- 1練乳グラブジャムン25/08/02(土) 05:47:12
続き物です。
初めての方は初期スレからご覧いただくことを推奨いたします。
諸々の注意書きも初期スレにありますので、併せてご確認ください。
初期スレ
https://bbs.animanch.com/board/5382854/?res=189
- 2二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 05:54:07
たておつ
地道に読んどるで - 3練乳グラブジャムン25/08/02(土) 06:07:01
■No.441 麗日お茶子・ドレスアップ (続き)
※SIDE 麗日
「ナイス耳郎ちゃん、私も完璧に忘れてた! 今ならまだ店開いてるよね。ちょっと待って、すぐ調べるから!」
三奈ちゃんがサッとスマホを取り出して検索を始める。
「お茶子ちゃん、恥ずかしがらずに教えて。勝負下着、どんなの持ってる?」
「ええええ!? な、つ、梅雨ちゃん!? な、ななな、そんな、そんな、しょしょしょっ」
全く予想外の質問に、顔が真っ赤になっていくのが分かる。
梅雨ちゃんは真剣な表情で聞いてくるが、勝負下着だなんて、そんなモノあるわけない。
私はずっとデク君一筋で、彼氏なんて居たことが無い。
当然、勝負下着なんて必要無いわけで。
持ってるかと聞かれても、まずどういうモノが勝負下着に該当するのか、それすらもよく分からない。 - 4二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 06:24:00
もう妊娠出産まて続けてくれ(強欲)
- 5練乳グラブジャムン25/08/02(土) 06:43:17
「この反応は一つも持って無いヤツだよ! マジでやばいよ!」
「響香ちゃん、ヤバイって何が!?」
「大丈夫、近くに店あった! でも今日は20時閉店、今すぐ行くよ!」
「一番最初に気付くべきだったね。ほらお茶子、勝負下着買いに行くよ!」
「ちょっと待って!? そもそも勝負下着って何!? まだ袋開けてない綺麗なヤツならちゃんとあるよ、デパートで買ったやつがちゃんと」
「お茶子ちゃん、それは勝負下着じゃないわ」
キリっとした梅雨ちゃんにバッサリ否定される。 - 6練乳グラブジャムン25/08/02(土) 06:46:22
「違うの!? じゃあ勝負下着って何!?」
「勝負下着ってのはね、男がめっちゃ喜んで、理性が飛んでケダモノになっちゃう、えっちのための下着のことよ!」
「はああああああぁぁぁっっっ!?」
何となくそうかも、と予想はしていたが、三奈ちゃんの表現があまりに火の玉ストレートすぎる。
「子連れで行けるお店に売ってるような豆鉄砲で、緑谷の理性を崩せるわけないでしょ!?」
「緑谷さんの理性は戦車並みの重装甲でしてよ! 大砲が必要ですわ! 対戦車ミサイルかロケットランチャー並みの火力が無くては!」
「ほら、分かったら行くよ!」
ぐいぐいと手を引かれていく。
会計に行っていた葉隠さんも合流して、行先変更に即座に納得している。
「待って!? なんも分からんって!?」
「いいからすぐ動く! こんな問答してる時間も惜しいんだから!」
「待って、待って!? 私、勝負下着なんて、そんなのいらんて!」
「「「「「 い る に 決 ま っ て る で し ょ ! ! 」」」」」 - 7練乳グラブジャムン25/08/02(土) 07:38:06
駄々をこねる要救助者を一喝するように、五人同時に声が揃った。
「一番重要じゃない!」
「いやいやいやいや、だって! 勝負下着って、そんなん何に使うんよ!?」
「緑谷君を落として、えっちするために使うに決まってるでしょ」
「えっちする時に興奮してもらわなかったら、どうすんのよ」
「殿方とえっちするためには必要不可欠でしょう?」
「緑谷みたいなタイプは、攻めすぎなくらい攻めないと、えっちに持ち込めないって」
「お茶子ちゃんは、緑谷ちゃんと、えっちしたくないの?」
「みんな、人のいる往来でその単語使うのやめよう!?」 - 8二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 07:45:29
みんなフルスロットルで可愛い
- 9二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 07:55:32
