんのこと殺したいと思ってたのに…いざと言う時には…かっちゃんを頼ろうとするなんて…)」
「(…こんな僕も…もう大っ嫌いだ…)」 - 591主25/07/16(水) 15:51:19
「え?緑谷ちゃん…が?」
ホークスは、デクが行方不明になったという話を聞き、固まった
「(…ここからの脱出なんて無理、ましてやGPSも付いてる…けどそれも破壊されてる)」
「捜索チーム…俺も加わります」
────────────
「(嫌な予感がする、燈矢はまだ見つからないのか?)」
「(…もしかして今回の緑谷ちゃんの行方不明にも…燈矢が繋がっている可能性が…?)」
ホークスは、警察署の前で降りると、ちょうどオールマイトに声をかけられた
「ホークスくん!」
「オールマイトさん、あれ、爆豪ちゃんも…?」
「会ってて大丈夫なんですか?」
「あぁ、警察署ではさすがにマスコミも来ないだろうとね」
爆豪の方を見るオールマイト
「…21だぞアタシ…ちゃん付けはねぇだろ」
「爆豪少女は美人だからね、若く見えるのも仕方ない」
「思ってもねぇこと言うんじゃねぇ…オールマイト…クソムカつくわボケが…」
だがその顔は優しく笑っていた
『ねぇ、僕のこと忘れてオールマイトと話をするのって楽しい?』
ゾワッと爆豪の全身に鳥肌が立つ
すぐに周囲を見渡して声の正体を探ろうとする
「ん?爆豪ちゃんどうしました?」
「いや…声聞こえなかったか…?」
オールマイトとホークスは顔を見合わせる
「疲れてるんだよきっと、爆豪少女、色々あった後だからね」
オールマイトはいつものように爆豪の頭を撫でようとする
「っ…!」
爆豪はその手を振り払った
「…今そんな気分じゃない…悪い…オールマイト」 - 60二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 21:05:37
全体的に辛すぎるぜ...
- 611主25/07/16(水) 21:12:24
「あの、オールマイトさん、爆豪ちゃん…俺…あの」
ホークスが何か言いたげな様子を察し2人は黙る
「(…言うべきなのだろうか…)」
「(これでなにか変わるとは思わないけど)」
ホークスは、爆豪の顔を見た
「(大切な友人とか…俺にはよく分からないけど…言わなきゃいけない気がする)」
「(それに、これが…焦凍ちゃんの件に繋がればいいこと尽くしだ)」
「(ホークス…覚悟を決めろ)」
「(俺の首が飛んだっていい、ただ俺は…)」
「ホークス、言いたいことがあるなら言え、しっかり聞く」
ホークスは
1 デクに関すること全てを話した
2 ただ一言だけ伝えた
dice1d2=1 (1)
- 62二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 21:17:16
言ったぁぁぁぁぁぁ
- 631主25/07/16(水) 21:33:20
「今まで黙っててすいません、俺…緑谷ちゃんのこと知ってます」
「緑谷ちゃんは、俺の後輩で…もう体の半分以上は機械で出来てます、緑谷ちゃんは公安に自分の意思で来たいと言いましたが、機械にしたのは合意の上じゃないです」
「そのまま…緑谷ちゃんは殺し屋時代と同じような事ばかりされ…命令に背くたびに激痛が走るようにされ…彼女は…」
ホークスの胸ぐらを掴む爆豪
そして、思い切りホークスの顔にビンタを食らわせた
ホークスは、ただ黙ってそれを受け入れていた
「…彼女にGPSも付けていましたが、それが何者かによって破壊され、今緑谷ちゃんは行方不明です」
オールマイトはただ呆然とその話を聞いていた
あまりにも理解するのに時間がかかる内容だった
爆豪は、手を離した後、光の灯らない目でどこか遠くを見ていた
「…全部…アタシのせいじゃ…ねぇか…」
「なんにも知らない…無知な俺の…」
もう一人称も取り繕えない
そんな話を聞いてしまっては、自分ではどうしようもない域だと分かってしまったからだ
「…ホークスくん、ありがとう」
「だが、こんな情報…吐いてしまっては君は…」
ホークスは笑顔で話した
「ええ、当然処分されます…だから…後は任せましたオールマイトさん」
「ホークスくん、それは無責任だ、爆豪少女のために全力を尽くしてくれ、ヒーロー」
「…平和の象徴に言われたら…断れませんね」
「出久…」
爆豪の頭の中には無邪気に笑うデクが映っていたが次第に、そんな映像が、昔に戻っていく
セーラー服、中学生時代にまで遡った - 641主25/07/16(水) 21:45:54
「かっちゃん…ごめん…僕なにかしちゃったのかな…ねぇ!かっちゃ…」
「うぜぇ、アタシに話しかけんじゃねぇ」
「かっちゃん!待って!」
「うぜえって言ってんだろうが!クソナードが!」
デクの上にのしかかり、デクの顔の前で個性を使おうとする
「てめぇの不細工なツラ少しはマシにしてやるよ」
「っ…やめ…ごめん…かっちゃん…僕…もう近づかない…だから…」
必死に謝って、涙を流すデクにゾクゾクしていた
自分はデクの全てを知っている、持っていると思えたからだ
それはあまりに歪んだ愛で、爆豪自身高校に入る頃には、その気持ち悪さに吐き気すら覚えていた
────────
「…出久、許されることじゃないって言うのはよく分かってる」
「今まで…本当にごめん」
「僕も、怒ってない訳じゃないし…許すつもりもないけどさ」
「かっちゃんと、笑顔で過ごせる日々が欲しいな」
デクは優しく笑い爆豪の頭を上げさせた
「僕と一緒に飽きるまで笑って…幸せって思えた時」
「今までのこと全部許すから、それまでずっと一緒にいてね」
────────
「ぁ…あああ!!!」
「出久!出久っ…クソ…ぁぁ!また俺のせいで…お前が!」
「ごめん…ごめん出久…はっ…!はっ…!ごめっ…俺のせいっ…」
「爆豪少女!深呼吸!」
オールマイトが背中を撫でながら必死になだめる
涙でぐちゃぐちゃになった顔、爆豪は深い深い呼吸をした後、一言だけ呟いた
「全部…俺のせいだ」
「…ごめん、出久…ごめん…轟…」
爆豪の絶望度
dice1d999=887 (887)
- 65二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 21:47:33
無茶苦茶絶望してる
- 66二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 21:49:57
救われねえ...
