- 1二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 14:44:41
……の「先生」だったらしい、謎のじいさん概念。
現在は既に教職から身を引いており、トリニティ自治区内のとある屋敷で物書きに専念している。
https://dic.pixiv.net/a/Gerson
コチラもどうぞ↓
【ブルアカ×DELTARUNE】シャーレのエンター”テイナ”ー|あにまん掲示板ここだけテナがシャーレのエンターテイナーの概念先生はよくテナに振り回されまくってるとなお良し!!bbs.animanch.com - 2二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 14:50:51
『ガーッハッハッハ!
あのヘタレがなかなかどうして大きくなったもんじゃ!』
“……「先生」”
「「「「「先生の先生ッ!?!?!?!?」」」」」 - 3二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 14:52:45
正実を恐れない本物の悪党でも
『鉄槌』の名を聞いたら震え上がるんだよね - 4二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 14:53:06
いつまでも小僧扱いなんだよね
- 5二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 14:53:41
先生も「先生の先生」もあの特徴的な笑い方をするのか
謎の老人「ビャンビヤンビヤンww」 - 6二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 15:04:47
“✻ 今でこそ何やらカッコイイことを抜かしているがな、
✻ この小僧が生徒だった頃はヘタレの泣き虫じゃった!
✻ この写真はわしが昔撮ったものじゃが……”
“わあああああ!?
せ、先生お願いだから見せないで…!”
イチカ「……っていうことがあったっす。
結局中身は見られなかったけど……」
ツルギ(…ちょっと、いや凄く気になる……!) - 7二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 15:25:43
“✻ ゲヘナ学園のヒナ委員長、
トリニティまではるばるようこそ。
後で……コーヒーでもいかがかね?”
「ありがとう、でも紅茶で構わないわ。」
“✻ それは良かった!
紅茶の入れ方こそ人並みじゃが、
コーヒーの淹れ方は全く知らん!
お主のところのアコ行政官の方が遥かに上手じゃろう!”
「…もう、お世辞が上手なんだから……
ところで何で私やアコの名を知ってるの?
自己紹介したかしら」
“✻ 生徒の名は皆覚えとるよ。
職業病じゃな、ワハハ!” - 8二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 16:05:12
最終編の自治区防衛線あたりで初めて『正義の鉄槌』としての姿を見せるのかな。
そしてその強さに驚く生徒たちが見れそうだ - 9二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 16:26:50
“✻ 正拳突きはまず腰を深く落とす”
“✻ 胴体を捻ったり傾けてはいかん”
“✻ 重心をのせることを意識して…”
“✻ …ところでお前さん、
何でこんなこと知りたいのかね”
「救護のためです!」
“✻ ガハハ! そりゃいい” - 10二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 17:57:14
正義実現委員会と相性良いな
- 11二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 20:14:19
是非コハルと絡んで欲しい
- 12二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 04:37:50
最強格と同等かそれ以上であってほしい
- 13二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 14:02:33
時々生徒にアメちゃん(DDキャンディ)配ってそう
- 14二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 14:08:51
このじいさんに命令(お願い)されたら
素直に聞くヘルメット団とかいそうだな
(JISAN FRIENDにされた)
(チャプター4のダークナーたちはが言うことを聞くのは元々じいさんの道具だった説があるので) - 15二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 16:51:52
“…というか、先生はヘイローもないのにキヴォトスに来て大丈夫なんですか”
“✻ わしが銃弾でやられるようなタマだと思っとるのかね!?
