【⚓️🎲AI】あにまん名作劇場『人間になりたがった猫』

[1 ◆qcSQN4N5gc 25/07/28(月) 17:06:30]

※文章作成はCharGPTに丸投げ

───
安価とダイスで展開を決めて、ストーリーをAIに出力してもらうシリーズです。

人間になりたがる猫、ライオネルの先に待つのは光か、それとも闇か。

[2 ◆qcSQN4N5gc 25/07/28(月) 17:07:20]

───

昔々、ブライトフォードという小さな町の外れに、古くて深い森がありました。

町の人々はそこを「ダンスタンの森」と呼び、決して近づこうとはしませんでした。
理由は誰も正確には知りません。ただ、夜になると、森の奥から不思議な光がちらつき、木々の間に人のようで人でない影が見えると、そんな噂だけが語り継がれていたのです。

[3 ◆qcSQN4N5gc 25/07/28(月) 17:07:55]

けれど、森のもっと奥深く、見つけることすら難しい小道の先に、一つの庵がありました。

そこに住んでいたのは、ステファヌスという名の魔法使いの老人。
年老いていても背筋はまっすぐ、目には深い森と同じだけの静けさと謎を宿していました。

かつて、彼は人間の世界に失望し、すべてのしがらみを捨てて、この森に引きこもったのです。
魔法で森を守り、外からの干渉を防ぎ、やがて人々の記憶からもその存在を消してしまいました。

[4 ◆qcSQN4N5gc 25/07/28(月) 17:08:48]

そんなステファヌスの庵に、一匹の猫が暮らしていました。
白と黒のまだら模様を持つ、どこか夢見心地な目をした猫。

名前はライオネル。

魔法によって人の言葉を話すことができるこの猫は、ステファヌスの助手として、長い年月を共に過ごしてきました。
薬草を運び、巻物を整理し、ときには詩を朗読して、師の機嫌を取ることも忘れません。

[5 ◆qcSQN4N5gc 25/07/28(月) 17:09:26]

けれど、その日の午後、庵の書斎で薪の火がパチパチと音を立てる中、ライオネルはいつになく真剣な面持ちでこう言ったのです。

「ステファヌス先生。人間になるには、どうすればいいですか？」

ステファヌスはしばし沈黙し、ゆっくりと本から目を上げました。

[6 ◆qcSQN4N5gc 25/07/28(月) 17:09:54]

ライオネルが人間になりたがる理由を、該当するレス下3つからダイス

[7 二次元好きの匿名さん 25/07/28(月) 17:15:23]

好奇心が強くいつか世界各地を冒険したかった
そのためには人間になったほうが都合がいいと思った

[8 二次元好きの匿名さん 25/07/28(月) 18:01:40]

書物で人間の暮らしや仕事、娯楽、芸術を見て素晴らしいと思ったから
猫の自分にはそうしたことが何一つできないと思ったから

[9 二次元好きの匿名さん 25/07/28(月) 18:22:06]

人間に恋をして、結ばれるために人間になりたいと思った

[10 ◆qcSQN4N5gc 25/07/28(月) 18:23:06]

1.>>7

2.>>8

3.>>9

dice1d3=3 (3)

[11 ◆qcSQN4N5gc 25/07/28(月) 18:24:13]

猫が恋した相手とは一体……

森のどこで出会ったか、どんな女性か、該当するレス下3つからダイス

[12 二次元好きの匿名さん 25/07/28(月) 18:28:14]

森の泉まで散歩に行った時、白いドレスに茶色い髪の若い娘を遠目に見た

[13 二次元好きの匿名さん 25/07/28(月) 18:32:20]

森の中を流れる川で出会った健気に水をくむ少女に心を打たれた。
腰まで届く長い銀髪、灰色の瞳、白い肌。可愛らしい顔立ち。小学生くらいに見える童顔と小柄で華奢な体格だが、それらとは不釣り合いな爆乳。
気が弱く内向的だが、心優しく献身的な少女。

[14 二次元好きの匿名さん 25/07/28(月) 18:52:18]

ひまわりから油を作っている農家の娘、

[15 ◆qcSQN4N5gc 25/07/28(月) 18:57:41]

1.>>12

2.>>13

3.>>14

dice1d3=2 (2)

[16 ◆qcSQN4N5gc 25/07/28(月) 19:12:51]

ステファヌスはしばらく黙ったまま、煙草もふかさず、火の揺れる炉の前でじっと腕を組んでいました。
窓の外では風が木々を揺らし、遠くでフクロウが鳴いています。

「……お前はなぜ、人間などになりたいと思うのだ」

ようやく発せられたその声は、呆れと警戒と、わずかな哀しみを含んでいました。

ライオネルはまっすぐステファヌスの目を見上げました。
毛並みの奥に隠された心は、どこか切実な光を帯びています。

「人間の女の人を、好きになったからです」

それは、静かな声でした。けれど、子猫が気まぐれに口にする甘えの一言ではありませんでした。

ステファヌスの眉がわずかに動き、ライオネルは続けました。

[17 ◆qcSQN4N5gc 25/07/28(月) 19:14:02]

「数日前、川のあたりまで歩いていった時のことです。茂みの陰から覗くと……一人の女の子がいました。水瓶を持って、川の水を汲んでいたんです」

ライオネルの灰色の瞳がふっと細くなり、遠くを見るような表情になりました。」

「腰まで届く銀色の髪、透き通るような肌、灰色の瞳。そして……なんとも可愛らしい顔立ちでした。水を運ぶ姿も、言葉にしがたいほど健気で……どうしてだかわからないけれど、その人のことが、ひどく美しく思えたんです」

炎のはぜる音だけが、庵の静けさを破っていました。
ステファヌスは何も言わず、じっと炎を見つめたまま考え込んでいます。

ライオネルは、何かを探るように問いかけました。

「先生……僕が人間になれたら、その人と話すことができますか？　笑いかけてもらえますか？　同じ世界に立てますか？」

ステファヌスは返事をしませんでした。
ですがその目には、長い時を超えてなお忘れ得ぬものを思い出すような、深い翳りが浮かんでいました。

[18 ◆qcSQN4N5gc 25/07/28(月) 19:14:35]

ライオネルの言葉にステファヌスは……

該当するレス下3つからダイス

[19 二次元好きの匿名さん 25/07/28(月) 19:27:28]

条件付きで人間にしてやる

[20 二次元好きの匿名さん 25/07/28(月) 19:35:33]

人間にはしてやる
だがその娘が欲しいのならわしの出す試練をすべて乗り越えてみよ
力なき有象無象にカワイイ孫娘はやらん

[21 二次元好きの匿名さん 25/07/28(月) 19:39:59]

人間にしてやれるが、あまりオススメはしない

[22 ◆qcSQN4N5gc 25/07/28(月) 19:48:06]

ホスト規制された……

[23 ◆qcSQN4N5gc 25/07/28(月) 19:48:37]

あ、いけました？

1.>>19

2.>>20

3.>>21

dice1d3=3 (3)

[24 ◆qcSQN4N5gc 25/07/28(月) 19:53:37]

ステファヌスは長い沈黙の末に、椅子から立ち上がりました。
炉の火が彼の影を壁に揺らめかせます。
その背中は、かつて幾度も禁術に手を染めた魔法使いのそれでありながら、今は老いと慎重さと、わずかな諦めに満ちていました。

