- 1二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 00:57:35
- 2二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 01:08:15
とりあえず2巻まで読んだのでその感想
・隅沢克之小説は歴史の考察みたいな語り口で進んでいくから独特な感じがする、没入感が薄いけどその分俯瞰して見られるというか
・トレーズという男が思ったよりも人間らしいというか、そんなにドロシーに気を許していたのか…という驚きがある
・ノインさん弱冠10歳にしてリリーナと同じくらい強い女なんですが…
・ヒイロがなんだかんだ言って親に愛されていたことが分かって嬉しいが、幼さが故にそれを中途半端にしか受け取れず、親も完璧じゃなく、時代も悪いせいで心がどんどんぐちゃぐちゃにされていってつらい
・ヴァンといいトレーズ母といいセプテムといいセイスといい、人間らしいキャラクターであるほどWの良さが出ている気がする
・子デュオの方はac時代のデュオともちょっと違う生意気さみたいなのがあって新鮮だが、紙媒体だとややこしすぎるなこのネーミング… - 3二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 01:15:54
1.2巻では、トレーズ・クシュリナーダという男がいかに異様な人物であったかをヒイロの出生を交えながら語られているのだが、時代を動かす連中の平均年齢がホビアニレベルで低いため、AC全体が異質な時代すぎる…という感想を抱かざるを得ない
ロームフェ ラ財団内部の掘り下げパートは素直に面白い、Wはすげー才能とか人間味のない感じとかが主人公達に備わっている分、感情むき出し自分の欲に素直な小物の方が見てて面白い(個人の感想)
特にトレーズの弟のヴァン君はいいね、愛してもいない男との間にできた息子だから病んだ母親に早々に忘れられて、兄ほど優秀にもなれず、かと言って嫉妬に振り切れることもできない善良さを持っていてとてもいい - 4二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 01:20:03
当時の単行本追っかけ勢としては1,2巻の表紙からの内容に肩透かし食らったって感じだった。トレーズの過去話やったあとにヒイロ覚醒で終了だったから3巻が待ち遠しかった。
- 5125/07/29(火) 01:22:44
ややこしいかなと思ってコテハンつけた
トレーズはもしかしたらある種のオムファタールなんじゃないかってくらい周囲を巻き込んで運命をねじまげる力があるんだなぁという印象を受けた(そこはシャア要素なのかもしれない)
父も母も大義はあったがある意味小物で、弟もかなり優秀ではあったがトレーズには及ばず、義理の父なんて言わずもがな、そして教鞭を取れば部下はみな優秀になる
そしてその全員から無条件で愛される
もしかしたらトレーズは自分のそんな素質があんまり好きじゃなくて、だから正しく悪と断定してきた五飛を気に入ったのかもなと感じた - 6二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 01:24:21
これ1.2巻までの時点での感想?
なんか色々おもしろそうね - 7125/07/29(火) 01:24:28
>>4 確かにびっくりするくらいリリーナが出ないからなぁ
- 8二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 01:25:23
FT感想とか滅多にやってる人いないから応援してます!
- 9125/07/29(火) 01:25:43
>>6 そうだよ、続きはまだ読んでないし(正確には過去にざっと目は通してはいるから展開は知ってるけど)
興味があったら目を通してみてもいいんじゃないかな
- 10125/07/29(火) 01:32:49
あと魅力的だったのはヒイロの3人の両親、それぞれに個性があって、それぞれの形でヒイロを愛していてよかった
全員めちゃくちゃ人間味があるからヒイロに対してバッドコミュニケーションを取っちゃうんだけど、最終的に命のバトンを繋ぐのはこの3人なんだよな…と思うとなんだか心が暖かくなる
特に良かったのはセイス、低コストで量産できるリーオーにこだわりまくってる小物でリーオーが過小評価されていることで嫉妬に狂いまくってるしその余波でヒイロとかヒイロ母にあたっちゃうんだけど、最終的に2人への愛を貫いて特攻して死ぬという
親として点数が決していいわけじゃないんだが、リーオー人形を大事そうにしているヒイロを見て泣いちゃったり、逆にそれすらも嘲りに見えて怒鳴っちゃったり、最終的には命を賭して助けたりと誰よりも人間くさい男で憎めないんだよ - 11125/07/29(火) 01:35:24
>>8 ありがとう、このログみて興味持ってくれる人が増えたらいいなと思う
- 12125/07/29(火) 01:55:03
火星編の感想としては1.2巻の内容ではそんなに言えることはないかな、相変わらず五飛もヒイロも口下手ニヒル男だし、デュオは自分の死神的本質をサバイバーズギルト的明るさでカバーしてそうな歪みがやっぱあるな、あと"ドーリアンかピースクラフトか"はリリーナ理解男のヒイロにとっては大事なんだろうなってくらいで
あと、キャシーの未熟さがフレッシュで精神的疲労で荒みきった男たちの中にいい風を吹かしているところは素直に気持ちいい、こいつらだけだとどんより同窓会+未熟で暴れ散らかす少年というアレなシチュエーションになってただろうし
3巻以降は起きたら読むわ - 13二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 02:20:38
書籍で揃えてたの思い出して買い忘れてた数巻の値段調べてみて草ァ!