- 671主25/07/16(水) 22:29:51
今日も今日とて腹を蹴られ、髪の毛を引っ張られる
だが、そんな毎日もさすがに燈矢は飽きてきたようだった
「焦凍」
「…な…なに…燈矢兄」
痛みに意識が朦朧としている轟
そんな轟の髪の毛を引っ張り見やすいようにしながら燈矢は話し始めた
「髪が長いと掴みやすくていいね」
目の前にいる男が本当に自分の兄なのか?と轟は何回疑問に思ったことだろうか
蒼い瞳が憎らしくて堪らない、目の前にいる人物が母親にも父親にも見える
「焦凍はさ、自分がお父さんの娘ってわかる証拠ってさ、なんだと思う?」
轟が訳の分からない事を聞かれ、つい笑顔も忘れてしまうと、燈矢が轟の指を折ろうと力を入れる
「…か、髪の毛…」
必死に考え絞り出た答え
「まぁ、それもあるだろうけどさ」
燈矢は指から手を離した後、左目を開くように指を添えた
「綺麗な目だよな、俺とお父さんとおんなじ」
「知ってるか?蒼い目っていうのは特別なんだぜ」
何をされるのかと、怯えながら閉じられない左目で燈矢を見る焦凍
「お前の右側だけ見れば、ほぼお母さんなんだよ…髪色もあるだろうけどさ…けど、俺が1番気になるのは目なんだよ」
轟の右目を開かせる
「黒曜石みたいな綺麗な目」
「最高傑作の証」
「壊してぇなぁ…いいだろ?焦凍」
燈矢は
1 目をくり抜いた
2 軽く瞳に傷をつけた
3 カラコンをつけさせることにした
dice1d3=1 (1)
- 68二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 22:31:56
一番やべえ
安価なら少し助けてやりたいなと思ったのに - 69二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 22:47:23
一番だめーーー!!
- 70二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 22:50:24
うわ一番あかんやつやん…せめて失明させるぐらいで留めてよ燈矢兄…
- 711主25/07/16(水) 22:57:40
ダイスちゃん容赦ない…ネ
一応パス付きで、そんなグロくない…と思います
見たくない人のために物語に繋がるところだけ言うと
『AFOと燈矢は協力者、家は見えないようになってる』
簡単言うとこんなところです
AFOが協力してるので、公安からも見つけられない的な感じです
Writeningwritening.netパスワード「Obsidian Eyes」
- 72二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 23:07:29
くっそ救われねえ
橙矢が外出中に色々あって捜査に協力していたイレイザーヘッドが住民に話を聞く為とかそんな理由でいいから焦凍のいえいってたすけたげてほしい....
可哀想なのは嫌いじゃないが、救いがないのはかわいそうすぎるぜ.... - 731主25/07/16(水) 23:46:50
皆様の現状をすごい簡単にまとめます
・デク(苗床)
体の半分が機械、サイボーグ化した
四肢欠損(?)体の中にまで機械が埋め込まれている
多分もう人間には戻れない
任務中にAFOに誘拐され、脳無の苗床堕ち
行方不明になっている
爆豪のことを恨んでいる
・爆豪(無職)
メンタルがほぼ限界を迎えているが、オールマイトのおかげで何とか保てている
オールマイトの家に通っていたところを週刊誌にすっぱ抜かれ、自主退職をした
ホークスにデクの真実を伝えられた
デクと轟に対して罪悪感をものすごく抱いている
正気のまま死ぬほど苦しんでいる
・轟(無職)
キャバクラ時代に、お金欲しさにそういうことをしてしまい現在妊娠中
燈矢に監禁され、毎日暴力を振るわれている
そんな轟を一応エンデヴァーは探そうとしているが、その程度
女の子らしく振舞って、少しでも燈矢の機嫌を良くしようとしている
もう死んでしまいたいと思っている
右目が無くなりました - 741主25/07/16(水) 23:47:55
ハピエン無理だなこれ…!?