むしろお前さんの方が心配じゃよ。” - 16二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 16:55:23
- 17二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 23:31:24
無理もないけど
ブルアカにはかっこいいお年寄りキャラが居ないからな…… - 18二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 23:58:02
ウイの修復技術に驚きはするだろうが
どんなリアクションするか想像つかん - 19二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 09:46:01
保守
- 20二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 14:59:08
何人かの生徒はじいさんの言葉に励まされて今を生きてるんだろうな。
- 21二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 17:40:14
このレスは削除されています
- 22二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 17:42:34
別にフクロウとかそれこそ亀の姿の老人キャラはいてもいい気がするけどな
- 23二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 20:56:07
- 24二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 21:28:08
- 25二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 22:11:54
古書館や教会によく行ってそう
- 26二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 22:25:46
あそこでNeed a hand!?が流れるのか…良いね
- 27二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 06:27:17
デルタ本編での記憶はあるのだろうか
アルビンにもう手紙を出せそうにない事や楽しみ隊にも会えなさそうな事はちょっと残念に思ってたりしてたりして
それはそれとしてここでの生活は楽しんでると思うけど - 28二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 07:00:21
- 29二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 08:26:43
Need a hand!?やHammer of justiseを流しながら戦いの場に駆けつける豪快な爺さんもカッコいいけどジャックシュタイン戦後のスージィとのやり取りの時みたいに迷ったり悩んだりしてる生徒にwise wordsをBGMに助言したり発破をかけたりする爺さんもアリだな…
- 30二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 18:05:33
保守
- 31二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 20:31:54
爺さんの(パラレルワールドでの)セリフ集
話し方の参考になれば
[UNDERTALE]亀のガーソンの店 全ルートのセリフ変化[公式日本語版]
っていうかこれ見てて思ったけどこのスレの爺さん、場合によってはトリニティが総合学園になる前の時代の事とかも良く知ってるんじゃねえか?バルバラだとかユスティナだとかアリウスだとか…
- 32二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 21:15:00
- 33二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 00:04:52
- 34二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 00:10:56
- 35二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 00:15:37
やった方が良いですよ……!デルタルーンチャプター4は……!
- 36二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 07:01:52
- 37二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 07:03:31
安西先生とか亀仙人とかそういう師匠ジジイポジションとして滅茶苦茶ストーリーに関わってくる
- 38二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 08:16:29
🎃「ナガイ シすぎ」
- 39二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 08:18:20
(ミズギ) スキ スキ
- 40二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 08:21:07
チャプター4でガーソンの株が冗談抜きで数倍に跳ね上がる位の活躍を見せましたからね…
- 41二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 12:50:48
ひえええええ!!!!!
- 42二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 15:56:04
- 43二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 16:12:53
奇しくもクリスの行動の時とほぼ同じポーズなの草
- 44二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 18:07:05
- 45二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 20:00:43
*あたりに 緑の自由と 桃色の祈りが弾ける。
- 46二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 21:18:37
*(屋敷の地下には 青く光る
ガラスのような タペストリーが 浮かぶ)
*(どの方向から見ても 同じ姿を見せるそれは
この世界の 予言とされている)
〝一人目の賢者〟
〝疑心に苛まれども他者を信ずる慈悲深き者〟
〝二人目の賢者〟
〝諦観に沈めども他者に手を伸ばす聡き者〟
〝三人目の賢者〟
〝過ちを犯せども他者に祈る力ある者〟 - 47二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 21:42:14
- 48二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 21:49:26
〝天より柱が降り空も大地も赤く染まる〟
〝あまねく全ての終焉の秒読み〟 - 49二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 21:51:45
実際ブルーアーカイブは聖書とかエロゲーとかの意思が具現化したものと言っていいから生徒たちはダークナーといって良いかもしれない
- 50二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 22:04:58
- 51二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 22:24:56
- 52二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 22:46:39
スカーレッティとケーキをお供に爺さんと他愛もないお話をする生徒たちは見てみたいかも
- 53二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 05:06:06
こういうおじいちゃんキャラって結構好き
- 54二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 06:45:22
- 55二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 07:32:41
〝暁のホルスは 黒き探求者に囚われん〟とかの予言もありそう
- 56二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 12:54:25
執筆中・・・
- 57二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 19:35:51
何しでかしたんだよ先生
- 58二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 00:44:05
*保守が みなぎった。
- 59二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 06:21:37
実際ミカは良い先生になれると思うんだよね
- 60二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 13:03:15
保守
- 61二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 13:39:22
🎃保 守 リ ス ギ
ニ
🎃 ナ ガ イ シ ス ギ - 62二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 13:41:18
ゲマトリアでさえも辿り着けない場所、
"ドコデモナイ"の位置を匂わせてそう - 63二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 20:59:27
- 64二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 21:02:46
先生が大人のカードでレッドバスター。シッテムの箱でルードバスターっのを思い付いた
- 65二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 21:09:27
ちょっと待てよ?その理屈じゃキヴォトスが滅んだら外の世界にも重大な危険性があるって事じゃねぇか?
- 66二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 21:43:51
- 67二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 07:32:50
保守
- 68二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 07:35:51
遅レスになるだろうがssを書いていく
「──ハナコなんか大っ嫌い!!!」
どこへ行くのかも分からないまま、下江コハルはトリニティの街道を走り抜けた。
きっかけは何だったか思い出せな…思い出したくない。
今はただ己の悲憤から来る激情に身を任せていたかったのである。
背後で誰かの必死な声が聴こえた様にも思えたが、それにすら耳を貸したくなかった。 - 69二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 08:38:51
ミス・ミズルとかもトリニティの何処かにいそうだと思った(小並感)
- 70二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 09:13:51
タイタンとの戦いでカードを使うといつもの生徒たちではなくデルタの勇者が召喚される…とかだったりして
*…。
*おいっ!?どこだよここ!?
