- 1◆je8PYTqP5Ydc25/07/25(金) 16:37:00
- 2◆je8PYTqP5Ydc25/07/25(金) 16:38:01
- 3◆je8PYTqP5Ydc25/07/25(金) 16:40:55
千奈「風はこんなにも自由ですので」
学P「そうなんですね」
学P「最近暑いのでしっかり水分取りましょうね、いちごアイスはいかがですか?」
千奈「わぁっ!」ペロペロ
千奈「美味しいですわ!」
千奈「ではなくてっ!」
千奈「デートしてくださいまし」フンス
学P「…………」
dice1d4=4 (4)
1.聞こえませんでした、なんでしょうか?
2.いいですよ
3.レディーがそんなこというものではないですよ
4.あはは、倉本さんはおませさんですね
好感度チェック!
千奈→学P:dice1d100=49 (49) (担当補正+20)
学P→千奈:dice1d100=40 (40) (担当補正+20)
- 4◆je8PYTqP5Ydc25/07/25(金) 16:41:58
貼り忘れ
1~20:普通
21~40:信頼
41~60:ほんのり好意
61~80:大好き
81~100:はみ出したい - 5二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 16:42:55
甘酸っぱい感じのいい塩梅
- 6二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 16:43:48
素晴らしい続けたまへ
- 7二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 16:47:21
うーん絶妙
- 8◆je8PYTqP5Ydc25/07/25(金) 16:47:32
- 9◆je8PYTqP5Ydc25/07/25(金) 16:48:33
ダイスミス
dice1d4=4 (4)
今日は純度100%の微笑ましいPドルがみたいですね
- 10◆je8PYTqP5Ydc25/07/25(金) 17:02:59
千奈「先生?」
学P(誤魔化したはいいけどデートってなんだろう……)
学P(プロデュース科の講義では出てきたことがない単語だ……だけど、知りませんでは良心がない。何よりも倉本さんに迷惑がかかってしまう)
学P(それとなく倉本さんに内容を聞き出そう)
学P「どのようなことをお望みですか?」
dice1d4=3 (3)
1.お屋敷で遊びましょ?
2.学園を探索しましょ?
3.甘いものがたべたいですわ!
4.ではあちらに行きましょう(お城ホテルを指さす)
- 11◆je8PYTqP5Ydc25/07/25(金) 17:10:22
学P「おお、あまいものですか」
千奈「体がとーっても甘味を求めていますの」
千奈「でもさっきいちごアイスを食べてしまいましたわ……」
学P「倉本さんは育ちざかりですから少しいっぱい食べた程度でどうにかなりませんよ」
学P「仕事も落ち着いたんで食べに行きましょう」
千奈「はい!」
千奈が行きたい場所
dice1d4=4 (4)
1.よくあるファミレス
2.穴場のカフェ
3.自宅で香名江の作ったぷりん
4.はみだしホテルで出されるスイーツメニュー
- 12◆je8PYTqP5Ydc25/07/25(金) 17:39:10
学P「ほぉ、所謂ホテルディナーのようなものですか」
千奈「…………」
学P「倉本さん?」
千奈「はいっ、そうですわ!」
千奈がこの場所を選んだ理由
dice1d2=1 (1)
1.本当に美味しいスイーツがあるから
2.普通にはみ出すため
- 13◆je8PYTqP5Ydc25/07/25(金) 17:43:41
連れられたホテルの名は、『はみだしホテル』。
名前こそ珍妙であるが――そこが提供するスイーツは絶品そのもの。
予約が数年先まで埋まっており、とてもではないが安易に行ける場所ではない。
その場所に行けたことは、ひとえに倉本千奈が持つ財力が理由でほかならない。
千奈「とーっても、美味ですわ!」
千奈「美味しすぎて……ほっぺが落ちてしまいそうです」
学P「そのときは俺が拾ってあげますね」
千奈「お、お願いしますわ!」
二人は午後にまったりとしたティータイムを過ごしました! - 14◆je8PYTqP5Ydc25/07/25(金) 17:45:12
翌日。
学P「倉本さん、昨日は美味しかったですね」
千奈「いまでも思い出せますわね」
学P「あはは」
千奈「うふふ」
千奈「先生、今日は」
dice1d3=2 (2)
1,2.今日もデートがしたいですわ!
3.他のコト(1レス目のdice1d4=2 (2) )がしたいですわ!
- 15◆je8PYTqP5Ydc25/07/25(金) 17:48:04
千奈「昨日もとっても楽しかったですが、まだまだ足りませんわっ!」
千奈「花海さんのようにもっといろんなところに行ってみたいです!」
千奈「わがままでしょうか……?」
学P「いいえ、そんなことありませんよ。こちらに来るのもその日のレッスンをしっかり終えてからですし」
学P「ですがきちんと疲れは取れていますか?」
学P「俺としても倉本さんといられるのは嬉しいですが、それで身体を壊しては元も子もありません」
千奈「問題なしなしですわっ!」クワッ
千奈が行きたい場所
dice1d4=2 (2)
1.お屋敷で遊びましょ?
2.学園を探索しましょ?
3.今日も甘いものがたべたいですわ!
4.ではあちらに行きましょう(お城ホテルを指さす)
- 16二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 17:50:59
すごい健全だ!
- 17◆je8PYTqP5Ydc25/07/25(金) 18:17:27
千奈「学園を回るデートがしたいですわ!」
学P「いいですね、よく考えると学園でも知らないところが多いですかね」
千奈「はい!あの、あの……もしよろしければ、その、お手を……」
学P「ええ、俺で良ければ是非」
二人は手を繋いだ!