「……気は進まぬが、人間にしてやろう」

それは、低く、どこか疲れた声でした。

ライオネルの耳がぴくりと動きますが、ステファヌスは何も言いませんでした。
ステファヌスは魔法の杖をゆっくりと棚から取り出すと、一本の巻物を解いて、淡く光る言葉を唱えはじめます。

「だが覚えておけ、ライオネル。きっとお前は後悔する。いずれ私のもとに戻ってきて、猫に戻してくれと泣くことになるだろう。それでもなお、望むのか？」

ライオネルは一歩前に出て、まっすぐに頷きました。

「……はい。僕は、それでも、あの人に会いたいんです」

ステファヌスはため息をひとつ。やがて彼の口から、古の言葉が静かに紡がれてゆきました。
空気がふるえ、庵の中の光が揺らぎ、世界が少しだけ軋んだように感じられます。

すると――

[25 ◆qcSQN4N5gc 25/07/28(月) 19:54:36]

ライオネルの身体が淡い光に包まれ、しなやかな猫の四肢が徐々に変化しはじめました。
白と黒の毛並みはそのまま、今度は服の柄として染み込んでゆきます。
足が長くなり、手が指を持つようになり、猫の耳と尻尾が消えてゆきました。

そして光が消えた時――

そこに立っていたのは、まだ年若い、けれど目にどこか猫の気高さと好奇心を宿した少年でした。
白と黒のパッチワークのような上着、裾の長いマント、柔らかな髪は濡れた羽毛のように首にかかっています。

ライオネルは自分の手を見つめ、指を動かしました。そして初めて、ぎこちなく微笑みました。

「これが……人間……」

彼の声は、かすかに震えていました。

ステファヌスはその姿を見て、ゆっくりと椅子に腰を下ろし、再び煙草に火をつけました。

「さあ行け、恋に憑かれた愚か者よ。人の世界がどんなものか、その目で確かめてくるがいい」

[26 ◆qcSQN4N5gc 25/07/28(月) 19:56:37]

ライオネル(人間)の能力ダイス

筋力　dice1d100=85 (85)

体力　dice1d100=48 (48)

精神力　dice1d100=33 (33)

俊敏性　dice1d100=2 (2)

外見　dice1d100=91 (91)

知性　dice1d100=42 (42)

常識　dice1d100=64 (64)

[27 ◆qcSQN4N5gc 25/07/28(月) 20:01:59]

「ありがとうございます、ステファヌス先生！」

ライオネルは振り返り、ぱっと笑顔を浮かべてそう言うと、扉を開けて朝の森へと駆け出した。

朝露のきらめく森は、まだ眠たげで、葉擦れの音が風に溶けていく。小鳥たちがさえずり、空は夜明けの名残をほんのりと染めていた。

ライオネルは小道を走る。地面の感触が猫のときとはまるで違う。四足から二足へ。草をかき分ける感覚、跳ねる力、風を切る勢い――それらすべてが重たく、鈍く感じられた。

「……速くない……」

彼は息を切らし、木の根元で立ち止まった。

いつもなら木の枝から枝へひと飛びだった。けれど今は、跳ぼうとしただけで膝が折れ、泥に足を取られた。耳も遠くなった気がするし、目もぼんやりしている。

「人間って、こんなに遅いのか……？」

が、次の瞬間、彼は川辺へと降り、澄んだ水面をのぞき込んだ。

[28 ◆qcSQN4N5gc 25/07/28(月) 20:02:43]

そこには、白と黒の服を着た、一人の少年が映っていた。
ふわふわと風に揺れる髪、すっと通った鼻筋、灰色の瞳。そこにはまだ猫の面影が残るものの、確かに“人”としての姿があった。

ライオネルはその顔に満足そうに微笑んだ。

「うん……悪くない」

それから彼は立ち上がり、森の斜面を登っていった。陽が差し始める頃、樹々の間から視界が開ける。

草を踏みしめ、風を受けながら、小さな丘の上に出ると――

そこには、なだらかな道が町へと続いていた。
赤い屋根の家々、教会の尖塔、朝もやに包まれたブライトフォードの町並みが、静かに目の前に広がっていた。

[29 ◆qcSQN4N5gc 25/07/28(月) 20:04:04]

ライオネルが最初に出会う人間は

dice1d3=3 (3)

1.薬の行商人タドベリー

2.町の魚屋トレバー

3.安価下3つからダイス

[33 ◆qcSQN4N5gc 25/07/29(火) 09:58:30]

1.>>30

2.>>31

3.>>32

dice1d3=2 (2)

性別は男です。

年齢 20+ dice1d40=5 (5)

容姿・性格などを、該当するレス下3つからダイス

[34 二次元好きの匿名さん 25/07/29(火) 10:34:14]

長身で茶色の短髪
商売熱心で飄々とした人たらし

[35 ◆qcSQN4N5gc 25/07/29(火) 18:22:45]

レスが消されてますね。
選ばれたのはタドベリーです。あと2つ安価を募集

[36 二次元好きの匿名さん 25/07/29(火) 19:20:52]

薬屋タドベリーの容姿性格を書けばいいのね

・うねりのある黒い短髪
・ヒゲがある
・褐色肌
・灰色の服と帽子

・ユーモアに富んだ性格
・利益よりも病人や怪我人を助けることを優先する

[37 二次元好きの匿名さん 25/07/29(火) 20:45:15]

【外見】
・長身で華奢な体格。一本に束ねた黒髪、黒い瞳、白い肌。涼やかな風貌の女性に見える端正な顔立ち。

【性格】
・生真面目でお人好しだが融通がきかない。仕事に関してはプライドが高く頑固な職人肌。

[38 ◆qcSQN4N5gc 25/07/29(火) 20:58:03]

1.>>34

2.>>36

3.>>37

dice1d3=3 (3)

これはGrokに出力してもらったライオネル

[39 ◆qcSQN4N5gc 25/07/29(火) 21:02:09]

町へと続く道は、まだ人の気配もなく、土の匂いと静けさに包まれていた。

そんなときだった。

道の先から、ひとりの旅人が現れた。
長身で、すらりとした体格。背には革の大きな背嚢を負い、足取りはまっすぐだが、どこか周囲を警戒するような慎重さがある。

近づくにつれて、ライオネルは思わず目を見張った。
その人は、一見すると涼やかな美貌の女性のようだった。
長く束ねた黒髪、切れ長の黒い瞳、白く透き通るような肌――どこか近寄りがたい気品すらある顔立ち。

だが、その人物は静かにライオネルを見下ろし、低く落ち着いた声で言った。

「……子どもか？　この辺りで見る顔じゃないな」

男だった。
声の響きと、立ち姿の芯の通り方が、はっきりとそれを物語っていた。

[40 ◆qcSQN4N5gc 25/07/29(火) 21:03:07]

