あれはくだらない旅でした

  • 1二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 21:11:35

    木星での云々が普通に起こって、あらゆる期待に応えられず、自殺を選ぼうとした矢先、視界が変わったんです。
    目に映る物が変わったとかではなく、本当に木星とは全く別の場所にいました。
    先ほどまで自分がいた艦橋は車の運転席に、銃を握っていた手はハンドルを握って。宇宙服は今来ている軍服に替わってました。
    そして私は何故か車でどこか良く判らない道を走っていたのです。何時間、何十時間走っても疲れることなく、暗い夜道を延々と。ガソリンの減りも一切無く。

    それ「くだらない話し」じゃなくて「怖い話し」だよね?意識だけゼクノヴァしてたの?

  • 2二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 21:14:25
  • 3二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 21:16:23

    サービスエリアの一つも無く、やっと見つけたと思ったら人ではない、イズマコロニー的にいえば「お化け」や「妖怪」のような存在が闊歩している場所で。やむなく情報収集を諦めて大急ぎで車に乗り出て行きました

    心が虚無ってもそう言うモノが怖い物なの?

    どうなんでしょうね。自分でもあの時、まだそんな物が残っているとは驚きました。

  • 4二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 21:25:46

    いつの間にか廃病院が見つかり、思考を整えるために休もうと思い宿泊を決めました。マチュ君、廃墟に入ったことは?

    お母さんから「良くない気を取り込むし、不良とかが犯罪の現場に使うから無許可で入るな」っていわれてるから入ったことないけど。

    それは英断ですね。廃墟というのは人が住んでいた家の記憶、住んでいた人間の残留思念などが残っている場合があります。ニュータイプの中にはそういう「肉体から解放された魂」を見る事が出来る人間がいることが多数発見されており、霊能力との関係性が示唆されています。
    …………失敬。要するに解放された魂や、記憶として営みを再現されている人間が何らかの理由で変質し、悪霊の類となって、肉体を持つ人間を襲うということもあるのです。ニュータイプである貴女は、決して行かないことをお勧めしますよ。感受性が高すぎると狙われやすいともいいますからね。

    結局どういう襲われしたのか聞いてない。

  • 5二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 21:28:32

    これ宇宙空間で聞かされるの死ぬほど怖くないか?

  • 6二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 21:33:58

    ヒゲマン悪霊を食いでもしたのか……?

  • 7二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 21:36:23

    >>4

    あ、ちなみに普通に建物が傷んで壊れやすいという場合も存在するので、普通の廃墟が事故物件になってしまう事もあるのでご注意を

    余程生活に困窮してなきゃ縁は無いと思うけど、覚えとく。ちなみにその廃病院は?

    …………色々あってすぐに逃げました

    ちぇ。聞きたかったなぁ

    聞くと霊障に掛かるというパターンもありますから。知らないに越したこともありますよ

  • 8二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 21:49:08

    それからしばらく行くと、今度はトンネルがありました。トンネルの脇には廃車が存在し、その傍らには立て看板が……
    なんて書いてあったの?
    「この先、日本国憲法通じず」と
    え!?つまり地球の『日本』っていう国に行ってたの!?いいないいなぁ!!私も連れてって!!
    いえ、自分の意思で行ったわけではありませんから……それに、そのトンネルかなり危険な感じがしたので素通りしましたし
    えー…………
    全具が終わったら地球行きの支援はいくらでもしてあげますから
    (これまで少しは立ち寄ったヒゲマンが素通りするトンネルって一体何だろう……)

  • 9二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 22:29:22

    シャリア「ちなみに、一見すると廃村になっているのに人が住んでいる……というパターンも存在します」
    マチュ「それって普通に村なんじゃ」
    シャリア「いえ、記録上では既に人が住んでいない、あるいは建物の寂れ具合的にもう誰も住んでいないという状態ですね。そこに立ち寄り、建物に入らず車の中で一晩過ごそうとしたんです」
    マチュ「…………何かあったの?」
    シャリア「真っ暗だった家々、役所、学校など色んなところに電気が付いて、多くの人々が窓からこちらを眺めていました。そのすぐ後に、それらが私を襲いに来たのです。慌ててエンジンを掛けて発進しましたが……ある程度離れて車の後ろを見てみたら……車がボコボコにされた後がありました」
    マチュ「うわぁ……なんでそんなことに……」
    シャリア「わかりません。宗教的な物か、そういう育て方を村ぐるみでされたからなのか……それからはもう情報収集する・頭を整理するという気も起きず、そのまま走り続けることにしました。あの時点で、もう私の心は限界だったのかも知れません」

  • 10二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 22:34:02

    ガソリンも減らないような車なのにエンジンちゃんとつくと安心するよね

  • 11二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 22:39:08

    シャリア「マチュ君は『ラインの黄金』という伝説を知ってますか?」
    マチュ「知らないけど、何か関係があるの?」
    シャリア「『ラインの黄金』とは凄く簡単に言えば「持っているだけで巨万の富が自動的に手に入る反面、所有者に不幸が降りかかる」という代物です。
    その村から離れて何時間か……海に出まして。車を積むことの出来る客船に乗ることが出来るようになったんです。何故かお金はあったのでそのお金で船に乗りました。……その『ラインの黄金』に近い金塊が積まれているとも知らずに」
    マチュ「まさか……!!」
    シャリア「ええ。その金塊が不幸をもたらし、豪華客船を沈没させました。私は一心不乱に車に乗り、沈没する船からいち早く脱出。沈没する船を沈みつつある車の天井の上で見続けることしか出来ませんでした…………ようやく生きた人間と出会えたと思ったのに、酷く残念です」

  • 12二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 22:52:33

    それからしばらく、海の上で力を抜いて浮かんでいたのですが、救助も一切無いので最早これまでと思い目を瞑り最後の時を迎えようとしました……しかし、誰かが私を呼ぶ声が聞こえたので目を開けると、何故か私は日本の首都・東京の女子大にいたのです。しかも浮くために脱いだ服も元通りになって。
    え?急にファンタジー?
    いえ、正直私もなんでそうなったのか解らなくて……しかも私を呼んだ女子大生達は私に対して普通に接していて……混乱しました。もう何が何やら……。
    おー、ヒゲマンが思い出すだけで頭を抱えるほど混乱してたんだ
    ええ。シを受け入れるつもりだったのに。ソレまでの怪異とは打って変わって平和な世界観でびっくりしました。あ、あの町の食堂で食べたソースカツ丼は絶品でした。あとモコ太郎チャンネルも面白かったですね。
    なんか一気に現実感がなくなってきた……。

  • 13二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 23:09:38

    彼女たちとの生活は楽しかった。コミュニケーション能力は高いが物忘れが激しく衝動に任せやすい子、逆にコミュニケーション能力が著しく低いのに身体を含めたスペックは凄まじい子、エナジードリンク中毒で極度の羊好きな子、定食屋を実家にする皆のお母さん、そんなお母さんと一緒に皆を見つめるお父さんに近い子……何故か私は「シャリアさん」と受け入れられてましたが。サークル活動や部室で過ごした日々は楽しい物でした。
    もしかして私やコモりんとの付き合いに慣れてるのってそういう理由?
    さて、それはどうでしょうかね♪ちなみに携帯電話にその時の画像が残ってますけど、見ますか?
    え?良いの?見る見る!!

  • 14二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 23:35:27

    シャリア「それからしばらくして、今度は雪山の中を走っていました。あ、車は何故か無事な状態で女子大時代から戻ってました。どうやら私はある雪山のペンションに向かっていたらしく、そのままペンションにたどり着き、チェックインしました」
    マチュ「雪かぁ……コロニーにはそういうの無いからなぁ。ね、寒かった?雪ってどんな感じ?」
    シャリア「それはまた、貴女が地球に降りた時に感じてください。ですが、些かそこで問題が起こりました。サツジン事件を匂わす脅迫文が届いたんです」
    マチュ「…………その、脅迫文って?」
    シャリア「『こんや、12じ、だれかがしぬ』」



    マチュ「……で、その事件は起きたの?」
    シャリア「いえ、一週目では起きませんでした。その時は大阪という都市で小さな会社の社長を務める方の後継者となって、結婚して子供も出来て、数十年後に事件に遭いました」
    マチュ「ちゃっかり人生謳歌してるじゃんヒゲマン……え?『一週目』?」
    シャリア「ええ…………ループしたんですよ。そのペンションでの出来事が」

  • 15二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 23:45:55

    日々は過ぎれど飯うましの世界に行っとる

  • 16二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 08:52:19

    保守

  • 17二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 15:45:30

    二週目は爆発事故に遭いましてね。あのペンションの古いボイラーが爆発して、一人を除き全員が亡くなってしまったのです。私も含めて、ね。
    え?じゃあヒゲマンは幽霊?
    今ここに居る私は人間ですよ。まあ、あの時は幽霊でしたが。しばらくは転生前に未練を昇華する空間で暇をしてました……何せ心に虚無を抱えていたので、未練も何も無かったので。
    ちょっとぉ。そこで重いこといわないでよ。
    いえいえ。この程度は重くありませんよ。…………あの時の私の役割を、あの現場に私がいた理由を考えれば、ね。

  • 18二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 15:56:49

    そんなこともあったので、三週目は爆発時間に会わないよう、時間をずらしてチェックインをしたのですが……これがとんだトラップでした。
    何があったの?
    中で殺し合いが行われていたんですよ。誰が最初かは解りませんが、始めに誰かが殺され、疑心暗鬼になったオーナーや客達が互いを監視し、己の身を守るために他者を害し、その復讐・またはより疑念を深められて害されるを繰り返されて。
    …………結果は?
    中に誰もいなくなりました。それだけです。

  • 19二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 17:26:16

    四週目にもなると、このループに特定の法則性がないと分かり、普通に宿泊しました。そしてサツジン事件に遭遇しました。
    一体どんな事件だったの?
    素顔を隠した黒ずくめの客がバラバラ死体で発見されました。あのバラバラ死体は三週目で見つけたので、恐らくアレが最初の事件だったのでしょう。
    犯人は捕まったの?
    ええ。その場に居合わせた男子大学生がヒントを出して、女子大生がそれを元に犯人を当てるという方式でね。あとは抵抗した犯人を私が軍隊式の格闘術で叩きのめして捕縛しました。それ以降はあのペンションに行くことは二度とありませんでした。
    ループの原因がソレだったから?
    さあて。先ほども言ったようにループには法則性が無さそうでしたから。根本から変わっている部分もありましたし……他の可能性がなかったか、私が入り込む余裕がもう無かったのか……。

  • 20二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 22:01:55

    次に目覚めたときはまた日本にいました……が、どういう訳か今度は無性にラーメンを食べたくなりましてね。毎日ラーメンを食べに歩いては食事をしてました。
    え?毎日ラーメン?……飽きなかったの?
    ソレが不思議と。そんな生活をしてたら胃もたれもするはずなのに一切しなかったんです。で、その中で不思議なことが……。
    実はラーメンの出汁に人肉が使われてた、とか?
    何故か毎日行く先々のラーメン屋で金髪の後ろで長髪を縛った金髪の女子高生と会うようになって、顔なじみになってしまったことですね。
    …………金髪?黒髪じゃなくて……というか女子高生?
    ええ。女子高生です。

  • 21二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 22:33:15

    シャリア「ただ、例え飽きが来なくともさすがにラーメンばかりも身体はともかく精神的に疲れるので、回転寿司で食べたりコンビニでお弁当でも食べたりしようとしたのですが……」
    マチュ「その女子高生が行く先々にいてまたラーメンを食べてたと」
    シャリア「不思議なことに、彼女がラーメンを食べている姿を見ると、無性に食べたくなりまして」

  • 22二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 23:09:22

    シャリア「最近の魔法少女のトレンドは「不思議な力」ではなく「魔法を使う道具の機械化と砲撃ぶっぱ」だそうです」
    マチュ「あ、もしかして今度は軍隊形魔法少女世界にでも行ってた?」
    シャリア「白いガンダムが『白い悪魔』と言われた理由が今なら分かる気がしますよ。あんな戦いぶりを見せられたら、ね」
    マチュ「赤いガンダムが白いままだったらどんな戦い方されてたの?」(というか『白い悪魔』って何?)
    ちょっと未来の記憶と木星当時の記憶がごっちゃになってるシャリア=ブル 34歳

  • 23二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 23:24:22

    軍事兵器が魔法少女のアイテムとなり、弾丸の入った弾倉が魔力の補充アイテムとなり、高威力攻撃を惜しげも無く発射する。全てが魔法・魔法で片付く世界。しかもそれらを行うのがまだ小学校中学年の幼い少女達……
    ヒゲマンはそこで何やってたの?
    何故かキケロガを象った大型ユニットを背に担いで戦闘領域を飛び回りながらオールレンジ攻撃してました
    その世界のヒゲマンは何があったのさ…

  • 24二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 23:50:45

    本当に何があったんだその世界の中佐

  • 25二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 07:54:48

    >>24

    シャリア「どうやらその世界の私は色んな世界を渡って治安維持活動を行う『時空管理局』の機動部隊に配備されていたらしいのですが、元の世界の当時の私と同じで、あまり派閥争いには向いていない人間だったようで。捨て駒として状況を引っかき回して混乱させ、最後には全ての責任を被せられて管理局の総本山である『ミッドチルダ・地上本部』という部署に戻されたそうです」

