- 1スレ主25/08/02(土) 14:59:05
- 2二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 15:08:46
これは普通の蛇なのか炎系の個性が発現した蛇なのか
- 3二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 15:15:33
餌はネズミ?蕎麦?
- 4二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 15:17:40
冷さんと冬美ちゃんは爬虫類平気かな
- 5スレ主25/08/02(土) 15:22:37
個性は使えても使えなくてもどっちでもいいけど、本編終了後の荼毘(燈矢)だったら個性使う理由は特に無さそう。使った方がいい時だけ(身の危険が迫ったときとか?)じゃないかな
- 6スレ主25/08/02(土) 15:23:47
- 7二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 15:29:14
そば粉を練ったボール
- 8二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 15:43:02
エンデヴァーの髪の毛
- 9二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 15:44:16
蕎麦
- 10二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 15:50:39
炎(フェアリーテイルのナツみたいな感じ)
- 11スレ主25/08/02(土) 15:58:55
ダビヘビの餌
1.そば粉ボール
2.エンデヴァーの髪の毛
3.蕎麦
4.炎
dice1d4=3 (3)
- 12スレ主25/08/02(土) 16:07:49
ダビヘビもおんなじだね
- 13スレ主25/08/02(土) 16:58:08
ダイス振るか轟家の爬虫類耐性
1に近いほど無理、100に近いほど好意的
炎司 dice1d100=73 (73)
冷 dice1d100=9 (9)
燈矢 dice1d100=70 (70)
冬美 dice1d100=58 (58)
夏雄 dice1d100=70 (70)
焦凍 dice1d100=30 (30)
- 14二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 17:33:57
冷さんと焦凍爬虫類ダメだったか…
- 15二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 17:38:46
焦凍以外の男性陣にお世話を任せるか
- 16二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 18:48:50
焦凍はなんかトラウマでもあんのか
- 17二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 19:22:25
このレスは削除されています
- 18スレ主25/08/02(土) 19:34:57
ダイス振り間違えました
冷さんと焦凍はどうして苦手なの?
1.見た目が…
2.攻撃性がありそう(ダビヘビは危害を加えるつもりはない※父以外)
3.飼育に慣れない
4.……燈矢/燈矢兄?
冷 dice1d4=4 (4)
焦凍 dice1d4=4 (4)
- 19二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 19:39:50
どっちも正体に気づいとる
- 20スレ主25/08/02(土) 20:39:22
\気づいちゃった、気づいちゃった、わーいわい/
- 21二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 21:15:54
思ったけどはダビヘビどれくらい前世の記憶あるんだろう
- 22スレ主25/08/02(土) 21:19:48
ダビヘビ、どのくらい記憶残ってる?
1に近いほど死亡間際の記憶だけ、100に近いほど完璧に覚えてる
dice1d100=42 (42)
- 23二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 22:53:25
このレスは削除されています
- 24スレ主25/08/02(土) 22:56:17
死に際からどんどん薄れてる感じかな?
そういえばサイズ決めてなかったね
1に近いほど小型(80cmくらい)、100に近いほど大型(200cmくらい)
dice1d100=73 (73)
ヘビって思ってるより長かったので修正
- 25二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 23:11:54
そこそこデカい
そもそも誰が飼おうと言い出したんだ?
庭の軒先とかにいたのか? - 26スレ主25/08/03(日) 00:02:10
これも安価しちゃお
>>30まで
- 27二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 00:02:48
庭に迷い込んできた
- 28二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 00:03:31
冷さんが犬を飼いたがったら炎司が代わりに捕まえて来た
- 29二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 00:03:56
卵が庭に落ちてた
- 30二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 00:04:51
焦凍が手打ち蕎麦に挑戦してたら寄って来た
- 31スレ主25/08/03(日) 00:11:01
ダビヘビ、どうやって拾われたの?
