- 1二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 18:50:26
- 2二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 18:51:18
うむ、書きなさいください
- 3二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 18:52:53
>>2 あざっす!では、
第1話
手毬「プロデューサー、急に呼び出してなんの用?
私この後レッスンがあって忙しいんだけど。」
学P「月村さんにお話があります。
実は新しい楽曲を提供してもらいまして…」
手毬「新しい楽曲?
プロデューサーが依頼したんじゃないの?」
学P「はい。
以前、月村さんのライブを観た作曲家の方が月村さんの歌声を聞きとても感動したようで是非曲を作らせてほしいと。」
手毬「ふ、ふーん。
その作曲家の人、分かってるね。」
学P「ただ提供していただく楽曲のイメージなんですが…
失恋ソングなんです。」
手毬「失恋ソング!?」
- 4二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 18:54:31
学P「月村さん、恋愛経験はございますか?」
手毬「あ、あるわけないじゃないですか!
中等部からこの学園にいたし、アイドルに恋愛なんかしてる暇ありません!」
学P「ですよね。」
手毬「なんでホッとしてるんですか。」
学P「………………していません。
しかしそれでは感情をのせて歌うことは出来ない。」
手毬「うわ、スルーされた。」
学P「とはいえ失恋ソングというのは別れの歌。
なにも恋人に限定する必要はありません。
月村さんにとって大切な人と、別れてしまう状況を想像するとうまく感情を乗せられるかもしれませんね。」
手毬「大切な人と別れる…ですか?」 - 5二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 18:56:06
……………………
頭の中の学P「月村さん…俺達、もう終わりにしましょう。」
手毬「そんな…どうして!?
プロデューサーは…あなたならトップアイドルになれる。
俺の夢を叶えてくれる。
そう言ったじゃないですか!」
手毬「そんなの…嫌ですよ…
私…プロデューサーがいないと…」
…………………
手毬(嫌だよ…プロデューサーとお別れなんてできないよ…)
手毬「グスッ…」
学P「つ、月村さん?
泣いてます?」
手毬「泣いてなんかない!
プロデューサーのバカ!」
学P「行ってしまった…」
学P(一体何だったんだ…) - 6二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 18:58:34
手毬は勝手に想像して勝手に怒るのが目に見えてる
- 7二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 19:00:08
第2話
手毬「はあ…」
咲季「おはよう手毬!
朝からため息なんかついてどうかしたのかしら?」
手毬「咲季には関係ないよ。
どうせ話しても分からないし。」
咲季「なによ〜!
人がせっかく心配して声をかけてあげてるのに!
」
ことね「はいは〜い。
喧嘩しない、喧嘩しない。
ホントお前らはすぐ喧嘩するよナ〜。
手毬も決めつけてないで話せばいいじゃん。」
手毬「ことね…」
咲季「そうよ!
1人で悩んでいても仕方ないわ。
このお姉ちゃんに相談してみなさい!」 - 8二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 19:02:09
ことね「何だか面白そーだし、あたしにも聞かせてくれよー。
手毬ちゃん♪」
手毬「ことねなんかムカつく。
でも、そこまで言うなら…
話してあげてもいいよ。」
手毬(2人とも…私の心配してくれてる。
優しいな。)
………………
ことね「へぇ〜。
手毬のライブを観た作曲家の人が楽曲を提供してくれるなんて、すげーじゃん。」
咲季「ただ提供された楽曲が失恋ソングだったから、大切な人と別れる所を想像して心配になっちゃったのね。」 - 9二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 19:04:14
手毬「まあ、そんなところかな。」
咲季「なによ〜。
手毬も可愛いところあるじゃない。
そんなに私と離れるのが寂しかったのかしら?」
手毬「別に…。
てか咲季じゃないし!」
ことね「だってよ〜咲季ぃ〜。
自意識過剰だな♪」
咲季「も〜〜〜〜!
なによ可愛くないわね!
じゃあ一体誰のことを考えたのよ!」
手毬「…………………………プロデューサー。」
咲季「…。」
ことね「…。」
ことね「………ぷ、あはははは!
あの手毬がねえ、ふ〜ん。ぷぷっ」
手毬「わ、笑うことないじゃない!
こっちは真剣なのに!」 - 10二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 19:05:42
ことね「わ〜るかったって。
でも手毬の妄想だろー?
