【CP・閲覧注意?】すやすやしてるニャアンその②

  • 1二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 00:37:48

    ねむねむのニャアンがすやすやするだけのスレです



    前回までのあらすじ


    PTSDニャアンはエグザベ少尉の添い寝がないと安眠できない身体になっていた。


    お堅いエグザベ少尉、オカタベはニャアンにキスすら許してくれないのに婚約指輪をくれた重すぎる男オモザベくんになってしまった。



    前スレ

    https://bbs.animanch.com/board/5336243/?res=195

  • 2二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 00:41:25

    ジオン軍基地で軍属食堂アルバイト(臨時でνジフレドのパイロット)をするニャアン

    「食堂のバイト……指輪はつけられないって……」

    「まあ 仕方ないね」

  • 3二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 00:43:39

    このレスは削除されています

  • 4二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 00:48:27

    >>3

    シンプルに間違えたんや、ごめんよ

  • 5二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 01:10:13

    マチュに「少尉から指輪を貰った」と報告したら電話がかかってきたニャアン。

    「ニャアン結婚するの!?」

    「け、結婚!? そういうのは早すぎるよマチュ」

    「早いってことはいずれするの!? とりあえずおめでとう! でもザベちに次会ったら脛蹴ってやるって伝えといて!」

    「マチュ……」

    結婚、するのかなぁ。
    おそらく優しいエグザベ少尉は、自分を安心させるために形のあるものを用意してくれたのだと思う。

    「(いや色々すっ飛ばしすぎでしょ?)」

  • 6二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 01:11:26

    「(ザベち重すぎ……ニャアンはまだ18だよ……? 怖……)」

  • 7二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 01:14:41

    >>3

    カテ間違えてスレ立てする人は常駐してない自分でもちらほら見かけるのでそういう発言は角が立つよ


    >>4

    スレ立てありがとう

  • 8二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 01:15:28

    でもニャアンもチョーカー贈って首輪みたいって思ってる激重ガールだし…
    ちなみにチョーカーの語源の中に「窒息」「首を絞める」なんて意味があって、束縛や独占欲の象徴でもあるらしい

  • 9二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 01:58:47

    「昔は両親に連れられて毎週ミサに参加してたな」

    「聖歌隊にも入ってたけど、僕は声変わりが早かったからすぐに卒業しちゃったな」

    「正直、神父様の言ってたことはほとんど覚えてないよ」

    「ああでも、夫婦以外が関係を持つのはいけないことだと言ってたのは覚えてるよ」

    「関係を持つって何?と母に聞いたら、まだ知らなくていいって」

  • 10二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 02:23:49

    このレスは削除されています

  • 11二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 02:33:27

    ◯エグザベの部屋

    同衾するニャアンとエグザベ。

    「少尉は聖歌隊に入っていたんですね。歌が上手いんですか」

    「もうずっと歌ってないから、多分上手ではないと思うよ」

    「……少尉の子守唄を聴きたいです」

    「子守唄は……知ってる曲がないかも」

    「じゃあ知ってる曲でいいので何か歌ってください。少尉の歌声を聴きながらならきっと安眠です。じふねこもにゃふれどもに”ゃんもそう言っています」

    ニャアンはベッドに鎮座するぬいぐるみを掴んでパタパタと揺らす。
    こうなったニャアンには要望に応えるしか選択肢がない。

    「うーん……じゃあよく聖歌隊で歌ってた曲を歌うよ」
    「下手でも勘弁してくれよ」

  • 12二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 02:38:00

    このレスは削除されています

  • 13二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 02:42:33

    エグザベはゆっくり口を開く。

    「Miserere mei, Deus」

    「secundum magnam misericordiam tuam」

    「Et secundum multitudinem miserationum」

    「tuarum dele iniquitatem meam」

    中世紀の、しかもとっくの昔になくなってしまった言語の歌だった。きっと讃美歌の一つなのだろう。

    ニャアンにはまったく意味がわからなかったが、たどたどしく、音を外しかけながらも丁寧に歌うエグザベの声が心地良かった。

    優しい歌声だな。
    自分の心の中の汚いものが塵になって消えていきそうだ。

    少尉の歌声をずっと聞いてた神様はずるい。
    ニャアンは次第に微睡に落ちて行った。

  • 14二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 02:43:36

    エグザベくんの歌っていたのは讃美歌「ミゼレレ・メイ・デウス」

    日本語訳:
    神よ、わたしをいつくしんでください、
    あなたの大きないつくしみによって。
    そして深いいつくしみにより
    わたしの罪をぬぐい去って下さい。

