【一応閲注】シャーレの添い寝当番概念

  • 1二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 23:10:26

    「期待していなかったと言えば、嘘になりますけど⋯⋯」

     シャーレのシャワー室でシャワーを浴びながら私は思索する。
     最近、一部の生徒の間でまことしやかに噂されている「延長添い寝当番」の噂。
     仕事が早く終わった日、当番の業務後に先生がよく眠れるからと添い寝をお願いしてくるというもの。
     実際には逆で、徹夜のしすぎで不眠症気味な先生を気にかけた誰かが多少無理やりに寝かしつけたら思ったより効果があったため、皆が先生を労うために自主的にやっていることだった。
     そんな噂を鵜呑みにして、もしお願いされた時に汗や油の臭いがついてる服で添い寝したくないからと寝間着を持ってきていたのがいけなかった。先生に偶然、荷物の中に寝間着が入っているのを見られてしまったのだ。そのおかげで添い寝のお願いを先生から貰うことはできたけれど、私に気を使っての行動にしか見えないし、何よりとても恥ずかしい思いをした。
     普段期待はしないようにしている私がここまで準備しているなんて内心浮かれていたのは明白である。
     シャワー室の鏡に映る自分の顔は、今日の当番中におやつで出てきた苺のように赤くなっていた。

  • 2二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 23:11:54

    「先生、もうこんなにぐっすり眠ってる⋯⋯」
     
     隣で熟睡している先生の寝顔をじっと見ながら、一人呟く。視線を動かし部屋に置いてあるデジタル時計を見るといつもならまだ下手すれば帰宅中くらいの時間だった。
     
    (この部屋と先生、両方から落ち着く匂いがする⋯⋯)
     
     明日からの激務を憂えば今この瞬間もっと独り占めしたい思いが溢れてしまいそうだけれど、激務続きでろくに眠れない身体を労ってこのままいつもより早く眠ってしまうのもきっと悪くはないだろう。今日は私もぐっすりと眠ることができそうだ。

  • 3二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 23:12:46

    アオバって体温高そうだよね

  • 4二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 23:12:59

    というわけで添い寝当番概念です。駄文失礼しました。
    設定とかは多少変えていいしSSとかにしなくてもいいので好きな生徒で語っていってください。
    閲注はつけてるけど「添い寝」当番なのでやりすぎないように気をつけてね。

