【CP閲覧注意】エグザベ君、クラバに出ましょう【CP構成ミスリード】

  • 1二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 00:59:59

    「エグザベ君、わたしとMAV組んでクランバトルに出ますよ」
    「え、中佐。クランバトルの規約からして、このあいだ届いたキケロガはMAですし違反なのでは?」
    「MSで出ますから」

  • 2二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 01:16:28

    「そうですか。どんなMSで?」
    「まだ秘密です。相手はポメラニアンズです。楽しみですね」
    「かつての愛機が相手ですか……」

  • 3二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 01:37:15

    「なんで空調機が飛んでるんだ」
    「おい、あれMAじゃないのか!? 違反だぞ!」
    「中佐、どこがMSなんです」

  • 4二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 01:43:39

    「まあ見ていてください。デス○ロン兵士、トランスフォオオオォォォム!(ギゴガゴ)」
    「ノリノリですね中佐。自分を正義側のサ○バトロンじゃない側に置くのは潔いですが」

  • 5二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 01:43:44

    シャリア専用リック・ドムが泣いているぞ

  • 6二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 01:49:06

    「ちゃんとMSです、通してください」
    「中佐、どこから調達したんですか」
    「もともとポメラニアンズの相手だったチームが、クランバトルを隠れ蓑にテロに見せかけたキシリア様に対する暗殺を敢行するという情報を得ましてね。それで『説得』して機体と参加権を譲ってもらいました」

  • 7二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 01:56:50

    「どこが説得だ!」
    (タイーホ)

  • 8二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 01:59:18

    「どこが説得だ!」
    (タイーホ)

  • 9二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 02:06:02

    「え、何あのバカみたいに大きいMS」

  • 10二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 02:08:31

    「今日もニャアンなんだ(現実逃避)」

  • 11二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 02:13:01

    「さ、軍警が来る前にガンダムクアックスと赤いガンダムを押さえ込んで鹵獲しますよ」
    「はぁ……。わかりました。僕がジークアクスを押さえます」
    「ではわたしは赤いガンダムですね」

  • 12二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 02:14:50

    (絶望)

  • 13二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 02:16:50

    (絶望)

  • 14二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 02:27:29

    この2人相手はシュウニャアが可哀想過ぎる

  • 15二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 02:47:49

    「……あれ?」
    「シュ、シュウちゃん?」
    「……薔薇が目を覚ます」
    「え」
    「向こう側が、視える」
    「シュウちゃあああぁぁぁん!?」

  • 16二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 02:50:31

    逃げるなあああああ

  • 17二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 02:55:01

    サーベル1本でヒゲマンの乗ったサイコガンダムと戦うのは無謀すぎるからな…
    これには薔薇ァも思わずゼクノヴァ

  • 18二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 03:12:25

    (シュウちゃん消えた!? え!? ええっ!? あ、なにこの白いMSのパイロット!? 攻撃、かわせない!! 攻撃、あたらない!! だけど嫌な臭い、ぜんぜんしない!? なんで、なんで、なんで!? 嫌な臭いしないのに、殺されるって気持ちだけはっきり伝わって来る!! わたしを嫌ってない!! 嫌ってないのに、ただただこっちの急所とか精密に、淡々と、狙って来るのがわかる!? 嫌な臭いしないから、相手の場所がわからない!! 避けられない! あてられない! タヒぬ!? タヒぬ!? やだ、やだ、やだ!! この白いMSのパイロット、獣だ、獣なんだ!? わたしより、わたしより数倍、数十倍、数百倍恐ろしい獣、恐獣だ!? ちがう、そんなんじゃない!! そんなレベルじゃない!! 怪獣、怪獣だ!! だめ、キレても絶対に勝てない!! キレた瞬間にタヒぬ!! コロされる!! 助けて、助けて、助けて!!)
    (まあ、エグザベ君は見た目や雰囲気によらず、完璧なプロフェッショナルですからね)
    (誰!? 誰でもいい!! 助けて、助けて、助けて!!!!!!!)

  • 19二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 03:21:31

    変態起動で周り飛び回りながら隙見せたら突っ込んでくる槍烏賊とか怖すぎる
    本編だと宇宙だったからアレだけど7話見るに重力下でも同じような動きしてくるからなアイツ

  • 20二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 03:27:07

    エグザベの職業軍人として極まったメンタルのせいで今までの人生の命綱だった嗅覚つぶされてるの、ニャアンはマジで怖いだろうな

  • 21二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 03:33:35

    これジークアクス暴走フラグなのでは
    同じく7話で暴走しかけて不穏過ぎる変化を見せていたが

  • 22二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 03:49:57

    (たすけてえええぇぇぇ!!!!!)
    (む、これは)
    (ミノフスキー粒子が光っているのか?)
    (き、キラキラ!? そこの、そこのおじさん! たすけて! そこの人から、たすけて! なんでもする、なんでもするから!)
    (……君がジークアクスのパイロットか)
    (ヒッ!!)
    (言っておくけど、そのおじさん、シャリア・ブル中佐は僕の4096倍おっかないヒトだからね?)
    (……ヒィッ!?)
    (なかなかキリのいい数字ですね、エグザベ君)

  • 23二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 04:25:54

    (この空間の中ではNTの知覚力が数段跳ね上がる。となると、僕が隠していた事も全部)
    (ああ、エグザベ君大丈夫です。それについては最初から知っていましたから)
    (!! そうですか……。キシリア様からの密命も、いざというときに貴方を殺さねばならない事も)
    (はい。ですがその事については、ソドンに帰ってから話し合いましょう)
    (わかりました)
    (それよりエグザベ少尉、その『ニャアン』君ですか? 彼女のことを頼みます。わたしはもう1人のガンダムクアックスのパイロットを迎えに行ってきますから)
    (ヒィッ!?)
    (もう1人? ……ああ、そうか。ジークアクスのパイロットは2人居たんですね。そしてもう1人は、僕が軍警からロッカーに匿った、あの女学生)
    (た、たすけて。だれか)
    (……僕が悪い事してるみたいな気になって来ましたよ。大丈夫、君がこちらの指示に従えば、これ以上危害は加えない)
    (ほ、ほんとう?)
    (うん。この空間で、嘘がつけるわけないからね)
    (ではいってきます。赤いガンダムが消えてしまいましたし。これ以上の失態は避けたいですからね)

  • 24二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 05:45:08

    >>15でゼクノヴァ起きてるから周辺のミノ粉は吸われてキラキラ出ないんじゃねーのかよ!

  • 25二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 06:36:39

    >>24

    あ。話の組み立てに必須だったんで、すっぽり頭から抜けてました。やばい、どうしよう。ご都合主義でどうにか(滝汗

  • 26二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 06:39:20

    細けぇこたぁいいんだよ!面白いからスレ主の好きでオッケーだ!

  • 27二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 06:39:31

    >>24

    え、本編でドゥーちゃんが「キラキラを返せ💢」とかキレ出したのってそういうことだったの?

    ……まぁ細かいとこはええやろ。薔薇ラァがシャリアinサイコとかいうクソ乱数引いたショックでちょっとキノフスキー粒子ゲロッちゃったのかもしれん

  • 28二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 06:45:00

    ありがとうございます(感涙

  • 29二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 07:32:54

    「!!」
    「見つけましたよ、『アマテ・ユズリハ』君。いえ、『マチュ』君と呼んだ方が?」
    「な、なんなのこのバカでかいMSは。あんた誰よ!」
    「わたしはシャリア・ブル中佐。上に浮かんでいる強襲揚陸艦ソドンの部隊指揮官です。艦長は別にいますがね。今日は君を捕えに来ました。ニャアン君も、もう我々の手の内です。赤いガンダムのパイロット……『シュウジ・イトウ』君にはMSごと逃げられてしまいましたが」
    「!? な、なんでわたしたちをt」
    「当然でしょう? 君はジオン軍の最新鋭機密MSガンダ……ジークアクスを盗難し、そしてクランバトルに出場して衆目に晒してくれたんですから。けっして見られてはいけないMSを」
    「くっ」