いいぞもっとやれ(ゲス顔
- 10練乳グラブジャムン25/08/02(土) 08:12:01
手を引かれて歩くが、どこへ連れていかれてしまうのか、誘拐されるような不安が襲う。
「待って、待って、ほんとに待って!? なんで!?」
「理由は説明したでしょ」
「いやだから全然分からな」
「いいから! 説明なんか後、さっさと歩く!」
「想定外の事態ですわ、一刻を争います!」 - 11練乳グラブジャムン25/08/02(土) 08:31:37
あれよあれよという間に店に着く。
【18歳未満お断り】の紙が貼られた妖しい外観の店舗に、全く躊躇いなく入っていく友人達。
手を引かれるまま店内に連れ入れられる。
暖色系の照明と艶黒い壁紙が、アダルティな店内を演出していた。
店中に並ぶ、初めて見る下着の山。
そのどれもが見たことも無いデザインで、端的に言えば刺激が強い。
子供も通りがかる、デパートの下着売り場に陳列することは避けたい商品であることは一目で分かる。
店の奥には下着の他にも、生地の薄い……コスプレ衣装だろうか、セーラー服やナース服みたいなモノが並んでいる。
更にその奥には衣服ではない、何か小物を入れているであろう箱が陳列されていたが、それが何かを考える前に顔を背けた。 - 12練乳グラブジャムン25/08/02(土) 08:58:26
「ほら探すよ。麗日、スリーサイズ教えて?」
「そ、そんなん、いきなり……い、いくつやったかなあ?」
覚えてはいるが、すっとぼけるしかない。
みんなの気が変わって帰ることを祈るばかりだ。
「問題ありません、サイズはこちらの紙に控えてあります。皆さんこのサイズで着れるものを探してください」
百ちゃんが紙を取り出した。
BWHのアルファベットと数値、更にはカップ数まで書かれている。
間違いなく私のサイズだった。
「合ってるぅ!? 百ちゃん、なんで知っとるんよ!」
「細かいこと気にしなくていいから、早くお茶子も探して」
「待って!? 絶対おかしいって、なんで私のサイズが」
「あーはいはい。この前、麗日に聞いたじゃん」
「響香ちゃん、私、自分のスリーサイズなんて話したことないよ!?」
「酔ってて忘れたんでしょ」
「ヒーローはお酒飲まへん!」 - 13練乳グラブジャムン25/08/02(土) 09:25:25
わけが分からない。
でも誰も説明してくれない。
私の制止も疑問もどこ吹く風、全く聞き入れてくれない。
皆、卑猥な下着が並ぶ売り場をズンズン進み、ぱっぱと下着を手に取っていく。
「麗日、これはどう?」
「え……ええええ、スケスケぇぇ!?」
渡されて反射的に持ってしまったが、布が透けている。
手にした指の色も輪郭もくっきりだ。
こんなの着たら大事なところが丸見えになっちゃう。
「こっちとかどう?」
「布めっちゃ小さい!?こんなん紐やん、何も隠せないよ!?」
「パンドルショーツは?特別感はかなりあると思うけど」
「何これ!? ふんどし!? どうやって穿くの!?」
「こっちのショーツはどう? 穴空いてるけど。流石に攻めすぎ?」
「ひゃああああああああああ!? なにこれ無理無理無理無理!」 - 14練乳グラブジャムン25/08/02(土) 10:37:04
見ているだけで恥ずかしい。顔から火が出そうになる。
「ちょっと待って!? こんなん持ってきて、何でみんな平気なんよ!?」
「必要なことだから」
「救助活動中に恥ずかしいとか言ってる人いないでしょ。同じよ」
「実際似たようなもんだしね」
「訳わからんよ!?」
スーパーで野菜や魚でも見繕うような顔で、直視もできない下着を漁る友人達。
次々と渡されたブツを抱えたまま、頭を抱えてしまう。
「……何でみんな平気なん? 救助活動って何なん? みんな持ってるん? 持ってるのが普通なん? 何に使うん? 今までそんな話全然しなかったやん? 何やこれ、私がおかしいんか?」
あまりの状況に頭が混乱する。
店内で大騒ぎをしてしまっている自覚もあるが、他にお客さんも見当たらず、店員も我関せずだ。 - 15練乳グラブジャムン25/08/02(土) 11:49:50
「これはどう? 黒だからエロい感じ出ると思うけど、これじゃ普通すぎる?」
「ブラどうする? フロントで紐結ぶタイプだと、解いてもらえるとこ見えるよ」
「Tバックは? ベタすぎるかな」