1.庭先に迷い込んだ
2.冷「子どもの情操教育には犬の飼育が良いと聞きました」炎司「そうか(ダビヘビを素手で捕まえながら)」
3.卵in庭
4.焦凍「手打ちそば作ろうとしたらヘビがめちゃくちゃ手伝ってくれるんだが(※ダビヘビは軌道修正をしてくれています)」
dice1d4=4 (4)
- 32スレ主25/08/03(日) 00:13:39
轟家(燈矢が生まれたくらいの時間軸)に拾われた設定だったけど、安価が面白いからダビヘビは焦凍が生まれた後に拾われたことにするね
- 33>>3025/08/03(日) 00:16:18
ごめん、よく見たら普通に間違えた
- 34スレ主25/08/03(日) 00:19:28
- 35スレ主25/08/03(日) 00:30:17
原作開始くらいには拾われてるのか
それまでは野良で暮らしてたのかな? - 36二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 06:46:18
原作の流れとかあったらデクと爆豪が轟家に来ることあるよね
そこそこでかい蛇とご対面するのか… - 37スレ主25/08/03(日) 07:32:09
ねーちゃん泣くぞ!の次にヘビも呆れるぞ!のツッコミが出るかっちゃんかぁ…
- 38二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 12:40:59
想像したら草
- 39二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 16:14:43
そういえばダビヘビ、微妙に記憶あるみたいだけど轟家への懐き度どれくらいなんだろ
というか燈矢は荼毘になったのか否か… - 40二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 16:24:42
そこそこ古い日本家屋だと蛇が迷い込むことあるよね
小さい蛇ならなおさら
ソースは田舎の平屋の我が家(3~4回目撃)
夏場の掘り炬燵の足元にひょっこりいたことも - 41二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 17:35:08
燈矢は死んでダビヘビに生まれ変わったと思っていた冷さんと焦凍はダビダンス起きてとき「え、じゃあこの蛇は燈矢/兄じゃない…?」になるのか
- 42スレ主25/08/03(日) 21:33:57
- 43二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 21:35:28
このレスは削除されています
- 44スレ主25/08/03(日) 21:38:40
間違えてレスしちゃった
ダイス神、めっちゃ燈矢のこと好きじゃん - 45二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 21:54:16
- 46スレ主25/08/03(日) 22:23:53
運命のダイス、振るぜ〜
ダビヘビ、燈矢のことどう思ってるの?
()の内側はダビヘビの自認
1.俺は俺、アイツはアイツだ(ダビヘビ≠燈矢)
→燈矢が自力で瀬古杜岳イベ回避
2.アイツは俺じゃない、けど…(ダビヘビ≒燈矢)
→ダビヘビが回避するように誘導
3.どんな世界でも俺は俺だ(ダビヘビ=燈矢)
→燈矢の行方はダビヘビだけが知っている
dice1d3=2 (2)
- 47スレ主25/08/03(日) 22:27:35
ダビヘビはもう燈矢の涙は見たくなかったみたい
- 48二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 22:48:47
添える
炎司(73)→←(13)ダビヘビ
冷 (9)→←(12)
燈矢(70)→←(97)
冬美(58)→←(41)
夏雄(70)→←(29)
焦凍(30)→←(41) - 49スレ主25/08/04(月) 01:02:39
あるところに、1匹のヘビがいました。背中の鱗は真っ暗闇のほんのり青い空の色、お腹はお日様に照らされた氷のような白色でした。絶対に一緒にはなれない色をお洋服のようにツギハギと縫い合わせ、おめめは冷たくて鋭い青葉色、そしてしっぽにはおめめより素直な青い青い炎がゆらゆら揺れていました。
きっと、誰が見ても"フツウ"のヘビではありませんでした。