…って、じいさん!?
*あれ!?ここは…どこ!?
”…!?君たちは…!?”
*ガーハッハ!お主のカードに少しだけ
細工をしてみたんじゃよ!
とにかく、久しぶりじゃの!
*ああ…久しぶりだな…。…で、なんで
オレたちがこのニンゲンに呼び出され
たんだ?
*アレを倒すのを手伝ってほしいんじゃ。
お前さんたちなら楽勝じゃろ?
*アレ…って、もしかして…
*タイタンかよ!?アレにもう一度勝て
ってのか!?
*…しょうがねえ、クリス、ラルセイ!
あとじいさん、行くぞ!
START!
- 71二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 13:02:57
…天気予報によれば快晴であったはずだが、夕方になると急に辺りは暗くなり、少しもしない間に土砂降りとなった。
最近噂のげりらごーう?とか言うやつである。
「うぅ…ビショビショ……。」
すっかりずぶ濡れになってしまったコハルは、何やら大きく古い建造物の玄関先で雨宿りしていた。
帰ろうにも必死に走ってきた身なので、戻り方が分からない。
もう辺りも暗い。スマホの電池は切れた。ここは何処だろう…。
「……ぐすっ…」
不安を無理やり押し込める。
大丈夫。自分は平気。泣いてない。涙がこぼれてる感じがしないもん。鼻が凄くツンとして痛いけど。
それに…どうやらこの建造物は廃墟のようだ。誰も使っていないようだし、人が住んでいる形跡も感じられない。
決めた。今日はここで一晩過ごそう。少女はそう言い聞かせると、闇の中に足を踏み入れた。
- 72二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 13:28:11
48. ATRIUM (DELTARUNE Chapter 3+4 Soundtrack) - Toby Fox
「懐中電灯があって良かったな……」
建物の中は想像以上に広いようであった。歩いて回っただけでも、大広間の食堂や良く分からない本が丁寧に保管されてある書庫(ウイがもしここに居るなら1週間は出てこないだろう)、薄青白い光が差し込むアトリウムのようなものまであった。
青黒く映る床石の上に敷かれたカーペットは、今でこそぼろ布のようであるが嘗ては豪華な物であったことが伺える。
以前友人のアズサから焚き火の作り方を教えてもらったこともあり、捨てられたものなので材料にすることも考えていたが…その気は失せてしまった。
「!? あぁもうっ、電池替えとけば良かったぁ……!」
懐中電灯の光がジジッ…と点滅する。どうやら探索はここでうち止めのようだ。仕方が無い、今日はこの場所で──
──不意に、足音が聞こえた。
- 73二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 14:27:05
どきどき…
- 74二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 22:58:51
これは期待
- 75二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 00:23:10
- 76二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 05:10:41
- 77二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 05:45:58
- 78二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 14:36:48
保守
- 79二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 22:11:32
続きが気になるぜ
- 80二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 22:25:53
- 81二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 22:41:09
51. Gyaa Ha ha! (DELTARUNE Chapter 3+4 Soundtrack) - Toby Fox
「~~~~~~っっ!?!?!?!?!?
だっっっだだだだだ誰誰誰だれぇぇ!?」
“*なんじゃ 騒々しい。
確かに年を 取ってはいるが
そこまで耳は 遠くなっとらんから
そこまで大声で 叫ばんでも よろしい!”
ワーッハッハッハ!と豪快に笑う、
桃色の髭をたくわえたカメの老人…であろうか?
いずれにせよ、この街…いや、この世界では見ない顔だった。
「お…お、お爺さんはここに、住んで…?」
- 82二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 23:00:55
- 83二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 23:25:33
- 84二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 00:07:55
「え──何で私の名を知ってるの!?」
“*ふむ。 そうじゃな…
まずお前さんは羽が黒く、着崩してはいるが黒いセーラー服を着用している。
これでトリニティ学園の正義実現委員会に在籍していることが分かる。
…しかしそれにしてはそこまで洗練された動きをしとらん。恐らくは1年生じゃ。”
“*次に…その持ち物かの。
お前さん驚いたときに鍵をばら撒いたじゃろ。
そこまでたくさんの鍵を持ってるという事は、何か倉庫番のような役割を担っておろう?
