【CP・閲覧注意?】すやすやしてるニャアンその②

  • 1二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 00:37:48

    ねむねむのニャアンがすやすやするだけのスレです



    前回までのあらすじ


    PTSDニャアンはエグザベ少尉の添い寝がないと安眠できない身体になっていた。


    お堅いエグザベ少尉、オカタベはニャアンにキスすら許してくれないのに婚約指輪をくれた重すぎる男オモザベくんになってしまった。



    前スレ

    https://bbs.animanch.com/board/5336243/?res=195

  • 2二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 00:41:25

    ジオン軍基地で軍属食堂アルバイト(臨時でνジフレドのパイロット)をするニャアン

    「食堂のバイト……指輪はつけられないって……」

    「まあ 仕方ないね」

  • 3二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 00:43:39

    このレスは削除されています

  • 4二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 00:48:27

    >>3

    シンプルに間違えたんや、ごめんよ

  • 5二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 01:10:13

    マチュに「少尉から指輪を貰った」と報告したら電話がかかってきたニャアン。

    「ニャアン結婚するの!?」

    「け、結婚!? そういうのは早すぎるよマチュ」

    「早いってことはいずれするの!? とりあえずおめでとう! でもザベちに次会ったら脛蹴ってやるって伝えといて!」

    「マチュ……」

    結婚、するのかなぁ。
    おそらく優しいエグザベ少尉は、自分を安心させるために形のあるものを用意してくれたのだと思う。

    「(いや色々すっ飛ばしすぎでしょ?)」

  • 6二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 01:11:26

    「(ザベち重すぎ……ニャアンはまだ18だよ……? 怖……)」

  • 7二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 01:14:41

    >>3

    カテ間違えてスレ立てする人は常駐してない自分でもちらほら見かけるのでそういう発言は角が立つよ


    >>4

    スレ立てありがとう

  • 8二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 01:15:28

    でもニャアンもチョーカー贈って首輪みたいって思ってる激重ガールだし…
    ちなみにチョーカーの語源の中に「窒息」「首を絞める」なんて意味があって、束縛や独占欲の象徴でもあるらしい

  • 9二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 01:58:47

    「昔は両親に連れられて毎週ミサに参加してたな」

    「聖歌隊にも入ってたけど、僕は声変わりが早かったからすぐに卒業しちゃったな」

    「正直、神父様の言ってたことはほとんど覚えてないよ」

    「ああでも、夫婦以外が関係を持つのはいけないことだと言ってたのは覚えてるよ」

    「関係を持つって何?と母に聞いたら、まだ知らなくていいって」

  • 10二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 02:23:49

    このレスは削除されています

  • 11二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 02:33:27

    ◯エグザベの部屋

    同衾するニャアンとエグザベ。

    「少尉は聖歌隊に入っていたんですね。歌が上手いんですか」

    「もうずっと歌ってないから、多分上手ではないと思うよ」

    「……少尉の子守唄を聴きたいです」

    「子守唄は……知ってる曲がないかも」

    「じゃあ知ってる曲でいいので何か歌ってください。少尉の歌声を聴きながらならきっと安眠です。じふねこもにゃふれどもに”ゃんもそう言っています」

    ニャアンはベッドに鎮座するぬいぐるみを掴んでパタパタと揺らす。
    こうなったニャアンには要望に応えるしか選択肢がない。

    「うーん……じゃあよく聖歌隊で歌ってた曲を歌うよ」
    「下手でも勘弁してくれよ」

  • 12二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 02:38:00

    このレスは削除されています

  • 13二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 02:42:33

    エグザベはゆっくり口を開く。

    「Miserere mei, Deus」

    「secundum magnam misericordiam tuam」

    「Et secundum multitudinem miserationum」

    「tuarum dele iniquitatem meam」

    中世紀の、しかもとっくの昔になくなってしまった言語の歌だった。きっと讃美歌の一つなのだろう。

    ニャアンにはまったく意味がわからなかったが、たどたどしく、音を外しかけながらも丁寧に歌うエグザベの声が心地良かった。

    優しい歌声だな。
    自分の心の中の汚いものが塵になって消えていきそうだ。

    少尉の歌声をずっと聞いてた神様はずるい。
    ニャアンは次第に微睡に落ちて行った。

  • 14二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 02:43:36

    エグザベくんの歌っていたのは讃美歌「ミゼレレ・メイ・デウス」

    日本語訳:
    神よ、わたしをいつくしんでください、
    あなたの大きないつくしみによって。
    そして深いいつくしみにより
    わたしの罪をぬぐい去って下さい。

  • 15二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 02:59:16

    自分のすぐ目の前で、同じベッドの上ですやすやと穏やかな寝息を立てるニャアン。
    寝顔はやはり幼く、微笑ましかった

    自分の下手な歌でこんな顔を見られるなら、安いものだ。

    エグザベはニャアンの顔にかかっている髪にそっと触れる。
    さらさらとしていて、ずっと触っていたいが……
    エグザベの手は髪から離れ、そっとニャアンの唇に触れる。

    つんと尖った、柔らかくて小さな唇。
    口付けをしたら、どんな感覚がするのだろうか。

    「ん……しょーい……?」

    ニャアンがわずかに眼を開く。
    エグザベはすぐにニャアンの唇を触れるのをやめる。
    ニャアンはすぐにまた眠りに落ちた。

    こんなことは自分らしくない。

  • 16二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 03:35:39

    新スレおめ!!まさか続くとは!!
    前スレ200誤字ってしまってすまん
    に"ゃん→はくじそうびと紐で繋がってるタイプ
    じふねこ/にゃふれど→ビットがマジックテープでべりべりできるぬいのイメージだった

    讃美歌を歌うエグザべ君いいっすね!!
    品の良さが出てて素敵だ。

  • 17二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 07:10:14

    「そういえばニャアン、ベッドの上を占拠するぬいぐるみたちはどこで買ったものなんだい?」

    「に"ゃんは軍で売られているものに私が猫耳と尻尾を縫い付けました。はくじそうびを引っ張るるとブルブル震えてどんどん近づきますよ」

    ブルブルブルブル…

    「じふねことにゃふれどはシムス大尉からいただきました。ジフレドとνジフレドをイメージしたのでよく見ると目つきや装備が違います。ビットがマジックテープで剥がせるので中に大事なものをしまえます」

    「(シムス大尉は開発者だから器用なのかな)」
    「じふねことにゃふれどのビットには何かしまったの?」

    「……少尉は知らなくていいことです。勝手に見たら許しませんから」

    じふねことにゃふれどのビットの中にはエグザベくんから送られたピアスと指輪がそれぞれ格納されている…

  • 18二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 07:15:01

    「少尉、また時間ができたらあの焼き物屋さんに行きませんか」

    「構わないけど、何か買いたいものがあるのかい?」

    「いえ、どうやらカフェスペースが増築されたそうなので、少尉とお茶がしたいだけです」

    「へぇ、面白そうだね。今度行こうか」

  • 19二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 07:18:40

    良いものをもっと多くの人に知ってもらうためにカフェスペースを作ったゲス……

    スイーツや飲み物の食器はもちろん陶器ゲス……

    さすがに私のコレクションは使えないから、手作りの食器でゲス……!