ライオネルは少し戸惑いながらも、笑顔を浮かべた。

「おはようございます。僕、森の中から出てきたんです。町に行こうと思ってて……」

男は少し眉をひそめ、じっとライオネルを見つめる。
その目には計り知れない慎重さと、職業的な観察眼のようなものがあった。

「森から、だと……？ひとりで？――妙だな」

彼は不審がっているようだったが、それでも声にとげはなかった。

「……まあいい。子どもを見捨てるのは気が進まん」

そう言って男は手を差し出した。

「俺の名はタドベリー。薬を売って歩いてる行商人だ。ちょうど町に向かうところだった。少しの間だけ、道連れになってやる」

ライオネルは目をぱちくりさせた後、その手を握り返した。

「ありがとう、タドベリーさん。僕、ライオネルって言います」

こうして、人間になったばかりの猫と、薬売りの男は、思いがけず同じ道を歩きはじめた。

[41 ◆qcSQN4N5gc 25/07/29(火) 21:03:48]

その後　dice1d2=2 (2)

1.何事もなく町に到着

2.安価下3つからダイス

[45 ◆qcSQN4N5gc 25/07/30(水) 09:50:54]

1.>>42

2.>>43

3.>>44

dice1d3=1 (1)

[46 ◆qcSQN4N5gc 25/07/30(水) 09:53:15]

ブライトフォードの町は

政治　dice1d100=54 (54)

経済　dice1d100=19 (19)

社会　dice1d100=2 (2)

治安　dice1d100=36 (36)

[47 ◆qcSQN4N5gc 25/07/30(水) 10:00:55]

午前の陽が斜めから町を照らし、ブライトフォードの城壁がゆっくりと近づいてくる。
門は半ば開け放たれていたが、見張りの兵士の顔には緊張の色が浮かんでいた。

ライオネルとタドベリーは並んで町へと足を踏み入れた。
その瞬間、ライオネルは息を呑んだ。

石畳の道。古びた家々。行き交う人々の足取りは速く、顔にはどこか影が差している。
笑い声もなく、店先の看板もどこか古びていて、花の咲く窓辺さえ寂しげだった。

「……ここが、ブライトフォード……？」

ライオネルは子猫のころ、森の丘の上から見下ろしていたこの町を思い出した。
そのときは、きらきらと光る屋根や塔の影が美しく、まるでおとぎ話のように見えたのだ。

けれど今、目の前にあるのは、どこか擦り切れた現実。

町の中心に向かうにつれ、人々の話し声が耳に入ってくる。

「また税が上がるんだってさ……」
「町長様も、もう長くはないらしい」
「盗賊が出たって噂、ほんと？」

[48 ◆qcSQN4N5gc 25/07/30(水) 10:01:57]

タドベリーは歩きながら、小さく舌打ちをした。

「相変わらずだな、この町は……人間の心が荒むと、町まで薄汚れてくる」

ライオネルは聞こえないふりをして、きょろきょろと町のあちこちを見渡していた。
目は常に、ひとりの姿を探していた。

――あの子。
銀の髪、灰色の瞳、水を汲んでいた少女。

「どこにいるんだろう……この町に、いるはず……」

思わずつぶやいた言葉を、タドベリーは聞き逃さなかった。

「誰か探してるのか？」

ライオネルは一瞬、言葉に詰まったが、すぐに笑顔を作ってごまかした。

「うん、ちょっとだけ……顔を見てみたい女の人がいるんだ」

「ふん……年頃か」

タドベリーは荷物の位置を直し、ややぶっきらぼうに言った。

[49 ◆qcSQN4N5gc 25/07/30(水) 10:02:09]

「まあ、ここで暮らす気なら、あまり余所者面はしない方がいい。誰もが他人を信用しない町だ。ついてこい、知ってる宿がある」

ライオネルはこくりと頷き、その後ろをついて歩き出す。
けれどその胸の奥には、今もはっきりと、あの少女の横顔が灯っていた。

彼女の名も、声も知らない――
けれど、それを知るために、自分は人間になったのだ。

そう、自分はもう、猫じゃない。
人間として、ここに立っている。

そう思いながら、ライオネルは、ブライトフォードの雑踏の中へと歩みを進めていった。

[50 ◆qcSQN4N5gc 25/07/30(水) 10:03:07]

ライオネルの次の行動、または展開を該当するレス下3つからダイス

ついでにGrokに出力してもらったタドベリーをペタリ。
あんまり中性的にならんかった。

[52 二次元好きの匿名さん 25/07/30(水) 16:40:00]

仕事を探して路銀を稼ぐ

[53 二次元好きの匿名さん 25/07/30(水) 17:29:43]

町中を歩いていると裕福そうなお姉さんに「お小遣いあげるから一晩どう？」と誘われる
どうやら外見を気に入られたようだ

[54 ◆qcSQN4N5gc 25/07/30(水) 17:59:09]

1.>>51

2.>>52

3.>>53

dice1d3=2 (2)

[55 ◆qcSQN4N5gc 25/07/30(水) 18:06:07]

宿屋は、町の外れにある三階建ての木造の建物だった。
看板には《クロウの爪亭》という名が掲げられている。入り口の扉はところどころ割れ、軒先に吊るされたランプは風に揺れてかすかにきしんでいた。

「ここかい……？」とライオネルが不安げに尋ねると、タドベリーは荷物を下ろしながらぶっきらぼうに言った。

「ほかにまともな宿なんて、もうこの町には残っちゃいないさ。ここは安いし、飯もまぁ食える。盗みさえ働かなきゃ、誰も何も言わん」

タドベリーは慣れた様子で帳場に話をつけると、奥の部屋の鍵を二つ手に入れた。
ライオネルが財布を取り出そうとして気づいた。

財布もなければ、そもそもお金というものを一度も持ったことがなかったのだ。

「……あっ」

[56 ◆qcSQN4N5gc 25/07/30(水) 18:07:33]

その顔を見て、タドベリーは眉をひそめた。

「まさかとは思ったが、やっぱり手ぶらか。宿代も、飯代も、着替えもない……ったく、どこから来たって言うんだ、お前は」

ライオネルは気まずそうに笑った。

「ごめんなさい……僕、人間になったばかりで――じゃなくて、事情があって、お金がないんです」

タドベリーは少し首を傾げたが、すぐに深いため息をついた。

「……仕方ない。今夜の宿代と飯は、俺が出す。ただし、それっきりだ。甘えるなよ」

「うん、ありがとう！　本当にありがとう！」

「だがな――」タドベリーはライオネルをぐいと睨んだ。

「働け。子どもでもできる仕事は、探せばある。お前にできるかは知らんがな」

ライオネルは、ぴんと背筋を伸ばした。

「うん、やってみる！できることを見つけるよ！」

タドベリーは一瞬驚いたように目を細めたが、すぐにそっぽを向いた。

「……なら、日が沈むまでに見つけろ。ただし、危ない連中も多いからな。用心して動け」

[57 ◆qcSQN4N5gc 25/07/30(水) 18:08:00]

そうして二人は、一度宿を出て、町の路地へと戻った。

商人たちの声が飛び交い、パン屋の煙突からは白い煙が上がる。
一角では大工が釘を打ち、別の通りでは荷車が壊れて人々が怒鳴り合っていた。

ライオネルは目を輝かせながら歩き出した。

「仕事、仕事……僕にできることって、なんだろう？」

[58 ◆qcSQN4N5gc 25/07/30(水) 18:08:20]

ライオネルの目に止まった職業を、下3つからダイス

[59 二次元好きの匿名さん 25/07/30(水) 18:18:10]

霊薬の調合師

[60 二次元好きの匿名さん 25/07/30(水) 18:19:47]