ダメだこれは…ダメだ…
もっと地獄にするか、スレ民を信じるかの2択です
私はみなさんを信じます、たとえどんな方向になっても
これでも1主はハピエンが大好きです
なにか質問等あれば答えます
1 デク
2 爆豪
3 轟
dice1d3=1 (1)
にハプニング発生!
何が起きた?
>>75〜79
- 75二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 00:04:14
- 76二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 00:06:14
死力を振り絞って全部ぶっ壊して逃げたところで(原作インターン前状態の)エリちゃんと出会う
ハピエンまでこぎつけたい - 77二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 00:06:22
ちょっとくらい希望があった方がいいよね……なので
オールマイトがデクの居場所の情報を掴む - 78二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 00:33:06
AFOに1週間で出産できるように改造される
- 79二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 06:21:57
オールマイトとホークスで協力をなんとか仰いでプロヒーローをもう少し集めてなんとか居場所をこぎつけて救出することに成功する
- 801主25/07/17(木) 08:57:16
- 811主25/07/17(木) 09:15:32
「(…気持ち悪い…目眩がする…)」
そんなデクは、床に寝転がり虚ろな目をしていた
だが、ふと隣の牢屋から咳き込む声が聞こえた
「…誰かいますか…?」
デクの小さい声は、隣の相手に届いたようだ
『ごほっ…ごほっ…貴方も…閉じ込められたのね』
『大丈夫、私が助けてあげる』
「…何言って」
『私の個性「ワープ」は…対象一人を、最も思い出深い所にワープさせれる個性…』
『君の名前は?』
「緑谷…出久です」
『出久ちゃんか、分かった』
「あの、貴方の名前は…?」
『もうすぐ死ぬ子の名前なんて覚えなくていいよ』
壁一枚越しに聞こえる声は優しく、本気で助けてくれようとしているのが伺えた
「自分だけでも逃げてください…僕は…」
『生きて、出久ちゃん…幸せになって』
『大丈夫、あなたは助かるから』
「(なんで…僕なんかを)」
40以上で成功
dice1d100=66 (66)
- 821主25/07/17(木) 09:29:17
フッと、一瞬風が起こった
そして瞬きをする間に、デクは、雄英高校の体育館裏に飛ばされた
────────────
「かっちゃん…なんでこんなことするの…」
セーラー服をビリビリに引き裂かれ、そんな姿を写真に撮られていた
爆豪は終始笑いながらも、デクの質問には一切答えなかった
デクはただ、心の中で暴言を吐き散らしながら、羞恥に耐えるしかなかった
────────────
「…違う、これは中学生時代だ」
デクは、片目を抑えた後深呼吸をひとつ挟み、体育館裏の地面をじっとみた
「雄英入学してからだったね」
「かっちゃんがこの場所で謝ってくれたのは」
デクは少しだけ笑った後、その場で気絶してしまった
デクが倒れ何分か経過した
「…おい!?お前大丈夫か!?」
そんなところに偶然、一人の男が通り掛かった
「どうした?生徒でも倒れて…」
「…相澤、待ってくれこいつ、警察から行方不明になってるって言われてたやつじゃねぇか!?」
「あぁ、そうみたいだな…マイク…ひとまず…どうすればいいか」
「これ、腕と足はどうなってるんだ…いやいい、ひとまず警察に連絡する」
「マイクはリカバリーガールを」
「任せろ相澤!」
二人の男、相澤とマイクは、デクのことを助けようと必死だった
すぐに連絡は届き、オールマイト、ホークス、そして、爆豪にも情報は伝えられた - 831主25/07/17(木) 09:43:39
「…ん…」
デクは目が覚めると病院だった
腕や脚のパーツは外されており、達磨状態だった
ナースコールも押せないのに、ここからどうしろと?と考えていた矢先、病室の扉が開いた
「緑谷少女…起きていたのかい!」
「…オール…マイト?」
その後ろには、ホークスと爆豪もいた
「緑谷ちゃん、起きてくれてよかった…前は見たもの全てを破壊する勢いだったからさ…今腕と脚のパーツを付けますね」
ホークスはデクに近寄り、持ってきていた新しいパーツに付け替えていた
「…デク」
「かっちゃん」
爆豪は、付けられた腕を見て、改めて思った
「(もう…デクは人間じゃないんだな)」
なんて声をかければいいか、分からなかった爆豪の肩に手乗せるオールマイト
「辛かったね…生きていてくれて本当に良かった」
だが、オールマイトが次の言葉を言う前にデクは言った
「ねぇ、かっちゃん、僕がこんなことになってる間に、なんでかっちゃんは平気で笑えてたの?」
全てのパーツが付け終わったあと、デクは手を握りしめながら言った
「僕の体さ…もう半分以上機械なんだよ?機械は幸せにもなっちゃダメなの?人を恨むのもダメなの?」
「意味わからない…僕…かっちゃん、僕ね、かっちゃんのこと」
デクは、目にも止まらぬ速さで爆豪のことを押し倒した
「大っ嫌い」
80以上で???