  • 20二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 08:02:06

    食堂バイトのニャアンにしつこいナンパをする一般通過モブジオン兵

    を見つけたエグザベくん

  • 21二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 08:04:09

    「あのしつこい人……食堂に来なくなったな」
    「……よかった」

    「そうだね。きっと彼も反省したんだろう」

  • 22二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 11:36:34

    シャリアに呼び出されたエグザベ。

    「エグザベ少尉、少しニャアンさんを甘やかしすぎなのでは?」

    「……!」

    「まあ良いでしょう。以前より格段に少尉のパフォーマンスは上がっております。ニャアンさんもよく働いてくれているので、このことに関しては見なかったことにいたしましょう。やはり睡眠は大事ですね」

    ピキーン

    「(え? ニャアンさんに婚約指輪あげたの……? でもまだ清い関係……? 怖……)」

    読心事故を起こしたヒゲマン。

  • 23二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 12:20:24

    エグザベくんのハイライト絶対消えない瞳の人がやるには怖すぎるし顔の良い人間以外がやったら気持ち悪いと言われかねない激重なムーヴにやれやれするシャリアが見たい

  • 24二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 15:36:56

    個人的にニャアンは洞察力が高すぎるコモリんよりもシムスさんの方が空気感的に合いそうだなって思って考えた。

    「ニャアンさん、婚約指輪を貰ったそうですね」

    ジオン軍基地内の食堂で掃除をしているニャアンに、シムスが声をかける。

    「!? なんで知っているのですか……?」

    シムスは申し訳なさそうに眉を下げる。

    「ごめんなさい。中佐とエグザベ少尉の会話が聞こえてしまって」

    シムスは話題を変える。

    「失礼でなければ、ダイヤモンドの産地をお伺いしても?」

    「えっと……確か地球産と聞いてます」

    「地球産ですか。興味深いです、今度見せていただけますか? その時は私からささやかなお祝いをさせてください」

    「ありがとうございます……」



    ※宇宙世紀なので人工ダイヤモンドがめちゃくちゃ流通&めちゃくちゃ天然ダイヤが採掘できる小惑星があったのでダイヤモンド市場自体が安価になってる。地球産天然物の価値は中世期よりは高いけどやばいくらい高いわけではないということで。

  • 25二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 15:38:24

    コモリんの場合は怒涛の質問攻めと怒涛の洞察でニャアンをワケワカにしてしまうので仕方ないね

  • 26二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 15:53:47

    ◯エグザベの部屋

    アルバイトを終えたニャアンはシャワーを浴び、お気に入りの猫耳のついたもこもこのパジャマを着用する。
    ベッドに座り込み、大事なぬいぐるみ(にゃふれど)のハッチ部分のマジックテープを剥がす。

    コックピットの中にはエグザベから貰った指輪が入っていた。

    ニャアンはそれを左手の薬指にはめて、ベッドに横たわり、ぼんやりと見つめた。

    「(キラキラ……)」

    指輪の中央に取り付けられた石は地球産の天然物と聞いていた。
    とても希少価値がある、らしい。

    ニャアンにはあのお店にあった人工のものも、小惑星で採られたものも、どれもまったく違いがわからなかった。
    0の数の多さと、自身が置かれていた状況に困惑してまったく頭が回っていなかった。

    「(少尉が選んでくれてよかった)」

    君は地球からはるばる私のところに来てくれたんだね。
    ニャアンは指輪にそっと口付けをして、目を閉じる。

    「(早く少尉にハグとなでなでを要求したい……)」

  • 27二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 20:25:28

    ◯別日

    仕事を終え、自室に戻るエグザベ。

    「お疲れ様です、少尉」

    部屋着のニャアンが出迎える。

    「うん、ありがとう」

    「お風呂が沸いているので、よかったら少尉が先に入ってください」

    「僕はシャワーだけでいいよ、ニャアンが先に入りなよ」

    「……今観ている配信が結構面白いので、配信終了を待ってたらお湯が冷めてしまいます。お湯は貴重な資源ですので、少尉が先に浴室へどうぞ」

    「そこまで言うなら……」

  • 28二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 20:26:49

    エグザベは脱衣所に入り、衣服を脱ぎ、浴室に入る。
    浴槽のお湯はややピンクみのかかった乳白色をしており、ほのかに薔薇の香りがした。

    「(この入浴剤の匂い、ニャアンからもしてたな)」

    エグザベは手早くシャワーを浴び、湯船に浸かる。

    「(なんだか……変な感じだ)」

    ニャアンの残り香だけを嗅がされているような……エグザベはぼんやりと浴室の天井を見上げる。

    ぎぃっと浴室の扉が開く音がする。

    「……!?」

  • 29二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 20:30:28

    身体をタオルで隠したニャアンが、浴室に入ってくる。

    「ニャアン!? なんで!?」

    慌ててエグザベはニャアンに背を向け、両手で目を覆う。

    「……お湯は大事な資源ですので」

    ちゃぷっと音が鳴り、浴槽のお湯が溢れ出る。

    「実は先にシャワーを浴びてたんです」

    浴槽に入ったニャアンは、エグザベの両肩に背後から腕をかけ、密着する。
    エグザベの背中にあたたかくてやわらかい感触が伝わる。

  • 30二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 20:31:48

    「僕はもう出るから……」

    「なんでですか、さっき湯船に入ったばかりじゃないですか」

    「不健全だ、これは流石に」

    「いつもとやってることは同じじゃないですか」

    やってることは同じでも状況が全く違うじゃないか。
    また君の悪い癖が出たな。

    反論する声が出ないほど、エグザベは両手で目を覆って見ないようにすることで精一杯だった。

    「(一度、この子には強めに注意しよう……)」

    ニャアンが時々自分を試すような行動をするのは理解していたが、ここまでするなんて……

  • 31二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 20:33:26

    「少尉 いつまで視界を隠しているんですか? 隠さなくたって、入浴剤で何も見えませんよ」

    ニャアンの細い腕が絡みつく。

    「ニャアン、本当に怒るよ?」

    「嫌ですか? こういうのは?」

    「そういう問題じゃない……」

    耳元でニャアンが囁く。

    「恋人同士が一緒にお風呂に入るだけですよ? いったい少尉は何を想像しているんですか?」

    ニャアンの目的は、自分に絶対に手を出さないであろうエグザベを揶揄う半分、もう半分は彼を本気にさせてみたいという好奇心があった。
    本気になった少尉はどんな表情を見せて、どんな声で、何を私に言ってくれるだろうか。

    自分も裸になって抱き付かなければいけないのは恥ずかしかったが、少尉は絶対に見ないようにするだろうし、こちらには絶対触れてこないのも予想通りだった。

  • 32二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 20:35:03

    「少尉、耳まで真っ赤でかわいい」

    ニャアンの中にある嗜虐心が湧き上がる。
    次は何をしようかと考えていると……

    突然エグザベが立ち上がった。

    「えっ!?」

    浴槽のお湯が顔にかかり、ニャアンから視界が奪われている間に、ドスドスと浴室を歩く音がする。

  • 33二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 20:36:21

    すぐにニャアンには頭からバスタオルが被せられ、わけがわからないままエグザベに抱きかかえられ、連行され、そのままベッドに押し倒された。

    エグザベは手早く片手でニャアンの両手をベッドに押し付けて自由を奪う。
    ニャアンを覆っているバスタオルの、頭部がある部分だけが捲られて、やっとニャアンは視界を取り戻した。

    目の前には鋭い眼差しのエグザベ。
    いつの間にかタオルを腰に巻いていた。

    「ニャアン、次やったらぬいぐるみたちもコンチも全部没収するからね」

  • 34二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 20:38:20

    「ひゃい……」

    エグザベの威圧感に圧倒されたニャアンは、情けない声しか出なかった。

  • 35二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 20:40:20

    「(危なかった危なかった危なかった危なかった)」

  • 36二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 20:42:13

    一緒にお風呂(失敗)編 おしまい!

    ピポペペ
    「(抱けー!)」

  • 37二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 20:46:10

    素晴らしい…

  • 38二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 21:03:47

    少尉に気圧されちゃう小娘ニャアン可愛くて好き

  • 39二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 21:07:20

    エグザベくん危なかったのかよく耐えた
    耐えなくてよかったのに

  • 40二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 22:49:09

    翌朝、そこには「私は浴室に侵入しました」と書かれたプラカードを首に下げられたニャアンの姿が…!