なんだこの値段!?10年前に買っときゃよかった… - 14二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 03:23:44
人間的には小物だけど技術者としては大物も大物なのもポイントだし人の親として極端に悪いわけじゃないからこそヒイロもリーオーを重用してるのがいい
- 15二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 04:40:25
30周年だし漫画版EWとかは復刊するみたいだからこっちも復刊したりされないかなあ
買いたいけど今のアマゾンとかの値段じゃとても… - 16二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 07:48:40
Wは小説版と敗者とFTは電子があるから今だと電子で揃えるのがまぁベターだろうな
- 17125/07/29(火) 08:57:27
3巻を読んだぞ
・トロワとカトルのネクストジェネレーション2人は、やはりデュオと一緒で先代よりも未熟で人間味が残されたフレッシュ感を大事にしている感じがする
・キャスリン最高!強くて年齢不詳で最高に美人な師匠のお姉さんほど最高の属性はない(個人の感想)
・後の時代になってくるほどオカルト能力が極まってくるのはどのガンダムも同じだな
・正確にはわからないがmc21年が火星暦を使った数え方ならacから40年近く経過していることになる、そりゃみんな初老だわな… - 18125/07/29(火) 09:06:51
3巻はフォボスとカトリーヌに焦点を当てて描かれており、2人とも先代よりも情緒とか青少年の瑞々しい心の動きとかを兼ね備えていて、なんとも可愛げのある感じがした
厳しい火星の環境に戦争の足音が絶えず近づく気配はしつつも、戦時中に生まれた無印世代よりかはやっぱり子供らしい子供になるんだなぁという所感
ご褒美のキスを最高のプレゼントだと思うフォボスも、理想の姫様の元に降りイケメン2人と美味しい想いをして今のところ1番満足してそうなお転婆娘のカトリーヌも、恋愛のれの字も無かった先代を思うと本当に子供らしい子供である - 19125/07/29(火) 09:12:05
これはガンダム小説に共通して言えることだが、戦闘描写はやっぱり文字では分かりにくい!カトリーヌの独白では音楽に例えられているせいで脳内イメージはオーケストラの中踊るガンダムだったぞ…
あるいは年頃の少女によくあるドラマティックに解釈する癖と、カトルに似た思い込んだら一直線みたいなところが結びついて変な方向にアグレッシブになってるカトリーヌの脳内では案外本当にそんな感じで戦闘が解釈されているのかもしれない - 20125/07/29(火) 09:23:04
3巻で1番魅力的なのはやはり火星の過酷な環境で、自分の帰りを待っててくれるちょっとドジなお姉さんから自分のことを鍛えぬいてくれる頼もしくて美しい師匠に進化したキャスリンだろう
キャスリンは1巻で3発もフォボスを殴るが、そのどれも愛あるパンチで思わず師匠…!とドモンのようなことを言ってしまいたくなる
スーパー進化は遂げていたものの、命を失ってしまえば何にも残らないという信念だけは変わっていなくてAC時代からちゃんと地続きになっている彼女の人生を感じ取ることができてよかった
あと訓練のご褒美は果物しかくれない→初舞台(命を賭したミッション)の褒美はキスをくれるの展開には痺れたね、最高の女すぎて
フォボスの憧れに近い初恋はキャスリンに奪われていると思う、少なくとも自分なら必ずそうなる - 21二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 09:27:02
- 22125/07/29(火) 09:31:12
3巻にはナイナ、ミルといったゼクスの子供たちや、間違った覚醒をしたらしいリリーナも出てくるが、ここら辺はまだ掘り下げがそんなに行われていないからなんとも言えない
少なくともリリーナはEWの時に悟った平和は一人一人が自分の意思で掴むものでなくてはならない、という結論を忘れていそうではあったが、認知症っぽい母親に会ったリリーナを見るとほぼ成功してたけどあと一歩何かが足りなかったのかなという印象
ミリアルドとゼクスが同時に出てくるのも掘り下げられていない段階だとややこしすぎて今は一旦考えないことにしたぞ…恐らく死んだ方はクローンだか影武者だかなんだろうが(そしてゼクス周りはもっとややこしくなることを自分は知っているのでちょっと身構えてもいる) - 23125/07/29(火) 09:37:33
FTとそれまでのW作品の違いとして、やはり群像劇感がより強まっていることが挙げられるかなと感じた
視点主それぞれが主人公要素を持っていて、それが恐らく終盤に向かうにつれて1つの舞台に収束していく感じが序盤から漂っている
この視点がコロコロ変わって独白で補完していくやり方は小説版だからこそ映える感じはするので、映像化するとしたら構成が大幅に変わるんじゃないかと思う、その代わり戦闘描写が分かりやすくなるんだろうが
とりあえずこれから4巻も続けて読んでくる - 24二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 10:07:42
おつです~
- 25二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 10:20:41
セイスいいよね・・・そりゃあヒイロもちゃんと尊敬し続けたままでいるわ
- 26125/07/29(火) 10:46:22
4巻も読んだ
・デュオは実にアメリカ映画的な男というか、影のようにまとわりついてくる過去をオプティミズムで誤魔化している感じが"ぽい"なという所感
・自分の過去の影に惑わされて快楽に流される暇なんてないくらい貧乏くじを引かせ続ける方がデュオにとって最良なんじゃないか?やっぱり
・無印の頃からヒルデはボーイッシュで勝気なキャラだと思ってたけど、FTになるとそれがオカン的な方面にさらに強調されていてなんだかドラゴンボールのブルマを見てる気分
・戦闘描写はバスターライフルの弾丸を引火用に使う戦略がよかった、小説だとこういう頭を使った戦術が映えるな - 27125/07/29(火) 10:56:05
デュオの放浪癖や犯罪への躊躇のなさを直せたのはマクスウェル教会だけだったけど、その効力も時が経ってよりモラルの高い世の中になっていくに連れて弱くなってくる
ヒルデがリリーナくらい人を惹きつけてやまないカリスマがあるか、あるいはキャスリンくらい愛嬌と強かさを兼ね備えたイイ女であればシスターヘレネやデスサイズのようにデュオの杭になれたんだろうが、あいにくヒルデにはまだそんな能力はなく、単にデュオに恋をし望みを抱いていた少女だったせいでどんどん複雑骨折していくという - 28125/07/29(火) 11:07:56
それにしても1人になってからのデュオは個人的には大変魅力的なキャラに育ったなぁと感じた
他のガンダムチームキャラと違ってデュオだけは無印とEWでなんの過去の精算もできてないから、果たしてEWの後ヒルデとくっついたら自分の闇ともちょうどよく折り合いが付いて平和に暮らせました〜なんて簡単な結末になるか?と思っていたので
浸れる使命もそれを共有できる相手もいなければ、壊れないために身につけた楽観主義に身を任せて刹那的な生き方をしてしまう、口では過去は忘れたと言いながら、その本質はあの惨劇の時に完全に壊れた精神から何も変わらず錆び付いたまま
無印EW時点ではそんなにデュオは特別好きって訳じゃなかったが、FTのデュオは救われない過去を無理やり振り払うために分かってるのに駄目な甘さに浸っている感じがかなり好きだな - 29125/07/29(火) 11:19:00
間違いなく本質は良い奴なんだが、凄惨な過去のせいで人と愛(プラトニック・ラブ)を交わすことが絶望的に下手くそという感じがする
なぜなら自分にそれをくれた相手はみんな死んだので
だから物言わぬ機械としか愛を交わせない
そんなデュオがヒイロにだけは友情に近い感情を抱いているのは、自分と同じ愛を交わすのが下手くそ(ヒイロの場合はそれを誤魔化さず徹底的に人との交流を絶っている、言葉を選ばずに言えば陰キャのためデュオのような目には合わないが)な相手だという親近感を抱いたからなんじゃないかという気がする - 30125/07/29(火) 11:23:48
デュオが本当に快楽主義のために過去を精算し教会もヒルデも忘れて逃走する男であったのならガチでピッグマックスウェルだったのだろうが、そうじゃないから、本当は過去もプラトニックラブも完全に捨てきれていない男だから他のGチームと一緒でガンダムの主人公要素を持つ男なんだろうな
- 31125/07/29(火) 11:34:13
- 32125/07/29(火) 11:42:17
後半の戦闘描写だが、これはやはり絵があった方が映えるだろうな…と思いつつも最後のヒイロと子デュオの連携は読んでいてアツくるなるものがあった
無印の頃からの売りだったヒイロの正確無比なエイムと、子デュオの若く荒削りだが大胆な行動力が合わさって五飛のピンチを華麗に救うさまは少年活劇の鉄板と言える
その後すぐに絶望的な状況がやってきて痛み分けになる感じも実にガンダムWぽくて個人的には好きだな
次は5巻を読んだらまた書きに来る - 33二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 13:00:23
一応過去にボイスドラマあったんやけどなぁ…
- 34125/07/29(火) 15:21:52
5巻を読んだぞ
・カテリナ様がぼくの考えうる中で最高のガンダム女主人公を作ってみましたすぎる
・本物ヒイロがぼくの考えうる中で最高のインテリクールイケメンを作ってみましたすぎる、何だこの最強世代!?