  • 30二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 07:44:58

    「降伏します……」
    「そんなに怖がらなくてもいい。もう君に危害は加えない。ジークアクスは返してもらうけどね」
    「……」
    「え。なんで仰向けに寝そべるんだ。!? なんで衣類を捲りあげて、お腹を出す!?」
    「こ、降伏のときは、こうするって……」
    「いや、それは動物! 僕らは人間! 女子高生ぐらいの娘のお腹なんか出させてるところ見られたら、僕が社会的に死ぬ!」
    「な、難民なんで、学校には通ってないから、女子高生じゃないです」
    「そういう問題じゃない! って、君……難民なのか。サイド5?」
    「さ、さ、サイド2……」
    「ごめん、つらい事を聞いた。僕はサイド5難民だった」

  • 31二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 08:00:22

    シャリアがGQ彼?関連の暗躍よりジオン軍人としてまっとうに動いてるバージョンだな
    厳しめだけど危害は加えないし割に好きだ
    エグザべはギリ事案回避でよかったよかった

  • 32二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 09:06:21

    「……君は、『特別』になりたくて『自由』を求めているんですね」
    「な!?」
    「言っておきますが、君が『普通』の代名詞と思っていたお母さん、『タマキ・ユズリハ』さん。彼女は今の君などよりも、とてつもなく『特別』です。サイド6政庁のエリート官僚で部長職。これがどれだけ希少な地位であるか……。君が『特別』の代名詞のように感じていたニャアン君。彼女が『特別』? 地球圏をちょっと見回せば、腐るほど存在してますよ? 逆に以前までの君。地球圏全てを見回せば、数パーセント、いえ1パーセントも居ないでしょう裕福で安定した生活、文字通り『特別』だったのです。……おめでとう、マチュ君。君は自分の行いで、『普通』になれたんです」
    ギリッ!
    「歯ぎしりは、歯や歯茎を傷めるのでやめた方がいいです。そして『自由』。『自由』はそんな甘いものじゃありません。『自由』には表裏一体の存在として、必ず『義務』『責任』が付いて回ります。君が欲しがっていた、夢見ていたのは代償無き自由。そんなものは、宇宙全てを探しても存在しません。君はこれまでクランバトルをかき回したり、アウトローを気取ったり、『自由』を謳歌して来ました。今度はそれに付随する『義務』『責任』を果たす時です。それでも『自由』や『特別』を求めるのであれば……」
    「……なんなんd」
    「黙りなさい。それでも『自由』や『特別』を求めるのであれば、血を吐きながら続ける悲しいマラソンを、永遠に走り続ける覚悟を負いなさい!!」
    「!!」

  • 33二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 09:45:20

    「とりあえず、怪我は無いか? 必要なら、救急セットがコクピットに積んである」
    (怖い。この人が、恐い。凄く穏やかなのに、必要ならわたしを一瞬でひねり潰せる)
    「あー、お腹とか空いてるかもな。レーションのカロリーバーは、ちょっと重いか。レーションのセットに軽いゼリー食があったはずなんだが」
    (すごく怖い。同じ難民だったと言っても、難民の人たちは皆嫌な臭いをさせて、ぜったい油断できなかった。それなのに全然嫌な臭いをさせないこの人が、いつでもわたしを殺せるこの人が、こんなに優しいこの人が……。とてつもなく怖い)
    「ええっと」
    (!? 今、『視え』たのは何!? この人、全身が血みどろで。返り血とかじゃなくて、全部自分が流した血で。血の涙を流していて。全身深い深い傷口で覆われてて。それでも穏やかな表情。穏やかな口調。優しい言葉)
    「お腹とか空いてないなら、そろそろ行こうか?」
    (ああ、そうか。この人は。サイド5が、故郷が、壊されたその日から。血を吐きながら続ける悲しいマラソンを。これまでも、これからも、走り続けているんだ。走り続けるんだ。ずっと)
    「あらためて。僕はエグザベ・オリベ。ジオン軍の少尉でMSパイロットだ」

  • 34二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 09:51:55

    「「ようこそ、ジオンへ」」

  • 35二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 10:06:13

    マチュが「特別」になるほどと納得してしまった
    そしてニャアンが「普通」も
    難民支援がほとんどされていないあの世界では難民が難民のままがほとんどだものな
    ニャアンがジオンにようこそされた時が初めて「特別」の階段に登った感じか
    難民から永住権どころかジオン国籍まで取得してるエグザベは例外枠すぎるが

  • 36二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 10:16:44

    ジオンに入った2人はどうなるかな〜

  • 37二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 11:57:58

    「エグザベ少尉、ニャアン君、わたしの私室に呼び立ててしまって申し訳ありませんね」
    「いえ、大丈夫です」
    「あの、あの、わたし、牢屋から出ちゃっていいんでしょうか」
    「かまいません。と言いますか、変な言い方ですがニャアン君は模範囚みたいな物ですからね」
    「ニャアン、僕が付き添いだから気にしなくていいよ。まあ、終わったら多分営倉に戻ってもらう事に……」
    「いえ、話の結果によっては、そのまま営倉から解放してもかまいません」
    「「!?」」
    「2人とも、これらの資料を見てください」
    「これは?」
    「イオマグヌッソと呼ばれる戦略兵器、その建造に関する表と裏の設計資料です。表向きには、核の冬で寒冷化している地球に強力なレーザー光線で厚いチリの雲を貫いて地表を温めるという物……。ですが裏では、シャロンの薔薇というオーパーツを動力源兼システムの中枢として、ゼクノヴァ現象を狙った場所に発生させ、致命的な大破壊を起こす悪夢の兵器です。ニャアン君は、目の前でシュウジ君の赤いガンダムがゼクノヴァで転移して消えるのを見たでしょう? あれの不完全な、そしてもっともっと広い領域に対する無差別攻撃です。この資料は原本をフィルム式カメラで写したものですから、証拠能力も確実ですね」
    「「!!」」

  • 38二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 12:02:22

    きちんと対話できるシャリアは頼もしすぎるぜ

  • 39二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 12:04:09

    読めない、展開が

  • 40二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 12:38:35

    「そしてエグザベ少尉、いえエグザベ君。この録音音声を聞いて、そしてこの動画を観てください」
    「……これは!?」
    「君の主、キシリア様がイオマグヌッソの照準情報を射撃コードに変換する作業を技術者たちに行わせ、そして作業終了後に技術者たちを機密保持のために抹殺した証拠です」
    「!!」
    「そしてこれがその照準情報、射撃コードに変換前のデータをフィルム式カメラで撮影したものです。1つ目の照準は、ギレン派の部隊ほとんど全てが駐留していると言っても良い軍事拠点、ア・バオア・クー。ですがここまでなら、エグザベ君なら我慢してキシリア様に従うのではないですか? ギレン総帥とキシリア様は、互いに暗殺者を送り合い殺し殺される仲ですし、内戦になってしまうのは不本意でも、実際敵対してしまっているから仕方ありません。キシリア様には、NTを見出し、支援しているという事実もありますからね。……わたしは、あの方はNTを兵器転用できる存在だからこそ重用しているのだと見えますが」
    「だ、だが!」
    「もう少し反論は待ってくださいエグザベ君。2つ目の照準データです。……地球です。地球の地殻の一部を大規模に転移粉砕することで、アースノイドを抹殺するつもりなのですよ。このデータでは一部でしかありませんが、それでもこれだけマントル層がむき出しになった所に大海の海水が一気に流れ込めば、どうなるかは自明」
    「なんて、なんて馬鹿な。馬鹿な真似を。シニア・ハイスクールレベルの理科・科学の知識があれば、わかるはずじゃないか! これで犠牲になるのはアースノイドだけじゃない! スペースコロニーはそこまで完全な代物じゃないぞ! 定期的に水や空気を地球から運んで補充しなけりゃ、やってけないのに! 宇宙の小惑星から補充できる量じゃ、間に合わない! キシリア様とあろうお人が、こんなバカな計画を!? 嘘だ! いやだが、これはフィルム式カメラで! 偽造はまずできない! 馬鹿な!」

