- 1二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 20:03:13
- 2二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 20:16:31
アバンギャルドファイト第七条!
キヴォトスがリングだ! - 3二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 20:22:04
- 4二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 20:26:30
- 5二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 20:27:05
Oh…あばんぎゃるど…
- 6二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 20:37:05
- 7二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 20:48:56
白子「この前バイトでこれみたいなのかぶった」
センセイ「あるんだね本当に。」
白子「あれは地獄だったよ。干からびる」
星乃「んー?集まって何の話?あれ?今度はレトロなロボット描いたんだね。で何で首から下は絵の女の子なの?」
白子「センセイが見た悪夢だって」
星乃「なになに〜?首から下が人間のロボットが女の子の声で抱きついてきたりとかかわいいポーズとったりしたの?」
センセイ「………」
星乃「あたり?」
センセイ「抱きつかれたのは僕じゃなくてあの人だけど…あの人だけど…」
星乃「夢を見るのも大変だね」
瀬里香「ねえ星乃先輩はどう思う?これ」
星乃「どうって言われてもdice1d6=3 (3) 」
1おじいちゃんの家の倉庫でみたブリキロボットみたいとしか
2レトロ
3ないっしょ〜この令和にこのデザインは
4可愛いと思うけど
5芸術を感じるね(半分テキトー)
6…きらいじゃないかな。むしろ案外好きな方かも。
- 8二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 21:08:01
- 9二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 21:15:21
センセイ「…野々美も向こう側見えた?」
野々美「え?…んー、アイドルになった夢なら昨日見ました。アリスちゃんと、ツーサイドアップの子とお下げでクリーム色の髪の子と…赤くいロングヘアで角の生えた女の子と歌って踊って、炭酸飲料の会社さんとコラボしたりコンビニで私達のアクスタ販売したりする夢です」
星乃「具体的〜」
センセイ「それ面白そうだね。その向こう側の世界、もっと続くといいね」 - 10二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 21:23:30
白子「それで、アリスはどうしたらこうなるの?」
センセイ「分からない。向こう側の夢が何かしらのタイミングで切り替わることはよくあるけど、こんな変な事になるのは初めて。…向こう側で何かがおきた?それともここで何かが起きてバタフライエフェクトが起きたのかな?」
瀬里香「バタフライエフェクト?」
センセイ「些細な行動が大きくなって何かしらの影響を与えること。何だろう?何が原因で」 - 11二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 21:34:20
イタズラ⭐︎ストレート!
- 12二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 22:37:39
- 13二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 22:41:40
このレスは削除されています
- 14二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 08:40:06
夕方に続き
- 15二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 17:15:11
いたスト良いよねぇ
- 16二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 22:04:31
センセイ「…いってくる」
野々美「どこへですか?この後授業ですが」
センセイ「何があったか調べなきゃ。向こう側と莉央に何があったかを」
星乃「今行ったって相手してくれないよ。放課後まで我慢。」
センセイ「でも」
星乃「逃げないから。」
センセイ「…どっかに失踪したりしない?」
星乃「流石にしないでしょ~。できたとしても夜までには帰るよ、子供の逃走なんて近所のイ○ンが限界だって」
センセイ「でも、莉央は目を離したらどこかへ消える気がする。」
瀬里香「そんな気はないにしても、言い方がストーカーじみてるわよセンセイ。(…ん?なんかデジャブ?)」 - 17二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 22:43:23
このレスは削除されています
- 18二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 23:22:56
このレスは削除されています
- 19二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 23:24:05
- 20二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 23:38:33
ウミ:やだ
シロ:言うべき
〈このあともスタンプ爆撃30連発〉
ウミ:聞いても楽しくない
シロ:それでもいい。
ウミ:なら
向こう側でおきた出来事の全てに目を背けずにいられる?
勿論。
そう打ち込もうとした指が止まる。
書き込むのは簡単だ。
むしろもう送信するだけ。
でもここで言える?簡単に。
夢の世界の私を認識できなくなったのに。
聞く限り、センセイの見た世界と私の世界は違う。
でも、それで怖気づくのも納得いかない。 - 21二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 08:25:13
このレスは削除されています
- 22二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 08:37:34
シロ:悪いことばかりじゃない。私が見たところはいいところだった。何を見たか知らないけど自分だけ全部知った状態で話し進めるのはやめて。
一番迷惑
ウミ:ごめん。
話す
メッセージが止まった。
とりあえず放課後に捕まえよう。
何故かこの一方的に言われてどっか行こうとしている感じは覚えがないはずなのに無償に許せないものを感じる。
多分あっちの私に何かあったからだということにしておく事にした。 - 23二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 18:34:51
このレスは削除されています
- 24二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 22:44:25
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- 25二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 23:50:14
なんだこのSSは...あまりにも素敵すぎる...
- 26二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 02:49:09
やり方あってるかわからんけど保守 続きが気になって来てしまった
- 27二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 05:05:42
センセイ「アリスが向こう側を破壊した。」
さらりと伝えた。
ショックが大きかったのか、結局は他人事だからなのか大げさなリアクションも出てこず「え」としか口から出なかった。
大方察しはついていたつもりだったけど、受け止めきれなかったのかセンセイの右腕をつかんで「どうなったの!」と町中で叫ぶ。
数秒後我に返り、少しだけ気まずくなるがセンセイは続ける。
センセイ「沢山の子供達があの人の目の前から消えていった。1人は撃たれても平気だったのに目を覚まさない、もう1人はアリスを目の前にしても引き金も引けずにいなくなったり、…苦しくなって何処かへ逃げた人もいた。」
白子「何でアリスはそんな事をしたの?」
センセィ「兵器としての姿であるAL-1Sになったから。そして、選択を間違えたから。だから、アリスは兵器になった」
白子「選択?」 - 28二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 05:25:52
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- 29二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 05:41:58
センセイ「いや、間が悪かったのかな?みんな正しいけど、順序もそれを許してもらえるタイミングも合わなかった。それに答えを早く求めすぎたんだ」
無表情に言うが、声のトーンはいつもより低い。
第三者側の視点だったからこそ思うことがあるのかもしれないけど、私はそれに対してかける言葉がパッと思い浮かばずそうだったんだと曖昧な返答しか出なかった。
私も夢の世界を見たことある、何て言うけど今回に関してはミレニアム絡みなら尚更私とは無縁。
でしゃばってしまったと思ったが今更引けず、何かしらの言葉を絞り出そうと脳をフル回転させる。
白子「じゃあ、アリスがおかしくなったのは誰も悪くないんだよね?」
変な質問をした。
電柱が目の前にある、頭突きでもしたい。
センセイ「うん。アリスは誰かの悪意でおかしくなったんじゃない。あれもタイミングが悪かっただけ。」
質問の仕方がよかったのか今回はタイミングがよかったのか分からないがもうOKにしておこう。
センセイ「でもそれがリオを更に怖がらせた」 - 30二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 06:00:09
センセイ「リオはただ学校のみんなや当たり前の日常を守りたかった。そのためにアリスをモノとして見て破壊しようとした。自分が悪人になって全てを背負うつもりで」
白子「その人は悪人役を買ったの?」
センセイ「うん。破壊するのも怖がっていたし、全てを背負えないはずなのに凄い無理をしてた。」
白子「先生は?そのとき何をしてたの
センセイ「アリスをかばった。でも何もできなかった。リオの言葉は正当だったから言い返せなかったのもあるし、アリスが兵器として振る舞ってしまった直後だったからなおのこと否定もできない。したらアリスによって傷ついた子供を否定することになってしまう。それにあの人はアリスが楽しそうにしてる記憶があったから感情で訴えるしかなかった。それでもアリスは生徒だと」
白子「どっちが正しいのかな?…いや正しいとかじゃないのかな」
センセイ「そうだね。正しいか間違いかじゃなくて、リオと先生はもっと前に出会えたらちがったかもしれないし、リオがアリスと直接あって話す場面があればちがうかもしれない。…結局のところ、タイミングと会話の数が足りなかったかだけの話なんだと思うんだ。善悪とかじゃない」
白子「会話」
センセイ「…」
白子「さっきのセンセイみたいな下手な隠し事ばかりしちゃ駄目ってことだね」
センセイ「本当にごめんね」
白子「次隠し事はなし。したら足舐めしてたことみんなに言う」
センセイ「あれは僕じゃない。先生だよ。……あれもひどい悪夢だったんだ」 - 31二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 06:06:03
白子「どんな感じだった?」
センセイ「凄く親指を熱心に舐めてて…うっ」
白子「続けて」
センセイ「爪のところを特に入念に……何を言わせてるの?」
白子「本当に嫌な記憶なんだね」
センセイ「僕はそんな趣味ない。…なのに、はぁ…」
普段じゃ絶対に見ないげんなりした表情が現れる。
無表情か口角が多少上がる程度の笑みしか見せないから貴重なものを見たと気分。
でも本当にいやがってるからほどほどにしておく。 - 32二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 06:47:03
と話している間にミレニアム学園までついた。
歴史は短いけど、最先端技術を多く投入しており、年々名前のある技術者を排出していると有名らしい。
実際に大学顔負けの施設設備もあると噂で、それを理由に留年する生徒もいると噂らしい。
そして噂だけど、武器商人やハッカー育成教室があるとも言われてる。まあこれは噂だろうけど
白子「どうやってはいる?監視カメラあるし」
流石最先端なのか、セキュリティもしっかりしている。
セキュリティ「普通にはいれないよね?」
白子「他校の生徒が侵入したらすぐ取り押さえられる。裏側からしか入る道はない…多分。」
センセイ「策ならある。僕も考えたんだ」
そういい、鞄から自信満々に覆面を取り出し装備した。
白子「白にしたんだ」
センセイ「それに蒸れないんだ。髪も乱れないよ」
白子「へえ…そっちの方が良さそう」
センセイ「青もあるよ。後で見る?」
白子「ん、見よう。そのためにも今は莉央先輩のところへ行こう」
- 33二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 08:48:57
