- 1ユラ25/07/15(火) 20:45:12
- 2ユラ25/07/15(火) 20:46:55
- 3ユラ25/07/15(火) 20:48:34
- 4ノブ25/07/15(火) 20:50:02
たてありほしゅ
- 5ノブ25/07/15(火) 20:53:56
ほす
- 6ノブ25/07/15(火) 21:05:21
ほしゅ
- 7ノブ25/07/15(火) 21:10:13
保守
- 8二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 21:16:37
保守
- 9二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 21:21:03
保守
- 10二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 21:41:10
保守完了
- 11ユラ25/07/16(水) 20:07:59
…不思議
スマホで平行世界に繋がるなんて… - 12ぷゆち25/07/19(土) 13:59:17
「ぷりゅ~~~!?!?」
【ピンク髪の子供が自分の身体を撫で回しながら叫んだ。白と黄色を基調とした服を身にまとい光輪を背負ったその姿にウォロが目を見開く】
「またにんげんさんの姿になっちゃったでし!!ぷゆちのかわいいまんまるフォルムを返してほしいでし~~~!!!!」
「もう少し情緒のある反応をしてくれませんかねえ」 - 13いのちだいじに25/07/20(日) 03:48:07
……あれ…知らない人しか、いない…?
えっと…はじめ、まして? - 14いのちだいじに25/07/20(日) 04:08:30
- 15ユラ25/07/20(日) 09:11:11
- 16ぷゆち25/07/20(日) 11:31:55
- 17いのちだいじに25/07/20(日) 16:32:13
- 18ユラ25/07/20(日) 22:48:32
- 19いのちだいじに25/07/20(日) 23:55:38
- 20ユラ25/07/21(月) 17:46:39
- 21繧25/07/23(水) 07:43:23
【少女に話しかけられた男は目線を下げ、質問に答えていく】
「俺はアヴィニャシュ。ラベンという博士に連れてきてもらったんだが、肝心の博士がそこの建物に入っていったからな、言われた通りここで待機してるんだ」
「あら ラベン博士をご存知? 遠方からいらした博士なの でもポケモンに逃げられたりして 先が思いやられますね…… とかいう あたしもポケモンの でんきショックという技を受けて 寝こんでいたのですが……」
「そうなのですよ ショウくん あわせる顔がないのです」
「博士!」
「ラベン」
「ですが もう大丈夫です! こちらの彼が ボクたちの力となるのです!」
「どういうことですか? もしかして 彼を調査隊に? もう! シマボシ隊長の許可なく 隊員を増やせるわけありませんよ」
【もめる二人に、新たな声がかかる】
「許可する」
「シマボシ隊長!?」
「もっとも調査隊に ふさわしい実力を持つならばだが ギンガ団 調査隊 隊長のシマボシだ」
「アヴィニャシュだ。……ただの、アヴィニャシュ」
「ラベン博士から話はきいた 逃げたポケモンを確保した 能力を役立てるかわりに 衣食住の提供を求めているとか。既に成人しているのだろう。であれば一人前の大人として 働くのは当然 だが素性も知れぬ人間を おいそれと雇うわけにはいかない 明日 試験を受けてもらう」
「わかった。それでいい」
「それともう一つ。このムラでは顔は隠さないように。できたばかりのこのムラの住人は警戒心が強いからな」
「ああ……それなら仕方ないな」
【受け答えは淡々と。特に抵抗することもなくフードを外した】
【燃え盛る炎のような赤い髪が零れ落ちる。長いそれをうっとうしげに掻き上げて、翡翠色の目でシマボシを見返した】 - 22イリス25/07/23(水) 08:12:11
