[閲覧注意　R18寄り] ここだけ藤丸立香が

「モイライの貴女たちは三人で一人のペルセポネなのよ」
　矛盾をした言葉を語りかける母上……地母神デメテルの言葉に頷き、うっとりと蕩けさせた目を閉じて、深く聞き入る振りをする。

――――我々は失敗した。

　藤丸立香はカルデアの残党を率いて侵攻したこと、カドックは招かれたクリプターでありながら反乱勢力を扇動したこと。そして私は、肉体ごと異星の神の手先だったこと、ゼウスの盟約の裏で密かに人類を神に作り変える計画を企んでいたことを看破され、共にオリュンポス反乱の大罪人として捕らえられた。
「どうか聞き入れてください、大神ゼウス。貴方だけの治世では、貴方はそう遠くないうちに力尽き果てる。私は――」
「……キリシュタリア・ヴォーダイム。今を持ってそなたとの盟約を破棄する。どうか余の元で生まれ変わり、幸せに過ごしてくれ」
　そして抵抗できないまま高濃度のクリロノミアを体内に流し込まれーー気が付いたときには、我々はペルセポネの神核を受け継いだ女神に肉体が変容していた。
　ゼウスは運命の女神モイライに因み、藤丸をクロートー、カドックをラケシス、私を――キリシュタリア・ヴォーダイムをアトロポスと着名させた。
　私の盟友でもあったゼウスは、他の神々にしたように人格に手を加えることを良しとしなかった。それが良いことか悪いことか。藤丸とカドックの二人はーーおそらく私も、ある程度の人格と正気を保ったまま、次第に精神を歪めさせていった。
　最も陥落が早かったのは藤丸立香だった。マシュを含めたカルデアの残党は自分を残して鏖殺されたと聞かされ、遺体を目の前に引き摺り出され、彼は壊れた。
「マシュ！　みんな、そんな……うあああああ！！！！」
　4つの異聞帯を滅ぼした彼の精神は、既に限界を迎えていた。走り続けられる未来はもしかすればあったのかもしれないが、支える者も抵抗する手段も、既に失われた。
「お母さん、お父さん…………」
「クロートー。母ならば、ここにいるわ。ゼウス様も、あなたを父親として愛してくれる。あなたより先に行くこともない。いつまでもここにいていいのよ。何千年も何万年も、ずっとずっと…………」
「デメテル……お母、さま…………」
　一度廃人と化した彼は、緩やかに地母神の安寧へと沈んでいった。

>>66

545322/04/14(木) 00:08:33

「……違う！　わたしは、僕はカドック・ゼムルプス。人間だ、女神じゃない……」
「どうして自分を傷付けるの、ラケシス？　……よかった、まだ壊れていない。さあ、また産み直してあげるわ」
　一人になるたびにうわ言を呟きながら壁に頭を打ち付け続け、自害を繰り返そうとしたカドックは。クリロノミアで蘇生されるたびに苦しむ時間が、正気でいる時間が少なくなっていった。
「……アナ。僕は…………」
　彼がカドックでいた時の最後の言葉を、何百年経っても忘れることができなかった。

　それでも僥倖だったのは、私の肉体に課せられた数多くの枷が、改造の際に取り払われたことだ。異星の神との契約や、既に寿命が迫っていた肉体の再生。ついでにゼウスが命尽きるまで続く、膨大な寿命。以前と比べれば、絶好のチャンスと言えるだろう。

――ゼウスはどうして、我々にモイライの名を授けたのだろうか？　人類に寿命の概念の失われたこの異聞帯で、命の糸を紡ぎ、刈り取る女神たちの名を。

　私はアトロポス。汎人類史では運命の糸を断ち切り、命を終わらせる女神だ。運命の日が来るまで心に鋏を忍ばせ、ただ女神の三女として振る舞い続ける。そしていつの日か反旗を翻そう。藤丸立香、カドック。そしてゼウスと、人類の未来のために。

>>66

555322/04/14(木) 00:10:03

　なんで水怪進めてないのにこんなのを書いてるのか……寝ぼけててペルセポネをペーネロペーと間違えかけるしクロノミアになりかけるしでもうダメだ。口調とか設定ガバあっても許して。
　力尽きたけど、もっと三女神のイチャイチャを書きたかったなぁ……

