- 1二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 02:35:51
あらすじ
突如として発生したキヴォトスの崩壊。それにより温泉開発部のメンバーと両足と片手…そして何より温泉に対する情熱を喪ってしまった下倉メグ。彼女を付きっきりで診てくれた朝顔ハナエと一緒に崩壊した世界を探索していると、謎の建造物を発見。その中を通り抜けた先にあったのは、まだ崩壊していないキヴォトスだった。
二人はそれぞれ偽名を名乗り、自分たちの世界とは別のキヴォトスで暮らしていた。しかし、メグが元々抱えていた心の闇が地下生活者の干渉…そしてフランシスの企みによって暴走。この世界のハナエと温泉開発部のメンバーを攫い、最後に残ったメグを消そうと画策するが失敗に終わる。
そして、ヒナとの交戦中…深い絶望に苛まれたメグはその性質が反転してしまい『炎の悪鬼[イブリース]』として覚醒。呼び寄せた神々の星座が一つ『ザッハークの怨嗟』と共にゲヘナを焼き付くさんとする。
一方ハナエは自分の中の救護騎士団としての精神に反するエゴが過ぎる助けたい理由から本心をメグに打ち明けられないままでいた。
しかし、先生の言葉によって吹っ切れたハナエは、今度こそメグを本当の意味で救護する為、反転した存在を元に戻せる装置『エルピスの星』を片手に、メグの救護を行うことを高らかに宣言した─ - 2二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 02:38:10
※タイトルに付け忘れましたがPart2に当たります(前スレ主とは異なります)
こちらに前回までのSSが載ってます
【閲覧注意】ここだけ全てを喪った|あにまん掲示板dice1d162=@109 (109)@bbs.animanch.com - 3二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 02:42:25
主な登場人物
下倉メグ(アナザー)
キヴォトスの崩壊により両足と左手、温泉開発部の部員や温泉への情熱などすべてを喪った。この影響からか本来のメグとはかけ離れた言動が目立つ。
フランシス曰く『別世界の先生が消失したことにより暫定的に主人公の役割を与えられた存在』だったらしい。
朝顔ハナエ(アナザー)
意識不明の重体だったメグを一年間看病し続けていた。すべてを喪ったメグと違ってこちらはまだ絶望しきったわけではないようで言動についてはそこまで差異はない。(敢えて言うならチェンソーを使ったりはしない) - 4二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 02:43:46
主な独自用語
エルピスの星
雷帝の遺産の一つ。見た目は携帯型のトランシーバだが液晶と1つのボタンとアンテナしかなく、スピーカーやマイクのような部分はない。また、非常に堅牢でマコトが破壊しようとしても破壊できなかった。
機能としては色彩に似た精神干渉波を発生させ、性質を強制的に反転させることができる。既に反転した存在に使えば元に戻すことも可能…らしい。
イブリース
炎の悪鬼。変質したメグの神秘及びその反転した存在。
体温は超高温になっているようで軽く触れるだけで火傷しかねないほどのようだ。また武器も使用でき、特にメグマパワー!から放たれる火炎放射の威力は相当なものになっている。
完全には反転していないらしく、ヒナ曰く「何か言ってた」そうだが詳しくは聞き取れなかったという。
ザッハークの怨嗟
イブリースとなったメグによって呼び寄せられた神々の星座。
炎を操る力を持っており、ゲヘナ学園を含む辺り一面を火の海に変えた。マコトを含めたゲヘナの生徒たちが総力戦を仕掛けているが…。 - 5二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 02:49:06
立てた時間的な都合で10スレまで文章小出しでいきます
メグ「計画性がないねー」 - 6二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 02:50:07
マコト「…妙だな」
イロハ「マコト先輩?」
マコト「…ヤツは既に相当の攻撃を受けているはずだ。にも関わらず攻撃の激しさに変化がない」
ザッハークは既に長時間多くの生徒と交戦している。しかしそれほどの孤軍奮闘をしていながらも、消耗している様子がまったくと言っていいほどない。
イロハ「…何かに守られているか…もしくは何かが傷を即座に回復しているか…」
マコト「だとすればその原因は間違いなくあのメグだろうな…」
“みんなー!” - 7二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 02:51:11
マコトの元に先生たちが駆けつける。
先生はメグをハナエに任せたこと、エルピスの星についてマコトに話す。
マコト「なるほど、反転したものを元に戻す装置か…。キヒヒ、雷帝め…中々粋な名付けをする…」
イロハ「…でも、それでメグを対処したとしても…アレが倒せるようになるかは…」
ユウカ「…それでも、賭けるしかないでしょ」
ウタハ「そうだね、少なくとも向こうが何とかなるまでの間…足止めするだけでもいい」
ユウカ「私たちも協力するわ。先生、指示を」
“わかった、今動けるのはどれくらいいるの?”
