🎲【閲覧注意】学P「なんで捨て猫みたいに座ってるんですか」2

  • 1二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 21:14:46

    スレ落ちしてしまったので続きです


    ずっと迷走していて、展開が二転三転してかなりカオスな状況になっていますが終わりまで書く予定なので頑張ります


    🎲【閲覧注意】学P「なんで捨て猫みたいに座ってるんですか」|あにまん掲示板学P「事務所の中に入れないのですが、どいてくださいdice1d13=@7 (7)@ さん」bbs.animanch.com
  • 2二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 21:16:12

    あらすじ
    人が人を飼うという常識改変が起こってしまった初星学園。一時的に記憶を戻した広のお願いにより、元に戻すために正常な感覚の四音と共にすでに絵面がおかしい学Pたちが話し合う。その影では清夏が仄暗い憎悪を燃やし、燐羽が怪しく微笑んでいる。初星学園とその生徒たちの未来は如何に──

  • 3二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 21:17:18
  • 4二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 21:18:46

    リーリヤ「……それで、これから初星学園に行くんですよね」


    学P「はい、そうですね」


    リーリヤ「…………昨日はセンパイを無理矢理奪っちゃったから、清夏ちゃんたちに見つかったら大変なことになっちゃうかも……」


    広「……会ったら逃げるしか無いね」


    広「一目散で逃げれば、わたし以外は逃げられるばす」


    リーリヤ「dice1d3=1 (1)


    1 だめだよ、ご主人様!……もしものときは、センパイ、お願いします

    2 ご主人様を囮にして逃げる作戦ってこと?

    3 そのときは大声を出しながら皆で逃げよう

  • 5二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 21:29:11

    学P「分かりました。ご主人様は俺が担いで運びます」


    広「ご主人様なのにもの扱い。ふふ、面白いね」


    四音「紫雲さんとなにかあったのですか?」


    リーリヤ「うん……ちょっとね」


    佑芽「それじゃ、みんなもそろったことだし学園に行こー!」


    四音「何が待ってるんだか……」


    四音はこれから待つ未来に不安を覚えつつ、未知なるものの興味も湧いていた。そしてこの歪なパーティーは四音の常識から外れた初星学園へ足を向ける


    …………

    ……

    初星学園


    学Pたちが最初に見かけた人物

    dice1d13=2 (2)

    (重複+1)

  • 6二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 21:33:41

    手毬は……


    dice1d3=1 (1)


    1〜3 一人

    4 ペット

    5 飼い主


    4、5が出た場合、もう一人いる人物

    dice1d6=3 (3)

    (1ことね2麻央3千奈4美鈴5星南6学園長)

  • 7二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 21:48:55

    四音「月村手毬、ですか……」


    学P「なにか思うところが?」


    四音「ええ、少し……でも大丈夫です。まずは彼女に話しを聞くというのは?」


    学P「何が白草さんの違和感に感じるものか、わからないですからね。行きましょう」


    広「ふふ、どうなるか楽しみ」


    四音「……dice1d3=2 (2)


    1 月村さん、少しお時間よろしいでしょうか?

    2 それにしても……あなたたちのその首輪とリードは他の人に引かれたりしないのですか?

    3 違和感と言うなら……月村さんの耳についているあれはなんでしょうか

  • 8二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 22:00:09

    四音はふと今思い出しだしたかのように、今まで思っていた疑問を口にする


    佑芽「dice1d3=3 (3)


    1 学園周辺では別に大丈夫かなぁ〜

    2 たまに変な目で見る人はいるけど……基本的には大丈夫だよ

    3 うーん………………あっ、手毬ちゃんはことあるごとにそれをやってるのを見ると、顔をしかめている気がする

  • 9二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 22:22:15

    おやおや……こっちにも糸口が?

  • 10二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 22:27:37

    四音「もしかしたら、これが違和感その……その一になるかもしれません。行ってみましょう」


    四音はすぐそばにいる人たちを横目に見ながら言葉に詰まりつつ呟く。四音を初めとした彼女らは話を聞くため、手毬に近くづいた

    件の手毬はというとベンチに座り、スマホを黙々といじっている。不思議と彼女の周りには誰もいない


    学P「月村さん、少しよろしいですか?」


    学Pに声をかけられた手毬はスマホから顔を上げる


    手毬「なに?プロデューサー……って、あなたたちもやってるんだ、それ」


    広「ふふ、わたしが飼い主」


    手毬「それは見ればわかるよ」


    四音「……月村さん。あなたは人を飼ったりはしないのですか?」


    手毬「……しない、dice1d3=2 (2)


    1 美鈴がしようって度々言ってくるけど……

    2 燐羽は咲季のペットになっちゃったけど……

    3 ……あなたはするの?人を飼うこと……まあ、いかにも人を飼ってますって感じの人だけど

  • 11二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 22:30:13

    手毬が担当かどうか


    dice1d2=2 (2)


    1 担当

    2 担当ではない

  • 12二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 22:50:20

    四音「賀陽さんがそんなことを……」


    四音「では、この人が人を飼うことについて思うことがあると言うことでしょうか」


    手毬「dice1d5=4 (4)


    1 ……ずっと変だと思ってる、あなたもそうなの?

    2 て……無い、はずだけど、頭の片隅で妙な違和感があってそういうのとはずっと距離を置いてる

    3〜4 それは私が嫌なだけで普通のことだし、別に変なことじゃないよ

    5 それは私が嫌なだけで普通のことだし……ん、あれって清夏と姫崎先輩?

  • 13二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 23:04:44

    四音(……本当にこの状況が常識になってるみたいだな……恐ろしいなこの学園、ボクでどうにかなるのか?)


    四音「……分かりました。なら、月村さんのようにこれが嫌な方を他に知っていますでしょうか」


    四音は学Pたちを親指で指して質問を続ける


    手毬「……dice1d5=1 (1)


    1〜2 ……知ってる

    3〜4 私が知る限りいない。他を探しなよ

    5 ……知ってる、確か清夏もだよ……ちょうどすぐそこにいる

  • 14二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 23:08:50

    手毬「確か……dice1d13=13 (13) だったはず」

    (手毬、燐羽の場合、燕)

  • 15二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 23:30:20

    手毬「確か……雨夜先輩だったはず」


    四音「雨夜燕ですか……」


    佑芽「副会長か〜」


    リーリヤ「なにか知っているの?佑芽ちゃん?」


    佑芽「dice1d3=2 (2)


    1 うん、人のペットと飼い主を見るといつもけしからん、けしからんって言ってる

    2 ……うん、最近『なぜ藤田を飼い主にしている!!』って生徒会室の隅っこでぼそぼそ言ってるよ

    3 知ってるってわけじゃないけど……最近dice1d3=3 (3) とよく話してるのをよく見るよ

    (1清夏2莉波3燐羽)

  • 16二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 23:49:27

    リーリヤ「なるほど……会長に思うところがあるってことかな……」

    四音「では、雨夜さんに話を聞きに行きましょう。どちらにせよ、彼女にどう思っているかは興味があります……月村さん、お時間を取らしてしまい申し訳ありません」

    手毬「役に立ったなら、いいよ……プロデューサー、私に出来ることがあったら連絡して」 

    学P「分かりました、ありがとうございます月村さん」

    手毬「いいって、行きなよ。なにかを探っているんでしょ」

    そう言って手毬はスマホに目を落とす。もう話すつもりは無さそうだ

    広「行こう、燕のとこに」

    佑芽「うん、たぶん今なら……生徒会室に居るよ」

    四音「では、そこに行きましょう」

    大きな収穫は無かったが次なる手掛かりのようなものは手に入れた。一行は手毬のいるベンチをあとにし、生徒会室に向かった

  • 17二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 01:07:42

    一方 清夏 莉波サイド 初星学園

    莉波「清夏ちゃん、本当にやるんだね」

    清夏「やります、あたしはPっちを何としても奪い返す!」

    清夏「絶対に!!」

    莉波の問いに清夏は暗い顔で答える
    清夏と莉波の二人は現在、学園の門の前に来ていた
    目の前には当たり前のように人をペットにしている人間が闊歩している。その中に探し人がいないか見渡すが、それらしき姿は見つけられなかった

    莉波「よし、まずは学園の中を探してみよう」

    清夏「そうですね。行きましょう、りなみん先輩」

    清夏「広っち……Pっちはあたしのものだから」

    清夏はPっち用の首輪を持ち、学園を見上げる
    そして彼女は不敵に微笑むと、学園の中に足を踏み入れた。これからこの学園で起ころうとしている、惨事も知らずに

  • 18二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 04:28:23

    挿絵だ!

  • 19二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 07:07:54

    生徒会室


    佑芽「失礼しまーす」  



    燕「ん、花海か……って、なんだ、えらい大人数だな」


    書類仕事をしていた燕が顔を上げて学Pたちを見る

    部屋には燕しかいないようだ


    四音「初めてお会いするでしょうか、極月学園の白草四音と言います。ごきげんよう」


    四音は一礼し、椅子から立ち上がった燕を見据える


    燕「雨夜燕だ……他校の生徒が生徒会室に来て、なんの用だ」


    四音「雨夜さん自身に、少々質問があって来ました」


    四音「……dice1d3=3 (3)


    1 あなたは人が人を飼うということについてどうお考えですか?