    マチュ「ヒゲマンレベルの人間使い捨てにするとかバカじゃん!すっごいバカじゃん!!そいつらヒゲマンに恨みでもあるの!?」

    シャリア「彼らはご先祖が戦争を起こし、様々な世界にばらまいた厄災を呼ぶ遺産『ロストロギア』という物を回収するため文字通り世界を飛び回っているようなのですが。そのために貴重かつ優秀な戦力を本来国土防衛に回す分まで絞り尽くしているようで。それらが長く続いた結果ある種のエリート意識が生まれ、本土を見下す傾向が出来ているようです」

    マチュ「……自分たちのご先祖様のやらかしが原因でも、自業自得の結果で大事な場面なのに派閥争いやって何が楽しいの?バカなの?」

    シャリア「ええ。その通り。組織に所属するというのは、そういうバカも真面目にやらなきゃいけない、馬鹿げた話しになるんですよ」

  • 26二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 08:20:16

    シャリア「その後も十年以上経っても機動部隊と本国防衛隊の関係が改善されるどころか悪化する始末でして。自分たちが優れた能力を持った人員を教育が終わってからすぐに片っ端から勧誘して連れて行くので慢性的な人手不足・能力不足・予算不足。本来インフラ整備や災害対策、スラム街の改善といった政策にも困る有様。
    おまけに、こちらから人を引き抜いていること、それでいて向こうのミスでこちらに被害が出たときはそれら全てをこちらに被せるという徹底ぶりで。地上本部はいつ瓦解してもおかしくありませんでした。全てが終わってすら、形が残っていたのが不思議なぐらいです」
    マチュ「お……おおぅ。実際に見てないから評価とか何も言えないけど。苦労したんだねヒゲマン。本当に」
    シャリア「ええ。そのようです。本当に、お疲れさまでした……あの時の私」

  • 27二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 15:23:56

    あの世界で数少ない良かったことは、良いケーキ屋さんの常連になれたことですね。今はもう行けないのが心残りですが
    男性未亡人が一人でケーキ屋に通うってかなりの女性客の脳を破壊しそうだよね

  • 28二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 17:01:12

    次は豪華客船に普通に乗ってたんですが、氷山にぶつかってから迫り来る海水を逃げ続け、海水に浸かって凍死する前にボートに救助されるまでは生きた心地がしませんでしたよ
    それってタイタニック号じゃん。よく無事でいられたね

  • 29二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 21:16:59

    次も豪華客船…今度は日本の物に乗ったんですがね。今度はタンカーと衝突して沈没しました。あの時はルイ・ヴィトンのカバンがなければ溺れるところでした

    何それ?

    簡単に言えば「外装内に空間が出来てて非常に水に浮きやすい」という特性を持ってます。非常時には即席の浮き板代わりに使えるので、水難事故に遭いやすい移動や仕事をしている方々の間では重宝しているとか。この世界に戻ってからは急いでルイ・ヴィトンのカバンを購入しましたね。マチュ君も是非機会があれば

    ヒゲマンがそこまで言うなら……お守り代わりに買っておこうかな

    アニメ終了後、まさかそのバッグが役に立つとは、この時のシャリアもマチュも思いもしないのであった

  • 30二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 22:34:52

    シャリア「それから数年後か、あるいは数ヶ月後か解りませんが。日本のある孤島に宿泊してたんですよ」
    マチュ「ヒゲマンってそう言うの好きなタイプ……には見えないけど」
    シャリア「日本の高校の演劇部が合宿で演劇の練習をするというので、興味本位で観覧しに泊まったという理由ですね」
    マチュ「ヒゲマンの趣味ってどうなってるの?」
    シャリア「その世界の私に言ってください……まあ、その楽しみも台無しになりましたが」
    マチュ「……クローズドサークル?」
    シャリア「流石にここまで来ると慣れますか。流石マチュ君」

  • 31二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 06:51:42

    やばいこの旅の行き着く先が気になってしゃーない

  • 32スレ主25/07/24(木) 08:30:36

    皆さんのご応募どしどしお待ちしています。

    シャリア「ちなみに、演劇の題名は『オペラ座の怪人』でした」
    マチュ「うわぁ……絶対何か起こるフラグでしかない」
    シャリア「しかもしっかり外は嵐で乗ってきたクルーザーも固定していた縄を切られて海に投げ出されてしまいましたからね……」
    マチュ「見立て殺人だらけで最悪だったんじゃない?」
    シャリア「軍人として人死にの現場に立ち会うことは覚悟してましたが、一般人として日常で殺人事件に遭遇するとは思ってませんでしたよ」

  • 33二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 08:49:01

    >>29

    シレっとカルネアデスの板を無かった事にしてやがる

  • 34二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 16:13:31

    日本で対魔(そのままはダメなのでギャグっぽく)の栽培をしている村があると知った時は「ここは本当に日本か?」っと思いましたね。
    え?対魔って麻薬だよね?なんでそんな物があるの!?
    もともと野生で群生していたのを、大昔の宣教師達が地元の有力者達を巻き込んで栽培・売買していたそうです。
    うわぁ……え?じゃあなんでヒゲマンはそこにいたの?
    『オペラ座の怪人』の見立て殺人を解決した高校生が、自分の通っている学校の校長とPTA会長の不倫・裏取引現場を撮影したとかで、何とか回収できないかと頼まれましてね……。
    その世界のヒゲマン泥棒かなんかだったの?


    ちなみに案の定殺人事件が発生し、被害者は一部を除き全員が身体の一部を欠損させられるという酷い有様。対魔畑も燃やされて大火事になりました。犯人のアクションシーンも見物でしたよ。
    待って。情報量が多すぎて理解が追いつかないんだけど……。

  • 35二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 21:03:43

    それからしばらくして、『悲恋湖』という「決まった時間に水面が血のように赤く染まる現象を持つ湖」があるキャンプ地で、連続殺人事件が起こりました。私はその時、たまたま別の人間の代理としてきたので、大した巻き込まれ損でしたがね
    キャンプ地で連続殺人ってまたベタだねー
    ………………質が悪いのは、私がその世界にやってきて最初に巻き込まれた豪華客船の沈没事故。あれで生き残った人間の中で、共通するイニシャルを持つ人物が招待されていたことですねぇ…………事件は解決したので命は助かりましたが
    ガチでもらい事故じゃん!?
    あれから、例え付き合いでも猟奇殺人系の映画は一切見れなくなりましたよ。あの時のことが目の前を走るプラズマのようになって……
    どんな事件だったのさマジで

  • 36二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 21:40:44

    その事件が終わって少しして、また世界が暗転して新しい色に色づきました。
    ちょっと詩的だね。今度はどったの?
    ある漫画家の友人として海外旅行に釣りと取材のために付き合ったのですが、いろいろな理由があって「行った場所が結果的にやばい場所」が多くって……。
    戦争でもしてたの?
    素で治安が悪い場所だったり野生動物が多くて危険だったり時間帯で治安が悪い場所だったりで。
    釣りとは言え命賭けすぎじゃない!?
    一緒に行く友人が人並みに命の危機を感じて、場合によっては腕の立つガイドを雇うぐらいにはちゃんと警戒しているのはありがたかったですね……。

  • 37二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 21:43:52

    >>36

    (「鍋に銃弾を受けながら」かな?)

  • 38二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 21:57:33

    >>37

    正解です。一番のワードを言ってないのに!!

  • 39二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 21:59:19

    >>38

    読者なので釣りで察しました

    まさかの飛び出していけリアル世界にびっくり

    漫画家さんには二次元フィルター搭載の筈ですが、彼にはヒゲマンがどんな美女に見えていたやら

  • 40二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 22:10:14

    >>39

    AI生成で試しに書いて貰ったんですが、余計な一文字を消し忘れたせいかもしれませんが、何故か金髪で白いミニスカ軍服に……貼っても良いのだろうか?

  • 41スレ主25/07/24(木) 22:16:58

    >>40

    まあ、試しに一枚だけ貼るぐらいなら。それが主体にならない程度には他の画像もはっ付けて良いという感じで

  • 42二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 22:27:29

    >>41

    ありがとうございます。では一枚だけ……


    ちなみにその友人には一般人とは違う特殊な能力がありましてね

    「向こう側」のニュータイプだった?

    長い間漫画やアニメを見すぎた結果親類縁者を除く、目に映るすべての人間が「美少女」か「美女」に脳内変換されてしまうそうです

    それ特殊能力って言うか病気だよね?

    そのおかげで危険地帯も雰囲気が和らいで大分過ごしやすいそうですよ

    そういう問題じゃない……!

    ちなみにこれが私の女体化した姿だそうです(ぴら!)

    …………全然似てないじゃん

    ですよねぇ(まあ他にあったものを敢えてお蔵入りしたのかも知れませんが)

  • 43二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 22:45:37

    ちなみに海外に行くのは食事をすると言うのもありますが、マチュ君にも繋がりのある大事なことです。心して聞いて下さい
    …………それは?
    「治安の良いところで食べれるものは70点から90点の物がどこでも食べれますが、治安の悪いところで食べる料理は20点か5満点ばかり」
    だそうですよ
    当たったときが嬉しいけど、外れたらかなり泣きそう
    フフ、実際私たちも何度も泣きましたからね……

  • 44二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 23:45:29

    シャリア「ちなみに私のお気に入りは、車のボンネットの上で食べるホットドッグのフライドポテト乗せですね」
    マチュ「意外とジャンクな食べ物とジャンクな食べ方が好みなんだ」
    シャリア「逆にきついのはチーズをたっぷり使った深皿タイプのピザや揚げたスニッカーズやミルキーウェイですね」
    マチュ「そんなの食べるの!?」
    シャリア「アメリカは何でもかんでもでかくボリュームがありますから……木星時代はまだ二十代でしたが、それでもキツかった………………」遠い目

  • 45二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 07:24:56

    保守

  • 46二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 15:39:24

    シャリア「マチュ君は女性との恋愛経験はありますか?」
    マチュ「な、無いよそんなの!マタハラ!?マタハラなの!?」
    シャリア「いえ。その漫画家の中では20歳以上年下の女性と結婚した男性も美少女になって百合百合子作り新婚夫婦になってますから。絵的に強烈でしてね。君にもその手の話しの一つはあるのだろうかと」
    マチュ「いや女子校だからってそういうのないからね?」
    シャリア「そうですか」(彼女の学校、少なくとも四人は貴女でそういう妄想をしているという情報があるのですが…精神衛生的に言わぬが花ですね)

    マチュ「……ん?まてよ?そうなると漫画の絵では美少女同士の水遊びが、実際には三十代後半の男性同士の水遊び」
    シャリア「マチュ君。その話はそこまでです」

  • 47二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 17:33:00

    海外の人は割と笑って良いのか解らない下ネタとかジョークとかいう事もあるから気をつけて下さい。下手にツッコミとかすると傷ついてしまいますよ
    具体的には?
    車の鍵は忘れるのに銃は忘れない時に「アルツハイマーが始まってるな!」っと言う愉快なシカゴリアンがいましてね…
    おぉぅ……

  • 48二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 18:56:59

    戦国シミュレーションゲームはやったことはありますか?
    ああ、大昔の大戦の武将とかを操れるやつ?やったことはないけど、それがどうしたの?
    『三国志』と呼ばれる古代中国の戦争期に行ったことがありまして。
    へー、じゃあ無双したの?
    どちらかと言うと無双したのは一緒に転移してきた相方の方で、しかも全武将が女性となって、その方々と昼も夜も関係なく夜戦を過ごして信頼を深めて天下を得ました……。
    今度はエロゲー世界の価値観?見境無いネ。
    言っておきますが、私は誰一人として手を付けてませんからね。
    じゃあ男の人と?
    雑兵相手にも手は出してませんよ。全く貴女は……。

  • 49二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 20:19:08

    曹操が人材マニアから「同性愛者」になって覇業ついでにハーレムを作るわ、諸葛孔明が「はわわ」という幼女になって采配を振るうわ、董卓が心優しい美少女で前任者達の負債の責任をおっ被せられて連合を組まれるわ……色々ありましたねぇ
    あれ?孫権や周瑜は?
    ………………はて?何かありましたかな?

  • 50二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 20:36:45

    ……気づけば私は、キケロガを模したレーシングカーに乗り、御伽噺のような風景の中にあるレース場のスタートラインにいました
    同じく並んだライバルには、人間の男女だけではなく、確か大きく威圧的な亀やサル、それにトカゲのような者もいたと思います。あぁあと、大佐を思わせる赤い服に身を包んだ、口髭の男も……
    ……亀にサルに、赤い彗星まで?
    何も分からぬまま、シグナルに合わせてアクセルを踏み、私はそのレースに挑みました
    夢の類とは割り切りつつも、バナナの皮や飛び交う赤と緑の弾を避けながら最短距離でコースを駆け抜けるのは悪くない感覚でした
    ……なんか普通に楽しそう
    しかし独走してゴールへと入る直前、赤い服の男が何かを私目掛けて投擲してきたのです。翼のある、青いミサイルのようなものでした
    無論避けようとしたのですが、私の勘が一瞬遅れたか、それとも弾の追尾性能が高かったのか、その直撃を受けてしまい--
    目が覚めたら、また別の景色でした

  • 51二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 02:03:33

    保守

  • 52二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 08:24:56

    シャリア「ドラマ撮影のスタッフになったこともあります」
    マチュ「何やってたの?」
    シャリア「核戦争で崩壊した地球を拳法家がモヒカンをぬっころしながら弱者を助けて旅をするという」
    マチュ「え?北〇の拳!?ドラマ化された世界があるの!?」
    シャリア「いえ、その世界では漫画やアニメはなくドラマオンリーみたいで……というか知ってるんですか?」
    マチュ「子供の頃古本屋で全巻立ち読み制覇した」
    シャリア「子供は行動力がありますねぇ」

  • 53二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 14:31:34

    >>46

    マタハラ…?妊娠してんのか?