「麗日タイツ好きだし、網タイツとかガーター付けてみたら?」
これまでの人生で一度も見たことがない、卑猥な下着がぽいぽいと渡される。
両手に大量の下着を持たされ、あまりの羞恥に卒倒しそうになる。
「待って、これ本当にどういう状況!?」
「いいから。お茶子ちゃん、どれがいいかしら?」
「麗日さん、好みとかあります?」
「もしくは緑谷の好みは?」
「初えっち、どう進めたい?」
「分からん! 分からん! 分からへんて!」 - 16練乳グラブジャムン25/08/02(土) 13:23:34
どうしてこんな場所にいるのか、何が起こっているのか。
選ぶどころじゃない、頭が混乱し過ぎておかしくなりそうだ。
「どうする? お茶子こんなんだし、決められないでしょ。さっきみたいにもう全部買っとく?」
「時間無いし、全部買って、家で試してもらおうっか」
「やめてえええぇぇぇ! こんなん持って帰れへんよ!」
とんでもない提案がされる。断固拒否だ。
家にこんな下着が大量にあったら、羞恥でおかしくなってしまう。
誰にも見られないのだとしても、自宅にこんなものを置いておけない。 - 17練乳グラブジャムン25/08/02(土) 14:08:19
「みんな今日どうしたん!? 何でこんな事になっとるん!? こんなんどれも買われへん! 買われへんよぉ!」
あまりの恥ずかしさに涙が零れてきた。
店の中だというのに座り込んでしまう。
そんな私の有様に呆れたのか、皆は少しトーンダウンしてくれた。
「……お茶子ちゃん、信じて。私達は、悪ふざけでこんな事をしているわけではないわ。私達みんな真剣なのよ」
梅雨ちゃんが優しく諭してくれる。
真剣なのは分かる、正直ドン引きするほどに。
みんな、からかっているようには微塵も見えない。
むしろ本当に災害救助でもしているかのような、必要な事だけに特化した動きをするときの、切迫した緊張感がある。 - 18練乳グラブジャムン25/08/02(土) 15:16:57
だからこそ意味が分からない。
何でみんな、こんな必死になって、私の勝負下着なんて選んでるのか。
「……麗日、よく考えて」
三奈ちゃんが私に目線を合わせて、肩に手を置いてくれた。
その手は優しいが、また一段と際どいブツが握られているのが怖い。
ホタテ貝のようなデザインがされたコレは何なんだろうか。
「もし。もしもだよ。将来、緑谷とそういう関係になれたら、どうする?」
「ど……どうするって……何が……」
「見せる下着、何でもいい?」
「何でもって……わけじゃない……と思うけど……」 - 19練乳グラブジャムン25/08/02(土) 15:21:08
瞳の奥を覗き込むような、まっすぐな視線で、告げられた。
「ガッカリされてもいいの? キレイだねって、褒めてもらいたくないの?」
「――――っっっっっ!」
胸を拳銃で撃たれたような、凄まじい衝撃が襲った。
好きな人に肌を見せて、ガッカリされるなんて、死んでも嫌だ。
女としてこれほどの悲劇はない。
叶うことなら、キレイだねって褒められたい。
女性として当たり前すぎる願望。 - 20練乳グラブジャムン25/08/02(土) 15:25:26
反射的に、デク君の顔が脳裏に浮かんだ。
「うぅぅぅ……」
こんな下着、見るのも恥ずかしい。
選ぶなんてとても出来ない。
着るなんて以ての外だ。
……それでも。
ガッカリされるのだけは嫌だ。それだけは絶対に嫌だ。
褒めてもらいたい。喜んでほしい。
心の底から湧いてくる想いがあった。 - 21練乳グラブジャムン25/08/02(土) 15:28:11
「麗日ごめんね。無理させてる自覚はあるんだ。でもね、一つも無いと、いざって時に困るよ?」
「一つも持ってないんでしょ? 全部買うのが無理なら、一個だけ選ぼう?」
「私ら奢るからさ。一個だけ。選んでみようよ」
「……一個だけ?」
「そう、一個だけ。お茶子が一番キレイになれるやつ、探そ?」
一番キレイに……それなら探せるかもしれない。
えっちなのは無理だけど、キレイになれるものなら。
「レジ行かなくていいから。奢りだからこっちが買ってくるし、決まったらすぐ店出ればいいから」
なんでみんな、こんなに親切なのか。
親切すぎて、ほとんど有難迷惑だけど……
疑問は尽きないが、とにかく一個だけ選ぼうという気持ちにはなった。 - 22練乳グラブジャムン25/08/02(土) 15:37:18
「ぅぅ……」