  • 41二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 23:53:56

    ピポペペ
    「(ニャアンちゃん……20歳以下の人と関係を持つと犯罪になっちゃう地域もあるから)」

    ビビビビ
    「(法律的には大人でも、24歳の人間にとっては18歳は若すぎるんだよ)」

    ガピガピ
    「(それはそうと、もう抱いちゃえばいいのにって思うことだってあるよ)」

    ピコピコ
    「(でも今はピュアなお付き合いを楽しもう)」

  • 42二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 00:03:24

    結婚はニャアンが先でも初体験はマチュが先やろなぁ

  • 43二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 01:54:31

    ◯翌朝

    コンチが体温計のモニターを表示する。
    体温計には「38.6℃」と表示されていた。

    コンチのすぐそばには顔を赤くして息も絶え絶えなニャアンが寝込んでいる。
    時々大きく咳き込み身体を小さく丸め、とても苦しそうな様子だった。

    「(僕がお風呂から強引に引き摺り出したからだよな……)」

    エグザベは昨晩の出来事を思い出して頭を抱える。

    「(ニャアンから仕掛けてきたとはいえ、もっと違うやり方で止めればよかった)」

  • 44二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 01:56:15

    「少尉……うつしたらいけません……早くお仕事へ行ってください……」

    軍医からはただの風邪と診断され、薬を処方され、水分と栄養をしっかり摂ってたくさん寝てください、と指示されている。
    栄養ドリンクや病人用の流動食も用意し、後はニャアンの免疫力に頑張ってもらうしかない状況だが……

    「いや、中佐に事情を話してあるから。今の所急務もないし、今日は君のそばにいるよ」

    部屋でできる仕事もあるし、とエグザベは付け加える。

    「私なんかのために……」

    「僕の大切な人だよ」

    「そういう言葉……意地が悪いです」

    ニャアンは毛布で顔を隠すが、苦しいのかすぐに顔を出した。

    「私の自業自得です……少尉に迷惑かけて、明日以降の少尉はもっと忙しくなるのに」

  • 45二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 01:57:28

    「迷惑ではないよ。これは僕のせいでもあるし。今は治すことに専念して」

    ニャアンは目を閉じ、不規則な呼吸が続いた。
    エグザベは部屋でできる仕事をしようとしたが、ニャアンの苦しそうな様子を見ていると手がつかなかった。

    この子もいなくなったとき、自分は「正常」を続けられるだろうか。

  • 46二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 01:59:17

    縁起でもないと思いつつ、不穏な考えが頭をよぎる。

    故郷を奪われ、家族を失った時、同期であり友人である彼らを失った時、部下を失った時、仕えるべき主を失ったとき、自分は「正常」を保つことを最優先にしていた。
    一度「正常」が崩されたのは、大きな戦いのとき、上司から「私を軍事法廷で裁きなさい」という言葉を聞いたときだった。

    死を受け入れた人間に対する怒りだったのだろうか。
    自分の感情がこんなに大きく揺れ、自分以外を変えようとしたのはあれが初めてだったかもしれない。

    自分が合わせるのではなく、世界が自分の望むように進むよう働きかける行為。

    今までの自分は、もしかしたら無意識下に世界に諦めを抱いていたのかもしれない。

  • 47二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 02:00:53

    今は多分そうではないと思う。
    毛布から出ているニャアンの手を握った。

    だが、次に自分が「正常」を保てなくなったら、何をしてしまうのだろうか。

    「……エグザベ少尉」

    掠れ声でエグザベの名を呼ぶ声がする。
    声の主は不安げな表情をしている。

    「どうしたの? ニャアン」

    「少尉も、どこか悪いの?」

    顔に出てしまっていたのか、エグザベは何か気の利いたことでも言って誤魔化そうとしたが、おそらくニャアンにはそんなものは効かないので、諦めて考えていたことの一部だけを伝えることにする。

  • 48二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 02:02:58

    「ニャアンが心配だっただけだよ」

    ニャアンは納得したのかしていないのか、暫し口をつぐんだあと、軽く身体を起こした。

  • 49二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 02:04:08

    何か必要なのかとエグザベが聞く前に、ニャアンは彼に唇を重ねた。

  • 50二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 02:05:44

    「私はそう簡単には死にませんよ」
    「少尉が原因の風邪なので、少しは少尉も貰ってください」

    ニャアンは再びベッドに横たわり、頭まで毛布を被った。
    今度はずっと顔を隠したままだった。

  • 51二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 02:08:47

    「(誰かと口づけをするのは初めてだ……)」

    「(こんな感覚なのか……)」

    「(やわらかくて、あつかった……)」

    「(え……? 僕はニャアンにキスされたの……?)」

    「(え?)」

    バグるエグザベ。

  • 52二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 02:10:17

    ニャアンの自業自得編終わり!
    風邪には気をつけよう!

  • 53二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 02:22:50

    樋口ニャアンも素晴らしいけどこんな感じの素直なエグニャアも大変健康によろしいですね

  • 54二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 02:37:23

    うーん卑しか女(褒め言葉)

  • 55二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 03:13:51

    重いけどお堅いことでバランスを取っていたエグザベくんだったが、キスを解禁してしまったことで今までエグザベくんの性欲を抑え込んでいたクソデカ祠が爆散する。

    いつものように二人で添い寝しているとき、エグザベくんは顔を真っ赤にしながらニャアンの頬に手を添え「キスしてもいいかな……?」と問う。

    ニャアンが照れながら頷くと、間髪入れずにエグザベ少尉からの今まで溜まってた分の熱いキスをくらう。

    えっ、待って、こういうキスなの……?

    ニャアンが発言する間も与えず、呼吸すらままならないレベルのエグいキスを数十分間した後、まだまだ足りないエグザべくんはニャアンの身体中にキスしたいと思うが、エグいキスで乱れきったニャアンの姿を見てやっと理性ブレーキが働くのだ。

    次第にエグザベはニャアンが過去に自分以外の異性とキスしたことはあるのか、していたとしたらどこをどうやってされたのか気にするようになり、あまりの変貌ぶりにニャアンは壊してはいけない祠を壊した気分になる。

  • 56二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 12:17:16

    保守

  • 57二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 12:54:24

    壊してはいけない祠に閉じ込められてた系の激重エグザベくん

    抑え込んでいたものが解放されて若干サド気味になってたらなお良し

  • 58二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 12:58:27

    食堂バイトを頑張っているニャアンに試作品のケーキをくれた善良な料理長(45歳男性既婚者ニャアンと同じ年頃の娘持ち)

    「料理長からケーキを貰いました」

    「料理長って……男?」

  • 59二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 13:03:28

    「毒が入ってるかもしれないから、僕が毒味するよ」

    「そんなわけないでしょ……」

    「うん、毒は入ってなさそうだ。でも遅効性の毒の可能性だってある。ニャアン、ケーキだったら僕が用意するよ」

    「えぇ…?」

    (さすがにケーキは取り返した)

  • 60二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 13:11:10

    「今までニャアンが僕にした悪戯の清算がしたいんだ」
    「ぬいぐるみたちとコンチは24時間没収、抱きしめるなら僕がいるから大丈夫だよね」

    「でも少尉は仕事が……」

    「じゃあ僕がいる間だけ没収にしようか、24時間分」

    「そんなぁ……」

  • 61二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 13:36:19

    >>60

    ハイライト消えてる?

  • 62二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 14:03:10

    ハイライトが…!