dice1d100=12 (12)
- 841主25/07/17(木) 10:02:17
デクは、右腕を突き上げ、そのまま爆豪の心臓を貫こうとしたが、その手がピタッと止まった
「…動け…動けよ…なんで…」
デクの目からは涙が溢れていた
爆豪はそんなデクの身体をガシッと掴み、床に寝転がったままデクに深い…深いハグをした
「ごめん…出久…見つけるのが遅くなりすぎちまった」
「またお前に、アタシは…」
「謝るのも…後悔も遅すぎるよ…かっちゃん」
デクもボロボロ泣き始めてしまい、まるで母親を求める子供のように爆豪を抱きしめた
「許してもらおうなんて思ってねぇ…けどよ、出久」
「笑顔で過ごせる日々だけは…約束できる」
「お前と…お前たちと一緒に飽きるほど笑いあって…」
デクが爆豪の目をじっと見る
「幸せって思えたら、僕は…かっちゃんを許すよ」
「だから…それまでずっと一緒に居てね」
「…恥ずかしいな…覚えてたのかよ」
「ずっと一緒ってさ…大人になってから考えてたんだけど…お嫁さんにしてくれるって話…?」
「…30になっても誰も貰わなかったらアタシが貰ってやる」
「かっちゃんも…男前だね…」
「大っ嫌いだなんて言ってごめん…」
「わあってる…でも、もう大丈夫だから…出久」
「アタシがいる」
「もう絶対お前を泣かせたりなんかしない」
「かっちゃん…」
「大っ嫌い…って言葉訂正するね…」
「大好きだよかっちゃん」
「知ってる、アタシも大好きだ、出久」 - 85二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 10:11:29
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- 861主25/07/17(木) 10:12:31
オールマイトとホークスは、何が起きるかとヒヤヒヤしていたが、一件落着?ということが分かったので、話を続けた
「えーと…その、今の体勢のままでもいいんだけど…どうしますか?」
デクは慌てて爆豪の上から退いた
「ご、ごめん!かっちゃん!」
「謝んな…出久は悪くない」
「デクはまだ身体安定してないんだから寝とけ」
爆豪は軽々と、デクを持ち上げた
「ちょ、かっちゃん!?それめちゃくちゃ重くない!?僕もう半分金属だよ!?」
「いや、女の子なんてみんな軽いだろ、別にお前も重くねぇよ」
「かっちゃんが女の子で良かった…」
「?」
そのままデクをベットに寝かせる爆豪
「ホークスくん、話を始めてくれ」
「はい」
そのままホークスは、デクが居ない間に自分たちが何をしていたか、身体はもう元に戻らないこと、轟は行方不明だということ、そして…
「僕の体の中に…赤ちゃんが…?」
「目撃情報がいくつかありまして…脳無っていう化け物の子供を今緑谷ちゃんは孕んでいます」
「詳細をここで話すのは、恥ずかしいと思いますから…後で女性警察官の方に何があったか話してください」
「あの、ホークス…」
「堕ろすことって…可能なんですか?」
「一応出来ないことは無いみたいですね」
デクは
1 堕ろすことに決めた
2 堕ろさない
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- 871主25/07/17(木) 10:22:57
「堕ろします…」
「うん、どのみち…なんて言っても堕ろしてもらおうと思ってた…俺がじゃなくて、公安がね…でも、俺も思ってたかな、緑谷ちゃんがもっと不幸な目に遭うと思ったから」
「…ホークス、ありがとう」
「だいぶ話せるようになったよね…ほんと良かった」
「まだ…昔のこととかはあんまり思い出せないですし…難しい事も考えられません」
「俺が止められたらなって後悔してるよ」
「あれ…でも、かっちゃんもオールマイトもこのこと知ってるって…もしかしてホークス…」
「あぁ、そこは心配しなくていいよ、知ってるのは、公安、警察、そしてオールマイト、爆豪ちゃんだけだから」
「いや、恥ずかしいなぁ…腹括って死ぬ気で爆豪ちゃんに緑谷ちゃんのこと伝えたからさ」
「ホークスも、頑張ってくれたんですね」
「優しすぎるよ、緑谷ちゃん…さて…」
「緑谷ちゃんはもう自由だよ、オールマイトさんが直接公安に言ってくれたからね」
「オールマイトが…?」
「君たちの友情が守られてよかった」
オールマイトは爆豪とデクの頭を同時に撫でた
「あとは轟少女だけだ、頑張ろう2人とも」
「…かっちゃん」
「轟ちゃんの前にひとつ聞いていい…?」
「どうした…?」
「もしかして僕が苦しんでる間、ずっとオールマイトに頭撫でてもらってた!?」
「…いや…それは…」
「あーもう!かっちゃん嫌い!」
「ま、まぁ…落ち着いて…落ち着いて…」
「ならもっと撫でてくださいオールマイト」
ムスッとした顔をするデクを、オールマイトはふふっと笑った
「(轟…絶対お前も助けるからな)」 - 88二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 10:37:20
徐々にハッピーエンドに向かってる!!
