アド街クロスストーリー「Aド街の悲劇は突然に」最終修正版を作る。

  • 1二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 17:29:57
  • 2二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 17:50:50

    キャラクター紹介 (ほとんどは知ってるだろうが…)
    左翔太郎… 鳴海探偵事務所に所属する私立探偵の青年。ハードボイルドになりたいハーフボイルド。
    フィリップ…左翔太郎の相棒。地球の本棚での情報収集を得意とする。
    (上記の2人は、仮面ライダーWに変身!2人で1人の仮面ライダーだ!)
    照井竜…風都警察署の刑事で超常犯罪捜査課所属。仮面ライダーアクセルに変身する。
    鳴海亜樹子…鳴海探偵事務所の所長。照井竜の妻。
    ときめ…鳴海探偵事務所の助手。左翔太郎の彼女。ジョーカードーパントに変身する。
    園咲霧彦…元々W達と対立していたが、今はすごく協力的。一度死んだはずだが、最近幽霊になって風都に戻って来た。ナスカドーパントに変身する。
    小林磐吉…今回の依頼者。テレ東のアナウンサー。
    日比谷ディレクター…小林磐吉の上司。物腰柔らかだが、怒ると怖い。
    清水アズミ…5歳の頃に父親が出ていって、母親が死に、現在風都の叔父叔母夫婦の家で暮らしている。
    源田剛…翔太郎の母校で最強のヤンキーとして知られる17歳の少年。
    万灯雪侍…裏風都でリーダーをやってる。オーロラドーパントに変身する。今回、かなりの才能の原石が見つかったそうで…
    謎の青年…悪夢から人を救う。

  • 3二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 18:45:10

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  • 4二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 18:46:13

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  • 5スレ主25/08/04(月) 18:48:14

    左翔太郎「…なんというか、暑すぎて風都が静かになってるな…」(だらしない格好でうちわブンブンしながら)
    フィリップ「避暑旅って知ってるかい…? 標高の高い地域は涼しいらしい… 暑い」
    鳴海亜樹子「こんな暑さで仕事したくないよ〜」
    ミック「ニャ」(ヘソ天)
    (電話の音)
    左翔太郎「んん?」
    (受話器を取る)
    左翔太郎「はい、鳴海探偵事務所です… ええ!?本当に!?この風都を!? しかし…なぜそれをオレらに伝えにきたんです? あああ…ハイ、分かりました、詳しい話は事務所でお聞きします!(受話器をおく)」
    フィリップ「どうしt…」
    左翔太郎「おいおいおい!フィリップ!今市長さんから電話があって、『風都がアド街に出演する』って言ってるんだ!」
    フィリップ「え!あのアド街!僕もあの番組は好きだな。他の町に観光した気分になれる。翔太郎は〇〇コレクションってやつが好きなんだろ?数枚の美人の映ってる映像が流れるからね〜。」
    左翔太郎「フィリップお前何言ってんd…」
    鳴海亜樹子「ふーん、ときめちゃんに言っちゃおうかな〜」
    フィリップ「僕は気にスポっていうコーナーが好きだったんだけど…3年前くらいになくなっちゃったな…」
    左翔太郎「2人とも落ち着け!話はこれで終わりじゃないんだ…」

    (1日前の場面に切り替わる)

    清水アズミ「やっとアイツに復讐するチャンスができたんだ…徹底的に苦しめてやる…このメモリの力で…!」
    (ブロードキャストメモリが映る)

    (オープニング Private Eye)

  • 6スレ主25/08/04(月) 18:50:51

    (オープニング終了)

    (事務所に小林磐吉とディレクター達が入って来る)

    左翔太郎「こんにちは! 依頼人の方ですね!」
    小林磐吉「日比谷ディレクター! あれは絶対イタズラでしょ!」
    日比谷ディレクター「バカ! 本当にお前の身に危険が起きたらどうするんだっ!」
    日比谷ディレクター「すみません…」
    左翔太郎「あー、まずは改めて依頼内容を教えてください。」
    日比谷ディレクター「はい、実はこの隣の小林ディレクターに殺○予告が来まして…」(翔太郎に殺○予告の手紙を渡す)
    フィリップ「どれどれ『風都のロケを行っている間にお前を殺す。 S.Aより』だって…」
    鳴海亜樹子「なんか心当たりとかあったりします?」
    小林磐吉「いいえ、ないです! 私真面目に生きてるのに殺される理由なんか絶対ないです!」
    日比谷ディレクター「そういうわけで…護衛をお願いできますか? 市長さんからこの探偵事務所なら、犯人の特定も護衛もやってくれると聞いたので… あ、あとあなた達を特別枠で出演させます!」
    左翔太郎「分かりました、ロケは明日からですね?」
    日比谷ディレクター「はい、まずはFM WIND WAVEからロケしに行こうと決めてますので、そこ集合で!」
    (依頼人達が帰る)
    左翔太郎「おいおいマジか! 出演決定だってよ!」
    鳴海亜樹子「私たちの探偵事務所にもこれで客増えるかしら!?」
    フィリップ「ちょっと、僕たちの目的は護衛だぞ。」
    左翔太郎「わーかってるって、照井にも協力頼んでみる。」
    (場所は変わって照井の携帯着信音)
    照井竜「照井だ。」
    左翔太郎「もしもし照井?ちょっと相談あるんだけど… (依頼内容の説明) どうだ?お前も護衛行くか?」
    照井竜「俺に質問するな!」
    (着信切れた音)
    鳴海亜樹子「多分来るわね!」

  • 7スレ主25/08/04(月) 18:52:56

    (ロケ当日 FM WIND WAVE)
    日比谷ディレクター「来た来た!ここでーす!」
    ときめ「来てたの翔太郎!? なんで教えてくれなかったの?」
    左翔太郎「あ、そうだった…(ときめはヒーリングプリンセスの二代目MCだった…)」
    鳴海亜樹子「ちょっと聞いてよ!ときめちゃん! こいつ毎週土曜日いつもアド街の〇〇コレクションに夢中になってるみたいなのよー! ときめちゃんがいるっていうのにコイツったら…」
    ときめ「べつに気にしないよ。だって私と翔太郎は繫がっているからね、気にしないよ。大体翔太郎も翔太郎だよ。番組が来るなら来るって言って欲しいし… え、言ってた…ふぅん 私には言わなかったんだ いや、別に怒ってるわけじゃないけどさ…私も相棒なんだよ? 相棒だったら頼って欲しいなあ…なんてね。で、番組が来るんだってね。人が多いな… カメラとかに囲まれててキンチョーしてるじゃん(笑)あ、レポーター達に囲まれてる…」
    日比谷ディレクター「そろそろ本番なのでスタジオどうぞー!」
    小林磐吉「じゃあ、なんか適当に質問投げていくから、それに答えてね!」(気持ち悪い目つきで)
    ときめ「ハ、ハイ!(何コイツキモい)」

    (数日後のテレビ映像)
    井ノ原「今回は風都と言うことで、峰さんは何か思い出あります?」
    峰「何回かロケでお世話になってて。風都湾でドラマの撮影をよくやってました」
    井ノ原「あ〜あそこ風都だったんですね〜!薬丸さんはいかがです?」
    薬丸「ええ、朝の情報番組でも何度か取り上げましたし、プライベートで風都タワー登ってこのキーホルダー買ってます」
    井ノ原「おお〜ふうとくんだ!」
    ナレーション「15位 車に乗る時は… 『FM WIND WAVE』
    周波数〇〇.○MHzで聴けるラジオです!車に乗ってラジオを聴く風都市民の大半がFM WIND WAVEを聴いているそうです。人気コーナーは『ヒーリングプリンセスNEO』! パーソナリティはときめさん!
    ときめ『職に困っていたら、ここの上司にスカウトされて、ラジオのパーソナリティになったんです。昔は園咲若菜さんって人が担当してたらしいですが、その人が辞めちゃったので、私が二代目で来てくれなかったら、FM WIND WAVEは危なかったみたいです!』ときめさんは今日もリスナーのリクエストに応えていきます…」

