- 1二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 18:23:04
- 2二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 19:35:05
おお
- 3二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 21:21:53
ユカリも、先生の顔と声は覚えてるよね?
雨の日でも、太陽のように明るい笑顔。何もかも包み込むような優しい声…。
私はシャーレのオフィスで、あのをスーツ姿を目にして思ったんだ。
先生と生徒の立場もわきまえずに、わがままを言いに来た馬鹿な私を──包み込んでほしい…って。
”しょうがないなあ”って笑う姿を見せてほしかった。
私だけの先生になってほしかった。 - 4>>3の続き25/07/24(木) 21:32:17
「先輩はそれを身共に伝えてどうなされたいのですか」
「諦めて欲しい」
ナグサは事も無げに吐き捨てた。
瞬間、ユカリは腕に目一杯力を込めるとナグサの頬を勢いよくひっぱたく。
技巧はなく唯々力任せの一振。
容易く躱せたであろうそれをナグサは躱すどころかその素振りすら見せず、今は尻餅をついている。
「……ふふ、あまりの剣幕に身体がすくんじゃって躱せなかったよ」
ナグサはわざとらしい笑みを浮かべながらユカリを見上げた。 - 5二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 21:34:33
ユカリ曇らせなんて残酷な
- 6二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 21:35:38
うおっ…ドロドロ百花繚乱…
- 7二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 21:36:42
和解の鍵はアヤメなんだよね
- 8二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 21:39:21
「どうして」
「どうして……何?」
その先は伝えなくとも明らかなのに、ナグサは敢えて問いただす。
素知らぬ振りだ。
ユカリの悲喜交々な表情は、言葉よりも遥かに雄弁で理解しやすいもの。
「ご存じでしたでしょうに!」
ナグサはユカリの想いを知っていた。
それどころかその相談に乗る立場であり、ひたむきに恋路を進む後輩を微笑ましく見守っているはずの善き人だった。
「そうだね」
そんな彼女が今はひどく酷薄だ。 - 9二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 21:47:09
このレスは削除されています
- 10二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 21:47:32
あんなに面白かったナグサ構文が笑えなくなってしまった…
- 11二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 21:51:08
アヤメが目を覚ましたら、先ずこの修羅場を見ることになるのか…
- 12二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 21:52:43
「このっ……!」
再び振りかぶられた腕は振るわれることなくナグサが握り締める。
「二度も打たれるつもりはないよ。あの人に大好きだって言って貰える自慢の顔だもの」
卑しい雌が勝ち誇った。
恋破れたる乙女は握り締められた腕の痛みと、憧憬を打ち砕かれたことへの失意、それから勝ち目のない自分に対する口惜しさから般若さながらの表情になる。
その変わり様はまるで貼り付けられたかのよう。
「ふふ、こわいこわい」
「黙れッ!!」
由緒ある勘解由小路家のご息女らしからぬ。
外聞など少しも取り繕うとせず、憎き相手を打ち倒したいと乞い願う悪鬼羅刹の様相である。
天真爛漫な少女の勘解由小路ユカリが何処へと拐かされたのだろうか。
おお、とかく恋とは恐ろしいものである───。 - 13二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 21:59:47
誰にも止められない…
- 14二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 22:15:03
「生娘のユカリにひとつ教えてあげる」
「ああッ!?」
振りほどけぬまま苛立ち募らせるユカリにナグサは告げる。
「私さ、先生と褥を共にしたよ」
「はぁ!?……今、なんと仰いました?」
ユカリをへし折る言葉を。
「先生の陽物、大きすぎず小さすぎずで私には丁度よかった。まるで誂えられたみたいにね」
「あ!?あっ!?」
受け入れられざる呪言を。
「刀と鞘が一体なのは当然だよ、ね?」
醜女が恋を知ったばかりの乙女のごとき顔をしている。
腹立たしいまでに整ったその顔立ちは、ユカリの心中に一つの思いを去来させる。
ああ、この人には勝てないんだ───と。
「あ、ユカリってばはしゃぎすぎて寝ちゃったのかな。……おーい……もう、手間の掛かる後輩って可愛いよね」
後輩の心身壊して言うことがそれか。
半覚醒の只中にあるアヤメは心胆を寒からしめた。そして願うのだ、誰でもいいから助けて欲しいと。
アヤメの小指がほんの少しだけ動いたのを、ナグサが見ている。
- 15125/07/24(木) 22:17:53
アヤメを解放しろ
そしていつの間にやら神ssが…凄い… - 16二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 22:19:53
アヤメ修羅場をどうにかして、やくめでしょ
- 17二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 22:20:04
ユカリの立ち位置では「男と女のやること珍しくもない!」なんて言えるわけもなく…
- 18二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 22:26:42
- 19二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 22:30:09
どうしてそんなひどいこと思いつくの…?
