【閲覧注意】千奈「先生っ！」

1◆WsV5Czf1Hs25/07/14(月) 18:21:58

学P「はい」

千奈「風が心地良いですわね」

学P「そうですね。たまにはのんびり散歩というのも悪くないですね」

千奈「あの……先生？」

学P「はい」

千奈「お手を繋いでも？」

学P「いいですよ」

千奈「……♪」ｷﾞｭｯ

Pドルイチャラブ強化月間、DAY11。残すところあと二人です。

2◆WsV5Czf1Hs25/07/14(月) 18:32:07

千奈「先生？」

学P「はい」

千奈「どうしてわたくしの頭を撫でておりますの？」

学P「特に理由はありません」

千奈「……？　そうですの」

学P「はい」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

千奈「…………！」

千奈「んしょ」ｸﾞｲｰﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

学P「あの、倉本さん？」

千奈「なんですの？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

学P「どうして俺の頭を撫でているんです？」

千奈「特に理由はありませんわ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

学P「……そうですか」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

千奈「はい♪」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

佑芽（な、なんかすごくえっちだ……！）

3◆WsV5Czf1Hs25/07/14(月) 18:44:01

千奈「あこがれをいっぱ〜い♪」

学P「ずいぶんご機嫌ですね」

千奈「はい！　こんなに晴れた日は、ついつい心も躍ってしまいますわ！」

学P「ちょっとドライブにでもいきましょうか」

千奈「まあ！　先生、お車を持っていらしたの？」

学P「営業車として貸与されているのがあります……倉本家から」

千奈「まあ、そうだったんですのね。存じ上げませんでしたわ……」

学P「これです」

千奈「随分と大きい車ですのね……」

学P「何があっても倉本さんだけは無事であるようにとのことです」

千奈「嬉しいですけれど……ちょっと目立ち過ぎますわね」

学P「はい……。車庫入れも一苦労ですよ。左ハンドルですし」

4◆WsV5Czf1Hs25/07/14(月) 18:58:58

千奈「先生？」

学P「はい」

千奈「どこに向かっておりますの？」

学P「夏といえば、というところですよ」

千奈「まあ！　着くまでのお楽しみですのね！　わくわくしますわ！」

学P「さて、高速道路に乗りますよ」

千奈「はい！」

学P（ETCカードがあって助かった。倉本さんでは窓から身を乗り出しても発券機に届かないだろうからな）

※高速道路の発券機は右側にありますが、学Pの車は左ハンドルのため必然的に助手席の千奈が券を受け取ることになります。

5◆WsV5Czf1Hs25/07/14(月) 19:08:14

学P「サービスエリアがありますね。少し寄っていきましょうか」

千奈「はい！」

学P「……ふう。これだけ広いと駐車が楽で助かるな。倉本さん、お手洗い等あれば済ませておいてくださいね。俺は飲み物でも買ってきます」

千奈「わかりましたわ！」

千奈「先生、ただいま戻りましたわ！」

学P「おかえりなさい」ﾔﾏﾓﾘｰ

千奈「先生？　その食べ物の山は一体……？」

学P「倉本さんが好きそうだなと思ったらついついたくさん買ってしまいました」

千奈「……！」ｷｭﾝ

千奈「一人じゃそんなに食べきれませんから、一緒に食べましょうね、先生？」

学P「そうですね」

6二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 19:18:27

幸せな世界

7◆WsV5Czf1Hs25/07/14(月) 19:24:50

千奈「先生、あーん、ですわ」

学P「いや、それはさすがに。自分で食べられます」

千奈「いいえ。先生は長時間の運転でお疲れですもの。ハンドルを握る大切なお手は休ませたほうがいいですわ！　ほら、あーんしてくださいませ」

学P「……わかりました。あーん」ﾊﾟｸ

千奈「美味しいですか？」