  • 54二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 17:09:49

    >>53

    マリッジハラスメント(結婚の催促)と間違えてた……

  • 55二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 20:42:32

    シャリア「監督が気分屋というか面白さ重視で、よく脚本の変更を土壇場でやらされました」
    マチュ「面白くなるのなら視聴者的にはありがたいけどね」
    シャリア「納得のいくワイヤーアクションを出来るようになるまで、一晩中役者達がワイヤーアクションさせられてましたよ」
    マチュ「マジか……」
    シャリア「爆死人形を着込んだ役者が入ったまま爆死させたこともありましたね」
    マチュ「本当に爆死したわけじゃないんだろうけど、大丈夫なの?」
    シャリア「その役者、痛みにトラウマを持って格闘技を引退した経験があったんですが、それがきっかけでトラウマを克服してプロレス界に入ったそうです」
    マチュ「トラウマを上書きするトラウマってなにさ」

  • 56二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 23:31:12

    保守

  • 57二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 08:41:37

    >>53

    マタハラで妊娠めちゃ笑ったw

  • 58二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 15:20:32

    南斗水鳥拳の由来は役者がバレェ経験者から来る舞から生まれたそうです
    え?あの卵カッターバレェから生まれたの!?
    ちなみに初出演の際村娘役だった女性が彼のファンで、あまりの喜びに気絶して救急車で運ばれました
    美形とはいえ男が女装してモヒカンから食料奪ってるの変だと思ったけどそんな理由が……いや、漫画じゃないけどさ

    ちなみにDVDボックスにはジャギとレイの対決シーンが未公開映像として収録されています
    ああ、そっちじゃ収録されてるんだ。何があったの?
    事務所同士の連携不足と役者間の不和で喧嘩沙汰になりまして……あの時は若い女性層を獲得するのが難しく、危うく制作中止になるかと思いました……
    どんなドタバタだったのさ

  • 59二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 17:37:53

    ラオウ役の人、アレガチの素みたいです。
    え、あの自信満々で覇気があってカリスマのある姿が天然?
    正確も結構天然で、初めて会ったサーカスの虎の顔をなでるわ虎にも懐かれてベロベロ舐められるわ。ちなみに虎をころしたシーンは模型相手にバレーのトスとアタックを決めたそうです。
    まさかの元バレー選手……
    まさに北斗の拳に出るために生まれたような人材でした…………

  • 60二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 22:45:45

    シャリア「次は日本の京都らしい所だったのですが……ここも大変でした」
    マチュ「何があったのさ」
    シャリア「女子校の共学化のテストケースとして男子校の生徒と一緒に教師として編入されたのですが……その女子校、共学賛成派と共学反対派で日本刀を使ったガチの抗争をしてました」
    マチュ「え?何それ学校生活が血みどろの地獄?」
    シャリア「流石に本物ほど切れ味が良いわけでは無く、打撲程度のダメージで済むやつですね。それで日夜男を巡って斬り合いを…………マチュ君の方は大丈夫でしたか?」
    マチュ「イズマコロニーって確かにそういう文化あったけど女子校に反映させるほどバカじゃなかったよ」

  • 61二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 23:33:43

    甘味処で合コンしてたら突入して全員逮捕しようとするし、共学反対派の生徒会は「逃げたら甘味奢り」という財布に痛い地獄を見せてくるし、賛成派は女性の魅力全開で迫ってきました
    ちなみにヒゲマンは誰かと恋仲になった?
    ははは、まさかそんな。教師と生徒の関係でそんなこと
    えー?
    (流石に教育上そんなことを言ったらよろしくないですしね。それに、理由はどうあれその後別の世界に行ってしまったから逃げてしまったような物ですし)

  • 62二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 01:42:32

    次の世界は絵柄がよく似た……恐らく時間が違うだけで同一の世界でした
    え、そういうの大丈夫なの?
    その世界では「銃刀法違反?何それ美味しいの?」っと言わんばかりに巨大な大剣をメイドが背中に背負って歩いていました。しかも全員が爆乳でした
    その世界いかれてる……っていうか、最後の「爆乳」のワードいる?ねえいる?

  • 63二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 07:44:32

    保守

  • 64二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 12:58:54

    私はメイドを四人ほど抱えている学生の家に居候してまして。そこでメイドロボットと恋仲になりました
    おーロマンあるじゃん。ヒゲマンも結構イケルね
    まあそのせいで彼女をその学生の暗殺に送り込んだ実家からは襲撃され続けまして
    まって、恋人は暗殺者!?
    あんまりにもしつこいから私も身体を鍛えましたよ
    ……どのぐらい?
    今ならジークアクスの頭部バルカンを足場にしながら接近できる程度には
    クランバトルに「人間VSMS」の項目が追加されそうだね

  • 65二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 19:49:26

    別の景色ではある殺人事件に巻き込まれて容疑者として逮捕されたこともありました
    冤罪事件じゃん
    裁判にまで発展して弁護士に自分の無実を証明して貰うハメになりましたよ…いやー尋問が始まって「待った」「異議あり」「くらえ」の言葉が連発する裁判なんて初めて見ました。あれ実際にやったら間違いなく審議中止で別の人間当てられるでしょうね。あははは
    自分が有罪になるかどうかの瀬戸際なんだからもちょっと命の心配しなよ

  • 66二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 20:42:47

    鞭が跳び、コーヒーが宙を飛んで弁護士に叩き付けられ、裁判中の音楽が変わったと思ったらエアギターが奏でられる……いやぁ、異世界は広いと思いましたよ
    広すぎでしょ異世界…

  • 67二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 23:00:58

    母子家庭で小さな食堂を切り盛りしている中学生男子の下で料理修業は楽しかったです。割としょっちゅう料理勝負に巻き込まれるマヘになったので何度も無茶振りで酷い目に会いましたが
    そもそも中学生が調理場に入って料理しているって言うのがおかしくない?
    彼目当てなのか女性客も多くて大忙しでしたよ
    それ絶対ヒゲマン目当てのお客だよ

  • 68二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 23:36:29

    保守

  • 69二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 07:46:07

    保守

  • 70二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 15:31:52

    いろいろな料理の豆知識を知りました……重曹を入れた水の中に硬い肉を入れると柔らかくなったり、餅米を入れるとご飯がふっくらしたり鶏肉が柔らかくなったり、使いきった油にご飯を入れると中のゴミを吸収して油が股使えるようになったりとか
    もう料理人目指した方が良いんじゃない?
    イズマコロニーの山に入って冬虫夏草がないか探しましたが見つからなくて残念でした
    まさかソドンが入り込んできて少ししてから噂になってた「虫探しのヒゲ男」ってヒゲマンのこと?

  • 71二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 17:29:22

    こっちに戻ってきたときに料理をしたかったんですけど、艦内調理は油が飛ぶ、煙が充満する、十分な換気が出来ないと匂いが充満してバイオハザード。色々と制約があって。
    昔の軍艦って重力エリアがないからチューブでご飯を食べるって聞いたけど、そういう理由があるからなんだね。
    ああ……あの分厚いかき揚げ丼や焦がしネギのたっぷり入った豚骨ラーメンホワイトソースの焼きそばクレープが食べたい……!
    …………ゴクリ。

  • 72二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 22:06:03

    シャリア「次の世界は……女子校とメイドと同じ世界でその中間と言ったところですね。私はそこで警察官をやっていました」
    マチュ「さっきから思ってたんだけど、職を転々としてたり色んな技能免許持ってたり。ヒゲマンって『シュレディンガーの猫』なの?」
    シャリア「(スルー)その時の配属先は……マチュ君は、軍警には全然悪い思い入れしかありませんよね?」
    マチュ「当たり前じゃん。難民だからってニャァンに突っかかったり私の携帯壊したり人の話も聞かないでテロリスト扱いして銃撃してくるし……まさか」
    シャリア「いえ。そんな理不尽なことをするような人たちではありませんでしたよ。………………別の方向で突き抜けて理不尽でしたが」
    マチュ「何があったのさ」
    シャリア「私と同期の警察官が着任時に、警察署である空中戦艦で街中にスライディング着地して来ましたよ」
    マチュ「スライディング着地!?!?!?」
    シャリア「その日から世の不条理を嘆く日々になるとは思いませんでしたよ」
    マチュ「待って!?初っぱなそれなのにまだこれ以上に酷いことあるの!?」

  • 73二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 23:04:59

    シャリア「あの世界、MSの様に人型兵器が存在しまして。普通、MSが輸送機などから降下する際には巨大なジェットパックとパラシュートを使って降下するんですが、あの世界それがないんですよ」
    マチュ「どうやって降りたの?」
    シャリア「リニアカタパルトで加速を付けながら射出して、本体バーニアで姿勢制御行いながら減速して着地という」
    マチュ「で、でも流石に自動化はされてるよね?」
    シャリア「最低限は……後は全部手動でしたよ…………」遠い目
    マチュ「…………マジ?」
    シャリア「宴会で酔っ払った上司が乗ったときはその加速と衝撃に耐えきれず画面に映せない酷い状況になりましたね」
    マチュ「それは降下の仕方と言うより酔っ払い運転が原因じゃない?」

  • 74二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 23:24:53

    シャリア「主砲に巨大な実体弾が取り付けられていて、犯人の逮捕と気に入らない相手への憂さ晴らしによくぶっ放されてましたね」
    マチュ「いや大量虐殺」
    シャリア「何故かその世界、ふざけた叫び声を上げれば無傷で済むし、壊れた建物も翌日には元に戻るんですよ」
    マチュ「ギャグ漫画?」
    シャリア「まあ、構造的欠陥で「リロードしたら空薬莢が直下の街中に落ちて大惨事」なんてこともしょっちゅうでしたよ。あっはっはっは!!」遠い目
    マチュ「ヒゲマンって割と苦労人だったんだね」

  • 75二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 01:52:16

    このスレを次は何処で何してっかなって覗きに来るのがちょっと楽しい

  • 76二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 07:26:53

    次に目覚めたときは雲の上の世界にいましたね

    「雲の上のような存在」じゃなくて?

    言葉通り「雲の上に国家が存在する」んです。しかも異星人との交流の場所でもあります

    宇宙世紀にあったら色々とやばい場所だね…

    ちなみに彼ら、「地上人は地球環境を悪化させるから一度文明を滅ぼせ!!」っと言って人間を攫って無人にしてから津波で地球全土を更地にしようとした超危険国家でした……

    うわーどっちにしてもやばかったー…

  • 77二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 07:57:21

    そういやヒゲマンはなんでそんなところに?

    どうも私は彼らの津波実験に巻き込まれ救助という体で被検体として連行されたようです

    最悪じゃん

    ええ。しかも、『友好の証』として付けられた腕輪には今で言うGPSの端末が付けられていて、脱走しようとしてもバレるし外す事も出来ないというようなまさに囚人扱いでした

    じゃあ次の異世界に行くまでそのまま?

    いえ、腕を斬り落として腕輪を外しなんとか彼らの浮遊船を奪って逃げ出しました。逃げた先に未来のネコ型ロボットが居なければ永久に喪われてましたね。はっはっは!!

    笑い事じゃないよ!大惨事だよ!!あとそのネコ型ロボットエグいトラウマ植え付けられてないよね!?ねえ?

  • 78二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 13:45:38

    シャリア「まあそんなこんなで雲の王国での出来事は終わったわけですが」

    マチュ「そこはもっと語るべきじゃないのヒゲマン」

    シャリア「あまり長々と話しても視聴者は飽きてしまいますから」

    マチュ「ここに私たち以外の人間なんて……」

    シャリア「いますよ。そこに……




    ねぇ?そこのみなさん」

  • 79二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 20:04:05

    次の話は王道的な異世界召喚物でした。異世界に召喚された私と、別の世界の日本人男子大学生と一緒に世界を救うお話しです。
    マチュ「へー。どんなの?」
    邪神に洗脳・封印されて居た魔王と不死女王と竜王を解放し勇者パーティーとなって世界を滅ぼす邪神と戦いこれを倒しました。
    マチュ「仲間の役職名が不穏すぎるんだけど?」
    男子大学生はその手の物を読み慣れたせいか度々お約束展開を語り、最後の戦いも「光になって消える」……そう言いましたが、結局消えることなく残留。異世界で生きることに。
    マチュ「元の世界に帰還するフォロー一切無しとか異世界サイテー」
    あの時の彼の悔し顔、そして皆で笑った顔は今でも笑えてきますよ(クックック)……みんなで彼から教わった言葉を口にしました。「ざまぁ!!!!」
    マチュ「あ、これアレだ。この世界のヒゲマンかなりのろくでなしだ」

  • 80二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 21:00:01

    >>78

    ひぇ

  • 81二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 22:48:31

    シャリア「その男子大学生ですが、その後少しして冒険者になりました」
    マチュ「え?勇者なら好待遇で遊んで暮らせ……ああ、最近の異世界物なら」
    シャリア「いえ。王女からのハニトラに負けてそこからズルズルと芋づる式に数多の女性に手を出してしまい不安に駆られて現実逃避のために冒険者をするように」
    マチュ「割と自業自得かつ最低だった!!」
    シャリア「いえ、これも仕方が無いんです。彼は元々は平民出身。しかも中世ファンタジーとは違って現代日本。権力なんて無いに越したことはなく、資金も最低限の生活費さえあれば十分程度と思う庶民的な思考。そのせいで王国とすれば論功行賞で勇者に報いる、自国に繋ぎとめる方法が見えなくなる。となれば、女性で釣って肉体関係を結び繋ぎとめるしかないかと」
    マチュ「そうなるとヒゲマンも対象だったんじゃない?」
    シャリア「あの時の私は枯れてましたからね。そういう対象にはなりませんでしたよ」

    シャリア「まあ、彼がハニトラに負けて王女とメイドに手を出した相談を聞かされた飲み会では勇者パーティー全員で大笑いして彼と環境破壊上等の大喧嘩してましたがね」
    マチュ「やっぱろくでなしだその世界のヒゲマン」

  • 82二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 23:26:54

    それにしても冒険者稼業を始めることに関しては誰も文句言わなかったの?