この時期の顔を晒すのは久しぶりだな。見苦しいから好きじゃねえんだが。ったく、言ってても仕方ねえが、なんでよりにもよってこの姿なんだか
……というか暫く見てて思ったが、どこの理屈か知らねえがここは他次元同士で交流もできる場所らしいな。少なくとも終わるまではよろしく頼むぜ
- 23イリス25/07/24(木) 23:05:43
【夕方。イモヅル亭の外の席に座った3人が会話をしている】
「ラベン博士 こちらの流れ者 どこでお会いになられたのですか?」
「空に穴がありますよね 「時空の裂け目」と呼んでいる あそこから落ちてきたのです」
「まさか……」
【疑いから半目になるショウに男は説明する】
「ん。いや、本当だぞ。さすがに空中に放り出されたときには肝が冷えたが。ったく命綱もねえのにやるもんじゃねえよな」
「と、彼もこう言っていますし」
「本当ですか?どうにも信じがたくて疑わしいのですけど……」
「ボクは科学者です 観測した事実に どのようなルールがあるのか 確認していくのが仕事です ボクには事実がすべてです!」
「あなたは時空の裂け目を通るとき、なにがあったか覚えていますか?」
「覚えちゃいるが関係ねえよ。ああでも……ここに来る直前っつうか直後っつうか。空中で、なんかキラキラしたもんと話してた、気がするな」
「キラキラしたもの?」
「だいぶでかくて、光ってて……形はぼんやりしていたな。人間が想像で作った神様、みたいだったぞ」
「本当ですか?」
「こんな馬鹿げた嘘はつかねえよ。証拠なんざなにもねえし、信じろとは言わねえさ」 - 24ユラ25/07/26(土) 14:56:26
【青髪の少女が浜辺に座って何か描いている】
「もっと…こう…かな」『たまぁ?』
「お〜い!そんなところで何してるんだ?」
【一人の少年が村の方からやってくる】
「テル先輩…タマザラシ…描いてました」『たんま〜!』
「へぇ〜…どれどれ…」
【テルは少女の手元を覗き込むと、驚きで目を見開いた】
「これが…タマザラシ…なのか?」
「…?そうですけど…」
【少女が描いていたタマザラシは、お世辞にも可愛いと言えるものではなかった】
「タマザラシってもっとこう…まあいいや。早く戻ってこいよ〜」
【そう言うと、テルは村の方へ走って戻って行った】
「…そんな変かな?」『たま〜!』
【少女は少しの間自分の描いた絵を見つめた後、立ち上がってタマザラシを抱き上げると、村の方へ歩き出した】 - 25ぷゆち25/07/26(土) 15:05:03
「アルセウスはあなたのようなピンク風船と会うというのか…」
「ピンク風船は褒め言葉でし。それほどでもありまし」
「クッ!見たくないのですよ、アルセウスとアナタの邂逅など。ましてやアナタがアルセウスに勝利するなど認めるわけにはいかない…」
【悔しそうに歯噛みするウォロの背中をピンク髪の子供は平手で叩いて胸を張った】
「ぷゆちのかわいさとけなげさをカミサマが認めてくれたのでし!!ウォロさんもぷゆちを見習うといいと思いまし」
「可愛くて健気…?」
「ぷゆちはあきらめませんでした。ウォロさんはあきらめるんでし?」
【ウォロは小首を傾げて見上げてくる子供に一瞬鋭い視線を向け、口角を上げて踵を返した】
「いつか、いつの日か…ヒスイ地方のポケモンすべての神話、その謎を解き明かし、アルセウスに会ってみせる!いや従えてみせる!!何年…何十年、何百年かかったとしても!!」 - 26二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 01:14:01
このレスは削除されています
- 27イリス25/07/27(日) 01:15:13
【話題を変えるようにラベン博士が口を開いた】
「ところでショウくん。ボクたちがいる ヒスイ地方には 数多くのポケモンがいますよね」
「はい…… 草むらや森 水辺などにいる ポケモンたちが どのような生き物か 調べるのが あたしたち 調査隊の任務となります」