マコトは現状の残存戦力、その中でも上澄みの生徒を集める。 - 8二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 02:52:28
“マコト、イロハ、イオリ、アコ、ハルナ、メグ、…それにユウカとウタハだね”
イロハ「サツキ先輩とチアキは負傷してしまい、現在治療中…イブキは危険なので後方に下げています」
ハルナ「美食研究会も、今動けるのは私だけ…フウカさんとジュリさんも後方に下がってますわ」
イオリ「委員長は先生の知っての通り、チナツは救護班で活動中だよ」
メグ「…ねぇ、先生。…その、ハナエって子…本当に大丈夫なの?」
“…今は信じるしかないよ” - 9二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 03:02:38
そう話しているとミネとヒナがやってきた。
アコ「委員長!お怪我は!?」
ヒナ「これくらい、どうってことない…!」
ミネ「応急処置はしました。戦闘に参加するのに問題ない状態ではあります。…無論、無理をするようなら即座に救護を行うつもりですが」
アコ「ならいいのですが…」
マコト「キキ…話は纏まったか?」
ヒナ「えぇ、行きましょう。先生」
相手は一体、こちらは十人。ザッハークの怨嗟へ対抗する戦力は整った。
プラナ「シッテムの箱、制約解除。プロセス『ペレツ・ウザ』…稼働開始…!」
“行くよ!みんな!!” - 10二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 03:05:06
- 制約解除決戦 -
ザッハークの怨嗟
THE GRUDGE OF ZAHHAK
celestial pantheon - 11二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 03:28:37
立て感謝です
- 12二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 10:51:55
ゲヘナの被害規模どんくらいになってるんだろう…
- 13二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 15:51:05
全国放送されているのがとてもあれだな
- 14二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 19:28:37
先生たちがザッハークの怨嗟と戦っていると同時に、ハナエはメグ*テラーを相手取っていた。AMASの支援を受け、ハナエはメグ*テラーに近づいていく。放たれる攻撃を躱しながら、時にAMASに盾になってもらいながら、確実に接近していく。
ハナエ「くぅ…ッ!」
近づくにつれて感じる熱は高まっていく。それでも、私が救護するって決めたんだ。
ハナエ「メグさんッ!!」
メグ*テラーに飛びつき、抱きしめる。
熱い。体中が焼け焦げそうだ。でも、離さない…絶対に!
メグ*テラー「………!」
ハナエ「メグさん!戻ってきてください!!」
思いの丈を言葉にして、ハナエはエルピスの星を起動させた─ - 15二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 22:56:34
このレスは削除されています
- 16二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 23:38:52
イオリ「リロード完了。覚悟しろ!」
ハルナ「優雅に参りましょうか!」
ザッハークの怨嗟との戦いは、先程と比べると押しているように見える。しかし依然、ザッハークにダメージが通っている様子はない。
“みんな、今はこれ以上の被害拡大を塞ぐことを優先して!”
アコ「ですが先生!それもいつまで持つか…!」
メグ「…私バカだからあまりわかんないけど…やるしかないってことに違いはないでしょ?」
ヒナ「そうよ。ひとまずアレの一挙手一投足に警戒を続けて…動けばそこを!」
攻撃を仕掛けようとしたザッハークにヒナはマシンガンの弾丸を撃ち込む。
メグ「あーもうどうなってもいいや!考え込んで何もしないなんて私らしくない!行け行け行け行けえぃ!」
次いでメグが若干ヤケクソ気味に攻撃を仕掛ける。火炎放射による攻撃が炎の攻撃をしてくるザッハークに通るかという不安こそあった。
しかし─
ザッハーク「───!!」
イロハ「…効いてる?」 - 17二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 01:31:48
きまったか!!??