  • 41二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 13:27:12

    「あ……。中佐、あんた!」
    「あ、あの……」
    「にゃ、ニャアン?」
    「よくわからなかったけど……。地球も、スペースコロニーも、ぜんぶ、ぜんぶ駄目になっちゃうって、こと、ですか」
    「ええ、そうです」
    「そんな……」
    「……。シャリア・ブル中佐、あなたが僕らに証拠付きでこの話をした理由は、少しはわかります。何らかの思惑があって、僕らを味方に付けたいんでしょう。そしてその事は、あなたにとっても、かなり大きな賭けであったはずだ。僕らがあなたの思惑に反発すれば、それで全部おじゃんになる」
    「……」
    「いいでしょう。僕はキシリア様を裏切る。あなたに協力する。……だけど。だけど!! 何故ニャアンに聞かせる! 何故ニャアンを巻き込む! まだ17歳、まだ子供じゃないか! そして収監されてる立場だぞ!? 弱い立場なんだ! 何故あんたほどの人が、それにつけ込む!?」
    (エグザベ少尉……。(トゥクン)え。何、今の)
    (……ニャアン君はエグザベ君を恐怖していた。しかしその恐怖を恋愛感情ですり替えたのか。彼女自身、ほとんど自覚は無いようだが)
    「聞いてるんですか!」
    「……エグザベ君。他に手が無いのです。わたしの手は、そこまで長くない。長くないのです。手の長さが、限界なのです。何度も、何度も、どうにかできないかと考えました。ですが時間を稼がなければ、もう動きようが無いのです。ガンダムクアックス2号機、ガンダムフレド……ジフレドが、イオマグヌッソの制御端末になっているのです。それを奪取すれば、再建造は至難であるため、かなりの時間が稼げる。ですがジフレドを動かすには」
    「……僕が、僕がオメガサイコミュを動かせなかったから。そうなんですね」
    「エグザベ少尉……」

  • 42二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 14:01:46

    というわけで、CP構成ミスリードです。エグシャリかと思わせておいて、エグニャアでした。え。わかってた? ぎゃふん。

  • 43二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 14:17:30

    スタートはカプなしっぽかったからここから別カプになるのかと思ってたぜ…

  • 44二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 14:21:44

    コモリンの霊圧が消えた……

  • 45二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 14:24:41

    >>44

    コモリ少尉はマチュに掛かりきりです。

  • 46二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 14:42:44

    >シニア・ハイスクールレベルの理科・科学の知識があればわかるはずじゃないか


    エグザべ君の率直な正論がキシリア様を襲う

  • 47二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 14:47:15

    続きは…続きはないのですか!

  • 48二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 14:50:49

    俺たちのマチュなら必ず脱走して単騎大気圏突入してくれるさ

  • 49二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 15:10:24

    「エグザベ君、ニャアン君、お二人には申し訳なく思っています。わたしは責任から逃れるつもりはありません。地獄に堕ちる覚悟は、とうの昔に済ませています」
    「「!?」」
    「わたしの屍の上に、君たちの輝く未来を築いてください。わたしはそれだけで、浮かばれます。……ぐうっ!?」
    「エグザベ少尉!!」
    「ふざけんな!! あんたまさかとは思ってたが! 一通り終わったら死んでおさらばするつもりか!?」
    「少尉! 中佐さんに暴力振るったら!」
    「かまうもんか! 死んで責任取れるつもりか! 逃げんな! 逃げんなよ! ほんとに責任から逃れるつもり無いってんなら、最後まで、最期まで、寿命まで生きて! 生きて! 世界に尽くしつづけろよ!! 僕も、僕も手伝ってやるから! だから! だから!」
    (エグザベ少尉、泣いて……。え……。シャリア中佐の瞳に光(ハイライト)が)
    「……人使いの荒い若者だ。ふふ、ふふふ。わかりました。逃げるのは、やめです。……ありがとうエグザベ君」
    「いえ……」
    「さっそくですが、知恵を貸してください。あらいざらい今後の事について、全部話します。グラナダのシムス大尉とか、他にも知恵袋は居るんですが、彼女はダイクン派なりのしがらみがありましてね。派閥に属していないエグザベ君たちのような人の見解は貴重なんです」
    「……責任重大、ですね」
    (あ……よかった。(トゥンク)あ、まただ。なんなんだろう、これ)

  • 50二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 17:29:19

    「オリベ少尉、ニャアンさん、あの子は、あの子は無事なんですか」
    「身体的にはまったく問題ありません。ただし当方としましては、残念ながら釈放するわけにはいきません。本来であれば、自分の上役が直接貴女にお話する予定だったのですが、お子さんの事も含めてこれは極めてと言いますか凄まじいほどに微妙な問題ですので……。内情をお知らせするのは、最大限のこちらの厚意と捉えていただきたく。可能であれば、我々の来訪も、ここだけの話と言いますか無かったことにしていただけると」
    「はい、はい、理解……できます。……何故、何故こんな事に」
    「お子さんは、クランバトルと言う非合法のMSでの賭け試合に出場しておりました。よりにもよって、それは我々から盗難した機体でして」
    (……マチュのお母さん、今にも失神しそう。ごめんなさい……)
    「おそらく娘さんがこの様な行いに走ったのには、尋問の結果、家族との行き違いすれ違いが深刻なレベルで存在したようです。学校の進路希望にクラゲになりたいとか、将来の夢として地球の海で泳ぎたいとか書いたらしいですね。更には経済的な理由で塾はやめた方がいいんじゃないか、と尋ねたとか」
    「はい」

  • 51二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 17:31:27

    本編でもこれぐらいエグザべ君に話してくれれば…
    ヒゲマン中佐はもっと言葉に出して対話しろ!
    ニャアンはいつ恋を自覚するのか楽しみ♪

  • 52二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 17:33:11

    「アマテさんの伝え方にも極めて深刻な問題があったと思われますが、同時に貴女側にも相応の問題があったと思われます。こちらの分析によれば『塾をやめた方がいいのではないか』という申し出は『どうあっても塾をやめたい』と真正面から伝えられなかったため、この様な表現になったのであり、アマテさんは塾という物に対して致命的な適応不良を起こしていた模様です。
     進路希望にクラゲと書いたのもそうです。これはお子さんからの、必死のSOSサインであったのでしょう。無論これを誤解なく受け取れというのは難しいどころか不可能でしょうが。将来の夢を地球で泳ぎたいとしたのも、本当に将来の職業的な夢を考えられる精神の余裕が無いことのあらわれであり、『それしか』思いつかなかったのです。おそらく正解は、この夢を否定するのではなく肯定し、『であればこの夢を実現するために、どんな仕事あるいはどこに進学すればいいか一緒に考えよう』と提案すべきだったでしょう。ですが事実上不可能であるのも理解できます」
    「ううっ……。ううう……」
    「ユズリハさん、貴女を責めるつもりはありません。これらの分析も、尋問に関して専門的な能力を持つ者が長時間かけて情報を得たものです。教育の専門家ではない貴女には、不可能だったかと」
    「うう、は、はい」
    「……アマテさんからは、自分の上官による特別な許可で、スマートフォンの所持を許可しています。ただしアマテさんからの発信は不許可にしておりますが。ユズリハさん、貴女からメールやメッセージを送ることはできます。相手がいこじになって返信しない可能もありますが、ゆっくりと時間をかけて互いの心を解きほぐしてください」
    「……は、はい。ううっ……」

  • 53二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 17:35:40

    エグザべ君って、やっぱり教師に向いてるよな。

  • 54二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 17:40:20

    「マチュ君にジークアクスを奪われたのが僕であることを隠して話すのは、さすがに心が痛かったよ」
    「大丈夫?」
    「うん。大丈夫だ。さて、もうすぐ僕らは月面グラナダに異動することになる。……いよいよ本番だ、ニャアン」
    「はい」
    「君を巻き込んでしまってm」
    「そこまでです、少尉」
    「そう、だったな。……よろしく、頼むよ」
    「はい」

  • 55二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 18:06:47

    頑張れ〜(ミラクルライトを振って)