  • 15二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 02:59:16

    自分のすぐ目の前で、同じベッドの上ですやすやと穏やかな寝息を立てるニャアン。
    寝顔はやはり幼く、微笑ましかった

    自分の下手な歌でこんな顔を見られるなら、安いものだ。

    エグザベはニャアンの顔にかかっている髪にそっと触れる。
    さらさらとしていて、ずっと触っていたいが……
    エグザベの手は髪から離れ、そっとニャアンの唇に触れる。

    つんと尖った、柔らかくて小さな唇。
    口付けをしたら、どんな感覚がするのだろうか。

    「ん……しょーい……?」

    ニャアンがわずかに眼を開く。
    エグザベはすぐにニャアンの唇を触れるのをやめる。
    ニャアンはすぐにまた眠りに落ちた。

    こんなことは自分らしくない。

  • 16二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 03:35:39

    新スレおめ!!まさか続くとは!!
    前スレ200誤字ってしまってすまん
    に"ゃん→はくじそうびと紐で繋がってるタイプ
    じふねこ/にゃふれど→ビットがマジックテープでべりべりできるぬいのイメージだった

    讃美歌を歌うエグザべ君いいっすね!!
    品の良さが出てて素敵だ。

  • 17二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 07:10:14

    「そういえばニャアン、ベッドの上を占拠するぬいぐるみたちはどこで買ったものなんだい?」

    「に"ゃんは軍で売られているものに私が猫耳と尻尾を縫い付けました。はくじそうびを引っ張るるとブルブル震えてどんどん近づきますよ」

    ブルブルブルブル…

    「じふねことにゃふれどはシムス大尉からいただきました。ジフレドとνジフレドをイメージしたのでよく見ると目つきや装備が違います。ビットがマジックテープで剥がせるので中に大事なものをしまえます」

    「(シムス大尉は開発者だから器用なのかな)」
    「じふねことにゃふれどのビットには何かしまったの?」

    「……少尉は知らなくていいことです。勝手に見たら許しませんから」

    じふねことにゃふれどのビットの中にはエグザベくんから送られたピアスと指輪がそれぞれ格納されている…

  • 18二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 07:15:01

    「少尉、また時間ができたらあの焼き物屋さんに行きませんか」

    「構わないけど、何か買いたいものがあるのかい?」

    「いえ、どうやらカフェスペースが増築されたそうなので、少尉とお茶がしたいだけです」

    「へぇ、面白そうだね。今度行こうか」

  • 19二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 07:18:40

    良いものをもっと多くの人に知ってもらうためにカフェスペースを作ったゲス……

    スイーツや飲み物の食器はもちろん陶器ゲス……

    さすがに私のコレクションは使えないから、手作りの食器でゲス……!

  • 20二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 08:02:06

    食堂バイトのニャアンにしつこいナンパをする一般通過モブジオン兵

    を見つけたエグザベくん

  • 21二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 08:04:09

    「あのしつこい人……食堂に来なくなったな」
    「……よかった」

    「そうだね。きっと彼も反省したんだろう」

  • 22二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 11:36:34

    シャリアに呼び出されたエグザベ。

    「エグザベ少尉、少しニャアンさんを甘やかしすぎなのでは?」

    「……!」

    「まあ良いでしょう。以前より格段に少尉のパフォーマンスは上がっております。ニャアンさんもよく働いてくれているので、このことに関しては見なかったことにいたしましょう。やはり睡眠は大事ですね」

