- 1二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 20:41:14
- 2二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 20:42:11
おお
- 3二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 20:59:50
- 4二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 21:02:28
- 5二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 21:03:36
- 6二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 21:12:13
- 7二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 21:12:48
元ネタはね
- 8二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 21:24:26
本拠地、ミレニアムで迎えたセミナー恋愛戦
先発の早瀬が大量得点も乱打戦となり、惜敗だった
ノアの私室に響くユウカのため息、ノアから聞こえる「会長の独り勝ちですね」の声
無言になり始める室内、初年度の首位打者早瀬は独りで泣いていた
最初の出会いで手にした栄冠、喜び、感動、そして何より先生と積み重ねた圧倒的な時間による信頼と心地よい関係
それを先生無しで得ることは、もはや殆ど不可能と言ってよかった
「少しだけ勇気を出せば、変わったのかしら・・・」ユウカは悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、ユウカははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰って会計監査でもしなきゃね」ユウカは苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、ユウカはふと気付いた
「あれ・・・?先生・・?」
顔をあげてユウカが目にしたのは、優しい先生の笑顔だった。
先生の手には私の分のコーヒーカップが握られていて、差し出してきている。
どういうことか分からずに呆然とするユウカに、先生はいつもの口調で答える。
‟ユウカ、やって見つけた。情けない話だけど、ユウカがいないと仕事が捗らなくて”
今日は先生は会長とのデートのはず。ユウカは目を疑った。
「せ・・・先生?」”ユウカ大丈夫?
「先生、今日の予定忘れてませんか?」 ”予定?しばらくはユウカと一緒に事務仕事の予定だよ?”
「先生・・・」 ユウカは半分パニックになりながらスケジュールを端末で確認した。
月曜日:先生と仕事 火曜日:先生とデート 水曜日:先生と仕事 木曜日:先生と仕事 金曜日:先生と出張 土曜日:先生と出張 日曜日:先生とのお休み
暫時、唖然としていたユウカだったが、全てを理解した時、もはや彼女の心には雲ひとつ無かった。
「私が・・・私が選ばれたんだ!」
先生の手を引き、シャーレへ全力疾走するユウカ、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・
翌日、ベンチで冷たくなっている内川が発見され、不知火と箭吹は病院内で静かに息を引き取った