- 89二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 11:16:44
轟ちゃんはあの父親と兄をどうにかしないとハッピーエンドにいけない訳だけどどうにかできそうな人が思い当たらない
- 90二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 11:25:22
AFOはどうやってなんとかするんだ……??
- 911主25/07/17(木) 14:55:10
一通り終わった後、オールマイトは爆豪に話しかけていた
「緑谷少女は今日は、手術後、入院らしい…明日には家に帰れるらしいが…」
オールマイトが爆豪をチラチラと見た
「…あー…はいはい、わあった…」
「3日でも1ヶ月でも、泊まらせていいぞ…一人暮らしってのも飽きてきたしな」
「爆豪少女は本当に立派だ、ありがとう」
「アンタは気が弱すぎんだよ、オールマイト…なんでアタシに感謝するんだよ」
「それは…うーん…」
「別にありがとうなんざ言わなくていい、ただ、その…」
「頭は撫でろ…リラックス効果あるらしい…から、感謝の言葉よりも…そっちの方がいい」
「爆豪…少女もしかして私のことが…!?」
「え?あぁ…(憧れの人として)好きだ」
「爆豪少女ごめん!私には好きな人が!」
「んあ?そりゃ良かったな?お幸せに」
「え?」
「は?」
────────────
「緑谷ちゃん、俺何を差し出せばいい?人生ぐらいなら捧げる覚悟あるよ…」
絶望感MAXと言わんばかりの顔をしてデクの顔を見ているホークス
「ほ、ホークス…そんな顔しないでくださいよ…僕ちゃんと知ってますから…ホークスも僕のこと一生懸命に探してくれたって」
「あと!人生は好きな人に捧げてください!」
「でも…そうですね…」
デクは真剣な顔でホークスを見る
「轟家について詳しく教えてください」
「僕が必ず轟ちゃんを救います」
ホークスは、少し黙ったあとに、それを了承した - 921主25/07/17(木) 15:08:12
「(片目が見えないって…不便だな…)」
暗い部屋の中轟は手探りで、部屋の構造を今日も調べていた
壁は新しい家なのか木製ではない
「(…炎を使ってもこれは無理だな)」
「────!!」
「(…燈矢兄…誰かと話してる…?)」
轟は、ずりずり這いずりながら、扉の目の前に来た
「俺言ったよな、お前の周りで起きた問題に巻き込むなって」
「いくらあんたが魔王と呼ばれる存在でも…焼きコロすぞ」
「俺の目的はお父さん…それだけだ、その緑髪の奴がどうだとか殺せだとか知らねぇよ」
「…それは」
何かを言われたのだろう、燈矢の声が止まる
「そうなったらそうなっただ、俺は知らない」
「悪いな、無責任なのも遺伝なんだよ」
「…はっ…いいのか?お前をコロすかもしれないんだぞ?」
「いいぜ、好都合、せいぜい頑張って生きてくれよAFO」
「んで、緑谷髪のやつは?…ふーん…なんにも出来ない無個性だから?舐めすぎだろw死んでも知らねぇぞw」
「(おーるふぉーわん…?)」
轟は、電話相手がかなり重要な人物だと思いその名前を覚えておくことにしたようだ
「(それに…緑髪だけじゃ分からないけど…)」
「(恐らく…言ってる相手は緑谷だ…殺し屋だから目をつけられたと考えれば極々自然…)」
轟は自分の足に付けられた拘束具を見ながら個性を使うが…
「焦凍、部屋の温度下がったんだけど」
「もしかして個性…使ってないよな」
扉の隙間からバッ!と退き、燈矢の顔を見る
逆光で顔はよく見えなかったが、とても恐ろしい顔をしているというのが、暗闇でもよく見える蒼い瞳から分かった
「また少し焼こうか焦凍」 - 931主25/07/17(木) 15:42:59
「嫌だ…やめろ燈矢兄」
「俺はもう!お前の言うことなんか聞かない!」
「…」
「もういい、焦凍…お父さんを絶望させるために生かしてきたけど…」
「お父さんは焼死体でも喜んでくれるよなぁ!?」
辺り一面を照らす、蒼い炎が燈矢の身体を纏う
焦凍も当然応戦する
地面に右手を付き、足元から凍らそうと個性を使う
だが、燈矢に近づくなり、すぐに溶けてしまうどころか、蒸発してしまう
燈矢も自分の炎で身が焼かれており、少し苦しそうな顔を浮かべるが、今はそれよりも自分の父であるエンデヴァーを絶望させることしか考えていないようだ
「(複雑なもんは作れねぇ…デカイ氷も作る前に溶かされる)」
「(なら…)」
自分の後ろに氷柱を生成し、その氷柱を1本掴んだ
「…そんなもんおもちゃにもならねぇぞ焦凍」
「使い方次第だ…」
「そもそも足拘束されてる時点で動けないだろお前…馬鹿だな本当に」
「何が?」
「…」
もう既に、拘束具は個性で凍らされており、床に足を叩きつけると簡単に拘束具は壊れた
「お前は死んでも地獄行きだろうなぁ…兄ちゃんをここまでバカにしたんだからなぁ!」
数字が高い方が勝つ
・轟dice1d100=96 (96)
・燈矢dice1d100=71 (71)
- 94二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 15:57:37
激アツ展開だ
- 95二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 16:06:19
お、焦凍が勝った!