    ピキーン

    「(え? ニャアンさんに婚約指輪あげたの……? でもまだ清い関係……? 怖……)」

    読心事故を起こしたヒゲマン。

  • 23二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 12:20:24

    エグザベくんのハイライト絶対消えない瞳の人がやるには怖すぎるし顔の良い人間以外がやったら気持ち悪いと言われかねない激重なムーヴにやれやれするシャリアが見たい

  • 24二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 15:36:56

    個人的にニャアンは洞察力が高すぎるコモリんよりもシムスさんの方が空気感的に合いそうだなって思って考えた。

    「ニャアンさん、婚約指輪を貰ったそうですね」

    ジオン軍基地内の食堂で掃除をしているニャアンに、シムスが声をかける。

    「!? なんで知っているのですか……?」

    シムスは申し訳なさそうに眉を下げる。

    「ごめんなさい。中佐とエグザベ少尉の会話が聞こえてしまって」

    シムスは話題を変える。

    「失礼でなければ、ダイヤモンドの産地をお伺いしても?」

    「えっと……確か地球産と聞いてます」

    「地球産ですか。興味深いです、今度見せていただけますか? その時は私からささやかなお祝いをさせてください」

    「ありがとうございます……」



    ※宇宙世紀なので人工ダイヤモンドがめちゃくちゃ流通&めちゃくちゃ天然ダイヤが採掘できる小惑星があったのでダイヤモンド市場自体が安価になってる。地球産天然物の価値は中世期よりは高いけどやばいくらい高いわけではないということで。

  • 25二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 15:38:24

    コモリんの場合は怒涛の質問攻めと怒涛の洞察でニャアンをワケワカにしてしまうので仕方ないね

  • 26二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 15:53:47

    ◯エグザベの部屋

    アルバイトを終えたニャアンはシャワーを浴び、お気に入りの猫耳のついたもこもこのパジャマを着用する。
    ベッドに座り込み、大事なぬいぐるみ(にゃふれど)のハッチ部分のマジックテープを剥がす。

    コックピットの中にはエグザベから貰った指輪が入っていた。

    ニャアンはそれを左手の薬指にはめて、ベッドに横たわり、ぼんやりと見つめた。

    「(キラキラ……)」

    指輪の中央に取り付けられた石は地球産の天然物と聞いていた。
    とても希少価値がある、らしい。

    ニャアンにはあのお店にあった人工のものも、小惑星で採られたものも、どれもまったく違いがわからなかった。
    0の数の多さと、自身が置かれていた状況に困惑してまったく頭が回っていなかった。