- 18二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 09:42:44
前スレから一気に読んじゃった
- 19二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 10:55:28
ウタハ「まさか、耐熱温度があったのか?」
マコト「なんだか知らんが好機と見た!キキキッ、撃て!」
戦車隊の砲撃を喰らい、ザッハークは怯んだような動きを見せる。
ユウカ「やっぱり効いてるわ!」
先生は、メグ*テラーの方を見る。
そこにいたのは、メグ*テラーを抱きしめるハナエだった。
“ッ!みんな!反撃開始!!”
恐らく、ザッハークとメグ*テラーの間にあった繋がりが切れかけているのだろう。今まで何かに守られていたように、不自然にダメージが入らなかったが…今なら、いける。 - 20二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 10:57:10
イロハ「主砲発射…!」
ヒナ「どれくらい耐えられるか見ものね…!」
ザッハーク「─────!!!」
虎丸の砲撃とヒナの銃撃を受け、体勢を崩す。ザッハークは咆哮を上げ、噴き上げた炎を隕石のように降らす。
ユウカ「無駄よ!攻撃が私に命中する確率は…極めて低い!」
ミネ「最後の、その瞬間まで…止まるつもりはありませんので!」
ユウカはそれを躱しつつ攻撃を仕掛ける。ミネも、シールドで守るながら攻めることを止めない。
そんな猛攻をうざったく感じているのか、怒りを示すようにザッハークが一際甲高く吠える。そんな中、あらぬ方向からザッハークに攻撃が加えられる。
ウタハ「フフ、これがミレニアムの猛獣だ」
ウタハ曰く、椅子であるターレット型ロボット『雷ちゃん』。そしてザッハークが微かに気を取られた隙を、アコは見逃さない。
アコ「分析完了。弱点は…胸の部分です!…後はお任せしますね」
“ありがとう!…みんな!”
アコと先生の言葉を受け、メグ・ヒナ・イオリ・ハルナの四人が一斉に武器をザッハークに向ける。
直後、燃え広がる炎の音を掻き消さん程の攻撃音が、ゲヘナの夜空に轟いた。 - 21二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 17:42:12
保守
- 22二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 18:01:19
保守
- 23二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 18:17:07
─いつまで、歩いていただろうか。
何も無い道を、ただ歩く。何の目的もないままで…ただ、歩く。
こんなことを、いつかしていた気がする。いつだったっけ…?
メグ「(あぁ、そうだ。あの時だ)」
突如として起きた大破壊。それに巻き込まれて、私は昏睡状態になった。あの日から目を覚ますまでの間、ずっと見ていた夢と同じだ。
…でも、あの時とは明確に違うものがある。それは─
メグ「…苦しい…」
足は止まらないのに、息苦しい。足が重い。なら何故歩いているのだろうか…?自分で自分がわからなくなってくる。
そもそも、自分はなんだったんだろうか。
自分の人生は、何の意味があったのか。
考えても何も浮かばない。
バカな私が嫌になる。
人を幸せにしようとして、結局は自分の感情のままに動いてしまった。
そんな私の人生に、意味なんて初めからなかったのかもしれない。
メグ「…はは…バカだなぁ…私って…」 - 24二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:49:52
ほしゅ
- 25二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 07:01:58
保守
- 26二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 07:08:55
そこで足が動かなくなる。前に動こうとしていた力に任せ、地面に倒れ伏す。痛みはなかった。というより、もう何も感じられなくなってきている。
ここで終わりかと思いこそしたが、何故か悲しさや虚しさは何も感じられない。ただ、目の前の死を受け入れているような感覚。
あぁ、そうか。
何もかも喪って…それでも生きてきたけれど…ようやく、終われるんだ。
これで…やっと…。
静かに目を瞑った。
優しい闇が、眼前に広がる。
意識が溶けていく。
やがて、何も感じられなくなって─ - 27二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 07:11:27
───
──
─グ
メグ─
…?
誰かが、呼んでる?
