ここだけおばけが潜む夏休みの町 2

  • 1二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 10:37:16

    ここは某県郊外に位置するもみじ市

    そこそこの人口、そこそこの発展した街中、ちょっと街を外れるとどこまでも広がる田畑のよくある地方都市だ

    そんなありふれた街で、たのしい夏休みが始まった

    君たちは夏休みを楽しむ子どもたちになってもいいし、あいかわらず忙しなく働く大人になってもいい

    あるいは街にひそむおばけになってみてもいい

    さあ、もみじ市の夏を楽しもう



    ・現実改変、時間操作などのチートはNG

    ・直接的な版権ネタはNG、オマージュ程度ならアリ

    ・神様もアリだけどチートにならずあくまでおばけの一種に収まる範囲で

    ・その他マナー等に反する行為

    ・次スレは>>190が立てること

  • 2二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 10:39:24
  • 3二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 10:40:49

    (たておつです!)

  • 4赤い炎犬25/07/26(土) 10:47:52

    (※たておつです!)

  • 5赤い炎犬25/07/26(土) 10:49:34

    【保守】

  • 6二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 10:51:17

    (ほしゅ)

  • 7二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 10:53:13

    ほしゅ

  • 8二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 11:01:41

    保守

  • 9二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 11:10:07

    ほす

  • 10二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 11:15:29

    ほん

  • 11「滴り」25/07/26(土) 11:25:42

    仄かに皮膚から染みでる汗、セミの鳴り止まない声が耳を付く
    カンカンと照り付ける太陽は皮膚をジリジリ焼きながら、
    ただ熱さにその身を震わせる 皆がそう思っている

    「……」
    どこかにある、古びれた小さなトンネル
    近くには錆びた標識、絡み付いた植物、奥のわからない闇
    そこはとても静かで、回りには誰もいない セミすらも

    「……ポチャン」
    静かな風が流れる、水分を含んだとても涼しい風
    奥からは、淡々と水の滴りが、まるで誘うようにならされた

  • 12男の子25/07/26(土) 11:28:24

    >>11

    あつーい…

    あ、あそこ涼しそう…

  • 13赤い炎犬25/07/26(土) 11:30:50

    >>11

    わふぅ!

    【何だか面白そうなのでそっちに向かって走っていく】

  • 14「滴り」25/07/26(土) 11:43:45

    >>12>>13

    「………」

    くらいくらいトンネルの中、そこを突き進む…

    中はまるで冷房がかかっているかのように涼しくて

    皮膚に伝った汗は静かに冷たく、その存在を知らせる


    「…………」

    …入り口の光が、遠く感じられる

    奥の出口は確認できず、まるで無限に続いているかのようだ


    「ポチャン……ポチャン……」

    奥からは、唯一水の滴りが聞こえる

    暗闇から、ただただと 鳴りやまなかった

  • 15赤い炎犬25/07/26(土) 11:45:21

    >>14

    わふぅーん♪

    【ちょっと遠くに冒険する気持ちで、楽しそうにしながら尻尾を振っている】

  • 16男の子25/07/26(土) 11:55:20

    >>14

    涼しい…!

    【ちょっと冒険がてら奥に】

  • 17「滴り」25/07/26(土) 12:23:36

    >>15>>16

    「……」

    貴方たちは奥へ、奥へと暗闇の中を進んでいく…

    トンネルの中には、時折水溜まりがあって…

    古びたチラシ、ちり紙、潰されたタバコ……とゴミが時折落ちている


    「ポチャン……ポチャン……」

    奥から響く、何かが落ちる音が

    …もう出口の光は、豆粒ほどに小さくなっていた

  • 18男の子25/07/26(土) 12:25:34

    >>17

    ? あれ…? なんか音する…

  • 19赤い炎犬25/07/26(土) 12:27:28

    >>17

    わっふわっふぅ!

    【水たまりを避けながら、徐々に徐々に奥へ向かおうとする】

  • 20「滴り」25/07/26(土) 12:40:22

    >>18>>19

    「ポチャン……ポチャン……」

    …段々とゴミが増えていく

    奥に進めば進むほど、水溜まりが大きくなっていく


    「…ポチャン……ポチャン……」

    足を小走りに、奥へ奥へとかけていく…

    その炎はトンネルを照らし、回りが淡い光に包まれて…


    割れた虫かご、お菓子のゴミ、折れた虫取あみ…それが無造作に転がっていて


    水筒、ふやけた帽子、プリント、奥になればなるほど、その数は増す


    自転車の鍵、錆びた自転車、ヘルメット…


    カバン、落ちたネクタイ、薄汚れた財布、


    地面に落ちたtシャツ、女子のスカート、それが数枚ずつ


    札 砕けた塩 ちぎれた縄 折れた石像さま …     


    異質さを感じ初めた

  • 21赤い炎犬25/07/26(土) 12:50:36

    >>20

    !.......................ヴゥッ!

    【異様な雰囲気に気づき、咄嗟に立ち止まって威嚇する】

  • 22男の子25/07/26(土) 12:50:44

    >>20

    …え、なんか…多くない…?