    2 藤田さんと十王会長についてどうお考えですか?

    3 最近、この学園で変だと思ったことはありますでしょうか?

  • 20二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 07:15:28

    昼頃に保守お願いします

  • 21二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 12:24:06

    ちょい早いかもだけど任せろ

  • 22二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 18:21:58

    保守ありがとうございます

     


    燕「変だと思ったことか……うむ、あるぞ」


    四音「本当ですか?」


    燕は手を組み答える


    燕「ああ……dice1d3=3 (3)


    1 今現在の初星学園の現状はとてもおかしい

    2 会長が誰かのペットになるというふざけたことがあってだな

    3 昨日、賀陽がこっそりなにかをしているのを見かけてな

  • 23二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 18:45:57

    四音「なにか?」

     

    燕「……賀陽は、dice1d3=2 (2) 」 


    1 深夜の学園の林に入っていくのを見たんだ

    2 猫耳の生徒を盗撮しまくっていたんだ

    3 夜の教室で誰かと話しているのを聞いたんだ

  • 24二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 19:01:58

    燕「もちろん消させたがな、まさかあんな悪癖が……」


    四音「猫耳の生徒?……ってなんでしょうか? そんなにたくさんいらっしゃるのでしょうか?」


    聞き慣れない言葉に四音は聞き返す


    燕「多くは無いがな……この学園を歩いたのだろう?一人くらい見かけなかったのか?」


    四音は自分の記憶を振り返る。だがやはりそんな記憶は無い


    四音「いいえ、全く」


    燕「まあ、そういうこともあるか……」


    燕「彼女たちはな、dice1d3=2 (2)


    1 つけ耳、つけ尻尾をつけて生活している生徒だ

    2 猫の耳と尻尾が生えた人間だ

    3 他の人間よりも、ペットと飼い主の関係に固執しやすい

  • 25二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 19:43:22

    燕「意識して探せば見つけるのは容易いだろう」


    四音「……………?」


    四音「それってもしかして、本当に頭から猫耳が生えていると言いたいのですか?尻尾も?」


    燕「?……そうだと言っている」


    四音「………………」


    四音(違和感というか、異常そのものじゃないか。なんなんだそれは……実際に猫耳が生えているだと……ふざけているのか?)


    四音「……今の言葉、本当ですか?」


    四音は広たち四人に話を振る


    リーリヤ「はい、清夏ちゃんや莉波センパイは猫耳です」


    四音「私の記憶では、紫雲さんは猫耳や尻尾なんて生えて無かったはずなのですが……」


    学P「dice1d2=1 (1)


    1 以前から生えてましたよ。記憶違いでは?

    2 最近生えて来たんです。他の生徒の皆さんも同じですね

  • 26二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 20:14:51

    四音「そんなはずは無い……からかっているのか!?このボクを!!」

    学P「からかってはいないのですが……もしかして、これが?」

    四音「本当だったら、違和感どころではない、とんでもない異常だ。疑問にも思わなかったのか!?」

    佑芽「特には……」

    広「思わなかった、ね」

    四音「………………」

    四音(本当に正常なのはボクだけなのか……いっそ、誰かが嘘だと言ってはくれないだろうか)

  • 27二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 20:33:29

    燕「質問は終わりか? 私も忙しい。用が済んだなら帰ってくれ」


    四音が黙ったのを見て、不審げの燕が声をかけてきた


    四音「……こほん、失礼しました」


    四音「dice1d3=3 (3)


    1 では、もう一つだけ質問をよろしいでしょうか?

    2 ……ちなみにですが、この学園の中に本物の猫はいますでしょうか?

    3 私は猫耳の生徒を探してみます。ありがとうございました

  • 28二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 21:02:50

    燕「ああ、役に立ったのなら良かった」


    佑芽「副会長!ありがとうございました」 


    広「ふふ、ありがとう」


    燕「礼はいい、早く行け」


    リーリヤ「はい!」


    そうして、四音は、猫耳の生徒が実際にいるのかを探すため、一行と共に生徒会室を出た。


    …………

    ……

    学園内、中庭


    四音「それで、猫耳の生徒、ですか」


    学P「盲点でしたね。なにせ当たり前のことでしたから」


    四音「絶対に当たり前ではないでしょう……本当にいるのですか?本当に生えている人間なんて……」


    学Pの言葉に四音は呆れた声を返す、すると


    広「…………あっ、見つけた」


    広が見かけた生徒 dice1d5=4 (4)

    (1 ことね 2 清夏 3 星南 4 莉波 5 咲季)

  • 29二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 21:13:10

    広「莉波、猫耳と尻尾がある」


    リーリヤ「莉波センパイ!?ってことは……」


    佑芽「うん、清夏ちゃんもいるね」


    学P「姫崎さんたちは……dice1d2=1 (1)


    1 まだ、こちらに気づいている様子はないですね

    2 すごい目でこちらを見てますね

  • 30二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 21:29:39

    広「一旦隠れよう」


    その声を聞いた一行は清夏と莉波に見つからないように壁際に隠れる


    四音「確か……彼女たちに会ったら逃げる手筈でしたね」


    学P「はい。今、まともに相対したらどうなるかわからないですから」


    四音「なにをしたんですか、あなたたちは……」


    四音「……それにしても、dice1d2=2 (2)


    1 猫耳と尻尾、本当にあるのですね

    2 猫耳と尻尾なんてどこにも無いようにみえるのですが……

    3 紫雲さんたち、なにか話し込んでいる様子ですね

  • 31二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 22:48:41

    四音が見た彼女たちの姿。それは、猫耳も尻尾も無い普通の姿だった。首輪を手に持っていることを除けば妙なところは無い


    学P「え……いや、見えますよ、わからないんですか?」

     

    四音は訝しみつつ学Pの言葉に促されるように、もう一度彼女たちを見る。しかし、先ほどとなにも違いは無い


    四音「見えないですね。嘘をついてはいないですか?」


    リーリヤ「ちゃんと、ありますよ! 本当に見えないんですか?」


    四音「見えないと言っているでしょう」


    四音(本当にこの学園はどうなっているんだ? おかしい奴しかいないぞ)



    佑芽「そろそろ逃げないとみつかっちゃうよ」


    広「……そうだね、みんな、行こう」


    そうして、四音が猫耳と尻尾を見えないことに、広たちは疑問に思いつつ、一行はそそくさと隠れるように清夏と莉波から逃げていった


    dice1d100=94 (94)

    (70以上で清夏と莉波に発見される)

  • 32二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 06:36:53

    ほしゅ

  • 33二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 10:16:43

    学P「ここまでくれば……」

    清夏「逃げられたって?甘いよ、Pっち」

    学P「!?」

    莉波「広ちゃん、リーリヤちゃん……昨日ぶりだね。プロデューサーくんを奪い返しに来たよ」

    広「やることがあるから返したくは無い、よ……じゃあ、皆、言った通りに」

    佑芽「分かった!リーリヤちゃん、四音ちゃん!行くよ」

    リーリヤ「うん!」

    四音「…………」

    四音(近くで見ても、特に変わったところは本当にないな……ほかの奴らは幻覚を見ているのか?)

    清夏「……なになに〜もしかして、皆して襲ってくるの〜」

    広「散!」

    莉波「えっ」

    広の声を聞いた人たちは一斉に逃げ出す。学Pは広を脇に抱えているせいか、やや遅く感じるスピードだ

  • 34二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 10:56:05

    四音(──一応、逃げる際のやり方を、四音には伝えておく。今一番重要な人間は四音。だから四音だけは絶対に逃さないといけない)  

    四音(──だから、わたしとプロデューサーは囮になる。清夏たちは、わたしたちの方にしか興味は無いはずだから)

    四音(──リーリヤと佑芽には清夏たちから逃げるときはリードを四音に渡すことになっている。わたしが持って逃げたら足を引っ張っちゃうしね)

    四音(と、篠澤広は言っていたが……)

    佑芽「四音ちゃん!あたしたちは逃げられそうだけど、プロデューサーさんと広ちゃんが!」

    四音「あの二人なら、捕まっても何とかするでしょう。それより、この異常な学園を今何とか出来るのは恐らくボクだけだ!」 

    四音「こんなところ、早く元に戻してやる!」

    四音(人が人を飼う、猫耳と尻尾……異常は分かりやすいが根本的な原因は分からない。そもそもこれは人為的な超常現象なのか?それとも……自然現象的なものなのか?……飼育……猫……だめだ情報が足りない!)

  • 35二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 12:13:20

    まさかの主役抜擢された四音の運命や如何に

  • 36二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 18:00:26

    …………

    ……

    莉波「追いついたよ、プロデューサーくん」


    広を抱えて逃げていたプロデューサーだったが、清夏と莉波に難なく追いつかれてしまった


    学P「はぁ……はぁ……」


    広「もういい、降ろして」


    学P「……分かりました」


    学Pはそっと広を降ろし、きちんと立たせる。広は少しよろめいたがすぐに清夏たちに問いかける


    広「……それで、あなたたちはプロデューサーを取り返しに来た。そういう認識で良いんだよね」


    清夏「そうだよ、広っち。昨日はよくもやってくれたね」


    清夏「プロデューサーを返して!」


    広「………………」



    燐羽「dice1d3=2 (2)


    1 うるさいわね。言い争いならよそでやってくれない?