  • 8スレ主25/08/04(月) 18:55:08

    (場面切り替わり)
    日比谷ディレクター「OK! 今のところ撮影順調!」
    (ときめ、翔太郎に駆け寄る)
    ときめ「翔太郎、緊張した…」
    小林磐吉「なんだよ彼氏いたのかよ…チッ(小声と舌打ち)」
    フィリップ「??」
    鳴海亜樹子「うちの旦那来ないわ〜」

    照井竜「すまん、遅くなった」
    左翔太郎「どうしたんだ?」
    照井竜「暑すぎるだろ?差し入れの飲み物買ってきてたんだ。」
    小林磐吉「あなたも護衛の方ですか?」
    照井竜「俺に質問するな!」
    小林磐吉「ヒィっ!」
    日比谷ディレクター「ご協力ありがとうございます!うちで殺人事件とか本当に勘弁してほしいですから!」
    左翔太郎「次の撮影場所は風都銘菓 和泉和菓子店ですよね?」
    日比谷ディレクター「はい、外は暑いですからロケバスに乗ってください。」

    (数日後のテレビの映像)
    ナレーション「11位 懐かしくて優しい味です『風都まんじゅう』
    『風都銘菓 和泉和菓子店』で販売されているこちらの風都まんじゅうは白あんを包んだ優しい味のおまんじゅうです。
    近くを通りかかるとふんわりと甘い香りが漂って、思わず買ってしまうというお客さんも多いそう。」
    (場面切り替わり)
    フィリップ「うーん、美味しい!」
    照井竜「かき氷いちご味一つ」
    左翔太郎「まんじゅうも買えよ照井。」
    ときめ「なにげに初めて食べた、美味しいね翔太郎。」
    鳴海亜樹子「アーンしちゃえば?」

  • 9スレ主25/08/04(月) 18:56:12

    左翔太郎「しねえよ!」
    ときめ「してよ…翔太郎…」

    小林磐吉「はい、アーン」(亜樹子に向かって)
    鳴海亜樹子「イヤアアアアア!」
    照井竜「俺の奥さんになにやってるんだ!」
    小林磐吉「こっちもかよ…」

    (翔太郎達は店の外、小林が店主にインタビュー中)
    照井竜「なんだあの野郎…いけすかない奴だ」
    鳴海亜樹子「真面目じゃないわよアイツ…」
    ときめ「女の子に飢えてるのかな?」
    フィリップ「まあ落ち着け、この撮影が終わればおさらばできるんだから。」
    左翔太郎「そうだな、しばらくの間は我慢しててくれ。」

  • 10スレ主25/08/04(月) 18:57:53

    (インタビュー終わり)
    日比谷ディレクター「では、お昼を兼ねて、どこか風都の美味しい店へ連れて行ってくれますか?」
    左翔太郎「美味しい店知ってますよ! ちょっとカーナビに情報入れますね…」
    小林磐吉「『風麺』?なんか中華気分じゃないんだよなあ…」
    日比谷ディレクター「おい!小林!この方達に護衛もおすすめも紹介してもらっておいて、なんて自分勝手なことを言うんだ! さっきまでの取材だって、左翔太郎さん達がカメラNGの場所をなんとか説得して、ようやく許可が降りた場所もあるじゃないか! 本当にこの方達がいなかったら街のPRとしてもつまらないものとなっていたかもしれないし、お前も死んでるかもしれない! 文句言うなら来るんじゃねえ!」
    小林磐吉「失礼しました! 『風麺』で食べましょう!翔太郎さん!」
    左翔太郎「よし、レッツゴーだ。」(腹の中で雷鳴らしながら)
    ときめ「(我慢ばかりじゃダメでしょ。一発殴ろうよ…)」
    (風麺到着)
    日比谷ディレクター「おおおおお、なるとがデカい!」
    小林磐吉「下もすごくウマイ!」(片肘をついている。)

    (数日後のテレビ映像)
    ナレーション「12位 風都のお腹を満たしています
    『風麺』
    大きなナルトが特徴的な風麺。
    ご主人特製のナルトの下には、オーソドックスながら風味の豊かな醤油ラーメンが隠れています。
    夜にはお酒と一緒に食べるお客さんも多いそうです。」

  • 11スレ主25/08/04(月) 18:59:17

    (場面切り替わり)
    フィリップ「(さっぱりした味なのに胃もたれがする。小林が不適切発言ばかりするからだ…)」
    照井竜「(オレの奥さんにはセクハラするし…早く終われこの収録…)」
    鳴海亜樹子「次は風都タワーですよね?」
    ときめ「ここはPRの出番なんじゃない?翔太郎?」
    左翔太郎「よーし!発声練習しとくか!あーあーあー」
    日比谷ディレクター「移動しましょう!ご馳走様でした!会計は私がやりますので、先にロケバスに乗っててください。」
    一同「はい!」

  • 12スレ主25/08/04(月) 19:00:30

    (場面は風都タワー)
    左翔太郎「ここが風都タワー。実物は思ってるより高いだろ?」
    小林磐吉「ほ〜。(東京スカイツリーの方が高いじゃねえか。期待はずれだ…)」
    日比谷ディレクター「カメラ用意!」

    (数日後の映像)
    ナレーション「2位 風都の象徴 『風都タワー』
    電波塔と風力発電所、そして観光施設としての役割を持っています!
    風都に馴染んだ住民は、このタワーとの距離と見え方で風都のどこにいるか知ることができるそうです!
    左翔太郎『これがあるおかげでオレは絶対迷子にならずに家にまっすぐ帰ることができたんだぜ! だから風都タワーの存在には感謝してるんだ…!』
    今日も風都の風を受けて回っています。」

  • 13スレ主25/08/04(月) 19:05:28

    (場面切り替わり)
    日比谷ディレクター「はーい!Ok… 危ねえ!小林!」
    (小林を庇った日比谷が何者かに傷を負わせられる音)
    翔太郎チーム「日比谷さん!」
    小林磐吉「う、うわぁああ! 犬と怪物だぁ!」

    (5匹の犬とブロードキャストドーパント)
    ブロードキャストドーパント「ちっ…喉元を狙ったのに仕留め損なったか…」
    5匹の犬「グルルルル…」
    フィリップ「小林さん、日比谷ディレクターを連れて逃げて!」
    小林磐吉「冗談じゃねえ!2人でなんて逃げ切れねえよ!」
    左翔太郎「ハァ?! ったくしょうがねえな! ときめ!亜樹子!日比谷さん頼む!」
    ときめ&亜樹子「わかった、任せて!」
    左翔太郎「行くぞ!フィリップ!照井!」
    「サイクロン! ジョーカー! アクセル!」
    (変身待機音)
    翔太郎、フィリップ、照井「変身!」
    ブロードキャストドーパント「お前ら仮面ライダーか…めんどくさいわね…早く小林磐吉に復讐したいのに…うっざい…邪魔だよ!そこどけ!」
    犬たち「ワウ!ワウ!」
    翔太郎&フィリップ「そうはさせねえよ。依頼人の命は俺たちが守る!」
    照井竜「さあ…振り切るぜ!」

  • 14スレ主25/08/04(月) 19:07:32

    翔太郎&フィリップ「フッ!ハッ!」(パンチ、キック)
    照井竜「ハッ!オラっ!」(エンジンブレードの斬撃音)
    ブロードキャストドーパント「ちくしょう、こんなんじゃ復讐できないじゃない!…こうしてやる!」(Wとアクセルに電波を放つ)
    (この時、アクセルは涼しい顔をするが、Wの様子がおかしくなる。)

    (翔太郎の脳内)
    ニュースのアナウンサー(幻覚)「ニュースをお伝えします。風都の人気者、左翔太郎氏は鳴海荘吉氏を見殺しにしたことが発覚しました。鳴海荘吉氏がタブードーパントとの戦闘の際、翔太郎氏は下の階で待つよう指示を受けていましたが、それを破ったために事態がややこしくなって結果的に荘吉氏は亡くなりました。」
    鳴海亜樹子(幻覚)「翔太郎さんが父さんの言うこと聞かなかったから、父さん死んだんだよ?責任も取れないの?」(インタビュー映像っぽく)
    コーヒー屋の店長(幻覚)「あの人はいつも私の店で豆買ってくれてたんです。でも、さよならも言えずに別れるなんて…翔太郎さんのせいだ…(怒)」
    シュラウド(幻覚)「翔太郎さえ余計なことをしなければ、究極のWを作れたはず…二度と顔を見せないで欲しい」
    左翔太郎「やめろ…やめてくれえええええ!」