    「(少尉が選んでくれてよかった)」

    君は地球からはるばる私のところに来てくれたんだね。
    ニャアンは指輪にそっと口付けをして、目を閉じる。

    「(早く少尉にハグとなでなでを要求したい……)」

  • 27二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 20:25:28

    ◯別日

    仕事を終え、自室に戻るエグザベ。

    「お疲れ様です、少尉」

    部屋着のニャアンが出迎える。

    「うん、ありがとう」

    「お風呂が沸いているので、よかったら少尉が先に入ってください」

    「僕はシャワーだけでいいよ、ニャアンが先に入りなよ」

    「……今観ている配信が結構面白いので、配信終了を待ってたらお湯が冷めてしまいます。お湯は貴重な資源ですので、少尉が先に浴室へどうぞ」

    「そこまで言うなら……」

  • 28二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 20:26:49

    エグザベは脱衣所に入り、衣服を脱ぎ、浴室に入る。
    浴槽のお湯はややピンクみのかかった乳白色をしており、ほのかに薔薇の香りがした。

    「(この入浴剤の匂い、ニャアンからもしてたな)」

    エグザベは手早くシャワーを浴び、湯船に浸かる。

    「(なんだか……変な感じだ)」

    ニャアンの残り香だけを嗅がされているような……エグザベはぼんやりと浴室の天井を見上げる。

    ぎぃっと浴室の扉が開く音がする。

    「……!?」

  • 29二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 20:30:28

    身体をタオルで隠したニャアンが、浴室に入ってくる。

    「ニャアン!? なんで!?」

    慌ててエグザベはニャアンに背を向け、両手で目を覆う。

    「……お湯は大事な資源ですので」

    ちゃぷっと音が鳴り、浴槽のお湯が溢れ出る。

    「実は先にシャワーを浴びてたんです」

    浴槽に入ったニャアンは、エグザベの両肩に背後から腕をかけ、密着する。
    エグザベの背中にあたたかくてやわらかい感触が伝わる。

  • 30二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 20:31:48

    「僕はもう出るから……」

    「なんでですか、さっき湯船に入ったばかりじゃないですか」

    「不健全だ、これは流石に」

    「いつもとやってることは同じじゃないですか」

    やってることは同じでも状況が全く違うじゃないか。
    また君の悪い癖が出たな。

    反論する声が出ないほど、エグザベは両手で目を覆って見ないようにすることで精一杯だった。

    「(一度、この子には強めに注意しよう……)」

    ニャアンが時々自分を試すような行動をするのは理解していたが、ここまでするなんて……

  • 31二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 20:33:26

    「少尉 いつまで視界を隠しているんですか? 隠さなくたって、入浴剤で何も見えませんよ」

    ニャアンの細い腕が絡みつく。

    「ニャアン、本当に怒るよ?」

    「嫌ですか? こういうのは?」

    「そういう問題じゃない……」

    耳元でニャアンが囁く。

    「恋人同士が一緒にお風呂に入るだけですよ? いったい少尉は何を想像しているんですか?」

    ニャアンの目的は、自分に絶対に手を出さないであろうエグザベを揶揄う半分、もう半分は彼を本気にさせてみたいという好奇心があった。
    本気になった少尉はどんな表情を見せて、どんな声で、何を私に言ってくれるだろうか。

    自分も裸になって抱き付かなければいけないのは恥ずかしかったが、少尉は絶対に見ないようにするだろうし、こちらには絶対触れてこないのも予想通りだった。

  • 32二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 20:35:03

    「少尉、耳まで真っ赤でかわいい」

    ニャアンの中にある嗜虐心が湧き上がる。
    次は何をしようかと考えていると……

    突然エグザベが立ち上がった。

    「えっ!?」

    浴槽のお湯が顔にかかり、ニャアンから視界が奪われている間に、ドスドスと浴室を歩く音がする。

  • 33二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 20:36:21

    すぐにニャアンには頭からバスタオルが被せられ、わけがわからないままエグザベに抱きかかえられ、連行され、そのままベッドに押し倒された。

    エグザベは手早く片手でニャアンの両手をベッドに押し付けて自由を奪う。
    ニャアンを覆っているバスタオルの、頭部がある部分だけが捲られて、やっとニャアンは視界を取り戻した。

    目の前には鋭い眼差しのエグザベ。
    いつの間にかタオルを腰に巻いていた。

    「ニャアン、次やったらぬいぐるみたちもコンチも全部没収するからね」

  • 34二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 20:38:20

    「ひゃい……」

    エグザベの威圧感に圧倒されたニャアンは、情けない声しか出なかった。

  • 35二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 20:40:20

    「(危なかった危なかった危なかった危なかった)」

  • 36二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 20:42:13

    一緒にお風呂(失敗)編 おしまい!

    ピポペペ
    「(抱けー!)」

  • 37二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 20:46:10

    素晴らしい…

  • 38二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 21:03:47

    少尉に気圧されちゃう小娘ニャアン可愛くて好き

  • 39二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 21:07:20

    エグザベくん危なかったのかよく耐えた
    耐えなくてよかったのに

  • 40二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 22:49:09

    翌朝、そこには「私は浴室に侵入しました」と書かれたプラカードを首に下げられたニャアンの姿が…!

  • 41二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 23:53:56

    ピポペペ
    「(ニャアンちゃん……20歳以下の人と関係を持つと犯罪になっちゃう地域もあるから)」

    ビビビビ
    「(法律的には大人でも、24歳の人間にとっては18歳は若すぎるんだよ)」

    ガピガピ
    「(それはそうと、もう抱いちゃえばいいのにって思うことだってあるよ)」

    ピコピコ
    「(でも今はピュアなお付き合いを楽しもう)」

  • 42二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 00:03:24

    結婚はニャアンが先でも初体験はマチュが先やろなぁ

  • 43二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 01:54:31

    ◯翌朝

    コンチが体温計のモニターを表示する。
    体温計には「38.6℃」と表示されていた。

    コンチのすぐそばには顔を赤くして息も絶え絶えなニャアンが寝込んでいる。
    時々大きく咳き込み身体を小さく丸め、とても苦しそうな様子だった。

    「(僕がお風呂から強引に引き摺り出したからだよな……)」

    エグザベは昨晩の出来事を思い出して頭を抱える。

    「(ニャアンから仕掛けてきたとはいえ、もっと違うやり方で止めればよかった)」

  • 44二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 01:56:15

    「少尉……うつしたらいけません……早くお仕事へ行ってください……」

    軍医からはただの風邪と診断され、薬を処方され、水分と栄養をしっかり摂ってたくさん寝てください、と指示されている。
    栄養ドリンクや病人用の流動食も用意し、後はニャアンの免疫力に頑張ってもらうしかない状況だが……