- 20二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 22:34:44
- 21二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 22:59:24
所でそんな光景を声だけとは言え知ってしまってるアヤメですが…
- 22二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 23:00:00
- 23二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 23:09:55
- 24二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 07:05:45
尊敬する先輩と可愛がってる後輩が修羅場になってますけど、キキョウさんとレンゲさんはどう思います?
- 25二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 11:05:11
- 26二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 12:10:29
レンゲ「いや、それは駄目だろ(真顔)」
- 27二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 20:57:56
保守!
- 28二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 00:14:47
- 29二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 08:41:29
これ下手したらコクリコと同じようになるのでは…
- 30二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 08:45:36
- 31二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 10:14:44
これが百花繚乱編3章ですか…?
- 32二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 10:18:00
- 33二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 10:26:16
おままごとスレ並にドロドロしてるじゃん
- 34二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 10:27:13
これ今からおままごとだったって事にならないかな…
- 35二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 10:49:56
花鳥風月部入部確定ッ!
- 36二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 10:54:50
- 37二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 10:58:31
- 38二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 10:58:56
この状況見たらコクリコもドン引きすると思う
- 39二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 13:46:38
ドン引きはするけどそれはそれとしてスカウトはしそう
- 40二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 13:48:05
自らの願いで怪異を誕生させた女だ。面構えが違う
- 41二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 13:56:30
卒業と同時に専業主婦に就職か…
- 42二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 19:15:39
先生と添い遂げられてご満悦なナグサ
大好きな先輩と先生と一緒にいられて幸せ(?)なキキョウ
尊敬していた先輩2人に裏切られて花鳥風月部行きまで秒読みなユカリ
自分が寝てる間に百花繚乱が修羅場っててもうどうしたらいいか分からないアヤメ
またしても何も知らない不破レンゲさん(16) - 43二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 19:29:06
- 44二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 19:43:05
んなギャンに乗ってそうなナグサやだよ…
- 45二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 19:59:24
- 46二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 00:20:09
- 47二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 08:36:59
- 48二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 09:03:05
- 49二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 09:11:17
- 50二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 11:24:37
違う違う、そうじゃ…そうじゃなーい…
- 51二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 13:53:20
- 52二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 14:35:23
先生ー!早く来てくれー!
- 53二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 14:53:45
ナグサと付き合ってる人が来ても余計事態をややこしくするだけじゃないかな…?
- 54二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 15:43:27
ナグサ「ずっと一緒にいようね、アヤメ」
キキョウ「ほんと…反吐が出る。最低だよ…アヤメ先輩(あんた)も…私も…」
ユカリ「アヤメ先輩も、身共を裏切るんですのね…」
レンゲ「助けてくれ、アヤメ先輩!キキョウも、ユカリも、ナグサ先輩も、皆おかしくなっちまった!もう頼れるのは、先輩しか…」
アヤメ「…私が、何をしたって言うのさ…」 - 55二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 15:49:51
- 56二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 15:51:22
- 57二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 16:04:19
- 58二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 16:19:30
- 59二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 18:44:41
「ねえレンゲ貴方も私たちと一緒にならない?」
柔らかな笑みを浮かべたナグサ先輩から放たれた言葉を私は理解できない…いやしたくなかった。
「ナグサ先輩これ以上アタシに師匠やあんたを嫌いにさせないでくれ…ユカリやキキョウにした仕打ちを忘れていないからな?」
「ふふっ残念。でもユカリはともかくキキョウは幸せそうだよ?私も一緒に愛を育めて嬉しいし」
「…はっきり言うけどおかしいよナグサ先輩。あんたはそんな狂った人じゃないと思ってた」
「うーん確かに先生と結ばれて舞い上がってはいるけど私は正気だよレンゲ。それにこれは私の願いでもあるんだ」
「私は先生だけじゃなくアヤメやキキョウ、レンゲも…そしてユカリもみんな一緒に愛したいし愛されたいんだ。もちろん私を1番にして欲しいけど…」
「ユカリにあんなことしたくせに?」
「大丈夫だよユカリもそのうち私たちの元に来るから。もちろんレンゲもね」
「……は?」
「貴方もユカリも先生への愛を諦められてないから。それを満たしたいという欲求がずっと燻ってる」
「だからみんなで幸せになれる日は遠くない」
「アタシはナグサ先輩の思い通りにはならないよ。アヤメ先輩だって断るに決まってる」
ナグサ先輩は私に何も言わず微笑んでいる。
まるで抵抗は無駄だと言わんばかりの仕草に怒りと寒気を感じながら私は仕事に向き直った。
この後ユカリが起こした怪書事件を皮切りに愛憎入り混じるこの関係がさらに混沌とすることを私はまだ知らない。 - 60二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 18:46:27
地獄は続くよどこまでも…
- 61二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 19:54:45
- 62二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 21:02:06
目が虚ろなのが闇落ち感増しててすこ
- 63二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 06:42:34
コクリコ「おまえさんもいつかは我のように堕ちることになる。言った通りになったねぇ?」
- 64二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 15:59:32
ユカリが花鳥風月部行きになったらキキョウは罪悪感で吐いてそう
ナグサ先輩?