  • 56二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 19:51:08

    >>40

    ジュニア・ハイスクールの内容も変わっているだろうな

    しかし、地上に領土を持てた事はジオンには僥倖か

  • 57二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 21:43:15

    「いよいよだね。軌道上で待機しているダイクン派の宇宙船に、ジフレドを持ち込んで逃走、しばらく身を隠さないといけない。絶対に避けなければいけないのは、ジフレドの撃墜だ。残骸から希少パーツを回収されてしまったら、あっさりとジフレドを再建造されてしまう。逆に言えば、ジフレドが姿を消してしまえば、再建造は著しく困難になる」
    「エグザベ少尉」
    「なんだい?」
    「……ごめんなs」
    「そこまでだよ、ニャアン」
    「でも、わたしのせいで少尉はミゲルさんを。自分の手で射殺s」
    「いいんだ。ミゲルは自分に酔って、僕の同期2人を毒殺し、君も殺そうとした。本当に友達のことを想っての事なら、真実を彼らに伝えて、ギレン総帥派に逃がすべきだった。ギレン総帥派からしても、NT候補がタダ同然で転がり込んで来るし、喜んで協力しただろうに。それをしなかった時点で、ミゲルの言い分は破綻してる。ニャアンは気にする必要なんて、ぜんぜん無いんだ」
    (違う。言いたいのは。少尉にまた1つ、深い、深い傷が、今もだくだくと血を流し続ける深い傷がついちゃったこと。どうして。どうしてわたし、学校に通えなかったの。お金も、身分保障もなかったから仕方ないけど。言いたい事、ちゃんと言えるように、国語の勉強なんでできなかったの)
    「ニャアン、ありがとう。僕がミゲルに撃たれかけたとき、ジフレドの手で護ってくれたろ?」
    「!! ……少尉」
    「なんだい?」
    「わたし、この……血を吐きながら続ける悲しいマラソンを、少尉といっしょに走り続けます」
    「そ……っか」

  • 58二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 22:31:14

    ニャアン偉いぞ!!!
    このエグザべ君にはそう言える人が必要なんだ!!!

  • 59二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 22:42:43

    マチュ目当てで見てる
    マチュがマチュらしく幸せになってほしい

  • 60二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 22:47:34

    このレスは削除されています

  • 61二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 23:08:34

    このレスは削除されています

  • 62二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 23:17:24

    >>61

    悪かった

    消した

  • 63二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 23:18:34

    このレスは削除されています

  • 64二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 02:11:33

    ほ〜しゅ

  • 65二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 03:33:44

    「くそ! 見積もりが甘かったか!? こんなに早くバレるなんて! ニャアン、ここは僕が支える! 先に行くんだ!」
    「そんな! 少尉!」
    「大丈夫、僕もすぐ追いかける! こんなところで死んだら、シャリア中佐に言ったことが嘘になってしまう! だから僕は死なない!」
    「……はい!」


    「はぁ、はぁ……。流石に多勢に無勢、か。だが諦めはしな……!?」
    「少尉!」
    「何故、何故戻って来た!」
    「やっぱりだめ! ひとりにしないで! いっしょにやれば、きっと勝てるよ! それに、それに!」
    「ニャアン……」
    「エグザベ少尉がいない世界なんか、いやだ! そんな世界なんかいらない! だから、だから!」
    「……わかった。背中、預ける!」

  • 66二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 03:46:26

    「な! 親衛NT部隊……か」
    「く、まだ。まだ負けな……!?」


    「え、味方、して、くれてる?」
    「お前たち……」
    「隊長、貴方がキシリア様を見限るという事は、よほどの事情があるのでしょう?」
    「パイセン! キシリア様には恩があるっすけどね。あんたにゃソレを超える信頼があるんスよ」
    「あたしたちも、いっしょに行きますんで」
    「たいちょ。指揮、願います」
    「水臭いですな、先輩」
    「後で奢ってもらいます。全員分」
    「はは、ははは。ああ、財布が空になってしまうなコレは。こまったな。ははは。……全機、月面座標でYZ平面に展開! ニャアンは隊長機の直掩! いくぞ!」
    「「「「「「了解!」」」」」」

  • 67二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 05:19:02

    (報告を見ましたが……。これは予想外ですね。キシリア様配下のNT部隊が丸ごと寝返ってくれるとは。戦力的には嬉しいですが、彼らの新しい潜伏場所の手配、物資供給や資金の手配、協力関係にあるダイクン派各所との折衝。ああ胃が痛いですね。
     ええ、胃が痛いです。ですが……。)
    「シャリア中佐?」
    「ふ、ふふふ。ははは」
    「どうされました?」
    「いえ、胃が痛い、と思いましてね。ここまで心地よい胃の痛みは初めてですよ。流石ですね、エグザベ君」
    「中佐、まさかマz」
    「言わせませんよ」

  • 68二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 08:09:27

    「わたしがマ・クベ中将だ。貴官らに会うのは初めてだが、シャリア中佐から話は聞いている、エグザベ少尉、ニャアン特務兵。……楽にしたまえ」
    「「はっ!」」
    「いい面構えだ。貴官らと元キシリア様親衛NT部隊は、わたしの責任をもって匿う。安心しろ」
    「「ありがとうございます!」」
    「……キシリア様の計画については、シャリア中佐から情報を貰っている。シャアめ、ソロモン落としを妨害しグラナダ市民を巻き添えにしようなどと手法は大きく間違っていたが、ある意味で判断は正しかったわけか。手法は断じて相容れんが。
     キシリア様にとって、貴官らとNT部隊の離反はそうとうにこたえた模様だな。自ら遠ざけたわたしを再度派閥に取り込もうと、いろいろ画策している。……一度粉々に砕け散った信頼が、元通りになるはずが無い、のにな。ふふ、どうした? わたしが人間的なことを言ったのが意外かね? ……冗談、だ」
    「「……」」
    「我々はなんとしても、ギレン総帥とキシリア様の双方を、シャリア中佐のプラン通りに同時、あるいは短時日のうちに排除せねばならん。エグザベ少尉、貴官に命じる。Xデーまでにニャアン特務兵を含むNT部隊を、徹底的に鍛え上げよ。ルナ2周辺の演習宙域を、貸し切りにしておく。復唱は不要。退出してよろしい」
    「「はっ! 失礼します!」」


    「……シロウズ、エドワウ・マス、シャア・アズナブル。……キャスバル・レム・ダイクン。どう動く?」

  • 69二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 08:52:43

    「中佐とツナギが取れたよ。マチュ君が脱走をはかったけど中佐本人が捕まえて、ちょこっとSEKKYOUしたけどいったん逃がしてやったらしい。罪状がこれ以上積み重ならない様に、君と同様に特務兵としての立場を与えて、無期限の偵察命令といういかにも何だかなあって命令出したって話だ。あとマチュ君はその足で大気圏に突っ込んだって」
    「マチュは、本物だから。……エグザベ少尉、大気圏って突入するとなんか危なそうな感じだけど。学校、いってないからわからない」
    「ああ、うん。ジークアクスみたいな特別なMSじゃないと、大気圏に突っ込むと、燃え尽きる」
    「え゛」
    「うん、無事だって事は判明してる。もうソドンに帰って来てるってさ」
    「ま、まちゅはほんものだから」
    「で、建前上任務解除ってことで再度営倉入りだ。問題はその際に、シャロンの薔薇っていうオーパーツを発見しちゃってね……」
    「それって……。イオマグヌッソの中枢パーツ……」
    「うん。キシリア様に疑われないために引き渡さないといけなくてね。……資金はサイド6リーアから提供されてるから、早速イオマグヌッソ建設開始されちゃったよ。ジフレドがこちらの手にあるけど、キシリア様がどうするつもりなのか不安だよ。代替システムでもあるのか?」