…それこそ、押収品のような。”
“*最後に、その銃じゃ。 スナイパーライフルじゃろう。
それも、お前さんとこの副委員長と同種じゃ…
トリニティ正義実現委員会1年生で、副委員長に師事し、押収品管理を担当する娘と聞けば、
それはお主じゃろう、と思っただけじゃ”
「……す…すごい!そんなにたくさんのことが分かるなんて──」
- 85二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 00:16:54
- 86二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 08:46:17
おぉ、SSありがとうございます
- 87二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 12:34:58
テナのスレ主や
やっぱじいさんかっこいいよ。続きが楽しみだぜ!! - 88二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 18:33:59
この爺さんのことまだ詳しく知らないんだけど
見た感じだとセイアともスムーズに会話できそう - 89二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 00:16:58
爺さんの住処やトリニティの教会周辺を探せば見つかる
不思議な存在
JISAN FEIGNED - 90二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 00:31:29
52. Fireplace (DELTARUNE Chapter 3+4 Soundtrack) - Toby Fox
──先ほどまでのどこか重々しい雰囲気とはうってかわって、そこは心安らぐ場であった。
時計の音が聞こえるほどの静穏が包み、古本と柔らかな紅茶の香りが辺りに漂う。
静かに燃える暖炉の炎は、何もかもが爆発し炎上する日常風景を見慣れているコハルにとって、本当に同じ炎なのかとすら考えてしまうほど美しいものであった。
“*……さて お前さん
このジジイの話し相手に なってはくれんかね?”
「…………えっ?あっ、はい!」
“*その 紅茶クッキーが
気に入った ようじゃな?
結構な値段が するもんじゃぞ。”
「……おいくら…なんですか?」
“*プライスレスじゃ。
何せ わしが作ったもの じゃからな、ガハハ!”
- 91二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 09:06:58
保守
- 92二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 12:59:50
*ほう 保守とな!
- 93二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 19:41:16
保守
- 94二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 00:25:14
- 95二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 00:34:36
- 96二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 09:13:17
保守
- 97二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 15:39:20
気になるので保守
- 98二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 17:44:34
- 99二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 18:29:47
- 100二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 23:29:10
─最初は、ほんの些細なことだったと思う。
普段の業務をしてたら、正義実現委員会の同僚たちとお昼を過ごす機会が出来て。
少し安めのケーキバイキング店で、紅茶を飲んで。会話に花が咲いて。
そして…ハナコに関する話題になった。
「そういえばハナコさんも補習授業部の一人でしたっけ」
「そーよ!ハナコはいっつもその…え、エッチなこと考えてて…」
私はハナコ先輩のことを大切な友人だと思っている。多分それは喧嘩した今も変わらないだろうけど…
とにかく、先輩について知ってることを全部話したかった。
「…それでね、あの先輩テストが近づくと、何時も分かりやすい説明をしてくれるの。
本番のテストは一桁台だったのに…」
「……え?それおかしくない……?」
- 101二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 08:55:28
保守
- 102二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 17:35:56
かわいい
- 103二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 00:07:23
- 104二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 05:47:23
楽しみ
- 105二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 14:41:43
…前々から疑問に思ってはいたのだ。
以前アリウスがトリニティを攻撃してきたとき、あのシスターフッドの指揮を代行していたという話を先生から聞いたことがある。
早急の事態であるとはいえ、あのシスターフッドがあっさりと指揮権を譲渡するものだろうか。
…だがこれも、以前シスターフッドから直々にスカウトを受けていた身であった、という前提があるなら合点がいく。
そういえば、ティーパーティーの現トップであるセイア様とも会話していた姿を見た。対等のようであった。
であれば、ティーパーティーからの勧誘も嘘じゃないのかもしれない。
じゃあなんで。
なんでハナコは補習授業部に入ってたんだろう。
なんでハナコ…さんは私と一緒にいるんだろう。
仕事をしたくなかったから?