56二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 00:13:59

なんだろう？妙にしっくり来るなと思ったらアレか逆だがバゼットが似たような状態だったからか

57二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 04:36:32

おかしい…悍ましや汎人類史案件のはずなのに、熱い展開になっている…
熱いし、教養あがるし、シコれるしなんだこのスレ無敵か？

>>58

58二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 09:57:00

>>57

まぁ、ぐだカドキリの男衆トリオを基にしたモイライ三姉妹による「バラで作った百合の造花」プレイや、そこにデメテルも加えての疑似親子百合案件でもワシとしては一向に構へんのやけどな　ブヘヘヘヘヘ（品性：-EX）

>>59

59二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 12:06:36

>>58

花畑の観測か。

いつ出発する？私も同行する（千里眼（シコ）：C）

60二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 12:25:16

ペルセポネの残骸を埋め込まれたりデメテルのでっか…からクリロノミア飲まされて、ベルセポネの要素を引き継いだぐだがデメテルのことを母親のように思うけど、だからこそ間違っていることに打倒しなければならないと気合いとベルセポネの残骸からの加護とかで完全には染まり切らないのはみたい
なんとかボーダーに合流して倒した時は一人になったとき泣いてたりするとさらにいい

ま、体がベルセポネに変わっていく過程だったり、
キートン着てしおらしい性格になったぐだを見たいだけなんだけどね！

>>71

61二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 12:27:41

おかしいな…普通に面白そうだぞ…？

>>62

62二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 14:10:24

>>61

ガワが倒錯してるだけで、骨子は熱いからな…

一度は敗北、洗脳、支配下に置かれたものが本来の自分を取り戻し、解放を目指す。古今東西で好まれた物語だろう。さらには仮初めの母への情もあり、それをもって仮初めの母を止める、なんて要素もある。

…困ったな。羅列するとほんとに面白そうだ

63二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 14:22:51

洗脳改造TS百合(？)全盛りなのにキリシュが巻き込まれてからなかなかエッチな感じにならないな……キリシュの正気が強すぎるのが悪いよ

>>64

64二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 18:49:27

>>63

個人的にはむしろこう考えた。

名門の後継者・魔術界の新星として期待や羨望・嫉妬と言った感情に常にさらされていたキリシュタリアが女神アトロポスとしての肉体を得たことで、ウン千年単位の時の流れの中で神への叛逆の計画を練りつつもこれまでの一切の枷から解き放たれて気ままで自由奔放・甘えん坊で好奇心旺盛な愛され三女としてクロートー（ぐだ男）やラケシス（カドック）に甘えまくって一緒にお風呂で洗いっこしたり、寝ぼけて床を同じくする姉'sのあんなトコやこんなトコに吸い付いて嬌声を上げさせたりするんだ。

キリシュタリアのこれらの行動にはもちろん自分たちを監視する神の眼をごまかす意図があるんだが、ソレはソレとしてアトロポスとしても全力で姉たちに甘えてイチャイチャ・キャッキャウフフと肉体的なコミュニケーションをとるんだ（精神汚染（百合？）：??）

>>65

65二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 21:42:47

>>64

天才かな？壊れた二人のメンタルケア(？)の名目でちょっかい出す三女……すき……

66キリシコ物書き22/04/14(木) 22:58:49

>>53

>>54

昨日の怪文書の補足。

　もっと長くなりそうなのでまとめて女神にされる設定にしてしまった。一番のスケベポイントは「高濃度のクリロノミアを体内に流し込まれ――」のあたりなんだが、語り手がキリシュだったせいであっさり一文で済ませてしまった。どちらかというと妖精騎士の着名(ギフト)みたいになってない？

クロートー藤丸:一度ブチ壊れたけど、汎人類史をなんとかできる算段が立てば再起できそう。カルデアの面々を雑に処理してしまってすまねえ……

ラケシスカドック:馴染んでしまったように見えるが、心に未だあの皇女が残っている。女神として皇女エミュが混ざってても可愛いと思うけど、素のままでいてほしい願望も強い。どちらも美味しい。

キリシュタリア:本編でマシュが観測した通り、このままだとゼウスが限界迎えて詰むのはわかっているのでアトロポスの振りをして機会を窺っている。詰んだように見えて本編より自由に動けるんだよなこれが……