  • 5二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 23:19:09

    >>3

    作業服着込んでるのもあってかなりぬくそうな印象あります

  • 6二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 01:06:41

    11時じゃなくてもっと時間遅かった方が良かったかなってことで1回だけ上げます

  • 7二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 03:44:02

    「では先生、こちらへ。準備はできていますので」

    「……むう。毎度のことではありますが、そんなに深刻そうな顔をされると、困ってしまいます」

    「『私は添い寝当番について口外しない。加えて、添い寝させてくれたら、私が仕掛けた盗聴器は回収する』」

    「そういう契約で、先生は私と同衾することに同意してくれたはずです」

    「ですから、さあ。手を引いてあげますから、そのまま、寝台に……ごろーん、と」

    「ふふ、えらいですよ、先生。寝ることができて、えらいです」

  • 8二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 03:53:11

    「それでは、いつものように……しますね?」

    「……胸元に……ぎゅうぅ~~~っ……」

    「……はい、先生の頭、私の胸にぴったりと、くっつきましたね」

    「んっ……もぞもぞされると、くすぐったいです、先生。あなたの力じゃ、抜け出せるはずないって、ご存じのはずなのに」

    「そんな悪戯好きな先生は、こうしちゃいます」

    「……むっぎゅうぅううう~~~~~……」

    「……ふふ、目がとろんとしてきましたね、先生」

    「はい、先生。このパジャマ、今ミレニアムで開発中のもので、入眠を促す香り……アロマみたいなものを、香らせられる品なんです」

    「だから、こんな風に……ぎゅー、ってされると、甘い香りに包まれて、眠くなってきますよね」

  • 9二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 04:08:04

    「それに……聞こえますよね、先生。私の、どくん、どくんっていう、心音……」

    「人の心音にリラックス効果があることが解明されて久しいですが、その理由のひとつに、こう言われています」

    「母親のお腹の中で、ずっとそれに抱かれていたから」

    「生まれる前の記憶、胎内で刻まれた振動が想起されて、安心感が生まれるのだと」

    「……だから、先生がすやすやしてしまいたくなるのは、当然のことです」

    「シャーレの先生として、生徒を導く大人として。普段から気を払って、距離を保って」

    「どれだけ私たちがあなたに触れたがっても、薄く微笑んであしらってしまうあなたでも」

    「大事な大事な生徒のお胸に顔を突っ込んで、すんすん甘い香りを嗅いで」

    「どくん、どくん、どくん……って安心する音に包まれれたら」

    「添い寝なんてダメ、同衾なんてしちゃいけない、なんて立派な考え、どこかへ行ってしまいますね」

  • 10二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 04:25:08

    「はい、そうですよ、先生。私の腰に、手を回して……」

    「……ぎゅ、ぎゅ、ぎゅっ……すり、すり、すり……」

    「吸って……吐いて……吸って……吐いて……もう一度です。すう~っ……はあ~~っ……」

    「やわらかい、あたたかい、きもちいい……この香りすき……もっとかぎたい……ほおずりして、ぎゅってして、すんすんすると、安心する……」

    「……なで、なで、なで……よし、よし、えらい、えらい……」

    「ふふ、なでなでされて、うれしそうですね、先生」

    「すてきな瞳がとろんと蕩けて、とってもかわいいです」

    「はい、先生」

    「それでは、もっとぎゅう~ってしながら、いっぱいよしよししてあげます」

    「ごゆっくり、お休みください……」

  • 11二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 04:33:27

    ──────

    ───

    ──

    「おはようございます、先生」

    「もうすぐごはんの用意ができますので、まずは顔を洗って、身支度の方をお願いします」

    「……ああ、気が付きましたか?」

    「はい、約束通り、私が仕掛けた盗聴器……このくまさん人形です、この通り、回収しました」

    「……何か言いたげな顔をされていますね、先生」

    「でも、すみませんが、私の答えは変わりません」

    「私は確かに、このことを口外せず、仕掛けた盗聴器も都度回収しています」

    「それと引き換えに、先生は生徒と同衾することに同意したのですから」

    「ですので、まあ───」

  • 12二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 04:51:40

    「仮眠室から一向に減る気配のない、ぬいぐるみの群れも」

    「先生が起床なさってからすぐに届く、生徒さんからのモモトークも」

    「私には関係のないことです」

    「『私は口外していない』し、『私が仕掛けた盗聴器』は回収していますから」

    「……ところで、今日の当番の方は……ああ、あの方ですか」

    「ふふ」

    「あの方のがどれか、一緒に予想してみますか、先生?」

  • 13コタマのASMRください25/08/03(日) 04:54:07

    お わ り 。
    ぬいぐるみを捨ててしまうという選択肢が既に頭から抜けてる手遅れな先生でした。

  • 14二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 04:55:39

    モモイが添い寝したときはモモイの寝相で朝起きたときベッドから蹴落とされてそう

  • 15二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 06:20:45

    >>13

    良SSに感謝

    いいにおいと甘い言葉に負けちゃうのは良いですよね⋯⋯


    >>14

    メモイのメモロビや家具モーションを見るに寝相はあまり良くはない

    逆に二人揃った時のベッドを見るとわかるがミドリが寝かしつけ上手なのは間違いない

  • 16二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 07:02:22

    >>13

    コタマのSSありがてえ…供給量が少ねンだわ…

  • 17125/08/03(日) 14:39:38

    「やってほしいことあるー?って、聞いたのはヒカリだしー」

    「いつも遊んでくれたりお菓子をくれるおかえしなんだから、気にしないでー」

    「隣どうぞー?⋯⋯それじゃあせんせーを快適な睡眠にごあんなーい」

    「なで、なでー。今日はヒカリがせんせーを癒やしてあげるねー」

    「そのままぎゅー。なでなでももっといっぱいしてあげるー」

    「ノゾミがおつかれモードのときにもやってるんだー。ヒカリがお姉ちゃんだしー」

    「おー?⋯⋯せんせーほっぺたが赤くなってるぞー、つん、つん。この前ヒカリのほっぺたをつまんだおかえしだー」

  • 18125/08/03(日) 14:42:48

    「あー⋯⋯くすぐったかったー? じゃあやめとくー」

    「いじわるしてごめんねー? ほっぺたもなで、なで」

    「よしよーし。今日もお仕事頑張れてえらい、えらいー」

    「せんせーもうおねむー? いいよー。ヒカリの左腕の中でゆっくり休んでねー」

    「よし、よし⋯⋯そのまま瞼をゆっくり閉じてー⋯⋯おやすみなさーい⋯⋯」

    「今日はいっぱいお仕事したからー⋯⋯明日はヒカリといっぱい遊ぼうねー⋯⋯」

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