  • 70二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 11:18:39

    近衛NT部隊カッコいいぞ〜!!!
    マ・クベ中将が味方なら心強い😆
    ジフレド奪取おめ🎉

  • 71二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 12:09:21

    「イオマグヌッソ宙域まで、あと5時間ほどです」
    「そうか……。ふ、キシリア……。おそらく5年前と変わっておらぬのだろうな。いや、更に先鋭化しているかな?」
    「総帥、何を?」
    「なんでもない、セシリア」
    「!? レーダーに反応! これは……。ルナ2配備のビグ・ザムが何故ここに!? マ・クベ中将麾下のビグ・ザム、な!? 発砲!?」
    「クワメル、シュレスヴィヒ、ノルトハウゼン爆沈!」
    「み、味方のビグ・ザムを前に出せ! Iフィールドで盾に!」
    「く、キシリアめぇっ!」
    「……違う、な。今のマ・クベ中将がキシリアに手を貸すはずもない。くくく、久々だな、この緊張感。『何か』が『戻って』来た感覚がする。だが……ふ、手遅れか」
    「総帥!?」
    「グワラン直下より、複数のMSが吶喊してきます!」
    「び、ビグザムを1機回せ……」
    「間に合いません!」
    (……ドズル。ビグ・ザムか……。お前にアレを送ったのは、アレを囮に逃げてこいと言ったつもりだったのだがな。まあ貴様の心根からして、無理かもしれんとは思ったのだが、わたしの、俺の願いではあった。父上……。貴方に殺意を抱いたのはヒトラーの尻尾呼ばわりされた時だが、決意をしたのはドズルの死を伝えたとき『ドズルらしいな』と一言で終わらせたことだ。あの瞬間から、父上は『父上』では無くなったのだ。キシリア……。本当は脅していただけで、殺す気などない。妹なのだからな。ガルマ、戦争中に軍を抜けたのは怒りが湧いた。が、お前が正しかった)
    「うわぁ!?」
    「白磁のギャン、そしてジフレド、か。くくく、お前たちが『送って』くれるのか」

  • 72二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 12:31:42

    「デラーズ中将。貴様を逮捕する」
    「マ・クベ……。貴様やはりキシリアの」
    「好きに思うがいい。罪状は……。まあ、なんでもよかろう。無ければ作る。が、どうせ叩けばいくらでも埃が出るだろう」
    「埃が出ました、マ・クベ中将」
    「よくやった、ウラガン。デラーズ、ギレン総帥亡きあと、貴様に居てもらっては困るのだ」
    「マ・クベ! き、貴様あっ! おのれ、おのれぇ!」
    「連れていけ。……ア・バオア・クー制圧他いろいろと、ご苦労だった、ガトー少佐」
    「ありがとうございます。……お約束通り」
    「貴官の旧主、ドズル閣下の忘れ形見、ミネバ様は既にガルマ様の元へ向かっている。一年戦争中に『軍から逃げ出した』『臆病者で裏切者』のガルマ様の養子になった以上、もはやミネバ様はジオン公国の政治に関わる事は無い。関わる事はできない。……安心したか?」
    「はっ! ありがとうございます!!」


    「今頃はキシリア様も……。ウラガン、キシリア様の墓前に、あの壺を送る手配を頼む。あれは……いい物だ」

  • 73二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 14:37:38

    「『視え』た。キシリア様のチベです。お二人とも、準備はよろしいですね?」

  • 74二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 14:43:21

    「わかってる。ボクたちは無様に失敗した以上、地球連邦には戻れないからね。ボクも、ボクほどじゃないけどゲーツも、クスリが必要だ。そしてソレを手に入れるには、アンタに頼るしかない。悔しいけどさ」
    「ですが、随分と健康になったのではないですか? 受け答えが、以前とは段違いですよ」

  • 75二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 14:47:09

    「何にせよ、契約はしっかり守ってもらう。こちらは、ドゥーも僕も、あんたらとは段違いで『生命』がかかってるんだ」
    「わかっています。ちゃんと『入院』の手続きも済んでいますから。ただ、今はチカラを貸してください」

  • 76二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 14:58:13

    「では……。ドゥー君! ゲーツ君! ジェットストリーm」
    「「それは死亡フラグだ!!」」

  • 77二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 15:47:11

    「終わったか」
    「なんか、あっけなかったね」
    「物事の実態など、その様な物です。ですが……。まだ終わってはいません。まだ火種は残っています」
    「「……」」
    (イオマグヌッソに潜伏している、シロウズ……。シャア大佐……。キャスバル・レム・ダイクン……。そしてシャロンの薔薇、『エルメス』内に眠る少女。シャロンの薔薇に関しては、マチュ君にお願いしていますし、彼女も乗り気でしたが、シャア大佐まで絡めば絶対的に力不足です。そしてまだ何かありそうな、嫌な予感がします)
    「……戻るんだろ?」
    「行くなら、行こう。まだ契約は残っている」
    「ええ。イオマグヌッソまで戻りますよ。急ぎましょう。エグザベ君たちも『用事』を終わらせて、急行してくれているはずです」

  • 78二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 16:34:53

    「シャアさん! なんで薔薇のララアを否定するような事を!」
    「彼女がこの世界にいれば、こちらの世界も『向こう側』の世界も破滅することになる! だから彼女は消えてもらうしかない!」
    「だけど! だけど!」
    「彼女は送り返さねばならぬのだ!」
    「えっ……。だ、だけど」
    「世界ごと、全てを滅ぼすのか!?」
    (言いたいことはわかる! だけど、だけどあまりにも薔薇のララアがかわいそうじゃないか! だけどそれだと世界が!? どうすれば、どうすればいいんだよ! ……えっ。なに? この感覚、シュウジ!?)
    『僕は世界を終わらせる。ララアを殺すことで。そして新たな世界が始まる』
    (何それ! 何だよソレ!?)
    「シュウジ・イトウか!? させん!」

  • 79二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 16:35:20

    マチュ普通に乗り気なのか、原作ほどシャリアに心開いて無さそうだけれど
    いやまあララァが傷つくなら流石に動くか

  • 80二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 16:44:39

    「マチュ! シュウちゃんのとこ行って! 赤いヒトは、わたしと少尉と皆で!」
    「え……ニャアン!?」
    「行って!!」
    「……うん!」
    「ええい、邪魔をするな!」
    「アンタこそ、僕らの邪魔をしないでくれ! シャリア・ブル中佐から頼まれたんだ! あなたに、世界を導く資格など無いって!」
    「なんだと!?」
    「ソロモン落とし阻止作戦を、あなたは私怨で失敗させようとしたそうじゃないか! アルテイシア様の軽キャノンの録画映像で、観たぞ! キシリア様1人殺すためだけのために! グラナダの民間人まで含めた人々を! 阻止作戦で命を落とした人たちの挺身を! 無駄に! 無駄に!」
    「くっ!」
    「民間人を殺す軍人も! 民間人を殺す為政者も! いらないんだ!」

  • 81二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 16:45:06

    このレスは削除されています

  • 82二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 16:59:32

    >>78

    >>32の正論パンチというか綺麗事に折れてしまったっぽいマチュはこれに言い返せないよな・・・

  • 83二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 17:05:00

    >>35

    マチュの「特別」ってそんなカードのレアリティみたいな話じゃなくて「現状を変えようと強くあがく、生き抜く心持ち」の話でしょ

    「普通」ってのは「現状に甘んじて変わろうとしない、諦めに似た現状維持を至上にする考え方」じゃないかな

    それ含めてもここのシャリアの説教は色々ズレてるが、こいつの事だからそこら辺計算づくでやっててもおかしくないんだよな・・・

  • 84二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 17:09:53

    このレスは削除されています

  • 85二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 17:13:07

    >>82

    >>83

    初期マチュは、そういう事ほぼ認識してなくて、漠然としたイメージで『普通』『特別』使ってると思ってるんですよね。で、拙作のシャリアが突き付けたのは『血を吐きながら続ける悲しいマラソン』を走り続ける覚悟を持て、と言ってるわけで。語弊が混じる事覚悟の上で言えば、『潰れるなら潰れろ』というHELLモードの厳しさ、ですかね。

  • 86二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 17:25:21

    >>85

    『血を吐きながら続ける悲しいマラソン』を走り続ける事の恐ろしさを分かってない・・・って言うならともかく

    本人基準での『血を吐きながら続ける悲しいマラソン』を走り続ける覚悟は初期からあると思うけどなマチュ

    「血でもなんでも吐いたるから好きにやらせろやあ!」的な

  • 87二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 17:29:02

    >>85

    まあ自分の中の「自由」「特別」の定義付けがそうなっていることに気づいてないのはそうかも・・・

    じゃあやっぱりシャリアのあの説教わざとだったんか

    あえて「数の上での珍しさ」という方向で説教することで「違う、私がニャアンを特別だと思ったのはそういう身分の問題じゃない、あいつ自身の生き方がすごいと思ったからだ!」ってマチュ自身に反発心からくる自己認識の修正を促した?