そんなヘビには"ゼンセ"という記憶がありました。ずっとずっと、熱くて、苦しくて、ぶっ壊したくて仕方がないものでした。最後の最後、あんなにも熱くなっていたものは、案外呆気なく終わりました。こんなものか、と思いました。申し訳なくなりました。早く終わりにしたいと願いました。
終わったヘビにはもう、熱くなるものはありません。でもヘビが生まれたこの世界は、"ゼンセ"に酷く似ていました。
「んぎゃあ!んぎゃあ!」
「よしよし、燈矢。」
ヘビは、仮住まいの軒下から"はじまり"の声を聞きました。ヘビは、これから起きることをぼんやりとだけ覚えています。そんなぼんやりのなかでも、いっとう熱かったものは頭に焼きついています。しっぽの炎が一瞬だけ、ピカっと軒下を照らしました。 - 50スレ主25/08/04(月) 01:04:24
あるところに、"せことだけ"という場所がありました。あるときは赤い赤い炎があたり一辺を染めたことがありましたが、今は青い青い炎が一点を照らし示していました。
「すごいぞ俺…これならお父さんもきっとびっくりするぞ!」
ヘビは目を細めながら、それを見ていました。自分の炎と同じはずなのに、やけに眩しくて仕方がありませんでした。
「ああでも、くっそ昂ると何だって涙が出てきちゃうんだろう」
ヘビはその理由をよく知っていました。でも、知っているだけでした。
あるひ、燈矢が興奮しながら"せことだけ"に来ました。ヘビはとうとうこの日が来たかと、冬眠しかけた頭をゆっくり持ち上げました。 - 51スレ主25/08/04(月) 01:05:58
「お父さん」
ヘビはその震える声をよく知っていました。でも、知っているだけでした。
「俺も超えられるよ」
ヘビはその期待に応えたい気持ちをよく知っていました。でも、知っているだけでした。
「ほら…こんなに強い炎が出せるようになったんだ」
ヘビはその胸に宿る熱い欲望をよく知っていました。でも、知っているだけでした。
「俺の事見てよ」
ヘビはヘビです。燈矢は燈矢です。夢を諦める義務も、過ちを正す責任もあったもんじゃありません。火をつけたのも、火を消したのも、ヘビじゃありませんから。
青すぎる炎が燈矢の体から穿とうとしたとき、苦しいけれど優しい痛みが先に燈矢を抱きしめてくれました。燈矢はわけも分からないまま、ほんのりと焦げて熱い体温を地面に分け与えていました。
「チロチロチロ」
なにこれ、へび?どくへびだったらやばい…
燈矢が考えている間にもヘビは強く抱き締め続けたので、燈矢はだんだん意識が暗くなっていきました。
ヘビはヘビです。燈矢は燈矢です。涙を流さなくてもいいなら、苦しくならなくてもいいなら、そうじゃないに越したことはありません。言いたいことがあったのは、ぶつけたいものがあったのは、燈矢でしたから。
案外簡単な事だったんだぜ、全部。
燈矢は、男性の声が聞こえた気がしました。少し枯れていて、でも凄く聞き馴染みのあるような声でした。そして意識は完全に真っ暗になりました。 - 52スレ主25/08/04(月) 01:08:41
帰ってきたとき、来なかった父親には派手に叱られ、止められなかった母親には辞めてと泣かれ、応援してくれなかった妹には口うるさく心配され、自身を窘めた弟には呆れられました。最高傑作の弟は柱に隠れて燈矢を見ていました。最初は反省したふりをしていました。でも、燈矢はヘビを忘れられませんでした。だからもう、ぶつけました。全部、ぜーんぶ。
それから燈矢は"ハンコウキ"扱いされました。あんなに大好きな父とは、物凄く反りが合わなくなりました。その代わり、どれだけ頑張っても振り向いてすらくれなかった父が、今は必死に燈矢を振り向かせようとしてきます。
なーんだ、こんなに簡単な事だったんだ。
燈矢は、今でもあのヘビが気になっていますが、きっとヘビはそうじゃないことをなんとなく感じ取っています。だから、ヘビを探すことはしませんでした。もしヘビを見つけても、そっとしておいてやるつもりでした。
「いたっ。……包丁の持ち方が違う?こうか?」
「ヂーーー!!!」
「いだっ。……こうか?」
「ヂッッッッッッッッッッ!!!!!!」
「いだだっ。」
末の弟がヘビに蕎麦打ちの指導をされているところを見るまでは。 - 53二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 06:33:53
よく考えたらシュールな光景すぎる蕎麦打ち指導…