貨物の搬出
結構な力仕事で屈強な男たちがせわしなく動き回っている

[61 二次元好きの匿名さん 25/07/30(水) 18:29:22]

酒場の給仕

[62 ◆qcSQN4N5gc 25/07/30(水) 18:32:12]

1.>>59

2.>>60

3.>>61

dice1d3=3 (3)

[63 ◆qcSQN4N5gc 25/07/30(水) 18:37:07]

町を歩き回っていたライオネルの足が、ある建物の前でぴたりと止まった。

木の看板に描かれているのは、泡立つジョッキと音符のマーク。扉の向こうからは、陽気な笑い声と歌声、皿やジョッキのぶつかる音が漏れ聞こえてくる。

「……ここ、“酒場”ってやつ？」

ライオネルが興味津々で見上げていると、後ろからタドベリーが腕を組みながら追いついてきた。

「《赤いグラス亭》だ。夕方から特に混み合うが、昼間も掃除や仕込みで忙しい。お前のような小僧でも、手伝いぐらいならできるかもな」

ライオネルは、ぱっと顔を明るくした。

「やってみたい！ 人も多そうだし……もしかしたら、あの女の人のことを知ってる人がいるかも！」

「ふん……だろうと思ったよ」

タドベリーは苦笑しながら呟いた。

[64 ◆qcSQN4N5gc 25/07/30(水) 18:37:45]

「酒場は人の集まる場所だ。旅人も地元の連中も、噂話を肴に酒を飲む。町の誰がどこに住んでるか、何をしてるか、よく知ってる連中がいる」

ライオネルは真剣な顔でうなずいた。

「じゃあ、お願いしてみる！」

タドベリーは背中の荷物を直しながら言った。

「俺はこの先の薬屋に顔を出す。ここでやるなら、ひとりで行け。できれば夕暮れまでに宿に戻れ。それができないなら、ちゃんと理由を話すこと」

「うん、わかった！」

タドベリーはそれ以上何も言わず、踵を返して去っていった。
その背中は、どこか安心したようにも見えた。

[65 ◆qcSQN4N5gc 25/07/30(水) 18:38:23]

ライオネルは深呼吸を一つして、酒場の扉に手をかける。
重たい扉を押し開けると、中には木の床を磨いている中年の女将と、テーブルを運んでいる若い少年の姿があった。

女将がライオネルに気づいて、眉をひそめる。

「おや、見かけない顔ね。何の用？」

ライオネルは一歩前に出て、まっすぐに言った。

「僕、働きたいんです。給仕でも、皿洗いでも、掃除でも、なんでもします！」

[66 ◆qcSQN4N5gc 25/07/30(水) 18:39:15]

女将と、先輩の給仕の少年
2人の容姿と性格を、下3レスからダイス

[67 ◆qcSQN4N5gc 25/07/30(水) 18:39:42]

名前はAIにおまかせしようかなと思いますが、アイデアありましたらどうぞ

[68 二次元好きの匿名さん 25/07/30(水) 18:56:11]

二人同時かな

【女将】
女性としては長身で爆乳爆尻といったセクシーな体型。腰まで届く波打つ長い茶髪、茶色い瞳。おっとりとしていて優しそうな顔立ち。
小言が多いが心優しく面倒見がよい「おかん」的な性格。
【先輩】
中肉中背だが鍛えられた筋肉質な体つき。短く刈り上げた黒髪、黒い瞳。日に焼けた肌。生意気そうな顔立ち。
普段は生意気で意地っ張りだが、根は善良で困った人を見過ごせないお人よし。

女将の名前がアリーで先輩の名前はビリー。

[71 ◆qcSQN4N5gc 25/07/31(木) 10:49:07]

1.>>68

2.>>69

3.>>70

dice1d3=2 (2)

[72 ◆qcSQN4N5gc 25/07/31(木) 10:54:01]

「ふーん、働きたい、ねぇ……？」

女将はモップの柄に手をかけたまま、じろりとライオネルを見下ろした。

ちぢれた茶髪を後ろでざっくり束ね、袖をまくった腕には薄く筋肉が浮いている。
年は四十を過ぎているはずだが、その眼差しは少女のように生き生きとしていて、同時に一瞬で相手の腹の中を見抜くような鋭さを持っていた。

「その細っこい体で、給仕が務まると思ってんの？　皿は重いし、客はうるさいし、酔っぱらいには肩を抱かれることもあるわよ」

ライオネルは一歩も引かず、真剣な顔で答えた。

「できます。……少し不器用かもしれないけど、がんばります。ここで働きたいんです！」

[73 ◆qcSQN4N5gc 25/07/31(木) 10:54:34]

女将は腕を組み、ふっと鼻で笑った。

「……まったく、まっすぐな子ってのは損するわね。あんた、どこの子？」

「えっと……森のほうから来ました」

「は？」

女将の眉がぴくりと跳ねた。

「森？　あのダンスタンの森かい？　あんた、まさかあの呪われた森の出ってんじゃないだろうね？」

「呪われて……？」

ライオネルはぽかんとした顔で聞き返した。
女将は額を押さえてため息をつく。

「まぁいいわ。今さら出自で驚く町じゃないし、何より人手は足りてない。掃除、皿洗い、床の拭き掃除、あと……裏口にいる鶏どもに餌をやれるかい？」

「鶏……やれます！」

「じゃあ、試しに今夜までやってごらん。ろくに働けなかったら、そのまま帰ってもらうけど、それでいい？」

「はい、お願いします！」

[74 ◆qcSQN4N5gc 25/07/31(木) 10:55:30]

女将は手を腰に当て、少しにやりと笑った。

「よし、じゃあまずは名前。あたしはベル。ここの女将。あんたの名は？」

「ライオネルです」

「ライオネル、ね。ふーん……ちょっと気取った名前だけど、まぁいいわ。給料は働き次第。最初のうちは小銭だけど、文句言わないこと」

「もちろんです！」

ベルは椅子を運んでいる少年に向かって、声を張った。

「おーい、アル！ 新入りが来たよ！ しばらくおまえの下で使うから、優しくしてやんな！」

「また俺かよ！」という少年の声が返ってきたが、ベルは意に介さず笑っていた。

こうしてライオネルの酒場での一日が、始まった――

[75 ◆qcSQN4N5gc 25/07/31(木) 10:56:03]

先輩給仕アルの容姿と性格を、該当するレス下3つからダイス

[77 二次元好きの匿名さん 25/07/31(木) 15:30:51]

中肉中背だが鍛えられた筋肉質な体つき。短く刈り上げた黒髪、黒い瞳。日に焼けた肌。生意気そうな顔立ち。
普段は生意気で意地っ張りだが、根は善良で困った人を見過ごせないお人よし。

少女にするのもアリなんだろうか？わからん。

[78 ◆qcSQN4N5gc 25/07/31(木) 15:40:03]

性別は男です。
ですので76がダイスで出たら男の子っぽく変えさせてもらいます。

[79 二次元好きの匿名さん 25/08/01(金) 00:27:47]

ライオネルよりも幼そうな小柄で華奢な短い金髪の美少年。
無邪気で明るく、少年らしい英雄願望がある。

[80 ◆qcSQN4N5gc 25/08/01(金) 04:00:25]