それとも…
「うふふ♡本当にコハルちゃんは見ていて飽きませんね♡」
私が反応して騒ぐのが面白かったのかな。
私のことをからかうのが楽しかったのかな。
そう思うと、なんだか物凄く嫌な気持ちになった。
- 106二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 16:23:49
「…………」
次の日。空は雲一つない快晴だったらしい。
らしいというのは、とてもそんな青空を楽しむ気分になれなかったから。
前の晩はちっとも眠れなかった。
ハナコはホントに私の事友達と思ってるのかな。
ハナコはこんなところにいるべきなのかな。
ハナコは……ハナコは……
「あっ、おはようコハル!」
「いい朝だな、コハル」
「………おはよう」
エデン条約での一悶着以降、ヒフミとアズサは私にとって気の置けない友人だ。
「……あの。どこか具合、悪いんですか?」
「…どうしたんだ。少し疲れてるみたいに見える」
こういう時二人はとても聡い。気にかけてくれることはいつもなら嬉しいが、今日は気付いて欲しくなかった。
いけない。元気なふりをしなくちゃ。
「あっ!?い、いやこれはちょっと徹夜しちゃって──」
私は笑顔を張り付け、振り向い…
「──あらあら♡徹夜という名のエッチな妄想ですか?」
今一番会いたい、会いたくない人が、そこにいた。
- 107二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 22:09:21
「徹夜は乙女の天敵ですよ?
毎晩ぐっすり眠ることで、滑らかな御髪、白玉の肌、プルっとした唇、豊かでハリのある…」
「………」
「…ホントにツカレちゃってるみたいですね♡
なら疲労回復にキクお紅茶を知ってますか?ローズ“ヒップ”の──」
「─ごめんなさい。今はちょっとそういう気分じゃないの…」
…なんでハナコ、こんな能天気なんだろ。
私があんなに真面目に貴方のこと考えてるのに…。
「……っとと、そうでした!
今日はあのナギサさんが手配してくださったティータイムがあるんでした!」
「! あ、あぁそうだった。
皆も行く…よね?」
場の雰囲気を戻すべく、ヒフミが出来るだけ明るい声で話し、アズサも同調する。
「はい♡…コハルちゃんもさっきはゴメンなさいね♡」
「……うん」
思い出した。今日はエデン条約の騒動を含めた謝罪の場という名目で、ティーパーティーの皆様と
親睦を深める会だ。
午後からの予定だが今のうちに服装や身だしなみをきちんとしたものにしなきゃ……
- 108二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 22:10:23
- 109二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 23:05:45
佳境に入ってきたな〜
じいさんは紫ドラゴン娘の話を語るのだろうか - 110二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 00:29:34
「あはは…えっと、その…本日はお招きいただき、誠に…」
「かたくるしい礼儀は不必要です。
今回は私たちが貴方のためにこの会を開きたくて開いたのですから」
フィリウス派のトップである、ナギサ様はそういって優雅にほほ笑んだ。
「そーそー!この会は謝罪の場って言う名目だけど、
私たち全員単に貴方たちみんなと仲良くなりたいだけだからさ☆」
「…という訳だ。実質無礼講的側面も持ち合わせている。
君たちのパーソナルスペース…或いは気の置けない友人の家であるかのようにふるまうと良い」
「「………」」
…というか、ミカ様・セイア様までこのようなことをおっしゃられたのでは
落ち着けるものも落ち着けないのではないだろうか。
ヒフミとアズサの二人とも、手がかすかに震えているように見える。
震えていないのは──
「うふふ♡それではお言葉に甘えて♡」
「ハナコ……あなた、怖くないの…?」
「……まぁ、色々ありまして♡」
動じることのないハナコの後姿は、
いつもなら頼もしく思えたかもしれないが…
この時は、なんだか背中を向けられてるみたいに感じた。
- 111二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 09:51:55
保守
- 112二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 09:53:14
- 113二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 13:01:48
- 114二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 17:54:41
ハナコはしばらく目をぱちくりさせたかと思うと、にっこり笑った。
「……コハルちゃんにそう聞かれました?」
(あぁぁ~~もうバレてるじゃないもぉぉ~~!!!)
アズサは如何にもしまったという表情で冷や汗を浮かべている。
「……しかし、君の口からコハルという娘がどのように映っているのかは気になるところだ。」
「ミカさんはコハルさんのことをとても買っているんです。」
私のことをどう思っているかは、お二方も気になっているようだった。
……仕方ない。ハナコはきっと当たり障りのないことしか言わないだろうけど、
それでもきっと私のことを──
「コハルちゃんのことは私も好きですよ。
……だっていつも面白いリアクションを取ってくれますから♡」
え───
- 115二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 19:34:21
「私が思わせぶりなことを言う度に、顔を真っ赤にして『死刑!』って♡」
「でも、誰も見ていないと思ってる所で密かに顔を真っ赤にして恋愛小説を読んでるんです♡」
「それでいて見栄っ張りな所も本当に見ていて飽きない素敵な娘ですね♡」
なに、それ。
わたしのこと、バカにしてるみたいないいかた。
わたしのこと、ともだちじゃないみたいないいかた。
よりによってティーパーティーの皆様の前なんだから、
本音だったとしても少しはマトモなこと言うと思ってたのに…!