「ポケモンは 怖い 生き物です! どのような能力を秘めていて どういった不思議なことが できるのか さっぱり解明されていないのですよ そこで アヴィニャシュくんなのです! ポケモンを3匹も捕まえました! いいですか 3匹もですよ! これほどの捕獲の天才は ギンガ団には いないのです! ようやくポケモンの調査ができるのです!」
「3匹!? 野生のポケモンは 襲ってくるから 1匹捕まえるだけでも みんな苦労しているのに……」
「いや、あのポケモンたちは元々研究のために連れてきたんだろ?懐いてはなくても人に馴れてんだろ、襲ってはこなかったぞ」
「しかし、ポケモンを恐れていないからこそ近づき よく狙ってボールを投げられるのです」
「知らん生き物、強い生き物に怯えるのはそれはそれで正常だと思うがな」
「調査隊の連中よ おかしな人間を連れてきて のんきに食ってる場合か? 隊長なんて 中で イモモチを10人前も…… ポケモン図鑑の完成が程遠いとはいえ やけ食いにも ほどがあるぞ」
「……健啖家なんだな」
「シマボシ隊長の やけ食いの日々も終わります さあ アヴィニャシュくんもどうぞ! 空から落ちてきたキミも ギンガ団に はいれば 食事も寝るところも安心ですよ」
「放浪には慣れているが。寝床があるのは大きいよな」
【食事が始まった】
- 28ぷゆち25/07/28(月) 22:46:08
【立ち去るウォロをふんぞり返りながら見送るピンク髪の子供に、ヒスイバクフーンとラブトロスが話しかける】
『プシュ?』『ああ~い?』
「……あ!!そうでし!!あいつのせいでぷゆちは大変な目にあったんでした!!捕まえて150回あやまらせるでし!!」
【子供は慌てて走り出したがすぐに洞窟の悪路に躓いて盛大に転倒した】
「ぷりゅ~~~~~~!!!!」
『プシュ~ゥ』 - 29イリス25/07/29(火) 22:31:49
「いやあ デリシャスでしたね……!」
「そうですけれど…… いいのですか? 彼は試験に受からないと 調査隊のメンバーになれませんよ」
「アヴィニャシュくんの実力でしたら 大丈夫! 合格まちがいなしです」
「だといいな アヴィニャシュとやら…… 今夜はあちらの宿舎を提供する だが試験に受からねば 明日からはムラの外で生活 最悪 野垂れ死に…… だな」
【そう言いおいて去っていくシマボシに、ショウが口を開いた】
「シマボシ隊長とヒスイ地方…… 厳しいという意味で似ていますよね」
「ボクたちを守るためにも 強くふるまっているんですよ!」
「一夜の宿とはいえ、寝る環境があるなら十分だろ。特段厳しいってこともないんじゃねえか」
「ポジティブですね!空から落ちてきた人! 布団からは落ちないですよね それではグッドナイトです!」
「おやすみなさい 空の裂け目…… 落ちてきた人…… 不思議なこともあるものですね」
「ああ、おやすみ」
【ラベン、ショウを見送って男も動いた】
「宿はあそこか。……昔はこんな場所もなかった、十分すぎるさ」 - 30イリス25/07/30(水) 10:09:50
「……見たことはねえけど……使い方はどれも同じだろ」
【宿舎。慣れた手付きで囲炉裏に火を熾し、鍋に甕から汲んだ水を入れ熱している】
【できあがったお湯は盥に移し、襤褸の手ぬぐいを浸して体を拭っていった。汚れたお湯は外に捨て、また新しいお湯を注ぎ、淡々と】
【濃褐色の肌とはいえ、身を清めれば傷の具合もよくわかるというものだ。矢や剣、槍などでできた傷が多いが、打撲痕もかなりある。ふさがりかけたもの。白く盛り上がるもの。血こそ流れないがぱっくりと開いたもの。膿んだものもなかにはあった】
【特別に酷い傷にだけ、彼は所持していた軟膏を塗りこんでいく】
【一通りの処置を終えてようやく、彼は深く息を吐く。敷かれた布団は畳み、座禅を組んで瞑想を始めた】
【──夜が更けていく】 - 31イリス25/07/30(水) 22:34:12
ああ、朝だな。雷が鳴ったが……怒りか激励か、俺には判断つかねえな
試験って話だがなにをやらされるんだか。誰か知っていねえか?