    2 面白そうなことやってるじゃない。私も混ぜてくらないかしら

    3 ……プロデューサーなら、もういないわよ

  • 37二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 18:26:00

    訂正 燐羽「面白いことやってじゃない。私も混ぜてくれないかしら」


    燐羽はからかうような顔をしながら4人の元にゆっくりと歩いてきた


    学P「賀陽さん!?」


    清夏「燐羽ちゃんがなんの用?」


    燐羽「あら怖い……用という用はないわね。ただ、予定まで少し時間があるから遊ぼうかと思って」


    燐羽「私は……dice1d3=2 (2)


    1 プロデューサー側についてあげる

    2 清夏側についてあげる

    3 第三者としてプロデューサーを奪おうかしら

  • 38二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 18:39:13

    訂正 清夏「燐羽っちがなんの用?」



    莉波「ほんとに?」


    莉波「本当よ。プロデューサーは元々あなたたちのものだったんでしょう?」


    清夏「そうだよ、プロデューサーはあたしのペット」


    燐羽「なら、元鞘に戻してあげないとね」


    燐羽は尻尾をゆらしながら清夏の傍につく


    広「…………敵が増えた」


    学P「まずいですね、なんとかなりそうですか?」 


    広「この状況は想定していなかった。dice1d3=1 (1)


    1 でも、打開する方法はある

    2 どうしょうもない。お縄だね。(四音サイドに移行)

    3 ……? 燐羽、その持っているものはなに?

  • 39二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 18:52:18

    学P「本当ですか!?」


    広「……dice1d3=2 (2)


    1 3人を倒してペットにすればいい

    2 もう一度逃げるよ、プロデューサー

    3 にゃあ~

  • 40二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 19:21:39

    学P「逃げる!? でも一度追いつかれているのに」

    広(プロデューサー、話を合わせて。作戦はちゃんとある)コソコソ

    学P(分かりました)コソコソ

    燐羽「追いかけっこ?まあ、それもいいかもね」

    莉波「またやるの?結果は見えてるのに」

    広「やる。そして、わたしが勝つ」

    広(……もしものときに学園内に用意しているわたしの発明品。それが使えれば──)

    広「じゃあ、プロデューサー。お願い」

    広(行く場所は……)コソコソ

    学P「分かりました。行きますよ。ご主人様!」

    清夏「何度逃げてもおなじだよ!」

    学Pが逃げ、3人が追いかける。この追いかけっこ、はたして勝つのはどちらだろうか──思惑の分からない燐羽が加わったが、事態は淡々と進んでいく

  • 41二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 19:39:48

    …………

    ……


    四音「それで……他に何か手掛かりは、と探しながら走っていたのですが……」


    四音が見つけたもの dice1d3=1 (1)


    1 ことねの前で四つん這いになり木陰で用を足している星南

    2 手毬を全裸で散歩させてる咲季

    3 千奈を猫じゃらしであやしている美鈴

  • 42二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 20:45:32

    ことね「まーたですか会長。処理するの大変なんだからね」


    星南「だってしたくなってしまったんだもの」

     


    四音「…………見なかったことにしたい」


    四音(でも……この学園の会長なら何かを知っている可能性はある。仕方ないか)


    リーリヤ「行くんですか?」


    四音「……dice1d3=3 (3)


    1 ええ、少しでも手掛かりを集めなければ

    2 いえ、あれは流石に……ん、あちらには花海咲季さん?

    3葛城さんと佑芽さんで話してきてください。私は後ろで見てます

  • 43二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 21:42:17

    訂正 処理するの大変なんですからね

    佑芽「あたしたちがですか?」

    四音「ええ、最近あったことを聞いてください。必要であれば、私も話します」

    リーリヤ「分かりました。やってみます」


    リーリヤ「こんにちは、ことねちゃん、星南センパイ」

    佑芽「こんにちは〜」

    ことね「あっ、リーリヤに佑芽。こんにちは…………もしかして極月の生徒のペットになったの?」

    四音は少し後ろから二人のリードをもってじっと見ている。ちなみに星南は用を足した後も四つん這いだ

    佑芽「違うよ、飼い主は広ちゃんなんだけど……清夏ちゃんたちに追われちゃって離ればなれになっちゃったんだー」

    星南「そう、それで今は白草四音さんに持って貰っているわけね」

    リーリヤ「そう言うことです」

  • 44二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 22:15:42

    挿絵のやつ猫耳つけるの忘れてたので差分として置いときます

  • 45二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 22:58:34

    佑芽「……ことねちゃん、星南先輩。最近なにか気になったことがあったりしますか?」


    ことね「そうだなあ〜……dice1d3=3 (3)


    1 あたしは特に無いかな、会長はなにかあります?

    2 そういえば、さっき咲季が手毬に勝負で勝ってペットにしてたのを見た

    3 あ、昨日、燐羽が学園の林に一人で入っていくのを見たな〜

  • 46二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 23:44:07

    四音(また、賀陽燐羽が?)


    リーリヤ「燐羽ちゃんが?」


    ことね「うん、会長の散歩をしている最中に見かけてねー……あんなとこに行ってなにやってんだか」


    星南「そうね、私も気になるわ」


    星南は相変わらず四つん這いの姿で話す

    佑芽はアイコンタクトで話を切っていいか四音に問いかける


    佑芽「……」チラッ


    四音「……」クビフリフリ


    佑芽「…………星南先輩のほうは、なにかありますか?」


    星南「私は……そうね。dice1d3=1 (1)


    1 最近、麻央が飼い主からペットになっていたわ

    2 燐羽が他の人に猫耳カチューシャをつけさせているのを見たわね

    3 私は特に無いわ

  • 47二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 07:10:12

    保守 

  • 48二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 12:41:28

    しゅほ

  • 49二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 18:53:11

    四音(次は有村麻央か……ただ……)


    四音「………………」


    四音「申し訳ありません、私も話に加わっていいでしょうか?」


    リーリヤ「あっ」


    星南「あら、挨拶もしないで遠巻きに見ているだけだと思っていたのに」


    四音「あなたのその姿を直視したく無かっただけです……それで、有村麻央が飼い主からペットになったんでしたっけ。詳細を教えてくれませんか?」


    星南「……分かったわ。麻央はね、戦って負けたのよ」


    1勝負「負けた?」


    星南「そう、飼っていたdice1d3=2 (2) にね。下克上とでもいえばいいのかしら。今は彼女のペットよ」


    1 あさり先生

    2 美鈴

    3 千奈

  • 50二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 19:11:19

    四音「……勝負?そんなもので主従関係が変わるものなんですか?」 

    星南「そんなの当たり前の常識よ。戦いに勝ったら負けた人はその人のもの、戦いでペットを奪ったらその人のもの。戦いの結果は絶対で曲げられないもの。覆したければもう一度勝負するしかないわ。あなたは知らないの?」

    四音「私の常識には、無いですね……」

    四音(これも、異常の一つと考えたほうがいいか。弱肉強食、そういうルールだとみた。紫雲さんたちのあの追いかけっこも一種の勝負ということだろうか)

    ことね「あっ、飼い主からペットになったって言えば燐羽もだな〜」

    佑芽「ああ、お姉ちゃんの飼い主になったと思ったら、急に勝負を挑んで負けちゃっただよね……」

    ことね「そうそう、気が変わったのかな〜」

    四音(そして、またしても賀陽燐羽、か。少しきな臭いか?)

  • 51二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 19:23:25

    リーリヤ「わたしたちもセンパイと佑芽ちゃんを戦って奪ったし、そういうものですよ」

    四音が少し考え込んでいるとリーリヤが話しかける

    四音「……その戦いは日常茶飯事なんですか?」

    リーリヤ「……そこそこ、ですかね」

    リーリヤはやや視線を下に向けながらそう答えた

    四音「そうですか……」

    ことね「あの……そろそろ、いいですか?会長の散歩を続けたいんですが……」

    四音「あら、ごめなさい。もう大丈夫です。ありがとうございました」

    ことね「では……行きますよ会長」

    星南「ええ、ことねと一緒ならどこまででも行くわ!」

    そうしてことねと星南は散歩を再開し、四音たちのもとから去って行った

    四音(……それにしても、ずっと四つん這いだったな……この学園の生徒の長があんなんでいいのだろうか?)