  • 15スレ主25/08/04(月) 19:11:09

    (現実)
    左翔太郎「ごめんなさい…ごめんなさいおやっさ〜ん!うああああああ」
    フィリップ「どうしたんだ翔太郎!」
    アクセル「俺とフィリップには洗脳が効かない当たり…精神干渉波の類いだろうな…」
    ブロードキャストドーパント「1人無力化成功!さーて、行ってらっしゃい!私のワンちゃん達!」
    犬達「ワンワンワン!」

    (犬達の脳内)
    犬のニュースアナウンサー「ワウ!ワワワワワン!ワワワン!」
    (犬語で「緊急放送です!小林は殺すべき女たらしの人間です!見つけ次第殺してください!」の意)

    (現実)
    ブロードキャストドーパント「さて、おい赤いの、私がタイマン張ってやるよ…これを耐え切れば私の勝ちだ!」
    照井竜「アイツ犬に小林を殺させる気か!?」
    フィリップ「ちっ、照井!メモリを外してくれ!」
    照井竜「分かった!」
    (メモリの外れる音)
    「ファング!」
    「ファング、ジョーカー!」
    (仮面ライダーWファングジョーカーになる。)
    フィリップ「犬はこっちがやる!照井はそのドーパントの相手を!」
    翔太郎「ごめんなさい、ごめんなさい…おや゛っさーん…」
    (ハードボイルダーのエンジン音)

  • 16スレ主25/08/04(月) 19:13:42

    ブロードキャストドーパント「ハァ?!無力化できたと思ったのに!」
    照井竜「残念だったな!」
    ブロードキャストドーパント「残念?!そんなことはないわよ!」(エンジンブレードを叩き落として、顔面に右ストレートパンチ)
    照井竜「コイツ…普通に喧嘩が強い…!」
    ブロードキャストドーパント「当然よ、クラスのヤンキー男子にどれだけタイマンのやり方教えてもらったと思ってるのよ。」(渾身の腹パンをアクセルに)
    照井竜「?!」(変身解除)
    ブロードキャストドーパント「今日は無理そうね。次会う時は二度と来んなよ…」(退散)
    照井竜「この野郎…」

  • 17スレ主25/08/04(月) 19:15:35

    (場面切り替わりで狭い通り)
    鳴海亜樹子「ここまで逃げ切れば大丈夫か…」
    小林磐吉「あの怪物なんなんですか?!」
    ときめ「あれはドーパントっていって、この風都じゃしょっちゅう現れるの。」
    小林磐吉「ほほう…ん、うわあああああ!あの犬が」
    ときめ、亜樹子「え!」「何やて!」
    亜樹子「こっちにまで来るなんて私は聞いてないわよ〜!」
    (ハードボイルダーのエンジン音)
    フィリップ「待たせたね!」
    翔太郎「ごめんなさい…ごめんなさ、!、やっと頭の中の映像が薄くなった…」
    ときめ「どうしたの翔太郎!」
    翔太郎「何でもねえ!しかし、この犬首輪付きか…誰かの飼い犬かもな…」
    照井竜「翔太郎の体持って来たぞ!あのドーパントは撤退した!メモリチェンジしろ!」
    フィリップ&翔太郎「分かった!」
    「サイクロン!トリガー!」
    フィリップ&翔太郎「変身!」
    フィリップ&翔太郎「オラオラオラオラァ!」
    (強めの空砲を連発して犬を気絶させる。)
    フィリップ&翔太郎「大丈夫ですか!?」
    小林磐吉「ああ、なんとか…」
    ときめ「でも日比谷さんは病院に行かせなきゃ!」

    (病院にて)
    医者「大丈夫でしょう。すぐに回復します。」
    翔太郎「ホッ」
    小林磐吉「でも今後の撮影どうします?私怖いですよ?」
    フィリップ「やった方がいいんじゃないかな?あのドーパントの目的は小林さんへの復讐だから、撮影すれば誘い出せる。」
    照井竜「何かあったらオレらが守る」
    小林磐吉「…分かりました、そうしましょう!」

  • 18スレ主25/08/04(月) 19:18:35

    (翌日の朝、鳴海探偵事務所)
    フィリップ「さて、あのメモリの解析をしなくちゃね。奴は見た目がテレビだった。」
    フィリップ「そして犬や翔太郎に異常を起こした。」
    左翔太郎「ああ、そうだ…頭の中にニュース番組の幻覚が映ってな、俺のことを散々罵ってくるんだ…今はちょっと目にもその映像のノイズがかかっていて、耳鳴りもする。」
    フィリップ「ちょっと調べる。」
    左翔太郎「検索のキーワードは…一つが『テレビ』」
    (地球の本棚内が動く音)
    左翔太郎「もう一つは『ニュース』」
    (地球の本棚内が動く音)
    左翔太郎「最後が『幻覚』だ!」
    フィリップ「ビンゴだ。多分あのドーパントが使ってるメモリは」
    (ホワイトボードにBroadcastと書く)
    鳴海亜樹子「放送ってこと?」
    フィリップ「そうだね。メモリの能力は相手の過去を読み取ったり、相手に精神干渉波を発したりして、ニュース番組形式で様々な感情を抱かせるものだ。精神干渉波に耐性のない生物だったら何にでも効くから、犬でも洗脳できる。しかし、おかしいのは今もノイズがかかって見えるっていうこと。普通だったら変身解除で洗脳は解けるはずなんだ…」
    ときめ「多分、そいつはハイドープで、変身解除後も電波を発するってこと?」
    フィリップ「そうだ、多分変身時より精度は低いみたいだけどね。」
    左翔太郎「弱点はあるのか?」
    フィリップ「ある、それはね………………」
    (フィリップ喋り終わって)
    左翔太郎「さて、次は犯人の目星だが、女性だということ以外全然分からん。」
    照井竜「そいつはヤンキーに喧嘩を教わったと言っていた。」
    フィリップ「じゃあ、学校付近で翔太郎の洗脳の効果が強くなる場所を探そう。多分犯人は学校の先生か、女子高生だ!」
    亜樹子「電波は近くにいた方が受け取りやすいからね!」
    フィリップ「そういうこと!」

  • 19スレ主25/08/04(月) 19:19:49

    左翔太郎「ええ…あれ精神抉られるんだよ…」
    ときめ「一体何の幻覚を見たの?」
    左翔太郎「ビギンズナイトで俺のせいでおやっさんが死んだ時のことを、おやっさんの関係者達が罵ってくるんだ。しかもテレビニュースみたいに脳裏に鮮明に映るんだ。人の過去をああいう風に使いやがって…」
    フィリップ「とりあえず、撮影しながら犯人探そう!翔太郎は犯人探知機やってくれるかい?」
    左翔太郎「ああ、今とてもムカついてるからな。見つけだしたらとっちめる!」
    照井竜「あ、下に撮影スタッフと小林が来ているぞ。」
    (場面切り替わり)
    小林磐吉「ビリヤードか…ここは好きかも…」
    左翔太郎「かもめビリヤードの撮影ですか?」
    小林磐吉「はい、事務所訪問の時に気になったんで一応…」

    (数日後のテレビ映像)
    ナレーション「9位 探偵事務所の隣には遊び場?