可愛い後輩が拐かされたから本気で怒ってますよ - 65二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 19:55:45
これで普通にナグサと戦ってもあっさりと負けそうなのがもう…
- 66二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 20:55:17
- 67二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 21:48:18
- 68二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 23:26:03
レンゲも連れてってあげて…多分あの子が一番貧乏くじ引いてる
- 69二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 23:51:10
レンゲが突然巨大な龍になってこのスレのナグサをどっかに吹っ飛ばしてくれねぇかなぁ…
そしたらhappy endなんだが…流石に無理か…
よし!ユカリ達を連れて逃げてくれレンゲ! - 70二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 23:52:51
レンゲ目線ナグサの姿をした何かにしか見えないだろうか恐怖でしかなさそう
- 71二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 23:58:38
- 72二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 01:26:10
abcd包囲網が如くユカリを孤立させて闘争に追い込んでしまいました
こうなったらもう手が付けられません
あーあ - 73二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 01:35:47
「全くもう駄目だよユカリこんなことしちゃ」
「っあ…ぐっまだ…まだですの」
倒れ伏す自分をいつものような笑顔で見ているかつて尊敬していた女を睨みつけるが身体が動かない。
分かってはいた
自分ではこの女には勝てないと
それでもこの略奪者に一泡吹かせるために。
かつて自分が否定した道へと堕ち新たに見つかった怪書を得た。
なのに
「エリートのユカリなら分かるでしょ?百蓮を持った私には怪異の力じゃ勝てないって?」
「黙れ!身共に微笑むな!」
「もうそんなに叫んだら綺麗な顔が台無しだよ?」
女は笑う
柔らかな笑みを絶やさず
敵と相対している者の姿勢ではなくまるでいつもの訓練の一環かのように。
その態度に煮えたぎる心を
激情に駆られ飛びかかろうとする身体を抑える。
(やはり身共だけでは…一度戻ってコクリコさんの元へ)
「…ねえユカリなんで私が先生を手に入れられたと思う」
- 74二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 01:44:03
「……見え透いた挑発ですの…乗りませんわよ」
「まあまあ聞いた方が良いと思うよ。…ユカリはおかしいと思わなかったの?」
「何が」
「ミレニアムの会計さんやゲヘナの風紀委員長…先生が好きな女の子なんてたくさんいる」
「でも結ばれることは今までなかった。先生の倫理観や思いあってのことだとは思うけど…」
「そんな中勝ちとったのは百花繚乱の委員長。確かに先生と死戦を共にした者ではあれどもっと距離感の近い子はいたでしょうね」
「だからなんの話ですの!あなたの恋の秘訣なんて聞きたくない!」
もう限界だった。今すぐにでもこの女の顔から笑顔を剥ぎ取り撃ち倒したい。
そんな思いが身体を突き動かそうとするのを見てなお女は笑う。
「…そうだねこのまま話してたらユカリが我慢できなくなっちゃうだろうからこれを見せた方が早いか」
そう言って懐から取り出した物は
「…はっ?」
有り得ない…いやそれを持っているはずがない
見つかっているのは3冊
自分が持つこれを見つけたのだって最近だと
「ふふっ流石に驚いちゃうよね?私も見つけた時にはびっくりしたよ」
怪書を持ちくすくすと小悪魔のように笑う真白い美少女
しかしユカリには悪魔が本性を表したようにしか見えなかった。 - 75二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 01:46:17
こいつ…ほんまマジで…
- 76二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 09:36:12
ヒエッ…
- 77二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 13:13:39
うわぁ…恋は女を魔物にするんだなぁ
- 78二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 19:26:29
- 79二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 00:44:45
- 80二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 05:18:19
- 81二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 05:22:30
- 82二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 15:09:10
- 83二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 15:09:20
- 84二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 16:50:15
