- 1二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 20:48:58
- 2二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 20:51:51
和×和か
- 3二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 20:52:52
引退後に普通にチヨちゃん連れて料亭戻って終わりじゃないかこれ……?
- 4二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 20:53:23
こんなこと言っちゃいけないのかもしれないけど
宝塚記念後のチヨちゃんはトレーナーの実家に弟子入りして数年後には名物若女将になってそう - 5二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 20:53:41
すごくしっくりくるな
- 6二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 20:57:24
実家が格の高い料亭でも相撲力士の娘って肩書は強そう
チヨ父が親方とかだったりした日には名士の娘連れて来たって事で騒ぎになるかも - 7二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 21:02:22
特に問題がなさそう
- 8二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 21:03:26
- 9二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 21:14:28
広告塔まで……
- 10二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 21:29:45
チヨパパが横綱ならすでに来店してる可能性も高い
- 11二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 21:36:23
チヨパパがモデル通りの人なら料理屋の監修とかもしてるし、愛用してそうだなぁ
普通にチヨちゃんの第二の人生で実家の料亭で修行なんてどうかなって勧めて帰って見たら
「息子が凄い嫁連れて来た!?」
でパニックになる家族と
真っ赤になって否定するトレ&チヨちゃんは見たい - 12二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 21:41:41
店は継ぐから1人だけやらせてくれって条件かな?
- 13二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 21:46:00
かたや「この子をあずかって欲しい、とても気立てが良い子だから仲居の修行をさせてあげて欲しい」と言いに来ただけのトレーナー
かたや「息子が店を継ぐ為に帰って来て、しかも凄い良いとこのお嬢さんを連れて来た」と感動(誤解)してる両親
そしてお嫁さん扱いされてテンパって真っ赤になってるチヨちゃん - 14二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 21:58:36
結局成り行きで「そういう」方向に話が進んでいきそう
- 15二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 22:00:46
チヨパパは娘をダービーウマ娘にしてくれたトレーナーが行きつけの料亭の跡取りって聞いて大喜び
トレーナーの両親は息子が帰って来た上に連れて来た子は大得意様の娘で大喜び
となればまぁ、話は進むよね - 16二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 23:31:18
場合によっては店にチヨパパのサインがあったりチヨちゃんのお食い初めの頃からの常連な可能性も?
- 17二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 23:32:17
ちゃんこ鍋が裏メニュー
- 18二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 23:33:42
- 19二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 00:50:43
だいぶ前にあったチヨちゃんのスレを思い出した
お品書きにも反映されてそう
ここでチヨチヨワンポイント!|あにまん掲示板トレーナーさんは甘いものよりもしょっぱいものの方が好きなので卵焼きは甘目の味付けより普通の物を使いましょう!お弁当に入れるのでなければ半熟のスクランブルエッグや目玉焼きでも良いですけど黄身が硬くなるの…bbs.animanch.com - 20二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 01:53:29
父親
「このちゃんこ鍋を作ったのは誰だあっ!!!」 - 21二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 03:55:38