1.>>76

2.>>77

3.>>79

dice1d3=2 (2)

[81 ◆qcSQN4N5gc 25/08/01(金) 08:54:04]

すぐに現れたのは、年の頃は十五、六といった少年だった。

中肉中背ながら、腕まわりや肩には無駄のない筋肉がついている。
黒く短く刈り上げた髪、鋭い黒い瞳。
そして何より、どこか反抗的に口元を吊り上げたその表情が、彼の性格をよく表していた。

「新入りって、こいつかよ」

少年――アルは、あからさまにめんどくさそうな顔でライオネルを見た。

「ずいぶん細っこいじゃねぇか。皿持ったらよろけるんじゃねぇの？　そもそも給仕ってわかってんのか？　水こぼしたら怒鳴られるし、つまみ食いしたら首だぞ」

ライオネルはやや気圧されながらも、にこっと笑って頭を下げた。

「よろしくお願いします、アルさん。できるだけ邪魔にならないようにがんばります！」

その素直すぎる言葉に、アルはむっとした顔をしたが――どこか照れたように鼻を鳴らした。

[82 ◆qcSQN4N5gc 25/08/01(金) 08:54:35]

「……ったく、敬語なんか使うな。年もたいして変わんねぇだろ。あと“さん”もやめろ。変な感じだ」

「う、うん……わかった。アル、だね」

「そう。それでいい」

アルは無愛想な声で言うと、厨房の片隅にある棚から雑巾を取り出し、ライオネルにぽいと投げた。

「じゃあ、お前の初仕事だ。食堂の床、テーブルの下まで全部拭け。あんまりテキトーにやると、ベル姐さんが鍋でどつくぞ。あれはマジで痛ぇからな」

「うん、任せて！」

[83 ◆qcSQN4N5gc 25/08/01(金) 08:55:03]

ライオネルは雑巾を手に、さっそく食堂の床にひざをついた。
慣れない人間の身体でしゃがみ込むのもぎこちなく、バランスを取るのにひと苦労だ。

それを見て、アルはため息をついた。

「……ったく、世話の焼けるやつが来たもんだ」

だがその目は、先ほどより少しだけ、やわらかくなっていた。
なんだか放っておけない――そんなふうに思ったのだ。

「いいか、ライオネル。給仕は体力勝負だ。慣れりゃなんとかなる。俺がちゃんと教えてやるから、せいぜい食らいついてこいよ」

「うん、ありがとう、アル！」

こうして、元・猫の少年ライオネルと、生意気だが面倒見のいい少年アルとの、にぎやかな仕事の時間が始まった。

酒場のざわめきと、まだ見ぬ少女の面影が、ライオネルの胸の奥で、静かに重なり合っていた。

[84 ◆qcSQN4N5gc 25/08/01(金) 08:55:32]

夕方、酒場が賑わう時間帯の出来事

該当するレス下3つからダイス

[85 二次元好きの匿名さん 25/08/01(金) 10:25:26]

酔っ払い同士の乱闘騒ぎ

[86 二次元好きの匿名さん 25/08/01(金) 12:10:20]

のんだくれが町の美人について語り合っている
その話の中で想い人と思われる人物の有力な情報が出る

[87 二次元好きの匿名さん 25/08/01(金) 19:44:42]

酔った客がライオネルについて話していた

[88 ◆qcSQN4N5gc 25/08/01(金) 20:00:00]

1.>>85

2.>>86

3.>>87

dice1d3=2 (2)

[89 ◆qcSQN4N5gc 25/08/01(金) 20:02:32]

夕暮れ時、《赤いグラス亭》はすっかり喧騒の渦中にあった。

仕事を終えた労働者たちや、町を通りがかる旅人たちが次々と流れ込み、木の床は靴の泥で汚れ、酒の香りが空気を満たしていた。

「おーいライオネル、水もうひとつ！　そこのテーブル拭きな！」

「皿運ぶときは背中真っ直ぐに！　姿勢が悪いと、酒がこぼれるぞ！」

アルの怒号と、女将ベルの掛け声が飛び交う中、ライオネルはひたむきに走り回っていた。
慣れない身体で皿を運び、空いたジョッキを下げ、テーブルの隅まで丁寧に拭く。
汗が額を流れ、息が切れても、それでも手を止めなかった。

「もう一息……頑張るんだ、僕……」

そんなときだった。
奥の一角、酔いの回った男たちが数人でテーブルを囲み、声を上げて笑いながら話していた。
ライオネルはその近くを通りかかったとき、ふと彼らの会話が耳に入ってきた。

[90 ◆qcSQN4N5gc 25/08/01(金) 20:03:02]

「――だーからよ、俺が言っただろ？　この町一番の美人っつったら、あの子に決まってるんだって！」

「銀髪の？　……ああ、ええと、名前……なんだったかな、なんか変わった名前だったよな」

「ラ、ラティシアとか、ラ……レア……」

「違ぇよ！　リィネだ、リィネ！」

その名前に、ライオネルの足がぴたりと止まった。

「リィネ……！」

男たちの声は続く。

[91 ◆qcSQN4N5gc 25/08/01(金) 20:03:45]

「白い肌に灰色の目、あれは絶対どっかの貴族の血が混じってるんだって。姿勢もキレイだし、声もやけに澄んでてな。まるで人形みたいだったぜ」

「だけど、変わった娘だよな。俺ん家の近くじゃほとんど見かけないし、町でもあんまり話さない。口が利けるのか心配になるくらいだ」

「水くみのときしか出てこないって話だぜ。あの森の近くの小道を通って……あんた知ってるか？　あの、ダンスタンの森のはずれにある井戸道だ」

ライオネルの鼓動が一気に早くなる。
胸の奥に、確かなものが灯る。

――間違いない。
彼らが話している「リィネ」という少女こそ、自分が恋をしたあの銀髪の娘だ。

森の中で水を汲んでいた、あの横顔、白い手元、そして静かな気配――
全てが、名前というかたちを伴って、現実として結びついた。

[92 ◆qcSQN4N5gc 25/08/01(金) 20:04:18]

「リィネ……リィネ……」

ライオネルは小さく呟き、胸に刻み込むようにその名を繰り返した。

「おーい、ライオネル！　何突っ立ってんだよ、早く皿運べって！」

アルの声が飛んできて、ライオネルははっと我に返った。

「ご、ごめん！　今行く！」

皿を抱えて走りながらも、頭の中にはもう、別の光景が浮かんでいた。
あの小道、森のはずれ、そして――リィネ。

ついに、彼女の名を知ったライオネルは、今まで以上に胸を熱くして、皿の一枚一枚を運び続けた。
彼の心は、再び“恋する猫”のように、静かに、しかし確かに、熱を帯びはじめていた。

[93 ◆qcSQN4N5gc 25/08/01(金) 20:04:35]

次の展開を、該当するレス下3つからダイス

[94 二次元好きの匿名さん 25/08/02(土) 02:04:46]

気の迷いだと思う

[95 二次元好きの匿名さん 25/08/02(土) 10:37:49]

その日の仕事を終えた後、彼女が現れるという井戸道について調べる

[97 ◆qcSQN4N5gc 25/08/02(土) 19:30:29]

1.>>94 何を気の迷いだと思ったんだろう

2.>>95

3.>>96

dice1d3=2 (2)