  • 88二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 17:42:05

    「ええい、なんという指揮能力だ! 1機落とそうとすると、別のギャンが邪魔をする! 躱せば躱した先にまた別のギャンの槍先が置いてある! そうかと思えば唐突にジフレドのビットが! ビームライフルが! くそ、こちらにもライフルがあれば!
     そして隊長機の白いギャン! 流石にアムロ・レイほどではないが、充分にそれを彷彿とさせる凄まじい技量! ……何? アムロ・レイ? アムロ・レイとわたしは言ったのか? アムロ・レイとは誰だ!」
    「お世辞を言っても騙されないぞ! 僕は自分が養殖物で普通の並のパイロットで指揮官だと重々承知している! 油断させようとしても!」
    「「「「「「いやソレは自己認識がおかしい」」」」」」

  • 89二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 17:54:41

    >>88

    敵も味方も総ツッコミである

  • 90二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 18:15:47

    スレ主さんもしかしてウルトラマン…セブンとか好きな人かな…?(血を吐きながら続ける悲しいマラソン)

  • 91二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 18:26:09

    「この馬鹿野郎!」
    「ぐあっ!?」
    「「「「「「槍使わないで殴ったあああぁぁぁ!?」」」」」」
    「あんた、シャリア中佐の友達だろう! シャリア中佐が、あんたの事を、大事な友達を、殺してくれって僕に頼んだその気持ちが、なんでわからない! あのヒトは、今も『血を吐きながら続ける悲しいマラソン』を走り続けてるんだ! 誰でも無い、あんたのせいで! わかれよ! わかれよ!」
    「……君は。君の名を、聞かせてくれないか」
    「エグザベ……エグザベ・オリベだ」
    「「「「「「赤いヒトの目に光(ハイライト)が!!」」」」」」
    (……え。わたし最初からハイライトあった気がするんだが。……だが、まあ、な)
    ((((((隊長に脳を焼かれた人が、また1人))))))
    「……降参、だ」

  • 92二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 18:26:21

    >>88

    エグザべ君の動きで向こう側の記憶が流れて、アムロを思い描いてる。

    シャアはシャアなんだな〜

  • 93二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 18:27:38

    >>90

    大好きですw

  • 94二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 18:29:08

    >>91

    シャアはエグザべ君好きそうやから解釈一致。

    やはりエグザべ君は光属性。

  • 95二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 18:33:04

    >>32

    しつこいだろうし一回終わらせたっぽいところ蒸し返すのは悪いけど、ここまで言ったら最後に全部言っておく


    君が欲しがっていた、夢見ていたのは代償無き自由

    ↑これもブラフだよね?まさか本当にこれが「正論」とか思って書いてないよね?結局俺らは行間を読むしかないが、これは「行で否定されてる」ぞ?「マチュは故郷を追われても後悔していない」とシャリア自身が言ってる・・・・・マチュは「代償を払う時が来る覚悟自体はこの時点(7話)でとっくに決まってる」んだよ・・・その上で行くところまで行こうとしただけで

  • 96二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 18:34:27

    >>91

    こういうところはすごくいいんだよな・・・なんか所々マチュアンチ感情が透けて見えるのだけなんとかならんか

  • 97二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 18:37:11

    >>95

    >>96

    まあ、あえてそう描写(偽悪的っていったら語弊がありますかな? 露悪的、かな?)に書いたつもりではありますな。ただマチュは自分が血を吐くのはともかく、他人に血を吐かせてる部分も多々あるのが少々。

  • 98二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 18:39:43

    >>97

    ああ、やっぱりわざとだったんですね

    まあ安心しました


    >ただマチュは自分が血を吐くのはともかく、他人に血を吐かせてる部分も多々あるのが少々

    なんか所々マチュアンチ感情が透けて見えるのだけなんとかならんか

  • 99二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 20:12:44

    「「「「「「!?」」」」」」
    「な、なんだあれは!? あれは……シュウジか!? 何が、何が起きている!」
    「少尉! マチュが!」
    「!! 全機に告ぐ! これよりジークアクスを援護する! だが相手は常識の埒外の相手だ! 相互支援を絶対に忘れるな!」
    「「「「「「了解!!」」」」」」
    「シャア大佐、貴方はどうする?」
    「……シュウジは、制止したい。だが……わたしにはその権利は無いのだろう。つらくとも、苦しくとも、あえてここで見守る」
    「了解した。全機、吶喊せよ! いくぞニャアン!」
    「はい!」

  • 100二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 20:41:09

    「マチュ! あぶない!」
    「ニャアン! 助かった!」
    「ニャアン! マチュ君! この巨大MSは装甲板の構造上可動範囲に限界がある! サイズ差を活かしてその隙間を狙うんだ」
    「あんた、誰だっけ!?」
    「忘れないで! エグザベ少尉だよ! マチュをロッカーに押し込んで軍警から助けてくれた! ってあぶない!」
    「全機巨大MSのランドセルを狙え! スラスターを破壊して、機動力を削ぐんだ!」

  • 101二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 20:53:06

    「エグザベ少尉!」
    「中佐!?」
    「間に合いましたかね。と言いますか、これはいったい!?」
    (聞こえるか、シャリア・ブル)
    (シャア大佐……)
    (わたしはエグザベ少尉に諭された。そしてこれ以上世界の行く末に関わることを断念した。だが、情報提供ぐらいはさせてもらおう。その巨大MSを操っているのは、『向こう側』の世界からゼクノヴァでやって来た、シュウジ・イトウという少年だ。彼の目的は、この世界を生み出したシャロンの薔薇の乗り手、『向こう側』のララア・スンをこの世界で殺すことにより、この世界そのものをリセットすることだ。できるできないとかの理屈は今は考えるな。そういうものだ、として受け止めろ)
    「……信じましょう。シュウジ・イトウを制止めればいいのですね」

  • 102二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 21:04:12

    ドガァッ!!
    「中佐、ご無事ですか!?」
    「く、コモリ少尉……。あのデカブツに艦を自分の指示でぶつけろなど、滅茶苦茶な事を言ってくれるな」
    「ですが見事やってくれたじゃないですか、艦長」
    「助かりました、コモリ少尉、ラシット艦長」
    「ふん、それより早くあのデカブツを無力化してほしいものだ」

  • 103二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 21:14:47

    「左腕、もらった! ゲーツ! サイコガンダムが左腕に抱き着いてるうちに!」
    「了解だ! 肩関節装甲内側を! ……なんだこの強度は!? く、1発じゃだめなら何発でも!」
    「だめだ! そこの2人、離脱しろ!」
    「「うわあっ!」」
    「ギャン全機、支援射撃! サイコガンダムとハンブラビを離脱させろ! ……サイコガンダムが小さく見える時なんて、来るとは思わなかった」

  • 104二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 21:52:59

    『……邪魔、しないで。僕はララアが苦しむのを見たくないんだ』
    「なんだこれは!?」
    「輝きが……降って来る」
    「キラキラして……」
    「惑わされるな! ミノフスキー粒子が高エネルギーで光っている『だけ』だ! 補助的な意味合いで、NT能力の知覚力が跳ね上がるが!」
    (そうなんだ。それがキラキラの正体なんだ。さすがエグザベ少尉)
    (夢がない。ニャアンちゃんも少しは……)
    (もう少し言い様を)
    「君がシュウジ君か! やめるんだ! この世界は、ララアさんとやらが作ったのかもしれない。だけど、僕は、ニャアンは、マチュ君は、シャリア中佐は、皆、皆、精一杯に生きているんだぞ!」
    『僕の願いはただ1つ。それ以外は、どうだっていいんだ』

  • 105二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:06:51

    >>98

    なんだ荒らしか

  • 106二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:04:21

    >>105

    違うよ

    「なんとなくそう思っただけ」って言ってあげようか?


    さてこの世界のマチュは説得できるかね?

  • 107二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 03:38:06

    シャア→薔薇ラァを送り返す
    シュウジ→薔薇ラァを◯す
    マチュ→薔薇ラァを守りたいし、報われて欲しい
    他→とりあえず薔薇ラァを守る

    今こんな感じ??