- 54二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 08:44:51
急にギャグになって笑った
- 55二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 08:55:53
でかいヘビに蕎麦打ち指導されるってシュールにもほどがあるよな
- 56二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 17:30:22
燈矢、蕎麦打ち指導してる蛇に何を思うのか…
- 57スレ主25/08/04(月) 18:20:54
- 58二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 21:19:41
嬉しいのか…
- 59二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 21:32:25
鳴き声シャーじゃなくてヂなのかわいい
- 60二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 21:34:28
このまま保護して一員になったんかな… ダビヘビ……
- 61スレ主25/08/04(月) 22:31:50
あるところに、冷えたお蕎麦が大好きな紅白頭の男の子がいました。名前は焦凍、年齢は今年で16歳の青春真っ只中ボーイです。しかもなんと、あの有名な雄英高校ヒーロー科に合格し、ヒーローの卵として今現在奮闘中なのです。
「そうだ、蕎麦打ちしよう。」
焦凍が突発旅行のノリで始めたのは、包丁すらマトモに握ったことのない人間にはとうっても難しそうな事でした。なにより、焦凍という男の子は典型的なお料理音痴…通称"メシマズ"の才を持っているものですから、材料と作り方すら確認しないまま進めようとしていました。
「ま、なるようになるだろ。」 - 62スレ主25/08/04(月) 22:49:32
「ヂ……」
ヘビは困惑していました。なぜって、 仮住まいの軒下まで届くほど庭がけむたくて仕方がないのです。そう、そば粉のせいで。
「お。爆発した。」
そば粉の煙幕の発生元は、ヘビの"ゼンセ"で散々迷惑をかけてしまった最高傑作の…末の弟でした。いえ、今は弟でもなんでもありませんが。
「なんで爆発したんだ?」
「ヂ…!!ヂヂヂ!?」
こっちが聞きてぇよ…!!つかなんで庭で蕎麦打ちしようと思ったんだよ台所知らねぇのか!?
ヘビは思わずツッコんでしまいました。ですが、仮住まいは借り住まいでもありますから、存在がバレる訳にはいきません。ここはひとまず"せことだけ"の仮巣まいに逃げましょう、そうしましょう。
「なんか生地硬ぇけどコシが出そうだからいいか。」
「お。まな板とのし棒に生地がくっついちまった。」
「蕎麦を一本一本作るのは大変だな。」
「お。熱湯作ろうとしたら個性の調節ミスって焦がしちまった。」
「仕方ねえ…もっかい作り直すか。」
「ヂーーーーーー!!!!!!」
ヘビは激怒しました。必ず、かの無知蒙昧の末弟を指導せねばならぬと決意しました。ヘビにはお料理音痴が分かりません。ヘビは、一人暮らし期間が長いのです。お金がなくても食べれるものを探し、ヴィランとしてお金を奪取して暮らしてきました。(今はヘビらしい生活スタイルですが。)けれどもメシマズに関しては、人一倍に敏感でありました。 - 63スレ主25/08/04(月) 22:50:41
「……っつー訳なんだ。」
「いやどういう事だよ!?」
「もっかい説明するか?俺が庭で蕎麦打ちをしていたら……」
「二度も説明せんでいい。」
燈矢は、言葉の意味を素直に受け取る愚弟の紅白頭をシバきました。その間にも、ヘビはカンペキなしっぽ使いで蕎麦を仕上げていきます。程よい弾力に美しい表面の生地を、プロも見初めるくらい程よい厚さに幅だしし、精密機械には劣らない均一さで生地を仕上げ、ヘビがやっているとは思えないくらい静かに真っ直ぐ生地を裁断しました。
「ヂ!ヂヂ!」
「あぁ、わかった。氷水だな。」
「今のでなにがわかった!?」
生地は、ヘビの炎で沸騰させたお湯の中へ数十秒ほど踊り、焦凍が用意した氷水へダイブしました。生地から蕎麦へと変貌を遂げた姿は、燈矢の喉をごくりと鳴らすには十分すぎるくらいてらてらと輝いていました。
「ヂヂッ」
「おまちどーさん、だって。ほら燈矢兄、いただきますするぞ。」
「…もうツッコんでやらねぇ……」