  • 63二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 20:09:43

    「そういえばコンチってシュウジくんの作ったロボットだったよね」
    「シュウジくんが帰ってきたなら返してあげてもいいんじゃないかな」

  • 64二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 20:10:46

    「コ、コンチはお守りで……心配だからって私に着いてきてくれてるので……」

    「ビコビコ!ビヤビヤ!(「僕の意思でニャアンちゃんに着いてきてるよ!」と言いたげに必死でジタバタするコンチ)」

    「そっか、コンチの意思なら仕方ないね」

  • 65二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 20:13:05

    「エグザベ少尉がおかしくなっちゃった……」

    「私……こんなつもりじゃ……」

    マチュに電話をかけるニャアン。

    「にゃっ!? ニャアン!? えっ? これビデオ通話? ごめん! 今カメラは……」

  • 66二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 20:14:46

    「マチュ、ニャアンと電話してるの?」

    「ヌギスギ ヌギスギ ハレンチダ」

    ビデオに映るのは下着姿のマチュ。
    マチュのすぐ側にはシュウジもいる様子だった。

    「あとでかけ直すから!」

    「……」

  • 67二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 20:15:47

    「ニャアン、君が僕をこんなふうにしたんだよ」

    「責任を取ってくれよ」

    「なんてね。ニャアンの真似をしてみただけだよ」

  • 68二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 22:32:48

    ◯夜

    いつものように一緒のベッドに横たわり抱き合う二人。

    ニャアンはエグザベにされるがまま、彼と激しいキスを交わす。

    「(少尉の口の中、あつい……このキス、くるしいけどやめたくない……)」

    昨日から少尉がおかしい。

    「んっ……」

    ニャアンの息が漏れる。
    その声に反応したのか、エグザベはさらに強くニャアンを抱きしめ、彼女の耳を甘噛みする。

    「ひゃっ!」

    「かわいいよ、ニャアン」

  • 69二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 22:33:51

    自分が少尉をおかしくしてしまったのだろうか。
    ならば自分が責任を取るべきだと腹を括りはしたが……

    「今日はおしまい、寝ようか」

    エグザベはニャアンにそれ以上のことはしなかった。

    「(おあずけされた……この雰囲気で終わるの……?)」

  • 70二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 22:34:51

    ニャアンの胸の鼓動は激しく、下腹部は熱い。
    こんな感覚は初めてだったが、自分がどういう状態かなんとなく察することはできていた。
    この状態で眠れるわけがない。

    「少尉はどこで、こんなことを覚えたんですか」

    「ニャアンがかわいいから夢中になってるだけだよ」

    「もっと夢中にならないんですか?」

    「……今すぐでもそうしたいよ」

  • 71二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 22:35:51

    エグザベの思いがけない言葉に、ニャアンの中で驚きと歓喜が入り混じった感情を湧き上がる。

  • 72二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 22:36:57

    「でも君くらいの年齢の子は、信頼や尊敬、感謝や好奇心でさえも、愛情との区別が曖昧になってしまう……らしい」

    「僕は君くらいの年齢の時は恋愛どころじゃなかったから、よくわからないけど……もし君の僕にくれる愛情が後から勘違いだった場合、僕は悔やんでも悔やみきれない」

    「好きだ……いや、愛しているから、君が不幸になる可能性になることは一つでも回避したい」

    「僕と君が同じ年頃だったら、きっと今ある感情を全てそのままぶつけてしまうと思う」

  • 73二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 22:38:14

    「少尉は臆病者です」

  • 74二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 22:39:29

    「それって私の感情を疑っているということですよね」

    「私は何度も少尉に自分の感情を見せたはずです。私も私のことは信じてます」

    「この感情が一時の気の迷いだとしたら、私がおかしい人じゃないですか」

  • 75二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 22:41:19

    エグザベはニャアンに手を伸ばし、抱き寄せる。

    「本当にいいのかい……?」

    エグザベの手がニャアンの寝間着のボタンに触れる。
    彼の身体は熱く、顔も真っ赤で、目もどこか虚ろだった。
    ニャアンはふと違和感を感じた。

    「(身体、熱すぎない……? 目もなんだか焦点が合ってない…? もしかして……)」

  • 76二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 22:42:37

    ニャアンはベッドから跳ね起き、スリープモードのコンチを起動させる。

    「コンチ、少尉の体温を測って!」

    コンチの体温計モニターに表示されたのは『39.0℃」の表示。

    「少尉! すごい熱ですよ!? 起きてちゃダメです! 早く寝てください!

  • 77二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 00:25:07

    「熱を出すなんていつぶりだろう、なんだか2日分の記憶も曖昧だし、病気は怖いね」

    薬飲んで落ち着いたエグザベくん。

  • 78二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 00:26:32

    エグザベのハイライトが逃げ出した編、おわり!

  • 79二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 09:59:15

    意識朦朧でも紳士的なエクザベ先輩かっけえっす
    それにしてもハロは見ててええんか…?

  • 80二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 18:39:51

    ハイライト君が戻って良かった
    傍に居たし接触感染でニャアンに風邪移ってそうだな
    エグザベによる看病イベントが始まる

  • 81二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 18:42:49

    内心の重さと不安が仄見えるエグザベくんはイイぞ

  • 82二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 00:23:57

    保湿

  • 83二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 09:39:30

    保湿

  • 84二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 12:58:20

    これは結局使わなかったハイライトと汗がなくなったエグザベくん

  • 85二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 12:59:58

    「この二日間のこと、本当に覚えてないんですか?」

  • 86二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 13:01:52

    「申し訳ない、ほとんど覚えていないんだ。実を言うとまだ本調子じゃなくて……ニャアンからキスしてくれたら元気が出ると思うんだ」

  • 87二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 13:02:59

    「都合の良いことだけ思い出してます?」

  • 88二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 13:04:58

    「まあ、少尉がそこまで言うなら仕方ないですね。治療行為は大事です」

    2人は唇を重ねる。

    「(少尉はムッツリスケベ)」

  • 89二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 17:33:24

    「(少尉には元気でいてもらわないと……栄養満点の手料理をたくさん作らなくちゃ)」

  • 90二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 17:37:16

    料理をしながら考え事をするニャアン

    「(少尉のことをもっと知りたくて、少尉が前に歌ってくれた歌のことを調べた)」

  • 91二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 17:43:10

    ミゼレーレ・メイ・デウスは罪を悔いた人間が神様に赦しを乞う、という歌だった。

    声変わり前の少年の声がもっとも映える歌……らしい。

    少尉の子供の頃をもっと知りたいな。
    でも写真すら残っていないんだ。

    神様はずるいな。
    私のほうが少尉のことをいっぱい考えてるのに、神様は小さな子供の少尉から自分に赦しを乞う歌を歌ってもらって、その無垢な姿を見られたんだから。

  • 92二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 17:45:36

    「(今の少尉は私のものですがね)」

  • 93二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 03:28:36

    このレスは削除されています

  • 94二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 13:22:47

    このレスは削除されています

  • 95二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 20:18:06

    このレスは削除されています

  • 96二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 21:01:03

    今度はニャアンがエグザベくんをすやすやさせてあげるのか

  • 97二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 22:10:49

    連続削除は画像貼りミスってる?