「起きろメグ!ほら!」 - 28二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 15:06:46
保守
- 29二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 23:30:53
目を静かに開ける。そこにいたのは─
メグ「…部長?」
カスミ「ボーッとしている暇はないぞ、時間は有限なんだ」
そう言うとカスミは地図をメグに見せる。
カスミ「このポイント、いい泉脈があるようなんだ。きっと素晴らしい温泉が掘れるぞ!」
無邪気にそう笑いかける部長はあの頃と全く変わらないように見えた。だけど─
メグ「いや、いいよ。私は」
今更、あの日々を見せられたって…何も変わりはしない。
夢はなんとも残酷なものだ。最期にもう戻れない瞬間の幻を見せるなんて─
カスミ「本当にそう思ってるのかい?」
メグ「え…?」 - 30二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 23:31:53
メグの温泉愛に救われたカスミが、今度は……ということですか
たいしたものですね - 31二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 23:33:22
保守
- 32二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 06:35:58
カスミは地図をしまい、腕を組んで語りかける。
カスミ「…そもそも自分の人生に意味がなかったなんて、そんなはずはないだろう」
メグ「…部長に何がわかるのさ。わたしの心なんて、絶望なんて…わからないくせに…!」
カスミ「あぁ、わからないさ。でも、私はメグのおかげで救われたんだぞ?」
メグ「…私の…?」
カスミは何処か怒りの感情が混じった声色で続ける。
カスミ「自分の人生に意味がない?だったら私はどうなる?私の凍えた心を…メグ、君が暖めてくれたんだ。その事実すらも否定しないでくれ」
メグ「…でも…」
カスミ「…それに、君は確かに元々あったものを全て喪った。…それでも、残ってるものがある」
メグ「そんなもの…あるわけ…」
カスミ「じゃあ、その手に大切そうに持ってるものはなんだ?」
メグ「…?」 - 33二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 13:45:16
お? 何持ってるんだっけ?
- 34二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 21:06:38
保守
- 35二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 21:31:04
火炎放射器?
- 36二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 23:16:49
そう言われて、自分の右の手を見る。そこにあったのは、小さなピンク色の花を大事そうに持っている自分の手だった。
メグ「…アサガオ…?」
いつから手に持っていたのか、持っていたのなら何故今まで気づかなかったのか─
いや、違う。
ずっと、ここにあったんだ。
それを私は、気付かないふりをしてたんだ。
喪ったものばかり数えて、今そこにあるものを…ずっと見ないふりしてたんだ─ - 37二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 07:09:26
カスミ「…さて、メグ。聞かせてもらおう…。君は何がしたい?」
それは、あの日かけられた言葉と、同じ言葉だった。
もう、無理かもしれない。叶わない夢なのかもしれない。そもそも、あの時とは何もかもが違っている。あの頃持っていたものは全てなくなって、もう自分の元に戻ることはない。
メグ「…私は…」
それでも、口から出た答えは…同じだった。
難しいことは考えないまま。自分の為に、
もしかすると誰かの為に。
メグ「…温泉だけ、掘ってたい」
カスミは、微かに笑った。
カスミ「…そうか。じゃあそうするといい」 - 38二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 10:15:14
花言葉的な話と一瞬思ったけどハナエのメタファーか
- 39二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 17:23:14
ちなみにピンク色のアサガオの花言葉
「安らぎに満ち足りた気分」 - 40二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 18:51:34
気がつくと、カスミはいなくなっていた。そのかわりに、少し小さな、暖かな手が…メグの右手を握っていた。
メグ「…ハナエ」
ハナエ「…やっと、起きましたね。…メグさん」
ハナエはメグの手を離すと、深々と頭を下げる。
ハナエ「ごめんなさい!私、嘘ついてました!ホントは、私…あなたを喪うのが怖かったんです…。あなたがいなくなったら、私には何も無くなっちゃうから…だから、あなたを救護しようと…。そんな理由で救護するなんて、恥ずかしいことだと思って…ずっと言えなくて…本当にすみません!!」
それがなんだかおかしくって、メグは笑みをこぼす。