    『かもめビリヤード』
    近年なかなかないビリヤードの遊び場です。たまに有名人の左翔太郎さんに会えるかも?」

    臨時のディレクター「Ok。」
    翔太郎達一同「(うわあ、やる気ねえ… 日比谷ディレクターなしで大丈夫かよ…)」

  • 20スレ主25/08/04(月) 19:21:59

    (場面切り替わり、風都のどこかの路地裏)
    万灯雪侍「やあ、ここで会うとはね、清水アズミさん」
    清水アズミ「あのブロードキャストメモリ役に立ってますよ。しかし、仮面ライダーの邪魔が入って…」
    万灯雪侍「あちゃー、それは不運だね…」
    清水アズミ「Wとかいう奴を一回弱らせたんですけど、青白く輝く怪獣のメモリを使ったら普通に動けるようになっちゃって。」
    万灯雪侍「ちょっと待って、白く輝くって、それは何のメモリだい?」
    清水アズミ「ファングって言ってたような…」
    万灯雪侍「(もしや…)」
    清水アズミ「何はともあれ、万灯さんのおかげで、私は復讐の力を得ることができたんです!改めてお礼を言わせてください!最初は『君は誰かに復讐がしたいのかい?』って突然私の心を見透かしたように言ってきたからびっくりしましたけど… ありがとうございます!」
    万灯雪侍「ふふっ、嬉しいね。かつてメモリを渡してここまで感謝されたことはない。ところで一つ、…………」
    (万灯が話終わる。)
    清水アズミ「さらに新しい力が手に入るってこと?しかもこのメモリより力の強い…」
    万灯雪侍「まあ、成功するとは限らないが、ハイドープになった君ならいける気がすると思うよ。」
    (万灯どこかに消える)
    清水アズミ「試してみるか…」

  • 21スレ主25/08/04(月) 19:23:58

    (場面切り替わり)
    左翔太郎「うーん、ここの学校の近くでもないと思うぞ…」
    フィリップ「しばらく歩いたらお腹空いたね…」
    小林磐吉「あそこのファストフード店っぽいところって美味しいお店ですか?」
    ???「その通り!あなたはお目が高い!」
    左翔太郎「お、お前は…霧彦!」
    園咲霧彦「お盆も近いし帰ってきたんだけど、まさか風都にアド街が来るとはね!」
    亜樹子「(幽霊まで来るとか私聞いてない!)」
    ときめ「(誰?)」
    フィリップ「じゃあ、ウインドミルで食べるか!」
    照井竜「俺はお腹空いてないからコーヒーでいい。」
    園咲霧彦「君さあ…」

    (数日後のテレビ映像)
    ナレーション「8位 風都のファストフードといえば…?

    「ウィンドミル」
    トルティーヤを載せたホットドッグ『パリパリドッグ』は絶品!
    常連の園咲霧彦さんは『ソースをかけて食べるのは邪道だよ!』とおっしゃっています。
    …なんか翔太郎さんは不服そうですが…」

    (場面切り替わり、鳴海探偵事務所前)
    「ブロードキャスト!」(生体コネクターにメモリを挿す音)
    清水アズミ「猫ちゃーん、それをとってこーい!」
    (場面切り替わり、ウインドミル)
    翔太郎「ううっ、ああっ、ごめんなさい…」
    フィリップ「翔太郎?!」
    照井竜「近くにあのドーパントがいる!」

  • 22スレ主25/08/04(月) 19:28:09

    (場面切り替わり、鳴海探偵事務所前)
    A(清水アズミ)「そうそう!それそれ!その光り輝くやつ!」
    (ミックにくわえられてジタバタするファングメモリ)
    ミック「ニャ〜」(ファングメモリをアズミに手渡す。)
    A(清水アズミ)「万灯さんによると、メモリが光輝いているのは適合率が非常に高い証拠… そして、このメモリは意思を持つ… 効くかな…?」
    (ファングメモリに洗脳波をかける。)
    (ファングメモリのプログラムが書き換えられる。)
    (ファングメモリがアズミに懐く。)
    A(清水アズミ)「私の復讐に協力してね!キバ子!」
    (アズミ、変身解除)

  • 23スレ主25/08/04(月) 19:52:34

    (場面切り替わり、ウインドミル)
    左翔太郎「あ、おさまった…」
    フィリップ「どこか遠くでメモリを使っていたみたいだな…」
    園咲霧彦「え、どうしたんだ? 君の様子がおかしかったんだが…」
    左翔太郎「(霧彦にこれまでの経緯を説明)」
    園咲霧彦「せっかくアド街が来ているのに、この街を泣かせるなんて…」
    左翔太郎「だから俺らは今ロケしながら、風都内の学校を当たっている。次に当たるのは俺の母校だ。」
    フィリップ「ていうかなんで、カメラに映れるんだ?」(カメラ映像ごしに話しかけている。)
    園咲霧彦「さあね、詳しくはわからないが、お盆のシーズンになると、自由に自分の姿を見せられる人物や物体を選べるらしい。」
    (口の動きで会話を読み取るフィリップ)
    フィリップ「お盆で…興味深い…」
    小林磐吉「え、じゃあこの人はゆうれ…」
    園咲霧彦「そういうこと。まあ、お盆のうちはいつでも撮影協力してあげられるので、呼んでくれたまえ。」
    フィリップ「まだ僕らには姿が見えないんだが…」
    園咲霧彦「まだお盆の最初だからね。見える対象を3つまでしか選べないんだ。小林さんとカメラマンと、テレビカメラに映るようにしているんだ。」
    (口の動きで会話を読み取るフィリップ)
    フィリップ「なるほど」
    亜樹子「私には何を喋っているのかも分からん、でも磐吉さんに絡むとき、一瞬だけ姿見えたし、声も聞き取れた。」
    照井竜「実は俺もだ。コーヒーにするって決めたら『君さあ』って一瞬誰かが言ってきて…あれが霧彦の声なのか…」
    左翔太郎「はいはいはい!霧彦の話はそこまで!ふうとくんの撮影をしながら俺の母校へ行くぞ!」

  • 24スレ主25/08/04(月) 19:53:52

    (場面切り替わり)
    霧彦「ふうとくんだ〜」
    (オリジナルバックBGM、「ふうとくんに飛び付こう!」が流れる。)
    (飛びついたがすり抜ける。)
    左翔太郎「お前幽霊だろうが」

    (数日後のテレビ映像)
    ナレーション「3位 風都の愛すべきマスコット

    『ふうとくん』
    左翔太郎さんに並ぶ有名人だと言われています。
    町のイベントには必ず参加しており、皆勤賞だそうです。顔の風車がかわいいですね!」

    井ノ原「さてここまで見てきたわけですけども」
    薬丸「ふうとくん来ましたね〜」
    井ノ原「かわいいですもんね」
    山田「一般公募で選ばれて、最初は不評だったんだよね」
    峰「そうなの!?」
    井ノ原「かわいいのに!?」
    山田「あんまりにも安直だって言われて、ただ岡本太郎の奥さんの岡本敏子さんが『太郎を感じる』って言って」
    井ノ原「おお〜」

  • 25スレ主25/08/04(月) 19:57:00

    (場面切り替わり、翔太郎の母校の通学路)
    清水アズミ「ちょっと学校と反対方向に寄り道しちゃったからなあ…学校遅刻しちゃうよ…」

    (場面切り替わり、ロケバス内)
    左翔太郎「ここで下ろして。」
    (バス降りて校門前)
    左翔太郎「ここも違うかな…うっ、あの映像がだんだん鮮明に…」
    フィリップ「間違いなく近づいてる!運転手さん!一旦、小林さんを連れてここを離れて!」
    ロケバスの運転手「は、はい!」
    (ロケバス遠ざかる)
    (角からアズミが走ってくる)
    清水アズミ「やばいやばい遅刻!」
    フィリップ「ちょっと君。」
    清水アズミ「(?! あの探偵たち!ここはなんとかやり過ごさなきゃ!)はい、何ですか?」
    照井竜「君がドーパントなんじゃないのか?」
    清水アズミ「あの…ドーパントって何ですか…?(知らぬ存ぜぬで押し通せ私!)」
    フィリップ「とぼけても無駄だ。翔太郎が君の近くに来た瞬間、思い切り苦しみ始めたんだ。」
    左翔太郎「ううううううう、ごめんなさい…おやっさん…」
    清水アズミ「(こいつら私が洗脳した帽子の探偵を探知機代わりに使っていたのか?!)」
    フィリップ「君の体…ハイドープ体質だからかな…ずっと報道電波を出し続けているんだ。」
    清水アズミ「とにかく知らないです!ブロードキャストメモリなんて私持ってませんから…あっ!」
    霧彦「確定だな」