  • 98二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 07:27:27

    今もこれからも…ですかね…

  • 99二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 11:51:08

    >>1です


    連続削除はわからないンゴ…

    でも保守してくれて嬉しいンゴね…

    仕事が忙しくて続き作れてないンゴよ…

    なんとか今晩…時間を作りたいンゴ…

  • 100二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 12:01:41

    疲れ切ったエグザベ少尉を見て、自分の太ももをぽんぽんするニャアン。

    「どうしたの?」

    察しの悪いエグザベにニャアンは呆れた声を出す。

    「膝枕……してあげてもいいですけど」

  • 101二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 12:06:34

    「膝枕? 気持ちは嬉しいけどそこまでしなくても大丈夫だよ」

    「これは逃したらもうないかもしれないですよ」

    「……そこまで言うなら、甘えちゃおうかな」

    エグザベはおそるおそるとベッドに入り、ニャアンの太ももの上に頭を乗せる。

    「重くないかい?」

    「これくらい大丈夫ですよ」

    ニャアンは自分に膝枕をされているエグザベを見て微笑む。

  • 102二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 12:13:21

    彼女の体温が自分に伝わってくる。

    細くてすぐに折れてしまいそうな脚なのに、自分の身体よりずっと柔らかい。
    なんだか、すごく落ち着くな。

    エグザベはゆっくりと目を閉じた。

    ニャアンの細くてしなやかな手がエグザベの頭を優しく撫でる。

    「ありがとう、ニャアン」

    「こちらこそ、いつもありがとうございます。エグザベ少尉」

    このままだと眠ってしまいそうだ。
    眠ってしまうのが惜しいくらい、幸せを感じている。

  • 103二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 12:18:17

    「少尉の頭の場所、私の子宮のすぐ近くですよ」

    眠気が吹っ飛ぶことを言うな。

    「ニャアンは悪い子だ。変なことばかり覚えてきて」

    「覚えたんじゃありません。事実を言っただけです」

    エグザベはニャアンの腰に腕を回す。
    それだけでニャアンは身動きが取れなくなる。

    「“これ”は誰のものなんだ」

    エグザベは彼女の下腹部に顔を埋める。

    「えっ……な、何を聞いているんですか」

  • 104二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 12:31:09

    「事実を聞いただけだけど……ニャアンは逆に何を考えているんだ?」

    ニャアンが押し黙る。
    ニャアンと接触している部分が熱い。
    自分の体温か、彼女の体温なのかはわからない。

    「エグザベ少尉のものは……私だけのものですか?」

    「……そういうことになるのかな」

    「少尉はエッチです」

    動こうとするニャアンだったが、腰に回された腕の力が強くて、動けない。

    「君から言い出したんだろ」

    エグザベはニャアンの下腹部に口付けをする。

    「僕だって男だよ……君は僕をからかって楽しんでいるようだけど、しっぺ返しがきたらどうするつもりなんだ」

    エグザベは体重を傾け、ニャアンをベッドに押し倒す。
    彼女の衣服の上から、脚や下腹部、首筋や手にそっと当てるだけのキスをする。

    「……はんせい、してますから」

    ニャアンの顔は真っ赤だった。

  • 105二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 12:37:19

    胸部に顔を当ててみた。
    心臓の鼓動が激しい。
    振動が自分にまで伝わってくる。

    胸にもキスをする。
    やっぱり柔らかい。
    こんなに細いのに、不思議だ。

    「あっ……」

    ニャアンが甘い声を上げる。
    彼女の目が、もっと欲しいとでも言いたげにエグザベを見つめる。

    その顔を見ていると、もっといろんな声や表情を見たいという衝動と、少しいじわるをしてやりたい気持ちがぶつかり合う。
    さらに自分の理性がブレーキをかける。

    「今日はもう寝るよ」

    少なくともこの子の身体は自分のものだと思う。
    そして心も、誰にも渡さないし、誰かに目移りだってさせない。
    髪の一本だって、許さない。

  • 106二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 12:39:45

    叡智なのは恥ずかしいンゴねぇ…!!!
    仕事に戻るで…ほな…また…

  • 107二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 20:15:53

    独占欲か

  • 108二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 21:57:49

    着衣流寸止め派の私にどストライクが来てしまった…
    あ全裸流合体派も嗜んでおります

  • 109二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 22:28:02

    独占欲つよつよザベ

  • 110二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 07:33:48

    イッチです
    ワイちゃん今仕事終わったやで…
    ITドカタに人権はないンゴよ…
    スレ残ってたら続き書かせてンゴ…
    叡智なのは恥ずかしいンゴ…

  • 111二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 14:18:32

    最近は少尉にしてやられてばっかり

    嬉しいけど……寸止めお預けは苦しい!

    こういうのって男の人のほうが欲しがるものだよね?

    でもエグザベ少尉のそういうところも……

  • 112二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 14:19:53

    ……食堂バイトの時間だ

  • 113二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 14:22:10

    「ニャアンさん、配給の食料を格納庫にいる兵士たちに運んでやってくれないか」

    料理長に指示され、食料の詰まれたワゴンを押すニャアン。
    格納庫に入ると近くにいた整備兵がすぐにニャアンに気付く。

    「おー! ニャアンちゃん。今日はニャアンちゃんがご飯を持ってきてくれたのか」

    「はい、こちらが今日の食事です」

    整備兵用の食事を手渡していく。
    パイロットにはパイロット専用の食事を渡すのだが……

    「(あっ)」

  • 114二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 14:24:14

    MSのすぐそばで、整備兵と何か会話をしているエグザベ少尉がいた。
    彼には私の作ったお弁当があるので配給食は必要ない。

    エグザベ少尉と会話をしていた整備兵がニャアンに気付く。

    「ニャアンちゃん! もうお昼の時間か」

    整備兵は嬉しそうにニャアンに近付く。

    「ニャアン、お仕事お疲れ様」

    エグザベ少尉もニャアンに近付く。

  • 115二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 14:25:14

    「少尉の分はもう渡しましたよ」

    「わかってるよ。MSの整備が終わったら部屋で食べるよ」

    「ニャアンの手料理が食べられる日は、食事の時間が待ち遠しいよ。今日のお弁当のおかずはなんだい?」

  • 116二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 14:26:21

    「少尉……周りを少しは気にしてほしいです」

    「え……あ!」

    エグザベはあわてて自分の口を塞ぐ。
    そんなつもりはなかったと言いたげな表情だった。

  • 117二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 14:27:36

    「ニャアンちゃん、少尉とそういう関係だったんだねぇ…」

    「エグザベ少尉……ニャアンちゃんはまだ18じゃなかったっけ……?」

    近くにいた整備兵が驚きと困惑の表情でエグザベとニャアンを交互に見る。

    「わざとじゃないことにびっくりですよ。それでは私は持ち場に戻ります」

    この後エグザベは怒涛の質問攻撃を喰らった。

  • 118二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 14:29:07

    「(わざと匂わせをしてくれたのかなって一瞬でも期待した私が馬鹿だった)」

    「(まあ、そういうところも含めて少尉なんですけどね)」

  • 119二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 19:14:54

    18歳なら若い事は若いけど別に言うほどでは無い気もする

  • 120二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 19:17:47

    >>119

    でも6歳差はちょっと驚く

  • 121二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 03:56:22

    保守

  • 122二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 05:23:33

    >>119

    >>120

    エグザベ少尉はそういうのはお堅そうに見えるから意外っていうのもあるのでは

  • 123二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 05:39:55

    「僕はお堅いのかな……あまり自覚はないけど、そう言われるということはそうなんだろうな」

  • 124二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 05:46:12

    「無性にニャアンが猫のように僕に甘えてくれないかと欲が生まれてしまったよ、最近のニャアンはませてきて、ハグだけで幸せそうにしていたあの頃が懐かしいよ」

    「僕はこんな人間じゃなかったのに、やはりニャアンは悪い子だ。いつかいっぱい仕返しをしてやる」

  • 125二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 15:23:57

    保守

  • 126二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 22:00:19

    保湿ー

  • 127二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 06:36:14

    保守〜

  • 128二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 15:14:47

    お互い様だね(白目)

  • 129二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 19:02:34

    ニャアンがエグザベを重くするんではなくエグザベが元々重いのをニャアンが暴くんです

  • 130二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 03:58:46

    少尉まじめだから

  • 131二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 13:53:10

    2人ともおもおも〜

  • 132二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 22:45:47

    保湿しておこう

  • 133二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 07:11:26

    エグザベくん重い男だな(そこがいい)