- 34二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 08:53:07
白子「そうなの?」
センセイ「真っ当な理由で尻に敷いてる」
白子「…先生ってもしかしてダメ人間?」
センセイ「悪人じゃないよ?」
白子「星乃先輩言ってたけど、善人とダメ人間は両立できるって」
センセイ「…だから変態なところもあるんだ」
優香「ちょっと!何勝手に盛り上がってるのよ。そこで待ってなさい!!」
センセイ「うん。待ってる」
優香「素直ね…。いやそこで絶対待ってなさい!」
白子「逃げる?」
センセイ「逃げない。待っててって言っている」 - 35二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 12:48:35
センセイ「ところでミレニアムへ僕が抗議に行こうとしてたときはやめたほうがいいって言ってたのに、侵入は協力してくれるんだね」
白子「ん、真っ向勝負じゃ歯が立たないのは目に見えてる。だから侵入して本人に会うって選択には賛同できた。それに覆面かぶれたからいい」
センセイ「そっか。」 - 36二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 13:07:09
銀行強盗に結構な興味があったからな…
- 37二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 13:09:28
やっと追いついた。
ここまで楽しく閲覧させて貰いました。執筆応援してます! - 38二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 13:46:12
- 39二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 20:50:53
あっ、やっぱそこ間違えてたよね…
- 40二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 21:44:37
優香「本当に待ってた…。貴方達何でうちに侵入しようとしたの?!」
白子「そこに塀があったから」
優香「山よりも乗り越えやすいからってことかしら?それより貴方達の制服を見るに有美土巣高等学校でしょ?今なら注意だけで済ませるから帰りなさい。あとその覆面を取りなさい」
白子「ん」
センセイ「はい。」
優香「見かけない顔ね貴方。…貴方もしかして見先生望君?」
白子「センセイを知ってるの?」
優香「先生?…ああ、先と生で繋げて先生ね。ええ、知っているわ。貴方の絵、私も見たわ。アリスちゃんの事可愛く描いてたからよく覚えてるわ」
センセイ「ありがとう。それと君も向こう側見えたんだね」
優香「え?向こう側?」
センセイ「今日は莉央に会いにきたんだ。学校に入っていい?」
優香「それとこれとは別よ。基本的に他校生徒は入っちゃ駄目なんだから。」
センセイ「招待があればいい?」
優香「それはまあ、でも許可を出すのは私達じゃ無理。校長や教師の人が許可を出さないと。或いは生徒会長の推薦がないと」
白子「じゃあ私達、莉央先輩の知り合いってことでいい?メアド交換してる」
優香「フリーパスじゃないのよ!あとメールをそういう使い方するのはダメだから」
白子「(ママみたい…同い年なのに)」
センセイ「やっぱりユウカはこっちでも優香だね。」 - 41二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 21:58:02
センセイ「…じゃあどうしようか」
優香「直接連絡は?」
白子「みんなでやったけどつながらい。既読もされなかった」
優香「そっちもなのね。莉央会長、無断欠席してるのよ。」
白子「真面目そうなのに?」
優香「ああ見えて何かに没頭すると無断欠席する時があるわよ。あとご飯抜いて気絶してご家族に怒られてるところ見たことあるわ」
センセイ「危ないなぁ…」
白子「センセイは人のこと言えない。」
優香「…家にはいないだろうし何処に。」
センセイ「莉央のことをよく知る人に聞いてみるしかないかな?」
優香「としたら明星陽真莉先輩ね」
白子「どんな人?」
優香「犬猿の仲であり幼馴染よ。…あっ、学園に入れないわよ。こっちで探しておくから、見つけたら連絡するわ」
センセイ「本当に駄目?入ったら」
優香「駄目よ。貴方達にデメリットしかないでしょ」 - 42二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 22:11:40
白子「停学くらいなら」
優香「全然問題よ。」
優香はどこでも真面目だった。
あの人なら「仕方ない」って言わせてるけど、どんな方法使っているんだろう。
話は聞いてくれるから嬉しいけど、直接会いたいのに…と考えるけど何も思い浮かばない。
それに、優香は良い人だから裏切ることはしたくない。
あの人、先生はミレニアムに入る時どんな風に入ったんだろうかと向こう側の景色を思い出すと1人の顔が思い浮かんだ。
センセイ「そうだ、モモイだ」
と思いつき、声に出した瞬間、頭に電撃が走ったような感覚に襲われ、地面に倒れる。
そこで僕は気を失った。
一瞬映った頭にぶつかったものに見覚えはある。
たしか僕が生まれる前に人気だったレトロゲーム。
…これが本当のゲームオーバーなのかな - 43二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 01:42:44
保健室
センセイ「…見慣れない天井」
白子「おはよう。思ったより速かったね」
センセイ「何があったんだっけ?」
白子「レトロゲーム機を頭突きで凹ませた」
センセイ「…僕が悪いのかな?」 - 44二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 08:28:58
このレスは削除されています
- 45二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 10:56:16
この流れは…まあ、来るよな『彼女たち』が…
- 46二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 11:29:50
リアルでPS2は死ぬ
頭とゲーム機がどっちも - 47二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 18:35:49
センセイの負傷率:dice1d100=34 (34)
プレステ2の損傷率:dice1d100=9 (9)
センセイ「僕が悪いのかな。」
白子「…多分」
センセイ「そっかー」
- 48二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 18:55:11
センセイ「ここは?」
優香「ミレニアムの保健室よ。」
センセイ「いれてくれるの?」
優香「それはまあ…見先君を怪我させたのはうちのゲーム開発部が原因だし、救急車来るまでその場で待たせるよりも保健室につれてって安静にさせる方が合理的と判断したからよ。あと、このあと病院行ってね」
センセイ「ありがとう」
やっぱりどこの世界でもユウカは優しいらしい。 - 49二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 18:58:37
ゲームキューブじゃなかっただけマシと考えよう
そもそもゲームハードを人体へのダメージで比較するもんじゃないけど - 50二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 19:21:53
白子「流石昔のゲーム機、堅い」
センセイ「腫れちゃった」
白子「センセイもよく生きてるね」
センセイ「ねー」
白子「他人事すぎる。ところで立てる?」
センセイ「大丈夫。」
少しふわっとしたけどすぐに調子は戻った。
ベッドをおおうカーテンを開けるとブロンドヘアの双子と目があった。
「よかった生きてたぁ!!」
「お姉ちゃん喜ぶ前に謝らないと!」
「なにさ翠だって第一声はプレステ2がー、だったじゃん!
」
桃色のヘッドホンをつけた声の大きい人の姉らしい人物は僕を見ると万歳して喜んだ。宝くじでも当たったかのようなテンションでちょっと面を食らってしまう
優香「桃衣!翠!言い争うよりもすることがあるでしょ!」
センセイ「あー…君が…桃衣が僕にゲーム機をぶつけたんだね?」
桃衣「うぐ……うん、ごめんなさい。」
優香「なんでそんなことしたのよ」
桃井「えーっと…ちょっと他の部活の子と言い争ってたらヒートアップしちゃって」
優香「最近のミレニアムの子達もだけどもう少し周囲を見て行動して!それにすぐ喧嘩なんてしないで!無料じゃないのよどれもこれも!だいたい…」
桃衣「わ、わかってるよ優香~!!」 - 51二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 20:20:27
キューブはメイス、PS2は石塊みたいな当たりのイメージ
- 52二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 20:34:30
センセイ「…賑やかだね。」
翠「すみません。うちのお姉ちゃんが」
センセイ「大丈夫。それよりも陽真莉って人に会いたいんだけどどこにいる?」
翠「陽真莉先輩ですか?…この時間だと部室だと思います。」
センセイ「特異現象捜査部?」
翠「なんですかそれ?」
センセイ「何でもない。」
翠「でも似たような名前です。確か…都市伝説捜索部とか」
白子「オカルトが好きなの?理系の学園なのに」
翠「逆にハマりやすいのかと」
センセイ「…行ってくる」
翠「えっ…あのどこへ」
センセイ「陽真莉を探す。莉央の居場所を知っていると思うから。」
翠「莉央生徒会長の居場所?どういうことですか?」
センセイ「莉央が昨日何をしたのか、アリスに何があったのかを聞きに行く」
翠「アリス?貴方もしかしてあの絵を描いた人ですか!?待ってください、ねえ待って!…ちょっとお姉ちゃん!優香!!」 - 53二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 20:39:51
優香「何?!」
桃衣「何さ!?」
翠「あの人、アリスの事を…私達が見た昨日の悪夢のこと知ってるんだよ!!」 - 54二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:03:43
このレスは削除されています
- 55二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:18:22
センセイ「都市伝説捜索部…どこかな」
スタスタと他校生徒でありながら迷いなく歩きだす。先程まで気絶していた人間とは思えないくらいに速い。意外と頑丈なのかそれとも陽真莉先輩への興味が彼を動かしているのか私には分からない。
ただ言えることは、まるで前にも来たことがあるよえに行動に迷いがない。
翠「ま、待ってください。なんでそんなに迷いがないんですか?有美土巣の人達って私達の構内知りませんよね?!」
白子「私はセンセイについてきてるだけ」
センセイ「向こう側で見たミレニアムと構造が所々にてるから」
翠「向こう側?…もしかしてアリスちゃんのいる世界!」
センセイ「君も見えたんだね。」
翠「私だけじゃなくて、お姉ちゃんや柚子ちゃん、優香もです。貴方も見えたんですか?天使の輪をつけた私達の事」
センセイ「アリスも。ただ…」
翠「可愛くない顔になってて」
センセイ「…!君も見たんだね」
翠「!もしかひてブリキロボットみたいな顔で」
センセイ「あの人、先生のお見舞いにやって来てて」
翠「…私達が見たのと同じ。でもなんで」
センセイ「君達がアリスと強く繋がりがあるから。」
翠「じゃあ貴方も」
センセイ「僕はあの人じゃない」 - 56二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 07:56:13
このレスは削除されています
- 57二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 08:16:16
翠「あの人?もしかして先生」
センセイ「あってる。でも僕はあの人とは全く関係ない。あの人の目を借りて向こう側を見てただけ。」
翠「じゃあ貴方は何で先生って」
センセイ「あだ名。…あれ?」
白子「どうしたの?」
センセイ「所々に出るけど、やっぱり向こう側とこっちじゃ構造が違うみたい。この壁の先にもフロアがあってその地下に特異現象捜査部があったのに」
翠「何なんですか…一体」
センセイ「…どうしよう」
白子「莉央先輩以外で陽真莉って人と繋がりある人は?」
センセイ「…あ、都希だ。忘れてた」
白子「あっ」
翠「えぇ…。走り損じゃないですかぁ」
センセイ「ごめん。莉央と陽真莉、アリスしか頭になかった…あと侵入すること」
白子「ん、私も覆面使えるってなってはしゃぎすぎた」
翠「な、なんなのこの人達…」
優香「見つけた!また何してるのよ貴方達!!」
センセイ「……どうしよう」
白子「覚悟しよう。ね、翠」
翠「な、何で私までですか!?」 - 58二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 11:55:03
生徒会室
陽真莉「なにやら騒がしいと思いましたが生徒会も随分と賑やかになりましたね。」
優香「まあ色々あってですね…あと、陽真莉先輩にどうしてもお会いしたいという他校の生徒の方がいまして」
陽真莉「あちらの有美土巣高校の方ですね。…ところで何故ゲーム開発部の子達に取り押さえられてるのですか?」
桃衣「御用だー!ってね」
白子「もう逃げない」
翠「もう勝手に動かないでくださいね!」
センセイ「ごめんなさい…あっ、dice1d3=1 (1) 」
1ヒマリ?