    「いや、中佐に事情を話してあるから。今の所急務もないし、今日は君のそばにいるよ」

    部屋でできる仕事もあるし、とエグザベは付け加える。

    「私なんかのために……」

    「僕の大切な人だよ」

    「そういう言葉……意地が悪いです」

    ニャアンは毛布で顔を隠すが、苦しいのかすぐに顔を出した。

    「私の自業自得です……少尉に迷惑かけて、明日以降の少尉はもっと忙しくなるのに」

  • 45二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 01:57:28

    「迷惑ではないよ。これは僕のせいでもあるし。今は治すことに専念して」

    ニャアンは目を閉じ、不規則な呼吸が続いた。
    エグザベは部屋でできる仕事をしようとしたが、ニャアンの苦しそうな様子を見ていると手がつかなかった。

    この子もいなくなったとき、自分は「正常」を続けられるだろうか。

  • 46二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 01:59:17

    縁起でもないと思いつつ、不穏な考えが頭をよぎる。

    故郷を奪われ、家族を失った時、同期であり友人である彼らを失った時、部下を失った時、仕えるべき主を失ったとき、自分は「正常」を保つことを最優先にしていた。
    一度「正常」が崩されたのは、大きな戦いのとき、上司から「私を軍事法廷で裁きなさい」という言葉を聞いたときだった。

    死を受け入れた人間に対する怒りだったのだろうか。
    自分の感情がこんなに大きく揺れ、自分以外を変えようとしたのはあれが初めてだったかもしれない。

    自分が合わせるのではなく、世界が自分の望むように進むよう働きかける行為。

    今までの自分は、もしかしたら無意識下に世界に諦めを抱いていたのかもしれない。

  • 47二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 02:00:53

    今は多分そうではないと思う。
    毛布から出ているニャアンの手を握った。

    だが、次に自分が「正常」を保てなくなったら、何をしてしまうのだろうか。

    「……エグザベ少尉」

    掠れ声でエグザベの名を呼ぶ声がする。
    声の主は不安げな表情をしている。

    「どうしたの? ニャアン」

    「少尉も、どこか悪いの?」

    顔に出てしまっていたのか、エグザベは何か気の利いたことでも言って誤魔化そうとしたが、おそらくニャアンにはそんなものは効かないので、諦めて考えていたことの一部だけを伝えることにする。

  • 48二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 02:02:58

    「ニャアンが心配だっただけだよ」

    ニャアンは納得したのかしていないのか、暫し口をつぐんだあと、軽く身体を起こした。

  • 49二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 02:04:08

    何か必要なのかとエグザベが聞く前に、ニャアンは彼に唇を重ねた。

  • 50二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 02:05:44

    「私はそう簡単には死にませんよ」
    「少尉が原因の風邪なので、少しは少尉も貰ってください」

    ニャアンは再びベッドに横たわり、頭まで毛布を被った。
    今度はずっと顔を隠したままだった。

  • 51二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 02:08:47

    「(誰かと口づけをするのは初めてだ……)」

    「(こんな感覚なのか……)」

    「(やわらかくて、あつかった……)」

    「(え……? 僕はニャアンにキスされたの……?)」

    「(え?)」

    バグるエグザベ。

  • 52二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 02:10:17

    ニャアンの自業自得編終わり!
    風邪には気をつけよう!

  • 53二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 02:22:50

    樋口ニャアンも素晴らしいけどこんな感じの素直なエグニャアも大変健康によろしいですね

  • 54二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 02:37:23

    うーん卑しか女(褒め言葉)

  • 55二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 03:13:51

    重いけどお堅いことでバランスを取っていたエグザベくんだったが、キスを解禁してしまったことで今までエグザベくんの性欲を抑え込んでいたクソデカ祠が爆散する。

    いつものように二人で添い寝しているとき、エグザベくんは顔を真っ赤にしながらニャアンの頬に手を添え「キスしてもいいかな……?」と問う。

    ニャアンが照れながら頷くと、間髪入れずにエグザベ少尉からの今まで溜まってた分の熱いキスをくらう。

    えっ、待って、こういうキスなの……?