  • 134二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 07:15:12

    「ニャアン 猫の動画を観ないか」

  • 135二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 07:22:22

    「構いませんけど……どうして?」

    「ニャアンにそっくりな猫の動画なんだ」

    二人は当たり前のようにベッドの上でくっついて、エグザベの携帯画面を見つめる。

    動画に映っているのはしなやかな身体の黒猫。
    毛並みはツヤツヤで、目は琥珀色で大きい。
    凛とした顔立ちだがどこか幼い。

    「毛と目の色が同じだけじゃないですか」

    「すごく美人さんなところとか、そっくりだと思うんだけどなぁ…」

    「……視聴を続けましょう」

  • 136二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 07:30:47

    動画の中の黒猫は毛糸を転がしたり、ソファの上に寝っ転がったり、気まぐれに過ごしている。
    ずっとすました顔をしていて、クールな子だった。

    画面外からもう1匹の猫が現れる。
    明るい茶色に、濃い茶色の縞模様が入っていて、お腹は白い猫だった。
    瞳の色は緑色で、ふわふわした毛をしている。

    「茶トラですね、かわいい」

    ニャアンは黒猫よりも茶トラ柄の猫が気に入った様子だった。

    黒猫は茶トラ猫に気付くと、すぐに近付いてすりすりと自分の身体をくっつける。

    黒猫の表情は先ほどとは打って変わって、ふにゃふにゃとしながら甘えた声を出す。
    茶トラ猫もまんざらではない様子で、黒猫をぺろぺろと舐めて毛繕いをしてやる。

  • 137二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 07:34:30

    2匹の猫は寝っ転がって、ふにゃふにゃとじゃれあい始めた。

    どちらの猫も幸せそうだった。

    「悪くない動画でしたね。その動画を私のスマホにも共有しといてください」

    「気に入ってくれてよかった」

    「(この茶トラ猫、少尉にそっくりでかわいい)」

  • 138二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 07:41:33

    「少尉は猫が好きなんですか?」

    「人並みには好きだよ。目の前にいたらかわいがっちゃうかな」

    「私があの動画の黒猫の真似をしたら、かわいがってくれますか」

    「そりゃもちろん……してくれるの?」

    ニャアンは動画の中の猫のようにすました顔にんsり、くつろいだ体勢を取る。
    動画の中の猫は自分は女王様だと言わんばかりの態度だったから、その再現だった。

  • 139二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 07:49:40

    「(どう可愛がればいいんだ……)」

    困惑するエグザベに、ニャアンは呆れた声で言う。

    「私だけが猫の真似なんて不平等です、少尉は自分をあの茶トラ猫だと思って私に接してください」

    いつの間にそういうことになっていたのか。
    エグザベはゆっくりとニャアンに近付く。

    ニャアンの表情が柔らかくなる。
    ニャアンはエグザベに身体を寄せ、すりすりと自身の身体を当ててみせる。

    「ニャアン……やはり君はそういうことを……」

    「いやらしい少尉、ただの猫の真似に何を考えているのですか?」

    ニャアンの大きな瞳がエグザベをじっと見つめる。

    「私を舐めてくださいよ。少尉は猫ですよ?」

    「……言ったな」

  • 140二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 07:59:10

    エグザベはニャアンの首筋に舌を這わせる。

    「んっ……」

    ニャアンがびくりと身体を震わせる。
    次にエグザベはニャアンの耳を舐める。

    「えっ! ひゃぁっ! あぅ……」

    エグザベの舌がニャアンの耳を弄ぶ。
    敏感な部分への刺激と、淫靡な音がニャアンに0距離で伝わる。

    くすぐったくて、ゾワゾワして、気持ちいいかもしれない……

    エグザベがニャアンの耳を解放するころには、ニャアンは顔を真っ赤にしてぐったりとしており、顔を真っ赤にして恍惚の表情を浮かべていた。

  • 141二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 08:05:46

    エグザベはぐったりと寝転がるニャアンに寄り添い、額にキスを落とす。

    「君から誘ったんだぞ、ニャアン」

    その言葉にニャアンは膨れ面になる。
    小さな声でえっちと呟き、エグザベに弱々しい力でパンチする。

    その威力は猫パンチ以下だった。

  • 142二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 08:09:12

    (ニャアンに猫のように甘えてほしかったと思ってたのに、欲望に負けてチャンスを逃してしまった…)

    (今度はとにかく甘えんぼちゃんでニャアンそっくりの美人な黒猫の動画を観せよう……)

  • 143二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 16:59:12

    シラフのニャアンを甘えさせるのは結構難易度が高そう?がんばれ少尉

  • 144二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 22:58:17

    スヤスニャアンじゃなくてフニャフニャアンにさせられておる…

  • 145二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 08:51:04

    ふにゃふにゃ

  • 146二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 08:53:27

    甘えてほしいならまず甘やかす事ですエグザベ君
    もう甘やかしてる? …それはそう

  • 147二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 15:21:26

    この2人とうとうやることやるようになったらすごいことになりそう

  • 148二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 00:09:06

    猫同士ってすごいくっついて眠るよな

  • 149二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 09:57:50

    また欲望に負けそう
    そもそも勝つ必要はあるんだろうか

  • 150二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 13:54:32

    (ねこは膝にのせて頭や背中をナデナデしたり喉を指ですりすりしたり
    しっぽの付け根をとんとんしてやると喜ぶらしいな・・・)

  • 151二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 23:46:30

    ニャアンはふにゃふにゃされたいタイプだからまずはひたすら甘やかす必要がありそう

  • 152二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 07:53:40

    いちゃいちゃしろ

  • 153二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 08:36:51

    >>150

    ムラムラニャアンが無意識にエグザベ少尉の鼠蹊部に自身の尾骶骨を押し付けて欲望と理性の狭間で苦しむエグザベくん

  • 154二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 08:46:21

    下腹部が少しだけ疼く感覚がして、熱い。

    多分生理が近い。
    今は排卵をしているんだな。
    ニャアンはぼんやりとそんなことを考える。

    その日暮らしの生活の影響なのか、体重の問題なのか、ニャアンは元々月のものが滅多に訪れなかった。
    しかしここ最近はその周期が安定してきている。

    そして気付いたのは、自分は月経前に訪れる心身の影響が大きいこと。
    自分の卵巣から勝手に出てきた卵子が、これまた子宮の中に勝手に作られた血のベッドで、生命と成るために雄を待つ。

    ニャアンにはそれらが全てわかってしまう。
    メリットは下着を血で汚さずに済むこと、デメリットはやり場のない衝動を耐えるのが苦しいこと。

  • 155二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 08:54:13

    いつものようにエグザベ少尉と同じベッドで眠る。

    こんな日にエグザベ少尉が近くにいると下腹部がきゅぅっと締め付けられる感覚になって、ニャアンの身体は恥ずかしさで火照り出す。

    「少尉……私、今日は宿舎で寝ます」

    「え? どうして」

    「生理が近くて……」

    その言葉を聞いたエグザベは少し慌てた様子になる。

    「調子が悪かったりするのかい? 僕がいると休めないなら僕が別の場所に行くよ。何か必要なものがあるならすぐに用意するし…」

    「そういうわけじゃないんです」

    ニャアンは自身の下腹部をエグザベの鼠蹊部にくっつけてみせる。

    「わかりますか? エグザベ少尉といると、私のこの部分がすごく熱くて、変な気持ちになるんです…」

  • 156二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 09:01:20

    「……!」

    顔を赤くして言葉を失うエグザベに、ニャアンはぽつりぽつりと語る。

    「……ホルモンのバランスのせいかもしれません。今、私の、赤ちゃんを作る場所には卵子がいて、本能なのかな、すごくいやらしい気持ちになるんです。つまり……」

    「いやらしい気持ちに抗えずに、今から少尉とそういうことをしたら、赤ちゃんができる確率がすごく高いです……」

    エグザベは返す言葉がわからずぱくぱくと口を動かして声にならない声を上げる。
    ニャアンの下腹部がすりすりとエグザベの鼠蹊部を撫でる。

    彼のものが硬くなっていることは、ニャアンも気付いていた。

  • 157二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 09:02:32

    うおっ……
    えっちすぎるという気持ちとちゃんと生理来るようになってよかったねという気持ちとなんか諸々が押し寄せてくる……!