「…まぁコハルは確かに見栄っ張りだな。」
「騒がしいところはありますよね、あはは……」
「…だから、私にとってコハルちゃんは……
とってもイジリがいのある娘、です♡」
私の中で、何かがぷつんと切れた。
- 116二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 19:53:57
「うふふ♡……でも──」
「……ハナ、コ」
「!あ、あらら…聞いてました?
でも、これには続きがあって……」
「……っぱり」
「やっぱり…やっぱり私の事イジリがいのあるヤツだと思ってたんだ!!!」
「私もう知ってるんだから!聞いたよ!?
ハナコが本当は凄い人なんだってこと!
1年生の頃はトリニティのサイエン?って呼ばれてたって!
色んな所からスカウトを受けてたって……!
バカだから言わなきゃ気付かないとでも思ってた…!?」
「!」
ハナコの顔が動かなくなった。
──慌てて否定してない。やっぱりこの噂も本当だったんだ!!!
「それなのに…なんで補習授業部に入ってたの…?
なんでバカの真似なんかしてたの……!?
もうやめてよ…!
そうやってダメな人のフリして…
ほ、本当にバカなだけの私のことバカにして楽しい!?」
- 117二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 19:57:27
「ち…ちが、わたし、は」
「何が違うって言うの!?
ことあるごとに私を茶化すのも、えっちなネタを振るのも、
私が騒ぐのを見てて楽しかったからでしょ!!!」
「そんなに凄い人なら、凄い人らしく振舞ってよ!
私なんかと友達になるより、ずっと良い友達が見つかるでしょ!?
それこそ、ここに居られるティーパーティーの皆様みたいな!!!」
ハナコの顔が凍ったように、次第に青白くなっていく。
それでも私は今胸の中にある業火を吐き出さずにはいられなかった。
「分かってたもん!ハナコは私のこと、友達だとも思ってなかったってことぐらい!
それでも私は、本当にあなたと友達になりたかったのっ!
バカみたいだったでしょ!?一人で一生懸命だった私の姿は……!」
「ハナコは……ハナコ、さんは……!」
- 118二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 19:58:32
- 119二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 20:15:26
- 120二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 20:49:14
思わぬとこで意趣返しを食らったなハナコ…
- 121二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 22:17:16
- 122二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 23:24:12
- 123二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 00:31:51
わァ…あ…
- 124二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 06:53:27
まあこんな事言われたら💔よね…
- 125二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 07:09:00
「ハナコが…お、臆病……?」
いや。そんなはずはあるまい。
私の知ってるハナコはいつも余裕たっぷりな笑みを浮かべていた。
怖がってるような素振りなんて見たことすらない。
“*ふむ。ではなぜ そのハナコとか言う娘が
あえて愚か者の如く ふるまっていると思う?”
「……みんなをバカにしたいから?」
“*お前さんもそれは 有り得んと思っていよう。
補習授業部の一員として 手を貸し続けた理由を
説明できんじゃろうからな。”
“*ところで…お前さんは 偉い人になってみたいかの?”
「え…そ、それは、うん。私はエリートだから……」
“*そうではない。 偉い人になって何がしたい?
大勢の人に頭を下げられてみたいか?
何らかの強大な権限を手にしてみたいか?…ということじゃ”
「私は…みんなに慕われる人に…」
“*ワハハ…それは もうなっておろう!”
- 126二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 12:21:51
保守
- 127二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 19:02:52
保守
- 128二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 19:55:54
- 129二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 00:29:50
- 130二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 08:21:57
もう既に慕われてはいるもんなコハル
- 131二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 15:02:54
「ハナコ、さん」
精一杯の嫌味で可愛い 本人には特効なんだけど - 132二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 21:57:19
ほっしゅ
- 133二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 00:37:27
亀の甲だし年の功
- 134二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 00:57:39
“*特別な人間は 得てして孤独なものじゃ。”
“*しかし お前さんも含め 3人は
ハナコという娘と 「友達」であった。”
“*その娘が 特別であろうとなかろうと
ただ 同じ所にいる 大切な仲間として…
一人の 良き友として 接した。”
“*それは きっと……
孤独に苛まれていた その娘にとって
とても 幸せなことであったじゃろう。”
“*そして同時に 本当のことを
言えなかった。”
“*本当の自分を 隠していたのは 接し方を
変えられるのを 恐れていたからじゃ。”
“*才覚や肩書によって 今まで築いてきた
友情に ヒビが入ることをな。”
“*それが故に、その娘を臆病と呼んだ。
……いや、繊細と言った方が正しいかもしれんな!”