  • 108二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 06:48:22

    「……わたしらしく、なかった」
    「え、マチュ?」
    「さっきまで色々とウジウジ変に考えてた」
    「え、でもけっこうマチュってウジウジ考えるタイプだよね」
    「ごめん、突っ込まないでニャアン。……シュウジ、わたしはあんたが好き。だけどそのあんたが、ララアの気持ち全然考えて無いのはイヤ」
    『僕はララアに傷ついてほしくn』
    「それ、ちゃんとララアに聞いたの? それにさ、せっかくシャアさん生き残った世界じゃん」
    『けどこの世界のシャアはララアを否定s』
    「だって放っといたら、この世界も『向こう側』の世界もまるごめブッ潰れそうなんだよね。否定する以外ないじゃんそんなの。でもシャアさんは『向こう側』に送り返すだけで済ませようとしてんじゃない。やさしい方だよ。それと……。
     決めた。ララア、目覚めそうなんだよね。だったらわたし、ララアの希望を聞く。あんたララアが傷つくって言ってるけど、ほんとに傷つくかどうかも聞く。そして……」
    「「「「「「マチュ」君」」」」」
    「ちょっと校舎裏まで面ぁ貸せシュウジいいいぃぃぃ! ブン殴っちゃるわあああぁぁぁ!!」
    「「「「「「じ、ジークアクスのアゴが開く!?」」」」」」

  • 109二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 07:38:14

    【僕はもう見たくない。またガンダムがララアを殺す光景を……。だから、マチュ】
    「ああ!」
    【「シュウジ(彼)を、ブッチめる!」】
    『え』
    「!! ギャン部隊! ニャアン! ジークアクスの直掩! 彼女『たち』の道を切り開くぞ! サイコガンダムはアイツには及ばないが巨体で格闘戦を挑め! ハンブラビはサイコガンダムを防衛! 中佐! あなたは敵巨大MSの右手に握られているビームサーベルをピンポイントで攻撃を!」 
    「「「「「「はい!」」」」」」
    「了解です、エグザベ君!(あれ? いつの間にかわたし中佐なのに少尉の指揮下に? まあいいですが)」
    「シュウウウジイイイィィィ!」
    『待っ、はぶっ!』
    (何!? 精神体のシュウジを殴った!?)
    「てめえ何勝手に女の気持ち代弁してやがんだあああぁぁぁ!」
    『ごふぅっ!?』
    「ちゃんと女の話を聞けえええぇぇぇ!! そして思いやれえええぇぇぇ!! ンの勘違い野郎オオオォォォ!!」
    『ぐはぁっ!』
    「そして勘違いの思い込みで自分の行動縛られてんじゃねえええぇぇぇ!!」
    『がぁっ!!』

  • 110二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 07:57:38

    「うあああぁぁぁっ!! ぐぎがあああぁぁぁっ!! ふなあああぁぁぁっ!!」
    『へぶぅっ!! あぐうっ!! ぐはぐぅっ!!』
    「シュウちゃん! 何やってるのシュウちゃん! ちゃんとマチュの顔を見て!」
    『い、いや僕今殴られててそれどころ……。えっ……』
    「マチュ、泣いてる! 泣いてるよ!」
    「シュウジ君! 人を殴るとき、自分の手が、心が、よりいっそう痛い人もいるんだ! ましてや相手が想い人であるならなおさらだ! いや普通に何の痛みも感じずに他人を殴れるやつらも数多く数多く数多くいるけども」
    「「「「「「隊長、後半今付け加える必要ないでしょ」」」」」」
    「「「「「「そういうところです」」」」」」
    「え、あ。なんかごめん」

  • 111二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 08:35:36

    「えぐ、ひっく、えぐ」
    『マチュ……。ごめんなさい……。マチュ、僕もマチュが好k』
    「わたしだけでなく、この場の皆さんに、手ぇついて謝らんかああああああぁぁぁぁぁぁ!!!」
    『うわあああぁぁぁ!!!!』
    「「「「「「巨大MSの、首が刎ねられたあああ!?」」」」」」


    『ごめんなさい、すみません……』
    「ふんすっ!」
    「暴力は全てを解決する、んでしょうか」
    「いやニャアン。僕らの立場、立ち位置、経歴、生い立ちで、それは言っちゃいけないよ」
    「あ、ご、ごめんなさい」
    「うん、いい子だ。ちゃんと謝れるのは、ね」
    「たいちょー。たいちょーもニャアンちゃんに謝らないと」
    「え」
    「ああ、わかってないのにとりあえず謝っちゃだめです。今回は、年頃の娘さんを必要以上に子ども扱いしたら失礼だって事で」
    「そ、そうか! ニャアン、本当にごめん! 本当に申し訳ない!」
    「いえ、大丈夫、です」
    「ニャアンさん、隊長がすまない。だがこのニブさは、この人が自分に自信無いところから来ている部分も多々あるんだ。どうか多目に見てあげて欲しい」
    「いえ……。わたし、こども、ですから」
    「しまった! こっちも自分に自信無い子だった!」

  • 112二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 09:21:26

    この勢いが好きすぎる

  • 113二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 12:09:40

    【……皆さん、ありがとうございます。そして本当に申し訳ありません】
    『「ララア!?」』
    【わたしは、『わたしの』大佐を喪ってから、夢うつつの中にいました。そしてその中で、幾多の世界を創り、そして消して来たのですね】
    『ララア! それは貴女の罪じゃn』
    【シュウジ、貴方にも本当にごめんなさい。わたしが貴方を苦しめてしまった】
    『ララア……』
    「シュウジ、ララアは『自分で謝れる』ヒトなんだ。赦されるかどうかは全く別の話だけど、それでも『自分で謝れる』、『自分で前に進める』ヒト」
    『うん……。あらためて、みんな、ごめんなさい……』
    「エグザベ少尉……」
    「そうですね、エグザベ君、君に任せます。というか、この中で君とニャアン君が一番彼女に何か言う資格があるでしょう。そしてニャアン君には申し訳ないけれど、ボキャブラリーが足りない」
    「うん、ニャアン。シャリア中佐。ララア・スン……。謝罪は受け入れます。ただ、赦す事はできません。ですが責めることもしません。貴女には責任能力が無かった」
    【ぐはっ! いえ、責められた方が、ましでしたね】
    「言いたい事は、山の様にあります。ですが、それは八つ当たりに等しい。僕は、僕らは、貴女を責めない。そして……」
    【?】
    「僕らを創ってくれて、僕らに『生命(イノチ)』をくれて、僕らに『思い出』をくれて。本当に、ありがとうございました」
    【(吐血)】

  • 114二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 12:23:56

    (あー、わかる。わかるわ。この人マジでお礼言ってる。何の裏も無い。だからララアにとって痛い。痛すぎる)
    【皆さん。わたしとシュウジは、この世界を去ります。『向こう側』へ帰って、そして『わたしの現実』と向き合います。どんなにつらくても、どんなに苦しくても。ただ、ただ1つだけ許して欲しいのです。
     マチュさん。貴女を『向こう側』へ連れて行っても、いいでしょうか。わたしはシュウジにも幸せを掴んで欲しいのです。わたしのせいで、苦しめ続けてしまった彼にも】
    「!! 行く!!」
    「「「「「「即決か」」」」」」
    「けど、ちょっとだけ待ってて。言わなきゃならない事があるんだ」

  • 115二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 12:26:02

    そら寝てる間にやらかしてて挙句大量破壊兵器の一部にされてたら責任能力はないのはそう

    そして自分の欲望のまま夢の世界をいじくり回し大佐以外の人間を気にもとめなかったのを責められないのが逆に恥ずかしいのもわかる

    自分はマチュのこういう成長見たかったから嬉しかった
    ありがとう

  • 116二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 13:12:24

    「ニャアン……。ごめんなさい」
    「え。なんのこと」
    「クラバで、わたしの代わりに出てくれたのに、恐いの我慢して必死で出てくれたのに、あんなひどい事言ったから」
    「え。それは」
    「客観的に見て、あれはわたしの側が100%悪い。それなのにニャアンを悪者にした。だから、ごめんなさい」
    「……うん。もう、もういいよ。仲直り、でいい?」
    「うん。そしてあつかましいけど、お願いしていいかな」
    「何?」
    「お母さんに、ごめんって伝えてほしい。もう、連絡できなくなるから」
    「わかった」
    「シュウジに謝らせといて、自分が謝らないのは駄目だよね。『捕われずに前に進む』のと『謝らない』ってのは別問題だもんね」
    「そうだね」
    「……じゃ、わたし行くね」
    「うん、さよなr」
    「ちがうニャアン、『またね』だよって、ガンダムが言ってる。というかマジでガンダムクアックスが言ってる」
    「まじで」
    「まじで」
    「うん、『またね』」