みんなが持ってきてくれた下着の山。
正直この中から選ぶのはハードルが高すぎる。
もうちょっと、普通の、自分でもギリギリ着られるものを選びたい。
「ちょっと……探す……」
眩暈を覚えつつ、フラフラとした足取りで立ち上がり、並んだ下着を見ていく。
透けているのはダメ。
布が少なくて紐みたいのもダメ。
穴が開いてるなんて論外だ。 - 23練乳グラブジャムン25/08/02(土) 15:49:34
デク君の顔を思い出す。
私だって女の子だ。
好きな人に喜んでほしい、褒めてもらいたいという気持ちはある。
でも……どうしても、恥ずかしい気持ちだって、ちゃんとあるわけで。
いざそういう関係になれたとしても……恥ずかしいものは、恥ずかしい。
最後まで、隠すところは隠していたい。 - 24練乳グラブジャムン25/08/02(土) 16:03:29
ちゃんと隠せるやつ。
それでいて可愛いやつ。
いつもよりキレイになれるやつ。
店内に直視できない下着が並ぶ。
それでも何とか自分が着れそうなものを探す。
みんなこんなの着てるんだろうか。
百ちゃんとか背も高くてスタイルいいし、どれも似合いそう。
梅雨ちゃんは持ってるのかな。
恥ずかしがってる私がおかしいんだろうか。 - 25練乳グラブジャムン25/08/02(土) 16:44:21
そんな事を考えながら見ていたときに、ふと、視線が止まった。
ブラとショーツのセット。色は白。
布面積もちゃんと大きく、普通の下着と変わらない。
花柄の装飾が多めにされており、可愛い部類に入る気がする。
特徴的なのは、ブラの下から腰のあたりまで、透けたレースの布が垂れ下がっていること。
まるで小さなワンピースだ。
お腹の部分はレースで透けるが、本来そこは普通の下着でも隠されようがない。
局部が透けたり全体的に細くなったりすることに比べれば、真逆のアプローチ。
レースの布がある分、普段着ているものよりも、布面積の総量は増えているといえる。
ちょっとショーツの横が紐で結ぶ形なのと、股下から後ろ側が若干細すぎる気もするが……まあ、そこはまだ妥協できる。 - 26練乳グラブジャムン25/08/02(土) 17:22:12
とにかく布面積が増えるのはありがたい。
喜んでほしいと思うが、やっぱりどうしても恥ずかしい。
普通の下着姿より隠せる部分が増えるなら、その方がいいのでは。
これでいいのか迷うが……まだ他に比べて、過激さが抑えられている気がする。
総評して、今選べる中では一番まともな気がした。
「お茶子ちゃん、それにする?」
「……うん」
「レース付きだね。可愛いくていいじゃん」
「大砲というには、いささか火力不足かと思われますが……」
「でも逆に、緑谷ってエロに突っ切るより、こういう可愛い系の方が喜びそうじゃない?」
「それもそうですわね……火砲ではなく電子兵装というわけですか」
よく分からない評価だけど、みんなも概ね好意的なようだ。 - 27練乳グラブジャムン25/08/02(土) 18:01:10
「試着どうする?」
「聞いてみよっか」
そのとき、閉店を告げる音楽が、店内に流れ始めた。
「流石に今から試着は無理だね」
「買わない選択肢だけは無いよ、いったんコレにしよう?」
「そうだね。じゃあ、これ買ってくるよ」
「いや、そんな……お金……」
「気にしないでって。まだこれから靴見なきゃいけないんだから、すぐ行って。私も会計済ませたら向かうから」 - 28練乳グラブジャムン25/08/02(土) 18:36:28
そういって、響香ちゃんが下着を持ってカウンターに向かってしまう。
何で平気な顔してるんだろうか。
買うのが恥ずかしくないのだろうか。
そういえばスポンサーって何だろうか。
放心して脱力している私の手を、百ちゃんが握ってくれた。
「百ちゃん……」
力なく、百ちゃんの方に顔を向けた。
百ちゃんは優しく、けれども力強く、口にした。
「靴屋さんの閉店時間が迫っています、すぐに参りましょう。その後は化粧品です」 - 29練乳グラブジャムン25/08/02(土) 18:42:50
――――時は過ぎ、23時。
長い買い物を終え、居酒屋で遅い夕飯にありついていた。
食事は出され、お腹も空いているが、気が疲れすぎて正直もう食欲も無い。
「後ほどタクシーを手配します。麗日さんのご自宅に、荷物を運び込むのもお手伝いしますわ」