ちゃんこも出せるってことは先代(チヨトレから見ると祖父)あたりが元力士だったとか
引退した元ちゃんこ番を引き取ったとか
その辺か - 22二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 06:59:06
元ちゃんこ番を引き取ったってのありそうだなぁ
そのちゃんこ番がチヨパパの弟弟子だったりしたら…… - 23二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 08:28:47
マルゼンさんも実家極太で下手すると姉が元オリンピック選手で与党代議士の可能性あるからトレ実家の料亭を使った事がありそう
- 24二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 12:36:23
名物女将(わんこ)
- 25二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 15:30:16
チヨトレが幼年期のチヨちゃんとニアミスしていた可能性があるかもしれない
- 26二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 17:58:31
チヨちゃんがトレーナーに料理を作ってもらったら
何故か「懐かしい味だ」って感想が出るんだ - 27二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 18:02:40
- 28二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 18:09:33
- 29>>125/07/23(水) 20:13:03
とりあえずここまでで一度SSにまとめてみる
- 30二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 00:16:34
料亭がアルトレ夫妻の披露宴会場になるなど、長きに渡って親交を築きそうだ…
- 31二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 08:08:53
厨房で談笑しながら料理の仕込みをする2人の姿がね、なんだかノスタルジックで幸せな絵になってるよ
- 32二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 16:23:45
- 33二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 22:06:26
鮎「カスとか貶してくる人たちと違って、チヨノオーさんがそんなことするわけないじゃないですか。じゃあ、川に帰りますね」
- 34二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 22:07:08
- 35二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 07:21:10
店の規模としてはどれくらいなんだろうか。
めちゃくちゃ広くてもそれはそれで合うけど、自分の貧困な想像力ではあまり広くない(≒家族だけで経営できるくらい)けど伝統ある店みたいな雰囲気しか思い浮かばなかった - 36二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 07:29:54
毎月チヨちゃんの家族が料亭に訪ねてきて、
家族の前だとタメ口になる若女将というレアな場面が見れる。
若女将の更なる魅力を知った他の常連さんは、そんな光景を見て心がポカポカするんだ。 - 37二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 11:29:22
チヨちゃんが常連さんに茶化されて赤面してるのがのが日常になってそう
- 38二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 12:22:15
ちゃんこ番を引き取るって事で家族+板前さんと仲居さん2、3人くらいの規模を想定
でもそれだとメジロの披露宴はちょっと無理そう…… - 39二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 20:07:55
お弟子さんいっぱいいるパターンもいいかも
- 40>>125/07/25(金) 21:22:13
- 41>>125/07/25(金) 21:23:19
「チヨ、3卓のお客さんの天ぷら揚がったよ」
「はーい!」
俺は元気よく返事をする店の仲居――サクラチヨノオーに天ぷらの盛り合わせを渡す
チヨが満面の笑顔で小上がりに配膳すると、常連のお客さんは嬉しそうに受け取った
「ありがとよ、若女将」
「も、もう! 違うって言ってるじゃないですか!」
真っ赤になって否定するチヨをからかうように常連達は笑い、それにつられて店内中が笑い声に包まれた
ここ1ヶ月で見慣れた光景だ - 42>>125/07/25(金) 21:24:20
あの宝塚記念の後、チヨノオーは引退を決断した