メグ「あははっ!」
ハナエ「…メ、メグさん?」
メグ「…いや、ごめんね?なんだかおかしくなっちゃって」
ハナエ「ほ、本気なんですよ!?」
メグ「うん、わかってる。…むしろ謝らないといけないのはこっちだよ」
メグはハナエに頭を下げる。
メグ「ハナエのこと、何も考えないで…自分の中の暗い感情を、何も伝えないままで…勝手なことしちゃって…本当にごめん!」
ハナエ「そ、そんな!それはメグさんと話をしなかった私が…」
メグ「いーや、私のせいだよ」
ハナエ「私です!」
メグ「私が…」
ハナエ「いえ私…」
堂々巡りなそんなやり取りの末─
メグ「…それじゃ、どっちもどっちってことで」
ハナエ「はい、そうしましょう!」 - 41二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 18:55:49
ハナエは満面の笑みを浮かべる。眩しくて、見てるとなんだか暖かくなるような感じがする。
メグ「…ハナエ」
ハナエ「はい?」
メグはハナエに一言声を掛けると、その身体をギュッと抱きしめた。
喪われた左腕ではハナエの体温を感じ取ることはできない。しかし、それでも体全体で彼女の体温を感じ取ろうとする。
ハナエもメグを抱きしめ返す。
メグ「ねぇ、ハナエ」
それは、とても優しい声色だった。
メグ「ありがとう」
いつの間にか、ゲヘナ全体に広がっていた炎は消え去っていた。大炎上のその跡地に残されたのは、互いのことをもう二度と喪わないようにと抱きしめ合う、二人の姿だけだった。 - 42二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 00:33:37
地下生活者「…キャンペーンも終わり、ですか…。仕方ありません。小生はまた苦行に戻らせてもらうとしましょう…」
「…いい心掛けですが地下生活者。その前にお話が」
地下生活者「…その声は…黒服…?何故ここに…?」
黒服「…少し、苦行のレベルを上げようかと思いまして」
地下生活者「なにぃ…?」
黒服「あなたがしたことは、私が追い求める真理に傷をつけかねない行為です。ですので、更に苦痛を与える罰を」
地下生活者「ひ、ひぃぃ!?ま、待て!小生はフランシスと共謀していたんだぞ!?あいつは無視するのか!?」
黒服「無視などしていません。フランシスにも相応の罰は与えました。最も、デカルコマニーは不死身ですので…彼にとって罰になるかはわかりかねますが」
黒服が手を翳すと、泥のようになった床の中に、地下生活者の体が沈んでいく。
地下生活者「ま、待て!小生は、ゲマトリアとして当然の行いを…!」
黒服「ゲマトリアは解散しました。ですのでこれは、私の個人的な鬱憤晴らしです。勝手で申し訳ありませんが、更なる苦痛の底へ沈みなさい。地下生活者」
地下生活者「あ、あぁぁ…!苦しい…く、るし…」
そうして、地下生活者は混沌の領域、その更なる深部へと沈んでいった。 - 43二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 00:35:47
青二才ざまあ
- 44二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 09:12:33
─その翌日。一連の事件はゲヘナの大火事として大きく報道された。メグとハナエのことについては特に言及されてはいなかったが…それはそれで良かったのかもしれない。
あの後、この世界のハナエやカスミを含めた攫われていた生徒たちは全員無事に戻ってきた。攫われていた時のことは覚えていないらしいが…まぁ少し悪い夢を見たのだと思っていてほしいところだ。
そんな二人は改めてホムラとベルと名乗り、ミレニアムを訪れていた。
ウタハ「…さて、これが完全防水の義肢…そしてこれはミレニアム製掘削用ドリルだ」
ホムラ「ありがとう。それにしても…こんなものよく用意できてたね」
ウタハ「そっちの方がいいかと思ってね。君専用の義肢を作った後、こっそり作ってたんだ。それに、このドリルは誰も使わないままだったし…それなら誰かに使ってもらった方が置物になるより遥かにいい。あぁそれと防水仕様の義肢はお風呂に入る時や水仕事の時に付け替える形で使うといいよ」
ベル「何から何までホントにありがとうございます…!」
ホムラ「ホントだよ。車用のガソリンの予備とかもそうだし…どうしてここまでしてくれるの?」
ウタハ「なに、先生からの頼みだからね。少し奮発しただけさ。君たちのおかげで、このエルピスの星も役割を全うできたようだしね」
ウタハはそう言うとガラスケースの中に入れられたエルピスの星をガラスの上から撫でる。
ウタハ「壊せない以上、悪用されないよう保管するべき…。ゲヘナからの通達だよ」
ベル「でも、起動しないんですよね?」
ウタハ「そうだね。でも、万が一があるかもしれない。やっぱり厳重に保管するべきだとは、私もそう思うよ」
ウタハと話を終え、ミレニアムを後にした二人は次いでトリニティへと向かった。 - 45二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 09:33:43
さす黒
- 46二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 17:52:17
トリニティとゲヘナ行ってエピローグだろうけどまだちょっと長そうかな