学園内を回ることになった!そこで誰かと会うようです。
行った場所
dice1d4=1 (1)
1.1年2組の教室
2.生徒会教室
3.レッスン室
4.学長の部屋(この場合遭遇する人は邦夫固定)
だれと会う?
dice1d18=18 (18)
- 18◆je8PYTqP5Ydc25/07/25(金) 18:35:19
千奈「ここがいつもお勉強している教室ですわ!」
学P「見たことはありますがちゃんと入るのは初めてです」
千奈「私の机はあちらで……おや、あそこにいるのは……」
撫子「四音お姉様のお願いとはいえ……お嬢様の近辺を調べるのは流石に……」
千奈「藍井さんっ!お久しぶりですわ!」
撫子「ぴぇっ!? 倉本千奈様!?」
千奈「気軽に千奈、とお呼びください!」
撫子「え、えっ、そ、流石にそれは……」
千奈「嫌ですの……?」ウルッ
撫子「そ、そんなことありませんわ!千奈さん、お、お久しぶりで……」
学P「折角の機会です。今倉本さんと学園内を回っているのですが、よければご一緒しませんか? 一応初星学園を見学するという名目で」
千奈「それはいいですわね!是非!」
撫子「は、はい、わ、わたくしでよろしければ……」
撫子が仲間になった!撫子の胃が少し痛くなった! - 19二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 20:00:14
- 20◆je8PYTqP5Ydc25/07/25(金) 20:56:20
撫子「それにしても初星学園は本当に大きいですわね、迷子になってしまいそうで……」
千奈「昔わたくしも迷子になりましたの」ドヤッ
学P「自分の使わない場所とはそういうものですよ」
学P「それで何故藍井さんはこちらに?もしかして移籍されるのですか?」
撫子「い、いえ……移籍までは」
学P「残念です。御高名はかねがね聞いていたので、是非ご一緒できたらなと……」
撫子「まぁっ、て、照れちゃいますわ~!今度お茶会にいらしてくださいな!」
千奈「…………」
千奈ちゃんモヤモヤ度
dice1d100=10 (10)
50超えたら嫉妬しちゃいます
- 21◆je8PYTqP5Ydc25/07/25(金) 20:59:26
撫子(とっても褒めてくださいますわ……!)
撫子(お世辞とわかっていてもニヤニヤが止まりません……騙されたと思って口車に乗ってみるのも悪くありませんかも…?)
撫子はそう思いかけて頭をぶんぶん振る。
撫子(お姉様がいるのにわたくしは何を血迷ったことを……)
撫子の揺らぎ度:50以上で転校を真剣に学Pに相談する
dice1d100=95 (95)
- 22二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 21:05:29
ちょろい
- 23二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 21:17:25
グラッグラで草
- 24◆je8PYTqP5Ydc25/07/25(金) 21:34:13
撫子「あ、あの……」
学P「どうされました?」
撫子「もしも……わたくしが、初星学園に来たいと言ったのなら……どうしてくれますか?」
千奈「決まっていますわ!」
学P「全力でお守りします。邪魔をする人から守ります」
撫子(きゅんっ……)
学P「善は急げです。倉本さん」
千奈「ええ、わかっていますわ。これから極月学園へ向かいましょう!」
撫子「えっ!? ええ!?」
三人は極月学園へ乗り込み、撫子の移籍を決定させた!
その日の夜。
学P「一週間後になりますが、転校が決まりました。しばらく2組に預かってもらうことになります。その際は、ッよろしくお願いします」
千奈「勿論ですわ! ふぁぁ……」アクビ
学P「今日は大忙しでしたね、ゆっくり休んでください」 - 25二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 21:36:08
これは…シーフ!?
- 26◆je8PYTqP5Ydc25/07/25(金) 21:42:49
千奈「よく眠れましたわ!」
学P「それはなによりです。今日のレッスンもよくできていたと聞いています」
千奈「ふふん!何よりですわ!」
撫子を預かることになったからか、千奈にお姉さんとしての力がついたように見える!
千奈「というわけで」
学P「そうですね」
千奈「dice1d3=1 (1) 」
1,2.今日もデートがしたいですわ!
3.他のコト(1レス目のdice1d4=) )がしたいですわ!
- 27◆je8PYTqP5Ydc25/07/25(金) 22:06:11
千奈「遊びに!いきましょう!」
学P「俺は問題ありませんが、お友達とはよろしいのですか?」
千奈「はっ……!」
学P「もし予定に問題がなければ明日、俺が引率して連れて行きましょう」
学P「だから今日は二人でいきますか?」
千奈「はい!」パァッ!
千奈が行きたい場所
dice1d4=2 (2)
1.お屋敷で遊びましょ?
2.学園を探索しましょ?
3.今日も甘いものがたべたいですわ!
4.ではあちらに行きましょう(お城ホテルを指さす)
- 28◆je8PYTqP5Ydc25/07/25(金) 22:14:51
学P「昨日は中断してしまいましたし、学園を回りますか」
千奈「はい!制覇しますわ!」フンス
二人は手を繋いだ!
学園内を回ることになった!そこで誰かと会うようです。
行った場所
dice1d4=4 (4)
1.1年2組の教室
2.生徒会教室
3.レッスン室
4.学長の部屋(この場合遭遇する人は邦夫固定)
だれと会う?
dice1d18=16 (16)
- 29◆je8PYTqP5Ydc25/07/25(金) 23:08:32
千奈「失礼しますわ!」
学P「お忙しい所申し訳ありません」
邦夫「おお、倉本の所の孫娘か、ようきた。女子高生にはちと地味かもしれんが羊羹がある、食うが良い」
千奈「ありがとうございますわ!」ペカー
学園長が秘蔵していた羊羹は今までにない絶品だった!