    全員「引きこもりだった友人が外に出て仕事を探すようになった」と、まあ協力する感じでしたね。それぞれ暇を持て余してましたし

    そんなんで始められるんだ冒険者

    ですが、冒険者稼業は楽ではありませんでした…

    やっぱり、邪神の残党や邪神以上の裏ボスがいた、とか?

    なまじ対巨大戦・対広域戦闘に長けてたせいで「手加減」が難しく、山一つ丸ごと陥没して無くしたり森一角を焼き払ってしまったこともありました。おまけに物探しのような採取作業も超絶苦手で

    バカなの?ねえバカなの?

    何かあれば「それはこいつのせい!」と責任を擦り付け合いもしました

    やっぱりバカだ

    ちなみにパーティー名は全会一致で「トラブルメーカーズ」です

    超絶ウルトラバカだ!!

  • 83二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 07:33:11

    保守

  • 84二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 09:53:19

    酒を飲んで爆睡し、次に起きたらまた別の景色になってました

    まさかろくでなしは引き継いでないよね?

    引き継いでいたらこんな性格にはなっていません

    ちなみに今度の世界は?

    何故か女子中学生達三人と一緒に東京タワーから異世界召喚されて異世界を維持する姫様を救う『魔法騎士<マジックナイト>』になってました

    中学生の頃からそんなことに巻き込まれて……

    数少ない救いは、当時まだ異世界召喚に対するネガティブな側面の作品が出回らなくて、そこまで否定的ではなかったことですかね

    女子中学生との旅は大変だったんじゃない?

    いえいえ。皆さん口調や性格は様々でしたが、互いに気を遣い合える良い方達でしたよ

  • 85二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 15:31:07

    つまりこのメンツの中にろくでなしシャリアも一緒で乾杯してたのか

  • 86二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 22:37:53

    その後も大変な旅は続きました。「女魔法使いの執拗な襲撃」、「魔獣使いの少年からの命がけの迎撃」、「洗脳能力を持つ踊り子からの逃走」。その間にも「成長する鋼材の回収」や「今後の戦いで必要になる魔神の復活」等々もやる事になりました
    異世界召喚ものって、そういう心の成長を必要とするための試練が多いけど、ぶっちゃけ自分たちで召喚しておいて心の成長とか上から目線な事言われても困るよね
    ええ。世界の命運が掛かっているときに何を悠長な……そう思ったこともありました。ですが、それもまた真に必要とする場面があると思い知らされましたよ
    え?
    「世界を護るために、世界を維持する、自分たちを召喚した本人を殺す」……その事実を受け入れる為の、心の成長という物を必要とするとは。あの時の私たちには、一切思いつきませんでしたよ

  • 87二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 23:39:02

    保守

  • 88二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 07:34:22

    保守

  • 89二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 15:37:48

    このレスは削除されています

  • 90二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 15:39:18

    マチュ「え……どういうこと、それ」

    シャリア「その異世界は、一人の意志の強い人間が、長年にわたり平和を願い続けることで世界を存続し続ける。そういうところでした。しかし、それ故に一人の人間としての当たり前の幸福を得ることはできない。いえ、得ることはできるが、それは場合によっては「たった一人のための世界を望む」結果になり、世界のバランスを狂わす事になりかねない。だから召喚者……向こうで言う『柱』と呼ばれる人間は、自分を殺すために私を含めた異世界の人間に『自分を殺すこと』を願った。それが柱に与えられた、唯一自分を殺しうる自殺機構」

    マチュ「そんな!おかしいよ!それじゃあヒゲマン達を襲撃してきた人たちって……!」

    シャリア「……雇われた経緯は異なりますが、柱が愛した魔王役が「柱を殺させない」という目的のために差し向けた者達でした」

    マチュ「あんまりだよ!自分の自殺のために……命の危険な旅をさせて、心の成長なんてモノさせて…………色んな人の人生を巻き込んで!!」

    シャリア「誰も彼もが……いえ、一部の人間だけは知っていたが知らなかった。こんな事、先に言ってしまえばとっくの昔に心が折れる……本来そんな物、理解してはいけない。召喚された人間には一切関係の無い事情です」




    シャリア「………………ですが。軍人という組織人である私はそれを少なからず理解してしまいました。だから、彼女たちが負った心の傷も、その際の絶望も、全て共有する事が出来なかった」

  • 91二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 21:55:40

    それからは少しの間仕事を休みボーッとしていました。何もせず、ただ虚空を見上げて…………
    やっぱヒゲマンも悔しかったの?
    自分でも驚きました。しかし、悔しがらないはずはないでしょう。結局私たちは、あの世界で何も成し得なかったのです。ただ、世界を護るために愛し合った二人を殺しただけだった。その事実は…………
    それからどうなったの?
    わかりません。そうこうしている間に次の景色になってしまったので。
    そういう異世界転移もアリなんだね
    大きな心残りの一つですよ……

  • 92二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 00:13:43

    保守

  • 93二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 08:20:24

    保守

  • 94二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 12:58:37

    次に気付いたら冬のキャンプ場にいました

    キャンプ場?なんで?

    その世界の私と当時の私の精神状態がシンクロしたのか……富士山のよく見える湖のあるキャンプ場で、女子高生と二人ソロキャンをやっていました

    女子高生とか女子大生とか女子中学生とか……色々と女の人と被りすぎじゃない?

    私に言わないでください。で、少々催したので揃ってキャンプ場の売店の隣にあるトイレに用を足しに行ったんですが…………

    ま、まさかお化けが……!




    いえ、夜の山道が怖くて一人では帰れなくなった女子高生が泣きながら側まで来てライトの光で拡大されました

    それはそれで怖い!!

    ちなみに気温は5℃です

    そんな寒い中でキャンプなんてしたい物なの?

  • 95二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 14:38:32

    ちなみに帰れなくなった根本的原因は「引っ越し先から自転車でキャンプ場まで来たら疲れてベンチで寝てしまい、真っ暗なトンネルを通れなくなったから」だったそうです

    向こう見ずで突っ走るにも程がある……

    あの時二人ソロキャンをしていた方の女子高生から恵んで貰ったカップ麺を食べながら見る富士山は美しかった……

    いいなぁ……待って?ヒゲマンは食料どうしたの?

    もう色々自棄になってて食欲無かったので持ってきてませんでした

    あぶなっ!!

  • 96二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 15:28:34

    忘れそうになるけど、このスレの中佐もともと『もうどなってもいいや』状態だったはずなんよな
    めっちゃ元気で何より

  • 97二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 18:31:30

    キャンプ前の世界が世界だったから次の世界がキャンプでよかった

  • 98二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 23:30:07

    保守

  • 99二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 07:39:23

    富士山の見える別のキャンプ場に行って、偶然二人ソロキャンをしていた女子高生とまた会って、遅れてやってきた例の暗闇女子高生とも遭遇して、彼女の手料理で辛さ控えめの餃子鍋を食べたのもまた良い思い出です

    女子高生の手料理が食べられるなんて贅沢~。……味はどうだった?

    絶品でした。暗闇女子高生は恐ろしい程の手料理の才能がありました。惜しむらくはそのお礼が出来なかった事です

    え?もう景色が変わっちゃったの?

    残念ながら……もっと楽しみたかった……

  • 100二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 07:53:04

    シャリア・ブル
    壁ドンしている方(左側)。本スレの主人公で語り手。
    木星で自分が自死する直前に体験した不思議な出来事(怪奇現象・異世界転移?)をマチュに話す。
    異世界転移については「その世界のシャリア・ブルに憑依」なのか「その世界・状況に合わせたシャリア・ブルを無意識の不思議パワーで作って潜り込んだのか不明」である。

    マチュ
    壁ドンされている方(右側)。原作の主人公で本スレでは聞き手でありツッコミ役。
    シャアの友人であることや木星での体験を聞いていたら何故か怪奇現象や異世界転移の話しに付き合わされることに。
    なんだかんだ彼の話を楽しんでおり次の話しを待ち望んでいる。

  • 101二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 08:22:41

    次の世界は友人と一緒に彼の祖母が経営する温泉旅館の管理人になると言うモノだったのですが…これが酷かった
    今度は何さ
    実は旅館は友人も知らない間に女子寮になっていて、そこに住む女性陣は殴る蹴るは当たり前、時には罠に嵌めて追い出す、ロボットの実験材料にしてボロボロにする、事情があって自分から下着姿を見せたりするのに理不尽に暴力を振るうなど酷い状況で…………
    ヒゲマンすらそんな対象になるってどんな女子寮なのさ
    ふふふ……日本の東京近郊の某所にある『ひなた荘』という所です。む二度と行きたくない…………
    トラウマになってるー

  • 102二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 08:50:01

    刀で斬られ、バイトもクビになり、ようやく見つけたバイト先では彼の元奥さんの連れ子が邪魔をしてくる…おまけに色々お家事情に巻き込まれて振り回されて感謝所か謝罪の一つも無し……どうなってるんですかあの世界
    に、日常生活でそこまで追い詰められる物なの……あのヒゲマンが
    挙げ句の果てには友人が一世一代の告白をしたのにずっとずっと逃げてばかりでそれでいて他人様のことにあれこれ言ったり思わせぶりなことして煙に巻いて話を延ばしてくるし……マジでどういう神経してるんですか……!!
    これまでとは一転して別の意味で絶望してる……一体どういう世界だったのさ本当に

  • 103二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 09:49:49

    ちなみにその女子寮の管理人としての仕事はどうしたの?
    悲しい話し……大学卒業まで続くことになって本当に地獄でした…………(今にも旅立ちそうな遠い目)
    うわぁ…………よくそれで女性恐怖症とかにならなかったね
    ふふ、自身のからっぽさや感覚がある程度リセットされる事がこれほどありがたいと思ったことはありません

  • 104二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 18:20:54

    とある大学で大学生をしながらイタリア料理のレストランでアルバイトをしていました
    二十代後半で大学生?
    どうやらその世界での私は木星のような状況が起こって、大学に入学するまでの期間が遅れてしまったようです。要するに心の問題ですね
    …まさか
    そうではない…っと、思いたいですね。まあ、それはそれとして、その大学で元暴走族の友人と、その妹、そして共通の友人である母子家庭の青年と一緒に大学生活を送ってました
    それだけ聞くと女子大の時の話しっぽいけど
    大学三年になった頃でしょうか……彼のお母さんが長年にわたる病気で寿命が尽き他界されました(遠い目)
    あ……
    あの時の彼の喪失感は計り知れない物でした………便りが無いのが良い便りと言います。しかし、いつかは別れてしまいます。私が言えた義理ではありませんが、どうか、生きている内にご家族に連絡はしてあげて下さい

  • 105二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 23:12:49

    その後少ししてお母様の死亡手続きを終えたところ、実は彼の母方の祖母がとある財閥の現責任者であることがわかり、彼を跡取りとして引き取ることになったそうです。
    え?その友達のお母さん、実家と縁を切ってたの?
    ええ。彼のお父さんは母方の実家……とくにお母様の御父君とは反りが合わなかったらしく。色々と拗れたそうで。以降自分たちが亡くなるまで関わらないでくれと……。
    ふーん。
    ただ、後継者にするにしても当時の財閥の勢力図はお祖母様び反抗する派閥の力が強かったらしく、まずは一定の成果を上げる必要が生まれましたが。
    え?まさか自分がバイトしているお店の売り上げを上げろとか言わないよね?
    正解です。
    ええー……すっごい無茶振り……。
    まあ、さすがに経営のイロハも分からない人間にいきなりそういうこともさせませんので。私生活でも勉強でも仕事でもサポートしてくれるメイドを三人ほど付けてくれることになって。
    ヒゲマンの異世界旅行、結構メイドも多いよね。……あ、もしかしてその大学生と一緒の家に住んでた?
    残念ながら、私は普通のアパート。彼は築数十年のボロアパートですよ。まあ、メイドさん達は同じアパートの隣の部屋に住むことになりましたが。
    えー。てっきりえっちな展開のぞき見たり聞こえるような展開だと思ったのにー。
    人をのぞき魔みたいに言わないでください。何を考えてるんですか。

  • 106二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 00:11:29

    シャリア「ちなみにそのレストランの接客にメイドさん達も駆り出されることになりましたが、本人達の仕事着なのでメイド服のままとなりました」
    マチュ「メイド喫茶と勘違いされない?」
    シャリア「大部分は一見客で、そこから彼女たちのファンが出来て常連になった人たちがいました。その一方で、マチュ君の言うように近くに出来たメイド喫茶と同じ物と勘違いする迷惑客も現れて一時大変でしたけど。それ以外もちょっと大変なことが起こりました」
    マチュ「なに?」
    シャリア「実はそのメイド喫茶、夜になると会員制の非合法風俗になるような場所でして。そこの実態を暴こうとした暴走族の学友の妹が潜入した際、店員と間違えられて接客に入れられまして」滝汗
    マチュ「本気でやばいじゃん!!」
    シャリア「兄と彼含め、全員が全員気が気じゃありませんでしたよ……幸い彼が入って確保してくれたおかげで身柄は保護。兄が昔の仲間達を集めてわざと騒ぎを起こし、警察も呼んで大騒ぎにしたことでその店は潰れて無くなりましたがね」
    マチュ「なんかもうその彼のバイト先の売り上げ目標云々越えまくっちゃってるような」
    シャリア「気にしてはいけません……本当に」遠い目

