- 1二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 18:10:00
あらすじ
隠しボスをしばきあげ、崩壊するボス部屋から壁抜けで脱出したシマキンたち
“ダンジョンの狭間”と呼ばれる何もない空間に落ちてしまうが「未実装データ」という謎のアイテムを取得した事で生還する
困惑しつつも、戻れたことを喜ぶシマキンたちだったが、そこにシマキンかアンリが三大巨頭の空席に座るよう促す"強引な男"が現れ、去っていった
悲しき前スレ
てめえが〈回避〉スキル持ちのアンリ・クリートか?|あにまん掲示板dice1d3=@3 (3)@1.しばきあげたらあっ2.仲間にしたらあっ3.友達になったらあっシマキンのレベル dice1d100=@22 (22)@レベル84以上で…おおっ 今なら猿先生の弟子畑優似…bbs.animanch.comそして私はキャプテン・壁抜けッスル
このスレを見てる君は選ばれし者
「最弱な僕は<壁抜けバグ>で成り上がる~壁をすり抜けたら、初回クリア報酬を無限回収できました!~」を掴むチャンスを与えられた強き者
単刀直入に言おう 日本に有るある漫画と小説をぶち読んでほしい
名は「最弱な僕は<壁抜けバグ>で成り上がる~壁をすり抜けたら、初回クリア報酬を無限回収できました!~」前回レベル22になった冒険者で"突然変異の防御無視スキル"を持つ少年だ
もちろんめちゃくちゃ速い
しかもこの読書には絶対守らなければならない条件がある
「最弱な僕は<壁抜けバグ>で成り上がる~壁をすり抜けたら、初回クリア報酬を無限回収できました!~」を読むには本かマガポケなどのアプリでなければならない
違法サイトなどは使用禁止
なぜなら万が一にも"売り上げ"を傷つけてはならないからだ
何よりも"売り上げ"が大事なんだ
ぶっちゃけこのおサイフの中身なんてどうでもいいんだ
"売り上げ"さえ上がってくれればなぁ
さぁ読書量に自信のある者は今すぐ書店へ行け
「最弱な僕は<壁抜けバグ>で成り上がる~壁をすり抜けたら、初回クリア報酬を無限回収できました!~」を全巻売り切れさせろ
急げっ 乗り遅れるな 「最弱な僕は<壁抜けバグ>で成り上がる~壁をすり抜けたら、初回クリア報酬を無限回収できました!~」を掴むんだ
"最弱な僕は<壁抜けバグ>で成り上がる~壁をすり抜けたら、初回クリア報酬を無限回収できました!~・ラッシュ"だ
最弱な僕は<壁抜けバグ>で成り上がる~壁をすり抜けたら、初回クリア報酬を無限回収できました!~ | 【第1巻宣伝話】 / マガポケ | 少年マガジン公式無料漫画アプリレアアイテムゲットしまくり!!ステータス爆上げしまくり!!〈回避〉スキルで初回しか手に入らないレアアイテムを無限回収し、底辺から成り上がれ!!病弱な妹のために稼がなくてはいけない少年・アンリ。だが、外れスキル〈回避〉しか持たないせいで、パーティーをクビになってしまう。絶望するアンリだったが、〈回避〉スキルで壁をすり抜けられることに気付き!?pocket.shonenmagazine.com - 2二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 18:23:29
初めはシマキンがここまで活躍するとは思いませんでしたね…マジでね
- 3二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 18:23:49
おーっダイマッスルやん
ムフフ…とっても楽しみなのん - 4二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 19:01:51
いつでも最弱な僕は<壁抜けバグ>で成り上がる~壁をすり抜けたら、初回クリア報酬を無限回収できました!~をお勧めできる状態にある
このスレは本気だ
- 5二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 19:31:05
普段はダメダメェな🎲結果なのにここぞという時に当たりを引きまくって負けイベをボボパンしたシマキンを誇りに思う
- 6二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 19:51:11
リンク先の公式宣伝マンガ見たらとんでもない“雑コラ・ラッシュ”が襲いかかってきて腹筋がバーストしたんだッ
- 7二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 20:03:12
- 8二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 21:12:11
丈夫なはずの鋼の盾が、素手の圧力で粘土のごとくつぶされ、鉄製の剣が小枝のようにポキリと折られる
武器店の店主、ドンは落ち着いていられなかった
常連の二人──まだ駆け出しの冒険者たちが、上級冒険者を助けるために、自分たちのレベルをはるかに超えるトランパダンジョンへと向かってしまったからだ
彼のそばには、苛立ちと不安をぶつけるように握り潰した武器や防具が、無惨な姿で山のように積み上がっていた
ドン(クソッ…あいつら、早く無事に帰ってこい…!)