邦夫「聞くところによると極月相手に大立ち回りをしたと聞くではないか」
学P「できることをしただけですよ」
邦夫「あの若造から苦情がきておったぞ」
学P「それは……申し訳ありません」
邦夫「責めてはおらぬ。それほど藍井撫子を見出したのじゃろうて」
学P「ええ、彼女は……磨けば光るという言葉では足りないくらいに素質を秘めています」
学Pは今後のプランを語る。
学P「撫子さんには俗にいうメスガキキャラでいってもらおうかと」
千奈「そうなのですか?」
学P「はい、倉本さんの清純な性格といいメリハリになると思うんです。それに撫子さんも根はとてもまじめな方です。環境が少しよくなかっただけで、その真面目さがあれば失言してはいけないラインはわかると思うので」
千奈「!」
千奈「聞いてませんわ!」
学P「今日言いましたからね。あとは倉本さんの許可を取り付けるだけですが……これであれば問題なさそうですね」
邦夫「ふむ、星南が目を付けるだけある。よければうちの婿に来んか?」
千奈「すごいですわ!……って、駄目ですわよ!?」アタフタ - 30◆je8PYTqP5Ydc25/07/25(金) 23:32:04
学P「すっかり長話してしまいましたね」
千奈「楽しかったですわ!ですがお爺様には困り果てましたわ」
学P「学園長と倉本さんのお爺様は本当に仲がいいようですね」
千奈「いつ会っても口論していましてよ?」
学P「こういうのを腐れ縁って言うんです。まぁ、喧嘩する程ってやつですね」
学P「さて、もう少し学園を回りますか」
千奈「はい!」
二人は手を繋いだ!
学園内を回ることになった!そこで誰かと会うようです。
行った場所
dice1d3=3 (3)
1.1年2組の教室
2.生徒会教室
3.レッスン室
だれと会う?
dice1d18=17 (17)
- 31二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 00:26:19
あにまん燐羽だ!
- 32◆je8PYTqP5Ydc25/07/26(土) 01:50:56
学P「レッスン室ですが……入口で誰かがいますね」
千奈「存じ上げない方ですわ……!」
学P「彼女は……賀陽燐羽さん。彼女も極月にいる方ですが……」
燐羽「あら」
学Pと千奈たちの存在に気付いたようで、此方に向かって歩いて来た。
燐羽「うちから生徒を引き抜いた鬼畜Pじゃない」
千奈「き、きち……?」
学P「人聞きが悪い」
燐羽「ふふ、冗談よ」
学P「それでどうして賀陽さんが?」
燐羽「手毬の練習をこっそり見てただけよ。言わないでね、面倒だから」
千奈ちゃんのモヤモヤ度。50以上で焼き餅妬いちゃいます。
dice1d100=89 (89)
- 33◆je8PYTqP5Ydc25/07/26(土) 03:26:08
千奈「…………」
千奈「…………」ムスッ
心なしか、千奈のくっつく距離が近くなった気がする!
燐羽「…………あら」
燐羽「うふふ、可愛いわねあなた」ツンツン
千奈「!? ほ、ほっぺたむにむには恥ずかしいですわっ」
燐羽「いい子ね、愛嬌だけで私を魅了するなんて」
学P「自慢のアイドルです」
千奈「はわはわわ……」
燐羽「これは……苦労しそうね、倉本千奈さん」
千奈「はい?」
燐羽「がんばりなさい」チュッ
千奈「っ――!?」
燐羽は風のように去っていった!
千奈「はわわわわ」キュウクラリン
学P「倉本さん!?」
千奈は顔を赤くして倒れてしまった! - 34二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 09:02:38
可愛い
- 35二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 15:09:24
危機は去った…
- 36◆je8PYTqP5Ydc25/07/26(土) 17:50:02
翌日。
佑芽「こんにちはー!」
広「今日は、ありがとう」
約束通り補習組3人を連れて遊びに行くことになりました。
千奈「とっても楽しみですわ!」
学P「皆さんレッスン後ですがお元気そうで何よりです」
学P「どこか行きたいところはありますか?」
佑芽「はーい!アスレチック施設に行きたいです!」
広「近くの科学館で体験型の企画がある。千奈と佑芽も楽しめそう」
千奈「わ、わたくしは……わたくしは……」(何も思いついていない)
学P「そうですね……」
dice1d4=1 (1)
1.千奈の家でお泊り会
2.アスレチック施設
3.科学館
4.遊園地
- 37◆je8PYTqP5Ydc25/07/26(土) 18:01:57
千奈「いいこと思いつきましたわ!」
学P「?」
----
佑芽・広「お邪魔しまーーーす!!!」
千奈「ようこそいらっしゃいました!」フンス
学P「お邪魔しますね。あ、こちらつまらないものですが……」学Pはメイドに土産を渡す。
撫子「あ、あの……」
学P「どうされましたか?」
撫子「わ、わたくしがこのような場におじゃましてもよかったのでしょうか……?」
学P「当然ですよ」
千奈「当たり前ですわ!」
佑芽「撫子ちゃん、よろしくね!」
広「よろしく」
楽しい5人のお泊り会が始まった! - 38二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 22:18:48
尊いとしか
- 39二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 23:18:35
撫子…良かったな…
- 40二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 23:23:40
あまりにも健全すぎる
- 41◆je8PYTqP5Ydc25/07/27(日) 00:19:17
学P「お泊り会といえばたこ焼きパーティーだと相場が決まってます」
千奈「そうなのですわね!」
撫子「そうなのかしら……」
佑芽「たことチーズを持ってきたよ!」
広「私はウィンナー」
学P「いいですね、焼くのは俺にお任せください」
撫子「何故できるんですの?」
学P「昔取った杵柄ですよ」
千奈「す、すごいですわっ!」
ワイワイワイワイ……。
撫子「まんっぷくですわ!」
佑芽「撫子ちゃんタコ焼き初めてなんだ!」
広「ふふ、珍しい」
撫子「う、うう、名前しか知りませんでしたわ」
新メンバーである撫子が広や佑芽と仲良くしている様子を千奈と学Pは遠巻きに眺めていた。
学P「佑芽さんも広さんも優しいですね」
千奈「…………」
学P「どうしましたか?」
千奈「あのっ、あのっ……わたくしもその、し、下の名前で……」
学P「…………」
千奈「先生?」
学P「わかりました、千奈さん」
千奈「はいっ///」
佑芽「あ゛ー!千奈ちゃんがえっちな雰囲気出してる!!!!!」
※千奈ちゃんのぽかぽかぷにぷに雰囲気ではみ出し系の選択肢は浄化されました - 42◆je8PYTqP5Ydc25/07/27(日) 04:01:25
学P「当然だが俺は別室で眠る。佑芽さんや広さんが同室を願い出た時はどうしようかと……」
学P「ともかく、俺には大きすぎる部屋だ」
学P「あまり夜更かしするのもあれですね」
コンコン。
学P「はい?」
千奈「し、失礼しますわ」
学P「千奈さん?」
千奈「わわわ、わ、わたくしは、先生の、その、お邪魔になると、思いましたのに。その、その、皆さまが行ってきなさいと……あの、その……」
学P「ホットミルクでも出しましょうか」
千奈「……!はい!」 - 43◆je8PYTqP5Ydc25/07/27(日) 04:07:00
千奈ちゃんは学Pのことが大好きです。
決心ダイス!70以上が出たら意を決して告白します!