[98 ◆qcSQN4N5gc 25/08/02(土) 19:32:27]

酒場の片付けが終わったのは、夜もすっかり更けた頃だった。
暖炉の火が赤く揺れ、店の喧騒も次第に静まり、客たちは寝床か闇へと散っていった。

「今日は……ここまででいいわ。よくやったじゃない」

女将のベルがそう言ってくれたとき、ライオネルは少し誇らしげに頷いた。

だが――心は、すでに別の場所にあった。

《赤いグラス亭》を出たライオネルは、ひんやりとした夜の空気の中、街灯の少ない裏通りを足早に歩きはじめた。

[99 ◆qcSQN4N5gc 25/08/02(土) 19:33:05]

――井戸道。
男たちが話していた、森の手前にある古びた道。水を汲みに来る少女――リィネが現れる場所。

町の外れまで出ると、夜の静寂がいっそう深まってくる。
石畳が土に変わり、視界には木立の影が忍び寄ってくる。

やがて、一本の細い分かれ道にたどり着いた。
獣道のような細さだが、踏みしめられた痕跡があり、足元には枯葉と水のしずくが残っている。

ライオネルは灯りを持たず、暗闇の中をそろりそろりと進んでいった。
人間の目は猫ほど夜に強くない。それでも、不思議と怖くはなかった。
この森は、彼にとって“帰り道”でもあるのだから。

しばらく歩くと、木々の隙間から白く光るものが見えた。

[100 ◆qcSQN4N5gc 25/08/02(土) 19:33:23]

――それは、古びた石造りの井戸だった。
苔むした縁と、風に揺れるつるべ。誰が手入れしているのか、井戸の周りは不自然なほど整えられていた。

ライオネルは、そっと近づいて井戸の縁に手を置いた。

「……ここで、水を……」

想像の中のリィネが、音もなく現れて、つるべを下ろし、水をすくっている姿が浮かぶ。

銀の髪、白い手、静かな横顔――
再び目にしたその幻に、ライオネルの胸は静かに、しかし確かに波立った。

「……会えるかな……明日」

小さくつぶやいた声は、夜風にさらわれて、森の奥へと消えていった。

ほんの少し、肌寒さを感じたライオネルは、井戸の縁から離れ、夜の小道を戻りはじめた。
タドベリーが待つ宿屋へ。
けれど彼の心はもう、明日の朝に向かって、走り出していた。

[101 ◆qcSQN4N5gc 25/08/02(土) 19:33:47]

翌日、ブライトフォードの町でちょっとした事件が。
下3つからダイス

[102 二次元好きの匿名さん 25/08/03(日) 00:10:15]

最近ひったくりが多発しているらしい

[105 ◆qcSQN4N5gc 25/08/03(日) 11:07:16]

1.>>102

2.>>103

3.>>104

dice1d3=1 (1)

[106 ◆qcSQN4N5gc 25/08/03(日) 11:12:55]

翌朝、ライオネルは早くに目を覚ました。
薄曇りの空から差す弱い朝日が、宿の小窓から部屋の床に斜めに差し込んでいた。

「……今日は、あの井戸に行けば……」

そう呟いて身支度を整え、下の広間へ降りると、すでにタドベリーがテーブルに肘をついて座っていた。
冷ましたハーブ茶をすすりながら、眉間に皺を寄せている。

「おはよう、タドベリーさん。どうしたの？」

「……何かあったらしい。今朝から妙に町が騒がしい。広場に集まれって、衛兵が通りを回ってた」

「広場に……？」

[107 ◆qcSQN4N5gc 25/08/03(日) 11:13:24]

ふたりが宿を出て町の中心部に向かうと、すでに多くの人々が集まりざわついていた。
パン屋の主婦、鍛冶屋の職人、旅人、子どもたちまでもが何事かと身を寄せ合っている。

広場の中央には、革の鎧をまとった数人の衛兵が立ち、鉄の兜をかぶった隊長らしき男が声を張り上げていた。

「静まれ、静まれ！　よいか、町民諸君！」

喧騒が徐々に鎮まると、その男は重々しい声で言葉を続けた。

「このところ町内で、荷車荒らしや財布のひったくりが多発している。犯人はまだ捕まっていないが、どうやら身のこなしが素早く、複数で動いている可能性がある」

人々の間に、ざわめきが走った。

「盗賊団か……？」
「また治安が悪くなるのかよ……」
「町長は何をしてるんだ！」

衛兵は手を挙げて言葉をつづけた。

「ついては、しばらくのあいだ、夜間の外出は控えるように。旅人の姿にも注意を払ってくれ。怪しい者がいれば、衛兵詰所まで報告せよ！」

[108 ◆qcSQN4N5gc 25/08/03(日) 11:13:59]

ライオネルは顔をこわばらせた。

「……ひったくりって……リィネさん、大丈夫かな」

「行方の知れない相手の心配より、まずは自分の身を守れ」

タドベリーが冷静に言った。

「――だが、お前の言う“あの子”が、ひとりで井戸道を通ってるんなら、確かに用心したほうがいいな。あんなところは人気もねぇし、逃げ場もない」

「……行くよ」

ライオネルの瞳に、静かな決意が灯る。

「今日こそ、井戸へ。ちゃんと見て、話すんだ。会って、伝えたいことがあるんだ」

タドベリーは少し驚いたように彼を見たが、やがて苦笑いを浮かべた。

「まったく、手がかかるやつだ。……行け。ただし、何かあったらすぐ戻ってこい。いいな？」

ライオネルは力強く頷き、広場を背にして、再び森の方角へと歩き出した。

[109 ◆qcSQN4N5gc 25/08/03(日) 11:14:30]

リィネはいた？いた場合、ライオネルはどうする？

該当するレス下3つからダイス

[113 ◆qcSQN4N5gc 25/08/04(月) 11:04:46]

1.>>110

2.>>111

3.>>112

dice1d3=3 (3)

[114 ◆qcSQN4N5gc 25/08/04(月) 11:59:37]

森を抜け、朝の薄光の中を歩いていくと、ライオネルの胸は次第に高鳴っていった。

木々の間を縫うように続く細道。鳥のさえずりと風の音しか聞こえない、静かな森のはずれ。
そして――見覚えのある苔むした石の輪郭が、朝霧の中から姿を現した。

古井戸だ。
昨夜、彼が立ち寄った、あの井戸道の終点。

「……リィネ……」

ライオネルは呼吸を整えながら歩み寄った。
井戸の縁に手をかけて、静かに辺りを見回す。

――誰もいない。

けれど、そこには確かに“誰かがいた”痕跡が残っていた。

井戸の脇の土が、ほんのりと湿っている。
草が折れ、足跡のような跡がかすかに続いている。
つるべの木桶の内側には、まだ水滴が残っており、縁には小さな白い布の切れ端が引っかかっていた。

[115 ◆qcSQN4N5gc 25/08/04(月) 12:00:06]