  • 26スレ主25/08/04(月) 19:59:13

    (アズミが翔太郎への洗脳電波のマーキングを切る。)
    左翔太郎「完全に映像が消えた…」
    鳴海亜樹子「なんで小林さんに復讐しようとしてるの?!」
    清水アズミ「そんなこと教える必要ある?あなた達と私は敵同士なのよ。敵に情けをかけられるのはダサいから教えたくない。だから教えない。」(学校に行こうとする。)
    ときめ「待ちなさい!あなたのそのメモリはこの街を泣かせているの!」
    清水アズミ「んなこと知るかよ!私はあの男のせいでこの街に引っ越しをせざるを得なくなって、ここにいるんだ!お隣さんも、新しいお友達も、みーんな私をまるで腫れ物に触るような扱いをして!そんな街がどうなろうと私が知ったこっちゃないよ!」
    霧彦「なんだと…このガキ…」
    清水アズミ「あら、幽霊もいるんだw、風都を愛しているのならごめんなさいね。でも私はこの街が心底嫌いだし、このメモリの力で小林を苦しませて殺してやりたいんだ。」
    左翔太郎「そんな真似俺たちがさせるわけないだろ!」
    照井竜「悪いことは言わない、そのメモリを捨てて、俺たちになぜ小林さんに復讐をしようとしたのか聞かせてくれないか?俺は今の君が心配でな。復讐が悪いとは言わない、だが…」
    清水アズミ「復讐したこともなさそうなお前が何言ってんの?私はやる、この復讐を成し遂げる!」
    フィリップ「実力行使しかないか…」
    清水アズミ「まあ待ちなよ。今は学校の授業を受けなくちゃ。」
    左翔太郎「おい!」
    清水アズミ「あなたの事務所の猫ちゃんがどうなってもいいの?」(ミックを腕に誘う)
    鳴海亜樹子「まさか…ミックをさらったの…?」
    ときめ「卑怯よ!」

  • 27スレ主25/08/04(月) 20:01:03

    清水アズミ「復讐を成し遂げるために、卑怯もクソもあるか!」
    左翔太郎「ミックの解放の条件はなんだ?」
    清水アズミ「ここじゃなくて放課後に別の場所で戦えってこと。そうだね…風都湾がいいんじゃないかしら…そこに小林を連れてくればミックは解放してやる。」
    左翔太郎「やけに良心的な条件じゃないか。だが、そうしたら俺らとは戦う羽目になるぞ。」
    清水アズミ「いいよ。そうなったらお前ら全員返り討ちにするから。ああ、そうだ、私の名前は清水アズミ。奴に聞けば、復讐目的くらいはわかるんじゃない?さあて、授業に行くか!ミック、お前は部活バッグに隠れるんだよ〜」
    (学校に入る清水アズミ)
    左翔太郎「照井…お前も元々ああいう奴だったよな…」
    照井竜「……。俺に質問するな…。」

  • 28スレ主25/08/04(月) 20:03:23

    (車移動中)
    左翔太郎「なあ、小林さん、『清水アズミ』って名前に心当たりはあるかい?」
    小林磐吉「!!!」
    左翔太郎「知ってるんだな?」
    小林磐吉「…知りません。」
    左翔太郎「あいつの目つきは普通じゃない、何か奥底に恨みを抱えている目だ。アンタがアズミさんに憎まれるほどの何かをしたとしか思えない。」
    小林磐吉「だから知りませんよ私は!何なんですか?!殺○予告を出して、凶暴な犬を連れてきて殺そうとするようなキ○ガイの言うことを聞くんですか?!」
    フィリップ「…じゃあ、それはそれとして、アイツは風都湾に来ると言ってました。とりあえず次の撮影を風都湾にして、あのドーパントをおびき出しましょう!」
    小林磐吉「ハァ?!か弱い依頼人の命を危険に晒すんですか?!」
    鳴海亜樹子「実は…うちの事務所飼いの猫が人質に取られて…」
    小林磐吉「猫くらい死んじゃっても良いじゃないですか!風都湾に私を連れて行ったら訴えますよ!」
    (霧彦が小林磐吉に腹パン)
    小林磐吉「何するんですか…」
    霧彦「幽霊だから僕を訴えることはできない。諦めて囮になれ」(目がガン開き)
    小林磐吉「ヒイッ!分かりましたよ!」
    ときめ「(イライラする…こいつの人間性とかいろいろ…)」

  • 29スレ主25/08/04(月) 20:04:43

    (場面切り替わり、清水アズミを引き取っている叔父叔母の家)
    アズミの叔母「そろそろお盆ねえ、カズミのお墓にお供えする物を買わなくちゃ!」
    清水アズミ「あ、大丈夫。今日友達と遊びに行くから帰る時に買うよ。」
    アズミの叔父「気をつけなよ。最近なんかテレビの怪人?が出たっていうから…」
    清水アズミ「心配しないでよ叔父さん!大丈夫だから。」
    (玄関まで行くアズミ)
    アズミの叔母「本当に気をつけるのよ〜」
    清水アズミ「行ってきます!」(家から出る。)
    アズミの叔母「あの子も若い頃の姉さんに似てきたわ〜。」
    アズミの叔父「俺らもまだまだ30代だし若いだろ。でも、君のお姉さんを初めて見たのは、お葬式だったからなあ…」
    アズミの叔母「そうよね…でも昔の姉さんは本当に可愛かったのよ…駆け落ちの挙句、夫の方が早死にして、後を追うように姉さんが死んじゃうとは思わなかったもん…」

  • 30スレ主25/08/04(月) 20:12:42

    (場面切り替わり、カズミの墓)
    清水アズミ「(母さん、もうすぐあの男に死の鉄槌を下せる。待っててね…)」
    (アズミが墓場を離れる)
    清水アズミ「(今日のために、自分自身の手で小林に復讐するために…今まで自殺の理由を叔父さんと叔母さんに黙ってた。まさか…奴が母さんを自殺に追い込んでおいて、テレ東アナウンサーになってたなんて…。叔父さん叔母さん夫婦は幸い、アイツの顔を知らないし、私が小林を病死したことにした。だから、私が復讐をしようとしているなんて叔父さん叔母さんは思いもしないだろうね…。)」
    (アズミの過去)
    少女アズミ5歳「お母さん、ご飯美味しいね!」
    カズミ「そう!美味しいって言ってくれて嬉しいわ!」
    少女アズミ5歳「お父さんは今日も帰ってこないの?」
    カズミ「きっと忙しいんだよ。」
    (その数日後)
    (少女アズミ5歳とカズミが何かの紙を見て驚くシーン)
    (カズミが病んでるように見えるシーン)
    (カズミが首を吊ってるシーン)
    清水アズミ「絶対に許さない… まずはファングメモリを手懐けたことを万灯さんに報告して生体コネクター1個増やしてもらわなくちゃ。」

    (場面切り替わり、人通りの少ない路地)
    万灯雪侍「来たか、その自信に満ち溢れた顔は…」
    清水アズミ「はい、ファングメモリ盗めました!もう1つ生体コネクターをください!」

  • 31スレ主25/08/04(月) 20:13:53

    (数日後のテレビ映像)
    ナレーション「10位 海風が気持ちEE

    『風都湾』
    風が吹く街風都ですが、ここの海風は特に心地が良いです!
    夜のデートスポットにもなってるんだとか…」

    (場面切り替わり、現在)
    小林磐吉「…もう…帰りましょうよ…」
    左翔太郎「ダメだ。ここで倒せなきゃアンタの安全を保証できない。」
    照井竜「(あの子は昔の俺みたいに復讐心に囚われている。どんな言葉を掛けてあげたら…。)」
    フィリップ「翔太郎、作戦は分かってるね?」
    左翔太郎「ああ、もちろん。」
    ときめ「私も戦うよ翔太郎。Wとアクセルだけじゃ勝てないって証明されたから。」
    霧彦「私もだ。風都を目の前でバカにしたんだ。相当の報いは受けさせてやる…。」
    亜樹子「(決闘ってやつか…。)」
    左翔太郎「来たようだぜ…!」