・本物ヒイロがヒイロとトロワと五飛のいいとこ取りみたいなキャラだとしたら、カテリナ様はWの女全員のいいとこ取りみたいなキャラをしており最強にも程がある
・ACのジャンヌ・ダルク、時代のヒロインことライトニングプリンセスが魅力的すぎてゼクスの子供たちの記憶がスコーンと抜け落ちている、何故創作物の前世代キャラというのは大概惹かれる仕様になっているのか - 35125/07/29(火) 15:29:12
5巻はどうせみんなカテリナと本物ヒイロを好きになるって感じの巻だった
カテリナのお転婆令嬢だけど魂は気高く美しく、1度覚悟を決めたら男なんて目じゃないくらい強い心で敵に立ち向かう感じは正に昭和後期の女主人公モノのノリそのもの
王道にも程があるが、一周まわって令和の飽和した主人公像にスーッと効く爽快さがある
歳上の本物ヒイロに憧れのような恋をして、けれど自らの使命のためにそれすらもエネルギーに変えて立ち向かっていく感じは正しくリリーナ様の祖先と言えるだろう - 36125/07/29(火) 15:36:34
対して双子の姉のサブリナはというと、こちらも儚く大人しいけど本当に大切なもののために勇気を振り絞る感じが実にヒロイン的で可愛らしい、最もカテリナがキャラ的にもアグレッシブさ的にも今のところは強すぎて、サブリナは若干影が薄い感じがするけど
そして原初のゼロシステムに与えられた最初の役割が愛猫になることだった、というのはなんだかAI進化論に本当にありそうな妙なリアルさがあってよかった、エピオンっぽい姿で猫みたいな反応をするところが想像つかなすぎるので映像で見せて欲しい - 37125/07/29(火) 15:50:28
本物ヒイロは五飛のような学者出特有の厭世観とトロワのような俯瞰的な視点で物事を考察する思慮深さとヒイロのような有無を言わせない説得力と成長性があり、こいつ最強か?になる
しかし先にこの男の詰めの甘さと結末を知っているため、なんだか織田信長やら坂本龍馬やらの伝記を読んでいるような感じがして不思議である、フィクションなのに - 38125/07/29(火) 18:05:25
6巻を読んだぞ
・昔から若干その傾向はあったが本当にあらゆる物のネーミングセンスが創作物から取ってきててキレキレだな、エヴァかと思った
・ほぼ丸々戦闘回のため頭で想像するのが実に大変な回だった、これ小説でやるのは無茶なんじゃないか?悪いことは言わないからアニメでやりなさい
・トロワはある意味5人の中で最もオーソドックスな人間と言えるかもしれない、クールな仮面をつけてはいるがとっつき易く精神が複雑骨折してる訳でもない
・小説版EW読んでた頃から思っていたが、ガンダムチーム4/5が皮肉屋気質で全員そこそこ口悪いな?テロリストだから当たり前か - 39125/07/29(火) 18:16:05
6巻はほぼリリーナ過激派双子との戦闘回で、子デュオのトリッキーさにトロワが終始振り回されるという構図なのだが、如何せん映像で見ても何やってて何言ってるかこんがらがる作品を文字だけでやってるもんで、神視点であるはずの自分もお前…今何やってんだよ!?となってしまう
カトリーヌの時にも書いたが、戦い方や雰囲気を意図的に文章構成にも投影してるのかもしれないが
基本的にマーズスーツ系はガンダムあるあるの時代が進むに連れて兵器がオカルトになっていくを地で行ってる感じなのだが、絵で見せてもらわない限りはかなり想像しづらいためそこははよ映像化しろ!と声を上げるしか無さそうだ - 40125/07/29(火) 18:27:54
民衆が盲信する平和主義=想像力の足りない日和見個人主義で何の成長性もなく真の平和は掴めないという描かれ方は無印から一貫しており、無印レギュラー陣はもちろん次世代メンツも全員"自分で考え、行動する"という精神の種を持っている
そのせいか養育者の皆さんに置かれましてはアグレッシブな子供だらけで死ぬほど苦労している様子ではあるが…
これがやはりガンダムWで最も言いたいことなのだろうなと読んでいるとつくづく実感するな - 41125/07/29(火) 18:37:46
後半のEWの直後パートは後編が出ていないのでまだepisodeZEROで描かれた内容とほぼ同一のパートだった
ただこの後の未来を知っているとデュオの本質に気づいていながらヒルデに何も言えないで傍観するサリィの場面が実に歯がゆかったり、本物ヒイロパートの伏線が浮上してきたりとシリーズ物として面白さを順調に回収してきているなという所感
とりあえず後半を読むために次巻に手をかけることにする - 42125/07/29(火) 20:11:01
7巻読んだぞ
・無印ガンダムWのGチームが頑張って頑張って味方も敵もボロボロになって、それでも大きな運命の流れには逆らえない感じが好きなのでかなり刺さる
・ヒイロとリリーナが両思いすぎる、付き合ってないんだよな?こいつら…
・リーオーでもウイングでもなくキャンサーで戦うヒイロに思わず笑ってしまった、こいつマジでなんでも乗りこなすな
・最終的にリリーナをppp発動に至らせたのが被爆を免れられないヒイロの存在なの、何よりもヒイロ虐すぎる
・未来編はやっといつものガンダムWの匂いがしてきた、思春期野郎2人が微笑ましい - 43125/07/29(火) 20:33:23
7巻はここに来てやっとガンダムWの主軸であるヒイロとリリーナに焦点が当たり始める巻だった
ヒイロが戦時中ほど強くなくて、ガンダムもなくて、そしてリリーナを守れなくて重症を負わせてしまうの芸術的すぎる
思えばリリーナを守れなかったのは初めてなので、もちろんびっくりするほど動揺しまくって敵に強い殺意を抱くのも初めて
こういう人間らしい非効率的な感情の揺れ動きを見るのが好きなので、めちゃくちゃ最高だった
そしてヒイロの為なら0.1パーセント以下の可能性に賭けて運命で縛られたピースクラフトに戻るリリーナ様は相変わらず強靭すぎるし愛が深すぎる - 44125/07/29(火) 20:48:40
なんだかんだ言いつつもやっぱりガンダムWはヒイロが1番魅力的なキャラクターだなって
ヒイロがリリーナによって段々と愛を交わせる普通の青年になっていくし、その過程でどんどん人間らしく弱さが露呈していって一人じゃなくて仲間との戦闘になるのがいい
もうヒイロ以外の4人も、それ以外のWに出てくる主要な大人たちもまともになるためのネジ穴が錆びてしまって不器用な生き方を選ばざるを得ないけど、ヒイロや次世代組にはまだ油を注せる余力がある
ヒイロは主人公らしく全員からの不器用な思いやりを受け取って成長していってほしい - 45125/07/29(火) 20:58:39
ディズヌフの動機が、地球とコロニーの対立の時やこれまでの人類の戦争の動機と1ミリも違わず相も変わらず妬みと復讐心から生み出されたものなのが救えなくて良い
Wは厨二的奇抜さと分かりにくさの裏に社会派な本質を背負っている作品なので、全宇宙征服の野心を抱いたとかそういうものではなくちっぽけな人間としての歪みの方が"Wらしい" - 46125/07/29(火) 21:10:14
未来編は次世代キャラクターのうちオペレーションミュトス側(リリーナ暗殺側)に付いている2人がかなりキャラ立ちしてきた感じ
フォボスがキスされて意識しまくってるの思春期すぎて面白い、トロワこんなお子ちゃまにもう1人のオレとか言ってたの後悔してないか?