  • 107二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 00:30:47

    もうこのスレ覗くのが日課になって来てる

  • 108二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 00:55:14

    シャリア「ちなみに大学祭がありまして、そこにレストランが出張出店させてもらえたので皆張り切って仕事をしてましたよ」
    マチュ「売り上げは?」
    シャリア「一応は基準値を満たしました……ま、お祖母様からしたら全然ダメダメだったらしいですけどね」
    マチュ「あはは。まあこれからって所かな?」
    シャリア「ええ……惜しむらくは、彼がそこからどうなるのか、見てみたかった……」
    マチュ「いつも惜しいところで異世界に行っちゃうね」
    シャリア「ええ。やはり私は「その後の世界を見たい」という自分自身の期待にも応えられないと悟りましたよ」
    マチュ「いきなりやばい台詞いうのやめい」

  • 109二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 03:15:35

    同人誌、というのはご存じですか?
    知ってるよ。個人制作の薄い本でしょ?私も友達に頼まれて手伝ったことがある
    そうですか。ちなみに全年齢?
    もちろん。🔞なんて書いて学校側にバレたら何言われるかわかんないし
    私も描いたことがあるんですよ。同人誌……
    そうなの?意外
    ハワイで何故か日本式?の同人誌即売会に遭遇しましてね。何度も何度も同人誌を書いては別の同人誌を書きましたよ
    …………その言い方、まさか
    ええ。ループです。しかも、雪山の時とは違いガチの「まったく同じ事が起こる」方のループです
    うわぁ…………友達がキレながらも嬉々として参加しそう

  • 110二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 12:42:17

    ほしゅ

  • 111二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 16:53:44

    マチュ君の女子校、学校の廊下でバレルロールをしたりベニヤ板に突っ込んでも頑丈だったり、ノールックでタマネギを刻んだりノールックでキーボード系の音ゲーをクリアできる人は居ますか?
    いないよそんなの!!どこの異世界なのさ!!
    猫みたいな習性のツンデレ女子高生と気遣いと器用さはあるけど鈍感な男子高校生の日常を見る世界ですねぇ……
    うわぁ……

  • 112二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 19:22:28

    文化祭でクレープ屋を開いたこともありました
    一般の女性客が殺到しそう……
    ソーラーパネルで電力を確保し、パッシブソナーでステルス迷彩を施した人間も捕獲可能、ナトリウム2次電池も搭載して雨天でも24時間営業できる、EMP対策も施した屋台になってました。エコシステム満載のオール電化ですよ
    要塞作ってる……何を目指してるのさ
    作った人間と認可した人間曰く『ベスト屋台賞』を目指したそうです

  • 113二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 23:07:59

    ある冬の日、ソリに乗った熊が微動だにせず追ってきたときは世界を疑いましたね。(遠い目)
    何をどうしたらそうなるのその世界…………。
    しかもスーパー頭突きしてきて肝臓にダメージを与えてきました…………。(遠い目)
    頭、大丈夫?
    あの時はポルナ〇〇の気持ちが分かったような気がしました………………。(遠い目)

  • 114二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 23:39:20

    保守

  • 115二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 06:29:59

    保守

  • 116二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 14:23:38

    これ楽しいな、元ネタわかるー!なったりこれなんだろう?ってなる

  • 117二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 16:05:45

    シャリア「ある世界は色んな意味で最悪でしたね…」

    マチュ「最悪多いね」

    シャリア「誰も彼もがとある少女をその先の危険から遠ざけるためにわざと突き放し続けるんですが、その少女の心が深く傷ついてしまった上に、異世界からやってきた……あるいは、過去に存在し再現されたロボット達が自分の意思を持ってその少女を護ろうとしたことで、自分を捨てた人間たち、そのような人間が存在する世界を滅ぼそうと辺り一面焼け野原にしてました」

    マチュ「他人事な気がしない」

    シャリア「その世界はサイコミュがないのにビット技術が異様に発達してまして、私も教師として、彼女を止めようと戦いました」

    マチュ「……結果は?」

    シャリア「数度の戦いの後、亡くなられてしまいましたよ」

    もう誰も信じない…|あにまん掲示板全部壊したい…https://bbs.animanch.com/img/29461/1bbs.animanch.com
    もう誰も信じない……2|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/board/2024179/前スレが200いってしまったので、更に擦れた擦レッタ・マーキュリーにしよう(前スレの流れからのあらすじ)17話、18話の流…bbs.animanch.com
  • 118二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 16:29:52

    シャリア「ちなみにその世界、後にジオンもびっくりなMAを山ほど開発して、しかも人工知能を搭載して人間を優先的に襲うように作ってしまったから絶滅戦争まっしぐらに突入しました」
    マチュ「増えすぎた人口を減らす計画でもあったの?」
    シャリア「いえ、科学技術の自動化崇拝に伴う、戦争の自動化という大ポカです」
    マチュ「本当に大ポカだな」
    シャリア「そのせいで有人MSを開発するんですが、MAたちの反応速度が追いつかないからナノマシンで人体改造して機体と物理的に繋いで人機一体をするハメに」
    マチュ「切羽詰まってたとはいえ倫理的に色々マズいような…」

    シャリア「その後、MAたちはどこからか現れた「白い魔女のガンダム」と緑色のエネルギーとなって同化して、別の銀河に旅立ちました」
    マチュ「それってどこの「1+1は2」であることが分かるロボット?」

  • 119二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 16:43:45

    >>118

    「緑色の光」じゃなくて「虹色の光」でしたorz

  • 120二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 21:23:12

    シャリア「吸血鬼を初めとした化け物同士が血みどろのガチバトルをする作品は好きですか?」
    マチュ「グロとかは苦手ぇ…友達が好きだけど、そういうの見せるときは比較的マイルドかつ途中退席も許してくれる」
    シャリア「私、地球のイギリスはロンドンに居たんですがね…生の目でガチバトル見せられるハメになりました」
    マチュ「ヴァンパイアハンターか何かにでもなったの?」
    シャリア「人に仇為す化け物達を駆逐する、通称『ゴミ処理係』として、とある吸血鬼達と共にイギリスの治安を守っていました」

  • 121二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 21:41:22

    >>109

    それ期間中ずっとホテルに泊まり込みながら水着姿で原稿描いてませんでした?

  • 122二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 21:49:52

    シャリア「先に入った同僚も、後から入った同僚もみんな次々ヴァルハラに旅立つバイオレンスな職場でして。いよいよイギリスの正規軍からも補充すら出来なくなったときは傭兵を雇って仕事をするハメになりました」
    マチュ「軍人や警察よりも死亡率ガンガン高い職場って……」
    シャリア「一番大変だったのはブラジル出張の時でしたね。吸血鬼を運用する某国軍残党を追ってたら現地メディアと警察にテロリスト扱いで報道されててんやわんやの大騒ぎ」
    マチュ「マス〇ミに警察はさぁ……」
    シャリア「一緒に来ていた傭兵隊長と一緒に安宿で酒を飲んでいる時にその報道を見た時は生きた心地がしませんでした」
    マチュ「放送事故ってあった?」
    シャリア「飼い主がゴーサイン出したので突入してきた警察の特殊部隊全員返り討ちにした上、何人か旗を掲げるポールの上に投げ飛ばして串刺しにしました」
    マチュ「確実にその日の視聴率が最高潮に達したね」
    シャリア「まあ、それを撮影していた報道スタッフは大半が、その後の吸血鬼同士の戦闘に巻き込まれて亡くなりましたが」
    マチュ「大昔に危険地帯に警察の警告を無視して災害報道したら巻き込まれて亡くなった報道スタッフかな?」

  • 123二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 22:44:58

    >>121

    着てましたよ。「夏のイベントは水着が正装だ」ということでして。実際にハワイの多くは水着着用者でしたから。

    ヒゲマンの水着ってどんなんだったの?

    スリングショット……冗談ですよ。普通に短パン型とアロハシャツ型の組み合わせです。

    心臓と脳に悪い冗談止めてよ。寸でのところで思考がシャットアウトしてたけど、危うく想像しちゃってしばらく頭の中から離れない可能性があったんだから。

    すみません。

  • 124二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 23:15:39

    なぜか警察官なのにブラック企業のOL的な哀愁を漂わせる宇宙人が来たりもしましたね
    やっぱ警察ってサイアク
    いえ、社会生活全般に言えることですよ……カップ麺が常食だったらしいので、時々美味しい料理を手作りしました
    あーキャンプ時代の知恵?
    例の中学生料理人がやけに野営に長けてまして。現地で採れる材料を使って創意工夫で料理してましたから慣れました
    その中学生才能あるにも程があるよ

  • 125二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 06:25:54

    保守

  • 126二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 12:35:45

    保守

  • 127二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 15:45:49

    吸血鬼を乗せた巨大飛行船軍団がミサイルでロンドンを空爆したときは思わず白目になりました
    コロニー落としや戦争で何にも感じ無かったのにそこは思うんだ
    宇宙世紀の人間がリアルゾンビ映画見せられて冷静でいられると思いますか?
    なんだかんだヒゲマンが人間で安心したよ

  • 128二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 22:16:49

    街中は残骸とゾンビで溢れ、同僚の一人だった執事は裏切り、留守にした本部は傭兵数名を残し壊滅。残存兵力は私を含めてわずか四人……人間二人と吸血鬼二人という有様でした。しかも回りには数百人の吸血鬼と数千人の武装した白装束集団……同僚の吸血鬼の一人が「一個体に数百万の魂を内包する化け物」で「その命全てを兵力として解放できる化け物」でなければ逆転勝ちは出来ませんでしたね

    え……吸血鬼の不老不死ってそういうことなの?

    ちなみに、マチュ君はこれをどうにか出来る手段はありますか?

    いきなりだね……無理、かな。一人一人は対処できても時間が掛かるし、その間に大群に飲み込まれてお陀仏になる。その世界の人間の強度・精神力だって、そんな大群相手だとどれほど持つか

    そう。普通なら解決方法は無い。仮にむき出しの本人にたどり着いたとしても、素の戦闘能力が高いから、心臓を潰さない限りは死なないですし。だからといって時間を掛けすぎると、気まぐれを起こして新たな命を手に入れて残機を増やしてしまう
    ですが、そんな化け物にある種の解決方法が生まれました

    …………なんなの?

    「第三者目線の自分」を観測することであらゆる場所に存在することも、死んでも復活できる化け物を生み出して取り込ませ、無数の命の中に埋没させることで自己観測できなくさせて「倒す」のではなく「虚空に消す」というものでした

  • 129二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 23:00:11

    そうして戦争終盤、その戦法で同僚の一人だった吸血鬼は誰にも観測されない空間にただ一人眠って消え、最終的な生存者は私と主人、もう一人の吸血鬼の計三名でした


    むしろよくそんな状況で生き残れたねヒゲマン


    それから数十年……五十代となった主人を護り、裏切った執事の代わりに支えながら生きていました。あの日以降、散発的な吸血鬼の討伐はあれど、大規模な戦闘は一切無く平和でした


    その世界のヒゲマンは、天寿を全うしたの?


    ……いえ、そうなる前に、いつものように異世界に行きました


    ……そう、なんだ


    ですが、それでも私が見たい物は見れました


    え?


    (そう……例え地獄に行ったとしても、あの光景を忘れることはないでしょう)

  • 130二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 23:33:44

    保守

  • 131二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 07:53:13

    忍者になったこともありまして、くノ一一人と中学生男子的な忍者だらけ、そして下ネタ含め言動を把握しきれない黄色く丸い物体と織りなすドタバタギャグコメディな忍者学園物語に参加したこともありました
    え、じゃあヒゲマンも忍術使えるの?(わくわくどきどき)
    あー……使えなくもありませんが、そこまで役には立ちませんよ
    どんな技?
    『記憶飛ばしの術』と言うんですが、バットで相手を殴って特定の記憶を相手ごと吹っ飛ばすという物で……
    記憶が吹っ飛ぶ以前に死ぬからね!?
    いえ、これ本当に高度な技術が必要なんですよ
    ギャグコメディな世界だからと言ってもバイオレンス過ぎる!

  • 132二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 08:22:57

    シャリア「私とくノ一以外の忍者(頭領含む)がバレンタインの日に、老人ホームを始めとした色んな場所と、そこにいる女性に突撃してチョコをもらいに行って、ホワイトデーの間違った知識「バレンタインにお返しをしなければ、法律で死刑」と聞かされたときの絶望し、狼狽する彼らの姿は見物でしたよ」
    マチュ「アホにも程がある…………」
    シャリア「くノ一の方もそのことを知らなかったらしく、そのことを教えてくれた女友達に泣きながら本当かどうか聞いてましたね。アレは可愛かった」
    マチュ「…………百合の間に入るのはアウトだって言う常識は知ってる?」そこまで細かく聞いていないのにこれまでの話しで察した
    シャリア「はっはっは。もちろんですよ。遠くから見ていただけですから」

  • 133二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 08:40:48

    おお、更新されてる!
    うれしいです!