  • 32スレ主25/08/04(月) 20:17:32

    清水アズミ「来たんだ…約束よ、ミックは解放する。ミック、飼い主のところへお帰り。」
    (フィリップに駆け寄るミック)
    ミック「にゃーん」
    清水アズミ「ねえ、探偵さん、小林は私のことを知ってたでしょ?」
    左翔太郎「知ってそうだったが…口を割らなくて何も言わなかった!」
    小林磐吉「いやいやいや、本当に何も知らないですって!適当言わないでください!」
    清水アズミ「クズが…私に言わせるのかよ… アイツは私の実の父親だよ。」
    翔太郎一同「!!」
    清水アズミ「アイツはねえ、当時まだ5歳だった私と母さんを置いて、不倫のために失踪したんだ…!そして、母さんは1週間後に自殺した…これが小林の置き手紙と母さんの遺書だよ!」
    (クリアファイルにとじてある2枚の紙を亜樹子に投げつける。)

    亜樹子「『もうおまえと娘とは暮らしたくない。新しい女のところへ行く。』『アズミへ お父さんが家を出て行っちゃったから、もう母さんは生きるのが辛いです。この電話番号に電話して、清水カズミは死んだとお伝えください。小学生になった時のためにランドセルをのこしていくことにしました。元気でね、弱くてお父さんにも嫌われるようなお母さんでごめんね。』…………」(絶句して「何やて!」も言えない状態)

    (アズミの過去)
    少女アズミ5歳「お母さん?お母さん!ねえ、返事してよ!」
    (カズミの葬式で…)
    少女アズミ5歳「(お母さんが死んだのはお父さんのせいだ… 私の手で大きくなったら復讐してやる… 私以外の誰かに復讐をしてほしくない…)」
    少女アズミ5歳「叔母さん、お母さんはお父さんが病死して、その後を追って自殺したんだ…」
    アズミの叔母「ねえ、お母さんは良い人だったの…?」
    アズミの祖母「気になるねえ、教えてくれるかい?」
    少女アズミ5歳「うん!お母さんは良い人だったよ…!死んじゃったから悲しいよう…」
    アズミの叔母「この子は私が引き取って良いわね、お母さん?」
    アズミの祖母「そうしてあげなさい。この子があまりにも不憫だよ…」

    (現在)
    清水アズミ「許さないからな…」
    小林磐吉「探偵さん!娘は嘘をついています!早く倒してください!」
    左翔太郎「やっぱ知ってたんだな…」
    小林磐吉「…しまった!」
    清水アズミ「これで納得したでしょ?!小林が殺すべきクズだってこと!」

  • 33スレ主25/08/04(月) 20:19:43

    左翔太郎「クズなのは納得した…」
    照井竜「だが、殺したら何が残る?残るのは犯罪者のレッテルだけなんだ!」
    フィリップ「さあ、そのメモリを渡してもらおうか…」
    清水アズミ「探偵さん達、アンタら偽善者だよ… 小林みたいな奴は法律で裁くことができないんだ… テレ東だって不倫の過去を隠して入社したんでしょ?不倫は許されないことなのに…アイツはのうのうと今まで生きて来られた!だから、私がアイツに死の制裁を下す…分かったらどけ!今ならお前らを殺さないでおいてやる!」
    左翔太郎「答えは…」
    翔太郎一同「Noだ!」
    左翔太郎「こんなクズのためにアズミさんに手を汚してほしくはないぜ!」
    フィリップ「そういうわけだ!そのメモリを捨ててくれ!」
    照井竜「復讐にのまれた悲しい女、俺が救ってやる…!」

  • 34スレ主25/08/04(月) 20:21:15

    清水アズミ「そう…じゃあ小林共々ここで○ね!」
    「ブロードキャスト!」
    清水アズミ「4人まとめてぶっ潰す!」(ブロードキャストドーパントへ変身)
    「ルナ!」「トリガー!」「アクセル!」「ナスカ!」「ジョーカー!」
    翔太郎一同「変身!」
    (仮面ライダーW ルナトリガー、仮面ライダーアクセル、ナスカドーパント、ジョーカードーパントへの同時変身)
    翔太郎一同「うおお!」
    (この時Wは高く飛び上がり、高台の物陰に隠れている。)
    清水アズミ「Wは隠れたか…」
    霧彦「(超加速…)」
    清水アズミ「こいつに効くかしら?」
    (霧彦洗脳波を食らう。)
    霧彦「ううっ…」
    清水アズミ「翔太郎から読み取ったあなたに関連する記憶、あなたにお伝えしまーすw」

    (霧彦の脳内)
    脳内ニュースアナウンサー「ニュースをお伝えします。園咲霧彦氏の妹、須藤雪絵さんがイエスタデイドーパントになった過去があることが明らかになりました。目的は冴子さんの殺○でしたが、逆にイエスタデイの力を使われた挙句、雪絵さんは全ての記憶を失いました。今も後遺症は残っているそうです…。」

    (現実)
    霧彦「何だって…」(ショックで膝を落としている。)
    ときめ「霧彦さん?! うおおおおおお!」(パンチ、キックを放つ。)
    清水アズミ「こっちはどうかな?」(洗脳波発射)
    ときめ「ううっ…」

    (ときめの脳内)
    脳内ニュースアナウンサー「ニュースをお伝えします。先日、魔女のときめ氏が…」
    (現実)
    ときめ「うう、魔女って言わないで〜😭」
    A(清水アズミ)「さあて、今戦えるのもうアンタしかいないよ。」
    (アクセルを指差す)

  • 35スレ主25/08/04(月) 20:23:09

    照井竜「舐めてもらっちゃ困る。俺は、二度も負けるつもりはない!」
    (バイクフォームに変形し、トリッキーな攻撃を連発!そしてぐるぐるとブロードキャストドーパントを囲む)
    清水アズミ「コイツ、中距離タイプの剣術タイプじゃなかったのか?!」
    (物陰)
    左翔太郎「よし、今ならモロにくらわせられるぜ!」
    フィリップ「ああ、これで当てる!」
    「トリガー!マキシマムドライブ!」
    翔太郎&フィリップ「トリガーフルバースト!」
    (弾丸がブロードキャストドーパントに当たって行く上に、頭のアンテナが破損する)

  • 36二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 20:27:42

    このレスは削除されています

  • 37二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 20:29:05

    このレスは削除されています

  • 38スレ主25/08/04(月) 20:32:15

    清水アズミ「?!、しまった!」
    フィリップ「君の弱点はその頭のアンテナ!君の場合、ハイドープだから電波が消えることはないけど、これでもだいぶマシにはなるはずだ!」
    左翔太郎「しかも、お前が犯人だって分かった時に、洗脳を解いたのは失敗だったな!」
    清水アズミ「やるじゃんw でも一つ勘違いしてる。探偵さんのマーキングはこの戦闘前にはいつでも切るつもりだったさ。」
    フィリップ「?、どういうことだ?」
    清水アズミ「鳴海探偵事務所に行ってミックのマーキングをやったとき、ついでにメモリ1匹盗んだのが気づかれないようにするためさ!」
    左翔太郎「???、6本あるよな…?」
    ときめ「違う!もしかしたらファングメモリじゃ…」
    ときめ以外の一同「?!」
    フィリップ「どうして、どうやってそれを奪った?! あのメモリは僕にしか懐かないはずだ!」
    清水アズミ「一つ目の質問の答えは…『私にはファングメモリが光って見えたから』かな?万灯さんによると、メモリが光って見える時は、自分とそのメモリの適合率が著しく高い証拠なんだって!」
    左翔太郎「俺のビギンズナイトのあの時のような感じか!」
    清水アズミ「もう一つ、どうやって?って話だけど、これは私がハイドープ体質だからできること。意思を持つものなら、非生物でも洗脳ができるようになったんだ…!おかげでキバ子が手に入ったんだ!」
    (アズミ、ブロードキャストドーパントから変身解除)
    (ブロードキャストメモリをどこかへ放り投げる。)
    清水アズミ「おいで!キバ子!」
    (胸元からファングメモリが出てくる。)
    清水アズミ「くすぐったいよ〜キバ子❤️。力貸して!」
    「ファング!」
    清水アズミ「うおおおお〜!力が!みなぎる!」
    (ファングドーパントに変身)
    左翔太郎「おいおいおい、やべえぞ!」
    フィリップ「みんな!全力であのドーパントを止めてくれ!」
    照井竜「…無論だ!全力で振り切るぜ!」
    霧彦「ブロードキャストよりも効果が弱くなってるとはいえ、洗脳には気を付けて戦うぞ!」
    ときめ「なんとしても止めて見せる!」