2儚げ病弱美少女天才ハッカーのヒマリ
3莉央の友達の陽真莉
- 59二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 12:45:23
陽真莉「?私のことをご存知なのですか?確か以前科学雑誌関連の取材を受けたことはありますが他校でも名が知れる程になるとは…。ですが初対面の相手に対して呼び捨てというのは感心しませんよ。しかし、このミレニアム学園を誇る神秘を纏いし天才病弱美少女の私を目の前にしては仕方がないのかもしれません。」
白子「じ、自分への自信がすごい」
桃衣「だよね〜」
陽真莉「それで貴女達は私にご用があるのですよね?都希からも先程連絡がありましたが」
センセイ「莉央を探してる。」
陽真莉「莉央を?どういったご関係で?」
センセイ「アリスのことで」
陽真莉「…少し場所を変えましょうか」 - 60二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 19:46:22
このレスは削除されています
- 61二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 21:48:29
某カラオケ店
陽真莉「ではまず、皆さんお忙しい所お集まりいただきありがとうございます。」
歌葉「問題ないよ。ところでマイクは」
陽真莉「待ちなさい。私が先に歌います」
千尋「それよりもやることあるでしょ」
陽真莉「一曲」
寧流「後にしろ。ってかなんだよ急に。あと狭いんだよ!」
陽真莉「仕方ないでしょ他の教室は空いていなかったのですよ!」
陽真莉先輩が有美土巣の男子生徒の言葉を聞いた瞬間に私達を某カラオケ店に収集した。
訳が分からないけど、多分アリスちゃん絡みなのは確か。
知らないけど、私達の学園の皆が知っている1年生の女の子について。
それにしても意外だったのは、あの美甘寧琉先輩ともアリスちゃんは知り合いだったことだ。
それは夢でちらっと話したりしてるとこは見るけど、私達とは性格が真逆のインテリヤンキーだからか意外すぎる。
お姉ちゃんに関してはビビってるし。
まあ私も大勢心そこにあらず状態手前だから人のこと言えないけど。
柚子ちゃんは…段ボールの中にいるし - 62二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 22:04:55
寧琉「おいお前」
センセイ「呼ばれてるよ」
柚子「ひっ!!…は、はい」
寧琉「お前だよお前!デコじゃねえよ!」
センセイ「僕?」
寧琉「…お前、何か言うことあるんじゃねえか」
センセイ「ハニートーストキャラメル味」
寧琉「注文でもねえよ!てかでけえもん食うんだなお前!」
白子「ん、私はロシアンルーレット唐揚げ」
歌葉「ならたこ焼きも頼もう。勿論ロシアンルーレットをね」
明日奈「はいはーい!フライドポテトシェアしよー!」
寧琉「ハラペコかお前ら!」
明日奈「リーダーはいらないの?」
寧琉「え!?…いやいるよ。」
桃衣「なんだツンケン言ってるけど自分も食べたいんじゃ〜ん」
寧琉「よしモモ、お前後で覚えてろよ」
桃衣「え゛っ」
陽真莉「盛り上がりましたね。では一曲」
歌葉「では本題に入ろう」
陽真莉「…後で絶対に歌いますからね。ですが一旦自己紹介の時間を設けましょう」 - 63二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 22:35:27
センセイ「みんなもしかして、向こう側が見えた?」
寧琉「向こう側?ああ、夢に見たアレか。私達が銃を持って頭に輪っかつけてたあの」
歌葉「ミレニアムだけと思っていたが、有美土巣でも同じ現象があったのかい?」
白子「私とセンセイだけ。でも私は少し前に見えてそれからは見れてない。あと、アリスって子については知らない。でもセンセイはアリスの夢を見てる」
センセイ「僕も見たんだ。向こう側のアリスの姿を。」
歌葉「じゃあ、よく夢に出てくる大人の男性は」
翠「歌葉先輩、あれは生望くんじゃないみたいです。なんか、その先生が見える景色を借りてるらしいですよ。」
歌葉「つまり君はあの先生ではないと」
センセイ「うん。向こう側がよく見えるんだ。アビドスやミレニアム、ゲヘナ、トリニティ。色んな学園やそこでおきた事件、廃墟、景色、青空、ヘイローを昔から見てきた。」
歌葉「ほう。色々詳しく聞きたいね。」
センセイ「あと、みんながアリスの事が大好きだったところも」
優香「…貴方はアリスちゃんをどこまで知ってるの?」
センセイ「全部…とは言えないけど、僕があの人の瞳から見たアリスは全て」 - 64二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 22:45:58
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- 65二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 06:44:58
なんて台詞が出てきたけど、まずは全員の自己紹介を軽くしてから本題に入ることにした。
有美土巣から始まりミレニアム側の生徒会、私達ゲーム開発部、エンジニア部、電子工学サークルヴェリタス、甘美寧琉先輩とよくいる3人、そして都市伝説捜索部部長の陽真莉先輩。
有美土巣の白子さん除いて全員共通しているのは夢の中でアリスちゃん、ここにはいない別世界での私達の友達を見たということ。
そして昨日、頭がブリキロボットみたいなアリスちゃんの夢を見たこと。 - 66二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 14:20:57
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- 67二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 21:52:44
陽真莉「では皆さんに集まってもらったのは他でもありません。今回の議題、アリスについてです。ここにいる皆さんは有美土巣高等学校の生徒、見先生望君。通称センセイが描いた少女の絵を見てからアリスという知らないのに知っているクラスメイトで頭がいっぱいになったと思います。ですが昨日夢を見た方には伝わると思いますが、あのセンスがない頭部をしたアリスの夢を見たと思います。」
都希「アヴァンギャルドアリスですね」
陽真莉「はい。…アレはどう見ても莉央が関わっています。そしてその肝心な莉央は登校していないと来ました。自宅にもいないようです」
優香「え?!帰ってない??じゃあどこに」
陽真莉「それがわからないのです。…莉央のコミュ障は今に始まったことではありませんがここまで来ると」
センセイ「向こう側へ連れて行かれた」 - 68二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 22:02:07
- 69二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 22:14:46
歌葉「彼女?」
桃衣「それ誰?」
センセイ「…名前はわからない。でも、あの人が先生になったのは彼女に選ばれたから。その時みたいに莉央も何かしらの理由で選ばれて向こう側へ行ったのかもしれない」
桃衣「勇者に選ばれたみたいな感じ…ってのじゃなさそうだね」
センセイ「でも、彼女は悪い人じゃない。…でもやっぱり違うかも。」
桃衣「え?自分で言っといて」
センセイ「ごめん。彼女は大人のあの人を選んだから…多分莉央は違う」 - 70二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 01:24:08
無事だといいんだが
- 71二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 01:51:17
白子「…あ、そういえば昨日センセイがアリスを創ったらどうかって莉央に提案したことは話さなくていいの?」
陽真莉「白子さん、どいうことですかそれは?」
センセイ「あー」
白子「ん、センセイが莉央にアリスを創ってみたらって提案したの。莉央もアリスにあって何か話をしたかった様子だったから」
陽真莉「あー…成程。証拠となるカードは足りませんがアリスの顔がああなったのは、莉央がアリスを創ったからと」
センセイ「考えてみるって言ってたけど、本当に創るんだ…ねえ、ロボットって1日で創れるのかな?」
寧琉「いくらアイツでもそりゃ無理だろ。一からロボを創るとか…いや、わざわざ創らなくても別に問題はないか」
明日奈「そういえば昔アヴァンギャルドくん?だっけの最新作できたーって連絡してきたよね!」
陽真莉「…まさか!アレをアリスのボディにしたというのですか!」
歌葉「いや、まだ決まったわけではないだろう。それにいくらアヴァンギャルド君が好きとはいえそれでアリスのボディにするとは思えない。」
千尋「…いや、そうでもないと思う。莉央はデザインとかについては合理的とかそういうのを重視するのは前提として結構趣味をどさくさ紛れにねじ込んでくるところがある。…よく分かんない駄洒落も言うし」
センセイ「…愉快な人だな」
明日奈「ねー」 - 72二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 07:11:20
陽真莉「まあ、そうはいっても実物を見ないとなんともいえませんが。」
白子「…ロボって身体ができたら完成なの?」
歌葉「白子君、そうともいかないんだ。まずは簡単な指示ができるようにプログラムを作って試してを繰り返さなきゃいけない。それも何百回もね」
白子「そんなに?」
歌葉「例外なくどこでもプログラム通りに動かなくてはならないからね。…あとはAIを組み込んだりとかもある」
白子「…面倒くさそう」
陽真莉「実際に単純ではありませんからね。それこそ生きている人間みたいに作るのであれば毎日膨大な資料データをラーニングさせる必要があります。それもあってかまだ人間に近いAIは誕生していません。作るのであれば…常人なら生涯を文字通りかける必要があるかと」
桃衣「陽真莉先輩でも難しいの?!」
陽真莉「ええ…このミレニアムを誇る(割愛)である私でも悲しいことに限界があります。…それでもやりかねないのがおよそ1名いますが」 - 73二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 09:06:42
陽真莉「なにはともあれ、今回の目的は調月莉央の捕獲です。家にはいない、学校にはいないとなれば彼女なら何処へ逃げるか」
都希「そこら中のコンビニを見張ったらでてくると思います。唐揚げとか竜田揚げ弁当好きですから」
寧琉「犬じゃねえんだからよ。…ほらあるだろ、そこは警察に届けるとか」
都希「1日も経ってないのにいなくなった人を相手にはしませんよ。しっかりしてくださいパイセン」
寧琉「うるせえ」
センセイ「向こう側の莉央は…廃墟に拘ってた。」
陽真莉「まあ昔から隠れ家や秘密基地を作るのが好きな子でしたから無くはないですね。」
センセイ「こっちには廃墟ってあったかな?」
歌葉「それならミレニアムから出て北の森に廃墟があったね。開発が頓挫してビルや工場がたったまんま何十年も野放しにされてる。」
小玉「遊園地跡地も有りましたねそういえば」
歌葉「大人の事情だろうね」 - 74二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 09:23:35
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- 75二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 18:43:14
陽真莉「では、脱線しかけたのでアリスについてです。都希が昨日、見先君から聞いた内容だとアリスがここにいない理由についてこう仰っていたようですね。アリスが私たちのいる世界に存在する理由がないと」
センセイ「…最初の存在理由を考えるとそうなる。ここには滅ぼす対象である神秘も神様もいないからアリスが存在する理由がない」
陽真莉「では存在理由が生まれれば?」
センセイ「分からない。今回みたいなことは初めてだから。でもありえなくはないと思った。だから創ってみるのは?って提案した。僕にはそんな技術はないから、言うだけでも何か変わるんじゃないかって」
陽真莉「あなたもアリスが好きなのですか?」
センセイ「好きというよりも向こう側を見てて久し振りに思ったんだ。羨ましいって。あんなに幸せそうな笑顔、初めて見た気がして…うん。きっと好き…推してる?なのかな?これは」
陽真莉「ふふっ。推してるときましたか。」
優香「分かるわ、その気持ち」
桃衣「優香?」 - 76二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 20:07:31
桃衣「…でさ、肝心な莉央会長は多分アリスを今も創ろうとしてるんだろうけどさ。なんで1人でやろうとしてるのかな?みんなでやればいいのに」
センセイ「莉央なりに悩んだ結果。…責任感じてるんだよ。向こう側だと、莉央はアリスを傷つけてしまったから」
陽真莉「要は勝手に責任背負ってどこかで1人でアリスを創ってると…小学生の頃から全く変わっていませんね本当に!!」
寧琉「…とりあえず捕まえたら一回しばくか」
センセイ「…なんか不味かったかな?」
優香「気にしなくて大丈夫よ。多分」
陽真莉「ところで見先君、あちらの莉央はどうでしたか?」
センセイ「…昨日見た向こう側で確かあの人の景色にユウカがリオが失踪したっていうのがあったような…」