しっかり3人分出来上がったお蕎麦は、ごちそうさまの声がする頃には綺麗さっぱりなくなってしまいました。 - 64スレ主25/08/04(月) 22:51:50
「その、ヘビさん?さぁ…」
「ヂ?」
「ヘビさんさえ良ければなんだけど、えっと、」
「ヘビさん軒下に住んでんだな。俺たちが気づかなかっただけで家族だったのか、悪ぃな、冬とか寒かっただろ。」
焦凍という男の子は、まったく本当にどうして空気を断ち切るのが上手なのでしょう。燈矢が言いたかったことを斜め上の発言でかき消すどころか、ヘビを"家族"と言い切ってしまったのです。
燈矢は慌てて焦凍の発言を撤回しようとしました。ヘビは軒下に住んでいながら"あのひ"以降姿を現すことがありませんでしたから、きっとヘビは人間がキライだろうと考えていたのです。
「…………ヂ!ヂヂッ!」
「やっぱそうだよな。燈矢兄、ヘビさんの寝床買いに行こう。」
「えっ!?」
燈矢の予想に反して、ヘビは色良い返事をくれたようでした。燈矢は心配で気づいていませんでしたが、ヘビの炎は一瞬だけ確かに大きく輝きました。
「ヂッヂッ」
もういっかいだけ、カゾクになってやるよ。腐ってもお兄ちゃんだからなぁ。 - 65二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 23:23:05
何で会話出来てるんだ、この末っ子
途中からいい雰囲気になってるけど途中までがギャグで笑ってる - 66スレ主25/08/04(月) 23:23:15
SS(で合ってるか分からないけど)初めてなりに書いてみたよ
今更だけどみんなの妄想とか気になったこととか、勝手にダイス振ったり文章にしたりするからよろしくね - 67二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 23:39:08
中に荼毘(燈矢)入ってるならヘマしないだろうけど、尻尾が燃えてるヘビが床下にいたら失火が怖いからなあ
- 68スレ主25/08/05(火) 00:05:21
エンデヴァーのお家は耐火性つよつよそうだから、ダビヘビはそこら辺も考慮して軒下を仮住まいにしたのかな
- 69二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 07:02:05
けどいつ頃に正体気づいたんだろ、蛇苦手組
- 70スレ主25/08/05(火) 09:09:27
- 71二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 09:49:01
最初から気づいてる焦凍も人生周回してない?
- 72二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 12:13:43
なんなんだ、この末っ子………いや、会話してたから最初から気づいた可能性あるのか
安価なら燈矢と蛇の蒼炎が似てるなと思った - 73二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 12:41:41
蕎麦の食べ方が燈矢とそっくりだった
- 74二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 14:13:38
目が同じ感じがした
- 75スレ主25/08/05(火) 18:55:25
まずは焦凍から
「なぁ、燈矢兄。」
「なに?」
焦凍は、ヘビから蕎麦打ちの指導を受けているときから"ある違和感"を感じていました。
燈矢は嬉しいと、顔には出ませんがほんのちょびっとだけ体から炎が出ます。怒ると、手足を使って体全体で「怒ってるぞ!」と表現します。悲しいと、静かに目を細めて上を向きます。楽しいと、大きく口を開けて笑います。そして、話しかけると顔は向けずに目だけこちらに向けてくるのです。
先程共に蕎麦を打ったヘビは、全く同じことをしました。しっぽには燈矢によく似た炎が揺れていましたから、余計にそう感じてしまったのです。
「燈矢兄とヘビさんは、」
"おんなじ"なのか?
「俺とヘビさんがなんだよ。」
「……いや、やけにヘビさんを気にしてたから会ったことあんのかなって。」
「あー……いや、ガキん頃に、な。」
焦凍はへぇ、と何の気なしにお返事しましたが、内心はクエスチョンマークがいっぱいでした。自分は今何を言おうとした?"おんなじ"ってなんだよ、ヘビと人間だぞ?燈矢兄が何か言い淀んでた、隠し事か?