  • 23赤い炎犬25/07/26(土) 12:57:22

    >>22

    グルルルル.......................!

    【いつでも守れるように前に立つ】

  • 24「滴り」25/07/26(土) 17:34:35

    >>21>>22>>23

    「…ポチャン……ポチャン……」

    完全な暗闇の中、辺りには大きな水溜まりが広がっていて

    回りには無数の[人が持っていた物]ばかりが積み重なっていた


    「……ポチャン……ポチャン……」

    段々と近寄ってくる、何かが水溜まりを泳ぎ、静けさの中に異質さを感じさせながら、冷たい息づかいが、肌を突き凍えてしまいそうなほどに強くなる


    「……ポチャンッ…!!」

    水溜まりに波紋が一斉に広がり、辺りの水溜まりがまるで大量の小魚でもいるかのように大量の水しぶきが吹き上がり…


    「…………ポチャン」

    …巨大な物陰が、暗闇から現れた

  • 25男の子25/07/26(土) 17:56:24

    >>24

    なっ…なにあれ…

  • 26「滴リ孵ル」25/07/26(土) 18:10:04

    「ポチャンポチャンポチャン…」

    …真っ黒な皮膚に無数のイボのような瞳、

    巨大な口に…そして三ツ又状の四本足

    大きな透けた腹からは人間の胎児のような物体が浮かんでいて

    …水の音を鳴き声として滴らせた巨大なカエルが


    トンネルの奥に、そこにいた

    >>25

    「……バシャンッ!!!!」

    カエルは口を大きく開き、お腹の中の胎児に繋がっていた

    巨大なヘソノウをカエルの舌のように飛ばし、貴方をとらえようとする!


    「バシャバシャバシャバシャ!!」

    そして水溜まりの中からは腕ほどに大きな

    真っ白なオタマジャクシが溢れ初め、あたり一面を跳ね回る!

  • 27男の子25/07/26(土) 18:15:53

    >>26

    えっ…なにあれ…

    あ…

    【捕まってしまう】

  • 28「滴リ孵ル」25/07/26(土) 18:30:16

    >>27

    「……ググッ…ボシャァッ……」

    孵ル、口へと、または胎盤へとだろうか

    口の中の無機質な赤子は、貴方を見つめながらにこりと笑う

    舌先は冷たく、生気などはない

    酷く孤独で、このトンネルを過ごしてきたのだろう


    「………」

    それは引きずり飲むように、貴方を引きずる

    一度繋がった繋がりは、昔を思い出させる

    遠くどこかへ追いやった揺りかごの思い出

    赤子はきっとそんなものはなかったのだろうが

  • 29男の子25/07/26(土) 18:34:20

    >>28

    …え…あ…

    …大丈夫…?

    【飲まれてはいるが…それでも感じ取れたその悲しみを和らげてあげようと】

  • 30「滴リ孵ル」25/07/26(土) 19:47:13

    >>29

    「……ッ」

    一瞬だけ、それの動きが停止する

    中にいる赤子は片眼を明けながら、貴方を見つめるだろう


    酷く震えたような、果てしない寒さの中に震えるような目で

    …回りのトンネルからは激しく水が滴りトンネルを濡らす


    赤子はまた目を閉じ、蛙は貴方を飲み込もうと、前よりもゆっくりとした動きで引きずり初め…

  • 31男の子25/07/26(土) 19:54:46

    >>30

    【飲み込まれかけても…それが心に響いたんだったらよかったかも、と思いながら】


    【※一応…この子動かすつもりなんですけど…】

  • 32「滴リ孵ル」25/07/26(土) 19:55:36

    >>31

    (相方さんが救ってくれるかなって…すみません)

  • 33男の子25/07/26(土) 19:56:46

    >>32

    【※大丈夫ですよ、なんでも優しくするロールが出来たので】

  • 34赤い炎犬25/07/26(土) 20:05:59

    >>31

    がうっ!

    【貴方の腕を噛みつきながら引っ張り出そうとする!】

  • 35「滴リ孵ル」25/07/26(土) 20:11:50

    >>34>>31

    「…ッバシャンッ!!」

    引っ張られた瞬間、ヘソノウが千切れあたり一面に冷たい真水がばらまかれる

    あなたは水辺に叩きつけられ、全身に肌寒さが襲うだろう


    「………ポチャン…ポチャンポチャン……!!!バシャンッ!!」

    激しい水の音をならしながら、孵ろうとするそれは全身の瞳で

    貴方たちを睨み付け、バダバダと走り初めた!!

  • 36男の子25/07/26(土) 20:16:19

    >>35

    つめたっ…

    あ…

  • 37赤い炎犬25/07/26(土) 20:17:11

    >>35

    ..................................................ga!!!!

    【自分の全身に炎を纏わせると、犬は相手の腹目掛けて突進しようとする!】

  • 38謎のスマホ25/07/26(土) 20:18:35

    >>36

    【謎のスマホが、貴方の身体から出現し、貴方の近くをふわふわと浮いている】

  • 39男の子25/07/26(土) 20:20:04

    >>38

    …?