  • 52二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 19:45:30

    リーリヤ「行っちゃいましたね」

    佑芽「これからどうしますか?」

    四音「少し情報を整理する時間をください」

    四音(……今回の言葉で、勝負での勝敗がこの世界のルールだと分かった)

    四音(一、人をペットとして、人が飼っていること。二、猫耳と尻尾がある生徒がいる。ただし、私からは見えない。三、勝負が絶対の弱肉強食。四、恐らくこの学園の人間は記憶改ざんを受けている……この世界で起こっていることはざっとこんなものか)

    四音(そして、度々話題に出る賀陽燐羽。何をしているか調べてみたほうがいいな)

    四音「では、先ほど話題に出ていた学園の林に行ってみましょう。少し気になりますので」

    リーリヤ「分かりました、こっちです」

    そして、三人は学園の林に足を進める。木の上に止まっているカラスの声が四音には妙にうるさく感じた。

  • 53二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 20:25:09

    同刻 学Pサイド

    学P「はぁ……はぁ……つきましたよ、篠澤さん」

    学Pたちは件の林の中、足を止めていた。遠回りで行き場所を分からないように走っていたため、ここまで来るのに時間がかかってしまった

    広「……無い。おかしい、ここに隠したはずなのに」

    学P「とられたんですか……?」

    燐羽「ええ、私が盗ったわよ」

    広「……燐羽!」

    燐羽は学Pたちの背後の木陰から姿を現した。だが、清夏たちは一緒では無いようだ。学Pが周囲を見渡しても見当たらない

    燐羽「怖い怖い。でも大丈夫。あなたの発明品はちゃんとここにあるわよ」

    広「……?」

    燐羽は広の表情にクスッと笑うと、ついて来てと言わんばかりに林の奥へと歩き出した。

  • 54二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 21:02:06

    燐羽「ついた」


    燐羽は足を止める。燐羽の目の前にはそこそこ大きな機械があった  


    広「確かにそれは、わたしの発明品だ、ね」


    燐羽「隠してあったのにごめんなさい。私が勝手に使わせてもらっているわ。ご丁寧に説明書までセットだったしね」


    広「もし、使い方を忘れてもいいようにつけておいた……でも、それを使っているということは……」


    燐羽「……ふふ」


    燐羽の後ろにある機械はゴウンゴウン、音がなっている。燐羽が来る前から稼動中だったようだ

    燐羽が怪しい微笑みで広の言葉に答えると……


    dice1d3=3 (3)


    1 清夏と莉波が現れた

    2 四音たちが現れた

    3 四音の背後から、dice1d3=2 (2) が現れた

    (1 学園長2 咲季3 もう一人の燐羽)

  • 55二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 21:35:47

    訂正 燐羽の背後から咲季が現れた


    咲季は燐羽と同じ怪しくも艶かしい微笑みで、燐羽の隣に立つ


    咲季「来たのね、燐羽」


    学P「咲季さん?」


    咲季「なに?意外そうな顔をして、今の私は燐羽の飼い主なんだから、ここにいてもいいでしょう?」 


    咲季はそう答えると、燐羽は学Pたちの一歩前に出て宣言する


    燐羽「ふふ……さて、咲季お姉ちゃんも来たことだし、いよいよ始めましょうか、dice1d3=1 (1)


    1 人類猫化計画を!

    2 人類ペット化計画を!

    3 世界征服を!

  • 56二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:54:49

    学P「猫化……?」

    広「確かにそれを使えば出来なくは無いけど……」

    学P「……本当ですか?」

    広「本当。あれは現実改変や催眠ができる機械。規模によって時間はかかるけど、人の認識や姿を変えることが出来る。一人二人、簡単な認識を変えることくらいなら簡単なんだけど……あっ」

    清夏「やっと見つけた、探しちゃったよ、Pっち……燐羽っちも急に別れたと思ったらここにいたんだ……」

    四音「……やはりいましたね、賀陽さん。……それにしても、今、人類猫化なんて言葉が聞こえたんですが……」

    学Pたちの右後ろからは清夏たち、左後ろから四音たちが姿を現す

    燐羽「ぞろぞろぞろぞろとたくさん来たわね」

    咲季「最終決戦って感じで面白いじゃない」

  • 57二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 07:13:45

    四音(最終決戦、ですか。この学園の異常はこの二人が原因でしょうか?)


    清夏(なーんか、Pっちをどうこうって感じの状況じゃなさそうなカンジ?)


    咲季(……この人数、私でもやれるかしら) 


    佑芽(お姉ちゃんもいる……)


    学P(……ここは、息を整えて休憩したほうがよさそうだな)


    広「…………猫化……そんなことをするにはかなり時間がかかるはず……まさか」


    燐羽「ふふ、そう人を猫化させるにはかなり時間がかかる。普通ならね。でも、認識から段々とずらしていけば、意外と早く出来ることが分かったのよね……始めてから、だいたい5日くらいかしら」


    四音「一体どういうとこですか?人を猫にする?そんなことをしてなんになるんですか?」


    燐羽「あら、学外の人間がいるわね……でも、いいわ教えてあげる」


    燐羽「dice1d3=3 (3)


    1 ……私はね、元々猫だったのよ

    2 ……私はね、元々猫だったのよ

    3 ……私はね、元々猫だったのよ

  • 58二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 11:19:41

    半獣燐羽にゃんなのか丸々猫だったのか…

  • 59二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 12:38:05

    莉波「猫?」

    燐羽「ええ、私は昔、人から捨てられた……ペットの猫だったのよ」

    四音「ペット……ですって?」

    燐羽「そ、今思えば引っ越しかなにかだったんでしょうね。飼えなくなった私を、こんな林の中で置いていった」

    燐羽は自分の頭から生えている猫耳を触る

    燐羽「人から貰ったエサしか食べてこなかった私は途方にくれたわ。ああ、このまま死ぬんだろうって、そう思ってた」

    燐羽は尻の上から生えた尻尾を振る

    燐羽「でも、神様ってやつはいるものね。弱っている私を二人の人間が見つけてくれた」

    燐羽「それが、咲季と燐羽よ」

  • 60二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 19:58:56

    燐羽(猫)「その日たまたま学園の林来ていた二人は私を見つけてくれた」

    …………
    ……

    燐羽「あら、こんなところに猫が」

    咲季「ん、ほんとね……でも、お腹空いてるみたい」

    燐羽「でも、私はなにももってないわよ」

    咲季「ささみならあるわ!」

    燐羽「……どうして持ち歩いてるのよ」

    燐羽「………………まあ、いいわ。ほら食べなさい」

    咲季「…………んー食べないわね」

    燐羽「きっと警戒しているのね……怖くないわよ。にゃー」

    咲季「ふふ、にゃー」

  • 61二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 20:19:14

    私は燐羽から差し出されたご飯におっかなびっくりしつつ口をつけた
    久しぶりに他者からの優しさに触れた、そんな気がした

    燐羽「あ、食べたわね。可愛い」

    咲季「そうね、パクパク食べてる」

    猫「……にゃーお」

    咲季「あら、燐羽、懐かれちゃったみたいね」

    燐羽「ふふ、本当に可愛いわね」

    私は燐羽のもとにすり寄った。連れてってほしいってそんな気持ちをこめてね。でも……

  • 62二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 20:58:55

    燐羽「ごめんなさい、連れて行くことは出来ないわ。寮だとペット禁止なのよ」

    咲季「どうにか出来ないかしら」

    燐羽「無理よ。寮の規約を破ったらあとが怖いわよ」

    咲季「そう……じゃあ、さよならね」

    燐羽「……じゃあね」

    そう言って二人は私のもとから去って行ったわ
    二人の優しさは嬉しかった。でも……それ以上に寂しかった。前のご主人様を思い出したのもあるけど、一瞬だけ、期待してしまったのね。あの人たちが新しい飼い主になってくれるって

  • 63二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 21:25:36

    その日の夕方、トボトボ林の中を歩いていたわ。なにか他に食べるものがないかってね
    でも、私の頭の中では、さっきの人間のことを思いながら下を向いて歩いていたわ。燐羽。食べ物をくれたあの人はそう呼ばれていたなって……もし……もし、人間になれたのならこんな思いしないですむのかなって、そしたら……

    ゴンッ

    不覚にもなにかにぶつかったわ。すぐに距離を取ったけれど、『それ』はゴウンゴウン動いて止まらなかった。怖くなってすぐに逃げたしたのだけどね……でも…………
    奇跡って立て続けに起こるものね。目が覚めたら昨日会った少女、『賀陽燐羽』になっていたのだから

  • 64二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 22:02:20

    初めは何が起こったか分からなかったわ。急に人間になってしまったからね。とんでもなく驚いたわよ。今思えば服もなぜか着ていたわ。広、この機械ほんとにすごいわね


    それで、私はひとしきり手振り身振り体を動かしてた後、会いに行くことにしたわ。咲季と燐羽に。この姿なら置いてかれないって思ってね……なんてバカなんだか


    あの頃の私は人間の言葉は理解できるけど、言葉は上手く話せなかったわ……


    燐羽(猫)「あ…、わっ……咲……季……」


    咲季「何?……燐羽じゃない。その猫耳と尻尾はどうしたの?」


    燐羽(猫)「わ、わた、し……ね、こ」


    咲季「dice1d3=1 (1)


    1 ……話し方がたどたどしいわね。熱でもあるの?

    2 ……怪しいわね。偽物?

    3 猫なのはわかるけど……え、なに?ご飯?

  • 65二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 05:59:45

    そうして咲季は私の額に手をやった。その手は温かかったわ。だから私は咲季にお願いしようとしたの

    咲季「うーん、熱はなさそうね。どうしちゃったのかしら?」

    燐羽(猫)「つれて……いって……」

    咲季「えっ……連れていくってどこに?」

    燐羽(猫)「咲季……の、い──」

    燐羽「あら、咲季お姉ちゃん。こんなところでなにを?って…………私?」

    そして……私が変身した燐羽が来てしまった

    燐羽(猫)「りん……は」

    燐羽「……妖怪?」

  • 66二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 07:22:51

    今日あまり更新出来ないので保守お願いします

  • 67二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 14:57:09

    保守

  • 68二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 19:28:02

    ほしゅ

  • 69二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 23:40:01

    >>65

    本物が控えているのか....