- 961主25/07/17(木) 16:26:42
「燈矢兄…それキツイだろ」
「そんなことはどうでもいいんだよ焦凍…」
「赫灼熱拳!ジェットバーン!」
焦凍の腹に一撃食らわせてから、焼き殺そうと思っていたのだろうが、焦凍はひょいっ…と、簡単にそれを避けた
「親父の技だろそれ」
「何回も見た…お前ほどじゃないけどな」
じわじわと肌が焼け、燈矢は苦しげな声を上げる
「燈矢兄…自首しよう…うちの家族はダメだった、姉さんが望む普通の家族にはなれなかった」
「冬美ちゃんがどうだとか…夏くんがどうだとか…お前がどうだとか…どうでもいいんだよ焦凍」
「赫灼熱拳!ヘルスパイダー!」
狭い部屋の中、網状になっている炎は避け切れず、腕や脚、顔、が焼けた
髪の毛も、酷い匂いを放ちながら焼け落ちた
「髪は女の命だっけか?ははっ…これが終わったら髪の毛掴みづらくなっちまうなぁ焦凍ぉ!」
「もう話さなくていい…燈矢兄」
氷柱を剣のようにして、燈矢に斬りかかる焦凍
炎でみるみるうちに溶けていくが、溶けた傍から冷却していき、形を形成する
「俺はお前の話をもう聞きたくない」
「燈矢兄帰ってきてくれ…こんな怪物に負けないでくれ」
「お前の大切なものを全部全部全部!」
轟の肩を掴み、そこから燃やそうとするが
轟の哀れむような慈しむような顔を見て、力が抜けた
その一瞬、轟は息を吸い込み、最後の力を振り絞って、氷柱の先から燈矢を氷漬けにした
「…はぁ…」
まだ諦めていない燈矢は、分厚い氷を溶かそうとするが
溶かしたそばから轟が凍らせているため、逃げ出せずに呻き声を上げていた - 97二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 16:28:36
腹の子は無事だろうか
- 98二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 16:31:32
燈矢は…生きてるのか死んでるのか…
- 991主25/07/17(木) 16:31:36
だが、そんなことをしていれば当然轟も限界が来る
「(熱い…寒い…よく分からなくなってきた…)」
「っう”ぅ…あぁ…」
「(片目…無いのに痛い…なんだ…これ)」
「(沸騰するみたいに…グツグツ…痛い痛い…熱い…)」
そのまま轟は気絶してしまった
「クソ…が…」
燈矢は、炎を使おうとするが、あまりに分厚く、冷たすぎる氷の為、まず炎が出ない
「…っぐ…全部お父さんのせいだ…苦しんで…シね…轟…炎司」
「お前の大切なもの…奪って…」
燈矢が手を伸ばし、轟に触れようとするが届かない
「どこで俺は…間違えた…」
涙は燈矢の体温で蒸発し、落ちることなく散っていった
発見されたのは何日後?
