- 1二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 15:38:08
- 2二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 15:40:50
続けて?
- 3二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 15:41:56
普段からおしゃれな言い回しとか諺がどんどん出てくるトレーナーが、語彙が消えるくらいトプロの走りに惚れ込んでるというのはアリだと思う
- 4二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 15:49:51
詩人トレーナーかぁ…良いね
- 5二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 15:50:05
- 6二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 15:50:53
ちょっと拡大解釈が入ってトプロが慌てると私性合
- 7二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 15:51:51
- 8二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 16:03:32
トプロの語彙無し説明を補足しすぎて、トプロがまるで宣戦布告したみたいに聞こえるという展開はあるかもしれない
- 9二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 16:05:38
トレーナーのあのね?
- 10二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 16:18:27
インタビューで補足説明をするトプロトレが語彙力100なら、勝ったトプロに声を掛けるなら1になる
- 11二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 16:20:22
- 12二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 16:25:36
このトプロトレかわいくない?
- 13二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 16:41:43
「沈まない陽や止まない雨はないように、禍福は糾う縄の如し。万事塞翁がウマ、だよ。トップロード」
「……あの、それはどういう意味なんでしょう?いつもトレーナーさんの言葉は難しいです」
ある日のトレーニング後。皐月賞、そしてダービー、京都新聞杯と惜敗続きで焦りを隠せないトップロードを、彼女のトレーナーはいつものように小難しい言い回しでもって励ます。
「中国の故事成語でね。塞翁という昔の有名なトレーナーが面倒を見ていたウマ娘が、ある日厳しいトレーニングに耐えかねて逃げ出したらしい。塞翁は大層悲しんだが、ある日そのウマ娘は別の有望なウマ娘を連れて戻ってきてくれたそうだ。それが転じて、人生の幸不幸は簡単には分からないという意味になったそうだね」
「へえ……そんなことがあったんですか。だったら私の今の不調も、もしかしたら大したことがないのかもしれませんね」
「少なくとも、私はそう信じているよ。君の素質は今が盛りのオペラオーやアドマイヤベガにも決して引けは取らない。菊の舞台でふたりの末脚をしのぎうるウマ娘がいるとすれば、それは君だけと思っている」
トレーナーはそう言って力強く頷いた。
その様子に安心したのか、トップロードも顔を綻ばせる。
「はいっ!こんなに努力してるんですから菊花賞は絶対勝てます!」
「その意気だ。蛍雪の功を信じよう」
「あの、それはどういう……?」 - 14二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 16:41:51
「トレーナーさん!やりました、ついにG1勝利です!途中すごく苦しかったですけど、アヤベさんやオペラオーちゃんにも譲りませんでしたよ!トレーナーさんのおかげです!」
そして迎えた菊花賞。見事にライバルを制して最後のタイトルを獲得したトップロードは、興奮冷めやらぬままにウイナーズサークルもトレーナーに駆け寄った。
しかし、そのトレーナーはというと難しい顔で何かを呟いている。
「良上がり3ハロン……末脚がすごくて……ダメだ、全然……」
「あの、トレーナーさん?」
「……うん、頑張ったな!おめでとう!すごい走りだった!」
トップロードが来たことに気付いたのか、トレーナーは慌てて顔を上げて褒めてくれた。
しかし、"すごい走り"という表現は彼らしくないなと思った。
「私すごかったですか!」
「うん」
「ありがとうございます!ちなみに、具体的にはどこが?」
「……すごいところ!」
「それじゃ分からないですよ!」
「興奮でうまく言葉が出てこないんだ!すごくすごかったで十分だろ!?」
「あ、逃げないでくださーい!もっと褒めてくださいよ!」
スタンドの奥へ逃げようとするトレーナーを慌ててトップロードは追いかける。
路上にて「すごい」と「それ以外に」の応酬とともに繰り広げられた鬼ごっこは、数年後まで語り継がれる笑い話になったという。 - 15二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 19:12:44
何かSS来てる…良い…
- 16二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 06:35:50
いい...