    ニャアンが発言する間も与えず、呼吸すらままならないレベルのエグいキスを数十分間した後、まだまだ足りないエグザべくんはニャアンの身体中にキスしたいと思うが、エグいキスで乱れきったニャアンの姿を見てやっと理性ブレーキが働くのだ。

    次第にエグザベはニャアンが過去に自分以外の異性とキスしたことはあるのか、していたとしたらどこをどうやってされたのか気にするようになり、あまりの変貌ぶりにニャアンは壊してはいけない祠を壊した気分になる。

  • 56二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 12:17:16

    保守

  • 57二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 12:54:24

    壊してはいけない祠に閉じ込められてた系の激重エグザベくん

    抑え込んでいたものが解放されて若干サド気味になってたらなお良し

  • 58二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 12:58:27

    食堂バイトを頑張っているニャアンに試作品のケーキをくれた善良な料理長(45歳男性既婚者ニャアンと同じ年頃の娘持ち)

    「料理長からケーキを貰いました」

    「料理長って……男?」

  • 59二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 13:03:28

    「毒が入ってるかもしれないから、僕が毒味するよ」

    「そんなわけないでしょ……」

    「うん、毒は入ってなさそうだ。でも遅効性の毒の可能性だってある。ニャアン、ケーキだったら僕が用意するよ」

    「えぇ…?」

    (さすがにケーキは取り返した)

  • 60二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 13:11:10

    「今までニャアンが僕にした悪戯の清算がしたいんだ」
    「ぬいぐるみたちとコンチは24時間没収、抱きしめるなら僕がいるから大丈夫だよね」

    「でも少尉は仕事が……」

    「じゃあ僕がいる間だけ没収にしようか、24時間分」

    「そんなぁ……」

  • 61二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 13:36:19

    >>60

    ハイライト消えてる?

  • 62二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 14:03:10

    ハイライトが…!

  • 63二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 20:09:43

    「そういえばコンチってシュウジくんの作ったロボットだったよね」
    「シュウジくんが帰ってきたなら返してあげてもいいんじゃないかな」

  • 64二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 20:10:46

    「コ、コンチはお守りで……心配だからって私に着いてきてくれてるので……」

    「ビコビコ!ビヤビヤ!(「僕の意思でニャアンちゃんに着いてきてるよ!」と言いたげに必死でジタバタするコンチ)」

    「そっか、コンチの意思なら仕方ないね」

  • 65二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 20:13:05

    「エグザベ少尉がおかしくなっちゃった……」

    「私……こんなつもりじゃ……」

    マチュに電話をかけるニャアン。

    「にゃっ!? ニャアン!? えっ? これビデオ通話? ごめん! 今カメラは……」

  • 66二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 20:14:46

    「マチュ、ニャアンと電話してるの?」

    「ヌギスギ ヌギスギ ハレンチダ」

    ビデオに映るのは下着姿のマチュ。
    マチュのすぐ側にはシュウジもいる様子だった。

    「あとでかけ直すから!」

    「……」

  • 67二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 20:15:47

    「ニャアン、君が僕をこんなふうにしたんだよ」

    「責任を取ってくれよ」

    「なんてね。ニャアンの真似をしてみただけだよ」

  • 68二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 22:32:48

    ◯夜

    いつものように一緒のベッドに横たわり抱き合う二人。

    ニャアンはエグザベにされるがまま、彼と激しいキスを交わす。

    「(少尉の口の中、あつい……このキス、くるしいけどやめたくない……)」

    昨日から少尉がおかしい。

    「んっ……」

    ニャアンの息が漏れる。
    その声に反応したのか、エグザベはさらに強くニャアンを抱きしめ、彼女の耳を甘噛みする。

    「ひゃっ!」

    「かわいいよ、ニャアン」

  • 69二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 22:33:51

    自分が少尉をおかしくしてしまったのだろうか。
    ならば自分が責任を取るべきだと腹を括りはしたが……

    「今日はおしまい、寝ようか」

    エグザベはニャアンにそれ以上のことはしなかった。

    「(おあずけされた……この雰囲気で終わるの……?)」

  • 70二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 22:34:51

    ニャアンの胸の鼓動は激しく、下腹部は熱い。
    こんな感覚は初めてだったが、自分がどういう状態かなんとなく察することはできていた。
    この状態で眠れるわけがない。