子デュオはデュオに主人公のエッセンスを更に注いだような雰囲気がある、少年漫画の主人公感が強い
リリーナ側に着いてる3人は底が知れないというか、ガンダムW特有の分かりにくい奇天烈さ要素を引き受けているというか…ゼクスの子供達がピースクラフトの血とノインの血が混ざって精神構造謎すぎチルドレンになってるんだよ!なんなんだこの2人は - 47二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 21:11:13
レビュー助かる
評判が…だったんで敬遠してたけど読んでみようかな - 48125/07/29(火) 21:21:35
あとスノーホワイトが宇宙世紀のガンダム系列の進化とはまた別ベクトルで謎技術ガンダムになってる…
ヒイロ乗せるやつだし射撃系で←わかる
どうせなら旧時代には使用されてない新技術使って←わかる
5博士を完全再現は出来ないからオリチャーで作る←わかる
別属性ビームを矢みたいに放つ遠距離スナイパーコンセプトにしました←流石に徹夜しまくった後に深夜テンションで作っただろ
なんだよそれぞれ別属性のエネルギーを纏った矢を放つコンセプトって、スーパー系か?カトル作ってる時スーパー系ロボットアニメ見てたのか?
元々Wの機体はクレイジー5博士が芸術性を追い求めていたのもあってそれ確実に実用性とか兵器としての有用性とか度外視してコンセプト押し通してるだろ!?って機体が多かったが、どうやらカトルにもその素質がありそうだ - 49125/07/29(火) 21:25:08
まぁでもなんだかんだ言って映像で見たら美しいんだろうな、七色のビーム…興奮するんだろうな…ってなるのが悔しい、カトルと作者に完全に踊らされている
だって大好きなゼロカスだって小説先に見てたらコンセプトの芸術性優先させすぎだろ!ってなったと思うから
この調子で8巻を読むぞ - 50125/07/29(火) 21:27:13
>>47 是非自分で読んでみて評価して見てほしい
FTからしか掘り下げられない新キャラがみんな魅力的なんだ
- 51125/07/29(火) 22:24:38
漫画担当のあさぎ先生のブログにあったが、来月のWの新連載はFT内のプリべンター5を漫画用に再構成した作品らしい
ということはリリーナが重症を負って初キルぶりに動揺するヒイロとツギハギキャンサーの活躍が見れるぞ!
FT買おうか迷ってる人はガンダムエースのWの新連載で雰囲気掴んでからでもいいかもしれない - 52125/07/29(火) 22:52:45
8巻を読んだぞ
・カテリナ様が本格的にあらゆる人間を虜にしまくっており、これもしかしなくてもリリーナとトレーズの上位互換だな?という気持ちに
・先生とカテリナは想いあっていたが時代の流れと身分差と、何よりもカテリナの強い覚悟で結ばれないの、往年のハリウッド映画のような切なさがある
・カテリナ編はなんか少女漫画誌で掲載されてるシリアスめの漫画、みたいな本編とはカラーの違う雰囲気が漂っていて個人的には好き
・思っていたよりずっと本物ヒイロに可愛げと人間的未熟さがあり、ヒイロが両親に愛されあのまま成長したらこうなるのかもな…と思った - 53125/07/29(火) 23:28:42
8巻は終始カテリナ最強ヒロインすぎる、という陳腐な感想を繰り返しそうになるがあえてそれ以外を
アディン時代に世界を動かしているキャラクターがちょくちょく若者として登場しているけど、その中でもトレーズの祖父サンカントはアディン時代と印象が違いすぎて驚いた
アディン時代には娘には駆け落ちされ帰ってきて大人しくなったら安心して死んだ地球圏の頭硬い貴族というイメージしかなかったが、軍拡の意欲はあるもののコロニー生まれに差別意識を持っておらず自分が正しいと思った相手なら反乱分子でも支援するある意味誰よりも賢く手ごわい男だった
つくづく老いって才能やカリスマにも適用されるよなぁと感じた - 54二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 23:42:08
ちゃんとメカデザインが公開されたのがプロメテウスだけなんよねフローズンティアドロップ
トールギスヘブンとか挿絵がなかったせいで見た目が全然わからん - 55125/07/29(火) 23:42:17
そしてこれまであんまり良いイメージのなかった地球圏の貴族からもピースクラフトの魅了効果のおかげか結構話のわかるキャラが出てくる
マルティクスとかいうカテリナに振られても献身的に支えまくる優男が最終的にカテリナの義娘と結婚しリリーナの父親となると知った時はこいつ脳焼かれすぎだろ!ってなった
まぁ強くて可憐で自分を犠牲にしがちな美少女なんて惚れない方がおかしいからな… - 56125/07/29(火) 23:47:00
>>54 文体だけではイメージできなさすぎて、今想像しているトールギスはなんか白と金がキラキラって感じだがいいんだな?これでいいんだなカトキハジメ?という状態にならざるを得なかった
映像化が無理なら年末に出るやつに全ての設定画乗っけてくれませんか?
