【SS】蒙古タンメン手毬

  • 1二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 01:37:51

    P「ズルッ……ズルズル……」
    ことね「ガラガラガラプロデューサーおっくれました────ってなぁっ!?」
    P「ことねさん……お疲れ様です(ジュル」
    ことね「イヤイヤイヤイヤ!汗だくだかじゃないですかっ!それっ、例の激辛ラーメンですよねっ!?」

  • 2二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 01:41:17

    P「ご存じでしたか」
    ことね「ご存じもなにもっ!購買で売ってるおじさんのラーメン、ウチのクラスではいわく付きですよ!窓際の席の子がそれ買って、激辛すぎて食べれないってウチのクラスみんなで食べて処理したんですから!」
    P「そうなんですね……ご存知のとおり、すさまじい辛さです……」

  • 3二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 01:45:04

    ことね「じゃあなんで買ったんですかそんなの……。プロデューサーって辛党じゃないですよね?」
    P「これは、ズビ、手毬さんが食べ残したものです」
    ことね「え“」
    P「食堂で食べている人を見かけて、気になって買ってみたんだと……部室の給湯器を利用してここで食べていましたが……ジュル、二口目にはティシュを空箱にしていました」
    ことね「だからそんなに鼻水垂らしてるんですか!?」
    P「お見苦しいところをすみません」

  • 4二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 01:48:54

    P「手毬さんは辛さに耐えかねて走り逃げてしまったので、残飯処理を引き受けました」
    ことね「引き受けました。じゃないですよ!ていうアイツぅ───っ。あぁもう!こーなったらあたしも手伝います!」
    P「いえ、ことねさんの手を煩わせるわけには」
    ことね「別にいーです!半分取り分けて下さい!」
    P「ですが、ことねさんにも予定が」
    ことね「だからいーですって!」
    P「どうして」
    ことね「──プロデューサーとお昼食べに来ただけですから!」

  • 5二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 01:51:39

    ことね「───分かったら半分っ、取り分けて下さい!」
    P「……ズビ」
    ことね「………っ。あと、はい、プロデューサーっ」ヒラッ
    P「………?」
    ことね「あたしのハンカチです!かみますから、チーンして下さい!」
    P「い、いえ。流石にそれは」
    ことね「暴れない!」ガシッ
    P「(………っ!?)」
    ことね「チーン!!」
    P「─────ジュ、ズビ──ッ」

  • 6二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 01:55:21

    P「───────グジュ、ズビィ……」
    ことね「ふぅ……最後まで出せましたね」
    P「ふ、藤田さん、ハンカチが、私に貸して下さい」
    ことね「別にいーですから!さっ、食べすすめますよ!」
    P「せ、せめて私が洗浄するので」
    ことね「それもいーです!女子寮に入っちゃったら返却も手間じゃないですか。チビどもで慣れてるから大丈夫ですよ」
    P「しかし……」
    ことね「しつこいですよー。───ズルズルズル(ウグッ、辛ぁっ!?)」

  • 7二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 01:58:48

    ことね「……ッ」
    P「ふ、藤田さん。無理はしないで下さい」
    ことね「──だ、大丈夫ですよこのくらい!むしろ思ったより辛くなくて安心したくらい──ゲフッ、ゲフッ」
    P「藤田さんっ!」
    ことね「だ、だいじょぶっ、ゲホッ、器官に入っただけで───ゲフゥッ」
    P「しかし──っ」
    ────ガラガラガラ
    咲季「お邪魔するわ!」

  • 8二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 02:02:03

    咲季「──って、凄い匂いね…。ラーメン?」
    P「咲季さん!」
    咲季「二人とも汗だくじゃない!代謝が良いのは結構なことだけど……そのラーメンのせいかしら?」
    ことね「さ、さき……っ、いいとこに……」
    咲季「?」
    ことね「ぷ、プロデューサー………」ゴニョゴニョゴニョ
    P「──!?しかし、それは……!」
    ことね「だって、どのみち食べ切るのは無理ですよ……!」
    咲季「ちょ、ちょっと!あたしを放ってなんの話をしてるのよ!」

  • 9二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 02:05:14

    ガリガリガリガリ───これでいいのかしら?
    ──おーいい感じじゃん!あとはいつもの要領で混ぜて
    ───凄まじい色になっていますが…
    ────いつものSSDに比べたらこんなの大したことないですよ!
    ──それ、どういう意味かしら?」
    ────せめて、毒味は私がします
    ───いやいやいやいや、プロデューサーは十分頑張ったんですから
    ────ですが、私が蒔いた種です
    ────いやっ、それを言うならアイツが
    ────完成したわ!!

  • 10二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 02:08:52

    ──十分後
    ガラガラガラ
    手毬「──プロデューサー!帰ってきたよ!」
    ことね「おー手毬!ちょーどいいところに帰って来たな!」
    手毬「ことね?咲季も。部室に集まって何してるの」
    咲季「細かいことはいいじゃない!それよりも、手毬のために作った特製SSDを冷やしてあるわよ!」
    手毬「え、SSD……っ?……今すぐ捨てて」
    ことね「ひどいこと言うな!──言っとくがな、本当に捨てていいのか〜?」
    手毬「……どういう意味」
    咲季「今回のSSDは、ラーメン製よ!」
    手毬「ラーメンっ!!!?」

  • 11二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 02:11:06

    ことね「──コイツがその特製SSDだ……ほらっ、ぐいっといっちゃって!」
    手毬「ま、待って。それより先に……プロデューサーは何処行ったの」
    咲季「細かいことはいいじゃない!それよりも早く飲まないと鮮度が落ちるわよ!」
    手毬「ラーメンに鮮度って」
    ことね「いいからいいから!ほらっ!一気に!」
    手毬「……………………ゴク。っ!?!?」

  • 12二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 02:14:46

    咲季「きゃー手毬!泣き出すことないじゃないっ!」
    手毬「なにこれっ!?辛いっ!こんなのらーめんじゃな……」
    咲季「全部飲み込めて偉いわよ!」
    手毬「ことねが一気にっていうから………っ。おトイレは!?」
    咲季「ダメよ。今は先約がいるもの」
    手毬「はぁっ!?!?」


    ─────コンコン
    ことね「プロデューサー、大丈夫ですか〜?」
    P「は、はい……っ、なんとか………っ。うっっっ」ギュルルルルル
    ことね「ごゆっくり〜〜〜っ」

    おわり。

  • 13二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 02:41:57

    面白かった。スレタイは蒙古タンメン月村の方がよかったのでは、、?

  • 14二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 02:56:21

    ことねママぁ

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