今は一緒にホットミルクを飲んでます。
dice1d100=5 (5)
- 44二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 04:11:02
まぁしゃーなし
- 45二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 13:11:10
まだだ…まだ諦めるには早い…
- 46◆je8PYTqP5Ydc25/07/27(日) 15:54:02
千奈「それでですね、撫子さんが……」
学P「ふむふむ」
千奈「わたくしはね……ふぁぁ……」ウツラウツラ
学P「もう夜も遅いですからね、皆様の部屋に戻りましょう」
千奈「うう……せっかく先生と一緒にいれるのに……」
学P「……」
千奈「先生?」
学P「今日だけですよ」
学Pは千奈の手を引いて、ベッドへ誘った。
千奈「先生!?」
学P「流石に同衾は難しいですが、千奈さんが眠るまで添い寝するくらいは怒られないでしょう」
千奈「は、はい……!」 - 47◆je8PYTqP5Ydc25/07/27(日) 16:14:09
千奈「すぅ……すぅ……」
学P「眠られましたね」(小声)
学P「さて、俺はソファあたりで眠りましょうか」(小声)
千奈「せんせ……」(寝言)
学P「おや?」
千奈「お慕いしておりますわ……すやすや……」(寝言)
学P「…………」
学Pが千奈の額にキスをした。
学P(もしも数年経過して……それでも同じ感情を抱いていてくれるなら)
学P(俺も応えなければなりませんね)
学P(ともかく……おやすみなさい、千奈さん) - 48◆je8PYTqP5Ydc25/07/27(日) 17:07:04
翌週。
学P「というわけで、本格的に千奈さんと撫子さんの二人のユニットでやっていきましょう」
撫子「は、はい」
千奈「はい!」
学P「とはいえ、撫子さんは極月での経験もあってかなり完成度が現時点でありますね」
撫子「ふふん!」
千奈「しょぼん……」
学P「ですが基礎固めが甘いですね、その点では千奈さんとトントンです」
撫子「ぴぇっ!?」
千奈「よ、喜べませんわ……」
学P「というわけでレッスンを頑張りましょう」
今日のレッスン
dice1d4=2 (2)
1.スパルタトレーニング
2.イメージプレイみたいなレッスン
3.燐羽によるレッスン
4.四音「少しお時間宜しいですか?」
- 49◆je8PYTqP5Ydc25/07/27(日) 17:32:14
学P「二人にはこれから役を演じてもらい、それを定着させていってもらいます」
学P「とはいえ、その役も二人の性格に沿ったものなので何かが変わるわけではありません」
撫子「わ、わたくしがめ、メスガキをですか?」
学P「ええ、千奈さんのことを知るまでの撫子さんの立ち振る舞い、そして露見したあとの焦燥振り……あれは演技でできるものではありません」
学P「そういう意味で、撫子さんは天性のメスガキ属性があるといってよいでしょう」
撫子「褒められているのか貶されているのかわからなくなってきましたわ」
学P「一方で千奈さん」
千奈「はい!」
学P「千奈さんはこれまで愛嬌一本で足りない技術を補ってきました」
千奈「ふふん!」
撫子「それは喜んでいいものですの?」
学P「そしてついに技術が追い付いてきています。ここでさらに愛嬌に拍車をかけましょう」
千奈「どうやって……?」
学P「いままで通りであることが一番ですが、もっとわがままになっていきましょう」 - 50◆je8PYTqP5Ydc25/07/27(日) 17:36:18
撫子「……?」
撫子「わがままになることと、愛嬌があるのは正反対では?」
学P「ええ、普通はそうです。ですが……千奈さんの場合を考えてみてください」
学P「ぷにっぷにで、にこやか。小動物的立ち位置が確立している千奈さんがそれっぽくわがままを言う……その姿をみてファンの皆様はどう思うか」
撫子「小動物がじゃれているように見えますわね……はっ!」
学P「そういうことです」
千奈「褒められているのか貶されているのかわかりませんわ~!」
学P「というワケで持ち味を生かせばいいわけです。今まで以上に」
二人とも納得したようだ。
学P「というわけで、千奈さん。どんどん我儘になっていきましょう」
学P「撫子さんはそれをメスガキ風に煽りましょう。意識しなくても勝手にわからせ展開になります。その力がありますから」
撫子「なんだか言いくるめられてる気がしてなりませんが……」
千奈「…………」
千奈のわがまま
dice1d4=3 (3)
1.三人でデートですわ!
2.ひたすら撫でてほしいですわ!
3.三人でぎゅーしたいですわ!
4.スイーツがたべたいですわ!
- 51◆je8PYTqP5Ydc25/07/27(日) 17:41:12
千奈「三人でぎゅーしたいですわ!」
撫子「ぷぇーっぷぇぷぇっ!アイドルがぎゅーだなんて、自覚がありませんわね!」
撫子「えっ、三人で?」
学P「なるほど、そうきましたか」
学Pはその希望にdice1d2=1 (1)
1.答える
2.答えない
- 52◆je8PYTqP5Ydc25/07/27(日) 17:44:30
学P「さぁ、来てください」
撫子「ぴぇえ……」
千奈「は、恥ずかしいですわ!」
ぎゅーーーーーーーー!