陽真莉「…予定変更して莉央捜索に変更します。誰か莉央が行きそうな場所を教えてもらえますか?コンビニと廃墟以外で!!」
寧琉「自宅は誰が見る?」
陽真莉「私が見ます!!」 - 77二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 20:22:51
結局、会議後のカラオケを一番楽しみにしていた陽真莉先輩は一曲も歌わず、本来アリスちゃんの夢について掘り下げる予定だったのだろう会議は莉央生徒会長捜索会議になりました。
会議はサクサクとすすみ、それぞれ割り振りされ探すことになり、私とお姉ちゃん、柚子ちゃんはミレニアム付近のコンビニを巡回することに。
結果、莉央会長は無事見つかりました。
それもdice1d4=4 (4)
1自宅にある屋根裏部屋で昨日からノンストップでアリスちゃんの設計図を作っていたみたい。陽真莉先輩…
2ふらっと私達の巡回してたコンビニにふらっと現れて竜田揚げ弁当を買っていた。そしてお姉ちゃんはなんか弱み握ってハーゲンダッツを要求したみたい。美味しい
3有美土巣の人達曰く、昨日話をしたかったカフェで作業していたらしい
4優香達から連絡があった。ミレニアムで資材取りに来たところを捕獲されたらしい
- 78二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 20:44:30
その後は結構スムーズでした。
莉央会長はみんなに、急に消えたことや(定期的にやり、定期的に怒られてるらしい)相談せずにアリスの製作をしようとしたことに対して怒られていました。
見た目の割に結構ポンコツなのかもしれない。
そして全員からは「デザインは絶対にみんなでやるから」という事になり一旦は解決?しました。 - 79二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 21:23:43
アリスを創る。
造るではなく、創る。
莉央会長曰く、アリスは今を全力で生きている1人だからという理由からと言っていました。
それには私も賛成。私にとってもアリスちゃんは1人の人間であり友達だから。
でも、再開するまでにはかなりの時間が掛かりそうです。
完成するのがいつになるのか分かりません。
そもそも夢の世界のアリスちゃんを創るとしたら現代技術じゃほぼ不可能。ファンタジーの領域だと歌葉先輩も言っていました。 - 80二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 21:54:18
エサ(資材)を取りに来たところをタヌキみたく捕獲される野生動物系莉央会長…
- 81二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 23:54:42
でもどれだけ時間が掛かってもアリスちゃんに会いたい。
夢の世界で出会った友達だから。
また会えるとき、私達は大人になるのかもしれない。
…できればもっと早く会いたいけどね。
それまでは夢の中で出会いたい…いいよね?
また、見れるかな? - 82二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 00:01:15
- 83二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 00:29:39
ある日の夜
向こう側とここは全く異なるけれど、何処か繋がっている。
ある日見えるようになった僕や白子、ミレニアムの人達のように。
でも、ここが向こう側へ干渉したのか或いは別の可能性を見せたのは初めてだった。
神秘がない、機械が人と共に歩む事もまだ到達していないこの世界でもまだ何かしらの可能性を秘めている。
それがどれだけ時間がかかろうとも、いつか僕達は、この世界は夢を現実にする力を残している。
先生、貴方が今いるキヴォトスはどんな可能性を秘めていますか?
兵器だった少女をただの少女に変え、人と共に歩む選択を作ったようにまた素敵な奇跡を作っていますか?
僕の世界はまだ奇跡は起きていません。
でも、向こう側を見たことでちょっとだけ何かが変わろうとしています。それが何かはわからない。
だけど、本当なら他人で終わるだけの関係の人達が集い、1つの事に取り組み始めている。
アリス、夢の中の大切な人と出会うために。
時間はどれだけかかるか分からないけど、今度アリスがこの世界で生まれるときは、『名もなき神々の少女AL-1S』という兵器という姿ではなく、『大切な友達の少女アリス』になっているかもしれない。
…実際のところはミレニアムのみんなに聞かないとわからないけど。
この世界にちゃんと生まれてきますように。
素敵な笑顔を作れるくらいの幸せに満ちた未来でありますように - 84二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 00:32:02
取り敢えず、ミレニアム編はこれで終わりです。
ちょっと突貫になってしまった気がしますため次回は気をつけます。 - 85二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 00:33:47
次の編が楽しみだ
- 86二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 08:16:12
いい話だったなぁ……
- 87二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 13:34:48
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- 88二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 20:25:55
- 89二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 20:35:49
これが僕の日常。
でも、他人から見ればきっと非日常みたいで、そういうものに憧れを抱く人もいる。
日常を抜け出して平凡な自分を変えたい、別の何かになりたい、今より楽しく生きたい、全部壊したい、どうなっても構わない、逃げたい
理由は様々
そういう人はよく、向こう側を見るらしい。
白子がそうだったみたいに、今日もどこかで向こう側を見た人がいるのかな。
それとも向こう側がここを覗いているかもしれない - 90二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 20:49:35
「クックックッ、随分と寝坊助さんですね見先君。いえ、センセイ。」
耳元でささやき声が聞こえた。声の方向を振り向くと世界史担当の先生が僕の顔を凝視していた。
「…おはようございます」
「おはようございます、ではありませんよ。最近寝落ちの頻度が上がっていますが大丈夫ですか?悪い夢を見ていたりとか?」
センセイ「…まあはい。ごめんなさいクロフク先生」
クロフク「授業中の教師へのあだ名はいけませんよ。」
センセイ「でも、星乃はよく先生をクロフクって呼んでる」
クロフク「それはそれ、これはこれです。付き合いが違いますから。それよりも、読んでいただけますか?」
センセイ「はい…えっと」
授業終了後
クロフク「では授業はこれにて終了です。…次は眠らないように。でないと、私は夢の中でも貴方を追いかけますからね。クックックッ…」
センセイ「…ストーカー?」
クロフク「違います。」 - 91二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 22:00:16
>>90 まさか干渉できるのか
- 92二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 23:06:25
クロフク「ちょっとした脅しですよ」
白子「でも先生ならやりかねない。昔ヤンキーだった星乃先輩を追いかけ回してたことがある」
クロフク「そりゃそうでしょ。2年前の小鳥遊さんは…本当に凄い…もう…やんちゃで。見かけによらず脚力が凄まじいんですよ。汗だくになるまで追いかけ回しましたよ。」
センセイ「体力あまりない?」
クロフク「若い方々には負けますよ…はぁ、そうこう言ってるとまた汗が。暑いですね今日は」
スーツを脱ぐと、何かのアニメかゲームのキャラの顔が見えた。いわゆる推しTシャツなのかな?
白子「星乃先輩に言っとこ。今日も変なTシャツ着てるって」
クロフク「見逃しなさい砂狼さん。…それよりも有美土巣復興対策委員会の皆さんは後で職員室に来てください」
白子「…成程、先生も銀行強盗に興味が」
クロフク「私を社会的に抹殺するようなことに巻き込まないでください。TRINITY総合学園についてです」 - 93二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 23:15:47
クロフク先生はヤンキー星乃の調伏に夢先輩を重宝してたんだろうな
- 94二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 07:39:15
星乃「で、なに?変なことだったら承知しないよ目黒服部先生。」
クロフク「相変わらず私には妙に態度が冷たいですね。クロフクと呼んでも問題ないというのに。…まあ良いでしょう。簡潔に申しますと、TRINITY総合学園とGEHENNA学園。この2つが犬猿の仲なのはご存知ですね?かなり有名かと思われますが」
センセイ「…」
瀬里香「それが私達とどう関係するのよ」
クロフク「…今年の秋、この学園都市の全学校を集めての大運動会が行われます。」
白子「うん」
クロフク「それでなのですが」
白子「分かった。その隙をついてTRINITYに忍び込んで金庫を」
クロフク「違います。最近前よりも物騒な発言多いですよ」
白子「なんだ駄目なんだ」
クロフク「当たり前でしょ。大運動会の際に他校生徒さんが沢山集まります。その際に司会進行や準備等裏方の仕事をしなくてはならないのです。それで皆さんにお願いしたいのです。」
星乃「新校舎移動で人が増えたなら旧校舎時代の私達じゃなくてもいいんじゃない?」
クロフク「確かにそうですが、昔から有美土巣を知る貴方たちに任せたいのです。」
センセイ「じゃあ僕は…」
クロフク「私からの指名です。」
センセイ「?」
クロフク「クククク…」
星乃「気をつけたほうがいいよセンセイ。この人、ネッチョリしてるから」
クロフク「お黙りなさい1人特攻隊長、暁の屠瑠諏」
星乃「ねえその渾名誰がつけたの本当にさぁ!」 - 95二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 09:03:05
クロフク「まあ何はともあれ宜しくお願い致します。特に2校が何か喧嘩を起こさないよう、生徒である皆さんの視点でも見てもらいたいのです。…トラブルで残業したくないので。」
星乃「頑張れとしかいえないよ」
クロフク「とにかく頼みます。あと、皆さんも他校生徒でトラブルを起こさないようにしてくださいね」
野々美「はーい」
彩音「わかりました」
瀬里香「分かってるわよそんなこと」
星乃「はいはい」
白子「…」
センセイ「…」
クロフク「ちょっと待ってください、2人は何故目をそらすのですか」
白子「ん、気の所為」
センセイ「首を寝違えて」
クロフク「こっち見なさい。」
こうして日常が過ぎていく。
多分、平凡な日常。
でも誰かにとってはこの光景が非凡な日常に見える人もいる。 - 96二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 16:45:46
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- 97二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 22:29:37
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- 98二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 22:43:29
TRINITY編
またあの夢を私は見ている。
目を閉じると直ぐに朝が始まる。
…変なのことを言ってると思いますがこれが私の日常なんです。いつも、夜寝ると夢の中で目を覚ましてまた学校に通う、終わったら寝て数秒後にはまた学校。
夢の中でも学校に通っているんです。
それもTRINITYと似てるけど何かが違う少し怖い場所の。
また今日も同じ日が始まるんだ、とため息が出てどうしようと悩みました。
そしてもう一度布団にくるまって寝てみる。
もしかしたら、ちゃんと目が覚めるかもしれないって
だけど、目がさめることはなく、どこからか罪悪感がわいて結局は身体を起こして制服に着替えて今日も登校することを選びました。
食事を食べて、髪を整えて、ペロロ?っていうキャラのバッグに道具や教科書があるか確認して
持ちたくない銃を持って……
またこっちでの怖い1日が始まる。 - 99二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 22:46:48
うおっ…一二三か日富美とかなのかわからんがモモフレンズをわからないヒフミか…
- 100二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 22:48:50
黒服…ちゃんとした(?)教師になって…(?)
