- 1二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 19:42:49
- 2二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 19:43:49
邦夫
- 3二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 19:44:05
センパイ
- 4二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 19:44:11
先輩
- 5二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 19:44:20
シルヴェスタ
- 6二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 19:45:30
これHowリーリヤのコミュになるのでは?
- 7二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 19:45:36
HotWかな?
- 8二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 19:45:43
かなり王道の味になった
- 9二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 20:06:55
今日はわたしとセンパイが付き合って一年の記念日。二人で予定を合わせて、丸一日デートをする約束になっている。
すっごく楽しみだけど、一つだけわからないことがあった。
普段はわたしの部屋まで迎えにきてくれるセンパイが、今日は駅で待ち合わせと言い出したのだ。それも前日の夕方に、突然。
「どうしたんだろう、センパイ。なにか、わたしの部屋に来たくない理由があるのかな」
なにかを聞いたわけでも見たわけでもないのに、勝手に思考がネガティブな方向に傾いていって、エレベーターを待つときのような焦燥感が胸にわだかまる。
「……いけない、今日はデートなんだから、笑わなきゃ」
ペシン、と軽く頬を叩く。よし、切り替えた!
センパイが来たら、真っ先に腕を組んで、それから頬にキスをしよう。
大丈夫。きっと今日は特別な事情があっただけ。記念日だし、なにかサプライズがあるのかも!
自分に言い聞かせて笑顔を作ったちょうどそのとき、後ろからセンパイの声が聞こえた。
「葛城さん、お待たせしました」 - 10二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 20:13:40
振り向くと、センパイがいつもの優しい笑顔で立っていた。
──シルヴェスタに乗って。
「ええ!? セ、センパイ!?」
「今日は記念日の特別なデートですから。車で恋人を迎えに行く、という演出に挑戦してみました」
「く、車じゃないと思うんですけど……」
わたしの当然な疑問をセンパイは笑顔で受け流して、シルヴェスタを右腕をわたしに添えた。
「さあ、デートに行きましょう。葛城さんはどこへ行きたいですか?」
シルヴェスタのスピーカーによって町中に響き渡りそうなほどの大ボリュームで、センパイの優しい声が耳朶を打つ。
「水族館にしましょうか。映画にしましょうか。それとも、火星人を探しに行きましょうか」
「……ふふっ」
どこだっていい。センパイと一緒なら、わたしはどこへだって行けるから。
センパイと二人なら、もっと高く──高くまで。
「センパイ、大好きです!」
わたしは数分前にした決意の通り、シルヴェスタの右腕をしっかりと掴んで──ちょうどミリ波レーダーのセンサーのある辺り──頬にそっと唇を落とす。
操縦桿の中に、近接警報が鳴り響いた。
fin.
- 11二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 20:17:41
- 12二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 21:15:11
マクロス味が出てきたな…
- 13二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 21:22:01
リーリヤが強気すぎるしシルヴェスタに乗ってくるセンパイも面白すぎる
- 14二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 21:23:31
美鈴
- 15二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 21:23:43
ことね
- 16二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 21:23:48
清夏
- 17二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 21:23:51
手毬
- 18二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 21:24:26
クリスマス
- 19二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 21:25:07
いいじゃん
- 20二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 21:25:19
はいケーキが結ぶフレンドクリスマス
- 21二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 21:48:42
「ねえ、ことねちゃん」
「んー? どしたのリーリヤちゃん」
「もうすぐクリスマスだね」
「いや、まだ十二月になったばかりだよ? ちょーっと気が早いよーな」
「えっとね、スウェーデンでは、”アドベントカレンダー”っていうものがあるんだけど……。大きな箱やツリーの形をした入れ物に二十四個の小さなプレゼントが入った窓があって箱が、十二月一日から本番の二十四日まで、毎日ひとつずつ開けていくの」
「ふ~ん。じゃあ今日からクリスマスの前段階が始まってるってことなんだ」
「うん! ……それでね、ことねちゃん。これ、リーリヤちゃんに作ってきたんだ」
「あ、あたしに?」
「うん……喜んでくれるかはわからないけど」
「ちょ~嬉しいよ~! リーリヤちゃん、ありがとお~♡」
「えへへ……。おうちに帰ったら開けてね?」
「……て言って開けてみたはいいケドさあ~」