「ヂッ!」
「お、」
焦凍は考え事をするあまり、後ろから近づいてくるヘビに気づきませんでした。ビックリして振り返れば、ヘビが『ペットをダメにするビーズクッション』と銘打った商品を持っているではありませんか。
「ヂッ」
「ヘビさんこれがいいの?じゃ、俺がお会計してくるから先に外で待ってて。」
ヘビは燈矢に自身の寝床(になる予定)を押し付けると、シュルシュルと出口へ向かっていきます。焦凍は漠然とその様子を見ていましたが、焦凍が着いてきていないことに気づいたヘビがヂィ…とため息のような声を出し、焦凍へ向かってきました。
- 76スレ主25/08/05(火) 18:59:02
「ヂッ」
「えっ、あっ」
シュルシュルと焦凍の手にしっぽが巻き付けられ、ぐっぐっとヘビが引っ張ってきました。焦凍はなぜか、記憶の片隅にあった"とある思い出"が過りました。 - 77スレ主25/08/05(火) 19:00:47
『だーかーら!!俺にもお母さんの個性があったんだってば!じゃなきゃ、こんなに火力出しながら火傷しないなんてムリだって!いい加俺の邪魔すんな、退けよ!!』
『屁理屈ばかり捏ねるな、燈矢!今は二次性徴で耐性が上がっただけで、今後耐え続けられる保証は無い!お前のためを思って言ってるんだ燈矢、理解してくれ。』
『はっ!屁理屈捏ねてんのはどっちだよ!!"俺のため"っていう免罪符使っちゃってさ、アンタの野望を叶える駒に焦凍を使いたいだけだろうが!!』
"あのひ"、父親を"せことだけ"に誘って夜遅くまで帰ってこなかった燈矢は、それ以降父親と顔を合わせる度に言い争いをしておりました。最初は「なんで来なかったの」「忙しかったんだ」とか、「こんなに炎が出るようになったんだ」「もう個性を使うな」とか、言い争いというほど力強い言葉遣いではありませんでした。しかし、エンデヴァーこと炎司という男は言葉選びがとんでもなく不器用で、愛し方すらヘタクソな人間でありますから、次第に燈矢の気持ちは"自分を見てほしい"から"知るかこんなクソ親父"に変わっていきました。
『……!!』
『俺が何も気づいてないとでも思ったか!?そうだよなぁ、俺を見捨てた上に焦凍が生まれちまったんだから、引くに引けねぇよなぁ!!』
『ちが、とうや、話を…』
『俺も、お母さんも、冬美ちゃんも、夏くんも!!誰も見ようとしなかったお前なんかに聞く耳持つかよバーーーカ!!』 - 78スレ主25/08/05(火) 19:02:39
今までもたくさん口喧嘩をしていた2人でしたが、今日は懇談会があったそうで、燈矢は進路希望に"ヒーロー"を見据えているとお話したのが原因で、普段よりも激しく争っていたのです。
『……。』
焦凍は、2人の口論を扉の隙間から覗き見ていました。
燈矢は"あのひ"、父親だけでなく家族全員にぶちまけました。自分を見てくれないどころか見捨てた父親が憎い、父親の言いなりで無責任に自分を産んだ母親が嫌い、自身の夢を否定してなお口煩く心配する妹が鬱陶しい、理解してくれるはずの弟が自分を拒んで悲しい、最高傑作と謳われる末弟が大嫌い!!
ですから、焦凍をはじめとした家族たちは燈矢のことを避けるようになりました。もちろん、嫌悪や憎しみを前に出されて傷つかない人間は中々いません。でも少なくとも焦凍は、燈矢が苦しんでいるのは自分のせいなのだと、燈矢の身を案じての行動でした。
『チッ……もういい、アンタと話してたら埒が明かない。』
『まっ、燈矢!』
燈矢はもう、父親といくら話しても状況は変わらないと判断しました。燈矢はイライラする気持ちを少しだけ扉にぶつけるように、勢いよく扉を開けました。 - 79スレ主25/08/05(火) 19:04:22
焦凍は咄嗟の出来事に反応できず、立ち尽くしてしまいました。左右に揺れる焦凍の色違いな目に対し、燈矢の青葉色の目はしっかり焦凍を捉えました。これはまずい、また大嫌いだと言われてしまうと焦凍は焦りました。
『…行くぞ、焦凍。』
『えっ?あ、うん?』
燈矢は声を荒らげるでもなく、突き放すでもなく、ただ焦凍の手を引っ張って行きました。ずんずん、ずんずん。少しだけ早歩きでしたが、父親のような力任せにひっ掴んで引きずるものではなく、ちゃんと焦凍の手を握って一緒に歩いてくれたのでした。
玄関から出て、門を出て、道を歩いて、歩いて、歩いて。着いたのは、家から少し遠くのちっちゃな公園でした。燈矢は手を離したかと思えば、自販機でジュースを購入しました。
『ん。』
『わっ、つめた!』
『わざわざ右側に当ててやったのに、冷てぇのかよ。』
燈矢はけらけらと笑っていました。焦凍はそのとき初めて、燈矢は大口を開けて笑うのだと知りました。 - 80スレ主25/08/05(火) 19:05:48
ヘビはショップの外に設置してある自販機にお金を入れました。ショップに入る際に、自販機の下にたまたま落ちてた小銭を見つけていたのです。ちゃっかりさんですね。
「あっヘビさん、そんな金どこで、」
「ヂ」
「おっ、冷た…」
ヘビはチロチロと笑っていました。燈矢と同じ、口を大きく開けてけらけらと。あぁ、あのときと"おんなじ"で、やっぱりヘビは燈矢兄で、あの"最終決戦"の後……
そこまで考えて、焦凍はドッと冷や汗をかきました。
"最終決戦"ってなんだよ?