- 101二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 22:57:17
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- 102二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 23:01:00
私のいる世界と夢の世界は似てるけど、所々違うところもあります。
まず 、私の頭の上に天使の輪っかがあること。
小さな鳥の翼が生えてて少し可愛い。
他の人達にも天使の輪があって、十字架や血みどろなのとか宇宙みたいなの、あとは月みたいな形に沢山。
それと、動物みたいな耳が生えてる人もいます。
そして何よりも天使みたいに翼を付けてる人がTRINITYには沢山いるんです。
何故かは分かりませんが、もしかしたらここは天国なのかな…。わからないけど、現実とは違う非凡な世界だと思いました。
そして、非凡なのはもう一つ。
ここの人達は私の世界よりも怖くて平気で銃を人に向けたり撃つことに躊躇いがないんです。
私もここに来てから何度か撃たれたことがありました。
死ななかったけど、痛くて…怖かった。
撃たれないために手を挙げても平気で撃つし、爆弾も定期券感覚で出してきてずっと生きた心地がしない。
今はそこまでじゃないけど、まだ凄く怖いです。
こっちの梓咲ちゃんもたまに物騒な言葉や行動をする時があってビクビクしています。顔に出さないように笑うようにしてるけど。 - 103二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 23:11:24
でも、梓咲ちゃんはこっちでも真面目で天然でかわいいものが大好きなのが少し嬉しかったです。
もしもこれ以上違ったら私は……。
考えたくありません。
それ以外にも違いや変わらないところは沢山あってわからないことだかけのまま、ここでも学生の日々を過ごしていますが1つだけ分かっていることがあります。
私の思い描いた平凡じゃない私はここにはいないこと。
そして、ここで生きている私もきっとこの世界では平凡ということ。
学校が終わったらベッドに身体を丸めて目を瞑る。
…そして数秒後には現実での学校生活の始まり。
お父さんとお母さんがいて、梓咲ちゃんや花子ちゃん、小春ちゃん達がいる世界。
私のいる世界。
でも、あっちも私の世界があって…
あれ?
どっちが本物の私の世界何でしょうか - 104二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 23:20:34
…大丈夫。
お父さんとお母さんがいる世界がこっちの私。
本物の私で…えっと………。
「日富美〜。朝よー」
日富美「は、はーい。今降りる!」
うん、ここがきっと私の世界。
…銃も天使の輪もない。
何もない平凡な私がいるからここが私の世界。
そうだよね - 105二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 23:25:03
ヒフミ…
- 106二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 23:35:46
>>103修正
でも、梓咲ちゃんはこっちでも真面目で天然でかわいいものが大好きなのが少し嬉しかったです。
もしもこれ以上違ったら私は……。
考えたくありません。
それ以外にも違いや変わらないところが沢山あります。
でも分かっている事と言えば、ここで過ごしている私も学生としての日々を過ごしていること、
そして
私の思い描いた平凡じゃない私はここにはいないこと。
そして、ここで生きている私もきっとこの世界では平凡ということ。
学校が終わったらベッドに身体を丸めて目を瞑る。
…そして数秒後には現実での学校生活の始まり。
お父さんとお母さんがいて、梓咲ちゃんや花子ちゃん、小春ちゃん達がいる世界。
私のいる世界。
でも、あっちも私の世界があって…
あれ?
どっちが本物の私の世界何でしょうか
- 107二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 23:36:37
ヒフミみたいにテストぶっちするほど燃えられる対象もないのか…?
- 108二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 23:38:35
なさそうだねぇ…
- 109二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 00:00:56
梓咲「日富美、大丈夫か?なんか顔色が悪いけれど…」
日富美「えっ!?…あ、あははは。気のせいだよ」
小春「本当に?この前よりも顔色優れてない気がするけど」
日富美「そ、そんなことないですよ!!ねえ」
花子「そうですね~。小春ちゃんの言う通り、少し痩せたような気がしますよ?」
日富美「え?…そ、そう?ならいいのかな~」
また笑って誤魔化してる。
でも、こんなこと信じてくれるか分からない。
夢の中でも学校に通ってて、みんな銃を持ってて怖い事が普通にできる顔見知りがいるなんて言えるわけがありません。
梓咲「それよりも日富美、今日あそこ行かないか?」
日富美「えっと…サンリオショップですか?」
梓咲「ばつ丸の新しいぬいぐるみが出たんだ。日富美もペックルのぬいぐるみ買うって…日富美?」
日富美「え…どうしたの梓咲ちゃん」
梓咲「本当に何もないのか?心ここにあらずって感じがしてる…」
日富美「そ、そんなこと」
小春「本当に大丈夫?眠れてるの?」
花子「日富美さん。…今日は本当に早退した方がよいのではないですか?」
日富美「…そんなに酷いですか?」
梓咲「結構辛そうな顔してる。今日明日は休め。私からも言っておくから」
分かってる。
みんな善意で言ってるのだと。
でも、何故か除け者にされてるなんて考えてる自分がいる。
なんでこんな気持ちになってるんだろう。
日富美「あ、ありがとうございます。…早退します。」
梓咲「うん。そうした方がいい」
花子「このあと必要事項などはメールで送りますね」
小春「えっと…速く元気になってよ」
日富美「うん…」 - 110二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 00:08:26
- 111二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 00:12:38
- 112二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 00:15:51
なるほどーアズサは梓かと思ってたけど、そりゃ梓の一文字じゃこの演出できませんわ
- 113二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 00:18:08
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- 114二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 00:20:58
あっちと完全に記憶が地続きかつキヴォトスでも自分の思った通りに動けるとなると精神の負荷が段違いだろうなぁ
睡眠・夢という形で休めないのがガチでヤバい… - 115二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 00:29:03
瞬間、私の世界が変わった気がした。
梓咲ちゃんの笑顔が初めて怖く感じた。
周りが心配している顔も何故か怖かった。
みんながも当たり前のように持つスマホが何故か夢の世界みたいで見た拳銃のように見えてしまった。
頭の上は…と考え出した瞬間、私は目をつむり教室を逃げるように走っていった。
途中で転けたし、机に体をぶつけたけどそんなのどうでもよくなるくらい怖くて仕方なかったんです。
もしも、梓咲ちゃんにあの夢のように月の形をした天使の輪が見えたらと思うと怖かったんです。
ここが私の世界じゃなくなる
あの怖い世界が、お父さんもお母さんもいない世界が私の世界なんて考えたくもなかったんです。
私の求めていた平凡じゃない世界はこんなのじゃない…。
もう平凡な自分でいいから私の世界はここだって誰か教えてください。 - 116二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 00:40:49
向こう側を羨望する白子
向こう側の友人との再会を望む莉央達
向こう側へ恐怖する日富美
向こう側を見続けるセンセイ
キヴォトスの見方は人それぞれ - 117二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 06:44:48
どこへ逃げる?
とにかく同年代がいない場所に。
女の子のいない場所。女の子はみんな天使の輪をつけてた。
そんなのどこにあるの?
えっと…えっと…
自分の家は?
駄目。あそこにいたら、もしも力尽きて寝たらまた夢が始まる。
- 118二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 07:46:34
…どうしたら、どうしたら
無我夢中で走ってる。
どうしたらいいかも分かってないのに
ただただ走り続けて
「あっ」
また転けた。
今日何回転けたんだろう。
…。
もう立ち上がるのも疲れてきた。
そうだ。いつもベッドで寝てるから、ちゃんと学校終わってから寝てるからあの夢を見るんだ。
このまま寝てみたらどうなるかな?
ちゃんと眠れるかな?
夢を見ないで済むかな?
もうどうなっても構いません…
あの夢を見ない可能性があるなら…このまま - 119二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 07:53:05
おおう…もう…
- 120二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 08:47:42
…ああ、まただ。
またあの夢が始まるんだ。
瞼をゆっくりと開く。
「…また始まる」
そう思っていたけど、今日は違った。
「あれ?」
静かで優しい景色が広がった。
見慣れてしまった薄暗い天井ではない。
どこまでも広くて穏やかな世界が視界一面に広がった。
「こ…ここは?…冷たっ!…この匂い、海?