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日後
- 1001主25/07/17(木) 16:54:42
「緑谷ちゃん、今から住所送ります!そこに焦凍ちゃんが!」
ホークスからの連絡ですぐに走って向かうデク
その速度は軽く100キロメートルを超えていただろう
障害物は軽々と越え、ビルの壁などは走っていた
化け物だと言われてもいい、ただ、今は友人を助けたかった
────────────
扉を何度も蹴りこじ開けるデク
家の中はヒヤッとした空気が張り巡らされていた
「轟…ちゃん」
床には、少量の血と鋭い氷が落ちていた
「轟ちゃん!居るなら返事して!」
「…緑谷」
壁に手を付きながら、歩いてくる轟
倒れかけた轟を受け止めるデク
「良かった…生きてて…本当に」
「待っててね、ホークス達が今…」
デクが話している途中に、轟は弱々しい力でデクを抱きしめた
「髪…短くなっちまった…」
デクの顔を見る轟
デクはその時初めて気づいた、轟の片目が無いということに
「大丈夫…似合ってるよ…轟ちゃん美人だから」
「大丈夫、もう大丈夫だから、ゆっくりおやすみ」
そのままデクの腕の中で気絶した轟
デクはもう既に警察が来ていることを確認した後、轟を警察に預け、もう一度家の中に入った
気絶しているのか死んでいるのか分からない、皮膚が爛れた男…燈矢を発見したデク
デクは怒りのまま頭を足で押し潰そうとするが…
「(この人は轟ちゃんの…お兄ちゃん…)」
デクはそっと足を離した - 1011主25/07/17(木) 16:58:00
「…轟ちゃんの赤ちゃんは大丈夫かな」
「ううん、きっと大丈夫…」
なぜこんなに寒いのかデクは考えていた
もう真夏だったというのに、クーラーがついていたような形跡はない
「(クーラー代わりに…?違う…さすがにそんなわけない)」
デクは燈矢の焼け爛れた皮膚を見ながら、必死に考えていた
いつもならすぐ答えは出ただろうが、今のデクにそこまでは考えられない
エンデヴァーは
1 来た
2 来なかった
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- 1021主25/07/17(木) 18:46:04
ドッと音が鳴ったあとデクは後ろを振り向いた
汗を垂らしながら、デクには目もくれずに燈矢の方へと向かうエンデヴァーを見たあとそっと目を閉じた
エンデヴァーは、焼け爛れた息子の傍に膝をついた
あれほど巨大だった背中が、今はまるで、ただのヒーローなどしていない父親のように小さく見えた
「……燈矢」
低く、掠れた声だった
デクは静かに距離を取る、エンデヴァーは、床に伏すその頭の傍に手を置き、拳を握った、震えていた
「……すまなかった」
沈黙が落ちた
言葉を探すように、喉が何度も動く、だがすぐには続かない
「俺は……ヒーローとして、父親として、全部……間違えた」
喉の奥から、押し出すような言葉だった
「お前を、見てなかった、認めてやれなかった……ダメだと、勝手に、決めつけた」
掌が、わずかに燈矢の腕に触れる、ただ、それすら躊躇いがちで
「お前は……俺の、息子だったのに」
エンデヴァーの目から、涙がこぼれる、燃えるような目をしていた男が、今はただ、顔を歪めていた
「お前を、救えなかった……」
「いや、救おうとも、してなかった…」
「気づいてた…だが俺は、都合よく目を逸らした…」
呻きのような嗚咽が漏れる、拳が床を打つ、血が滲む
「許されないってわかってる……だが」
焼け爛れた顔を前にして、それでも男は、頭を深く、深く垂れた
「…本当にすまなかった…燈矢」
「…クソ…親父」
「死ん…じまえ…」
デクは、一息ついたあと、ここはエンデヴァーに任せることにしたようだ
外に出ると、爆豪がおり、デクは爆豪に抱きついた
「…おつかれ様、デク」 - 1031主25/07/17(木) 19:00:33
数日後、病院
「…」
「おい、轟」
「おーい!轟ちゃん〜…起きてる?」
「あ、爆豪、緑谷」
ベットから起き上がろうとするが、それを止められる
「まだ無理すんな、あと何日ぐらいで退院だ?」
「あと…5日ぐらいだったはずだ」
「片目、無理やり止血させられたし、時間が経ちすぎてて、戻そうにも戻せないらしい」
「…お前らの顔が片目でしか見れないなんて…な…」
「そうだよね…腕とか脚とかと違って、目は替えがきかないから…」
「あ、いや!違う!緑谷!そういう意味で言ったわけじゃ…」
「僕なんかよりも痛い目にあってずっと耐えてきたんだ、しかも実のお兄さんにそんなことをされてさ…轟ちゃんがいちばん大変だったんだよね」
「おい、デク、お前も大概だっただろうが、1番被害にあってないのはアタシだ、助けられなかったのもアタシだ…だから」
「話の終わりが見えねぇな、けど…良かねぇけど…みんな無事で良かった」
「そうだね、みんな生きてて本当に良かった」
「んで、轟、お前退院したらどうするんだよ?妊婦が一人暮らキツイぞ」
「…その、お前がいいなら…俺の家に来いよ」
「え?いいのか?」
「まぁ、狭いとは思うけどよ…デクも住むとか言い出したし」
「えー?ダメなの?かっちゃん…」
「轟はどうする?」
「…住みたい、一緒に」
「んじゃ、働くことも視野に入れねぇとな、デク〜」
「元殺し屋でも出来る仕事なんざ、俺が探してやっから…安心しろよ、出久」
「ひえっ…!助けて!轟ちゃん!」
「…ははっ、これから大変だな、緑谷」 - 1041主25/07/17(木) 19:12:35
同時刻 病院
「エンデヴァーさんがそこまで毒親だとは思ってませんでした」
「ホークスとジーニストに言われ…ようやく気がついた…」
「すまない」
「そこは感謝の言葉を言うところだ、エンデヴァー」
「…ありがとう」
「一件落着…と言いたいところなんすけど…」