数多くの冒険者が行方不明になっているダンジョンに、レベルが低い二人が潜り、遭難者を救出するなど──
奇跡という言葉はあるが、たとえ幸運に恵まれたとしても、最低限の実力がなければそのチャンスすら掴めないだろう
カウンターに頬杖をつき、指でトントン叩きながら、ドンはせめて二人が諦めて引き返してくることを祈った
その時、店の扉が軋んで開く
ドン「悪い、今は商売どころじゃ──」
言いかけた彼の目に飛び込んできたのは、上級冒険者の少女を背負った“レベル1”の少年と、その仲間を背負った彼の友の姿だった
衝撃に、じわりと涙腺が緩む
気がつけば、ドンは滝のような嬉し涙を流しながら、二人に駆け寄っていた - 9二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 21:29:32
ムフフ…それはよかった
- 10二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 22:41:32
ドンさん=神
漫画版に登場するキャラでめちゃくちゃいい人なんや - 11二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 00:42:25
- 12二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 08:10:16
- 13二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 14:25:32
シマキン「いやぁ 待っててくれる人がおるってのはエエもんやのォ」
アンリ「そうですね…!僕たちの無事をあんなに喜んでくれるなんて…とても嬉しかったです」
回復薬で傷は治ったものの、未だに意識が戻らない三人をドンに預かってもらい、二人は妹の所へ急ぐ
シマキン「ほいだらおどれを待ってる妹さんの為にも先に家まで行った方がええんやないケ おお?」
アンリ「そうですね!では行かせて頂きます」ビュン
回復薬を握りしめ、風を切るような速度で家へと向かうアンリ
その胸の中は、達成感で一杯だった
“永遠のレベル1”と呼ばれていた自分が、恩人の命を救えるほどに強くなれた
昏睡状態の妹を救うことも、絵空事では無くなった気がする
アンリ「エレレート…シマキンさんのお陰で、いつかまた…お前の笑顔を見れそうだよ」
彼はそう呟き、視界に映る住み慣れた家を見据え、心を弾ませながら駆けていった
- 14二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 19:10:22
保守
- 15二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 22:44:07
- 16二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 00:25:15
はうっ
- 17二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 07:06:31
いやああああ (PC書き文字)
- 18二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 11:46:10
(その展開は)あかんやん
- 19二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 13:46:14
アンリ「あ…ごめんごめん!やり直すねっ」
たぶん、時間に焦ったせいで飲ませ方を間違えたんだ
自分にそう言い聞かせながら、溢れたぶんを拭き取って、今度はもっと慎重に回復薬を飲ませる
再び薬液が彼女の口に流れ込むが、すぐにその端からこぼれ出し、顎を伝ってベッドに滴った
ぞわり、と全身に悪寒が走る
アンリ「冗談だろ…飲んでよ、頼むから…」
祈りながら妹の唇に瓶を押し当て、ゆっくりと傾ける
しかし結果は同じだった
エレレートの喉は動かない
アンリ「なんで…なんでだよ!」
急いで胸に手を置いて、心臓が動いているか確かめようとする
僕の張り裂けそうなほどに脈打つ心臓に対して、エレレートの胸に鼓動はなかった
体こそまだ温かいものの、その程度の事はなんの慰めにもならない
アンリ「飲んでくれ、頼む…お前を…お前を失いたくないんだ…!」
回復薬の匂いが部屋に広がり、僕の涙が彼女の頬に落ちて薬と混ざった
もう何度目かわからない 同じことを繰り返し、彼女の口元に薬を押し当て、溢れる液を拭い、また注ぐ
アンリ「生き返ってくれ…お願いだ…」
僕の手には、重症さえたちまち癒す回復薬の瓶が握られている
でも、それはもう無意味だと、心のどこかで分かっていた
吐き気がして、うまく立てない
膝から床へと崩れ落ちた
ただ、呆然としながら、エレレートの顔を見つめる
そこには、静かな絶望があった - 20二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 15:11:58
これでも私はロリコンでね
エレレート 君の状態を徹底的に観察させてもらったよ
その結果この状態は嘘だと思い込み私の精神を守る事が大事だとわかった - 21二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 22:23:30
家の扉が開かれる
もう日の落ちきった暗い部屋を、謎のアイテムである【未実装データ】の淡い輝きだけが、薄ぼんやりと照らしていた
シマキン「ふーっ ようやく着いたのォ…おお?灯りもつけんでどうしたんや?」
近付いてくる足音に気がつき、振り向いたアンリの頬を流れる涙を見て、彼の動きが止まる