「……さっきまで……ここにいたんだ」

ライオネルは布切れをそっと手に取る。
薄手の麻布――手拭いや、荷物を包むための布だろうか。ほんのりと、干し草のような香りがした。

彼女は、今朝もここに水を汲みに来た。
だが、何かに気づいて急いで立ち去ったのか、それともいつもと同じように、静かに帰っていったのか――

ライオネルは井戸の縁に腰を下ろし、空を仰いだ。
木々の隙間から漏れる光が、彼の髪と肩をやわらかく照らしていた。

「……もう少し早く来ていれば、会えたのかな……」

それでも、確かな希望が残っていた。
彼女はここに来る。今日も、たぶん明日も。
会える日は、遠くない――そう思えた。

ライオネルは、拾った布切れを大切に懐へしまい、そっと立ち上がった。

[116 ◆qcSQN4N5gc 25/08/04(月) 12:00:29]

その日も夜まで酒場で働くライオネル

展開を、該当するレス下3つからダイス

[118 二次元好きの匿名さん 25/08/05(火) 02:00:37]

酔ってしまう

[119 二次元好きの匿名さん 25/08/05(火) 08:37:05]

酔った客にからまれる

[120 二次元好きの匿名さん 25/08/05(火) 08:37:40]

強盗がきた

[121 ◆qcSQN4N5gc 25/08/05(火) 10:41:38]

1.>>118

2.>>119

3.>>120

dice1d3=3 (3)

[122 ◆qcSQN4N5gc 25/08/05(火) 11:55:28]

夕方、再び《赤いグラス亭》は喧騒に包まれていた。

ライオネルは昨日よりも手際よく皿を運び、客の注文に応じて水やパンを配っていた。
ベルは厨房で鍋を振り、アルは大声で酔っ払いの注文をさばいている。

「おいライオネル！そこのテーブル、パンがまだだぞ！」

「は、はい！　すぐ持っていきます！」

ライオネルの額には汗がにじんでいたが、心は充実していた。
働くことの大変さと、誰かの役に立つということの喜び――
猫だったころには知らなかった感情が、少しずつ彼の胸に根を張り始めていた。

だがその夜、その“ささやかな幸福”は唐突に打ち砕かれた。

[123 ◆qcSQN4N5gc 25/08/05(火) 11:56:11]

酒場の扉がバンッ！と激しく開け放たれ、冷たい夜風とともに、黒ずくめの男たちが雪崩れ込んできた。
顔に布を巻き、目だけを覗かせたその姿に、客たちは一斉に凍りついた。

「手を上げろ！　全員、動くな！」

先頭の男が叫ぶと、もう一人が短剣を振りかざし、別の一人が袋を叩きつけるようにテーブルに放った。

「金だ。財布も指輪も耳飾りも、全部ここに出せ！ 抵抗したら、命はないと思え！」

「う、うそだろ……」

客のひとりが震えながら懐を探りはじめ、店内は瞬く間に緊張と恐怖に支配された。

ベルは厨房の入口に立ちはだかるようにして、強盗たちをにらみつけた。

「ここはあたしの店だ。好き勝手はさせないよ」

だが、その声も強がりにしか聞こえなかった。
アルはライオネルの前に立ち、ぐっと歯を食いしばっている。

[124 ◆qcSQN4N5gc 25/08/05(火) 11:56:45]

ライオネルは、目の前で広がる光景に、身体が凍りついて動けなかった。
人々が怯え、金を差し出し、無力に蹂躙されていく――
そして、ベルやアルのような気丈な人間でさえ、どうにもできずにいる。

――そのとき、脳裏にステファヌスの言葉がよみがえった。

『人間はな、自分の欲のために、平気で奪い合う。
　笑顔で近づいて、背を向ければ盗み、追い詰められれば殺す。
　だから私は森へ引きこもった。愚かな者たちと、関わらぬためにな』

あのときは、信じたくなかった。
だけど今――この瞬間――

「……本当だ……」

ライオネルの心は、冷たく締め付けられていた。
初めて知った人間のあたたかさと、今目の前にある冷酷さ。
それは、かつて猫だった彼には想像もできなかった、人間の“二つの顔”だった。

そして彼は、この夜、はじめて心の底から思った。

「もし……僕がまた猫だったら。こんな場面を、どうしただろう……」

[125 ◆qcSQN4N5gc 25/08/05(火) 11:57:07]

次の展開

該当するレス下3つからダイス

[126 二次元好きの匿名さん 25/08/05(火) 20:37:24]

強盗をぶちのめす

[127 二次元好きの匿名さん 25/08/06(水) 02:26:14]

強盗を説得

[128 二次元好きの匿名さん 25/08/06(水) 02:27:24]

客の安全を確保したのち立ち去る追いかける強盗を

[129 ◆qcSQN4N5gc 25/08/06(水) 03:20:47]

1.>>126

2.>>127

3.>>128

dice1d3=3 (3)

[130 ◆qcSQN4N5gc 25/08/06(水) 09:12:00]

強盗たちの要求に、人々は次々と金や装飾品を差し出していった。
震えながら財布を差し出す老婦人、怒りに唇を噛みしめながら懐から小銭を掴む労働者。
空気は重く、硝煙のような恐怖の匂いが、酒と汗の臭いに混じって漂っていた。

「……ライオネル、厨房へ。急いで」

小声でベルが命じる。
その声は低く、だが確かに震えていた。

「でも、ベルさん……！」

「いいから！　アル、あんたも厨房から裏口へ回って！ 何かあってからじゃ遅いんだよ！」

「チッ……わかったよ……」

アルが渋々言うと、ライオネルの手を掴んで引っ張ろうとした。
だが――

「……僕は……！」

ライオネルは掴まれた手を振りほどいた。
彼の瞳は、まっすぐに強盗たちを見据えていた。

[131 ◆qcSQN4N5gc 25/08/06(水) 09:12:25]

強盗たちは、袋をいっぱいにして満足したのか、互いにうなずき合い、武器を振りかざしながら退散しはじめた。

「よし、ずらかるぞ！」

「もう少し持っていけたかもしれねぇが、十分だ。行け！」

彼らが出入口へ向かう。
客たちは道を開けるように身を引き、酒場の扉が開かれ――
外の夜風が、再び店内に吹き込んだその瞬間。

「待て……！」

ライオネルは、駆け出していた。
恐怖も戸惑いも振り切り、風を切って夜の通りへ飛び出した。
ただ、自分の中でふつふつと煮えたぎる怒りと、何かを証明したいという衝動に突き動かされて。

[132 ◆qcSQN4N5gc 25/08/06(水) 09:12:45]

「ライオネル！！」

すぐさま後ろから、アルの怒鳴り声が追いかけてくる。

「バカ！　待てって、どこ行く気だよ！？ 一人でどうにかなるわけ――！」

怒りと焦りの入り混じった声が、夜の石畳に響き渡った。

――暗い通りの先、強盗たちの影が横道へ消えていく。

ライオネルは、迷わずその後を追った。

誰かのために。
それとも、自分の中の何かのために。
彼の心はもう、それをはっきりとは区別できなくなっていた。

[133 ◆qcSQN4N5gc 25/08/06(水) 09:12:59]

次の展開を、該当するレス下3つからダイス

[134 二次元好きの匿名さん 25/08/06(水) 18:40:24]

盗賊に追い付いた

[135 二次元好きの匿名さん 25/08/06(水) 18:47:57]

同属を見失う

[136 二次元好きの匿名さん 25/08/06(水) 18:48:31]

警官隊がやってきた

[137 ◆qcSQN4N5gc 25/08/06(水) 19:05:28]