  • 158二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 09:09:35

    エグザベは自身の衝動に抗うために、身を起こしてニャアンを強く抱きしめる。

    「ニャアン! 今晩の僕はこうやって座って寝る! それなら安全だ!」

    「別の場所で寝ればいいじゃないですか」

    「駄目だ、今の君を一人にしたら僕が不安になる」

    こんな艶やかな少女が自分以外の男の目に触れたら、その男が彼女に触れたら…
    エグザベのニャアンを抱きしめる力が強くなる。

    「(苦しいけど…心地良い)」

    ニャアンは自分の下腹部を撫でて、落ち着くように祈る。

    「(少尉のものなら、受け入れるのに)」

    ニャアンは微睡に落ちていった。
    エグザベは一睡もできなかった。

  • 159二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 18:15:57

    えっちすぎる
    こんなえっちなニャアンを前にして我慢できるエグザベを誇りに思う

  • 160二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 02:03:21

    愛されてるなあ

  • 161二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 04:02:32

    あーダメダメエッチすぎます

  • 162二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 05:56:35

    考えザベくん


    なぜ目の前に欲望に耐える必要があるのか、それについて考えたことがなかった。

    両親からそのように教育され、教会でもそのような教えを説かれ、それが当たり前だと認識していた。

    “みだらな行いを避けなさい。人がおかす罪はすべて身の外にあります。しかし、みだらな行いをする者は自分の体に対して罪をおかしているのです。”

    性風俗が盛んだったコリントの街の人々への言葉だったはず。
    多くの罪は他者を傷つけるもの。
    しかし淫らな行為は自身の身体を傷つけてしまう。

  • 163二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 05:57:47

    元を辿ると、病気や女性の妊娠・出産のリスク、社会秩序の観点から説かれた教えなのかもしれない。
    避妊具の発明と現代の医療技術を考えると、そういった考えが古いと言われるのも仕方がないことだろう。

    「(……自分は傷ついても構わないけど、みだらな行為でニャアンを傷つけたくないな)」

    ニャアン当人の日頃の行いは置いといて、そのような行為のリスクは男性より女性の方がはるかに高い。
    身体だけでなく、精神的なケアも時として必要となる。
    自分が彼女に対して完璧な対応ができる確証がない。

    ニャアンの日頃の行いはともかくとして。

    「(コンドーム……念の為に用意した方がいいのだろうか)」

    生理現象ばかりは自分で制御できない。
    やはりリスクを下げる行動を選ぼう。

  • 164二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 05:58:53

    (コンドーム購入するかどうかで考えすぎだよ、エグザベくん)

  • 165二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 15:23:40

    愛を確かめ合う行為ならみだらな行為に該当しないのでは?
    …これ以上は言わなくても分かるはずだエグザベ君

  • 166二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 15:28:57

    そういう言葉や教えを引用してくるエグザベくんなんか名前からしてめちゃくちゃらしいな

  • 167二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 22:04:46

    愛の行為として許されて欲しいし二人の罪である行為であっても欲しい
    心がふたつある~

  • 168二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 01:10:32

    もう結婚しちゃえよ…!という気持ちでいっぱい

  • 169二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 03:55:08

    「少尉、お部屋の掃除中に見つけたのですが、この箱はなんですか」

    ニャアンの手にはまだ封を切られていないコンドームの箱があった。

    「……!? 隠したはずなのに」

    「私には無意味ですよ」

    ニャアンはエグザベをじっと見つける。
    彼女の大きな瞳からは期待と高揚が見て取れた。

    「少尉、そういうことですか?」

    「違うよ! これは念の為、不測の事態に備えた予防線みたいなもので…」

    「不測の事態に備えているんですね、じゃあいつ不測の事態が来ても大丈夫ですね」

    「(飢えた獣の目をしている…)」

  • 170二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 03:56:33

    「(ここはいつものように少し反撃すれば反省するかな)」

    「ニャアン、君は淫らだ。そうやって僕をからかって、お仕置きされたいのか」

    ニャアンの肩がぴくりと揺れる。
    コンドームの箱で口元を隠すが、顔が赤いのは隠せていない。

    「君がそんなに望むなら、今から始める?」

    ここまで言えば怖気付いて反省するだろうと思った。
    ニャアンはしばらく固まった後、首を小さく縦に振った。

    「えっ……?」

  • 171二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 03:58:13

    「私たち、婚約者?ですよね」

    ニャアンがか細い声で言葉を続ける。

    「婚前交渉はダメと少尉は言うけど、私は少尉が好きで、少尉も私のことが、す、好きだったら……それに、将来結婚するなら、それって悪いことじゃない……です」

    「(涙目で顔が真っ赤なニャアンがいる……かわいいな)」

    エグザベは一瞬現実を逃避しそうになったが、目の前には真剣な少女がいる。
    ならば自分も受け止めて、真摯に対応すべきだ。
    ニャアンの小さな肩に手を置く。

    「ニャアン、僕を信じて身体を預けてくれるかい?」

    「……はい!」

    僕は彼女を愛している。
    その気持ちは本物なのだから、絶対に傷つけない。

  • 172二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 04:00:33

    ◯シャワー浴びてきたよ

    薄着のまま、ベッドの上で二人は口付けを交わす。

    「ん……」

    酸欠になるようなキス。
    ニャアンは、ぐったりとして力無くベッドに横たわり、自分に覆い被さるエグザベを見つめる。
    しかしすぐに身体を小さく丸め、小刻みに震え始めた。
    顔は真っ赤で、目は涙で潤んでいる。

    「はじめてのは、や、やさしくして、ほしい」

    子供のような話し方で懇願するニャアンに、エグザベの心臓は跳ね上がる。
    優しくするよう努めるつもりだったが、目の前の弱々しい少女を見ていると、自分の中の嗜虐性が暴かれてしまいそうになる。

  • 173二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 04:03:06

    いやダメだ。
    襲うんじゃない、愛を確かめ合うんだ。
    これはみだらな行為ではないのだから。

    「うん。できる限り優しくするよ」

    ニャアンをしばらく抱きしめ、そして身体中にキスをした。
    小さな胸に触れると、彼女の身体が大きく跳ね上がった。
    優しく撫でるようにそれを弄ぶと、吐息混じりの嬌声がかすかに聞こえる。

    「次のお休みに、婚姻届を提出しに行こう」

    「ん……それって、いま、いうこと……ですか」

  • 174二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 04:04:55

    まだ本番は始まってないのにこんな様子じゃ、体力が持たないんじゃないか。
    そんな言葉を飲み込み、彼女の大事な場所に触れてみる。

    「っ!」

    もう湿っている。
    自分の手の動きに敏感に反応し、身体をよじらせる。

    「答えて、婚姻届、提出しに行く?」

    「あっ……っ、はいっ いきます、いきますから……くっ、んっ……」

    「やめて」と言いかけたニャアンの口をキスで塞ぐ。
    もう後戻りはできない。
    とろとろに溶けたその場所は、ひくひくと痙攣して、今か今かと自分を待っているようだった。

  • 175二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 04:14:48

    男女の営みで一つになると表現されることもあるが、こういう感覚だったのか。
    自分の愛する人と精神的にも物理的にも繋がっている。
    とても温かくて、なぜだかとても安心する。
    だが身体は貪欲に目の前の少女を求めていて、制御が効かなくなりそうだった。
    このままだと自分を受け入れてくれた少女をめちゃくちゃにしてしまいそうだった。