シマキン「…どうしたんや」
アンリ「ついさっき妹が死にました」
シマキン「な…」
『妹の為に頑張ってるそうやないケ…尊敬するでッ!ほいだらおどれに協力したろか あ───ん?』
アンリ「…初めて出会った時、そう言ってくれたシマキンさんなら解ってくれると思いますが…
僕にとってかけがえのない人だった
僕が…僕がギジェルモのパーティーに居た頃、どんなにいびられようと…めげずに頑張ってこれたのは…
エレレートがいたからなんです…ッ
どんなに殴られても、どんなに蹴られても、家に帰れば妹が待ってたから
エレレートが笑ってくれたから僕は無限に頑張れたんです」 - 22二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 07:17:07
シマキン「……」
アンリ「約束してた…『お前がずっと笑ってられるように僕がしっかりするから』って…
エレレートにした約束をどうしたらいいでしょうか…これから先 僕は何のために生きれば…」
そう言ってアンリはうなだれる
下がった視線が右手に持った回復薬を捉え、未だ自分の手に握られたビンに意識が向く
妹の延命の為に命を掛け、身を削りながら手に入れてきたそれに、今は何の価値も見出だせなかった
アンリ「もうこんなもの…なんの意味もない…ッ!」
行き場のない感情をぶつけるように、アンリはビンを床に叩きつけようと右手を振りかぶり──
その瞬間、手首をがっちりと掴まれた
アンリ「シマキンさん…」
シマキン「ヤケになったらあかん ちゃんと妹さんに飲ませるためにとっとくんや」
アンリ「無駄ですよ…間に合わなかった!もう心臓すら動いていないんですッ!!」
シマキンは無言で手を離すと、エレレートの前に行き、両の掌に気を集め始めた
シマキン「のう、アンリ
おどれはワシを信じられんか?」
自分でも驚くほどにピタリと、震えが、涙が止まった
アンリ「…いいえ、信じています」
シマキン「ならそれは大事に持っとくんや
すぐに必要になるからのォ」
シマキンの活法の腕前(50以下の場合シマキンに反動ダメージ)
dice1d146=7 (7)
- 23二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 07:18:23
支援保守
- 24二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 09:58:58
島木!ワリァ活法試すらしいけど
今度も命懸けになりそうやのォ - 25二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 15:34:21
シマキン(〈菩薩拳〉を会得する事で知った“気”という概念に加え、格上を倒した事による大幅なレベルアップ…その結果得た新たなスキルを使う)
シマキン(しかし…まだ覚えたてもええ所や
〈菩薩拳〉を放ったときの凄まじい消耗から考えても、命懸けになるやろうな…)
シマキン「アンリ!ワシのカバンに入っとる金でありったけの回復薬をこうてきてくれや!」
アンリ「…良いんですか?」
シマキン「ワシはお前のなんや?親友やないんかい」
アンリ「…ありがとうございますっ!」
目にも止まらぬ速さで走っていく友を背中に、シマキンは意識を集中させる
シマキン(殺法すなわち活法なり…
エレレート…ワシに力を貸してくれ!)
胸の前に構えた両手の間に、魔力とは異なる、異質な力が渦巻いて行く
練り上げられ、可視化するほどのエネルギーとなった気の球体を右手に宿し、彼女の胸目掛けて振り下ろした
シマキン「活法〈気動波〉!!」ボワッ
シマキン「心臓よ動けっ!!」
復活に必要な総回復量
dice1d200=88 (88)
シマキンの回復
dice1d100=63 (63)
シマキンへの反動ダメージ
dice1d93=72 (72)
- 26二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 17:11:30
なにっ意外といいセン
- 27二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 17:45:06
初めてのスキルでここまでの効果を出せるシマキンに勲章を与えたいよ
しゃあけど使用ダメージがデカすぎるわ - 28二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 22:42:31
心臓へと気を叩き込んだ瞬間、止まっていたエレレートの鼓動がかすかに動き出した
シマキン(おっ 反応があった!効いてる…効いてるぞっ…あががっ!?)
喜んだのもつかの間、強烈な倦怠感が全身を襲う
右手から、まるで命そのものが吸い取られるような感覚が広がった
シマキン(な…なんや…右の掌に体力が吸い込まれていく…)
額に冷や汗が滲み、膝がガクガクと震えだす
〈気動波〉の力は、彼女の心臓を動かす一方で、彼自身の生命力を容赦なく奪っていた
シマキン(くそっ…まだや…! 安定するまでは続けんと…)
歯を食い縛り、シマキンはスキルを持続させながら、必死に圧迫を続ける
だが、右手から放出される気はさっきよりも弱々しく、まるで彼の命が燃え尽きようとしているかのようだった - 29二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 05:42:01
いけーっ アンリの親友!!
- 30二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 13:40:06
(このままじゃ)あかんやん