屈腱炎というウマ娘にとっての不治の病、それに自身のピークアウト。理由は様々にあるが、それは割愛する
重要なのはその後だった。卒業後何をするか決まっていないというチヨに、トレーナーである俺は相談した
「今度、実家に帰って板前をやるんだ。もしやる事が無いなら、暫くウチを手伝ってくれないか?」
――俺の実家は日本橋のバ喰町で料亭をしている
料亭と言っても実態は小料理屋に毛が生えたみたいなもので、地元の問屋さんなんかが主な客層のこじんまりとした店だ
歴史だけはあるらしく、開業は昭和元年。俺はそこの跡取りとして徹底的に料理の腕を仕込まれた
けどまぁ、人間一度は親に反抗したくなるもので。俺は高校卒業後に家を飛び出してトレセン学園でトレーナーになった
親父はいつも早く帰ってきて店を継げと煩かったが、それでも俺はトレーナーを続け、家族とはほぼ絶縁状態が続いていた
だが、去年の暮れ。母親からの連絡で、俺は親父が倒れた事を知った - 43>>125/07/25(金) 21:25:30
幸い軽い脳梗塞で命に別状は無かったが、後遺症で右手に痺れが残っているらしい
日常生活に支障は無いが板前を続けるのは難しく、店は正月から閉めっぱなしだとか。このままでは、遠からず閉店する事になるだろう
……勝手に飛び出した身だけど、俺はあの店が無くなるという事に耐え難い寂しさを感じた
いつも常連さんが集まってて、まるで家族みたいな雰囲気で。幼い俺にも、みんな良くしてくれた
お袋も口には出さないが、俺に戻ってきて欲しい事は言葉の節々から感じられる
現在俺にはチヨ以外の担当は居ない。そこで俺は理事長に相談し、チヨの卒業後は休職扱いにしてもらってしばらく実家を手伝う事にしたんだ - 44>>125/07/25(金) 21:26:39
ただまぁ、それでひと悶着あった。
俺の教え子で気立ての良い子だから、仲居として雇いたいって俺の言葉に親父は頷いてくれた
病気をしてからは妙に素直で、あの頑固者が俺に一言も文句を言わず「帰って来てくれてありがとう」だなんて言いやがって。ちょっと泣いちまったのは秘密だ……ってそれはどうでも良い
とにかく、親父の方は問題なかった。問題だったのはお袋の方だ。チヨをじっと見つめたお袋は、唐突にチヨにこう聞いたんだ
「……アンタ、いいえ、あなた本名はサクラチヨノオーって名前じゃないかい?」
「え、お袋何でそれを」
俺はチヨの本名を言ってない。教え子のチヨ、としか紹介してない。お袋はレースとか興味無いし、いくらダービーウマ娘とはいえ名前を知ってるなんて……
「さ、サクラチヨノオー!?」
え、親父も知ってるの? 2人してレースを見て……いや待て、もしかして息子がトレーナーになったから……
「そうだよアンタ、チヨお嬢さんだよ!」
……うん? チヨお嬢さん? - 45>>125/07/25(金) 21:28:03
「お、おい、お前シゲを呼んで来い!」
シゲさんというのはこの店で親父以外ただ一人いる板前さんだ。俺が生まれる少し前にここにやって来て、今でも住み込みで働いてくれている大ベテラン
店を閉めてる今でも親父の世話をしてくれているらしい。本当に義理堅い人で、俺にとっては2人目の父親みたいな人と言えば良いのかな
そんなシゲさんがお袋に連れられてやってくると、俺達2人を見て叫んだ
「坊ちゃん! そ、それに、お嬢さんまで!」
坊ちゃんは俺の事。でも、お嬢さんって……
「え、シゲさん!?」
ちょっと待て、チヨもシゲさんの事を知ってる!?
「お前このおたんこニンジン! シゲは元々八重山親方の所に居たって言っただろ!」
そういえば聞いた事がある。シゲさんは昔相撲部屋に居て、そこの『ちゃんこ番』をやっていたらしい。いわゆる食事係、相撲部屋では下っ端だ
ただ、あまり相撲の才能は無かったそうだ。おっとりとして誰にでも優しい人だからさもありなん。そこで当時の横綱……今の八重山親方が俺の親父に頼みこんで、シゲさんを板前として雇ったそうだ。シゲさんはその時の事を恩に感じて、今でも独立もせずに親父の下で板前をしてくれている - 46>>125/07/25(金) 21:29:07
「あの……八重山親方って、私のお父さんです」
……そういえば、チヨのお父さんは相撲取りだったなぁ。え、あの八重山親方!? 『大横綱』八重山親方だって!?
「チヨお嬢さん、覚えてないだろうけど貴女の『お食い初め』はこのお店でしたのよ」
お食い初めは赤ん坊が100日まで無事に育った事のお祝いだ。それを任せてもらってるんだから、八重山親方とウチの店は相当親密な関係だと言えるだろう
チヨはと言えば、あっけに取られている。無理もない
「う、うぅ……」
突然、シゲさんが俯いて泣き始めた。いや、一体何故?
「し、シゲさん?」
「嬉しいんです」
俺の問いにシゲさんはくしゃくしゃの泣き顔を見せながら応えてくれる
「坊ちゃんが帰って来てくれて、しかもお嬢さんをお嫁に連れて来てくれるなんて……これ以上嬉しい事なんざありやせん、盆と正月が一緒に来たみてぇだ!」 - 47>>125/07/25(金) 21:31:42
一瞬部屋が静寂に包まれる。そして俺とチヨは同時に声を上げた
「「はぁ!?」」
お互い顔が真っ赤になっているのが分かる。いや、待て、待ってくれシゲさん!
「隅におけねぇなぁ、おめぇ」
親父が感心したように頷く。ちげぇよ、話を聞けよ!
「今夜はお赤飯ね」
お袋、アンタその顔は確信犯だろ!!!