背中がひやりとして反射的に身体を起こし、私は海に浸かっていたことに気づきました。
日富ミ「…あははは、濡れちゃいましたね。」
でも、久し振りに眠っていて穏やかな気持ちが生まれた気がします。
日富ミ「…でもここは一体何処なのでしょうか。」
視界に映るのは朝焼けと水平線と砂浜だけ。
海なら蟹とか魚みたいな生き物がいるはずなのにそんな気配も感じません。
でも、不思議と不安や恐怖がありませんでした。
日富ミ「…うん。取り敢えず、探索でしょうか?梓咲ちゃんならそうしますね!」
- 121二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 09:25:21
一歩ずつ進む度に波紋と水の音が広がる。
ここには私だけしかいない。
優越感が徐々に上がっていくのを感じてきて、子供みたいに意味もなく楽しくなっている自分がいました。
日富ミ「この先はどこにつながってるのかな…。どこまでこの景色は続いてるんだろう。」
少しずつ楽しくなっていく。
「…ふふふっ。あれ?」
歩いていると、1枚のキャンバスがプカプカと浮かんでいるのを見つけました。
日富ミ「これは…天使?」
4人の天使達が笑っている絵でした。
日富ミ「…可愛い。」
4人の天使達がお茶会を開いていました。
クリーム色の髪と薄紫色の髪の天使は互いに手を握りながら楽しそうにお菓子を食べる2人の天使
それを眺める桃色髪の天使
少し人見知りをしてる黒い翼の天使
楽しそうで素敵な絵。だけど、どこかで見たことがある気がしました。前にも同じ絵を見たというよりもこれは…
そう考えるとまた1枚、もう一枚とキャンバスが流れてきました。
悪魔と戦う黒い翼の天使達の絵
3人の天使がお茶会を開いている絵
シスター達が聖歌を歌う絵
日富ミ「…何だろうこの絵。」
キャンバスが持てなくなるくらいになると、先程までのファンシーさとは違う絵が流れてきました。
最初に見つけた絵に描かれていたクリーム色の髪の天使が戦車に乗っている絵
スクーターを泣きながら運転し、ETみたいになっている絵
日富ミ「…変な絵」
そして次に流れてきたのは、天使と悪魔が互いに銃を突きつけながら、笑顔で握手をする絵でした。
日富ミ「…これって」 - 122二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 19:10:55
エデン条約…
- 123二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 21:04:20
その後も数え切れない数の絵が砂浜に並べられていました。
さっきの薄紫色の髪の天使の女の子以外にも沢山の天使や悪魔達の絵。
最初に目に入ったのは翼をもがれた跡のある4人の天使。
1人は紺色の綺麗な髪の人
もう1人は帽子を深くかぶり、引きつった笑顔を作ってる
もう1人は両腕に無数の切り傷が入っていた。
最後の1人は十字架に掛けられたのっぺらぼう。どんな顔していたのかも分からない。
次に悪魔
沢山の角を生やした紫色の小さくて恐ろしいけど丸くて可愛い瞳の悪魔がいました。
凄く強そうなのに、何かに苦悩して頭を抱えていて、瞳から涙をこぼしていました。
そして最後に大きな翼を持った天使の絵。
涙を流して笑っていて、まるで悪魔みたい。
なのに、凄く心が苦しい…
「まるで、お墓みたい…」
怖いとか気味悪いよりも、かわいそう、寂しいという気持ちが込み上がってきました。
「こんなにたくさん、誰が描いて…」 - 124二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 21:30:32
おーい…おーい。
誰かの声が聞こえる。
「!だ、誰かいるんですか!」
起きてー
「起きてます!それに立ってますよ私…え?」
「おーい、あっ起きた」
知らない場所。
たしか道端で転んでそのまま寝たはずなのに
野々美「大丈夫ですか?道端で気を失っていましたが何かありましたか?」
日富美「…ここは」
白子「有美土巣高等学校。私達の学校だよ」
日富美「有美土巣…」
彩音「大丈夫ですか?道端で眠るなんて何があったのですか?…もしかして、何かご病気でも」
日富美「い、いえ。なんでもないんです」
変な世界に行く病気なんてあるわけないから本当のことなんて言えない。
白子「そんなわけない。目も肌の色も酷い。それに、身体に丸い傷跡がある。…何か学校であったの?」
銃撃にあったことがあるなんて絶対に言えない。
信じてもらえるわけがない…。本当なら死んでてもおかしくないのにこんな傷で済んでるから
日富美「えっと…これは」
誤魔化そうと周りを見渡すと一枚の絵が視界に入った。
さっきの天使の絵。
薄紫色の髪の天使の女の子とクリーム色の髪の天使の女の子が手を繋いで青空を見ている。
日富美「あの…この絵は」 - 125二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 06:26:21
やっぱり出会う運命なのか
- 126二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 14:28:33
抱え込んじゃうよなぁ…
- 127二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 19:46:36
瀬里香「この絵?ああ、センセイが久し振りに綺麗な絵を描けたから飾らせてってここにおいていったのよ。そうだよね先生」
保健室の先生「ええ。見先君がいつもありがとうって。私もこの絵は好きよ。この2人の天使ちゃん、幸せそうだもの。」
日富美「…?センセイって保健室の先生じゃなくて?」
白子「あだ名。」
日富美「あ、あの…その人って色んな絵を描いてませんでしたか?」
白子「知り合い?」
日富美「いえ…知り合いってわけじゃないんですが、絵をみたことあるような…そう!この前の美術展で頭を撫でられてる女の子を見たことがあります!」
白子「…つまりセンセイのファンってことだね?」
日富美「いや、ファンってわけじゃ…それよりも他にも絵を描いてませんでしたか?悪魔とか天使とかあと…dice1d3=1 (1) 」
1可愛いベロをだしてる鳥さんとか!
2目が何か危ない事になってる鳥さんとか!
34人の天使達の絵とか!
白子「知らない。最近描いたのは墜落する飛行船。かっこよかったからもらったけど見る?」
- 128二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 20:28:23
白子「派手でカッコいいね。」
瀬里香「私たまに白子先輩が分からない。…てかセンセイ毎回変な夢見てるけど世界観どうなってるのよ」
白子「あっちは何でもあり。」
あっち?
それにツインテールの子も変な夢って言った。
もしかしてと私は試さずにはいられず、口を開いて
日富美「あっち?…あの、もしかしてあなたも夢の中に囚われてるのですか?!」
言った。
言っちゃった…
すると返答はあっさりとしたものだった
白子「あなたも?」
私に似てる人はすぐ近くにいた。
私だけがおかしいんじゃないんだと、無意識に力んでた身体はふわっと軽くなった気がした。 - 129二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 20:30:54
ん、貴女も私たちと銀行強盗する人。
- 130二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 20:47:31
日富美「はい……毎晩欠かさず見てます」
白子「そっか…羨ましいね」
日富美「羨ましい?あんなに怖いところがですか!?」
白子「怖い?…凄く空が綺麗で単純明快でいいところだと思うけど」
日富美「あ、あんな銃を平気で撃ってくるような人たちがいるのにですか?!怖くないんですか?!」
白子「…1回撃たれたみたいな感覚にやられて目を覚ましたことがある。だけどそれ以外はないし、生きてるからそんなにかな?」
前言撤回、この人は私と同じじゃない。
すごく、凄く変わってる人だ。
白子「それに、私は撃たれるような事はしてないし、周りに見えてないらしいから問題ない。」
日富美「え?あ、あの待ってください。あの夢…えっと、天使の輪が頭に現れる夢ですよねそれ?」
白子「うん。」
日富美「夢を見たらすぐに夢の中で目が覚めて学校行ったりしませんか?えっと…」
白子「砂狼白子」
日富美「え?ああ…どうも。」
白子「それより、どうやったらできるの?」
どうやらこの人と私とでは事情が違うみたいです。
あの夢を見るとき、自由に手足を動かしたり、ご飯を食べたり痛みを感じれるのは私だけみたいで、一方白子さんは自由に動けるものの、誰にも認識されないし物も少ししか握れない。
夢の中で自由に動けるかは人それぞれみたいです。 - 131二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 21:58:38
世界が違ってもヒフミはモモフレンズに惹かれるのか…
- 132二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 22:13:02
白子「そっか、日富美も大変だったんだね」
日富美「あははは…はい。」
白子「でも、本当に羨ましいと思うよ。日富美は自由だから」
日富美「…自由っていいますけど、寝てもすぐ起きて学校行って寝たらすぐまた学校行くんですよ?大変だと思いますが」
白子「学校楽しいのに」
日富美「…まあそれは否定はしませんが」
白子「それに夢の中なら色んな事試したりできる」
日富美「例えば?」
白子「ん、銀行を襲ったり」
日富美「駄目ですよ夢の中でも!!」 - 133二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 22:21:56
- 134二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 07:07:36
草ァ!