なんなんだよ、この記憶は。
「おーい、ヘビさん買ってきたぜ…って焦凍、ジュース買ったのかよ。お前お金持ってたっけ?」
「チロチロ、ヂッ」
「ごめんヘビさん、俺焦凍みたいにヘビ語わかんねぇんだわ。」
なにか思い出せるような、思い出したくないような。焦凍はヘビさんと会ってから、なんだか不思議な感覚がしていました。
燈矢は好きです。ヘビさんも好きです。でも2人…1人と1匹が共にいると、自分の中の"ナニカ"がふっと顔を出してくるのです。それが良いものなのか悪いものなのか、焦凍には判断する術がありませんから、今はただ、ヘビに対してゾッとしたことを悟られないようにするほかないのでした。 - 81二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 19:17:02
……焦凍、このss読むと爬虫類耐性30なのってもしかして本能で周回前の記憶や、様々な感情を思い出さないようにしてるからとか……?
- 82二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 19:59:10
すごい、焦凍からヘビ荼毘への好感度が低めの理由になってる・・・
- 83二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 23:41:23
・選ばれてしまった特別な子
・顔に目立つ傷がある
・蛇語が分かる(?)
のせいで、もしある程度打ち解けられたら燈矢兄からのあだ名がハ◯ー・◯ッターになりそうだなここの焦凍 - 84スレ主25/08/06(水) 02:29:03
あるところに、冷という女性がおりました。実家の借金と個性婚という2つの思惑により氷叢から轟へと姓を変え、4人の子供を産みました。その経緯あってか冷という人間には主体性があまりなく、子供たちの遊びを遠くから見ることはあっても、共に外でバイタリティ溢れる遊びをするといったことはしてきませんでした。
「…ヂッ」
「……。」
つまり、冷にはあまりにも耐性がなかったのです。主に爬虫類の。
「あのさ、お母さん?無理しなくていいんだぜ…?」
「燈矢兄の言う通りだ。家には離れがあるし、軒下に住んでても俺らが気づかないくらい賢くて静かだし、無理に受け入れなくたって大丈夫だ。」
「……あのね、燈矢、焦凍。母親にはね、母親の矜恃があるのよ。」
冷という人間は確かに主体性には欠けるものの、やると決めたらやる覚悟がある強い人間でもありましたから、「ヘビが家族だったんだ」なんていう意味不明なことも息子たちが言うならば……と腹を括ったのです。
「お、お母さん、腹括りすぎじゃね…?」
「…ヂ……」
「ヘビさんが腹を括るのは出産だけにしとけ、だって。」
「だからなんで分かるんだよお前は。」
確かに、かくいう冷もただのヘビと対峙するにしては覚悟が決まりすぎている自覚はあります。でも、いかに苦手であろうと向き合うと決めたのには理由があるのです。それは数刻前に遡ります。 - 85スレ主25/08/06(水) 02:31:27
「あれは…燈矢に焦凍に、お、大きい、へ、ヘビ…!?」
庭でなにかガチャガチャ音がしているかと思えば何やら話し声も聞こえてきたので、冷は気になって襖から庭を覗き見ることにしたのです。が、ただただ大きすぎるヘビに恐怖し、ヘビと共にお蕎麦を食べている息子たちに驚愕していました。
しかし、よく見ればしっぽには見慣れた青い青い炎が揺らめいていましたし、お蕎麦をチュルチュル優しく吸う食べ方は燈矢そっくりでありましたし、何よりあの人の色を持つ"瞳"が、冷のヘビに対する認識を大きく変えました。
あのヘビは、燈矢だ。
普通に考えればありえないことです。だって、燈矢という人間は今ヘビと共に食事をしているのです。生きています。ヘビはヘビ、燈矢は燈矢、当たり前のことです。