- 57125/07/29(火) 23:56:23
そして戦闘シーンだが、重要なことにきづいた
もしかするとW及びFTの戦闘はよりエレガントに場を制圧した方が勝つエレガントバトル制なのかもしれない
だからエレガントな方がなんか強いしクラシックやダンスに例えられがちだしなんか大真面目に作戦として楽器演奏やフィギュアスケートの要素が取り入れられているのかもしれない
そりゃ変な作品って言われるわけだ(納得) - 58二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 00:03:12
えっ! あのプリべンター5がWリアタイから30年越しについに一般層に露出されるのか!!?
- 59125/07/30(水) 00:05:34
という半分冗談は置いておくにしても、真面目に戦争にエンターテインメント性を真面目に作戦として取り入れる感じは、"エンタメバトルが戦争の代わりをしている"やつよりも数段異質で意味がわからなくて、だからこそ奇襲として整合性が取れていて面白いなと思った
小説という媒体でどうやってWらしさを残しつつ戦闘パートを盛り上げようか…という工夫が見て取れるなぁ…と - 60125/07/30(水) 00:09:16
- 61125/07/30(水) 00:16:58
一応この巻で若き頃の5博士全員がカテリナの元に集結しているのだが、その全員がカテリナ最推しオタクをしており、こんな癖強男達をスルッと落とせるカテリナが末恐ろしくなる
リリーナが負けるとしたらこの人と本気を出したトレーズだけなんじゃなかろうか
あとドクトルSはなんだその無駄なキャラの濃さは
趣味で女装してるマッドサイエンティストをサラッと出してサラッとその話を流すんじゃないよ - 62125/07/30(水) 00:23:10
本物ヒイロとカテリナが主人公とヒロイン、もしくは主人公とヒーロー足りえなかった要因があるとすれば、2人の間にそびえ立つ大きな障害物をひどく個人的な事情で壊してみようという気に最後までなれなかったところだろうなと思った
ヒイロとリリーナはそれが出来るペアだった
もし2人が前者と同じならpppは発動せずヒイロは死んでいただろうから
次巻読んだらまた書きにくる - 63二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 00:33:21
やったぜ
- 64二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 09:36:20
9巻を読んだ
・リリーナの"ヒイロの心をこれ以上壊させたくない"という願いがリリーナに引鉄を思わず引かせたのだとしたら女傑すぎるけど同時に心壊れないか心配になった
・ヒイロもリリーナも火星に来てからEW辺りの全盛期の無敵感がまだ無いのでなんだかもどかしい、リリーナもヒイロもあと一歩のところでまともすぎるためまだ何か伏線がある気がする
・デュオの光の魅力全部乗せ回のためデュオファンは折れずにここまで読むことを勧めたい
・演説でバイオリンだけ弾いて帰るエレガント選挙アニメで初見の反応を楽しみたい箇所すぎるだろ - 65125/07/30(水) 09:47:30
コテハンつけ忘れてた
以前ヒイロが「これまでのお前なら迷わない」と言っていたのがピースクラフトの歴史を見る前だったので、これで記憶を安定させられて以前のリリーナに戻ったんだと思っていたけどこれ戻ってないな?以前のリリーナだったら多分前に出て自分が殺されてた気がするし
あるいは庇って死ぬのは安らかな死じゃないとかでPPP発動を恐れたのかもしれんが、にしてもらしくないなという気がする
そして火星編になってからヒイロが心身共に完全には本調子でなく迂闊すぎるためめちゃくちゃもどかしい、ここで一旦リセットを食らったため次覚醒したら最強になってるんだろうが - 66125/07/30(水) 10:02:46
ゼクスの息子ミルはゼクスがリリーナほど覚悟ガンギマリカリスママシマシになれない、ステージの上での凡庸さが遺伝として受け継がれているような感じがした
言うなれば妹が表舞台で戦っていた中場末のバーで酒をくゆらせていたゼクスにも感じていた"なんか…普通だな…"という面が彼にもある
イカレ具合が勝負のMS戦において肝心なところでイマイチ戦績が芳しくないのもそのせいなのかもしれない
こんな点で親子を実感することってあるんだなぁ - 67125/07/30(水) 10:18:26
ここで肝心な時ほどかっこいい男のデュオの感想も書いておこう、ヒイロデュオコンビ好きの泣きどころ巻だったぞ
ヒイロが銃弾に倒れたところをどこからともなく現れてサッと回収していくデュオはどこか無印序盤の敵に捕獲されたヒイロを助けるデュオを思い起こさせる
どちらかと言うと自分の方が多く尻拭いをしてやってる男だと思っていたデュオの背に担がれて初めて自分よりデュオの方がもう随分と背が高いこと、トレードマークだった三つ編みを辞めていることに気づくヒイロの演出はなんだかエモーショナルで良かったな
三つ編みは辞めたが過去は拭えず死神業は辞めてない、けれど世話のやけるやつらを助けることは嫌いじゃない、そんなデュオの色々な要素を取っ払った上で最後に残ってる本質がとてもかっこよくて頼もしい
あえて書かないがこのシーンの会話はWの、デュオ・マックスウェルという男の魅力が出まくっていたため是非買って読んで欲しい - 68125/07/30(水) 10:43:16
その次のヒルデとのシーンも良かったな
大規模テロで教会が沈み、ヒルデが生死不明になってからは荒んだ生き方を辞めて子デュオを戦士として教育して生きるデュオと、ラナグリンで記憶を改修されて研究者として生きなければならなくなったヒルデの対比が切ない
デュオはプラトニックラブを人と上手く交わせないがプラトニックラブを持てない人間ではないため、それまで記憶改修の悪影響を疑っていたのに泣いてしまったヒルデを思わず抱きしめてしまうところが良い
ガンダムWはどれだけ切り詰めて効率的にしようとしても必ず出る感情から来る衝動が運命を大きく変える作品だと思ってるんだが、今回はリリーナとデュオがそれを体現していたなぁと感じた - 69二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 10:45:45