傍らには、まるで業者の仕入れかと見紛うほどの、大量の荷物があった。
デパートで買った大量の服に、何足もの靴。更に化粧水をはじめ大量の化粧品類。ハンドバッグもいくつもある。
その中には、羞恥にまみれて買った一着も含まれている。 - 30練乳グラブジャムン25/08/02(土) 19:03:19
「香水だけ間に合わなかったけど、どうする? なくてもいい?」
「私がCMで起用された時に頂いた試供品がありますわ。明日朝一で、全部事務所にお届けします。使うかどうかは、実際に試して頂いて、それから後で判断しましょう」
「ねえ……なんで……こんなことに……」
私の疑問は晴れないままだ。
「今度の旅行、緑谷君も来るでしょ」
「しっかり綺麗になって、アピールしよ?」
「私ら集まれるの、この女子会だけだしさ。今日、いきなり連れ回してごめんね」
「みんな……」
みんなの心遣いに泣きそうになる。
やっぱり前回の大号泣が影響していたんだ。それしか考えられない。
「みんな、この前、ごめんね……ありがとう……」
「いいってことよ! しっかりアピって、更に向こうへ! Plus Ultra! ってね!」
葉隠さんの服が、明るい声と共に動いた。 - 31練乳グラブジャムン25/08/02(土) 19:12:53
「うん、頑張る……お金、ちゃんと返すから」
「あ、お金はマジでいらない。気持ちだけ受け取っとくよ、返される方が面倒だから」
「でも響香ちゃん……」
「お茶子ちゃん。そう思うなら、あなたが緑谷ちゃんと上手くいくように頑張るのよ」
「そうですわ。また明日以降に試着して、写真を送ってくださいまし。数があるから大変でしてよ」
「ほら、もう遅いし。ご飯食べて、早く帰ろう?」
「うん……ありがとう」
戦場を渡り歩いたような買い物の後で、気疲れは残っていたけど。
少しだけ食欲が戻っていた。
―――― to be continued - 32二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 20:16:05
おっしゃ!風呂食ってくる!練乳グラブジャムンさんの他の作品とかあったら見てみてぇわ!
- 33練乳グラブジャムン25/08/02(土) 20:16:52
コメントくれてる人ありがとう。読んでくれて嬉しいわ。
個人的にも好きなエピソードでしたが、いかがでしたでしょうか?
ご趣向に合えば嬉しいです。 - 34練乳グラブジャムン25/08/02(土) 20:20:41
- 35二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 22:08:35
皆ヒーロー活動並みに真剣なのが楽しかったw
- 36練乳グラブジャムン25/08/02(土) 22:53:57
■No.442 realized
【誤爆は爆死刑!クソナードと麗日救済グループ】
Pinky
『麗日の服は一旦OK! 化粧品とかも揃えといたよ』
烈怒頼雄斗
『お疲れさん。これで麗日の準備は完了か?』
かみなり
『まだ改造手術があるんじゃねえ? これからか』
八百万百
『ボディメンテは直前に行います。あらゆる人のコネと人脈をお借りして、施術士を手配中です』 - 37練乳グラブジャムン25/08/02(土) 23:16:03
シュガーマン
『なあ、いま気になったんだけど、緑谷の私服ってどんなのだ?』
インビジブルガール
『そういえば前回の議題にはお茶子の事しか出てなかったね』
八百万百
『失念しておりました。議題として提出いただいておらず、大丈夫なものかと』
Ⅸ黒い鳥Ⅸ
『緑谷、この前の同窓会はスーツだったな』
大・爆・殺・神・ダイナマイト
『そりゃ仕事してるときはスーツだろ』
飯田天哉
『僕も先日、雄英に伺わせてもらったが、スーツ姿だった』
アニマ
『訓練中はスーツの上にアーマーだったよ』 - 38二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 00:22:18
文章書いたの初めてって本当?って疑うクオリティ!
すごい楽しませてもらいました、続き楽しみに待ってます! - 39二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 00:23:51
なんだろう、出久はお茶子より手強そうだぞ
頑張れ男子、君らにかかってる