  • 134二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 16:40:35

    シャリア「実はマジで地獄に行ったこともあるんですよ」
    マチュ「は?木星に行っただけなのに?」
    シャリア「黄色く丸い物体のやらかしに巻き込まれて一緒に亡くなりました」
    マチュ「どんなところだったの?やっぱり血の池地獄とか針の山地獄とかあった?」
    シャリア「それが……まともに罰を受ける前に例の黄色いのが好き放題暴れてしまったので地獄を追い出されてしまって」
    マチュ「ギャグ漫画っていつもそうだよねぇ。肝心な地獄の描写を殆ど見せないでさ」

  • 135二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 20:55:28

    モータージェットに宇宙世紀では採用されてない新機軸のエンジンを追加して非殺傷設定の銃火器で水上バトルをする競技がありましたね。そう、クランバトルのような
    ……話しの流れからするに、また爆乳美女・美少女がいたって話になるんでしょ
    話が早いですね。まあ、何人かはそうでもありませんが概ねは。私はとあるチームのコーチ補佐として派遣されましてね、様々なチームと交流してよい学びを受けました。眼福ですよ
    大分人間性取り戻しているような気がするけど……
    ?……ご安心ください。君はまだ成長期です。見たことも無い女性達と自分を比べることはありませんよ
    あー!!私の身体を貧相って言ったな!セクハラだー!コモリンに言ってやるーー!!



    (以前軍の広報で何か物足りなさを感じる目をされたけどそれが原因か……今度とっちめよう)

  • 136二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 21:08:15

    ある科学者が作った水上バトル用のアンドロイドも爆乳美少女として作られてまして。世界のその手に対する執念を感じた恐ろしいところでもありました
    しょっちゅうポロリが起きて放送事故とかにならないの?
    不思議なことに一切なりません。もの凄く際どい……というか水着とも言えない布面積の少ない水着を着ても剥がれることは一切ありません
    どんな物理法則働いてるの

  • 137二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 22:14:02

    シャリア「マチュ君は恐竜を見たことがありますか?」
    マチュ「子供の頃に映画とか図鑑でみたことは……あとは、友達とパニック映画を見に行ったり、とか?」
    シャリア「君も割とコアな友達が居ますね」
    マチュ「そういうヒゲマンは?」
    シャリア「完全な本物……とはいきませんが、旧世紀の技術で変えるの遺伝子を組み込むことで復活した恐竜に遭遇したことはありますね」
    マチュ「で、やっぱり碌でもないことになったと」
    シャリア「ふふふ……恐竜のテーマパークで働いていたんですが、新開発した恐竜が脱走してあっちこっちを暴れまくり、やることなすこと全てが後手後手に回った挙げ句大量の翼竜が脱走。そのせいで島中の観光客がその襲撃を受け多大なる被害を被りました。無論、そこには観光客を誘導する為に来ていた私も…………」
    マチュ「やっぱそういう所はいつ爆発するか分からないから行かない方が良いなぁ……」

  • 138二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 22:32:07

    シャリア「その後も欠員が出た補充という事で新開発の恐竜の討伐に駆り出されました」
    マチュ「勝つ算段はあったの?」
    シャリア「一応人間に馴れるよう調教中だった小型恐竜を使って偵察と遊撃に……という算段だったんですが。
    ……その恐竜の遺伝子を組み込まれてたので共鳴した上、敵に回ったと思い込んだ人間の乱射で完全に敵対行動を取るようになって返り討ちに遭いました」
    マチュ「ヒゲマンはどうやって生き延びたの?」
    シャリア「NTの能力を駆使して恐竜たちが襲ってくる場所を先読みしつつ別のルートを通って足を手に入れ逃げ帰りました」
    マチュ「そんなことも出来るのNTって」

  • 139二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 23:54:42

    保守

  • 140二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 00:33:05

    「そうそう、我々の住む世界のようにロボットが普及している世界にも行ったことはあります。もっとも、あのロボはもっと小さかったですが」
    「プチモビみたいな?」
    「まさしく。私はそこではフリーランスで働いていましたよ。戦争もない平和な国でしたのでね、倉庫整理や害獣駆除なんかで日銭を稼いでました」
    「なんかすごく平凡だね…」
    「まあ、謎の巨像が出現したり、それから得体のしれない黒いバケモノが現れて大変な事になったのですが。その時は私も戦ったものです」
    「いきなり平凡じゃなくなった!」
    「ちなみにその世界、人々の暮らす大地は空に浮かぶ島でしたし、海はプラズマの雲海に覆われ行けませんでしたし、何より住民は犬や猫の獣人でした。私もいつのまにか犬獣人になってましたよ」
    「!?」
    「…あの赤い服の犬獣人の青年、元気にしていればよいのですが。マチュ君と同じくらいには活発な青年でしたよ」
    (ヒゲマンの獣人姿、ちょっと気になるかも…)

  • 141二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 08:48:47

    保守

  • 142二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 15:38:44

    ロボットと言えば緑色のプチモビみたいなのにも乗ったことがありました
    どんなの?
    銀河同士で戦争をしている世界で、大量生産・大量配備が可能な低コスト兵器でして。ぶっちゃけプチモビよりも安全性は限りなく低かったです
    地球圏の中で争ってるのが馬鹿らしくなるね
    対弾性は低い、浸水率は高い、オイルが燃えやすい、脱出装置の類……は、MSにも言えるから仕方ないですが。三拍子所か四拍子に酷い代物でしたね。しかもそれで超巨大な大河を渡るためにトーチカが満載した崖のある浜辺に到着しなければならず、崖を登れても直後に銃撃されて穴だらけ……しかも浜辺には地雷だらけと
    …………結果は?
    2500機が作戦に参加し、生き残れたのは私ともう一人の合計二名だけでした

  • 143二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 16:03:03

    ただそんな良いところの殆ど無い兵器ですが、操縦性と整備性は非常に高いんですよ。
    そうなの?
    ええ。大量のジャンク品をかき集めて、当てにならないパーツがザッと50はあっても動かすことが出来る程のニコイチ整備や改造への柔軟性、自動車整備工場レベルの設備さえあれば簡単に整備できるし、特定の行動を入力すれば操縦の補佐だけでなく無人機としても動かすことが可能。
    安全性がないことを除けば非常に優秀なんだね……。
    生産台数が半端ではないから闇ルートで流通する機体も多くありましてね。賭けバトルも行われてました。一番人気は『リアルバトル』ですね。
    なにそれ?
    普段のバトリングは格闘戦で決着を付けるものですが、リアルバトルは実弾武器の使用あり、パイロット及び観客の生死は問わないというノーレギュレーションバトルでして。実際に観客が命を落としても「このスリルが溜まらない!!」「リアルバトルはこうでなくっちゃな!!」とむしろ喜びます。
    世紀末が過ぎる!!

  • 144二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 21:23:37

    「まあいろいろな事に巻き込まれた私ですが、時には羽を伸ばす事もできました。ある時はいろいろあってタイのチャオプラヤ川の河畔にある高級リゾートホテルに長期滞在しましたよ」
    「わあ、羨ましい…まさかスイートルームに?」
    「まさか、さすがに一般の客室でしたよ。それもそれでなかなかに広くて快適でしたけれどね。ただ…」
    「ただ?」
    「私が滞在している間に、少なくとも宿泊客が5人亡くなってるんですよね…時期は3回に分かれてましたが」
    「ええ…」
    「最初はホテルオーナーの息子であり著名な歌手でもある青年と、オーナーの顧問弁護士が。次に一般の宿泊客。そして最後がある新興宗教の教祖とその幹部。全員少なくとも公的には事故死とはなっていました」
    「不気味だ…」
    「それに調べてみたんですが、どうにも5人ともだいぶ評判のよくない人間でしてね…それこそ命を狙われても不思議でないくらいに」
    「…どんな評判だったのさ」
    「歌手は元恋人の殺人容疑がかけられたことがあります。で、そこを顧問弁護士に救われました。ただこの弁護士も無罪判決のためなら何でもする類の人間だったようです。一般客は元傭兵だったのですが、戦争犯罪に関わっているという噂が。新興宗教のほうは、教祖はそれまでも結構な事件に関わってたようです」
    「その5人の死因、ホントに事故死だったの?」
    「少なくとも警察はそう言ってました…あとは知りませんが。それに関わりたくなかったので深掘りもしませんでしたし」

  • 145二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 21:28:50

    ロボットではありませんが女子高生が旧世紀の戦車に乗って戦うスポーツ世界もありました
    なんで戦車?
    どんな理由だったか忘れました。ですが、なかなかに白熱した戦いでしたし、女子学生が戦車に乗って戦う、というのは結構な人気でしたよ
    え、大丈夫なのそれ……
    戦車には謎カーボンのコーティングが施されて絶対壊れないようになってますし、砲弾もセンサー内蔵の模擬弾頭。下手なMSよりも安全性は抜群ですよ
    わー、乗ってみたい(棒読み)
    ちなみにあの世界、地球上の海上で空母を模した超巨大なフロートに住む『学園艦』という海上都市が主流になってまして。ある程度自給自足が可能なんです
    さっきの戦車と言い、宇宙世紀よりも技術力高くない?その世界

  • 146二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 22:29:03

    ちなみに学園艦は古代ローマから小型のボートでその原型が存在するらしく、時代が進むにつれてドンドン大型化し、第二次世界大戦の前後にはモデルとなる船が作られたそうです
    そんな大昔から分岐してるのその世界
    そのせいか学生の多くは船の上で勉学を学び自主独立精神を養うという名目で学園艦での生活を推奨されてます。なので残っているのは観光や物資生産のために稼働している街か学園艦に一人で住む学生の家族の故郷程度で、大部分は人が居なくなり廃墟と化しています。
    あーなるほど。戦車のスポーツをするのにはもってこいな訳だ
    いえ、普通に現在進行形で人が住んでる街でも戦車道してますよ
    する必要ある?
    破壊された建物等は連名が保証してくれるので観戦者たちはむしろ破壊推奨と諸手を挙げて歓迎していますよ
    スゴイ世界だな……

    なお、そんな世界だからか彼女たちの認識では「陸で住むなんて今じゃあり得ない」だそうです
    なんか今のコロニー生まれ・コロニー育ちの人間に近い認識だなぁ

  • 147二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 03:39:17

    とりあえず、言いますね!
    このスレは面白いと!

  • 148スレ主25/08/09(土) 05:52:58

    >>147

    ありがとうございます!!

  • 149二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 13:00:03

    ほし

  • 150二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 17:05:35

    宇宙世紀よりも発達・発展した世界に行ったこともあります。と、言っても、その世界にはプチモビも含めた人型機動兵器の類は一切ありませんでしたが。精々戦艦と戦闘機だけでしたよ
    どんな世界だったの?
    一つの銀河を自分たちの住処に発展させた人類が、貴族主義と民主主義に別れて宇宙戦争している状態ですね
    銀河の果てまで行っても人間って争いを止めないんだね
    そもそもの発端が「争いがなくなったせいで人類の発展が袋小路になり、独裁者が貴族制度を導入した事」による150年に続く戦争ですからね
    世の中の創作にある「恒久的平和」ってそういう弊害持ってるんだね
    まああの世界に関してはそれだけが原因というわけでもないですが
    ヒゲマンはどっちに着いてたの?
    貴族主義の方です。……まあ、その後色々あって艦隊丸ごと民主主義に亡命しましたが。世の現実というものを見せられました
    世の現実?
    独裁政治も民主主義も、どちらも腐ってしまえば現場にとっては害悪でしかない。ということですね

  • 151二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 21:58:33

    シャリア「そんな世界の後にどういう因果かまた貴族世界に行きました」
    マチュ「貴族として平民いびったりしてた?」
    シャリア「いえ。貴族女性としてはマチュ君レベルで元気すぎる女性の友人枠として、婚約者の王子やその弟、その婚約者と自身の義弟、さらには王国の宰相の兄妹や平民の女性の一人と遊びに出かけたりトラブルに巻き込まれてました」
    マチュ「ん?私レベル?」
    シャリア「貴族女性なのに木に登る、畑を耕す、蛇の玩具を作り王子に投げつけようとする、剣術の訓練をする……等々あげだしたら切りが無い」
    マチュ「いやいや、私そこまで元気じゃないからね?」
    シャリア「おや、そうですか?それは失礼」(プールの飛び込み台に逆立ちしてスカートを捲れさせて下着を見せながら飛び込んだのは知っていますが……言わぬが花、ですかね?)