しかし、母親の勘が告げているのです。あのヘビと関わることを諦めてはならない、と。所詮は勘でありますから、気のせいといわれても仕方のないことではあります。でも、コレを逃してしまえば確実に後悔するのだと、脳を超えて心を超えて、その奥にある"ナニカ"が冷に告げてくるのです。
「私は、轟冷。あの子たちの母親。」
頬を両手でぺちんと叩き、自分自身に喝を入れました。今度はちゃんとお話できるように。姿形が変わったとしてもどちらも愛すべき子供に変わりないことは、"ナニカ"が分からなくとも、冷にとって当たり前のことでした。 - 86スレ主25/08/06(水) 02:32:53
冷は、燈矢が"あのひ"に本音をぶつけてくれたことを思い出しました。最初は保身の意味で燈矢を避けていました。このまま燈矢に母とすら呼ばれないで過ごすのだろうと、そう思っていました。
『進路希望のやつ、保護者欄に名前書いて欲しい、です。』
『…わ、わたし?』
『うん。』
ぎこちなく差し出された紙には5番目までの希望枠があり、1番目にだけ枠いっぱいの"ヒーロー"という文字が書かれていました。確かにこれは、炎司に見せるにはあまり宜しくないものでした。サインが貰えないならまだしも、最悪、消し炭にされてしまうでしょう。
『酷いこと言ったと思ってる。でも、俺、お父さんとお母さんに望まれて産まれた子じゃなくなったの、凄く悲しかったしムカついた。』
『……。』
子供にとって、親が世界の全てであることは分かっていたつもりでした。つもりになっていただけだと分かったのは、燈矢に酷いことを言わせてしまった後でした。今でも、あの"瞳"が忘れられずにいます。
『だから、でも、おれ、』
自分にはなにか出来たでしょうか。最善は尽くしてきたはずでした。でも、燈矢にとってそうでないのなら。こんなにも言葉がぐちゃぐちゃになるほど、必死になっているのなら。
『ヒーローに、』
『燈矢。』
言うべきことは、きっと、ずっと、これでした。なんで気づかなかったんだろう、こんなに簡単な事だったのに。
『なりたい自分になっていいんだよ。』
『燈矢は、ヒーローになれるよ。』
『だって私の子供だもの!』 - 87スレ主25/08/06(水) 02:35:33
「ふー……」
冷は何度か深呼吸をしました。燈矢と焦凍は静かに、2人…1人と1匹のやり取りを見守っていました。
「ヘビさん。」
「ヂッ」
「いきますよ、」
ほんの少しだけ、冷はヘビの頭に触れました。撫でるなんてものじゃありませんでしたが、それはとんでもなく大きな一歩の前進でした。
「っはーーーーー……」
「お母さんスゲェ!!え!?この前イモリ出たとき即氷結してたのに!!!」
「お母さん……!!ヘビさんを受け入れてくれてありがとう…!!」
ヘビはかなり困惑していました。だって、こんなに覚悟を決めてやるようなことでもなければ、こんなに無理して歩み寄る必要だってないからです。ヘビは、しっぽの炎が擽ったくて仕方がありませんでした。
「だって、私の子供だもの!」
ダビヘビから冷さんへの好感度がエンデヴァーより低い理由が思いつかなかったので、好感度アップイベントとして処理するよ
dice1d88=31 (31)
- 88スレ主25/08/06(水) 02:38:32
>>48を少々改変させていただいたよ
炎司(73)→←(13)ダビヘビ
冷 (9)→←(43)
燈矢(70)→←(97)
冬美(58)→←(41)
夏雄(70)→←(29)
焦凍(30)→←(41)
おNEWな好感度表
- 89スレ主25/08/06(水) 02:46:13
追記し忘れたけど、冷さんは燈矢バレしたから好感度下がるようにも考えられなかったので展開を変更させてもらったよ
- 90二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 07:14:53
良かったね、ダビヘビ…
- 91二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 12:21:34
野生で今日まで地面を這いまわってたから、家に上がる前に家族に拭かれて満更でもないダビヘビ存在してそう