ゼウス:叛逆しかねないのはわかってるだろうに、人格に手を加えなかった理由は不明。ぶっちゃけた話、頭をいじられるとさすがにキリ様でもどうしようもないので…… 百合(？)の花園にゼウキリを混入しかけたことをここに懺悔いたします。

デメテルママ:エミュに自信がない。モイライのペルセポネが三人に増えて良かったね(？)

オリュンポスの人々:反逆者としてモイライに強い侮蔑の目を向けている。ヘイトは上姉が集めているものの、信頼を勝ち取っていた三女を強く憎む者もいるようだ。正面からはまず勝てないが……

>>68 >>72

67二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 23:10:14

このレスは削除されています

68二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 23:17:42

>>66

>ゼウキリを混入しかけた

そういうのもいいんじゃないかなあ！

それはそうと普通にオモロイので感心してる

>>69

69キリシコ物書き22/04/14(木) 23:26:43

>>68

えっ思う存分ゼウキリを書いてもいいのか！？　クリロノミアをこうね……植え付ける過程でね……

　嗜好が凌辱寄りなせいで書くとだいたい地獄みたいになるしイチャラブが苦手なんだよなあ……他の皆様におまかせしよ……

70二次元好きの匿名さん22/04/15(金) 07:19:19

保守シコ

71二次元好きの匿名さん22/04/15(金) 12:31:33

>>60

「……うぅっここは」

……ここはどこだ？俺はいつから意識を失っていた？

俺は気がつくと見慣れないベッドに寝かされていた

まず考えて敵の手に落ちてしまったことと機神達は今すぐ殺す気がないであろうことを瞬時に予測

他に何かないか探そうとしたとき、胸の辺りに違和感を感じ魔術礼装の隙間から覗き込むと緑色の金属が体に溶け込んでいる。

痛みはないが未知の金属片を埋め込まれている事実にゾッとしていると

「お目覚めかしら。ベルセポネ」

妙齢の後ろ髪を三つ編みで纏めた女性がこちらにやってきた

ベルセポネ？誰のことだ？

その顔は慈愛に満ち、こちらへの敵意はない

しかし、その目は正気ではなく慈愛もこちらに居ない

俺ではない誰かに向けられたものだ

「ベルセポネ、嗚呼、可哀想に」

目に涙を浮かべ俺を優しく、赤子をあやすように俺の頭を胸へと抱き寄せるがこちらの力では抵抗できないような強力な物だ

「大丈夫。おかあさんに任せて」

そのまま、胸を曝け出した

は？と思考が一瞬フリーズしたのがいけなかった

彼女は口に胸を押しつけ授乳させ始めた

「んー！んんー！！？」

「そんなに暴れないでベルセポネ。恥ずかしいのはわかるけど、必要なことなのよ？」

流し込まれる母乳は無味のドロリとしたもので俺はそれに窒息しないために飲まざるを得ない

暫くしてようやく手が緩み解放された

咳き込んで手についた物を見て驚愕した

それは銀色の水銀のように見えるがそれよりもタチの悪い代物

「クリロノミアッッ…」

神の加護を与え、代わりに隷属させることも可能な物質

冷や汗をかいているとカッと身体が火照りだし胸から痛みを覚えた

>>75

72二次元好きの匿名さん22/04/15(金) 12:37:55

>>66

カドックとキリシュタリアによる藤丸の百合カウンセリングですか

良いですね

73二次元好きの匿名さん22/04/15(金) 13:08:51

このレスは削除されています

>>74

74二次元好きの匿名さん22/04/15(金) 13:32:24

>>73

スレタイもそうだけど、あまりにストレートすぎるとアウトじゃなかった？そこまで行くと別スレ感はあるかも

あとコテハンであまりやり過ぎると変にカドが立つ気がしなくもない

>>76

75二次元好きの匿名さん22/04/15(金) 13:41:50

>>71

「ア、アア」

「ベルセポネ、これでカルデアの悪魔はいなくなるわ。今はゆっくりお休み」

待てと服装を正し立ち去る機神に手を伸ばすが体の違和感により引き止めることは叶わなかった

胸の違和感と息苦しさに極地用カルデア制服の前を解放すると信じられない光景が広がっていた

胸が前へ押し上げられるような感覚と共に隆起し二つの双丘を形成し始め、トレーニングや戦闘でついた腹筋の筋や古傷が薄くなり消えた