千奈「あたたかいですわ……」
撫子「お姉様にもハグされたことはありませんでしたのに……」
この光景を誰かに
dice1d3=2 (2)
1.見られなかった!
2.見られた(dice1d18=12 (12) )
3.四音に見られた
- 53◆je8PYTqP5Ydc25/07/27(日) 20:26:11
星南「失礼するわね……」
ぎゅーーーーーーーー!
星南「な、なにをやっているの!?」
千奈「あら、星南お姉様!」
撫子「ぴゃっ!?十王星南会長!?」
学P「お疲れ様です」ぎゅーーーーーーーー!
星南「抱きしめながら挨拶するのはやめてもらえるかしら」
敬意を説明する。
星南「なるほど……合理的ではあるけど、少し誤解されるわ」
学P「返す言葉もありません」
星南「私にもハグしてくれてもいいのに……」
学P「ええ!?」
千奈ちゃん、撫子ちゃんのモヤモヤ度。50以上で焼き餅やいちゃいます。
千奈:dice1d100=84 (84)
撫子:dice1d100=7 (7)
- 54◆je8PYTqP5Ydc25/07/27(日) 22:33:06
千奈「せ、星南お姉様!」
星南「きゃっ、び、びっくりしたわ、どうしたの?」
千奈「先生にハグしていいのはわたくしと撫子さんだけです!」プクー
撫子「わたくしは許された……?」
学P「まぁ」
星南「まぁ……」
すると星南は静かに微笑む。
星南「ふふっ、千奈はアイドルとして最近すごく磨きがかかったと思っていたけど、そういうことだったのね」
千奈「?」
星南「先輩、耳を貸しなさい」
学P「なんですか後輩?」
星南「ちゃんと両方愛してあげなさいよ?」(小声)
学P「……はい」
※千奈&撫子ルートにしたいのでそっちでいきます。あまりにも不評なら千奈一人コースに戻しますね。 - 55◆je8PYTqP5Ydc25/07/28(月) 01:32:50
学P「今日もレッスンおつかれさまでした」
千奈「頑張りましたわ!」
撫子「疲れましたの……千奈さんは毎日この量を?」
千奈「頑張ってます!」
撫子「わ、わたくしも追いつかないと……」
撫子ちゃんはとっても真面目なのである。
千奈「ということで先生?」
千奈ちゃんのお願い
dice1d3=3 (3)
1,2.三人でデートしましょう!
3.撫子さんの悩みを解決してあげてほしいのですわ
- 56◆je8PYTqP5Ydc25/07/28(月) 01:44:19
撫子「千奈さん!?」
千奈「撫子さん、前の学園での交友関係でとっても悩んでおりますの」
千奈「言わないようにしていますが、それがわたくし見ていてとっても辛いんです」
撫子「……それは」
学P「交友というと……白草四音さんですね?」
撫子は静かにうなずいた。
撫子「移籍するときに……お話にいったのですが」
学P「うまくいかなかったのですね」
撫子「わたくしは……お姉様を捨てたことになるんでしょうか?」
その言葉から、学Pはなんとなくだが――どういう話の流れがあったかを察したのだった。
学P「そんなことはありません」
学P「撫子さんは自分で選択をしました。たしかに、それは白草さんの願う所と違ったのかもしれません」
学P「ですが、大切に思っているはずです」
本当に捨て駒として扱うのなら、NIAのときにとっくに切り捨てられている筈なのだから。
学P「ここからは撫子さんの決断です。まだ辛いというのなら、急ぐ必要はありません」
撫子「はい」
学P「白草さんと仲直り、したいですか?」
撫子「…………はい!」 - 57二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 06:14:57
保守
- 58◆je8PYTqP5Ydc25/07/28(月) 09:40:45
――今までも、退屈な生活だった。
――適当に皮を被り、愛想を振りまき、自分を隠す。
――それはこれからだって変わらない。だというのに、退屈が過ぎた。
四音「つまらない」
ひとしきりレッスンを終えて、一人になった部屋でそうつぶやく。
この学園は常にそうだ。ここに楽しみはなく、いるのは夢を捨ててもなおアイドルという姿に固執する哀れな人間だけ。
自分もその一人と理解しているからこそ、救いがない。
四音「おや」
扉越しにいる相手を認めたボクは、言葉をこぼしてしまう。
四音「今更何をしに来たというのでしょう――あの裏切り者は」 - 59◆je8PYTqP5Ydc25/07/28(月) 16:27:35
撫子「お姉様……」
四音「貴方と話すことは何もない、あの時にそういったはずですが」
撫子「うう……」
すこし離れた場所で見守る千奈と学P。
千奈「先生……」裾をぎゅっと握る
学P「大丈夫ですよ。しっかり打合せはしたんですから」
千奈「はい……」
学P「撫子さんは前以上に強く成りました。千奈さんのように」
撫子「あの、お姉様」
四音「もう貴女に姉と呼ばれる筋合いは――」
撫子「いままで、ほんっとうにありがとうございました!」
四音「!?」
四音「お前は何を言って――」
撫子「最後は確かに喧嘩別れのようになってしまいました。ですが……お姉様への感謝を忘れた日はありませんわ」
撫子「今のわたくしがこうやってアイドルを続けられるのは、お姉様のおかげですもの」
四音「ボクは……お前を利用しようとしていたのだぞ?」
撫子「だとしても、です」 - 60◆je8PYTqP5Ydc25/07/28(月) 16:35:46
四音「……本当におバカな娘」
撫子「ひう……」
四音「ここではねのけたらボクが悪者になっちゃうじゃないか」
四音「撫子」
撫子「お姉様……?」
四音「向こうに移ってからの貴女の動向は追っていました。とっくにボクを追い越すほどに活躍していることを、知っています」
撫子「お姉様……」
四音「それはひとえに貴女の努力です。本当に、よく頑張りましたね」
撫子「お姉様っ」ウルッ
二人は抱きしめあう。
四音「本当にボクをそれでも、今でも好きというのなら……」
四音「……暇な時くらいもっと会いに来なさい」
撫子「はいっ、はい!」
------
すこし離れた場所で千奈と撫子が喜び合っている。
四音「……貴女が、撫子を変えたのですね」
学P「俺は何もしていませんよ。撫子さんの選択と努力です」
四音「メスガキと言い出した時は正気を疑いましたが――こうなるとは」
四音「約束なさい」
学P「聞きましょう」
四音「撫子を幸せにしなさい。倉本千奈という娘も、撫子も、貴方にどういう感情を抱いているか」
四音「理解できないほど朴念仁ではないでしょう」
四音「託しますよ」
学P「……ええ」
学P「貴女も初星に来たくなったときは連絡してください」
四音「検討しておきましょう」 - 61二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 00:15:55
ほしゅ
- 62二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 09:35:57
ほしゅ
- 63◆je8PYTqP5Ydc25/07/29(火) 15:34:28
明くる日。
学P「お二人にはもう一度N.I.Aにて結果を出してもらいます」
学P「デュオ部門があるんです」
撫子「初耳ですわ……」
千奈「そういうものなのでしょう……」
学P「ある意味でお二人は路線変更をすることになります。既存のファンの方々は優しいため既に受け入れてくれていますが……」
学P「これを機に新規も獲得していきましょう」
二人「「はい!」」
学P「同じタイミングで結成された他のデュエットチームもいるのでちょうどよいライバルになると思います」
学P「葛城リーリヤさんと紫雲清夏さんのチームです。強力ですが、十分お二人なら渡り合えると思うので頑張っていきましょう」 - 64◆je8PYTqP5Ydc25/07/29(火) 21:59:36
二度目の、今度は二人の特別なN.I.Aは近い!