- 70二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 10:48:31
当時ダムエー連載で読んでてドクトルSの女装の絵までは記憶あるからそのへんでダムエー買うの止まったんだろうなというのをこのスレで確認できたのでそこからの展開楽しみにしとこ
ありがとうスレ主 - 71125/07/30(水) 10:51:57
リリーナが本調子じゃないと思ったのは、AIドロシーとのレスバに完全に打ちのめされているというシーンがあったのも大きい
無印の時ですら本物ドロシーとのレスバに勝つことはなくても引き分けにまでは持っていっていたのに
そして感情の衝動からヒイロを撃ってまでして止めるリリーナ、それだけPPPという付けられたハンデが大きいのかもしれないが、まだバネの貯め期間なのではないかという期待も高まる
早くスーパー覚悟決まり系主人公&ヒロインのヒイロとリリーナが見たいものだ - 72125/07/30(水) 10:54:39
>>69 エレガントバトルはMS戦だけに限らず政界でも行われるヤバいバトルなので是非読んで確かめて欲しい、近しいのはホビアニとかのノリ
たぶん言わんとしていることが分かるはずだから
- 73125/07/30(水) 10:56:40
>>70 この巻の感想見てもらったら分かると思うがそこからも結構面白いので是非楽しみにしておいて欲しい
自分も最後まで読み切るのが楽しみだ
- 74二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 13:47:04
意外と、期待を裏切らなさそうな作品で読んでみたくなったよ
ありがと - 75125/07/30(水) 14:08:47
10巻読んだぞ
・やっぱ記憶の欠陥治ってないんじゃねーか!それどころかヒイロも欠陥あるし
・リリーナヒイロ弱体化問題が記憶にバグあるせいで情緒不安定になってたからで少しホッとした、治ったらいつもの覚悟決まりまくりを見せて欲しい
・記憶の無いヒイロがヒイロが嫌いだと言っていた"オドオドしていて守りたいものも守れない弱者"の様相をしており、そうかあれはやっぱり本来の自分の性格のことで自己嫌悪なんだと納得がいった
・ヒルデのバグを仕込んだ理由が分からないが、協力したくない訳じゃなさそうなので敵ではなさそう
・ワーロック新形態イラスト着いてるが想像力が足りないせいでどれが何なのか何も分からない、狼モチーフってことは四足歩行なの?ゼロは何も言ってくれない… - 76125/07/30(水) 14:26:19
リリーナ強火ヒイロの話とヴァンvs子デュオ&カトリーヌの2本立て巻だった
先に後者の話をしておくと、やっぱ天然ゼロシステム(宇宙の心)使えるやつは色々おかしいという感想が一番に来る、ゼロシステムより精度の高い未来演算ができるとかちょっと無法すぎる
まぁその宇宙の心でも読めないのがヒイロらしいですけどね…
そして子デュオは子世代の中で最も自分で考え、行動している少年なので、やっぱりこいつが子世代の主人公なのかもしれない
帰還命令を無視し生き残るために戦いを初めたところでデュオが満足そうにしてたのが良かった
やっぱり"自分で考え、行動する"事が何よりも大事っていうのが無印から続くWを象徴する価値観なんだよな - 77125/07/30(水) 14:34:06
リリーナ・ピースクラフトが世に台頭してはいけない理由もきっとこれなんだ
ピースクラフトの人間は正しい価値観を持っている、それはそうだけれどその清廉さによってそれに流され妄信し考えることを放棄する民衆が増えてしまい、完全平和の名のもとに女王様の言うことは考えずにYesと言う実質独裁みたいな状態になってしまうんだろう
ドーリアンならピースクラフトの箔がないので、民衆が自分で考えてリリーナを選んだ結果、という未来になることを望んでヒイロは大統領選出馬を応援していたのかもしれない - 78125/07/30(水) 14:49:57
そしてリリーナが自分の全てすぎるヒイロよ
ヒイロ×リリーナ好きの人は10巻の試し読み該当部分だけでも読んで見てほしいくらい、リリーナに対する重たい感情だけでできたモノローグが描き連ねられている
自分が弱さを見せる度に周りの人が不幸になっていく、こんなに悲しいモノローグが存在するだろうか
忘れがちだがヒイロはまだ17で成人すらしていないというのに、悲しすぎる
そんなヒイロが初めて心から感情のままに行動していいんだと思えたのがリリーナだったから、リリーナが不幸な運命に縛られていくさまを見せつけられたヒイロの絶望が芸術的になるんですね…
しかしどん底から一欠片の希望を掴んでこその主人公なので、最後の最後の一線は超えず諦めずにコールドスリープするから最高だ - 79125/07/30(水) 15:12:40
それで改めて記憶喪失ヒイロを見ると確かにオドオドしているしいつもより幼いし体育座りで泣くけども、「今は力がないが、きっとお前を守ってみせる」って誓いの言葉がスっと出るから安心出来る
記憶はなくてもちゃんと主人公なんだなって強く感じさせてくれる
あらためて書くと記憶喪失ヒイロ記憶喪失トロワよりキャラ変激しいな… - 80125/07/30(水) 15:17:08
>>74 是非読んでくれ、10巻の内容まででも「あれこれ普通に面白いぞ?」ってなってるから
- 81125/07/30(水) 16:56:49
11巻読んだ
・あの弓から7色ビームドクターJかよ!道理でコンセプト先行の芸術性重視だと思ったわ
・アディンがガンダム主人公父親tier高すぎる
・確認するがこの時ゼクスとノインは11歳だよな?21歳じゃないよな?
・ワーロックが元々老子の開発機体だったからそれ繋がりで妹蘭が乗ってたってことか
・段々とヒイロを中心に世界を動かす程の力を持つ人物が渦を巻いて収束していく感じは運命的というか、スタンド使い同士は引かれ合う的な法則性を感じる - 82125/07/30(水) 17:06:25
この巻の殆どをアディン時代の話に使っているのだが、前時代まではそうでもなかったのにこの時代から急激に素質のある人間が若者に集中してきていて時代の流れの転換みたいなものを実感する
全員がスーパーマンすぎて意識しないとまだ10代前半であることを忘れそう、なんなんだこいつら - 83二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 17:08:08
えっそうなんですか?