  • 152二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 23:31:58

    イズマコロニーで未知の生物ば襲ってくるとかの非常事態はありましたか?
    無いけど。どうしたの?
    とある世界で地球外生命体が日本の『札幌』という地に落ちてきて、市街の地下鉄に巣くって巨大な植物を作ってました。
    うわぁ……襲われたの?
    ええ。命からがら……後で知ったのですが、その地球外生命体は電波を発生させる物を「敵」と認識していたらしく、私を含め生き残った者達全員がそれらを持っていなかったそうです。
    え?携帯電話って誰でも持ってるはずじゃ……。
    旧世紀の『平成』と呼ばれる時代は、携帯電話の普及率がまだ低かったんですよ。
    不便な時代だね。
    その不便な時代に巣くわれた私たちとしては、なんとも言えませんがね。

  • 153二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 00:02:58

    ちなみにその生物、ロケット発射機能を持つ超巨大植物を作っていたらしく、発射されれば半径10キロメートルは爆心地となり大きなクレーターとなります
    よく生きてたね
    その情報が世に出る少し前、巨大な亀の怪獣が植物の宇宙への発射を阻止してくれましてね。おかげで札幌は爆破の被害を受けずに済みました
    …………その話、どうせその後の話もあるんだよね?
    今回の件で北海道に居るのが怖くなった私は、事情聴取と病院での療養が終わってから『仙台』という地におりましたが……
    また植物が作られたと……
    ええ。しかも今度は巨大な方の地球外生命体が現れて、しかも出現場所が避難民を乗せる軍用ヘリのヘリポートでしたから……生きた心地がしませんでしたよ
    …………仙台は?
    植物の発射は阻止されましたが、爆発自体は阻止できず、10キロメートル圏内がクレーターに、そこからさらに数十キロメートルが爆風で吹っ飛びました

  • 154二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 00:46:20

    「タイの河畔のリゾートホテルに泊まっていた話はしましたかね?あの世界ではあまりトラブルには巻き込まれずに済みましたが、それでも後味の悪い思いをすることはありました」
    「ああ、宿泊客が5人も死んじゃった件だっけ?まあ、そりゃ後味悪いよね…」
    「いえ、それとは別件なのですよ。機会があって、アメリカのマイアミで開かれたレースを見に行くことになりましてね」
    「レース?競馬とか?」
    「いえ、F1のようなレーシングカーによるレースですよ。先端技術企業が総力を挙げて作ったレーシングカーによるレースでしてね、なかなかに白熱した戦いでした」
    「それで後味が悪い思い…もしかして、誰か事故にでもあった感じ?」
    「その通り。優勝候補は2人いたのですが…そのうち1人の車両が思い切りクラッシュしましてね」
    「あちゃあ…」
    「しかもさらに悪い事に、亡くなったレーサー…その人物は車両の開発元のCFOであり、創業者兼CEOの娘でもあったのですが、その父親、つまりCEOもその日のうちに亡くなったのですよ」
    「え、まさかレーサーの事故に巻き込まれて…?」
    「いえ、具体的に何があったかはわかりませんが、開発中の機器の事故で亡くなったと聞いています。展示していた新型車のエンジンが突然爆発したとか、開発中のAI兵器の誤作動に巻き込まれたとか、そういった噂が流れていましたね」
    「うーん、どっちにしろ気の毒な話で…」
    「ただ、実はこの2人もよくない評判はあったのですよ。父親は独裁者に新型兵器を売り渡し、非武装の民衆の弾圧に利用して多数の死傷者を出すのに加担したと非難されていましたし、娘も娘で学生時代からかなり強引な、時には非合法な事もしていたとか」
    「…ねえ、この前のタイのホテルの話と被るような気がするんだけど。ホントに事故死?誰かが細工したんじゃなく?」
    「タイの時と同じように、少なくとも警察はそう言ってました…あとは知りませんが。それにその時の私は単なる観客、深掘りできる立場ではありませんでしたし」

  • 155二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 06:58:01

    保守

  • 156二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 12:09:15

    保守

  • 157二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 19:01:47

    例の『ジュラシック・ワールド』ですが続きがありまして。幾つか異世界を巡ってからあの世界に行ったら2~3年程経ってました。私はそこである環境保護団体に属していました
    環境保護団体って聞くと碌でもないのしか思いつかないのって、なんか嫌だなぁ……で?どんなところ?
    例の惨劇が起きた島が活火山になってしまったので、恐竜たちを人間の生活圏に運び出し種の保存をしようというところです
    いや、そんな危ない島にテーマパーク作ってたの!?恐竜の暴走がなくても地獄だったんじゃん!!
    ですよねぇ……私もその事実を知って愕然としました。「なんでそんな所にテーマパーク建てたんだ上の人間共は」っと
    ヒゲマンはどうしたの?
    会長がどこからかスポンサーを手に入れて恐竜保護に同行するハメになりまして…………いやぁ、スポンサーが最初から我々を騙すつもりで連れて行って置いていったり、恐竜に追われるわ火山灰や上から降ってくる溶岩の塊から逃げるわで苦労しました(遠い目)
    よくそれで本土に帰れたね……

  • 158二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 19:10:13

    元ネタが分かるのは多いが分からないのはとことん分からんな

  • 159二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 22:40:09

    シャリア「マチュ君はコブラを知ってますか?」

    マチュ「コメント付き動画投稿サイトで切り抜き見る程度だけど」

    シャリア「彼と一緒にサラリーマンとして働いていました」

    マチュ「宇宙海賊時代の友達?」

    シャリア「いえ、サラリーマンとして入社同期の友人です」

    マチュ「な~んだ」

    シャリア「まあ、彼の復活に巻き込まれて襲われるようになったので、彼の海賊ライフに付き合うことになりましたが」

    マチュ「え?じゃあじゃあ、サイコガンとか持ってるの!?」

    シャリア「あんなモノまともに撃てるのはコブラだけですよ」




    マチュ「お母さんよくハイレグ姿でお父さんとコブラごっこやってたから本物あったらもっと」

    シャリア「待ちなさい。なんて物見てるんですか」

  • 160二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 23:19:27

    ドミニクか、お母さんドミニクなのか

  • 161二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 23:24:21

    セーラー服を着た美少女戦士達の戦いにも巻き込まれたことがあります
    あ、まさかタキシード仮面様に?
    ええ。私のようなひげ面の三十路間近な男にタキシードなんて似合わないはずなんですがね
    でも軍人じゃなければ大学院をギリギリ卒業するかしないかでしょ?年齢的にはまだまだ……
    ちなみに、私以外にもタキシードを着ていた戦士はもう一人居ましたよ。
    え?誰?
    さあ……今となっては誰だったのか…………

    (どこに居るのです。我々と協力して悪を倒した仲間……タキシード仮面・シロウズ)

  • 162二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 00:22:04

    「そういやタイのホテルに泊まったり、マイアミでレース観戦してた世界では『あまりトラブルには巻き込まれずに済んだ』って言ってたけどさ…あまり、って事はトラブルには巻き込まれたんだ?」
    「まあ実のところ。あれはある人の代理人として、委任状やら何やらを持ってニューヨークの銀行に行った時の事でした」
    「銀行強盗に人質にでもされた?」
    「いえ、そんなことはありませんでした…というかなんで一番目に思いつくのが強盗なんですかね」
    「だってヒゲマン大概な目に遭いまくってるし?」
    「否定できないのが辛いところですね。まあ強盗には巻き込まれませんでしたが…目の前で人が亡くなりましたよ」
    「Oh」
    「あの銀行は、2階だか3階だかにある支店長室からロビーを見下ろすことができるような構造でしてね…ガラスが割れる音がしたと思ったら、そこから落ちてきたんですよ…支店長が。私から数mしか離れていないところに」
    「うげ…」
    「一応救命措置はしてみたんですが、駄目でしたね。というかあれはほぼ即死だったでしょうし」
    「…もしかしてその支店長、例によって例の如く評判の悪い人だったり?」
    「実を言うとそうなんですよ。後日の新聞記事によれば、なにやら後ろ暗い連中相手に後ろ暗い事をやっていたとか。具体的には…マネーロンダリングなど」
    「銀行の支店長がそんな事しちゃうかあ…」
    「さらには随分冷酷な人物だったようです。その時彼女にクビにされたという銀行職員…いや、もう『元』が必要でしたが…と話したんですが、職務はきちんとしてたのに服装が気に入らないという理由で解雇されたそうで」
    「暴君だあ…」
    「ちなみにこれまた例によって例の如く、死因は事故死となったようです。詳細はよく知りませんが」

  • 163二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 00:57:31

    ヒゲマンの怪談稲川淳二並に怖そう…

  • 164二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 07:55:41

    マチュ「そういえばさ、ヒゲマンはどうしてシャア・アズナブルが生きているって思ってたの?ゼクノヴァで行方不明になってたら死んでると思うようなものだけど」
    シャリア「ええ。普通なら……ですが、私には確信がありました。というのも、あの異世界巡り・怪談巡りの時に、私は未来の大佐と何度も会っていたんです」
    マチュ「え!?そうなの!?でもそれだって、普通はヒゲマンと会ってない時間のシャア・アズナブルじゃ……」
    シャリア「向こうは隠しているようでしたが、明らかにこっちを知っているそぶりでした。あの当時はさほど気になりませんでしたが……終戦後にあのゼクノヴァを見て気付きました。あのシャア大佐は「シャリア・ブルと会った未来から来た未来のシャア大佐」だったんだと」
    マチュ「……どんな時にあったの?」
    シャリア「女子中学生が大家をしている古いアパートで暮らしているときに『西(にし)』と名乗るサングラスの男性として会ったことが始まりでした」
    マチュ「まって。始まりがそれってどういうことなの……」

  • 165二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 08:15:10

    あの大家さん、前の大家だったお祖母様の教え方が良かったのか、料理洗濯掃除に裁縫と、家事万能な方でして。材料を提供しては同じアパートに住む男性会社員の部屋で皆で集まり食事をしていましたよ

    …………悪かったね。器量が悪くて(ムス)

    別にそんなことは言っていないでしょう……まあ、その大家さんにもちょいちょい欠点は多かったのですが

    何?可愛すぎるのが欠点とか?

    周囲の多くがお爺さんお婆さんのせいか趣味というか所持品というか考え方というか……とにかく年寄り臭い物ばかりでして

    具体的には?

    私服の類は殆ど無く基本中学校の制服で私生活を過ごし、古い特売のチラシを暇つぶしに持ち歩いて眺め学友達に誤解させたり、時代劇好きで観光名所とか廻りたい派だったり

    あー。友達が知ったら大慌てで世話を焼きたがりそう

  • 166二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 17:46:06

    とある世界では飛行機に乗ってる最中にハイジャックに巻き込まれたこともありました
    また碌な目に会ってない
    その犯人はアメリカのペンタゴン……軍事情報作戦室的な所と麻薬売買で癒着してたらしく、ペンタゴンが抱えていた重要な軍事情報を握ってコロンビアに亡命しようとして国内戦に乗り込みました
    コロンビアってアメリカじゃないよね?なんで?
    パスポートが必要になるのは外国に行くときで、国際線ではその縛りがありませんから。向こうの捜査機関も捕まえようと躍起になってたみたいですし。可能な限り姿を隠したかったんですよ
    燃料持つ物なの?
    いいえ。だから途中別の空港で給油することになりました。その後も離着陸ギアがパンクしてタイヤの交換に時間が掛かったりして四時間ほどかかり…………
    飛行機は飛び立った?
    いえ、詳細は不明でしたが、ある一人の男の弾丸が犯人を狙撃して一発で仕留めたそうです

  • 167二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 20:17:38

    とあるバイオリンの演奏会で『G線』と呼ばれるバイオリンの弦が切れた事もあったみたいです
    それ普通に事故じゃないの?
    いえ、調べたところによると演奏者の背後には弾丸が落ちており、射線上の狙撃地点はテレビスタッフが気絶させられていました
    じゃあ、演奏会は中止に?
    いえ、別の弦を調整してG線の代わりにしました。犯人がどんな目的でそんなことをしたのかは分かりませんが……結局、演奏会は成功したわけです

  • 168二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 23:13:57

    保守

  • 169二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 07:21:03

    ほし

  • 170二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 15:30:46

    ほしゅ

  • 171二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 19:22:59

    MSのような機動兵器のテストパイロットチームに入ったこともあります

    どゆこと?

    MSやMAは作って機能をインプットすれば「はい終わり」と言うわけではなく、複数のパイロットが動作確認をし決まった動作を入力して再度その動きを確認する等のテストを数え切れないくらい行い、ようやく完成するんです。その世界では人型機動兵器そのものが開発されたばかりで十分な動きが入力されていなかったため、モーションパターン入力のために軍から数人の優れた身体能力者が派遣されました

    ヒゲマンがその中に入ってるなんてスゴイね

    お恥ずかしながら、私は彼らの中でもびりっけつです。補欠合格に近い物でした。間近で見る彼らの動きは、私では到達することの出来ない動きでした

    じゃあヒゲマンが入れた理由って?

    その世界にもNTに近い能力者がいたので、そのテストケースとして派遣されたんです

    なんて名前なの?