とはいえ息抜きは必要です。
千奈「というわけで先生!」
dice1d4=3 (3)
1.デートしてくださいまし
2.追い込みレッスンさせてくださいまし
3.学園を探検しましょう。
4.ライバルに会いに行きましょう!
- 65二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 03:42:35
ほしゅ
- 66二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 11:28:27
保守
- 67二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 18:01:38
保守
- 68◆je8PYTqP5Ydc25/07/30(水) 18:14:02
今日は撫子さんは用事の為おやすみです。
千奈「お散歩がしたいですわ!」
学P「天気もいいですし、そうしましょうか」
千奈「はい!」
行く場所
dice1d4=4 (4)
1.1組の教室
2.2組の教室
3.生徒会室
4.家庭科室
誰に会う?
dice1d18=6 (6)
- 69◆je8PYTqP5Ydc25/07/30(水) 18:17:28
※重複なので+1
千奈「今日はお菓子作りをしてみたいですわ」
学P「いいですね。食べるだけでなく自分で作ってみると見えてくるものもあるでしょう」
千奈「はい!」
家庭科室に赴くと、そこには一人で何かを作る清夏の姿があった。
千奈「紫雲さん!ごきげんよう」
清夏「ちなっちじゃーん、どったの?」
千奈「お菓子を作るのですわ!」フンス
清夏「いいねぇ」
学P「紫雲さんはどうにかされましたか?」
清夏「リーリヤが熱出して倒れちゃってさ。おかゆとか、風邪の時にちょうどいい差し入れを作ろうと思ってたんだー」
千奈「ならば、ご一緒させてくださいまし!」
清夏「えっ、いいの!?」
千奈「ええ!今度のN.I.Aでご一緒される方が倒れた、というのは一大事ですもの!」
一緒に料理を作ることになった! - 70◆je8PYTqP5Ydc25/07/30(水) 21:28:54
精が付く料理ができました!
清夏「おーい、リーリヤー、生きてるー?」
リーリヤ「こほっ、大丈夫だよ」
千奈「お邪魔しますわね」
学P「失礼します」
リーリヤ「ええっ!?」
事情を説明する。
リーリヤ「ありがとうございます……」
千奈「無理してはいけませんわ」
清夏「そうだよー、いくらN.I.A前だっていうのに」
リーリヤ「うう……」
学P「お二人は既に高いアイドル力を持っているのです。当日にどう100%以上を発揮できるかにかかっています」
清夏「いいのー?敵に塩を送って」
千奈「問題ありませんわ!」
学P「どう転んだとしても、正々堂々といきましょう」
料理のおかげか、リーリヤも翌日には快調したのだった。 - 71◆je8PYTqP5Ydc25/07/30(水) 21:35:09
時間が流れ、千奈と撫子の出るN.I.Aがやってきた!
学P「営業や地道な露出で以前よりもファンが増えています」
学P「ですがそれにあぐらをかかずに行きましょう」
千奈・撫子「はい!」
学P「Finaleの相手は以前話した通り、葛城さんと紫雲さんのユニットです。二人は強力です。油断せず、だけどいつも通りいきましょう」
撫子「…………」
千奈「撫子さん?どうされました?」
撫子「き、緊張が……一度参加している筈だというのに……」
千奈「撫子さん!」
撫子「ぴゃっ!?」
千奈「笑顔、笑顔です!」
撫子「……はい!」
二人は出せる力を出し切った!
結果発表!Vo,Da,Viの100ダイスで判定!
千奈&撫子:dice3d100=42 17 55 (114) (友情パワーで全項目+30)
リーリヤ&清夏:dice3d100=54 82 52 (188)
- 72◆je8PYTqP5Ydc25/07/30(水) 21:38:57
合計得点204VS188!
接戦だったが、千奈&撫子が勝負を制するのであった!