    「少尉はどこで、こんなことを覚えたんですか」

    「ニャアンがかわいいから夢中になってるだけだよ」

    「もっと夢中にならないんですか?」

    「……今すぐでもそうしたいよ」

  • 71二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 22:35:51

    エグザベの思いがけない言葉に、ニャアンの中で驚きと歓喜が入り混じった感情を湧き上がる。

  • 72二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 22:36:57

    「でも君くらいの年齢の子は、信頼や尊敬、感謝や好奇心でさえも、愛情との区別が曖昧になってしまう……らしい」

    「僕は君くらいの年齢の時は恋愛どころじゃなかったから、よくわからないけど……もし君の僕にくれる愛情が後から勘違いだった場合、僕は悔やんでも悔やみきれない」

    「好きだ……いや、愛しているから、君が不幸になる可能性になることは一つでも回避したい」

    「僕と君が同じ年頃だったら、きっと今ある感情を全てそのままぶつけてしまうと思う」

  • 73二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 22:38:14

    「少尉は臆病者です」

  • 74二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 22:39:29

    「それって私の感情を疑っているということですよね」

    「私は何度も少尉に自分の感情を見せたはずです。私も私のことは信じてます」

    「この感情が一時の気の迷いだとしたら、私がおかしい人じゃないですか」

  • 75二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 22:41:19

    エグザベはニャアンに手を伸ばし、抱き寄せる。

    「本当にいいのかい……?」

    エグザベの手がニャアンの寝間着のボタンに触れる。
    彼の身体は熱く、顔も真っ赤で、目もどこか虚ろだった。
    ニャアンはふと違和感を感じた。

    「(身体、熱すぎない……? 目もなんだか焦点が合ってない…? もしかして……)」

  • 76二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 22:42:37

    ニャアンはベッドから跳ね起き、スリープモードのコンチを起動させる。

    「コンチ、少尉の体温を測って!」

    コンチの体温計モニターに表示されたのは『39.0℃」の表示。

    「少尉! すごい熱ですよ!? 起きてちゃダメです! 早く寝てください!

  • 77二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 00:25:07

    「熱を出すなんていつぶりだろう、なんだか2日分の記憶も曖昧だし、病気は怖いね」

    薬飲んで落ち着いたエグザベくん。

  • 78二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 00:26:32

    エグザベのハイライトが逃げ出した編、おわり!

  • 79二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 09:59:15

    意識朦朧でも紳士的なエクザベ先輩かっけえっす
    それにしてもハロは見ててええんか…?

  • 80二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 18:39:51

    ハイライト君が戻って良かった
    傍に居たし接触感染でニャアンに風邪移ってそうだな
    エグザベによる看病イベントが始まる

  • 81二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 18:42:49

    内心の重さと不安が仄見えるエグザベくんはイイぞ

  • 82二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 00:23:57

    保湿

  • 83二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 09:39:30

    保湿

  • 84二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 12:58:20

    これは結局使わなかったハイライトと汗がなくなったエグザベくん

  • 85二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 12:59:58

    「この二日間のこと、本当に覚えてないんですか?」

  • 86二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 13:01:52

    「申し訳ない、ほとんど覚えていないんだ。実を言うとまだ本調子じゃなくて……ニャアンからキスしてくれたら元気が出ると思うんだ」

  • 87二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 13:02:59

    「都合の良いことだけ思い出してます?」

  • 88二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 13:04:58

    「まあ、少尉がそこまで言うなら仕方ないですね。治療行為は大事です」

    2人は唇を重ねる。

    「(少尉はムッツリスケベ)」

  • 89二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 17:33:24

    「(少尉には元気でいてもらわないと……栄養満点の手料理をたくさん作らなくちゃ)」

  • 90二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 17:37:16

    料理をしながら考え事をするニャアン

    「(少尉のことをもっと知りたくて、少尉が前に歌ってくれた歌のことを調べた)」

  • 91二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 17:43:10

    ミゼレーレ・メイ・デウスは罪を悔いた人間が神様に赦しを乞う、という歌だった。

    声変わり前の少年の声がもっとも映える歌……らしい。

    少尉の子供の頃をもっと知りたいな。
    でも写真すら残っていないんだ。

    神様はずるいな。
    私のほうが少尉のことをいっぱい考えてるのに、神様は小さな子供の少尉から自分に赦しを乞う歌を歌ってもらって、その無垢な姿を見られたんだから。

  • 92二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 17:45:36

    「(今の少尉は私のものですがね)」

  • 93二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 03:28:36

    このレスは削除されています

  • 94二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 13:22:47

    このレスは削除されています

  • 95二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 20:18:06

    このレスは削除されています

  • 96二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 21:01:03

    今度はニャアンがエグザベくんをすやすやさせてあげるのか

  • 97二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 22:10:49

    連続削除は画像貼りミスってる?