「……わ、分かったわよ……。
確かに私、酷いこと言っちゃったのかも…。
けど、何て謝ろうか、分からなくて」
“*そんなはずは あるまい。
お前さんは もうどうすべきか
分かっているはずじゃ。
あとはその心のままに 動けばよかろうて。”
- 135二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 08:11:13
保守
- 136二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 08:24:11
- 137二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 14:45:45
- 138二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 19:09:50
- 139二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 23:17:15
脳内でじいさんの声(台詞のやつと笑い声)が全部再生されるな…
- 140二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 23:19:42
- 141二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 23:21:15
「ティーパーティーの皆様からのご厚意によるお茶会でしたが…
……どうか、今回は日を改めさせてください」
「本当に…、本当に、申し訳ございません……」
ぞっとするほどの無表情で何度も低頭するハナコの姿は、
無邪気なミカをして心胆を寒からしめるものであった。
確かに彼女にとってハナコは苦手な種類の人間である。
溢れんばかりの知識と才能をひた隠しにして、
愚か者のようにふるまう底の知れない在り方は、
同族嫌悪によるものなのかもしれないが
見ていて良い気分がするものではなかった。
しかし、だからといってこんな目に遭ってほしいわけでは無い。
「……帰らせていただきます」
「ハナコちゃん…!」
「ごめ なさ ……」
引き留める声も聴かず、
ハナコの背中はそのまま小さくなっていった。
力なく早足で去る後ろ姿は、
逃げるようにも見えたし、どこかふらふらと彷徨い出ていくようにも見えた。
- 142二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 02:47:33
コイツは面白くなりそうだ
- 143二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 07:00:45
22. Glowing Snow (DELTARUNE Chapter 3+4 Soundtrack) - Toby Fox
ミカはすぐさま茶会の場へ駆け込んだ。
先ほどまで穏やかな時間が流れていたはずの庭園は、
沈痛な表情を浮かべて座るティーパーティーのホスト二人を除き
もう誰もいなかった。
「ミカか。すまない。
お茶会は中止となった。」
「知ってる。
ハナコちゃんから聞いたよ、コハルちゃんに絶交されたって…
どうしてすぐに私を呼んでくれなかったの…!」
「あっという間の出来事だったんです。
他の補習授業部のメンバーも帰ってしまいましたので…」
テーブルの上には、クッキーやショートケーキが溢れんばかりに乗った皿がいくつも並べられている。
誰も手を付けていないであろうそれを、ミカは直視することが出来なかった。
長く見ているともの寂しさで胸が潰れそうだったのである。
- 144二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 12:51:03
保守
- 145二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 19:27:41
保守
- 146二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 23:56:00
例のスチルの顔で出ていったんだろうなハナコ…ほんのちょっとだけ自業自得だが可哀想…
- 147二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 00:19:59
- 148二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 06:55:50
- 149二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 15:37:15
夕方の保守
- 150二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 22:41:46
ここからなんとかできんのかじーさん!?
(※じーさんは直接は何もしない) - 151二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 22:59:55
- 152二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 04:41:46
ここからどうなるのか…
- 153二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 10:01:44
待機
- 154二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 15:11:01
応援してます
- 155二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 18:37:45
- 156オ マ タ セ シ ス ギ25/08/09(土) 18:39:15
- 157二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 18:55:58
ドキドキ……
- 158オ マ タ セ シ ス ギ25/08/09(土) 19:42:42
- 159オ マ タ セ シ ス ギ25/08/09(土) 20:21:19
“*伝説に よれば、
その花を 探して見つけ 祈った時、
いつの間にか その者の隣に
望む相手が 立っているという。”
“*友を失いかけ 焦る気持ちは大いにわかるが
まずは 冷静になることじゃ。
そも、ハナコという娘は よく出来た才媛 なのじゃろう?”
“*その者を 失うとなると
トリニティにとっても 不本意じゃろう。
大勢が 彼女を探すはずじゃ。
シスターフッド…救護騎士団…
ティーパーティー…そして〝先生〟がな。”
“*こういう時こそ お前さんが
お前さんだからこそ 出来ることを
やってみてはどうかと 思うぞよ?”