魔王はプロトタイプデスサイズで、老師が作ったこの時代のプロトポジションの機体はトールギス始龍だと思ってたよ - 84125/07/30(水) 17:09:46
あと火星でのやばい戦争が大元を辿ればドクターJの自分がいちばん楽しかった時代を懐古したかったという感情が原因のようでオイ!ってなった
けど前にも書いたがそれでこそガンダムWなんだよな、ちっぽけな感情の衝動が大きく運命を変えてしまう - 85125/07/30(水) 17:11:54
- 86125/07/30(水) 17:20:21
アディンが不器用だがヒイロを愛し光の道にどうにか押し出そうとしている父親なことがこの巻でも強調されていて、その不器用な取り組みが尽く失敗に終わるのを知っているので辛い部分がある
血の繋がっている親だと明かしていないからか、父親と呼ぶように教えても嫌がられるし、暗殺任務をしていることを隠していたのに勘づかれるし、果てはその技術を習得したがるし
ヒイロはそのおかげで生きてこれたといっても過言では無いけれど、親からしてみれば頭を抱えたくもなるだろうなと同情した - 87125/07/30(水) 17:29:10
>>85を踏まえると、借りパクした開発途中の機体を年端もいかない子供2人に使わせる老子あまりにもロックすぎる、それほど機体の安全性を信頼してたってことでいいのか?10歳未満でMS操縦させられてるの英才教育すぎる
そういう意味でもヒイロはまだこの時はギリギリ幸せな方の境遇の少年だったんだよな…底値付近と比べてどうするんだって話ではあるが
- 88125/07/30(水) 17:36:45
改めて見ても5博士は天才が故に全員功罪どちらもデカすぎて、もう早いこと地獄行きのバスにでも乗った方がいいんじゃねぇかなぁという気がしてくる
こいつらがいなかったらMS戦が戦争の鍵を握ることもなかったしPPPもゼロシステムも無いし、それで戦争根絶したかどうかは分からないにしても今火星でこんなややこしい目にあってるのは間違いなくあの時代のマッドサイエンティストやそれに影響された人達が技術革新を3段飛ばしで進めたからだし
結果論だけ言うとこいつらが居たおかげでヒイロとリリーナが出会って地球圏には平和が訪れたとも言えるけども - 89125/07/30(水) 19:05:58
12巻読んだ
・ドクターJごめん評価下げていいか?功罪がデカすぎとか言ったけど明らかに罪の方がデカい、ヒイロが優しくなかったらとっくに殺されてるぞ…
・ドクターJによるヒイロ虐がエグすぎて言葉を失っている、いやそこまでしないと平和な世なんて訪れないのは分かってるんだが真のオペレーションメテオに躊躇したりゼロ封印する美学があるならヒイロにももうちょっと優しくできないか?無理か?
・改めてそれぞれの境遇をなぞられるとガンダムに乗るための下積みを何もせず実戦経験だけで1発本番だったトロワがバケモンだったことが分かる
・スノーホワイトってやっぱりドクターJがスーパー系ロボットアニメに憧れて開発したとしか思えない、謎技術だしピーキーすぎるしサラッと乗りこなしてしまうアディンはヤバい
・多分PPPが無かったとしてもヒイロならリリーナを殺そうとする輩は誰であろうと一瞬で敵認定してそう - 90125/07/30(水) 19:12:00
馬鹿だと笑ってもらって構わないんだが、この巻になるまでノイエンハイムがアナハイムオマージュであることに全く気づいてなかった
宇宙産業で躍進した不穏な企業ノイエンハイム…あっアナハイムかぁ!ってやっとなった
結局敵側の連中は全員とっくに死亡していて、バートン財団もノイエンハイムもおじゃんになっているのに、そいつらが遺したクローンやら生体トレースAIやらがゾンビのように襲いかかってくるのいい迷惑にも程がある
Wの描き方として、そんな人間ですらないものでも代わりに正しくあってくれるならと思考を任せてしまう愚民を批判しているのだろうけれど - 91125/07/30(水) 19:15:20
ドクターJは徹底したヒイロ虐で元々そこそこ安かった株価が大暴落ですよこんなん
意図とそこに絡む感情は分かるが、死んだらあの世でヒイロの両親達にボコボコにされてこいという気持ちがどうしても大きくなる
でもなんか大嫌いにはなれないのがこの博士の魅力なのかもしれない - 92125/07/30(水) 19:23:57
ガンダムWはなんかこの令和の世の中にチクチク刺さる話をずっとやっているな…という感覚がずっとある
AIにしても無人兵器にしても平和という結果が重要なのではなく自分で考えて行動する過程の方が重要であるという価値観にしても
ケレン味とボーイミーツガールを掻き分けた先になんか考えさせられる話があったなっていう感想を無印でもEWでもFTでも味わっている気がして、それが魅力なんだろうなと思った - 93二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 21:33:49
ヒイロのクローンいるからヒイロがなんか二人いる疑惑に答え出してるんよね
あとガンダムエースで読んでたからうろ覚えなんだけどヒイロVSビルゴⅣでツバーグ使ったバトルあったけどあれの前後とか覚えてないから教えてくれると嬉しい
複数機でPD構えてるからツインバスターですら抜けないから金の矢でシステムクラックして落とすけどしばらくしたら対応されてしまうみたいなやり取りだけ覚えてるんだが… - 94二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 21:50:44
というか、FT読むにAC世界ってMSが出来たから以降少年の歳でも戦争に参加が出来るようになった世界なんじゃなかったっけ?
トールギスが肉体に外れ値すぎるだけ(それでもあの年齢で始龍使ってる某ガンダムパイロットがいるんだが)で - 95125/07/30(水) 23:26:09
13巻読んだ、FTを読んでよかった
・AC(MC?)のAI技術が凄すぎる、なんで電子生命体なのに実在とほぼ変わらない挙動ができるんだ
・リリーナが完全復活してピースクラフトとの決別を決めたのを見てこれだよこれ!になり、AIリリーナピースクラフトがリリーナと全く変わらない気高さでペンを折ったのを見てヒイロと一緒にこれだよこれ!になった
・これまでヒイロの機体なのにカトルばっかりがそのケレン味たっぷりの装備を使っていたわけだが、ヒイロVSAIゼクスの最終決戦で撃墜されて死にかけながら黄金の矢をエピオンに当てて無人機を一斉に止めるシーンがアツすぎてそんなこと関係なくなった、ヒイロはボロボロであればあるほどいいとされている
>>93 が言っているやつは多分ここ(暫くしたら対応されるとかではないのでなにかのシーンと混ざっているかもしれないけど)
・デュオの自由を愛する心とアルファの本物ヒイロの意思を受け継いだ完全平和実現の精神が合わさって火星圏のトップに相応しい形となるってオチが綺麗でよかった、火星の自由を愛する心を一番よく分かってるのは誰よりも火星を見て回っていたデュオだったから
・そしてやはり平和とは結論ではなく、平和を求め続ける過程を指す、だから考え続け、自分で行動しろ、というWの価値観は共感できる
- 96125/07/30(水) 23:38:05
ずっと貯められ続けていたバネが一気に弾けて無印EWから共通するお約束の"限界まで戦ってギリギリ勝つヒイロ""覚悟が決まりまくっている気高く美しいリリーナ"が見れてよかった
属性の違う七つの矢で戦うとか芸術性優先させすぎだろ!とか言ってたけど、最後ボロボロになりながら黄金の矢で戦いを終わらせるシーンが美しすぎてもう何も言えない、もうドクターJのセンスが全て正しいでいいよ、負けたよ
そしてリリーナがヒイロに初々しいキスをして終わる、見たかったものが全部詰まってる
そしてヒイロとリリーナは結婚、デュオとヒルデはケンカップルしつつ大統領とファーストレディ、ゼクス一家は牧場経営でそれぞれ幸せそうでよかった
それ以外のメンバーのその後も気になるところではあるが、まぁサーカスしてたり実家の経営に戻ったり平和維持のために戦うエレガント組織作ったりしてそのどっかに子世代も入ってたりしてるんだろう - 97125/07/30(水) 23:49:25
諸悪の根源ディズヌフが案の定スーパー小物人間で本当に良かった
マザコンの拗らせが根底にありつつも、それの進化先が一族の野心と何ら変わらない永遠にフィクサーでいたいというありきたりな方向性に繋がっていた所がいい
一生反抗できないのに死にもしないサイボーグになっているので今後散々な目に合いそう(可哀想ではない) - 98125/07/30(水) 23:56:40
未来編がアツすぎてその話ばかり書いてしまったが、地味に前半部分の第2時月面戦争の舞台にGチーム全員が奇しくも集合していたっていうのもかなりアツい新事実だったな
1巻前にトロワだけ1発本番じゃん!とか描いたがここでちゃんとドクトルの設計機乗ってたんだってことに驚いたのと、五飛のこだわりの強さとまだ上流階級のお坊ちゃんであるところが作用して未来の嫁と未来の仲間に嫌われてるところにちょっと笑ってしまった - 99二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 00:02:04
ディズヌフは機械パーツの四肢解体からの金の矢の影響だったかのEMP空間に放置ENDだったっけ?誰かと混ざってるか?