    苦しそうなニャアンの頭を撫でて、強く抱きしめた。

    「痛い思いをさせてごめん……でも、ありがとう」

    ニャアンは涙を溜めながら、初めての痛みに戸惑いながらも、目の前の青年に微笑む。

    行為は朝まで続いた。

  • 176二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 04:21:05

    「たった一晩でコンドーム一箱を使い切るなんて、少尉はムッツリすけべだったんですね」

    「(今まで我慢していた分が爆発したんだ…事実みたいなものだから否定できないな)」

    「今日はもう起き上がることができません、腰も下半身も全てが痛いです」

    「す、すまない……」

    「初めての女の子に朝まであんなことをするなんて少尉は最低です。ノンデリです」

    「返す言葉もないよ……僕のことを見損なったかい?」

    「別にそんなことは言ってまでんよ。それより、次のお休みはいつになりそうですか? 婚姻届、出しに行くんですよね」

    「(僕としたことが我を忘れてしまうなんて……でも許してくれそうでよかった)」

  • 177二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 04:32:34

    少尉はこの世界線でも一箱使い切るのか
    まあめちゃくちゃ誘惑されてたしな……

  • 178二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 12:57:56

    >行為は朝まで続いた。


    流れ変わったな…

  • 179二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 21:19:01

    一箱三個入りの可能性も…いや朝までということは…

  • 180二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 22:06:13

    ◯婚姻届を提出したよ

    「やること…やることが多い…!」

    婚姻は婚姻届を提出して終わりではない。
    夫婦が同姓を名乗る場合はどちらか片方が名義変更の各種手続きを行わなければならない。
    ニャアンの場合は現在軍属かつ元は難民、実を言うと宙ぶらりんな立場で、軍と役所に提出する書類の量は一般市民の比ではなかった。

    「そうだね、ニャアン・オリベ名義のIDカードの申請、銀行口座の開設や税金の確認……軍の書類の方は僕も手伝うから頑張ろう」

    「(ニャアン・オリベ……)」

    「……? なんだかご機嫌だね」

    「別に何も。早くIDカード申請窓口に行きましょう」

    「ニャアン、本当に良かったのかい? 僕の苗字で」

    「……え?」

    「少しやることは増えるけど、ちゃんと手続きを踏めば君の昔名乗っていた苗字で生活することもできるんだよ?」

    「少尉って、野暮なことを気にするんですね」

  • 181二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 22:17:05

    ◯なんとか色々な手続きを1日で終わらせて帰宅したよ!

    「朝イチで婚姻届を提出したのに、もう日没か…」

    「少尉、左手を出してください」

    「……?」

    エグザベは手のひらをニャアンの前に出す。

    「逆です、手の甲を上に」

    言われた通りにすると、ニャアンはベッドの上のMSを模したぬいぐるみ(にゃ”ん)を手に取りコックピットの部分をバリバリと剥がし始めた。

    「(コックピットの部分……マジックテープになってたのか)」

    ニャアンはぬいぐるみの中から何か小さいものを取り出すとエグザベに向き合い、彼の差し出された左手の薬指に、銀色に光る指輪をはめる。

    「……指輪!? いつの間に!?」

    「本当はペアで買いたかったんですけど、私の貯金では少尉の分だけしか買えませんでした」

  • 182二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 22:27:17

    「私は少尉と違ってサプライズが上手なので、指輪のサイズをあらかじめ測ることだってお手のものです」

    ニャアンは左手で髪をかきあげる仕草をする。
    いつの間に嵌めていたのか、薬指にはキラキラと光る石が嵌め込まれた指輪があった。

    「少尉からはもう貰ってしまっているので、私の分はなくても大丈夫でしょう」

    エグザベは思わず目頭を抑え、絞り出す声で言う。

    「ニャアン、出かけよう」

    「え……?

    「ありがとうニャアン……だからこの指輪の入手先を教えてくれ」

    「僕だけこんなに幸福なのは、不公平だ。だから君のものは僕が贈る、いや、贈らせてくれ」

  • 183二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 22:29:38

    「(少尉は野暮なことを気にする人です……ですがそこが好き)」

    帰り道、二人の手にはお揃いの指輪が嵌められていた。

  • 184二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 22:35:36

    ◯数日後

    「ニャアンはその……結婚式とかは興味ないの?」

    「結婚式……ですか。花嫁衣装は綺麗だと思いますが、あまりそういう祝い事の中心は得意ではないです」

    「そっか……」

    「少尉は結婚式にご興味が?」

    「いや! なんとなく思っただけなんだ!」

    エグザベは少し顔を伏せる。

    「ニャアンの白いドレス姿は、きっとすごく綺麗なんだろうなって」

  • 185二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 22:40:28

    エグザベの言葉に、ニャアンは目を見開く。

    「前言撤回です少尉」

    ニャアンの声はつとめて冷静だった。

    「少尉と結婚式、したいです。参加者は私と少尉、神父はコンチで仲人はぬいぐるみたちです」

    「えぇ…!?」

    「私も見たいです……少尉のいつもと違う姿」

    ニャアンはエグザベを優しく抱きしめる。
    穏やかな笑顔だった。
    つられてエグザベも微笑む。

    「そうだね、そうしよう。二人だけの特別な式をしよう!」

  • 186二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 08:06:44

    保湿

  • 187二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 09:55:42

    お肌しっとりつやつやニャアン

  • 188二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 19:13:57

    いっぱい相談していいものにするんだ〜!

  • 189二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 19:14:39

    後でマチュや他のみんなから私たちもお祝いしたかったって詰められそう
    しかし二人だけの結婚式というのも素敵だ

  • 190二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 23:12:43

    ニャアンのウェディングドレス奇麗だろうな

  • 191二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 04:10:34

    ◯結婚式当日

    教会に併設された建物の、事務室に足を踏み入れる二人。

    「美男美女の夫婦がたった二人で結婚式なんて、もったいないねぇ」

    事務室のソファでくつろいでいた神父は気さくな口調で二人を茶化す。

    「ニャアン・オリベさんですね。ヒルデと申します。私がお着替えを手伝います」

    教会の職員の女性が神父を軽くはたき、ニャアンを個室に案内する。

    「ありがとうございます…」

    この日のためのドレス。
    ニャアンは散々悩んだ結果、シンプルな白いドレスを購入した。
    そのドレスに自分でささやかな刺繍を加えた。
    お姫様みたいなドレスも素敵だと思ったが、自分が一番落ち着けるドレスにしようと思った。

    ヴェールはマチュからのささやかなプレゼントだった。
    シャリア・ブルからは白い薔薇のブーケを贈られていた。

    「すごくお綺麗です、きっと新郎さんもお喜びになります」

    ヒルデに教会の扉の前まで手を引かれる。

    「もう、新郎さんが待ってますよ」

    ニャアンの心臓の鼓動はどんどん早くなる。

  • 192二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 04:12:51

    説教台の上のコンチがニャアンに手を振る。

    コンチの前には…

    「……」

  • 193二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 04:23:21

    「……少尉?」

    「ごめん、ニャアン。すごく綺麗だったから……なんだか現実味がなくて」

    ニャアンとエグザベは、聖母像の前に並び立つ。
    聖母像の手前の説教台の上のコンチが電子音を発する。

    コンチの言葉をニャアンは理解できるが、もはや自分も彼にも言葉は必要なかった。

    しばらく二人は見つめ合い、キスをした。

    「(幸せ……今、死んでしまってもいいくらい)」

    「ダメだ。ニャアン、一緒に生きよう。これからもずっと」

    「少尉、心が読めるんですか……?」

    「読めないけど、君の考えていることくらいわかるさ」

    ニャアンはエグザベを抱きしめる。

    「!?」

    「うん、やっぱり」

    驚くエグザベを尻目にニャアンは気付く。

    「エグザベ少尉とこうしているのが、一番幸せかもしれないです」

  • 194二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 04:25:54

    おまけ

    コンチがマチュたちに送った結婚式の映像データから抜粋

    (クオリティに関しては目を瞑ってンゴね…!ワイちゃんの画力じゃこれが限界だったンゴ…)

  • 195二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 07:32:46

    パーフェクト……

  • 196二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 17:05:30

    ナイスクオリティ
    ナイスコンチ

  • 197二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 22:27:42

    これからは二人ですやすやできる日々

  • 198二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 22:34:05

    ハッピーエンド

  • 199二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 23:21:51

    >>194

    最後に神絵師が登場して昇天しそうになった

    エグニャアお幸せに

  • 200二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 23:24:58

    乙でした

オススメ

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