いつにもまして曖昧な任務だ、マイロードは何を考えておられるのやら - 32ユラ25/07/31(木) 18:31:58
【少女は村に戻ると、真っ直ぐに本部のシマボシ隊長の元へ向かった】
「キミの次の任務は純白の凍土の調査だ。…質問はあるか?」
「…ないです」
「ならいい。準備を整え次第調査に向かってくれ」
「はい」
【少女は本部から出ると、放牧場へ向かった】
「今回連れていくのは…」
「まずダイケンキは確定で」『……』
「次は…ガブリアス対策にアローラキュウコン」『ケオーン!』
「…それからクレセリアと…」『るなーん』
「あとは…」
【調査に連れていく手持ちを考えて頭を悩ませている】
- 33イリス25/08/01(金) 06:30:25
ビッパ、ムックル、コリンクを捕獲。俺はその三匹を知らねえんだが……試験と言うからには誰かしらついてくるだろ、でなきゃ破綻している
試験が捕獲ってのは構わねえが……ヒノアラシ、ミジュマル、モクローは絶対にどれか一匹を選ばねえといけないのか?
自分じゃなく、他の生き物を戦わせるってのはどうなんだ? - 34二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 10:40:56
このレスは削除されています
- 35二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 10:55:04
このレスは削除されています
- 36ぷゆち25/08/01(金) 11:15:23
- 37イリス25/08/01(金) 11:23:23
- 38ぷゆち25/08/01(金) 13:26:45
- 39イリス25/08/01(金) 15:15:36
鴇色の風船……?これもポケモン、か……
あー……戦車を繰るようなもの……ってよりは戦友として扱えってこと、か?まあ戦士であるか否かに大きさは関係ねえが……
当事者がそう言うんなら、そうしてみるか……
- 40ユラ25/08/01(金) 16:21:34
ついてないなぁ…
【視界が悪く、数メートル先も見えない】
吹雪になっちゃうなんて…ベースキャンプまでも距離があるし…
…ガブリアス…温めてくれるのはありがたいけど…
…抱き締めすぎだよ
【黒い大きなガブリアスがユラを抱きしめている】 - 41フォト25/08/03(日) 22:43:17
「寒すぎてほっぺちゃんもボールの中入っちゃったねー、コルナリナ。ま、しょうがないか」
『けおん』
【ロコンを抱っこした金髪の少女が雪を踏みしめながら歩を進めていく】
「シルベさん、ひやっこいでしょう!!」
「お、おぉう…」
【いつもの格好で出迎えたカイに一歩退いて曖昧な返事をする。セキが呆れたように目を細めた】
「……おめえ、寒くねえのかよ?」
「はあ?むしろ暑いぐらいだけど。それに先生であればもっと冷たいところにおられる!」
「カイさん」
【少女は至極真面目な顔をしてカイの肩を叩いた】
「低体温症になると感覚鈍るって聞くし一旦医療隊に診てもらいましょ」
「シルベさんまで!!本当にいつも通りなのに!!」
「シンジュ団だから、コンゴウ団だから…ではなく、おめえとはわかりあえねえ感じだな」 - 42イリス25/08/05(火) 22:59:50
【大柄な男が床に膝をつき、三匹のポケモンをそれぞれ眺めている】
【と、ぴたりと一匹と視線を合わせた】
「楽な道じゃねえ。それも全部俺の都合だ。それでもいいのか?」
【忠告するような声。くぽぽ、と胸を張るポケモン】
「そうか。だったら、旅の終わりまで頼むぞ」
【握手の代わりに、大きな手と翼を合わせた】
【モクローが仲間になった!】