「……分かった。でもその話って本当なの?」
“*当然。何せ……
ワシが育てているものじゃからな!”
「………え?」
- 160二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 22:06:04
じいさん!?
- 161二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 23:05:42
※1人称が「わし」だったり「ワシ」だったりする時があります。
単にミスなので心の中で修正してください。どちらでも構いません
“*わしは物書きを やっているが、
ボランティア兼 趣味として
このトリニティの 色んな庭園に
花を植える 作業を 手伝っている。”
“*先ほど言った 幻の花も
わしの植えた 物のうちの一つじゃ。”
亀の老人はそう言って何処からか紙を取り出すと、
慣れた手つきでスラスラとスケッチしてみせた。
“*このような姿をしておる。
お前さんでも良く分かる 特徴をしていよう。
ほれ… 大事に持っていくといい。”
手渡された紙を真剣に見つめるコハルの目には、
先ほどまでの迷いなどもう何処にも無かった。
「ありがとうございます! それじゃあ……」
“*うむ。 急ぐといい。 ……だが
しかし… その上で お前さんには 一つ
とても重要なことを 伝えねばならん。”
- 162二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 23:07:12
- 163二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 23:25:16
じいさ〜ん!?何してんだ〜!
- 164二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 23:27:19
“*ガッハッハ!!! この年になると
物忘れが 激しくていかん!
確か シスターフッドのミサ内の植木鉢か
救護騎士団本部の グリーンハウスか
正義実現委員会前の 花壇だったような気がするが”
「どこも勝手に入っちゃいけない所じゃない!もう……
…でも、こうなったら一つ一つ
探していかないといけないわね!」
コハルは両手で自分の頬をぺちっと叩いた。
“*玄関までは 見送ろう。
あとは お前さんの思うままに
行動してみることじゃ。”
~~~~~~~~~~~~~~~
コハルと老人が建物から出ようとした時、外は何やら騒がしい雰囲気に包まれていた。
どうしたものかと思いドアを開けると、2人のスケバンが怯え切ったトリニティ生に詰め寄っている光景が目に飛び込んだ。
「ねぇアンタちょっと良い~?
アタシら迷子になっちゃってさぁ~」
「そーそー親切に教えてくれさえすれば
ホント何もしないって約束するっすよぉ?」
「ヒッ……だ、誰か……」
- 165二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 23:44:43
- 166二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 00:12:04
- 167二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 01:01:29
デルタもブルアカも好きな自分にとってはこの上無い程素晴らしいものだ…続きを…!早く続きをっ!!ヤバい手が震えてきた…
- 168二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 10:27:14
保守
- 169二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 13:47:16
親の顔より見た爺さんアシストはこうなるのか
- 170二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 13:49:20
???「爺さんアンタ…」
- 171二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 20:25:30
保守
- 172二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 22:08:38
- 173二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 22:15:38
JIISAN
FRIEND - 174二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 22:18:08
じーさんフレンド…
- 175二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 22:31:34
- 176二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 22:53:39
「ありがとうございます…!
本当になんとお礼を言えば良いのやら…」
“*礼には およばんぞい!
お前さんは 危機を脱し
あのお嬢さんたちも 友人を得て 無事帰れた。
まさしく Win-Win というやつじゃ”
老人の手を取り何度も手を振るトリニティ生を横目に、
コハルはすべきことを思い出した。
「……っていうか私お花を探しに行くんだった!
急がなきゃいけないじゃない!
それじゃお爺様、また今度──!」
“*きをつけてな!”
雨はいつの間にか止み、水たまりに美しい青空が映っている。
汚れることも気にせず、桃髪の少女はぬかるみに足を踏み入れ走り出した。
振り向きながら垣間見た、手を振る老人の表情は──
どこか眩しそうに見えた。
- 177二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 22:55:48
- 178二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 23:00:40
シッテムの箱…?
もしかして先生以外にも教え子おるんかな、連邦生徒会長って名前の - 179二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 00:30:51
「……」
ヒフミやミカからの電話を受け、シャーレの先生は一人
地下図書室の奥へと降りて行った。
一段一段と階段を下りていくたび、図書室内のランプの光も
次第に遠くなっていく。
暗く、暗く、更に暗く。
闇は濃度を増してゆく。
影は次第に深く染み入っていき、
暗闇に慣れた目でも見えなくなっていく。
フォトンの数値が限りなくゼロに達そうとしたところで…
“見つけた。こんなところにいたんだね、ハナコ”
「………」