- 47二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 18:36:58
ハナエ「あ、あの…は、はじめまして!!」
ベル「あはは…そう緊張しなくてもいいですよ」
ハナエ「で、でも…私、将来はこんなお姉さんみたいな感じに…」
ベル「驚いた?」
ハナエ「とっても!」
まだまだ未熟な雰囲気のハナエと少し大人びた雰囲気のハナエ。メグはそんな二人の会話を救護騎士団と共に眺めていた。
ハナエ「どうしたらあなたみたいになれるでしょうか…!?」
ベル「え?うーん…まずは信憑性の薄い治療法を信じることをやめることかな…?」
ハナエ「し、信憑性の薄い…その見極めが難しいところですが…」
ベル「あ、それともう一つ。…チェンソーはそこまで使わないですよ」
ハナエ「そんな!?」
みんな(そこまで…??) - 48二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 18:38:00
一通り話し終えた後、ミネやセリナとも話をする。
ミネ「…なんだか、一段と頼もしく見えますね」
ベル「そうですか?…えへへ」
セリナ「笑顔は変わらないですけどね。でも、ハナエちゃんらしくていいと思います!」
ベル「…ミネ団長、セリナ先輩…」
ミネ「…大丈夫です。あなたはあなたの救護を信じて」
セリナ「応援してるよ!」
ハナエ「わ、私も…あなたみたいになれるように頑張ります!」
ベル「…ありがとうございます…!」
そうして二人を乗せた車は、ゲヘナへと向かう。
ホムラ「それにしても、まさかゲヘナに私たちの世界に通じる穴が開くなんてねー」
ベル「ゲヘナでエルピスの星を起動したのと関係がありそうだって、先生は言ってましたが…」
ホムラ「難しいことは私にはわからないや。ひとまず元の世界に帰れるってことだよね」
ベル「開いてから結構な時間が経ってるみたいですけど…まだ大丈夫ですよね?」
ホムラ「多分…念の為急ごっか」
ベル「そうですね!」 - 49二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 00:40:44
ゲヘナへ通じるトリニティ郊外の道。先生に指定されたポイントへ向かう二人の耳を爆発音が劈く。
ベル「なんですか今の音ー!?」
ホムラ「なんだろうね?」
見てみると、遠くで温泉開発部のメンバーが開発作業…という名の破壊行為を行っているようだった。
ベル「…この辺って温泉出るんでしょうか?」
ホムラ「…………」
メグは車から出て爆発の中心地へと向かう。
ホムラ「…元気そうだね。部長」
カスミ「んん?君は…」
メグ「あ、もう一人の私…」
やや重たい空気が流れる。自分が二人にしたことを考えれば当然ではある。
何を言おうか言葉に詰まっていると、温泉開発部の部員の一人がつるはしを渡してきた。
ホムラ「…これは…?」
部員A「いや、なんだかんだ言ってメグちゃんなら温泉を掘るのが好きなんじゃないかと思って…」
少し前までなら、温泉を掘りたいだなんて考えていなかったかもしれない。でも、今は─
ホムラ「…そうだね。少し前までは温泉を掘ることに対しての情熱なんてなくなっちゃってた。でも今は違う…」 - 50二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 06:38:54
メグはつるはしを握りしめて、二人に頭を下げる。
ホムラ「部長!それに、この世界の私!…迷惑ばっかりかけてごめん!な、何かしてあげられる訳じゃないから…許してくれなくてもいいけど…。もう少ししたら、私…元の世界に帰るんだ!それで…帰ったら…温泉を掘りたいって思ってる!だから…」
言っててなんだか熱いものが目から零れてきた。今更虫がいいと思われるだろうか。そんなこと伝えて何になるんだとか言われないだろうか。不安になりながら視線を下に向けていると…。
メグ「そっか!頑張ってね!」
自分に、そう声を掛けられる。顔を上げるとカスミもにこりと微笑んでいた。
カスミ「うんうん、君は君のやりたいようにやるといいさ」
そう言われて、なんだか夢の中でカスミ部長に言われたことを思い出して─
ヒナ「あら、感動的なシーンの途中だったかしら?」 - 51二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 12:11:05
あっ
- 52二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 12:19:20
To be continued
- 53二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 18:41:02
─いたらヒナたち風紀委員が現場に駆けつけてきたようだ。
ヒナ「聞いたわよ別世界のメグ。帰るんですってね」
ホムラ「あ……うん」
ヒナ「そう、元気でね。…さて」
ヒナはカスミたちの方に向き直る。
ヒナ「覚悟は、できてるわよね」
カスミ「ひ、ひ、ひえええぇっ!!!」
メグ「あっ、また部長が気絶した!」
涙を拭い、あっちはあっちでいつも通りだなぁと思いながら、私はその場から離れるのだった。 - 54二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 23:09:35
指定されたポイントには先生と、自分たちが通ってきた謎の建造物があった。
“お待たせ。お別れは言ってきた?”