「燈矢が言ってたって言う、AFOって…なんなんですかね」
「轟は、もうそれ以上知らないようだからな…燈矢の協力者…恐らくヴィランだと思われるが」
「んで、AFOってなんなんすかね〜って何気なしにオールマイトさんに言ったら、顔色悪くなってどこか行っちゃって…」
「…嫌な予感がするな」
「エンデヴァーさん、燈矢くんのお見舞いにはまだ行ってないんですよね」
「俺なんか…が…」
「とりあえず行ってみてはどうだ、父親だろう」
「そうですよ、キツーく説教してもいいんですから…こっちがどれだけ迷惑かけられたと思ってるんですか」
────────────
「燈矢」
病室のドアを開けると、燈矢は上半身を起こし、外の景色を見ていた
「お父さん」
ゆっくりとエンデヴァーの方を振り向く燈矢
全身大火傷、包帯まみれでろくに顔が見れないが、蒼い瞳だけは嫌という程に存在を主張していた
「焦凍に、謝っといて」
「燈…」
「今更父親面なんかすんな」
エンデヴァーは、どうすればいいか分から無くなり、何を思ったか、燈矢を抱きしめた
「すまなかった…燈矢…見てやれなくて…本当に…」
「俺じゃなくて…焦凍に」
「これからは…燈矢のことをこの目で見続ける、約束だ」
「…破ったらコロすからな…お父さん」 - 1051主25/07/17(木) 20:55:08
「ふふ、大口を叩いてこの結果…予想はしていたがあまりにも哀れな終わり方だね、燈矢くん」
「この物語は失敗さ、3人の少女によって…ね」
「だが、今まさに新しい物語が始まろうとしているんだ、わかるかい?弔」
「何言ってるんだ先生…」
「おっと済まない、弔には分からない話だったね」
「まァ…あんたが喜んでるなら別にいいけど…」
「(先生も厨二クセぇこと言うんだな)」
「なんだっけ…緑谷出久だっけ?逃がして大丈夫なのかよ?」
「無個性の子がなにか出来ると思うかい?情報を渡せたとしても、それだけだ」
「…足元すくわれるぞ先生」
「そうだね、けど弔、邪魔な働き蟻を1匹潰すのと、巣を潰すのどちらが早いと思う?」
「…絶妙に分かりずらい例え出すんじゃねぇよ先生」
「ふふ、悪いね弔」
「彼女が情報を渡した相手は、恐らくヒーロー公安委員会」
「面白くなってきたよ弔」
「そうか、良かったな先生」 - 1061主25/07/17(木) 20:56:38
○○日後
季節は秋、爆豪の家のリビング、ちゃぶ台を囲んで3人はいた
「なあ轟、もう片目のこと、慣れたか?」
「だいぶ慣れてきた」
「良かった、つーか、その包帯もう取っていいんじゃねぇのか?」
爆豪がコップの水を渡す
「医者には、もういいって言われたけど…醜いから」
「そんなことないって、轟ちゃんは美人で可愛いんだから自信もってよ!バカにするやつは僕がこうやって!」
デクの義手がコトンとコップにぶつかり、ちょっと音が響く
「おっと…」
「轟、お前あれだな、傾国ってやつだ」
「そこまで美人じゃない…爆豪だって…」
「いっつもその話の時僕の話題でないよね!?酷いよふたりとも〜…」
「お前は美人ってよりかは可愛い系だろうが」
「かっちゃんが褒めてくれた!?」
「アホが!なんでアタシが人の事褒められないようなもンみたいになってんだよ!?」
「つーか!なんで俺だけピンピンしてんだよ、なんか納得いかねぇ!」
「かっちゃんは元気が一番だからね」
「少しうるさいぐらいがちょうど良くて俺は好きだ」
「褒めてんのかそれ!?」
爆豪がちゃぶ台をドンと叩いて立ち上がる。
「そんで轟、赤ん坊は元気なのか?」
「うん、医者からは“順調です”って」
「…あのさ、轟くん、赤ちゃん産まれたら僕…抱いてもいいかな…こんな人殺しに…赤ちゃん抱く資格はないと思うけど」
「…ううん、いい、緑谷になら喜んで」
笑い声の響く部屋に、夕陽が射し込んでいた
世界は、静かに回り始めていた
Happy End ? - 1071主25/07/17(木) 20:57:39
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!
なんかハチャメチャな文章になっちゃいましたね
あと、なんか、まだ解決してない事がたくさん…
そこは脳内補完してください!
ほのぼの日常話のオマケ書こうかなとか思ってます
需要あればですけど…
本当にありがとうございました! - 108二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 21:01:54
1主おつかれ!面白かったよ!
- 109二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 21:54:04
1主さんお疲れさまです!今回も面白かったです〜!
轟ちゃん、良かった...個人的に轟ちゃんと燈矢兄の話がいちばんキツかったから... - 110二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 22:19:03
子供からしても親が片目ないの精神的に参るだろうな
センシティブだから聞けないし、ほんと親がアレで蛙の子は蛙しちゃった橙矢はわかるけど、焦凍がいい子に育ってるの奇跡だな... - 111二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 07:16:55
そういえば地味に気になってたんだけど、OFAってまだオールマイト持ってんのかな
- 1121主25/07/18(金) 11:46:09
- 113二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 12:03:46
残り火状態じゃないなら神野ほどボロボロにはならなさそうだな
なんならそのままとどめ刺しそう 後継者もいないし