ZEROシステムとZEROシステム対決の対策に定期的にZEROシステムカットしてスキップ計算を相手にだけ発生させるの流石としか言えんかった…
そういやヴァンはどうしたっけ…? - 100125/07/31(木) 00:05:03
ヒイロがアルファを逃がすシーンがヒイロの優しさと未来への諦め、精神の破綻が見えて好きだな
なんかカテリナがサブリナを女王とするところとこのシーンがなんだがダブって見えて、もしかするとカテリナはリリーナとヒイロのいいとこ取りって感じなんじゃないかと思った - 101125/07/31(木) 00:09:51
- 102二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 00:13:24
- 103125/07/31(木) 00:37:01
【総評】誰だFTは読まなくてもいいよとか言ってたヤツは!普通にWのケレン味と価値観が好きで群像劇小説が読める人なら見るべきだよ!ZZは飛ばしていいよ派と対消滅しなさい
まずFTに出てくる新キャラがこぞって魅力的だ
やっぱり全盛期から顛末まで見えてる過去キャラが濃く映ってしまうが、未来編のキャラも子デュオを中心にACレギュラー陣とはきちんと差別化されて魅力的なキャラクターになっていると思う
特に好きになったのはセイス、カテリナ、子デュオ(フェンリル)かな
もちろん既存キャラももちろん魅力的だ
個人的にFTで一番魅力たっぷりに演出されたのはデュオなんじゃないかと思う
トラウマとそれから来る楽観的快楽主義、愛を上手く交わせないという性質に向き合わせて克服して大統領にまでなるって丁寧にストーリーラインを描かれていて、もちろんかっこいい活躍シーンもあり、FTでデュオの魅力に気づいたまである
そしてストーリーについてもWに共通するテーマや価値観、お約束は踏襲しつつW世界について全部書くぞってレベルで詰め込まれているので満足感がすごい
カテリナ時代、アディン時代、トレーズ時代、プリべンター5、未来編とそれぞれにカラーがあって、それぞれにこれまで見たかった要素があった
特にほぼ未知だったカテリナ時代を見れた満足感、未来編のラストスパートのみたいもの見れた感はかなり良かった
1巻700円ちょっと×13なので少し値は張るが、興味を持った人は是非読んで見てほしい - 104125/07/31(木) 00:39:17
一応実況はここまでにするけど、質問とかレスにはが随時答えてはいこうと思う
本当に満足したわ、ちゃんと読んでよかった - 105二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 00:51:24
- 106二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 00:54:20
子デュオとフォボスって、実の息子ってわけじゃないみたいだし
火星に地球から来たクローンが多いって話もあるし
結局、誰かに勝手に作られたデュオとトロワの「同じ名前の弟」「スペア」って事なんかね? - 107二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 00:55:54
おつー
そら13巻もじっくり原作者が長い時間かけてリアタイから煮詰めた原液だからね
濃さが違う - 108125/07/31(木) 01:02:00
>>105 なんか聞いたことはあるんだが、FTには記述がない気がする
デキムがアディン2直接手を下す描写と、何故かヒイロのクローンを真っ先に作らせたのは書いてあった
- 109125/07/31(木) 01:06:35
>>106 なーんもわからん
ガンダムパイロットの遺伝子を持つ人間が欲しかった誰かさんが作ったスペアと解釈してもいいし、ヒイロと本物ヒイロみたいに他人の空似の可能性もある
フォボスの方は顔というより境遇がそっくりって話だったんで全くの他人の可能性の方がありそう
- 110125/07/31(木) 01:08:54
>>107 高濃度ガンダムWって感じだった、小説版EWで肩を慣らしてなければ1日2日で読み切るなんてのは無理だったかもしれない…
- 111二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 02:43:47
- 112二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 08:05:26
「あの子とあの子犬」を死なせてしまった時、子犬を弔うところをたまたまデキムに見られていて、キレたデキムがドクターJに訓練をやり直させろって命令した件のことかな?
>>111のとおり、EW小説版内に記述あり。
ただ、アディン絡みっていう記述は無し。W本編一年前の出来事で、戦士として『ほぼ』完成していたとも書かれてるから、虐待教育っていう話とはちょっと違うか?
- 113125/07/31(木) 08:16:28
あーEWのそこか
それなら確かに見た記憶あるわ
個人的には本物ヒイロとヒイロは子世代デュオトロワと同じで他人の空似説を推しているんだが(アオイはアディンがヒイロを殺したことを知っていたので親類ならそこで何か匂わせレベルでも記述があるのでは、と思っている)、遠い親戚くらいなら確かに可能性はありそうだ - 114二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 13:58:57
おつ
FTのことちゃんとは知らなかったから参考になったわありがとう - 115二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 20:34:59
ビルゴⅣのプラディフェ突破するためになんかしたけどしばらくしたら再起動&対策されるみたいなのどっかになかったっけ…?
- 116125/07/31(木) 22:03:30
>>115 ビルゴIVのプラディフェの話が出てきたのは自分が覚えている限りだと後はミルのやつだが、それは普通にしてるだけじゃ突破できないからスノーホワイトみたく電磁波を撒いてシールドに穴を開けて突破する…っていう
ちょっと探してみたが後は思い出せんな…
- 117二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 00:55:03
ありがとうございます
ビルゴⅣ強すぎる…