千奈「やりましたわ!」
撫子「やった!やったぁ!」
舞台で抱き合う二人を舞台袖で学Pはしっかりと見届けていた。
学P「…………」
四音「貴方でも涙を流すのですね」
学P「白草さん」
四音「無様な負け様を見に来たのに、予想が外れましたわ」
学P「いの一番に会場入りした甲斐はあったようですね」
四音「……いい性格していますね」
学P「これからが始まりです。目指すは……一番星」
四音「最初はどんな世迷言かと思いましたが――まさか、があり得るかもしれませんね」
学P「実現させます……いえ、できますよ。あの二人なら」
二人のユニットはN.I.Aを制した! - 73二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 01:01:29
ほしゅ
- 74二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 07:11:13
朝保守
- 75◆je8PYTqP5Ydc25/07/31(木) 15:45:37
リーリヤ「負けちゃったね……」
清夏「うん……全力を出し切ったんだけどなー……」
リーリヤ「それを千奈ちゃんと撫子ちゃんは越えてきた」
リーリヤ「彼女たちなら、取れると思うんだ――一番星を」
-----
千奈「打ち上げですわ!」ヤンヤヤンヤヤンヤヤンヤ……
撫子「お肉がおいしすぎますわ~!」
学P「おごりです。遠慮せず食べてください」
四音「……なぜボクも呼ばれているんだ?」
学P「一緒に応援した仲ではないですか」
四音「ボクは応援なんて……」
千奈「白草様は応援していただけませんでしたの……?」キラキラ
撫子「お姉様……?」キラキラ
だが四音は二人の出す純粋無垢なアイドルの光にたじたじになってしまう。
四音「ふ、ふん。たまにはこういう集まりもいいでしょう」
撫子「お姉様、一緒に初星で頑張りませんか……?」
四音「それは……」
撫子「先生、お姉様はきっと初星でも輝けますよね?」
学P「ええ、当然です。撫子さんの目に間違いはありません」
四音「…………」
千奈「白草様、お肉が焦げてしまいますわ!」
-----
千奈「お姉様!」撫子「お姉様!」
四音「わ、わかったからくっつくな!あ、暑いだろ!」
白草四音は初星に移籍することとなった! - 76◆je8PYTqP5Ydc25/07/31(木) 15:53:41
明くる日。
学P「これからの方針を改めて確認しましょう」
学P「千奈さんと撫子さんのユニット、『ちなでしこっ!』はこの調子でいきましょう。目指すは、次のH.I.F」
二人は息をのむ。
学P「これまでと違い、総合力が問われる戦いになります。ですが、二人の実力はそれに十分届きうる……そう思っています。だから無理なく、頑張っていきましょう」
二人「「はい!」」
学P「そして四音さんです。四音さん自身の目標は」
四音「姉様――白草月花を超えられればそれでいい」
学P「四音さんならそれ以上も狙えるはずです」
四音「買いかぶりすぎています。それに……ボクは一つ一つを達成していきたい」
学P「わかりました。当面は――H.I.Fを狙いましょう」
四音「お、おい!?話聞いてたのか!?」
学P「ええ、一番星を取れればその時点で白草月花を下したことになります。『ちなでしこっ!』の二人と切磋琢磨しつつ目指せば、それで達成できますから」 - 77二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 00:19:33
hoshu
- 78二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 00:48:26
千奈でシコ!?
- 79二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 08:02:27
最近純愛スレが多くてたすかるラスカル
- 80◆je8PYTqP5Ydc25/08/01(金) 14:11:39
極月からの引き抜きの再デビュー。
必ずしも好意的な反応ばかりではなかった。事実、白草四音の過去の行いを咎める者もいた。
だが、学Pと四音はそれらに一切の耳を傾けず、ただ真摯に――アイドルとして為すことを為し、最大限の努力を続けた。
学Pの手腕、そして四音を御する腕も大したものだが、何よりも四音の反骨精神を能力に変える力は凄まじかった。
一時は凋落さえも囁かれていたが、それは過去の話。
初星の次なる一番星、白草四音は此処にあり――そうアイドル界に知らしめた!
一方で、倉本千奈及び藍井撫子のユニット『ちなでしこっ!』もまた破竹の勢いであった。
N.I.Aでの二度目の優勝からの躍進は最早異を唱えることさえもさせない圧倒的なものだった。
清純とメスガキ――その水と油のような属性が未知なる化学反応を起こした結果、老若男女問わずに愛されるユニットとなった。また、両者のバラエティ適性も非常に高く、今やお茶の間を賑わさない日はないと言われるほどに大きくなっていった。
無駄を削ぎ落し、完全無欠なアイドルとして輝く白草四音。
みるものすべてを虜にする愛嬌を以て世界を渡り駆ける『ちなでしこっ!』
両者が同時に参加する、アイドルとしての頂点を決める祭典――H.I.Fは近い! - 81◆je8PYTqP5Ydc25/08/01(金) 14:16:10
そして今年度のH.I.F――それは未曽有の規模となりつつあった。
参加者は以下だ。
前年度の一番星は尚も輝き続けるか――十王星南
前門は一番星、そして後門は血を分けた妹――白草月花。
近年の追い上げを止められる存在はいないのか――花海咲季
N.I.Aの敗北を糧に彼女らの才覚は爆発した――葛城リーリヤ&紫雲清夏
孤高の女王、言葉はいらない。その力が、すべての証明――白草四音
その愛嬌が世界を包む!きたぞわれらの――『ちなでしこっ』! - 82◆je8PYTqP5Ydc25/08/01(金) 14:20:31
学Pはそう記された新聞紙を、本番ぎりぎりまでじっと眺めていた。
千奈「先生? 緊張されていますか?」
学P「当然です」
撫子「そ、そんなぁ……」
学P「ですが、決して妥協なく努力してきました。負けるとは思っていません」
千奈・撫子「「はい!」」
学P「貴女たちのライバルはただ一人」
四音「ボクだ。勝ち進めばボクとお前たちが決勝となる……流石に偶然と言うには無理があるんじゃないか?」
学P「さぁ、どうでしょう」
四音「そんなワケあるか!準決勝で月花姉様に当たる様にしといて!」
学P「準備は万全のようですね――勝ちましょう」
-----
舞台袖。
撫子「千奈さん」
千奈「どうしました?」
撫子「千奈さんは――H.I.Fが終われば、先生に」
千奈「……ええ。でも、それは撫子さんもそうではなくって?」
撫子「そ、それは……そうだけど……」
撫子は悩んでいることを、千奈は即座に見抜いた。それは同じ異性を好んでしまっていること。
本当の勝負は、ここかもしれない。
だけど、千奈はそれを否定した! - 83◆je8PYTqP5Ydc25/08/01(金) 14:22:38
千奈「わたくしはね」
千奈「先生とずーっと一緒にいたいんです」
撫子「千奈さん……」
千奈「ですが!撫子さんとも一緒にいたいです!」
撫子「え、ええ!?」
千奈「だから……」コショコショ
撫子「え、えええええ?!そ、そんなことできるの!?」
千奈「実現しましょう!わたくしと、撫子さんで!」
撫子「……はいっ」
学Pの読みは正しく、最高峰のアイドル達が集う場であっても他のアイドルを圧倒していく。
そして――予想通り、『ちなでしこっ』は決勝まで進んだのだった。 - 84二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 00:04:50
保守
- 85◆je8PYTqP5Ydc25/08/02(土) 01:16:02
時同じくして、H.I.F準決勝。
最後の戦いを前に、本当の決戦をちょうど終えた一人の少女がいた。
孤高のアイドル――白草四音。
絶対の女王――白草月花。
万全な状態で衝突する二つの輝きは、誰の目をも魅了し、虜にした。
そして、無限にも思えた決戦は、遂に終幕した。
採点は難航したが――結果が発表された。僅差で、白草四音が姉である月花を下したのだ!