  • 70二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 01:03:33

    ────頑張って、いろんな人に話を聞いて、「『花海咲季』『賀陽燐羽』って名前を覚えたのに


    燐羽「あなた、なにもの?」


    ────頑張って、いろんなところを巡ってようやく見つけたのに


    咲季「猫耳と尻尾がついてる以外瓜二つね。どうやったの?」


    ────頑張って、たどたどしくも話したのに


    燐羽(猫)「わ、わたし………きづいたら、これ、で」

  • 71二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 01:12:42

    ────頑張って、生きてきたのに


    燐羽(猫)「わたしを……ひろっ、て……つれて、いって」


    ────でも、あなたの言葉は、あなたたちの言葉は


    咲季「拾う?……猫耳だし、なんだか捨て猫みたいな台詞だけど……」

    燐羽「……………………」

    燐羽「どこの誰だか知らないけど、お断りよ…………私のコスプレして咲季に会いに来て、厄介なファンかなにかかしら」

    咲季「…………さっきから声に張りがないわよ。体調が悪いなら保健室に行きなさい」


    ────わたしを、拒絶した

  • 72二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 01:22:47

    燐羽(猫)「…………っ」ヒュン

    咲季「あ、ちょっと!」

    ……二人の言葉に私は逃げた。涙が出ていたかもしれない。なんどか躓いたかもしれない……あのとき優しくしてくれたあの人たちはもういない……そう、思いながら
    そうして逃げた先は見慣れた林だった。ここはいつの間にか私のすみかで……気づいたらここに戻ってきてしまったわ
    途方にくれた私は……人の足で林を歩いていると……この景色にはそぐわない無骨な機械を見つけた
    ゴウンゴウンと音をならし、私の前に、鎮座していた

    ──私は、この音を知っていた

  • 73二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 08:05:45

    燐羽(猫) (ん……本がついてる。せつ……めいしょ)

    私は機械に外付けしてあった説明書を取り出て読んでみたわ。不思議と文字は読めた。ぺらぺらとページをめくっているとだいたいの内容がわかってきて……

    燐羽(猫) (これは、人の認識や現実を改変できる機械。人数や規模によって早さは違うが、対象が一人や二人ならかなり早くできる。催眠は数分。改変は一晩……)

    そしてふと、顔を上げてこの機械を見て思った……昨日私がぶつかったもの。そして、聞こえた音。そのときの私は直感したわ。間違いない、私を人間にしたのは間違いなくこの機械だとね

    燐羽(猫) (私は猫だったけど……効果はあった。すごいねこの機械……だったら……)

  • 74二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 09:15:00

    『ごめんね。本当にごめんね。バイバイ』

    『どこの誰だか知らないけど、お断りよ』

    『体調が悪いなら保健室に行きなさい』

    燐羽(猫) (──人間には裏切られてばかりだ。猫の私と人間でも、人間の私と人間でも。でも、だったら)

    燐羽(猫) (人間の私と猫なら──)

    燐羽(猫) (そして、いっそのこと……みんな、みーんな猫になっちゃえばいいの。人間なんてやめちゃえばいのよ!人間なんて嫌いなんだから!)

    それが、人間としての私の始まりだった 

    それからというもの、私はこの説明書を深く読み込むことにしたわ。お腹がすいたら、こっそり寮の方の食堂に行ってご飯を食べてここに戻っての繰り返し
    聞き込みでも何でも調査はしてみるものね。猫耳と尻尾はあるけどそれ以外は燐羽だし、なんとかなったわ
    でも、たくさんの人を猫にするのはかなり時間がかかることがわかって、どうにかできないかいろいろやってみたところ、いきなり猫にするのではなく少しづつ認識をずらせばいいことがわかってきた

  • 75二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 11:09:46

    咲季お姉ちゃんと燐羽には最初に催眠をかけたわ。私のいいなりよ。私を裏切ったんだからこのくらいのことは……ね


    咲季「ふふん、お姉ちゃんに任せなさい。なにをすればいいのかしら」オメメグルグル


    燐羽「そうね。もう一人の私ななにがしたいの?」オメメグルグル


    咲季「……咲季は私をペットとして飼って。dice1d3=3 (3)


    咲季「わかったわ」


    燐羽(猫)「燐羽は私に喋り方とかを教えて……あなたに、成り変わるために」


    燐羽「……ええ、わかったわ」



    1 理由は教えないけど

    2 私が飼う側にまわるのは、いつでも出来るしね

    3 人と人……こういうのも、いいと思って

  • 76二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 11:11:45

    訂正 人と人、こういうのも面白いと思って

  • 77二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 11:24:25

    …………
    ……

    燐羽(猫)「でも、だめね。やっぱり私は人間は嫌いよ。猫……そう、猫がいいわ」

    学P「本当に……あなたは猫だと?」

    燐羽(猫)「ええ、信じられない?」

    リーリヤ「それに……猫化計画って……本当に?」

    燐羽(猫)「するわよ……私のために、ね……咲季」

    咲季「ええ、妨害しようとするなら、私が相手よ!」オメメグルグル

    佑芽「お姉ちゃん……」

    四音「………………」

    四音(……そういえば私にも見える。あの猫の賀陽燐羽についてる猫耳と尻尾。あれは……本物なのか?)

  • 78二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 20:53:27

    燐羽(猫)「もう少しで、この初星学園の人間はみんなみんな猫になる!止められるなら止めてみなさい!」


    学P「篠澤さん、なにか対策は!?」


    広「対策……たい……さく……ねえ猫燐羽、あなたはわたしになにか対策した?」


    燐羽(猫)「あら、さすがね。そうよ、あなたはこれを作った人間。何があってもいいようにたとえ催眠を解いて記憶を取り戻しても、どうして自分の認識がズレているか、辿り着かないようにしたわ」


    莉波「ま、回りくどい……」


    燐羽(猫)「ふふ、さあこれから咲季も、燐羽も、広も、プロデューサーも他のあなたたちも!みーんな猫にしてやるわ!もう止められない!止まらせないわ!」


    広「…………」


    リーリヤ「でも……でも!!この状況を止める方法はあるよね!ご主人様!!」


    広「………………方法、は……」


    dice1d100=11 (11)

    (50以上で対策を提示できる)

  • 79二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 21:19:35

    広「……だめ、思いつかない。あれは起動したら最後、使用者の意志でなければ止めることができない」


    学P「そんな!?」


    燐羽(猫)「ふふ、そういうこと。大人しくそこで待ってなさい。あなたたちだけでも猫化させるには……そうね、後dice1d10=2 (2) 分ってとこかしら」


    広「…………佑芽」


    佑芽「うん……わかった!!うおおおおおおお猫燐羽ちゃん、行くよ!!」


    佑芽は片手を上げながら猫燐羽に向かって突進する


    燐羽(猫)「ふふ、dice1d3=3 (3)


    1 咲季お姉ちゃん、お願い

    2 嫌よ、痛いのは……だから…… 

    3 佑芽、あなたもいい体を持っているわね……私の方へ来なさい。戦力になってほしいの

  • 80二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 21:34:57

    佑芽「あ、あれ……」オメメグルグル


    清夏「もしかして……佑芽っちも催眠に!?」


    広「……目、つけてた?」


    燐羽(猫)「ええ、なんてったって咲季お姉ちゃんの妹だもの。強いに決まってるわ。ふふ、そして……ほら」


    ボウン!!


    dice1d3=3 (3) 「にゃ!?」


    燐羽「もう、一人目が猫になったわね」


    1 莉波

    2 リーリヤ

    3 広

  • 81二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 22:13:00

    猫(広)「にゃあ…………」


    四音「……まずは、なにかやってくるかもしれない製作者からですか……」


    燐羽(猫)「当然。ここからなにかをされても困るしね」


    リーリヤ「それでも、なんとかしないとわたしは……この学園は……猫だらけに!!」


    清夏は猫になった広を眺めながら呟く


    清夏「……とりあえず、あの燐羽っちをどうにかしないといけないカンジ?」


    学P「どうにかできても、止めさせてくれるかどうかは……」


    莉波「でも、あの機械を止めればなんとかなるんじゃないかな?……広ちゃん、どう?」


    猫(広)「……にゃん」


    dice1d2=2 (2)


    1 広にゃんは頷いた

    2 広にゃんは首をふった

  • 82二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 00:17:10

    猫になった広は首を振る。その目には不安そうな感情が見てとれる。まるで追い詰められた猫のように


    リーリヤ「……あと、残り二分だと言っていました。早くしないと」


    清夏「でも、どうやって!?」


    学P「じゃあ俺が、賀陽さんを──」


    混乱は加速する。時間は無い。止める方法も見つから無い。でも早くしないと自分たちも猫になってしまう


    四音(……今日のこの学園……そして、あの賀陽燐羽が語った過去……やっぱり、でも)


    四音「おい、篠澤広、答えろ!あの機械を使えばボクもあの賀陽燐羽がやっていることがボクでも出来るのか?」


    猫(広)「…………」


    猫になった広は……


    dice1d3=3 (3)


    1 今度こそ頷いた

    2 そっぽを向いて毛づくろいを始めた

    3 ついて来いとばかりに走りだした

  • 83二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 01:32:14

    訂正  四音「おい、篠澤広、答えろ!あの機械を使えばボクでもあの賀陽燐羽がやっていることが出来るのか?」

    訂正多くてすいません

  • 84二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 07:20:30

    猫になった広は駆け出した、機械の方に。まるでついてこいと言わんばかりだ。


    四音(それが、篠澤広の答えなら!)