  • 40謎のスマホ25/07/26(土) 20:24:03

    >>39

    【スマホには、貴方がこれまで手にしたお化け達(※と言っても二体だけだが)の姿が交互に映されている、うち一体は既にここにいる】

  • 41男の子25/07/26(土) 20:24:53

    >>40

    あっ、すごーい

    【少しぼーっとしている】

  • 42謎のスマホ&赤い炎犬25/07/26(土) 20:27:32

    >>41

    【スマホは今ここに呼ばれていないもう一体の方も画面に映し出されている、こっちでも機能は召喚、転送、通話の三つ】

    >>41

    わぅ!

    【遠くから昂ぶりの炎を飛ばして意識をハッキリさせようとする!】

  • 43「滴リ孵ル」25/07/26(土) 20:30:01

    >>15

    >>16

    「ッボンッ!!!」

    カエルの腹に向かって燃え盛る突進が突き刺さるものの…

    「「ッバッシャァァッ!!」」

    とタックルの衝撃からか、口の中から大量の冷水が吐き出され

    炎と火傷がまるで無かったかのように消し去られていく!! 

     

    「……ッッツ!!!」

    中の赤子は悲しそうな目で犬を見つめ初め、

    瞬間タバコの臭いと打撲音、女性の泣き叫ぶ声と男の怒鳴り付けるような断末魔が何度も響き渡ってくる…


    「……っ!!!」

    カエルの目は怒ったかのように目尻を歪ませながら、そのまま飛び上がり、押し潰そうとするだろう

  • 44男の子25/07/26(土) 20:35:36

    >>42

    え。えっと…じゃあ…召喚…?


    >>43

    …だめ!

    【炎犬の方に助に行こうとして】

  • 45謎のスマホ&赤い炎犬25/07/26(土) 20:44:04

    >>43

    【赤い犬は高速で身体を振って付着した水をある程度落としながら、後方に飛び移って回避する!】

    >>44

    【貴方の近くに青い五芒星の陣が展開され、そこから、アマヨビが出てくる!】

    ゲコ............ゲコ............

    >>43

    【蛙はそちらの方を見ると】

    ゲコ.................

    【一際哀しそうな目で、そちらを見つめた後、彼はどこからか、小さな綿を取り出す】

  • 46「滴リ孵ル」25/07/26(土) 20:54:56

    >>45>>44

    「バッシャァァッ!!」

    だんっ!!とカエルが腹で潰そうとした先、

    だがそこにはもう犬はおらず

    そこには身知らずの者がいて


    「…………ザァァッ…ザァァッ」

    目の前に現れたそれに目線を合わせ、

    カエルは静かに無数のイボの瞳で見つめ返し

    よってきた少年に向かってまたヘソノウを飛ばそうとしている

  • 47男の子25/07/26(土) 21:21:07

    >>46

    …お話してあげるからさ……

    【少し悲しそうな表情で】

  • 48雨呼び蛙25/07/26(土) 21:29:31

    >>46

    【蛙は貴方に向かって、綿をふぅっと飛ばす、その途端、綿は雨雲となって貴方の頭上に浮かび、貴方に向かって、雨が降り始めようとする、その雨は、冷たいけれど、同時に暖かくもある雨、優しい、慈しい雨、死者の心を鎮める、優しい雨、それが今、貴方の方に、優しく降り注ごうとしている】

  • 49「滴リ孵ル」25/07/26(土) 21:54:57

    >>47>>48

    「……バシャァ…!!!」

    そのまま今度こそと少年を呑み込もうとしたとき


    『…パラパラ…ザァァァ…』

    カエルに向かって無数の雨が降り注ぎ、静かなトンネルの中を不気味な水滴ではなく、雨音で満たされていく…


    「………」

    孵るそれはしばらく雨に打たれて、動きを止め

    ただ雨雲を見つめる 物騒がしい雨を


    それのヘソノウは貴方をはなし、静かになった

  • 50男の子25/07/26(土) 21:58:09

    >>49

    …あ…とまった…

  • 51「滴リ孵ル」25/07/26(土) 22:21:24

    >>50

    「……バシャ…バシャ…」

    孵るそれは広がった水溜まりの中を歩みながら

    水の中を滴らせる 赤子はぐるぐると回り、静かな音がなる


    「…………」

    ガラクタの中をかぎ分けるように、中から壊れたお地蔵を

    そこから掻き出した


    「…バシャ…バシャ……バシャ…」

    そのお地蔵はイタズラをされたように、バットで崩されていて

    ガラクタに埋まった場所には、無数の落書きがされてあった 


    何があったのか、その赤子は口がないゆえに語ることはない

    だが悲惨なことこどが隠されていたのだろう


    いつかの供養、その供養で収まった眠りは

    いつかの愚行により、歪み…いずれ孵る存在へと変貌したのだろうか

  • 52雨呼び蛙25/07/26(土) 22:22:00

    >>49

    ..........................ゲコ

    【雨雲を貴方に降らせながら、貴方の頭を優しく撫でようとする】

スレッドは7/29 22:22頃に落ちます

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