  • 39スレ主25/08/04(月) 20:33:40

    「サイクロン!」「メタル!」「トライアル!」
    (仮面ライダーWサイクロンメタル、仮面ライダーアクセルトライアルにフォームチェンジ)
    翔太郎&フィリップ「オラオラオラァ!」(メタルシャフトで連撃を打ち込む)
    清水アズミ「その程度?ハァっ!」(右腕、右手にファング生やして腹に攻撃)
    翔太郎&フィリップ「くっ!」(アーマーには亀裂が入る)
    照井竜&霧彦&ときめ「うおおおお!」
    (トライアル!マキシマムドライブ!)
    霧彦「(超加速!)」
    ときめ「おおおおおおっ!」(ジョーカーパンチを繰り出そうとする。)
    清水アズミ「母さん…もうすぐだよ…もうすぐ小林の生首をお墓にお供えできるよ…!コイツらがチョロいおかげでね!」(清水アズミの全身にファングが生やし、カウンターを繰り出す)
    (数本のファングが3人の体を貫通し、変身解除)
    照井竜&霧彦&ときめ「ぐわあああああ! ゲホッ!」(3人大量出血などの大ダメージ)

  • 40スレ主25/08/04(月) 20:34:48

    フィリップ「エクストリームでいくぞ!翔太郎!」
    左翔太郎「ああ!オレもちょうどそう思ってたところだ!」
    「エクストリーム!」
    (仮面ライダーWサイクロンジョーカーエクストリームに変身)
    清水アズミ「それがWの最強の姿…邪魔…早く小林の生首が欲しいんだよ!」
    左翔太郎&フィリップ「…確かに君は可哀想な奴だ、でも、だからこそ君には手を汚して欲しくないんだ!」
    清水アズミ「綺麗事もいい加減にしてよ…、母さんは高校を卒業してすぐにデキ婚で家を出て小林と一緒になったんだ…。当時のおばあちゃん達は母さんにさ、『親に挨拶もせずにSEXをして結婚なんてあり得ない!中絶するか、親子の縁を切るか選べ!』って言ったらしいんだ…。だから、私をおばあちゃん達の援助なしで育てるのは大変で、頼れるのは小林だけだったんだ…。私にだって愛想を尽かしたっておかしくなかったのに…、母さんはとても優しかったし、私をちゃんと育ててくれたんだ…。私が5歳の時に小林が失踪するまでは!…あの時から母さんはずっと寝込むようになって…、何も食べなくなって…、つらさを感じさせない輝いていた目も虚ろになった! そして一週間後…母さんは首吊って死んだ…(泣きながら)。目も飛び出て…小便やうんこも垂れ流して…それはもう目も当てられないくらいだった…! …私はおばあちゃんと叔父さん叔母さん夫婦には、母さんの自殺の本当の原因は言っていない。最初は自分自身の手で復讐をしたいっていう理由だけだったけど、大きくなってから不倫は民事で裁けることを知ってさ。でも私の貯金じゃ裁判どころか証拠集めすらできない。おばあちゃん達に出させることも考えたけど、アイツらは母さんに『尻軽女』のレッテルを貼ったんだ。あんな家族に本当のことを言ってしまったら、母さんの名誉を傷つけることになる。だから、殺して復讐することに決めたんだ…」

  • 41スレ主25/08/04(月) 21:04:52

    小林磐吉「……………」
    亜樹子「最悪ねアンタ…(小林を軽蔑の眼差しで見ながら)」
    左翔太郎「…多分コイツとは激闘になる。覚悟しとけよ…フィリップ!」
    フィリップ「ああ…アズミさんは本気で僕達を殺しにかかってくるだろう。ならばこちらも本気で相手しなくちゃ…」
    (プリズムビッカーを取り出す。)
    フィリップ「多分、コイツを使っても全てのファングを斬って無効化することは出来ない。致命傷には気をつけるぞ!」
    左翔太郎「おうよ!相棒!」
    (エクストリームとファングドーパントの睨み合い)
    (この瞬間、すさまじいスピードで互いに突進!)
    (エクストリームはプリズムビッカーでの斬撃を、ファングドーパントは全身のファングをフル活用した攻撃を互角にやっている。)
    照井竜「これは、俺たちにどうにかできる次元の相手じゃない…」
    霧彦「あんなに強い業物持っているのに…」
    ときめ「ユキ…とんでもない力をこの子に与えたわね…」
    (高台から)
    万灯雪侍「エクストリームと互角に張り合えている?! 正直言ってここまであの子が役に立つとは思わなかった…! …多分、復讐が終わってしまったらドーパントをやめてしまうだろうが、まあいい、そうなったらそうなったでこちらの計画を順調に進められる…! とにかくこの一戦は見逃せない!観戦するとしよう…!(コカコーラを手に持ちながら)」

  • 42スレ主25/08/04(月) 21:06:46

    「サイクロン!マキシマムドライブ!」
    「ヒート!マキシマムドライブ!」
    「ルナ!マキシマムドライブ!」
    「ジョーカー!マキシマムドライブ!」
    翔太郎&フィリップ「ビッカーファイナリュージョン!」
    清水アズミ「コイツの出番ね!」(手には小麦粉)
    (穴の空けて、小麦粉の袋をWに投げつける!)
    (顔に小麦粉を被る)
    翔太郎&フィリップ「うわっ!目がぁぁ!」
    (ビッカーファイナリュージョン発動)
    (小麦粉に引火して爆発した)
    左翔太郎「イタタ…、ふう、小麦粉が引火してくれたおかげでやっと目から取れたぜ…」
    フィリップ「翔太郎!さっきファングドーパントがいたところに穴が!」
    (照井達が何かを叫ぶ)
    照井竜「下だーーーーーーーーーー!」
    (地面が割れてファングドーパントがスクリューのように突進してくる!)
    左翔太郎「あ、危なかった…危うく死ぬところだった…」
    清水アズミ「フフフ…」
    フィリップ「お、おい!翔太郎!」
    (プリズムシールドが故障を起こす。)

  • 43スレ主25/08/04(月) 21:19:49

    左翔太郎「おいおいおい!これは夢か?!」
    清水アズミ「小麦粉、持ってきて良かった〜!」
    フィリップ「ひるむな!翔太郎!まだプリズムソードが残ってる!」
    清水アズミ「(こうなったら、あとは剛に教えてもらった技でW、お前を倒す!)」

    (アズミの過去)
    15歳のアズミ「ねえ、私にケンカ教えてよ?最強のヤンキーって呼ばれてるんでしょ?源田剛(げんだつよし)くん?」
    源田剛「ああん?なんでお前にケンカを教えなきゃ…」
    15歳のアズミ「いいから教えて。私は強くなりたいの。コッペパンでもなんでも買ってあげるからお願い!」
    (真剣な眼差しで剛を見つめるアズミ)
    (剛、顔を赤らめる)
    源田剛「…分かった!教えようじゃないか!しかし、誰とケンカする気なんだ?」
    15歳のアズミ「…クズ親父。」(憎しみを感じさせる目で)
    源田剛「なんとなく察したわ…、まあ、うちの道場に来てくれ。うちは道場付きの空き家を買ってさ、俺はそこでケンカの練習を両親とやったんだ。」
    15歳のアズミ「OK!」

  • 44スレ主25/08/04(月) 21:23:59

    (現在)
    清水アズミ「(そこで私は血が出るような努力をして、2種類の相手に対応できるような戦い方を剛やその両親に教えてもらった…、まず一つが素手vs素手、もう一つは素手vs刃物。このファングは生やし方が自由自在だから、スデゴロ戦法でも相手を突き刺せる。剛…ありがとう!おかげで復讐を成し遂げられる…!)」
    (攻撃の撃ち合い、しかし、ファングドーパントが優位に立っている。)
    清水アズミ「剣一つじゃ…私には勝てないよ!オラオラオラァ!」
    (プリズムソードを故障させた上、ファングを両手に生やしてラッシュを繰り出す。)
    翔太郎&フィリップ「ううっ!ぐううう…」
    (エクストリームのボディ部分に複数の亀裂、一部は貫通している。)
    左翔太郎「や、やべえ…」
    フィリップ「もはや…詰みか…?」