  • 117二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 14:04:29

    「行っちゃった……」
    「ニャアン……」
    「……」
    「……ニャアン君、何を我慢しているのです。君は今、泣いていい!」
    「中佐!?」
    「!!」
    「泣いて、いいんです」
    「う、うえ、うええぇぇん……。うわあああぁぁぁん!!」
    「ッ! 中佐あぁっ!!」
    「エグザベ君、君もです!!」
    「!?」
    「何を我慢しているのです! 理屈、理性、理論、そして論理で感情を押さえつけるのが悪いとは言いません! いえ、職業軍人としては素晴らしいとさえ言えます! けれど今やるべき事は! 感情の赴くまま! 自分の想いのままに! 動くときです! 今、君がやるべき事はなんですか!? いちばん大事な事を見失わないでください! 君のやりたい事は何です!?」
    「!! ……シャリア・ブル中佐、ありがとうございます!」

  • 118二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 14:11:19

    「ニャアン!」
    「!! う、うぇ……」
    「大丈夫だ! 僕が、僕がここにいる!」
    「え、え゛ぐざべじょう゛い゛……」
    「「「「「「いや、ギャンでジフレドを抱きしめるか!」」」」」」
    「「「「「「機体降りてって、せめてパイスーで生身で抱きしめろや!」」」」」」
    「……エグザベ少尉、だいすき」
    「「「「「「ジフレド側も抱きしめ返したー!?」」」」」」
    「ニャアン、僕がいる。ここにいるんだ」
    「エグザベ少尉……」
    「やれやれ、まだまだ世話のやける若者たちですね」
    「「「「「「何このヒゲマン。なんか怖い」」」」」」

  • 119二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 15:06:29

    「直接会うのは5、いや6年ぶりになるのか? ひさしぶりだな。どの名で呼べば良い?」
    「シロウズで頼む」
    「わかった、シャア」
    「マ・クベ中将……」
    「冗談だ、シロウズ。貴様の赤いガンダムは、こちらで引き取る。アルファサイコミュもろとも、厳重に封印する。解体はせん。この世界、いったい何が起きるかわからんからな。『チカラ』を放棄する選択肢は取れん」
    「アルテイシアの、いやアルテイシア公王陛下のことだが。よろしく頼む。もうわたしは、力になってやれないからな」
    「無論だ。表舞台より、完全に退くのだったな。どうするつもりだ?」
    「イオマグヌッソ建造に一口噛むために作った資金がまだ残っている。それを元手に、地球で投資家をやりつつ隠棲する。あとは……難民キャンプに寄付でもしつつ、ボランティアにでも参加するか。難民の子供たちの教師役でもやってみるのも楽しいかもな」
    「建設的だ。ここルナ2より地球へ向かうシャトルを用意しよう。……今まで、ご苦労だった」
    「マ・クベ……。気のせいでなければ、だが。わたしには新しい友人ができたようだ」
    「そんな事を言っていいのか? ふ、シャトルが準備できるまでにはかなり時間がある。貴様が辟易するまで、わたしのコレクションを自慢してやろう」
    「ははは、これは選択を間違えたかな」
    「……本当に、ご苦労だった」

  • 120二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 16:32:57

    「お久しぶりです、オリベ少尉、ニャアンさん」
    「こんばんは。今日はアマテさんからの伝言を伝えに参りました。今、彼女はどうしても電波の届きようが無いところに行ってしまったので(嘘じゃない)」
    「!! それは、どういう」
    「彼女は特例で釈放されたのですが、言いにくい事ですがその足で、ボーイフレンドと駆け落ちしてしまったのです(これも嘘じゃない。情報をかなり伏せてるけど)」
    (ごめんなさい。お母さん失神しそ、あ。失神しちゃった)
    「ニャアン! 僕が女の人を触るわけにはいかない! 介抱を!」
    「はい」


    「もう大丈夫です。……アマテからの伝言、教えてもらえるでしょうか」
    「正確には、アマテさんからの伝言を預かったのは、こちらのニャアン特務兵です。急な事でしたので、ほんの数語の伝言ですが」
    「はい、アマテさん……。マチュは、ユズリハさんにこう伝えて欲しいと。『お母さんに、ごめんって伝えて欲しい』と」
    「!! そう、です、か。あの子が……。ごめん、と。うう、ううう……」
    「「…………」」

  • 121二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 18:37:25

    ※この辺は本編準拠www

  • 122二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 18:53:22

    「本日は無礼講です、シャリア・ブル大佐、そしてその懐刀エグザベ・オリベ中尉、オリベ中尉の婚約者にして片腕ニャアン軍曹。本日の宴は極めて個人的なもので……いえ、韜晦はやめましょう」
    (エグザベしょ、中尉。『とうかい』ってなんですか)
    (いろんなことを、言葉にしないで隠すことだよ。この場合は、アルテイシア公王陛下が心のうちを表ざたにしないで隠しておこうと思ってたけど、それをやめてはっきり言う事にしたって話だよ)
    「お願いがあります。シャア・アズナブル大佐、いえキャスバル・レム・ダイクンについて、貴方がたが知っている事を、可能な限り洗い浚い話して欲しいのです。いえ表面的な事は報告書で読んでおります。ですがその行いと、その心根、感情などなど。貴方がたが彼と接して感じたものを話していただきたく」
    「……アルテイシア陛下、よろしいのですか?」
    「ええ大佐。誤解の無いように言っておきますと、これは兄への思い出との決別、彼をわたしの中で過去のものとするための儀式と考えて欲しいのです。いえ、過去のものとなっても、思い出は大事にしまっておきますけれど」
    「了解いたしました」

  • 123二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 19:06:56

    「あ、ゲーツ。来たんだ」
    「ああ、見舞いだ」
    「ゲーツは入院期間あんま無かったんだよね」
    「まあな。どうだ?」
    「ん。最近は自分がサイコガンダムの心臓だって思わなくなって来た。ときどき元に戻っちゃうけど。でもクスリはずいぶん減ったよ。ゲーツは?」
    「薬は普通に軽い物で済むようになっている。まあ全く必要が無くなる日々は、見えないがな」
    「そっか。心配してくれてありがと。……何? その驚愕の表情は」
    「ジオンの医療技術は、恐ろしいほどだなと」
    「はっきり言いなよ。ボクがまっとうにお礼を言ったのにビビったって」

  • 124二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 19:18:34

    ええ話や…

  • 125二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 19:21:36

    「疲れました」
    「うん、僕も陛下との会食は、流石に」
    「陛下、綺麗でしたね」
    「そう? 不敬かもしれないけど、僕はニャアンの方がいいな」
    「……!!!!!!!!!!」
    「そして僕は、今恐ろしい現実に気付いてしまったんだけど」
    (顔、きっと赤くなってる)
    「君に真正面から、言ったこと無かった。婚約までしてるのに」
    (だめ、これ以上なんかあったら恥ずかタヒぬ)
    「ニャアン、好きだ。愛してる」
    (プシュー(頭から湯気))


    これにて完結です。ご愛顧のほど、ありがとうございました。

  • 126二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 21:07:03

    乙でしたー!

  • 127二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 21:51:32

    乙!面白かった!

  • 128二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 22:04:29

    めっちゃ楽しかったです。
    ありがとう😊

  • 129二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 23:55:53

    薔薇ラァは夢だと思ってた世界から帰還して邪神から人間に戻れて、シュウジは理解者であって間違ったら怒ってくれる最高のマヴを手に入れ、マチュは愛する人と世界を飛び出していった

    ニャアンも別れを経験したとはいえ、エグザベもギャン部隊も一緒に居てくれるし成長していくことを支えてくれるのが伝わる優しい話
    ありがとうございました

    まぁお話の終わりは、やはりめでたしめでたし!!

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