メグ「うん」
ハナエ「…これで、お別れなんですね…」
先生は、引き留めたいとも思っていた。崩壊した自分たちの世界より、自分たちの世界でなくてもまだ崩壊していないこの世界にいる方がいいんじゃないかと…そう思っていた。でも、彼女たちは結果として元の世界に帰ることを望んだ。それが彼女らの望みであるなら、私がそれを否定する理由はない。
“…車、通れそう?”
メグ「入口大きいし大丈夫でしょ」
“ならいいけど…”
ハナエ「それじゃ、先生!…またいつか会えたら…よろしくお願いします!」
またいつか。その日は果たして来るのだろうか。わからないけど、彼女たちはきっとまた会えると思っているのかもしれない。
“うん、またね”
メグ「体には気をつけてね!先生!」
メグはそう言うとアクセルを踏んで別世界の穴の中へ突っ込んでいった。
車の駆動音が聞こえなくなると同時に、その建造物はまるで霞のように消えてなくなった。
“帰れたかな…あの二人”
別世界の存在である私には、二人の幸せを願うことしか出来ないが…これから先も、彼女たちのことを忘れないようにしようと考えるのだった。 - 55二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 07:14:24
保守
- 56二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 07:37:28
保守
- 57二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 13:40:49
帰ったか…てことは次くらいで終わり?
- 58二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 18:39:08
─建造物の中を走り抜け、光の中へ飛び込んだ先にあったのは…荒廃した大地と荒涼とした光景。
メグ「…帰ってきたね」
ハナエ「…そうですね」
自分たちの世界に帰ってきたことに若干の感慨深さを覚える二人。
これからどうするか。その答えは、既に出していた。
メグ「それじゃ、キヴォトスの外を目指して…出発ー!」
ハナエ「おー!」
キヴォトスは確かに崩壊した。それでも、この世界のすべてが崩壊したわけではないはずだ。それを確かめる為にも、キヴォトスの外を目指そう。それは、二人で決めた…確かな約束だった。
崩壊した世界でも、二人には微塵も不安なんてなかった。
傍らに、大切な人がいる。それだけで、何処までも行ける気がするから。
メグ「あ、あそこ!いい温泉が掘れそう!」
ハナエ「え?どうしてですか?」
メグ「んー?なんとなく!」
ハナエ「勘ですか!?」
静かな風が吹き抜ける世界に、そんな二人の声が響く。
二人を乗せた車が何処へ向かうのか、二人がこの先どうなるのか、それは誰にもわからない。
それでも、彼女らはこの世界で生きていく。もう二度と喪われないであろう、笑顔を携えて。 - 59二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 18:40:39
以前のメグが戻ってきた…!
- 60二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 18:43:04
元の明るいメグになって良かった良かった。しかし…外の世界には雷帝が居たよな…エルピスの星の事も有るから、何かまだ有るのかな?
- 61二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 18:44:19
- 62二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 18:47:44
お疲れ様
- 63二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 19:09:19
温泉行きたいです
- 64二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 21:36:48
個人的にはハッピーエンドだと思います。少なくともメグは救われてると思うので。
- 65二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 21:37:41
はやくゲヘナ編みたくなってきた
- 66二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 21:44:50
- 67二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 02:32:47
このレスは削除されています
- 68二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 02:33:49
二人が幸せでいられますように
- 69二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 07:40:36
『祈って』おこうかな………航海の無事を………
- 70二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 14:33:32
おまけ①
メグ「これくらいでいいかなぁ?…湯加減もいい感じかな。私的には物足りないけど」
ハナエ「わぁ〜、すごいです!即席の露天風呂ですね!…私からすればいい感じの湯加減ですけど…」
メグ「あ、先に入ってていいよ!」
ハナエ「いえいえ、メグさんが掘った温泉なんですから、ここはメグさんから先に…」
メグ「いやいや…」
ハナエ「いやいや…」
(結局2人1緒に入ることに)
メグ「んー…久しぶりの温泉かも〜…」
ハナエ「…確かに、そうですね」
メグ「どうかな、ハナエ…?」
ハナエ「とってもいいお湯ですよ!」
メグ「そっか!良かった!」
(そうして二人は温泉で旅の疲れを癒すのだった) - 71二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 14:54:09
ええやん
- 72二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 18:09:41
温泉掘ってる~!良かった…ホントに良かった…
- 73二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 02:19:53
保守
- 74二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 02:25:03
例のマコト主人公の過去編SSと同じくゲヘナ編が来た後にまた見てみたくなる作品
- 75二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 08:42:26