一歩間違えればすぐに逆転しかねないほどの接戦だった。
だが、四音は遂に彼女の生涯の壁を、超えた。
四音「っ……」
一条の涙を隠して拭い、四音はファンたちの前で高らかに宣言する。
四音「白草四音は、ここにあり!」
今日一番の、割れんばかりの大喝采だった。
舞台裏。
月花「よもや、だ」
四音「姉様」
月花「雛鳥にも満たぬ――そう最初は思っていた。だがどうか……誰よりも美しい羽を持つ、立派な鳥となり私の元から羽ばたいた」
月花「誇れ、四音。お前はもう、私よりも高い場所にいる」
四音「……姉様」
四音「昔はただ、姉様を越えることだけを考えていた。だけど、今なら言えます」
四音「ボクは――アイドルであれて、よかった」 - 86二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 05:27:16
ほしゅ
- 87二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 08:10:30
本編サポカとかで見てみたいシナリオだな...
- 88◆je8PYTqP5Ydc25/08/02(土) 15:15:03
今年のH.I.Fは”なにか”が違う。
先代一番星の陥落、姉を超克――話題に事欠かない。だが、何よりも決勝戦の異例のカードが一番話題となった。
白草四音VS『ちなでしこっ!』。
かつては四音と共にあった藍井撫子が袂を分かち、いざ決戦に――。
その途中で四音は新聞をとじた。
四音「好き勝手言ってくれますね」
撫子「わたくしとお姉様は今も仲良しだというのに……」
学P「言わせておけばいいでしょう。こういうのはそういうものです」
千奈「ですわ!」クワッ
楽屋にて、本来は対決するはずの二組がそろい踏みとなっている。
学P「Pとして正しいか、それはわかりません。ですが――今日は双方に何も言わず、ただ結末を見届けようと思います」
学P「ただ言えることはひとつ」
学P「ベストを、それだけです。尽くせる力はお三方にはありますから」
そうして、決勝戦が始まる。 - 89◆je8PYTqP5Ydc25/08/02(土) 16:26:21
学Pは本当に、これ以上の言葉を彼女らに伝えることはなく――すべてを見守った。
異次元の領域で互いの輝きをぶつけあうアイドル達の姿。
誰がそれを笑うことができようか。
誰もが固唾を飲んで見守り、両者はすべてを出し切った。
決勝戦はVo,Da,Viに加えてファン投票も入ります!100ダイスを4回振って決着です!
『ちなでしこっ!』:dice4d100=70 72 67 69 (278)
白草四音:dice4d100=11 83 97 73 (264)
- 90二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 16:54:16
早く初星に来た時間分だけギリギリ上回れたか
- 91二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 21:57:44
ほしゅ
- 92◆je8PYTqP5Ydc25/08/02(土) 22:00:51
――未だに信じられない。もう二度と、表舞台に立てるとは思っていなかった。
――だけど、それでも。
撫子「やりました!」
――自他ともに認める劣等生でした。ぽんこつでした。
――一番星となれるなんて思いませんもの。ですが、それでも。
千奈「やりましたわっ!」
割れんばかりの喝采と歓声に、二人は涙を流しながら抱き合う。
もう二人を笑う人はいない。彼女らこそが――一番星なのだから。
星南「何が起きるかわからないものね」
四音「十王星南……さん」
星南「前みたいにで構わないわ。貴女の見出した藍井撫子、そして私が見出した倉本千奈。ふたつの才が、すべてを覆したのだから。それに……貴女もね」
四音「少しでも展開が変われば、どうなるかわからなかった戦いだった」
四音「立派になりましたね――撫子」 - 93◆je8PYTqP5Ydc25/08/02(土) 22:08:29
数日後。
千奈「ど、どきどきしますわ」
撫子「わ、わたくしも一緒でいいんですの?」
千奈「ええ!わたくしは三人で、幸せになりたいですもの!」
約束の時間までまだ少しある。
だけど二人はいてもたってもいられず待ち合わせ場所に来てしまっている。場所、といっても学Pの仕事部屋であるが……。
学P「おや、一番遅かったみたいですね」
何度と見た表情、だけど何度も恋焦がれた顔。
この気持ちは最後まで、抑えておこうと思っていた。だけど、もう、いいですわよね?
決勝戦よりも……とても緊張している。
そんなわたくしの手を、撫子さんはぎゅっと握ってくれている。
だから、怖くありませんわ。
そっと優しい風がわたくしたちを撫でた気が、そんなふうに感じた。
撫子「先生、もう我慢できませんわ!」
千奈「もう我慢は限界ですの、ですので――」 - 94◆je8PYTqP5Ydc25/08/02(土) 22:12:36