「どこまで…どこまで身共を失望させれば気が済むんだおまえ!!」
ついに我慢の限界を超え憎たらしい面へ人生でも1番の速さで銃弾を撃ち込む…しかし
「もう駄目じゃないユカリ」
弾丸はその面を捉えることはなく
「なっ!あぐっ…」
先程までの優雅さとはかけ離れた速さで地面に叩き伏せられた。
「もう怖いな〜効かないとはいえ身構えちゃったよ」
「離して!」
「駄目だよ。また花鳥風月部のところに行こうとしてるでしょ?可愛い後輩を誑かすような人たちの元へは行かせないよ」
「戯言を吐くな!どうせ先生もその力で惑わして手に入れたんでしょうがこの卑怯者!」
「うーん確かにこの怪書の力ではあるけど…私を選んでくれたのは先生の意志だよ」
「この怪書牡丹灯籠にはシュロの持ってた怪書なんかとは違って怪異を呼び出す力や心を曝け出す力はない
むしろ欠陥品と言っても良いくらいの粗悪品なんだ」
踠いても無駄だと判断しナグサの語りを黙って聞く
(大丈夫もう少ししたら騒ぎを聞きつけた人が集まってくるはず…その時に逃げれば!)
- 85二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 16:51:44
「この怪書の力は一つ、男女の距離感をちょっと近づけるだけ。普段は気にしたことのない異性の仕草やそぶりに心が乱され惹かれ合うように誘導していく」
「と言っても劇的な変化をもたらす訳ではなくて力が効くようにするにはアプローチは必要だし普通の恋愛のように努力がいる…つまり高いハードルを低くするくらいのものなんだ」
「……つまり努力をしたからズルをした訳でないと邪法に頼った卑怯でないと言い訳をするつもりですの?百花繚乱の委員長ともあろう貴方が?」
「それはユカリも人のことを言えないと思うけど…まあそうだねズルだとは思うよ。結果的に先生が私を選んでくれたのは私の命を守るためだろうしね」
「命?」
- 86二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 16:53:43
「ふふっ愚かだよね。先生を他の人に取られたくないが故に詳細も知らない怪しい力に頼ったんだから」
「この怪書を使った人はね恋を成就できないと怪異と成り果てて愛したものを殺す」
「……は?」
「それに気づいたのはしばらく経った時だったかな。百花繚乱の活動中に撃たれたはずの弾が当たらずにすり抜けたんだ。それまでは普通に当たってたのにね」
「そして先生への愛情が溢れて我慢が効かなくなっていった。1日顔を見ないだけで不安や悲しみ、憎悪が溢れて周りの物や人に当たりそうになっちゃった」
「…ちゃんと隠してたつもりだったけど先生やニヤ部長は鋭かったな。私の異変に気づいてすぐに解決に当たってくれた…こんな自業自得な女放っておけば良いのにね」
- 87二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 16:55:46
「…なんで教えてくれなかったんですの」
「心配かけたくなかったから。…恋敵に黙って抜け駆けして死にかけてるなんて死んでも言いたくない」
「でもねどうしようもなかった。花鳥風月部にも伝わってない私が見つけた怪書の対処方法なんて分かるわけがない」
「故に先生がとった結論はこの怪書の元になったであろうお話をなぞるというもの」
「つまり…」
「私を選んで愛する、ただそれだけ。それで症状の進行も止まった」
「でも関係を解消すれば症状は進むだろうから…私の命を守るために先生は私と1夜を共にしたしいずれ婚儀も挙げる」
ナグサ先輩の顔は笑っている。それは恋を成就した乙女の顔で
でも瞳からは本人すら気にしていないのに涙が溢れ出ていた。
- 88二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 16:57:41
「私は自分の命を盾に愛を得た。後悔はしているけど満足もしている」
「そしてこの関係を手放すつもりもない。他校の誰かさんの無数の恋を踏み躙ったし先生の抱いていたかもしれない恋心を奪った上で先生と幸せになる」
「でもねユカリやレンゲ、キキョウの恋を踏み躙ったことまで気にしないなんて薄情なことはできない…したくない」
「…やっぱり私は怪異に成り果ててるのかもね。こんなことは先生も望んでないだろうし、キキョウが断ろうとしたのも分かる。…でも私の望みを聞いてくれるなんて2人は優しいね」
「だからユカリ」
(やめてくださいませ…その言葉だけは)
「ユカリも私と…私たちと一緒になろう?」
いつの間にか差していた月明かりがナグサ先輩の顔を照らし出す。
涙が光りながらも柔らかな笑みで私を見るそれは恐ろしいほどに美しい愛に狂った怪物だった。 - 89二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 19:51:07
怪書の見た目をもう少しそれっぽくしたかったけどこれが限界でした…
ファイルなう - アップロードされた複数のファイルnagusa dark.jpeg, nagusa moonlight.jpeg (415 KB)d.kuku.lu - 90二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 20:08:32
すげえちゃんと脳内でイメージしてた画が出てきてる
- 91二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 01:34:05
- 92二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 07:51:43
このナグサを見て同じく怪異になったアヤメは何を思うのか
- 93二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 12:32:10
先生が特定の生徒と付き合うってなったら他の学校が大騒ぎしそうなのに今のところそうなってないの、さては事情を知ってるニヤが全力で情報統制してるな?