    ……『念動力』。あの男はそう言ってましたね

  • 172二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 23:50:45

    保守

  • 173二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 07:45:16

    正直、キケロガを人型に変形できるようにした上あの戦い方が出来るようになったのはあの部隊に居た経験が活きたからでしょうね
    あの暴れっぷりを人型ロボットで出来る集団って
    非常識な人材のたまり場ですよ。その後起こった内戦や異星人との戦争でもぶっ飛んだ戦い方をしまくりますし
    …私とヒゲマンがタッグを組んで戦ったら?
    速攻で負けますね
    マジか
    マジです

  • 174二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 08:01:47

    ある世界では普通に会社員をしていた時期もあるんですよ。私。
    へぇ~。でも、どうせ碌な目に会わなかったんでしょ?
    そんなことは…正確に言えば、ややこしい事態を見るハメにはなりましたが。
    なになに?
    何故か世界的大企業の女社長が私が働く小さな会社を買い取って同僚の男を社長に据えようとか訳わかんない展開になってました。
    え?見所がある男じゃないの?
    ふふふ。彼は自他共に認める「責任逃れしたい男」でしてね。地位も名誉もいらない。結婚して子供を持って家庭を築くという苦労も背負いたくないからという理由でセック〇フレンドを手に入れて遊び歩くような良くも悪くも自堕落な人間なんですよ。
    うわぁ……あれ?じゃあその人まさか……。
    後で教えて貰った限りではありますが、どうやらそのフレンドだったそうで……。
    なんでそんなこと。
    『正妻戦争』が勃発したとか何とか言ってましたねぇ……ふふふ(遠い目)。
    ヒゲマン、なんでそんな人と個人的な事情を聞けれるぐらいには親しいのさ。

  • 175二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 16:13:38

    フレンドは五人居て、「家庭に不満はないけど軽くストレスが溜まって軽いノリで始めたJC」、「学校の進路や成績でがんじがらめになってストレスのはけ口から始まったJK」、「同じ会社に勤める同僚のOL」、「常連の喫茶店の女マスター」、「先ほど言った大企業の女社長」の内訳だそうです
    なんでそんな人たちが無責任男と…?
    無責任だからこそ人との関係性がスパッと切れるように後腐れの無い人間を選んだとも言えますし、現状維持を好むからこそ相手の願いを叶える手腕もあったと言えます。しかし、それがマズかった
    あー『正妻戦争』が勃発したんだっけ
    OLとのお付き合いで実は「フレンドではなく結婚を前提としたお付き合い」をしていると思っていることが発覚して一夜のうちに修羅場に。幸い血が流れたりギスギスするような事にはなりませんでしたが、そうなった関係を一度チャラにするためにも、この戦いは避けられなかったそうです
    むしろ正妻戦争で許してくれる時点でかなりいい人達だよね
    まったくです
    ……で?結局誰を選んだの?
    全員が全員それぞれの良さをもってましたので誰も選べなかったそうです。結局私の同僚は女性全員の共有財産としてお付き合いするようになったそうですよ
    エロゲー的都合のいい展開だなぁ
    クックック…ま、時々彼女たちに振り回されて大変なようですがね

  • 176二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 17:29:37

    マチュ「ねえ。それって全部くだらない旅だったの?」

    シャリア「?どういうことです?」

    マチュ「確かに嫌な事も辛いことも苦しいこともいっぱいあったみたいだけど……けどヒゲマン、どれもこれも全部楽しそうに話してた。そんなに楽しそうにしてるのに、その旅もくだらないものなの?」

    シャリア「……確かに、あの旅には楽しいこともありました。ある種の私の第二の人生と言っても良かったでしょう」




    シャリア「ですが、あの時の私にとって、例えどれだけ楽しく、恐ろしい体験だったとしても。元の世界に戻った私の感想は、やはり「くだらない旅」でしか無かったんです」

  • 177二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 22:09:19

    何故か警察官になった私がパワードスーツを着て『アンノウン』と呼ばれる怪物達と戦う世界も存在しましたね
    バイクに乗ってた?
    ええ……よく判りましたね?
    もしかしてG3-X?
    いえ、私に当てられたのはV-1システムという物ですが……なんです?特撮であったんですか?
    (『仮面ライダーアギト』知らないのかなヒゲマン)

  • 178二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 22:37:07

    確かそのV-1システムっていうの、特撮の中じゃG3-Xの方が高性能って事で開発陣営自体が開発を諦めたって話しのはずだけど
    ですが、私の居た世界ではG3-Xは人工知能の演算が暴走を起こしたことが問題視されて、V-1システムも引き続き運用しデータを収集することを上から命令されたらしく、その装着者として私が選ばれました
    あれ?装着者は北條ってエリート捜査官じゃ……
    彼は双方のパワードスーツ開発チームから退きましてね。その中で一番適性の高かった私が代打を務めるようになったんです
    活躍できたの?
    G3-Xが真に完成するまでは。G4騒動は私にとっても衝撃的な出来事でしたよ……

  • 179二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 23:45:47

    保守

  • 180二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 08:17:48

    ☆☆☆

  • 181二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 08:20:41

    遥か未来の話しかも知れません……私は荒廃した……文明が大きく後退した世界で大型ロボットを発掘し、あり合わせの武器を持って戦っていました
    文明が大きく後退した?
    イズマコロニー……いえ、大昔の日本で言う「武者」と呼ばれる軍人達がいた時代になり、人々は遺跡から人型機動兵器「機械武者」を発掘・復元して時に生活の足とし、時に戦の戦力としてました
    どうして戦ってたの?
    当時その国を統治していた為政者を、軍部の一部が裏切って人質にし、支配圏を伸ばし弾圧していたからです
    ヒゲマンがレジスタンスのメンバー……なんか想像つかない
    ちなみに、どういう訳かその世界の住人や機動兵器は二頭身ほどにデフォルメされていて、私も腰ぐらいの人間サイズになってました
    ミニチュアになったヒゲマン
    ちなみに私の名前は漢字で『射利亜(しゃりあ)』でした
    なんか色々気になってきたんだけど。その時のヒゲマン見てみたいなぁ

  • 182二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 16:50:49

    私、ネノクニに行ったことがあるんですよ。
    難民街……じゃないよね。その分だと本当に「あの世」?
    その通り。その世界では現世で死んだ人間はあの世の住人として転生し、そこでの一生を終えまた現世に転生するを繰り返すそうです。ちなみに生活様式と文明は超古代文明です。聖徳太子(ジャージじゃない)よりも遙か昔ですね。本当に神話時代と言われるレベルです。
    ヒゲマンはそこで何をやったの……。
    『運命の子供ら』と呼ばれる現代人六人と一緒に悪霊軍団と戦ってましたね……。
    あの世でも争いあるんだ。しかも異種族同士。でもなんで?
    たまたま出雲市にあるとある学園に教師として赴任して雑務を片付けていたら急に飛ばされましてね……強力な力を持つ悪霊と戦わされるわ八岐大蛇と死闘を演じるわラスボスである術者とメンバーの中心である男子高校生の親子喧嘩を見届けるハメになるわで大変でした…………。
    ヒゲマンって巻き込まれ事故多いよねほんとう……。

  • 183二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 16:59:17

    シャリア「男子高校生が精霊や悪霊と契約しなければ戦力不足でどうなってたか」
    マチュ「契約?」
    シャリア「精霊や一部の悪霊は倒すと一種の屈服状態となり、特定の儀式を行えば契約することが出来るんです。そしてその力はメンバー全員で共有出来ます」
    マチュ「一人がその力を行使出来れば、後は全員で使い回せると」
    シャリア「言い方は微妙ですが概ねその認識で間違いないかと」
    マチュ「………………今までの流れだけどさ。もしかしてその契約って…………え」
    シャリア「ここから先は全年齢ですので自主規制が掛かりますよマチュ君」
    マチュ「ぶーーぶーー!!」

  • 184二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 20:46:56

    機動兵器に乗る警察官ではないですが、殺人を扱う部署に所属していたことがありました
    ……大丈夫?「犯人はお前だ!!」って誤認逮捕とかしてない?
    ほんとうに警察嫌いになりましたね……大丈夫。そんなことにはなってませんよ。まあ、少々驚かされることが多数ありますが
    なになに?
    電車で最後尾にいる被害者を先頭車両の機関士がカーブを描いて窓が直線上になるタイミングで狙撃するという事件ですが、あの世界の警察は普通の射撃訓練をするだけでそれが出来るそうです
    出来ないの?
    無理無理出来ませんよそんな芸当

  • 185二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 22:20:04

    保守

  • 186二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 07:40:34

    女優の家の壁に、どこからか盗んできた重機用の電磁石を発電機と一緒に埋め込んで家主である女優を鎧の下敷きにしてさつがいしたとかもありました
    ねえ、どうやって工事したの?どうやって持ち運んだの?どうやって鎧の下に連れ込んだの?
    ハチミツ入りの石けん水で「割れないシャボン玉」を作って、その中に青酸ガスを入れた物を凶器にしてアパートの下を通る被害者をさつがいした話しもありましたね。おまけにマンホールの蓋を落として死んでるかの確認もしたり…
    ねえ、どうしてそういう方法で人を殺さなきゃ行けないの?
    あとは『終わらない水』という不思議な商品を買った客が「永遠の命」を得た結果それを使って大宗教を作った上に金持ちを中心に病で余命僅かな人間を「不老不死」にするという話しもあったんですが。まさかの「不健康な人間はその原因である病も絶滅することなく永遠にもがき苦しむ」というものだったとか
    いきなりホラーになったよヒゲマン!!
    あとは「使えない棺桶」を買った副社長が「永遠の命を手に入れた!」っと思った結果、過信してパーティー会場のベランダから荒れた海に落ちて遺体が回収されることなく「棺桶に収められず亡くなった」とかも
    もー!凄く過程を省かれたせいで気になって怖いよヒゲマン!!

  • 187スレ主25/08/15(金) 08:02:03

    このスレもあと少しですか……着地点どうしよう(汗)
    案のある方はエピローグを書いてくださると助かります(謝)

  • 188二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 17:00:39

    保守

  • 189二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 17:33:00

    次スレに続くでええんじゃね

  • 190二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 22:16:49

    保守

  • 191二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 01:09:53

    「…しかしほんと話のネタ尽きないね」
    「我ながら遠くまで来たものです…冗談はさておき、実際様々な異世界、別の時代、異次元に行ってましたからね…」
    「…全部ひっくるめたら、どのくらいの時間になるんだろ?」
    「そうですね…ううむ、行った世界からして100や200じゃ足りないはずですし…」
    「そんなに!?」
    「ええ、それになんだかんだ長いこと留まる事もありましたし…さすがに万年単位までは行かないとは思いますが、まあ確実に1000年は越えてるでしょうね」
    「スケールやば…」
    「ええ、本当に」
    「…確かヒゲマンって34歳なんだっけ?年の割にめっちゃ落ち着いてるし判断もすごいのって、もしかしてそれも理由だったり…?」
    「可能性はありますね、なかなかぶっ飛んだ体験もしていましたから」
    「…まだまだ聞きたいなー、少なくともこっちからすると面白い話ばかりだし」

  • 192二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 10:29:47

    「とはいえ、時には振り返っても『本当にくだらなかった、何も得られなかった』としか言えない体験もありましたけどね」
    「一周回ってどんなんだか気になる…」
    「あの世界は、すべてが終わった後でした。建物は荒れ果て、植物は繁茂し…そこら中に白骨が散らばる、そんな世界でした」
    「うわあ…何があったのその世界」
    「放置されていた新聞なんかを総合するに、旧西暦1960年代に『チベットかぜ』と呼ばれる新種の致命的な感染症がパンデミックを起こしたようでして。どうやらそのままその世界は滅び去ったようです」
    「げえ…生存者、いた?」
    「しばらくの間…年単位でいろいろな場所をほっつき歩いていましたが、ついに生存者には会わず仕舞いでしたね。もしかすると南極とかそういう所にはいたのかもしれませんが、私が出会ったのは骨と廃墟だけでした」
    「…なんか、むなしいなあ」
    「ええ、あれは本当に…『くだらない旅』でした」
    「そういえば食料とかどうしてたの?」
    「奇妙な話なんですが、疲れも空腹も渇きも感じず仕舞いだったんですよね。それどころか着込んでいたノーマルスーツも脱げなかったんですよ」
    「なにそれこわい」
    「何者が私をあの世界に送ったのかは知りませんが、どうやら徹底的にただ見るだけの傍観者でいろ、ということだったらしいですね」

  • 193二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 19:21:56

    「まあ、実のところ『何も得られない、本当にくだらない旅』はいくつもあったのですがね」
    「チベットかぜで人類滅亡以外にも?」
    「ええ、滅亡済みの世界はいくつも訪れています。決まってそういう時は食料も水もいらない、ノーマルスーツは脱げないという状況でしたね」
    「どういうアレなんだか…で、どんなふうに人類滅んでたの?」
    「一番多かったのは、おそらく核戦争か何かが起きた跡地でしたね。マチュ君は『キューバ危機』という出来事はご存じですか?」
    「…当時の二大国家が危うく核戦争になりかけた、ってくらいしか知らない」
    「まあそれで十分でしょう。おそらくあれらの世界はデタントが起きず、行きつくところまで行きついた世界だったのでしょうね。ある時はモスクワ、ある時はワシントン、ある時は北京、ある時は東京…どれも生物のいない焼け野原でしたが」
    「…なんでわかったの?」
    「何もかも消えてなくなったわけでなく、残骸は一応残っていたので。クレムリンにホワイトハウス、天安門に国会議事堂…かろうじてそれとわかるだけで見る影もありませんでしたが」
    「うへえ…」
    「…我々がこうして宇宙世紀という時代を迎えているのも、実は相当際どいところをかろうじて人類が潜り抜けてきたおかげなのかもしれないですね」

  • 194二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 23:10:18

    保守

  • 195二次元好きの匿名さん25/08/17(日) 08:46:59

    こういつクロス好き

  • 196二次元好きの匿名さん25/08/17(日) 15:16:47
  • 197二次元好きの匿名さん25/08/17(日) 16:27:13

    >>196

    次スレ立て乙です!

  • 198二次元好きの匿名さん25/08/17(日) 20:58:31

    埋め

  • 199二次元好きの匿名さん25/08/17(日) 23:08:17

    埋め

  • 200二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 02:21:20

    シャリア「とある世界でソシャゲのガチャでキャラクターを召喚して世界を救う戦いをした事もあるんですが…………」

    マチュ「なんか今まで以上に苦しそうな顔してるけど?」

    シャリア「どうやら私はくじ運が悪いらしく、無課金という事もあってかなかなか高レアが当たらず同僚の女性と一緒に「石よこせ!!」っと連呼してました。高レアが掠りもしないときは激しく落ち込んでしばらく感情の起伏もありませんでした。体調不良を越したりもしましたし」

    マチュ「友達と同じことしてる……」

    シャリア「逆にガチャで高レアを当てたときは狂喜乱舞してましたよ」

    マチュ「キャラ崩壊しまくってない?」

    シャリア「あまりの危険性に紀元前一万年前に吹っ飛ばされたときは生きた心地がしませんでした……なんとか気を持たせて生き延びましたが………………」

    マチュ「待ってヒゲマン。>>191で自分が言ったこと思いだして?確実に一万年は越えてるよね!?」

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