「と、とにかく違う! 俺とチヨはそんなんじゃない!」
「じゃあなんなのさ」
お袋の言葉に俺は言葉に詰まりチヨの方を振り返る
「……魚心は、水心の中にあり、ですね」
真っ赤になって何かブツブツ呟いている。これはダメだ、完全にオーバーヒートしちまってるぞ
「女将さん、旦那! 俺、買い物がてらひとっ走り近所に知らせてきやす! 坊ちゃん、いいえ若旦那が帰って来て近日中に店を開ける事と、新しく若女将が来た事を!」
「え、シゲさん待って、本当に待って!」
「若旦那、期待してて下さい! 俺、腕によりをかけてごちそうを作りますからね!」 - 48>>125/07/25(金) 21:33:03
……こうして冒頭の状況に戻るわけだ
今では親父に代わって俺が晒し場(カウンター)に立って板長を務めている。いや、本来なら経験豊富なシゲさんが板長で、若造かつブランクのある俺が二番になるべきなんだけど、それはシゲさんがどうしても承知してくれなかった
「若旦那はこれからこの店を背負って立つんです、俺はその補佐。それが順序ってもんです」
こういう人なんだ、本当。で、こういう人だからこそ近所でも評判が良い。店の前の掃除は欠かした事がないし、町内会の役目も進んで引き受けるから町の顔役達からも頼りにされてる
そんなシゲさんが『若女将』として触れ込んだチヨは、もう常連からすっかり俺の嫁さん扱いされてる
俺も「坊主、良い嫁さん貰ったな!」なんて毎日声を掛けられ続けてるわけだ。でも俺はチヨと違ってこういう人達の扱いには慣れてるので、曖昧に笑って済ませてる。隣でシゲさんがすっごい嬉しそうにしてるのが凄いムズ痒いけど
正直、俺の腕はまだまだ親父に遠く及ばない。それでも常連さんが来てくれるのはシゲさんのサポートが適格なのと、何よりもこの店の雰囲気を常連さんが愛してくれている事。これに尽きる
だから、そんな店の雰囲気に溶け込み、華やかな笑顔を振りまいてくれるチヨには本当に感謝してる - 49>>125/07/25(金) 21:34:04
もしも、もしもの話だけど
チヨがこの店を気に入ってくれたのなら
ずっとこの店の、俺の隣に居たいと思ってくれたのなら
その時は
その時、は
――本当の女将に、なってくれたらいいな - 50>>125/07/25(金) 21:35:09
以上になります、お目汚し失礼しました
- 51二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 21:41:26
…ごっつぁんです🙏
- 52二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 21:43:11
いい…すごくいい…
チヨちゃんが満更でもないのも、周りが乗り気で既に堀が埋まってるのも
すまない、もっと褒めたいが語彙力が足りなくて表現出来なくてすまない… - 53>>125/07/25(金) 21:55:18
- 54二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 22:43:35
もう結婚するしかないのでは?
- 55二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 23:13:36
昭和元年…?歴史がある…?と一瞬でも思ってしまった自分を殴りたい。
でも新しくはないけどそれなりの歴史はあるってので言えば丁度いい塩梅だと思います。
シゲさんの親戚に一人はいるよな感は異常。キャラの雰囲気も良いしこのSS気に入りました。 - 56二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 04:26:52
外堀どころか内堀まで埋まって本丸入り放題じゃないか
大坂城かな? - 57二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 09:53:09
京都とかいう100年続いても老舗に入れないやべー地域
- 58二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 12:21:45
東京は関東大震災と空襲があったんで意外と創業100年程度か未満の店が多いんだよね。料亭の代表格である「金田中」も大正15年創業だし。
- 59二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 17:41:34
昭和元年は7日間しかないってのは置いといて99年は立派に老舗だわな
- 60二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 17:59:49
- 61二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 21:21:37
- 62二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 22:33:42
「と、いうことがありまして」
「合縁奇縁とはまさにこの事ですね……」
後日、話を聞かされたアルダンが普段と逆に『夫婦喧嘩はチヨも食わぬ』顔をしてそう
なお、しっかり自身のトレーナーを連れて来店した模様 - 63二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 23:53:49
そしてアルダン夫妻が見るチヨトレとチヨちゃんのお店
「夫婦では……?」 - 64二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 06:35:05
創業140年以上の店がしれっと閉店しててギョっとしてる画像思い出した
- 65二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 14:53:54
アルダンも来店したことがあって、店名を聞いて「ああ、あの店…!」となってたかもしれない