    四音「おい、お前ら!花海姉妹の相手をしろ!ボクは機械の方に向かう!」


    学P「分かりました。急いでください、もうあまり時間はありませんよ」


    四音「分かってる!」


    そして四音は走りだした。広も花海姉妹を相手にしたくないのか出来るだけ迂回しているらしい。四音は広を軌跡を追う。


    四音(あと……どれくらいだ?)


    タイムリミットまでどんどん近づいている。きっとあの猫が言っていた通り二分が過ぎたらみんな猫になってしまうのだろう。猫になったって抵抗は出来ると思うが……あの様子だ、きっと対策自体はなにか用意してあってもおかしくない。


    四音は木々を避け落ち葉を勢いよく踏みしめながらそう思った


    タイムリミット

    60+dice1d30=11 (11)

  • 85二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 17:17:50

    ほしゅ

  • 86二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 19:13:28

    佑芽「あっ、四音ちゃん!行かせないよ〜〜!」


    佑芽は四音の行く方向に妨害しようと動こうとするが……


    リーリヤ「佑芽ちゃんの相手はわたしたちだよ!!」


    莉波「正気に戻って!!さもないと……いたーいお仕置きだよ!!」


    リーリヤがスタンガン。莉波がヌンチャクをもって立ち塞がった


    佑芽「dice1d3=2 (2)


    1 邪魔はさせない!!どいて!!

    2 一人5秒で倒すよ!!

    3 二人とも武器を持っているなら、あたしは……木の棒!!

  • 87二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 19:41:59

    佑芽はそう言って莉波に突進する。その勢いは凄まじく、この勢いのまま佑芽の体に当たったら気を失うだけではすまなそうだ
    この状況でも佑芽は笑顔だが……その獰猛な笑顔は昨日、ドアを開けて出てきた佑芽とは似ても似つかない



    ──私は、プロデューサーくんのことが好き

    昨日だって、プロデューサーくんは私を飼うことは許していた。きっと、プロデューサーくんも私のことが好きなんだと思うんだ

    いつも私を気にかけてくれて、私のほしい言葉をくれて、私とっても嬉しかった

    昨日初めてはみ出したときだって可愛い顔しちゃって、おかしくて思わずキスしちゃった
     
    広ちゃんに奪われても、最後には私の元に戻ってくる。そう思っていたから平静でいられた

    ──今の私はプロデューサーくんのために……そして、自分の出来ることを頑張っているみんなのために

    ──戦うよ、佑芽ちゃん!

  • 88二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 20:29:05

    莉波はヌンチャクを静かに構える


    莉波(突進を避けた瞬間に当てれば、それなりのダメージにはなるはず。よしんばそれで倒れてくれれば上々だけど……)


    佑芽「うおおおおおおおおおおおおお!!!」


    佑芽はもう目と鼻の先。もう後には引けない

    莉波は全力で佑芽を避けヌンチャクによる渾身の一撃を振るう


    莉波(これで……どう!!)

     

    莉波の攻撃に佑芽は──


    dice1d100=35 (35)

    (90以上で佑芽に大ダメージ。10以下で莉波にダメージ。50以上で佑芽は少し怯む)

  • 89二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 21:31:21

    ──あまり、効果は無かった

    佑芽「効かないよ……そんな攻撃!」

    佑芽は自身満々で言い放つ
    そして、佑芽は莉波を突き飛ばした

    莉波「──っ!!だめ、か……な」

    リーリヤ「……いや、まだです!まだ、わたしがいます!」

    莉波「リーリヤちゃん……」 

    リーリヤ「佑芽ちゃんはわたしが止める!」

    佑芽「なら、あたしはリーリヤちゃんを倒す!」

    そう言って佑芽はリーリヤの方に再度突進する。至近距離からの突撃。リーリヤはスタンガンを手に迎え撃つ

  • 90二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 22:22:56

    ──わたしは、センパイのことが好き


    ずっとずっと一緒にいたい。一日中、くっついていたい。わたしだけを見ていてほしいって思ってる


    でも、センパイは毎日忙しそうで。他の人と話をしているときもしばしばです


    もちろん、みんなと一緒にいるときも好きだよ。清夏ちゃんも……でも、昨日、センパイをとったの清夏ちゃんなんだよね……うん


    昨日は広ちゃんに負けてペットになったけど……センパイとできて本当に嬉しかった


    ──四音ちゃんがなにをするのかは知らない。どうにか出来るかも分からない


    ──けれど、あの猫の燐羽ちゃんを救える人はあの人なのかもしれない


    リーリヤ「だから佑芽ちゃんはここで止める!!」


    リーリヤは向かってくる佑芽にスタンガンを当てようと右腕を前に突き出す──

     

    dice1d100=67 (67)

    (50以下で当たる)

  • 91二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 22:39:47

    ──しかし、俊敏な動きで避けられ、その勢いで佑芽に後ろから押されてリーリヤは倒れた


    リーリヤ「当たら、ない……っ」 


    佑芽「残念だったね〜〜じゃ、あたしは四音ちゃんのところに行くぞ〜〜」


    佑芽は腕をグルグルして、四音の方を見据えた


    莉波「待って……」


    リーリヤ「……は、早い」


    二人の声を背に佑芽は四音のもとに走る。順調に莉波とリーリヤを倒した彼女はもはや敵などいないように思えた


    経過時間残り 71−dice1d31=15 (15)

  • 92二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 06:37:13

    さすがブルドーザー佑芽

  • 93二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 07:16:09

    四音が走りだした頃 学P 清夏 咲季

    咲季「そこをどきなさい!清夏、プロデューサー!」

    学P「嫌です。行かせはしません」

    清夏「まっ、本物の猫になるのはチョット……って感じだしね」

    四音を背に清夏とプロデューサーは咲季の前に立ち塞がる

    清夏(Pっちを連れ戻そうとしてただけなのにどうしてこうなったんだか……ま、今は隣にいるからいっか)

    清夏はそう思いながら両手を広げた。学Pは咲季のことを見ながら耳で四音の足音を聞いている

    学P(昨日の夜の篠澤さんのお願い。果たしてみせます!)

    学P「ここは絶対に通しません!」

    咲季「仕方ないわね……なら、力ずくよ!!」

    咲季はそう言って拳を固めた

  • 94二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 12:47:34

    学P「清夏さん。俺たちはあくまで時間稼ぎです。四音さんがあの機械でなにかをするまでの間、咲季さんを押さえられればそれでいい」


    清夏「……分かってるけどさぁ……咲季っち、止められる?」


    学P 「……dice1d3=2 (2)


    1 一つ、方法があります

    2 止めますよ……咲季さんが力ずくならこっちも!

    3 足を引っ張ってでも取り押さえるしかないでしょう

  • 95二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 18:01:24

    1分も無いけどいけるか…?

  • 96二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 18:15:19

    学P「やりますよ!清夏さん!」

    清夏「……うん、そうだね!やろうPっち!」

    学Pが構えるのを見て、清夏もまた臨戦態勢に入る。一抹の不安があるがこうなってしまった以上やるしかない

    咲季「ふふっ、私を止められるかしら!!」

    学P「……清夏さん、同時にいきますよ!!」

    清夏「分かった!」

    学Pの言葉に清夏は強く答える。学Pのその声は力強く心地よい

    清夏(……やっぱりかっこいいなあ、Pっちは)

    咲季を目の前にして清夏はそんなことを考えていた

  • 97二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 19:26:03

    ──あたしはPっちのことが好き


    壁にぶつかるあたしをいつもささえてくれて、その大きな背中はいつも頼もしくて


    あたしは、気づいたらずっとPっちのことを目で追っていた。ずっとPつちのことを考えていた


    昨日はあたしに素っ気ない態度をとってきたから、あたしのものにしちゃった。少し不安だったけどはみ出したときにあたしのこと好きって聞いたら、好きって言ってくれた。だから大丈夫


    もう、Pっち無しの生活は考えられない


    ──Pっちは誰にも渡さない。あたしだけのひと


    ──きっとこの想いは誰にも負けない!


    清夏(だからまずはPっちと一緒に──)


    咲季「二人ともどきなさーーい!!」


    弾丸のように突っ込んでくる咲季の突進に学Pと清夏がぶつかる──


    咲季dice1d100=66 (66)

    清夏dice1d50=40 (40)

    学Pdice1d50=20 (20)

    (清夏+学Pの数字が咲季以上なら勝ち)

  • 98二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 19:52:45

    学Pと清夏は力を合わせて咲季に立ち向かったが、その強さは咲季の方が一枚上手だった

    学P「ぐっ──」

    清夏「あったた……参ったね、これは」

    咲季「悪いわね、先を行くわ」

    咲季は学Pたちの方を一瞥すると先に行った佑芽を追って走り去った

    学P「ん、葛城さんたちもだめでしたか……四音さんが間に合えばいいのですが……」

    清夏「そうだね……でも、あたしは四音ちゃんを信じるよ」

    学P「清夏さん……?」

    清夏「さっきの四音ちゃんの顔は、なにかを決意した……そんな顔だったからね」

  • 99二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 19:55:28

    残り時間 

    56−dice1d10=7 (7)

  • 100二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 20:30:46

    四音「はぁ……はぁ……着きました。これですね」


    猫(広)「にゃあ」 


    走りきった四音の目の前には武骨な機械が音を立てて稼動している。遠くではよく分からなかったがボタンや配線があちらこちらについている


    四音「……dice1d3=1 (1)


    1 誰もいないこのタイミングがチャンスです。どうすればいいですか?