違和感のある部位の肌が銀色の肌になってから前より白い肌色へと変わった

体脂肪の移動により腰が徐々に細くなり華奢になる

臀部の辺りが熱くなり始め、歯を食いしばって耐える

このまま流されれば、確実に「俺」が消えてしまうそんな予感があったからだ

自分の意思とは関係なく体が痙攣してその部位が変化していく中で耐え切って逃げる心を折られまいと決意を新たにしていると「歌」が聞こえてきた

>>77

76二次元好きの匿名さん22/04/15(金) 13:44:40

>>74

　それもそうですね。ちょっと頭を冷やしてきます。

77二次元好きの匿名さん22/04/15(金) 14:57:30

>>75

俺の身体の感覚が失われていくように感覚が鈍くなり始め、声が聞こえてきた

「ベルセポネ、ゆっくりおやすみなさい。そのうち悪い夢から覚めるわ」

違う。俺は藤丸だと言いたいが歌が聞こえ始めてから力が抜け、思考に靄がかかり抵抗する気力が失せ、むしろ頭の中に入り込んでくる「何か」を心地よくさえ感じ始めた

天井からなぜか吊り下げられた鏡が俺を写した

そこには長い黒髪の女性へと変貌を遂げた俺が

胸を大きく露出させた格好でトロンとした表情で未だ身体に流れる心地よさに反応していた

「私」ははしたないその姿に恥ずかしさを覚え…

！！？違う。私はフジマル　リツカ(？)だ！

あれは私であって私じゃない(本当に？)

「ベルセポネ。貴女はこれが正しい姿なのよ

今までの仮初に騙されてはダメよ」

「この感覚がリアル。現実よ」

快楽を感じる部位を支配されたように止めどなく流れる電流のような痺れが思考を鈍らせ疲れを覚えさせていく

鏡の中の私も微笑みを浮かべてビクンと一瞬腰が浮く

この私は幸せそうに快楽を受け入れていた

瞼が重くなり、意識はゆっくりと夢の中へと落ちていった

「んー、よく寝た」

私は肌寒さを覚えて目を覚ました

今までの奇妙な夢を見て眠れなかったがやっと爽やかな朝を迎えることができて私は気分を踊らせ起き上がる

スースーするので下を向くと信じられない光景が広がっていた

見たことのない服を私は前の方を一切閉めずに

む、胸を何も巻かずに露出させた上下の方は体のラインを強調するかのようなに、キツめのサイズのデザインの服を着ているのだ！

羞恥心で顔を真っ赤にして腕を前に隠してすぐに湯浴みの部屋へと駆け込んだ

なんで私はあんな破廉恥な格好をしていたんだろう？

キトーンに着替えてご挨拶をしなきゃとキートンに着替え始めた

>>78 >>80

78二次元好きの匿名さん22/04/15(金) 15:03:50

>>77

以上

最初考えてたのより削ったのにまだ長い

ペルセポネ藤丸が極地用カルデア制服で胸見せしたのは封印指定執行者みたいな感じが好きだからです

画像を見て幻覚が見えたのを文章に置き換えたらできたのがコレ

続きは今はもう書けん　力尽きた

>>79

79二次元好きの匿名さん22/04/15(金) 15:07:47

>>78

そして、ベルセポネじゃなくてペルセポネだった…

80二次元好きの匿名さん22/04/15(金) 15:13:07

>>77

いいねえ……いい感じに正気度が失われていく……自分ペルセポネ間違えたかな？と思ったけどペルセポネで合ってたのね。よかった。

キトーンってなんだろうな？と調べたらギリシャのあのヒラヒラしたアレなんだね……きっと美しいだろうな……また勉強になった……

81二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 00:26:00

保守

82二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 02:05:10

頭を冷やしたのでモイライ三女の話をするね。色々ヤバいことになってはいるがそれはそれとして、女になったり少々様子がおかしくなっていても藤丸やカドックと遊べる機会なんてまともになかったので全力で楽しみそうだね。長く続く安寧の中で心を癒したりしながら、母からの愛も受け取っていそう。いざ事を構えたら容赦しないけれど、そんな日々も大切に胸にしまっていそう。
というかキリシュ、父はアレとして母とはどんな関係だったかよくわからんな……

[閲覧注意 R18寄り] ここだけ藤丸立香が

[閲覧注意　R18寄り] ここだけ藤丸立香が