学P「はい。串が思いっきり口の中に刺さってますけどね」

千奈「ああ！　も、申し訳ありません……！」

8◆WsV5Czf1Hs25/07/14(月) 19:29:45

学P「さあ、着きましたよ」

千奈「まあ！　海ですわ……！」

学P「はい。やっぱり夏といえば海ですからね」

千奈「でも、他に人が全然いませんのね？」

学P「海水浴場ではないですからね。人は少ないですし、のんびり波打ち際を歩くだけでも充分楽しいですよ」

千奈「そうですわね！　先生と一緒なら、何をしてても楽しいに決まっておりますもの！」

学P「そう思っていただけているなら光栄ですね」

9◆WsV5Czf1Hs25/07/14(月) 19:41:21

千奈「先生！」

学P「はい」

千奈「綺麗な石を見つけましたわ！」ｷﾗｰﾝ

学P「それは石ではなくシーグラスですね。ガラスのかけらが水で削られて滑らかになったものです」

千奈「まあ、ガラスですのね……」ﾎﾟﾍｰ

千奈「光がきらきら反射して、きれいですわ〜」ｷﾗｷﾗ

学P（一生見ていられるな）

10◆WsV5Czf1Hs25/07/14(月) 19:52:11

千奈「先生！」

学P「はい」

千奈「流木を見つけました！」

学P「いい形ですね」

千奈「タクトの代わりになりそうですわ！」

学P「でしたらぜひ歌ってください」

千奈「ええ！？　……い、いきなりは照れてしまいますわね……」

千奈「……こほん。シャープするこころ〜♪ 愛情のチューン♪」

学P（むしろ一生見ていたい……）

>>18

11二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 19:58:20

かわいい　それ以上に達筆

12◆WsV5Czf1Hs25/07/14(月) 20:02:53

千奈「もうお日様の沈む時間ですのね。あっという間でしたわ」

学P「そうですね」

千奈「……夕陽がきれいですわね」ﾎﾟ-

学P「……倉本さんも負けてませんよ」ﾎﾞｿｯ

千奈「え、ええ！？　今なんとおっしゃいましたの！？」

学P「ああ、いえ、すみません。つい心の声が」

千奈「そ、そうですの……」

学P「は、はい」ﾁｮｺﾝ

千奈「……！」ﾄﾞｷｯ

学P「あ、すみません。手が触れてしまいました」

千奈「い、いえ。平気ですわ」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

千奈（うう……手なんていつも繋いでいただいておりますのに、なんだか……とーってもドキドキしますわ……！）

13◆WsV5Czf1Hs25/07/14(月) 20:11:20

学P「さあ、そろそろ帰りましょうか」

千奈「はい！　……あの、先生？」

学P「はい」

千奈「また、二人でドライブできるでしょうか……？」

学P「もちろん。倉本さんが望むなら、いつでもできますよ」

千奈「え、えへへ。そうですの」

学P「はい」

14◆WsV5Czf1Hs25/07/14(月) 20:16:12

学P「さあ、着きましたよ」

千奈「すぅ……くぅ……」

学P（眠っているのか。無理もない、結構なロングドライブだったからな）

千奈「……んぅ……せんせぇ……」

学P（どんな夢を見ているんだろうか。願わくば、夢の中でも彼女のそばにいたいものだ）

千奈「くぅ……すー……」

学P（せめて、これくらいは許されるだろうか）

学P「……ちゅ」

学P「…………さあ、起きてください、倉本さん」

千奈「……ん、もう朝ですの？」

学P「寝ぼけてますね。家に着きました」

千奈「……ああ、先生とドライブに行ってたんでしたわね。運転ありがとうございました」

学P「はい。では、明日学校で会いましょう」

千奈「はい、先生！　さようならですわ！」

千奈（……なんだか、とっても素敵な夢を見ていたような気がしますわ……♪）

15◆WsV5Czf1Hs25/07/14(月) 20:21:55

千奈「先生？」

学P「はい」

千奈「わたくしのこの気持ちはなんなのでしょう？」

学P「……」

千奈「先生？」

学P「何年か先、倉本さんがまだ同じ気持ちだったなら、その時に教えます」

千奈「……ふふ」

学P「どうしました、くすくす笑って」

千奈「先生。実はわたくし、もう知っておりますの。この自分の気持ちの正体を……」

学P「……そうですか」

千奈「先生。とーっても、お慕いしておりますわ！」

終わり。