    2 やはりこっちに来ましたか……猫さん

    3 時間稼ぎも出来ませんでしたか

  • 101二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 20:47:50

    猫(広)「にゃう」


    広は機械の下の方のボタンを腕で指す


    四音「これですね」


    四音(さっきまでいた猫の賀陽さんがいないのは妙だが……花海姉妹が迫ってきてる。急がないと)


    四音(恐らくは理想を念じてボタンを押せば大丈夫なはず……)


    そう思った後、四音はなってほしいことを念じながらそのボタンをdice1d2=2 (2)


    1 押した

    2 押そうとした腕を掴まれた

  • 102二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 00:36:03

    ほしゅ

  • 103二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 08:14:37

    四音「なっ!」

    猫(広)「にゃっ!」

    四音の腕を掴んだ人は……燐羽だった

    燐羽(猫)「あら、驚いた?させないわよ、そんなこと」

    四音「……隠れてギリギリで防ぐなんて、もしかしてドッキリがお好きなんですか、猫さん」

    燐羽「ふふっ、驚きは常に新鮮なもの。あった方が楽しいでしょ」

    四音「……上げてから落とすドッキリはあまり、楽しくはないですね」

    燐羽「あら、残念…………来たわね、佑芽、咲季お姉ちゃん」

    燐羽は走ってきた佑芽と咲季を確認する

    佑芽「うん、来たよ燐羽ちゃん!」

    咲季「……四音が動けないようにすればいいのかしら」

    燐羽(猫)「ええ、お願いするわ……これであなたの企みもおしまいね、四音」

    四音「………………」

  • 104二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 08:40:37

    咲季と佑芽は四音の両腕を片方ずつ拘束する

    猫の広も佑芽の脇に抱えられている。どうやらさっき走ったせいで疲れてしまったのだろう。あまり抵抗はしていなかった


    燐羽(猫)「これで……あとは時間を待つだけね」


    四音「………………」


    燐羽(猫)「なにか喋ったらどう?それとも……猫になる自分を想像して喋る気力をなくしちゃった?」


    四音「……少し、お話をしましょう。猫さん」


    燐羽(猫)「いいわ。時間はもう、あまりないけどね」


    燐羽はそう言って、四音に微笑みかける。この状況からはもう覆ることは無いとでも言うように



    残り時間

    49−14−dice1d7=1 (1)

  • 105二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 15:39:41

    四音「まず聞きたいことが、この猫になるっていう現象そして、この学園の人が人を飼うって言う現象。これは解除出来る現象なのですか?」


    燐羽(猫)「できるわ。使用者がもう元に戻し手もいい、もうどうでもいいって念じれば解除できる。機械を壊しても解除できない。これが唯一の方法よ」


    四音「そうですか。要するにあなた次第、と」


    燐羽(猫)「今更、私をどうにかできると考えているのかしら。なにをやってもムダだと思うけど」


    四音「無駄だしても……なにもしないよりいいでしょう?」


    燐羽(猫)「フッ、……それもそうね」


    残り時間

    34−dice1d10=6 (6)

  • 106二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 16:02:38

    訂正 戻してもいい



    四音(恐らく、もう時間は無い……早めになんとかしたいが……)


    四音「……では、dice1d3=1 (1)


    1 あなたの過去について

    2 もう一人の賀陽さんについて

    3 人をペットにしている現象について

  • 107二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 16:58:08

    燐羽(猫)「……過去?」


    四音「ええ……あなたは確か……人に裏切られて、嫌いになった。そう言っていましたね」


    燐羽(猫)「そうよ、それがなに?」


    四音「人が嫌いというには引っかかる点が多すぎるんですよ。あなた、本当は未だに好きで好きでたまらないんでしょう?」


    燐羽(猫)「なにを根拠に!」


    四音「そもそも人に嫌気がさしたなら、自分だけで生きる方法を、そうでなくても一生人に食べ物だけを恵んでもらうこともできたのでは?その機械、なんでもできるんでしょう」


    燐羽(猫)「それは……」


    四音「それに、この学園の副会長に聞きましたよ。確か……猫耳の生徒を盗撮していたとか。そういうのが好きなのですか?」


    理屈(猫)「ちっ、違う!……あれは猫耳、そう猫耳で尻尾があるから!あれはペットになりたいっていう気持ちが見えるようになったもの!それを確認するために私は写真を撮っていたのよ!」


    四音「……そうですか」


    四音(……私には未だに見えませんけどね)


    残り時間

    28−5−dice1d8=1 (1)

  • 108二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 17:39:31

    残り時間 22秒──


    四音「……それだけじゃない。わざわざ人を猫にしようとしたしたり、咲季を自分の飼い主に無理矢理したり……」


    燐羽(猫)「そ、それは仕返し!仕返しだから!好きだというのは!」


    四音「違うとでも?」


    四音「……あなたは一緒にいてくれる人がほしい。誰かに愛されたい。誰かに自分を救ってほしい。そう、思ってるのではなくて?」


    燐羽(猫)「────っ」


    四音のその言葉に、燐羽は図星とでもいうように顔を歪ませた


    残り時間

    22−3−dice1d6=3 (3)

  • 109二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 18:33:23

    残り時間 16秒──

    四音「…………」


    ──ボクは、月花姉様のことが嫌いだ

    小さいころから、ボクは姉様のことが怖かった。その蔑むような目が堪らなく嫌だった。でも……いつかは姉様を超えてやる、見返してやる。そう思っていた

    極月学園で私はAランクに上がった。アイドルとしてのし上がるためにもちろん私なりに自分を高めたが……裏ではいろいろ人には言えないこともやった。それでも……

    それでも、月花姉様は私の先を行く。世界で活躍し、その輝きは今も増している。そして時折日本に帰ってきては私に小言を言って戻っていく。それが堪らなく苛ついた

    いつまでも超えられない存在。ボクの心の中は常に姉様に支配されている。

    ──そしてお前は、人に裏切られてたと思っても尚、人を欲している

    ──支配されなくなったから、逆に支配してやる。その気持ちは買ってやる。でもな……だったら!!

    四音「だったら……猫さん、私のところに来ませんか?」

    燐羽「なん、ですって?」

    ──ボクがお前を支配してやる!!

  • 110二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 19:07:50

    燐羽(猫)「……そんなこと言ったって、どうせいつかは私を裏切るに決まってるわ」


    四音「裏切りません……一生面倒を見てあげますよ」


    燐羽(猫)「嘘よ、信じない」


    四音「嘘かどうかは来て見なければ分からないでしょう?それとも……私のことは嫌いですか?」


    燐羽(猫)「…………あなただけじゃない。人間はみんな……みんな、みんな…………」


    燐羽(猫)「…………フッ……ふふ、別にあなたの提案に乗らなくても、あと数秒であなたの計画は全てご破算。待っていればそれでいいのよ」


    四音「…………それでも私は諦めませんよ……猫さん」


    残り時間

    16−4−dice1d4=4 (4)

  • 111二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 19:39:03

    残り時間 8秒──

    燐羽(猫)「8……」

    四音「私のもとにくれば、毎日ご飯三食昼寝付き!散歩も自由です!」

    燐羽(猫)「7……」

    四音「もちろん欲しいおもちゃがあるなら買いますし、病院にだって必要とあれば連れて行きます!」

    燐羽(猫)「6……」

    四音「専用のベッドだって作ってあげます。ブラッシングだってしてあげます!だから──」

    燐羽(猫)「5……」

    燐羽は淡々と数字を数え続ける。まるで四音の言葉が聞こえないとでも言うように

  • 112二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 20:09:33

    四音(……まるで話を聞いていない。これでは暖簾に腕押しか) 

    学P「四音さん!」

    リーリヤ「四音ちゃん!」  

    花海姉妹に倒された四人が四音たちのもとに走ってくる

    燐羽(猫)「あら、今頃来たってもう意味が無いのに……4」

    四音「…………」

    四音(……どうすればいい?なにか……なにかいい言葉は)

    四音(あの猫の欲しそうな言葉は言った、これでなにか足りないなら……)

    燐羽(猫)「……3」

    四音(なにか……ほかに……)

    四音(なにか──)

    莉波「四音ちゃん!」

    四音(──!)