1.>>134

2.>>135

3.>>136

dice1d3=2 (2)

[138 ◆qcSQN4N5gc 25/08/06(水) 19:07:34]

石畳の路地に、夜の風がひゅう、と吹き抜ける。
ライオネルは呼吸を整えようと肩を上下させながら、あたりを見渡した。

けれど――
もう、強盗たちの姿はどこにもなかった。

「……くっ……！」

悔しさに歯を食いしばり、拳を握る。
ただ通りを見つめていた。
闇に消えていった黒い影が、今でもそこに残っているような気がして。

その時だった。

[139 ◆qcSQN4N5gc 25/08/06(水) 19:08:13]

「バッカヤロー！！」

後ろから、乾いた怒声とともに、足音が駆け寄ってきた。
アルだった。
息を切らせ、ライオネルの襟元を軽く掴む。

「無茶しやがって……！」

「……でも、あんな人たちを放っておけるないよ！」

「そうじゃねぇよ、バカ！お前が死んだら意味ねぇだろ！」

荒く吐き出すように言ったあと、アルはしばらく黙り込んだ。
怒りと安堵が入り混じったその顔は、月明かりの下でなんだか情けなくも優しかった。

「……心臓止まるかと思ったぞ。追ってくとか、正気じゃねぇっての」

「……ごめん。でも、僕……止まれなかったんだ」

ライオネルの声には、悔しさと――
どこか、誰かの言葉に対する反発のようなものが滲んでいた。

[140 ◆qcSQN4N5gc 25/08/06(水) 19:08:44]

「ステファヌス……僕の“先生”は言ってた。『人間は互いに盗み、奪い合う』って……
でも、あの人たちに怯えて何もできなかったら、それを証明するだけになる気がして……」

「……バカだな、お前」

そう言って、アルはため息をついた。

「でも……まあ……」

アルは少しだけ目を細めて、ライオネルの肩を軽く叩いた。

「お前のそういうとこ、嫌いじゃねぇよ。……まったく、やってらんねぇ」

それっきり、二人は無言で、ゆっくりと酒場のある通りへ戻り始めた。
夜風が再び吹き抜け、二人の背中を押すように揺らしていた。

[141 ◆qcSQN4N5gc 25/08/06(水) 19:09:00]

翌日の展開

該当するレス下3つからダイス

[142 二次元好きの匿名さん 25/08/07(木) 00:52:30]

盗賊を捜す

[143 二次元好きの匿名さん 25/08/07(木) 09:41:35]

店が休業中になっていた

[144 二次元好きの匿名さん 25/08/07(木) 09:42:43]

警官と話している

[145 ◆qcSQN4N5gc 25/08/07(木) 09:59:46]

1.>>142

2.>>143

3.>>144

dice1d3=1 (1)

[146 ◆qcSQN4N5gc 25/08/07(木) 10:21:59]

朝の町は、いつになく緊張感に包まれていた。
商人たちの呼び声も、子どもたちの笑い声も――どこか遠慮がちだ。

広場では、衛兵たちが集まり、住民に聞き込みをしていた。
青い外套を羽織った隊長格の男が、部下に的確な指示を飛ばす。

「昨日の強盗は二人組だ。目撃者の証言によると、片方は赤いマント、もう片方は顎に傷。町の外に逃げた可能性もあるが、しばらくは周辺を洗え！」

そんな中、ライオネルは小走りに近づいていった。

「すみません！　僕にも、その……手伝わせてください！」

その言葉に、隊長格の男が振り返る。
日焼けした顔に、険しい眼光。男はライオネルを頭の先からつま先まで一瞥し、眉をひそめた。

[147 ◆qcSQN4N5gc 25/08/07(木) 10:23:01]

「お前は……酒場の給仕だな？」

「はい。目の前で起きたことです。あの人たちがまた誰かを襲うかもしれないと思うと……見過ごせません。少しでも役に立てたらと思って……！」

ライオネルの声には、真剣さが滲んでいた。

隊長はしばらく黙ってライオネルの目を見ていたが、やがてふっと鼻を鳴らした。

「ふん、気持ちは買おう。だが素人に剣を持たせるわけにはいかん。お前は昨日の目撃情報を文書にして、この書記に渡せ。それと……」

隊長は顎をしゃくって、近くの衛兵を呼び寄せる。

「この者に同行し、町の西側の住民に聞き込みを手伝え。もし変わった動きや情報があればすぐに報告するんだ。勝手な行動はするな、いいな？」

「はい、ありがとうございます！」

ライオネルは深く頭を下げた。
その背にはまだ、昨夜の悔しさと、それを晴らしたいという想いが、確かに燃えていた。

[148 ◆qcSQN4N5gc 25/08/07(木) 10:23:33]

次の行動/展開を、該当するレス下3つからダイス

[149 二次元好きの匿名さん 25/08/07(木) 19:41:25]

盗賊を探し続ける

[150 二次元好きの匿名さん 25/08/08(金) 04:12:17]

聞き込みを行うライオネル

[151 二次元好きの匿名さん 25/08/08(金) 04:13:05]

酒場でいつものように働くライオネル

[152 ◆qcSQN4N5gc 25/08/08(金) 08:43:53]

1.>>149

2.>>150

3.>>151

dice1d3=2 (2)

[153 ◆qcSQN4N5gc 25/08/08(金) 09:27:53]

午前の陽が石畳を照らす中、ライオネルは衛兵の一人――灰色のマントを肩に掛けた若い衛兵ロバンと並んで歩いていた。

市場の一角では、パン屋や香辛料商が声を張り上げ、買い物客たちが行き交っている。

「昨夜、この辺りで怪しい連中を見ませんでしたか？」

ロバンが低い声で問いかけると、果物を並べていた女商人が顔を上げた。

「そうさねぇ……ああ、夜更けにフードを目深にかぶった男たちを見たよ。北の裏路地へ行ったような気がするね」

ライオネルはすかさず一歩前に出て、「何人でした？」と尋ねる。

「三人だったかね……いや、四人かもしれない。荷袋を背負ってたけど、妙に膨らんでたよ」
　
女商人は眉をひそめながら答える。

[154 ◆qcSQN4N5gc 25/08/08(金) 09:28:27]

ロバンが小声で「裏路地を回ってみよう」と言い、二人は人波を抜けて細い石畳の道へ入った。

そこは市場の喧騒から一歩離れるだけで、湿った空気と静けさに包まれていた。

足元に転がった古びた袋の口から、乾いたパンくずが零れ落ちているのを、ライオネルは見つけた。

「……これ、昨夜の戦利品かもしれません」

ロバンが頷き、「手がかりになりそうだ。持っていこう」と袋を拾い上げた。

ライオネルの胸は高鳴っていた。強盗たちの足跡が、確かにここにある――そう感じられたからだ。

[155 ◆qcSQN4N5gc 25/08/08(金) 09:28:41]

次の行動/展開を、該当するレス下3つからダイス

[156 二次元好きの匿名さん 25/08/08(金) 17:50:38]

そのまま警察に向かう

[157 ◆qcSQN4N5gc 25/08/08(金) 19:48:03]

本当に申し訳ありません……！！
とある問題により、現在進行中の安価スレを打ち切りにせざるを得なくなりました……！！

心よりお詫び申し上げます……

このスレは落としていただけますと幸いです……