新しい義手で温泉に入れる様になったのは良かった
- 76二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 16:27:26
女先生の世界線から来るのは珍しいな
- 77二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 17:53:09
- 78二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 01:21:02
んまぁ設定する必要性も薄いだろうし…
- 79二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 01:22:55
本筋と関係ないしな
- 80二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 08:21:10
保守
- 81二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 17:40:45
ssとても良かったです
- 82二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 18:28:36
かんしゃあ〜
- 83二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 00:27:57
メグハナとかいうあまりにも特殊すぎる誕生経緯を持つCP
- 84二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 08:21:58
本当に特殊な例だ
- 85二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 17:15:17
保守
- 86二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 01:03:59
おまけ②
メグ「…崩壊したって言ってるけど人がいなくなっただけで自然が残ってる場所もあるんだよね〜」
ハナエ「そうですねぇ…そうだ!」
メグ「?」
ハナエ「これを使って…」(チェンソー装備)
メグ「待って待って待って。何する気??」
ハナエ「この木を使って燃料を作ろうかなと、多めにあった方がいいですよね?」
メグ「あぁなるほど…というかそんなの積んでたっけ?」
ハナエ「はい!本来は救護用なのですが…」
メグ「それでどうやって救護するの!?」
ハナエ「あれ?言ってませんでしたっけ?これでメグさんの左手と両足を…」
メグ「…え」
ハナエ「冗談です♡」
メグ「レアかミディアムかウェルダンかくらいは選ばせてあげるよ?」
ハナエ「わー!ごめんなさい!!」
メグ「冗談だよ♪」
ハナエ「メグさぁん!!」 - 87二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 09:34:05
…恋人では?
- 88二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 14:44:01
おまけ③
メグ「先生から貰った地図が正しければもう少し進めばキヴォトスの外に出れるわけだけど…」
ハナエ「…なんだか不安です」
メグ「そうだね、私たちってキヴォトスの外に出たこと一度もないもんね」
ハナエ「先生なら、こんな時なんて言うでしょうか?」
メグ「…きっと応援してくれるよ」
ハナエ「…そう、ですね…」
メグ「…ハナエ」
ハナエ「はい?」
(ほっぺを上に引っ張る)
ハナエ「あうぅぅ〜!?な、何するんですか!」
メグ「あはは!怒った顔より笑った顔の方がいいよハナエは!」
ハナエ「むぅ…」
メグ「笑って生きよう、ハナエ。…きっと大丈夫だから!」
ハナエ「…ちなみにそれ、根拠は?」
メグ「ない!」
ハナエ「…ふふっ、はははっ!そんなキッパリ…ふふ…!」
メグ「うんうん、やっぱりハナエの笑顔が好きだな〜」
ハナエ「ふふ…はい!私もメグさんの笑顔が大好きです!」
メグ「よーし、それじゃ…行こ〜!」
ハナエ「おー!」 - 89二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 15:00:15
- 90二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 20:04:44
お疲れ様でした
- 91二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 23:41:04
- 92二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 23:54:32
そういやカスミの過去はほんのちょっとだけ掘り下げられたけどメグの過去はまったく掘り下げられてないんだよねぇ
もしかして当時雷帝派閥っぽいヒナと関係深いっぽいから同じように雷帝派閥だったとかあるかもしれん - 93二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 00:00:47
ヒナが若干保護者っぽい目線を向けてる感あるし有り得るなぁ…
- 94二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 00:13:00
元ネタ的にマコトはクーデター側の首謀者だろうけどメグ、ヒナ、セナは雷帝派閥だったんじゃねぇかと妄想してる
- 95二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 02:15:08
- 96二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 10:34:41
ss面白かったです ありがとうございました
- 97二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 19:36:09
SS最高でした!
- 98二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 03:24:47
まとめました
そのついでにタイトルも設定しました
よろしければこちらでもどうぞ(夜遅いので3:30時点では途中までしかまとめられてませんが時間ある時にまとめていきます) - 99二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 03:26:05
- 100二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 12:30:07
- 101二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 13:02:20
ありがとうございます