    四音(…………そうか……月花姉様……感謝します姫崎莉波。お前のお陰で姉様に連想できた)

  • 113二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 20:37:38

    四音(案外、焦っていると出てこなくなるものだな……姉様……)


    ──愚妹……どうしてこんなことができない

    月花姉様に見てもらうために努力をした

    ──愚妹……恥の上塗りをするな……

    月花姉様に見てもらうために足掻いた

    ──もういい、お前にはもう期待しない

    そして姉様から見放された……だけど

    四音(そう、ボクが欲しかった言葉……そして、お前の欲しい言葉は──)

  • 114二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 21:14:46

    燐羽(猫)「……2」

    四音「……私が……ボクがお前のことをずっと見てやる!ずっと一緒にいてやる!ずっと傍にいてやる!」

    四音「ボクが……」

    四音「ボクが──お前を愛してやる!!」

    燐羽(猫)「────っ!!……い、ち」

    燐羽はその言葉に目を見開き、少し声が弱くなる

    四音「私と一緒に来い、猫!!」

    燐羽(猫)「………………時間よ」

    燐羽のその声は震えていた。まるでその心が激しく揺れているように

    ──そして残り時間0秒。彼女が言ったタイムリミットの時間になった

  • 115二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 21:36:25

    燐羽(猫)「ふ、ふふ……これでみんな、みんな猫になる。あなたの言葉も全て意味は無くなる!」

    燐羽はそういうと体の前に手を広げる。未だに震えているその声は少し弱々しい印象を四音は受けた

    ボウン!! ボウボウボウン!!

    学P「にゃ!?」

    清夏「にゃにゃ!?」

    学P……清夏……リーリヤ、莉波……次々と猫になっていく

    ボウボウン!!

    咲季「にゃん!?」

    佑芽「にゃー!?」

    そして咲季、佑芽も猫になった……しかし

    燐羽(猫)「……ど、どうしてあなたは猫になっていないの!?」

    四音「………………ふふっ」

    燐羽がいくら待っても四音は猫にはならなかった

  • 116二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 21:59:15

    四音は余裕の笑みで燐羽に言葉を返す

    四音「あなた、言っていませんでしたっけ……直接猫にするには時間がかかるから……少しずつ認識をずらしていたって」

    燐羽(猫)「……まさか」

    四音「そう、私は初星学園ではない他校の生徒。まだ認識をすらされていない私は猫にはならない!」

    燐羽(猫)「な、なら、あなたに催眠をかければ……」

    そう言って燐羽は機械のボタンを押そうとする

  • 117二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 22:15:08

    その行動を見て四音は最後の説得を試みる

    四音「猫さん!!」

    燐羽 「──っ」ビクッ

    四音「……もう一度言う。ボクと一緒に来い!」

    四音「……ボクはお前を見捨てない、お前をいつまでも愛してやる!」

    四音「お前を……拾ってやる!私の名前は白草四音!お前の新たな飼い主になる人間だ!」

    四音は燐羽に手を伸ばす

    四音「手を掴め!!それで契約成立だ!!」

    燐羽(猫)「────私、は」

    燐羽は体の動きを止め、顔を伏せる

  • 118二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 22:35:22

    燐羽(猫)(この人は……大丈夫なんだろうか)
    燐羽は白草四音のことを考える。きっとここまで言ってくれる人はもうこれから現れることはないだろう。でも……

    燐羽(猫)「……私、を……捨てたり、しない?」

    四音「しない!!言っただろう!いつまでも一緒にいてやる!」

    燐羽(猫)「……私を……裏切ったり……しない?」

    四音「それも同じだ!私はお前を拒絶しない!」

    燐羽(猫)「…………あなたは……あなたは本当に、私を愛してくれる……?」

    四音「…………っ」

    四音「……ああ、もう、鬱陶しい!」

    燐羽(猫)(……あっ)

    四音は伸ばした手で燐羽の手を掴み、無理矢理立ち上がらせる。抵抗されると四音は思っていたが、案外素直にたちあかってくれた

    四音「……いいか!これで今からボクがお前の飼い主だ。問題ないな!!」

    燐羽(猫)「……………………はいっ」
    その燐羽の顔は少し泣いていた

  • 119二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 22:52:55

    燐羽(猫)(…………これなら……もう、いいわよね)

    ボウン!!

    四音「はっ!?えっわわ!?」

    手を握っていた燐羽がいきなり猫になってしまい、四音は慌てて燐羽……猫を抱えた

    猫「にゃーー!」

    四音「……まったくもう……急に猫に戻るなんて……っということはもしかして」

    ボウボウボウン!!

    広「……戻った、ね」

    咲季「…………あれ、私は……確か……」

    学P「戻りましたね、ありがとうございます。四音さん」

    猫になっていたみんなが次々ともとに戻っていった

    四音「……これで、全てが終わったんですね」

    清夏「そう、みたいだね」

    鬱蒼とした林の中、四音たちの奮闘のもと猫の企みは失敗に終わった。今までゴウンゴウンと音をならしていた機械は、あんなにうるさかったのが嘘のように静寂を貫いている

  • 120二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 23:03:19

    1週間後──

    学Pは事務所の扉の前で座っていた

    学P(あれからいろいろあった。学園内で行われていた人が人を飼う行為はあの出来事以降、する人はいなくなったが記憶は残った)

    学P(特に十王会長なんかはもうみんなに見せる顔が無いなんて言って引きこもっているらしい。藤田さんがずっと声をかけているらしいが……もう少し時間がかかるだろう)

    学P(まあ……ただ……)

    清夏「あっ、Pっち……そんな捨て猫みたいに座って……どしたの?」

    清夏が廊下を歩いて学Pに近づいてくる

    学P「まあ、いろいろあったんですよ」

  • 121二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 23:26:01

    会長、あんなことしてたらさすがに、ね…

  • 122二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 23:26:45

    学P「主にここ約一週間の騒動の後処理ですね。生徒へのメンタルケアや関係各所へのすり合わせとか……」

    清夏「うわー大変そう~~それでこんなところに座っていたの?」

    学P「ええ、少し疲れましたからね」

    清夏「もー休むなら、ちゃんと教室まで入って。ここに座ってたら風邪ひくよ」

    学P「それは、清夏さんには言われたくないですね」

    清夏「……あーそれは、そうだね」

  • 123二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 23:33:22

    広「あっ、清夏とプロデューサー」

    清夏「あっ、広っち……」

    学Pと清夏が話しているところに広がやってくる。そして広の顔を見た途端、清夏の顔が少し暗くなった

    広「……まだ、怒ってる?」

    清夏「怒ってる。しばらくは許さないからね。Pっちはあたしのなんだから」

    広「わたしもプロデューサーのことが好きなのに……」

    清夏「!……あたしだって……」

    リーリヤ「わ、わたしもセンパイのことが好きです」

    莉波「私も……だよ」

    学P「…………皆さん、集まって来ましたね」

  • 124二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 23:37:34

    莉波「うん、今日もレッスンだしね」

    リーリヤ「それはそれとして……清夏ちゃん。センパイは渡しません」

    清夏「こればっかりはリーリヤには譲れないな〜Pっちはあたしのもの!」

    莉波「私の!」

    広「わたしの、だよ」

    学P「まあ、まあ」

    学Pの目の前で彼女たちは火花を散らす。あの出来事もあって学Pへの執着も強くなってしまったのだろう

    咲季「……プロデューサー!」

  • 125二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 23:46:03

    学P「咲季さん……それに……」

    燐羽「ええ、賀陽燐羽よ……猫の私がお世話になったみたいね」

    学P「賀陽さん……」

    広「それはあの機械を林に放置したわたしの責任。すでに破壊は完了さている。今後あのようなことになることはない、よ」

    咲季「そうだとしても、主な原因は私たちよ。解決してくれたあなたたちには感謝しかないわ」

    学P「それは四音さんに言ってください。彼女がいなければどうにも出来なかったですから」

    燐羽「……それもそうね。今度キャットフードでも持って挨拶でも行こうかしら」

    燐羽はそう言って窓の外を見た

  • 126二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 23:56:07

    白草家

    四音はリビングで猫を抱えていた

    四音(この猫を連れて来て1週間ほど……説得には時間がかかりましたが何とかなりました)

    四音(しかし、私が家にいるとずっと一緒についてくるのは困りものですが……まあ、私がついて来いと言ったのです。そな責任は持ちましょう)

    月花「四音か……いきなり猫を連れてきたときは驚いたが……すっかり懐かれてるな」

    四音「月花姉様……ええ、嬉しい限りですね」

    月花「初星学園の方はあの日いろいろあったらしいが……」

    四音「詳細は言いませんよ。本当にいろいろありましたから」

    月花「そうか、なら深くは聞かない」

    四音「そうしていただけると助かります」

  • 127二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 00:28:24

    四音(多分この子は私に似ていた。愛を欲し、そして見捨てられた者。そうした子だったから──)

    猫「にゃっ」

    猫はかまってほしいのか、四音の髪に手を伸ばす

    四音「ちょっと、やめてください!いじらないで!」

    引き離そうと四音は口にするが、体はろくに動かずされるがままだ

    月花「ふっ、はは、なんだ……その猫を飼ってからいい顔をするようになったな」

    月花は四音の顔を見つつ、そう言った

    四音「……ありがとうございます」

    月花「今後もその様子で励めよ」

    四音「…………はいっ!」

    月花のその言葉に四音は、最上級の笑顔で答えた


    【学P「なんで捨て猫みたいに座ってるんですか?」】

    終わり

  • 128二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 00:41:21

    最後まで読んでいただきありがとうございます
    はい……めちゃくちゃぐたりました。ここまでくだったのはヤンデレが書けなそうだったから逃げたせいですね
    なのでしばらくはToHeartやりつつ、別で病んでるキャラについて勉強してこようと思います

    ……面白いの書こうとすると長くする癖はなんとかしたいなぁ

  • 129二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 04:34:41

    おつ
    四音出てくるSS,かなり少ない殻面白かったで

オススメ

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