- 135二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 07:18:19
- 136二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 07:23:10
日富美「…まさか私、知らない間に犯罪に手を染めて」
白子「どうしたの?」
日富美「…人のものを盗んだこともないし、学校もサボったこともないし、ましてや銀行強盗なんてしたこともないし。でもやってるの私だし…」
瀬里香「だ、大丈夫?」
日富美「…私、自首してきます」
瀬里香「本当に落ち着いて!」 - 137二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 07:44:18
あっちとこっちの境界が曖昧な盧生の夢状態だからなぁ
- 138二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 16:57:31
それはそれ
これはこれ
落ち着け - 139二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 17:58:51
瀬里香「あーもう!こういう夢絡みと言ったらセンセイだってのに何処に行ったのよ〜!」
瀬里香さんが叫ぶとそれに応じるようにとなりベッドを囲っていたカーテンが開くと男子生徒さんが現れました。
センセイ「近くにいるよ」
瀬里香「うわびっくりした!」
白子「ずっといたの?」
センセイ「身体が重くて、借りてた。」
瀬里香「何処から話を聞いてた?」
センセイ「白子がファウストって叫んでたところから。何?悪魔でも出たの?」
白く伸びた髪を束ねて周囲を見渡すと、私の方に目が会いました。
センセイ「こんにちは。……えっと、顔色悪いけど大丈夫?」
日富美「あ、あなたも体調悪そうですが大丈夫ですか?」
センセイ「…少し大変な夢をみたからかな?少し優れない…くらいかな?」
日富美「…」
センセイ「それよりも、君も向こう側見えるんだね」 - 140二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 19:26:59
日富美「向こう側…。貴方が見先君でセンセイ」
センセイ「先生じゃないけど、そう言われてる。それよりも自首しなくても大丈夫だよ。向こう側のヒフミがやったことを日富美が抱えなくていい。必要ない責任を背負わなくていい。」
日富美「あなたですよね?この絵を描いたの」
センセイ「うん。久しぶりにいい絵が描けたんだ。…ほしいなら構図が違うものだけど、君ならあげるよ」
日富美「あ、ありがとうございます…いやそれは嬉しいんですけど、絵について。…えっと、あなたは悪魔とか翼をもがれた4人の天使とか涙を流してる天使の絵を描いたことありますか?」
センセイ「もしかして、あの場所を見たの?」
日富美「あの場所?…えっと、私」
センセイ「僕だけだと思ってた…君はあの場所を知ってるんだね?どうやって入ったの?あの絵を見たってことは他の絵も見たんだよね!どこまで見たの?!アレ見ちゃったの!?」
日富美「まっ…待って下さい!あの…見たのはさっき言ったのと4人の女の子の天使とかそういうのです。あと銃持った天使と悪魔とかだけで他は見てません!」
日富美「ちょっと待ってください!えっと…」
な、何なんですかこの人も…。
白子「近い」
センセイ「でも、僕の中に入ってきたなんて初めてだったから。」
日富美「…ん?僕の中?」 - 141二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 20:38:20
放課後
有美土巣旧校舎対策委員会室
彩音「…どちら様ですか?」
星乃「制服はTRINITYだね。もしかしてサボり?」
瀬里香「いや、また夢絡み。それも結構深刻みたいでさ。」
星乃「おうちには帰らないの?」
日富美「…あまり帰りたくないと言いますか、万が一あそこで眠ったらまたすぐ夢の世界に連れ込まれてしまいそうな気がして」
星乃「…そう聞くと可哀想だね。寝ることが満足にできないなんて。よし、今日は特別に日富美ちゃんの問題解決と言っとく?」
彩音「いいんですか?」
星乃「いいのいいの。旧校舎対策のことも大事だけどたまには他の話もしたいしね。…それに、白子ちゃんの話を聞く限り、私達覆面強盗団のリーダーらしいからね〜。」
白子「ん、リーダーの悩みは部下の悩み。解決するべき」
野々美「そうと決まれば始めましょ〜。」
日富美「り、リーダーってそんな…。それに銀行強盗なんて不名誉じゃ」
星乃「まあ最初は信じられなかったし、私だけ捕まってみんな逃げてるのに納得いかなかったけどさ〜。でも夢なら楽しんだもの勝ちって言うじゃん?夢までつらいなんて楽しくないでしょ。」
日富美「楽しい…ですか。」
センセイ「確かに向こう側は、見たくないところもある。だけど、あそこの青空は綺麗だったみたいに楽しいがあるかもしれないよ。」
日富美「…見つかるでしょうか。楽しいとか夢中になれるものを。」
白子「ん、それなら楽しいを探すのも今回の議題にいれる。私としてはファウストなら、合理的に銀行を殲滅する方法とかも楽しく」
日富美「できれば犯罪絡み以外でお願いします!」
- 142二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 23:01:29
彩音「では本日の議題は急遽変更して、阿慈谷日富美さんの夢についてを話していきます。」
白子「ん、」
彩音「はい。砂狼白子さん。」
白子「ん、とりあえずファウストがここに来た。つまり、覆面銀行強盗団が集まったんだからつけるべき」 - 143二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 23:09:48
白子「ん、完璧」
星乃「う~ん。しっくりくるかも?」
野々美「不思議と落ち着きますね~」
日富美「こ、これは…なんでしょう。この感じ、悪い感じはしませんがこう…」
瀬里香「いや、端から見たらおかしいわよ。ねえ彩音ちゃん」
彩音「…なんか楽しくなってきましたね。ね、瀬里香ちゃん」
瀬里香「え?!…あーそ、そうだね~」
センセイ「これ絵にしていい?」
白子「許す」
- 144二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 00:03:53
センセイこわい
- 145二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 07:43:54
このマスク集団の中に一人だけ仲間外れが居ます、と言ったら誰が指されるだろうか
- 146二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 08:25:46
- 147二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 10:42:21
このレスは削除されています
- 148二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 18:11:02
日富美が有美土巣と触れ合うならそのうち便利屋だった娘たちとも知り合うのかもしれない
- 149二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 18:11:42
①夢の景色
日富美「…別に悪いものを見てる訳じゃないんです。でも、銃で撃たれたり、爆破に巻き込まれかけたり、不良にちょっかいかけられたりとか」
瀬里香「けっこう大事だと思うわよ」
日富美「でもそこまでってわけじゃないんです。私だけがと言うわけでもないし、銃で撃たれてもちょっと痛いくらいで傷に残るほどじゃないし…」
瀬里香「全然よくない気がするんだけど…」
星乃「悪い慣れかたし始めてるって感じかな?普通なら死んでてもおかしくないのに何か麻痺してない?」
日富美「ははは…そうかもですね。」
センセイ「それ、向こう側だけだから気を付けてね。ここだとすぐ死んじゃうから」
日富美「うっ…き、気をつけます。」
センセイ「脅すみたいだけど、向こう側との区別がつかなくなると壊れちゃうから本当に気を付けて。日富美は普通な人だから、向こう側との境界が曖昧になると壊れちゃうときはあっという間だから」 - 150二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 21:20:33
- 151二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 21:40:43
このレスは削除されています
- 152二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 21:42:33
このレスは削除されています
- 153二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 21:44:43
- 154二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 22:06:00
センセイ「それとゲヘナとは犬猿の仲」
日富美「あっ、それ私もチラッとですが聞きました。なんか分からないですが昔から仲が悪いみたいなんですよね〜。私は別に気にしませんし、学校同士が仲悪いからって生徒である私達までわざわざ嫌いになる理由はないというか」
センセイ「ゲヘナの校風は自由と混沌だから何でもあり。他校の生徒への迷惑行為も普通に行う。だからこそ嫌いな人もいるんだと思う。他には、ゲヘナを占めるのは悪魔だからというのも理由かな?」
瀬里香「本当にあるの?そんなの。まさかだけど、そこら辺の道路を思いつきで破壊したり、食い逃げとか爆発事件を起こしたりとかをしてるの?」
センセイ「だいたいあってる。」
瀬里香「嘘でしょ…」
センセイ「あとは生徒会長が思いつきで校則変えたりやりたい放題してる。それに白子にこの前あげた飛行船が墜落してる絵があるでしょ?」
白子「うん」
センセイ「それ、ゲヘナの生徒会長が乗ってる。」
白子「…生きてるのこれ?」
センセイ「生きてる。」
- 155二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 00:42:27
TRINITYとGehennaも犬猿の仲とは前スレで言われてるけど、さすがに銃撃・爆発を伴うキヴォトスという場所のトリニティとゲヘナほどじゃないだろうな
- 156二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 05:36:52
センセイ「これ、生徒会長が乗ってた飛行船でね。ゲヘナの風紀委員やトリニティの人に嫌がらせした結果、罰が当たったの。」
白子「それも夢で見たの?」
センセイ「本人から聞いた場面がある。」
白子「それ、どういう状況?あと、ミサイル攻撃のあとはどうなった?」
センセイ「………忘れた。」
星乃「そうなの?」
白子「……」
瀬里香「聞いてる限りだと酷い生徒会長ね。本当なの?テロリスト育成学校みたいな校則掲げてるけど。」
彩音「大人がいないからこそ起きたと考えるしかないですね。」
瀬里香「…黒服先生とかも頑張ってんのかな?意外と」
センセイ「頑張ってると思う。ここは向こう側と違って大人がちゃんと責任を背負えてる。」
- 157二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 12:40:06
良かったな黒服
好感度上がったぞ - 158二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 19:04:55
星乃「私は黒服せんせー苦手だなぁ。ネッチョリしてるし」
彩音「まあまあ…。他には夢の中の世界について気になることはありますか?」
日富美「お父さんとお母さんがいない…ことでしょうか。白子さんはどうでしたか?」
白子「あっちの私にはいなかった。」
日富美「え…」
白子「そういう意味じゃない。あっちの私は何処から来たかもわからない記憶喪失だったから家族の手がかりになるものが家にはないだけ。…そういえばあっちの星乃先輩や野々美達の家族も会ったことない。それに家族についての話は一度もアビドスでは話題に出てこなかった気がする」
野々美「そんな事あるのですか?家族って、絶対に生まれた頃から私達の隣にいる大切な存在ですよ?本当に一度もないのですか?」
野々美さんの言う通りです。
学校生活っていう同年代しかいない環境でも必ずと言っていいほど、家庭についての話題は生まれるはずなのに全く話にあがってこなかった。
あっちのTRINITYは私達のところと違い全寮制。
でもそれだけで家族の話題が上がらないなんてありえない。
…そういえば、夢の世界の私の電話帳ってどうなってたんだろう。あそこならお父さんとお母さんの名前入ってるかな?入っているよね?
彩音「…もしや夢の世界には家族というものがないのでしょうか」
瀬里香「いやいやそれはないでしょ。多分、夢の世界だから都合よく親の事が出てこなかったっててだけじゃないの?そういうものじゃん、都合のいいものしか映さないなんてよくある話だし」 - 159二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 20:11:22
白子「そういうものかな。でも、家族がいないなんて変だよね」
日富美「そ、そうですよね。そんなわけ」
「いないよ」
日富美「え?」
センセイ「向こう側はネバーランド、子供達の世界。だから家族はいない。血の繋がりは兄弟姉妹だけ。昔からそうだった。」
何を言ってるんだって思いました。
でもそれ以上に先程とは別人みたいにバッサリと否定をしたのが少し怖く感じました。
まるで何かに取り憑かれたみたいに不気味で、部室内は静寂に包みこまれました。 - 160二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 21:07:33
日富美「昔って、いつから見ていたのですか?」
センセイ「ずっと、ずーっと昔から。2人よりも前から僕は向こう側を見ている。だから知ってるんだ、向こう側には家族という存在はヘイローを持つ子供には存在しないんだ。」 - 161二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 21:26:10
ウワァ…
- 162二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 21:47:13
白子「待って。それじゃあ、あの世界の私や星乃先輩達、みんなはどこから現れたの?」
センセイ「分からない。僕が見たときからみんなは普通に生活していた。彼女もいたし、あの人もいた。…どこから来たかは分からない。でも、何度も見て分かったのはみんなには家族がいない。お父さんもお母さんもいない、いないからみんな間違えるし、あの人のような大人を求めている。」
日富美「あの人?…それって誰ですか?」
センセイ「僕がいつも向こう側を見るときに瞳を借りてる人。日富美は出会ったことない?向こう側でみんなから先生って呼ばれている大人の人。」 - 163二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 07:07:28
日富美「先生…。」
センセイ「君も会ったことがあるはず。」
白子「色んな学園を回ってる大人の人」
日富美「…まだあってない気がします。あっちにいるときはずっと学校と寮を行き来してただけですので。も、もし夢を見たら連絡とってみます」
センセイ「…うん」 - 164二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 08:33:05
②白州梓咲さんの発言
彩音「次は白州梓咲さんの言っていたペロロ、スカルマンというキャラクターについて。」
日富美「皆さんはモモフレンズを知っていますか?」
星乃「知らないなぁ。野々美ちゃんは?サンリオとか好きだよね。何か関係ある?」
野々美「分からないですね…。初めて聞きました。サンリオキャラクターなら全部覚えてるので」
日富美「そうですよね…」
野々美「白子ちゃんとセンセイはご存知ですか?」
白子「知らない」
センセイ「向こう側で流行ってるキャラクターだよ。ペロロとかスカルマン、ウェーブキャット、ピンキーパカ、ビッグブラザーとかいろんなキャラクターがいる。ここで言うと…マイメロディとかシナモロールとかぐでたま…かな。」
日富美「そうそう!そんな名前のキャラクターです!…ところで野々美さん、さっきの話を聞くにサンリオファンですか!?わ、私あひるのペックル様が大好きなんです!」
野々美「本当ですか!?私はポチャッコちゃん推しなんです〜」
星乃「思いもよらぬところで仲間ができたようだね〜。」
センセイ「でもこれでわかったよ。日富美の今の状態」
星乃「というと?」
センセイ「日富美は寝てる時に向こう側のヒフミと入れ替わってる」 - 165二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 08:46:24
そんなことある!?