- 94二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 13:22:32
もしくは大騒動すぎてやばいことになってるとかな
…そういや停学中の狐がいましたね - 95二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 13:35:44
いやー怪異と恋心の相性はいいね
…宇治の橋姫しかり妬みは女を鬼に変えるよなぁ - 96二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 21:51:42
- 97二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 21:53:24
実際、優しさに付け込んだ卑劣なやり口だからな…
- 98二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 22:08:52
ワカモも怪書使う?粗悪品だから似たようなものはまだそこら辺に転がってるかもしれないよ
- 99二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 22:55:32
生まれてはじめて激情のままに策も小細工もなしにナグサに向かって襲いかかるワカモ
しかし半ば怪異と成り果てているナグサには攻撃が通じずズタボロにされてしまうんだ
怒りと悲しみと失意のままにトドメを刺されることを願うワカモだけど全てを得ているナグサには何もしてやる義理はないからそのまま捨て置かれちゃうんだよね
「八つ当たりならいつでも付き合うよ?でも先生の愛は私のもの…何も得られないけど」
「死にたい?いやだよ。先生はどう思うかな?大切な生徒の死なんて嫌がるだろうし何より妻がそんなことをしちゃいけないもの…これからも先生の大切な生徒として生きてねワカモ」
ってことになるからワカモも怪書か黄昏か色彩に接触しようね!
あれこれニヤ部長が情報統制失敗したら詰む? - 100二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 07:52:53
- 101二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 15:04:43
…すごい嫌な言い方になると思うんだけどこれ自分の命を人質に取れば先生は手を出してくれるということになるか
ナグサはそれで先生を手に入れたようなものだし自分を愛してくれなきゃ自〇すると言われたら先生はどうするんだろうか
とりあえず今以上の地獄になる気はするが - 102二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 21:15:37
そこまで倫理観やばい生徒は…いないはず
ただ真似するやつはいるだろし絶対真実は隠そうとするんやろな先生もニヤも
表向きには先生が婚約したくらいの情報しか流さない気もするけど何かの拍子にナグサと仲睦まじくしてる先生なんて見られたらやばいよな - 103二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 22:18:02
ナグサ「私が先生の優しさに付け込んだ卑怯者?
…そうだね、私もそう思うよ
そんな得体の知れない物に頼るなんて間違ってる?
自分の力で真っ当に先生に好きになってもらうべき?
そうだね、私もそう思うよ
それが正しい恋愛の形なんだろうね
でもね、じゃあそうやって真っ当に距離を縮めて真正面から告白したとして
そうしたら私は先生と今みたいに結ばれていたのかな?
私はそうは思わないかな
顔の良さだけが取り柄の私よりも魅力的な子なんてキヴォトスにはたくさんいる
先生に私と同じような感情を抱いていた子も、同じように
でも誰一人先生と付き合えた子はいなかった
それはどうして?
その子たちに魅力がなかったから?
そんな訳ないよね?
だって先生は先生だから
きっと先生は誰が相手でも普通なら生徒とそういう関係になることはなかったんだろうね
…こんなやり方が間違ってるなんて私自身が一番よく分かってるよ
でも、じゃあどうすれば良かったの?
最初から先生のことを好きになんてなるべきじゃなかったのかな?
私みたいな駄目な人間が先生と結ばれたいって思うこと自体が間違いだったのかな?
私みたいな馬鹿な女には先生に恋心を抱くことすら許されないのかな?
………あなたは、どう思う? - 104二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 01:37:14
真実を知って問い詰めにきた生徒に少しだけ申し訳ない顔をしながらでも理路整然と言い放ってそう