  • 98二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 07:27:27

    今もこれからも…ですかね…

  • 99二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 11:51:08

    >>1です


    連続削除はわからないンゴ…

    でも保守してくれて嬉しいンゴね…

    仕事が忙しくて続き作れてないンゴよ…

    なんとか今晩…時間を作りたいンゴ…

  • 100二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 12:01:41

    疲れ切ったエグザベ少尉を見て、自分の太ももをぽんぽんするニャアン。

    「どうしたの?」

    察しの悪いエグザベにニャアンは呆れた声を出す。

    「膝枕……してあげてもいいですけど」

  • 101二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 12:06:34

    「膝枕? 気持ちは嬉しいけどそこまでしなくても大丈夫だよ」

    「これは逃したらもうないかもしれないですよ」

    「……そこまで言うなら、甘えちゃおうかな」

    エグザベはおそるおそるとベッドに入り、ニャアンの太ももの上に頭を乗せる。

    「重くないかい?」

    「これくらい大丈夫ですよ」

    ニャアンは自分に膝枕をされているエグザベを見て微笑む。

  • 102二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 12:13:21

    彼女の体温が自分に伝わってくる。

    細くてすぐに折れてしまいそうな脚なのに、自分の身体よりずっと柔らかい。
    なんだか、すごく落ち着くな。

    エグザベはゆっくりと目を閉じた。

    ニャアンの細くてしなやかな手がエグザベの頭を優しく撫でる。

    「ありがとう、ニャアン」

    「こちらこそ、いつもありがとうございます。エグザベ少尉」

    このままだと眠ってしまいそうだ。
    眠ってしまうのが惜しいくらい、幸せを感じている。

  • 103二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 12:18:17

    「少尉の頭の場所、私の子宮のすぐ近くですよ」

    眠気が吹っ飛ぶことを言うな。

    「ニャアンは悪い子だ。変なことばかり覚えてきて」

    「覚えたんじゃありません。事実を言っただけです」

    エグザベはニャアンの腰に腕を回す。
    それだけでニャアンは身動きが取れなくなる。

    「“これ”は誰のものなんだ」

    エグザベは彼女の下腹部に顔を埋める。

    「えっ……な、何を聞いているんですか」

  • 104二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 12:31:09

    「事実を聞いただけだけど……ニャアンは逆に何を考えているんだ?」

    ニャアンが押し黙る。
    ニャアンと接触している部分が熱い。
    自分の体温か、彼女の体温なのかはわからない。

    「エグザベ少尉のものは……私だけのものですか?」

    「……そういうことになるのかな」

    「少尉はエッチです」

    動こうとするニャアンだったが、腰に回された腕の力が強くて、動けない。

    「君から言い出したんだろ」

    エグザベはニャアンの下腹部に口付けをする。

    「僕だって男だよ……君は僕をからかって楽しんでいるようだけど、しっぺ返しがきたらどうするつもりなんだ」

    エグザベは体重を傾け、ニャアンをベッドに押し倒す。
    彼女の衣服の上から、脚や下腹部、首筋や手にそっと当てるだけのキスをする。

    「……はんせい、してますから」

    ニャアンの顔は真っ赤だった。

  • 105二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 12:37:19

    胸部に顔を当ててみた。
    心臓の鼓動が激しい。
    振動が自分にまで伝わってくる。

    胸にもキスをする。
    やっぱり柔らかい。
    こんなに細いのに、不思議だ。

    「あっ……」

    ニャアンが甘い声を上げる。
    彼女の目が、もっと欲しいとでも言いたげにエグザベを見つめる。

    その顔を見ていると、もっといろんな声や表情を見たいという衝動と、少しいじわるをしてやりたい気持ちがぶつかり合う。
    さらに自分の理性がブレーキをかける。

    「今日はもう寝るよ」

    少なくともこの子の身体は自分のものだと思う。
    そして心も、誰にも渡さないし、誰かに目移りだってさせない。
    髪の一本だって、許さない。

  • 106二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 12:39:45

    叡智なのは恥ずかしいンゴねぇ…!!!
    仕事に戻るで…ほな…また…

スレッドは8/3 22:39頃に落ちます

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