- 166二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 08:54:29
- 167二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 17:25:54
確かに?
- 168二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 19:32:13
あっちのヒフミからするとこっちの生活はどうなんだろうね
善性ではあるし、不必要に暴れる類ではないけれどモモフレンズがないし、アズサ達も様子が違うし… - 169二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 21:16:55
- 170二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 21:18:03
美味しいんだけどねぇ…(いつもカレーはライスとルーをグチャグチャに混ぜてる勢)
- 171二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 21:36:37
日富美「つまり…今の私って」
センセイ「お互いの身体の区別がつかなくなってるってことだよ」
日富美「何とかならないんですか!!?」
センセイ「分からない。でもまだいい方だよ。」
日富美「全然良くありませんよ!!?」
センセイ「だって、最悪の場合はここと向こう側の自分達が合体するとか。」
日富美「嫌ですよそんなの!?向こう側の私銀行強盗した凶悪犯じゃないですか!?これ以上罪を重ねたくないんです!」
瀬里香「だから罪も何もこっちの日富美先輩は何もしてないから大丈夫だって!」
日富美「絶対ありえますよ!何なら、人様の車を盗んでどっかに行ったり、好きなもののために授業をほったらかしたり挙句の果てには試験を放棄しますよ絶対!」 - 172二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 21:42:51
どうしよう、全部やってる…
- 173二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 21:57:23
瀬里香「…センセイ、なにか言って」
センセイ「…えっと、日富美。dice1d3=1 (1) 」
1大丈夫。夢はちゃんと覚めるから
2それ全部、向こう側のヒフミはやってるから心配しなくても大丈夫だよ
3大丈夫、大丈夫だよ。足を舐めたり、褐色肌の人に変態じみたことしたりするよりは全然大丈夫だよ
- 174二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 22:01:14
知ってて隠したな…!
- 175二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 22:21:50
- 176二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 22:32:00
- 177二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 07:18:34
センセイ「銀行強盗はね」
星乃「(それ以外はやってたんだ)」
野々美「夢の世界のヒフミちゃんにも会ってみたいですが…あれ?でもヒフミちゃんが入れ替わってる可能性があるのなら道端で眠っている時の日富美ちゃんは普通に寝てたんですよね?」
白子「寝てた。」
瀬里香「じゃあさっきの説は外れってことね!」
センセイ「そっか。僕の中に入ったもんね」
日富美「綺麗な場所の夢を見ました。海と朝焼けと砂浜だけの世界の夢です。今まで見たことのないくらい綺麗でした。それとセンセイ、貴方の絵を見ました」
センセイ「アレは僕の夢だよ。僕はいつもあそこから向こう側から見ている」
- 178二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 07:25:11
- 179二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 16:40:25
こええよ
- 180二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 21:06:52
③今の日富美の状態・改善策
ホワイトボード
今の日富美先輩の状態
①夢と現実の境界線が曖昧
→センセイ曰く、ぐちゃぐちゃの状態
②毎晩意識も感覚もはっきりし、自由に動ける状態で夢を見ている
③そのため、夢で負った怪我は現実にも反映される
④夢から覚めるには夢の中でも学校生活を送らないといけない
⑤上記の状態が何日か続いており、道端で眠るほど弱っている
⑥知らないところで友人が夢の世界の事を知っている。教えてもらったというけれども…?
⑦センセイの夢の中に入った
→他人の夢に入ってしまうくらいに曖昧になっている?
⑧白子先輩が言うには夢の中では私達と日富美先輩は銀行強盗仲間らしいです
→それは誇ることではないかと…
彩音「今の日富美先輩について簡単にまとめてみました」 - 181二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 21:21:00
星乃「…とりあえずどうしようか」
野々美「思ったのですが、センセイの夢の中に入った時、日富美ちゃんはセンセイを見かけましたか?白子ちゃんから聞きましたがセンセイも保健室で眠っていたらしいですが」
日富美「私は見ていません。絵しかありませんでしたし」
センセイ「見てない。」
星乃「ん〜。これますます答えが出ずに難航しない?」
白子「ん…。」
センセイ「解決するよ。白子みたいにすればいい。満たせばいいんだ」
瀬里香「またそう簡単に…」
センセイ「向こう側を見るのは何時だって何かを渇望した時。それは向こう側のヒフミだって同じ。だからきっと2人はぐちゃぐちゃのカレーライスになった。」 - 182二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 21:32:10
日富美「ど…どうすれば治りますか!?」
センセイ「…日富美がやりたいようにしたら出来るかも。あと、なりたいものになる。」
日富美「や、やりたいことですか?!なりたいもの…えっと」
センセイ「白子は旧校舎を取り戻したいって気持ちをここでみんなと形にして夢を見なくなった。」 - 183二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 23:58:44
日富美「そ、それなら、私は平凡な自分を脱却したいってずっと思ってます。…みんなみたいに何か特技とか才能も無いですし……」
センセイ「じゃあ……悪いことをしたりするのは?才能必要ないよ」
星乃「昔のおじさんみたいに悪い事する〜?」
日富美「で、出来ませんよ。お父さんとお母さんを悲しませるようなことなんて出来ないです!」
野々美「では〜、学校をサボってサンリオショップで豪遊なんてしてみませんか?もしくは千葉のあのテーマパークに行ってみます?」
日富美「それは…やってみたいですけどバレて怒られるのが怖いですし、それなら梓咲ちゃんも誘いたい…私一人でなんて無理です…」
白子「ん、盗んだバイクで爆走する。免許はなくても気分は不良。」
日富美「……確かにそれ平凡な自分を脱却できますが悪いことには変わらないし」
白子「私の勝手に使ってもいいよ」
日富美「いや悪いですよ!白子さんのものを勝手に使うなんて。ましてや見知ったばかりの相手のものを乗り回すなんて失礼なこと出来ませんよ!」
星乃「普通のいい子だね〜日富美ちゃん」
日富美「うう…私、普通とか平凡な自分を変えたいのに…」
白子「何だか大変だね日富美。」 - 184二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 08:36:30
良い子や
- 185二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 17:47:51
今までのアビドスとミレニアムはなんと言うかあちら(ブルアカ世界)側のキーとなる点がこちら(現実寄り世界)側に深く影響を起こしたけど、日冨美(ヒフミ)は『日常』や『普通』といった『当たり前』の違いが強く現れた感じかだよな…
- 186二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 17:56:28
- 187二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 21:55:58
頭を撫でてあげたい…
- 188二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 22:36:02
日富美「…ど、どうしたらいいんでしょうか」
星乃「こりゃ白子ちゃんの時みたいには行かなそうだね。」
白子「日富美の注文が多いから」
日富美「せめて誰かが涙を流さらないようなものにしてください!」
野々美「…では、クリーンで健全な方法があります。アから始まりルで始まるのですが」
星乃「アルコール?」
瀬里香「アリエールね」
彩音「アバンチュールですね」
白子「アルミホイル」
センセイ「アンコントロール」
野々美「もう!ちがいますよ〜」 - 189二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 22:57:46
結局、平凡な自分を脱却する方向に目的は向いたものの具体的な方法は見つかりませんでした。
日富美「あ…もうこんな時間」
彩音「いつの間にか暗くなってきましたね」
クロフク「もしもし、旧校舎対策委員会のみなさん、活動に専念しているのは良いですがもう帰宅時間ギリギリでうわああああああ!!!」
星乃「何急に大声出して。」
クロフク「大声も出しますよそりゃ…何してるのですか本当に」
瀬里香「何よそれ、まるで私達が変な集団みたいじゃない」
クロフク「十分変でしょう!どこに覆面被って部活動する学生がいるのですか!?」
彩音「瀬里香ちゃん、被り慣れちゃったけどよく考えれば十分変ですよ私達」
瀬里香「あっ…」
白子「クロフク先生も被る?」
クロフク「…何故そうなるのですか」
白子「あ、でも覆面がもうないからお面で我慢して」
クロフク「いや…わかりましたよ」
星乃「(押しに弱いな意外と)」 - 190二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 23:06:59
他もヤバイが夕暮れ時にスケキヨはガチで恐怖すぎるだろ
- 191二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 23:24:20
- 192二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 23:40:29
クロフク「それで覆面ですか。成程」
7人「(本当は違うけど)」
クロフク「クックックッ…確かに素顔を隠すという行為は平凡な自分を変える・偽る行為としては理に適っていますね。ペルソナ、心理学では他人に見せる本来の自分を偽る姿ですがまあいいでしょう。 いかなる形であれ、自身を表現することが大事ですから」
彩音「といいますと」
クロフク「そこから読み解くことが重要になります。平凡な自分を脱却したいと日富美さん、貴方はそういいましたが具体的にはどうなりたいのですか?他人にどう思われたいですか?」
日富美「え…えっと」
クロフク「簡単で大丈夫ですよ。答えやありきたり、正しい言葉遣いはほっといて構いません。自分がどう見られたいのか或いはどんな役割を果たしたいのか、教えていただけますか?」 - 193二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 23:47:33
- 194二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 00:10:36
黒服の頭部がともだちマスクみたいなフォルムと言われたらそうかも…
- 195二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 08:36:29
保守っておこう。面白い
- 196二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 08:38:55
続きは次スレかなー…?
- 197二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 16:01:58
それはそう
- 198二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 21:09:45
- 199二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 21:37:45
うめ
- 200二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 21:39:00
うめちゃえ日産