- 1二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 21:53:44
「ねぇ、モエ」
ある夢を見た。見知らぬ大人と、一緒のベットに座ってる夢。泣きぼくろと黒のショートヘアが似合っている目の前の男の人は、優しい目で私をまっすぐ見ていた。
「どうしたの?」
「モエはさ、もし死ぬんだったら、寝てる間に死ぬのと苦しみながら死ぬのとどっちがいい?」
死に方の希望。あまり意味がないようなその質問に、私は少し悩みはしたが、
「…うーん。どうせなら、苦しみながら、かなー。贅沢を言うんだったら、毒じゃなくて窒息で」
自分の破滅願望に従った結果、自分が終わっていくことが分かるような死に方を選んだ。
「へぇ…」
そう大人が呟くと、私の方へ体を向け、手を伸ばしてきた
「?何を——ォッ」
そして、そのまま首を絞めてきた。夢なのに、キヴォトス人でもないはずのただの人間に、喉に一切空気を通らせないとばかりに、とてつもなく苦しめられるよう強く強く。
「ッは、ちょンむぐぅ!?」
さらに大人は、私の唇、もとい口内を奪ってきた。舌を絡ませ、抵抗など許さないとばかりに、力を奪うためだけにディープなキスをされる。
「んんっ、んちゅ…ぴちゅ…」
「ンぐ、ん、んム…」
段だ、ん意、識が遠の、いて、あ、あ、れこ、レ…ゆ… - 2◆CkSA6YJJ5woW25/07/16(水) 21:55:33
…エ、モエ、おい起きろモエ」
目を覚ますと、目の前には元同級生で仲間の空井サキの顔があった。起床時間を過ぎても起きない自分を今回も起こしに来てくれたのだろう。いつも本当に助かってる。
「…あー、ほはよー、サキ」
「さっさと準備しろ、今日も反対運動をしないといけないんだからな」
へいへい、と適当な返事をし、自分の布団をめくり股の部分を確認すると、布団までは至ってなかったが股の部分がぐっしょりと濡れていた。尿ではないらしくアンモニア臭とかは感じなかった。代わりにどこか甘い香りがした。
「絞殺、かあ…」
自分の抱える破滅願望。それに対し死をもって叶えてくれるかもしれない大人。着替えながら考えることは、夢で見た光景のことばかりだった。
「お待たせ―」
「遅刻ですよ、Rabbit3」
「ごめんってリーダー」
「とっとと準備しろ、今日もヴァレキューレが出張ってくるみたいだからな」
RABBIT小隊リーダーこと月雪ミヤコに遅刻をたしなめられ、サキには戦闘の準備をせかされ、今日もSRT復校運動の準備をすることとなった。
(こーゆーことしてたら、いつか夢に出てきた人に会えるかな?もし会ってあわよくば仲良くなれたら…)
「…あんなことされる前に、子供くらいはもらっておきたいかなー…」
「モエ?なんか言ったか?」
「んにゃ、なにもー」
心の声が少し漏れてたらしく、サキが反応してしまった。危ない危ない。このことは隠しておいた方がいいね…
———
数週間後、生活保安局が戦いに来たので楽勝かと思いきや、今までの比にならないくらい手ごわく、私たちは負けてしまった。それもこれもシャーレの先生という大人の指揮の力があってこそらしかった。まさかその人が、夢で見たあの大人とは、その時は、思いもしなかった。 - 3◆CkSA6YJJ5woW25/07/16(水) 22:05:06
という訳で概念再投下
・
ここだけ先生に殺された記憶がある生徒がいる世界線
正直この概念で曇ったりしないのモエくらいな気はする…
とはいうものの自分が見てみたいので後は君たちがSSを書いてくれ。 - 4二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 22:16:12
そこまで書けるなら自分で書けよ
- 5◆CkSA6YJJ5woW25/07/16(水) 22:18:10
すまん一応自分のモエの話はあれで終わりのつもり。続き書くにしても投獄された後のモエが物思いに耽ってるとこくらいしか書けんと思う。