「なんで初日から結婚指輪が入ってんだよ~リーリヤちゃーーん!!!」
「えへへ……。ことねちゃん、開けてくれたかな? 最終日には……えへへへへ」
fin. - 22二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 21:49:38
Hotwの次はWNWWになった…
- 23二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 21:50:36
- 24二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 21:52:06
麻央パイ
- 25二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 21:52:16
手毬
- 26二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 21:54:58
新曲
- 27二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 21:57:06
夏祭り
- 28二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 21:57:23
カラオケ
- 29二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 21:57:30
歌唱力
- 30二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 21:58:52
てまVoの威力
- 31二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 22:14:59
「カラオケ……? 私と?」
「そ、そうなんです。えっと……歌の練習をしたくって」
「じゃあ、一人で行ってきなよ。私、忙しいし」
「えっと、わたし、歌苦手だから。一年生で一番上手な手毬ちゃんに教えてもらいたいなって……。ダメ、ですか?」
「……ふ、ふーーん。リーリヤ、歌、わかるんだ」
「え? わかるっていうか、みんながそう言ってるし……。わたしも、手毬ちゃんの歌、すごく好きなので」
「ふーーーーーん。……仕方ないから、見てあげるよ。リーリヤの歌」
「ほ、本当ですか!? ありがとうございます!」 - 32二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 22:18:14
「愛しているよ~♪」
「はみだした~い♪ ん~変われないの♪」
「あなたのこと思う~♪ その瞬間がHappyだね♪」
「…………」パチパチ
「あの……えと、どうでしたか? ダメ出しがあればほしいです」
「……高いところはややフラット気味だけど、全体的に音は捉えてるしそこまで違和感はないかな。ブレスも正しくできていると思う」
「あ、ありがとうございます!」メモメモ
「……でも」
「は、はい」
「…………どうしてチラチラ私を見ながら歌うワケ!?」
「えっ!? そ、それは……その……」
「……ちゃんと聞いてんのか、雑魚がって?」
「い、言ってません、そんなこと!」
「も、もうイヤ! りーぴゃんこわい!」
「あ、手毬ちゃん!」
「……うまく伝わらないなあ」
fin. - 33二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 22:20:14
選曲…なるほどねぇ〜?
- 34二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 22:23:44
やっぱりてまりちょろい
- 35二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 22:25:03
- 36二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 22:27:23
清夏
- 37二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 22:28:32
咲季
- 38二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 22:30:02
ギャル化
- 39二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 22:32:44
アイス
- 40二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 22:33:13
ポイントカード
- 41二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 22:34:25
清夏曇らせ
- 42二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 22:34:37
料理
- 43二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 22:54:32
このレスは削除されています
- 44二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 22:57:11
「咲季ちゃん、ご飯炊けたよ!」
「ありがとう、リーリヤ。じゃあいよいよ卵を焼いていくわよ!」
「うん!」
「いい? お店屋さんで出てくるようなふわふわなオムライスにするためにはね、火力とスピードが大事なの。見てなさい!」
「……ごくり」
「半熟よりさらに手前で左右を閉じて……ひっくり返して……リーリヤ、今よ!」
「うん!」
「よ……っと。はい、できあがりよ!」
「わあ……! メイド喫茶のオムライスみたーい……!」
「……褒められているのか判断に困るところね……。まあいいわ。さ、リーリヤ。あとはケチャップで仕上げよ。好きな文字でも何でも、ドーンと書いちゃいなさい!」
「う、うん! えーと、リー、リ、ヤ……と。できた!」
「あ、リーリヤ。ほっぺにケチャップが付いてるわよ。全く、子供じゃないんだから」ペロッ
「ひゃう!?」
「え? ……あっ」
「……咲季ちゃん、意外とダイタンなんだね……」
「こ、これは違……! つい欲望が……じゃなくて! 違うのよ~!」
fin. - 45二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 22:58:21
ふう……満足しました。
あと一時間後だね。