あのプロデューサーが手毬から離れるわけねえ〜って。」
咲季「そうね。
私も少し話したことあるけど、あのプロデューサーが手毬を見捨てるなんてあり得ないと思うわ。」
手毬「そうかな…。」
咲季「だって…」
ことね「ねえ?」
ことね「ありゃあ手毬にゾッコンだぞ〜?
離れたくても離れてくれないだろうな〜。」
咲季「そうそう!
見捨てるような人ならとっくに見捨てられてるわ!
手毬だもの!」 - 11二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 19:06:59
手毬「何それ!
私を問題児みたいに言わないでくれる!?」
ことね「自覚ねーのかよ。
でもまあ心配ならプロデューサーに話してみれば?
ぜってー大丈夫だって。」
咲季「そうね。
それにその気持ちは新しい曲に活かせるじゃない。
プロデューサーに話していいものにすればいいのよ。」
手毬「そ、そうかな…。
分かった、話してみる。」
ことね「手毬にもそういう感情があるんだな〜。」
咲季「たしかに意外ね。
手毬って色気より食い気って感じだもの。」
手毬「何それ!
2人とも私をなんだと思ってるの!?」
手毬「………でも2人とも…その、
…………ありがとう………。」 - 12二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 19:13:40
第3話
………ガラッ。
手毬「プロデューサー…
お、おはようございます。」
学P「おはようございます。
月村さん、先日泣いてました?」
手毬「な、泣いてなんかない!
プロデューサーの勘違いだから!」
手毬「…泣いてはないですけど、プロデューサーに話があります。
新曲の件で。」
…………
学P「なるほど。
それで、泣いて出てしまったということですね。」
手毬「だから泣いてないってば。」
学P「ふむ…しかし…。
月村さんが俺のことをそんなふうに思っているとは…」
手毬「…何か文句でもあるんですか!?」 - 13二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 19:16:12
学P「いえ、俺は月村さんから離れようなどとは一度も思ったことはありませんよ。
ただの一度も。」
学P「たとえ月村さんが俺と離れようとも絶対に離しません。
月村さんのプロデュースはとても辛く、苦しい。」
学P「ですがそれ以上に楽しく、月村手毬というアイドルの成長をそばで感じられることに幸せを感じています。」
手毬「ふ、ふぅ〜ん。
それで?」
学P「そ、それで?
そうですね…いえ、それだけ…です。」
手毬「そんなのじゃ信じられないんだけど。
本当にプロデューサーは私と最期まで一緒に居てくれるんですか?」
学P「はぁ…。
…………仕方ない。
一度しか言いませんし、明日には忘れてください。」 - 14二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 19:18:07
学P「俺は月村手毬という存在に心の底から惚れ込んでいます。
あなたの隣で歩んでいきたい。」
学P「それはプロデューサーとしてだけでなく、1人の人間としても。
俺はあなたを幸せにしたいんです。」
手毬「〜〜〜〜〜〜〜!」
手毬(プロデューサー、顔真っ赤…。
私のことそんなに…好き、なんだ…。
嬉しいな…。)
手毬「…そこまで言うんなら、信じてあげてもいいよ。
その真っ赤な顔に免じて。」
学P「……………赤くなっていません。
ジロジロ見ないでいただけますか?」
手毬「嫌です。
そんな顔のプロデューサー、滅多に見れないですから。」
学P(何故俺の方が離れたくないみたいになってるんだ…?) - 15二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 19:19:21
手毬「プロデューサーの気持ち、よく分かりました。
安心してください。
……………その…………私も、同じ気持ちなので…。」
学P「最後何か言いました?」
手毬「何でもない!
でも約束、これからもプロデューサーに私の全てを見せてあげる。
プロデューサーがもっと私から離れたくないって思うようにしてあげるから。」
学P「楽しみにしていますよ。」
手毬「それとさっき言った忘れてほしい話…忘れてあげないから!」 - 16二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 19:24:48
くぅ〜疲w
これで終わりです!
莉波Pなんで解釈の違いとかあったら申し訳ないです。
短いしクオリティも全然ですけどスッキリしました!
見てくれてどうもありがとうございます🙇
俺は今からカレーを作る。 - 17二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 19:27:11
おつ
Pてまてぇてぇ… - 18二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 19:52:34
- 19二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 22:38:45
久しぶりに純粋なSS読んだ、お疲れ様