  • 45スレ主25/08/04(月) 21:25:30

    亜樹子「…そいつを止めて!負けちゃダメ!」
    照井竜「そこで倒れるな!アズミさんを止められるのはお前だけなんだ…!」
    霧彦「どうしたんだ仮面ライダー!お前たちの実力はこんなものじゃないだろうが!」
    ときめ「こんなところで負けてはいられないでしょ!仮面ライダー!」
    亜樹子「(お願い…風都の風さん…翔太郎とフィリップに味方して…!)」
    (W-B-X W-Boiled-Extremeが流れる)
    (町中の風車が回る。特に風都タワーのものはありえない速度でブンブン回っている。)
    (場面切り替わり、風都タワー)
    風都の住民「おい、ありえない速度で風車が回っているぞ…故障か…?」
    (場面切り替わり、風都湾)
    フィリップ「翔太郎…これは…?」
    左翔太郎「ああ、また風都の風が俺たちに味方してくれるみたいだぜ…!」
    清水アズミ「フフフw、何言ってんの?風ごときがお前らに力を与えるわけがないだろ!ここで死ネェ!」
    (サイクロンジョーカーエクストリームの頭にファングを刺そうとする。)
    (しかし次の瞬間、エクストリームメモリが風を受けて回転し、仮面ライダーWの姿がサイクロンジョーカーゴールドエクストリームに変化する!)
    清水アズミ「ううっ!眩しい!」
    翔太郎&フィリップ「サイクロンジョーカーゴールドエクストリーム! まさかもう一度この姿になる時が来るとは!」
    清水アズミ「ちょっと姿が変わっただけで何よ…ケンカだったら私の方が有利なんだよ!」
    翔太郎&フィリップ「オラァーーーー!」
    清水アズミ「シャアアアアアアアアアア!」
    (もう一度ラッシュ勝負、しかし、ゴールドエクストリームが有利になり、ファングドーパントは地面を二転三転する。)
    清水アズミ「うう、なんで…」
    翔太郎&フィリップ「うおおおおお!」
    (ファングドーパントにサッカーのシュートごとくキックを放つ)
    清水アズミ「ぐはぁ!」
    (ファングドーパントは風都湾の倉庫に転がる。)
    清水アズミ「(まずい…このままじゃ負ける…何か策は…?)」
    (ファングドーパントはシャッターを見上げる。)

  • 46スレ主25/08/04(月) 21:31:06

    清水アズミ「まだ母さんは私に味方してくれてるみたい!」
    (ファングドーパントがジャンプしてシャッターを閉める。)
    翔太郎&フィリップ「何?!」
    (そして消火用設備を起動する。煙がモクモクとたちこめています。)
    (サイクロンジョーカーエクストリームに戻る)
    左翔太郎「元に戻った!?」
    フィリップ「しかも、さっきまでの痛みが戻って来た…!」
    清水アズミ「あなた達の話が本当なら、風を封じて密閉空間にいれば、サイクロンジョーカーゴールドエクストリームとやらは使えない!しかもこの部屋の中は消火用の二酸化炭素ガスが噴出してる!もうあなた達も私も体力は残りわずか…このいつでも酸欠になるような状態ではラッシュ勝負もできない!後は、必殺技の撃ち合いしか残っていない…はず!」

    フィリップ「彼女のいう通りだな…翔太郎…。」
    左翔太郎「…泣いても笑っても…これが最後の攻撃だ!」

    (場面切り替わり、倉庫の上の窓の外)
    万灯雪侍「賢い…金色のエクストリームが出た時には終わったと思ったが、もうどっちが勝つかどうか分からない展開にまで持ち込んだ…」

    (場面切り替わり、倉庫の外)
    亜樹子「今…どうなってるの…?」
    照井竜「分からん、俺たちにできることはもう信じることだけだ…」
    亜樹子、照井、霧彦、ときめ「うん。」(互いにうなずく)
    (4人の目を盗んでブロードキャストメモリをポッケに入れる小林磐吉)

  • 47スレ主25/08/04(月) 21:32:09

    翔太郎「行くぞ相棒!」
    フィリップ「おう!」
    「エクストリーム!マキシマムドライブ!」
    清水アズミ「母さん…待っててね…!行くよ…!キバ子!!」
    (ファングドーパントの体が青白いオーラに包まれた上、ドーパントじゃ鳴らないはずの音が鳴る。)
    「ファング!マキシマムドライブ!」
    (右足首にファングが生える。)
    翔太郎&フィリップ「……ダブルエクストリーム…!」
    清水アズミ「確かこの名前は…ファングストライザーーーーーーーー!」
    (2つの必殺技がぶつかり合って拮抗する。)
    翔太郎&フィリップ&アズミ「うおおおおおおおおお!」
    (エクストリームが押し出して、工場の屋根を突き破った。)
    (サイクロンジョーカーゴールドエクストリームに戻る)
    清水アズミ「なっ…!なんで?!どうして?! うわあああああああっ!(半狂乱)」(腹からファングを発射し、ダブルドライバーめがけて攻撃する。)
    翔太郎&フィリップ「うおおおおおおおおおおおお!」
    (上空まで打ち上げてバク転して、かかと落としをファングドーパントに決める!)
    清水アズミ「母さん…」
    (撃破して大爆発!)
    亜樹子「や、やった!やったんだ!」
    (エクストリームメモリに異常発生、変身解除)
    左翔太郎「まったく…敵ながらすげえ奴だ…」
    フィリップ「エクストリームメモリに不具合が起こらないうちに倒せて良かったね。ファングメモリも戻って来たし。」
    清水アズミ「なんで…なんで負けたの…」

  • 48スレ主25/08/04(月) 21:33:55

    左翔太郎「さあな…俺もこれで勝てたのがもはや奇跡だと思っている。」
    フィリップ「そうだね、アズミさんは確かに強かった。」
    照井竜「あえて俺から言わせれば…人は憎しみでは絶対に強くはなれないからだと思うな。」
    清水アズミ「知った口を…叩くな…!」
    照井竜「知っているさ、理由は聞かないで欲しいが、俺がとあるドーパントに復讐をしたときも結果的にはそれに気づいたから、強くなって倒せたしな。」
    清水アズミ「何だよ…こんなんじゃ死んだ母さんも浮かべれないよ…」
    左翔太郎「じゃあ、1つ聞くが、アンタのお母さんは誰かにやられたら、暴力でやり返すように教育したか?」
    清水アズミ「!!」
    ときめ「私からも1つ。自殺の真相がバレたら、あなたの叔母さんとおばあちゃんにお母さんの名誉を傷つけられるって言ってたけどさ、もしそんな人達だったら、お母さんが死んだ後にあなたを迎えに行くことはなかったんじゃない?」
    清水アズミ「…それは…!」
    霧彦「あと、確か『お隣さんも、お友達もみんな自分に腫れ物に触るような扱いをしてくる』って言ってたよね?多分おせっかい焼きなだけだと思うよ。まあ…私たちが言いたいのは…君は他人をそんなに信じられない上、被害妄想も激しい、独善的になってるっていうことだ。」
    清水アズミ「…………うぅ…」(目には涙)
    フィリップ「もしなんか思い当たる節があるんだったら、一旦、家に帰って自分の行いをよく考え直すといい。」
    亜樹子「あと…小林さんの不倫のこと…私たちを頼って欲しいな…私たちにできることなら、何でも協力するから!」
    小林磐吉「そうはさせるかぁぁぁ!」
    (ブロードキャストメモリを持った小林が立ち塞がる。)

  • 49スレ主25/08/04(月) 22:03:50

    小林磐吉「お前らが生きているとぉ、この先の俺の人生がメチャクチャになるぅ!だからぁ、死んでもらう!」
    「ブロードキャスト!」(メモリを直挿しする)
    小林磐吉「うおおおおおおおお!」(ドーパントに変身。)
    フィリップ「何を考えているんだアイツは!」
    左翔太郎「他の奴らにはもう戦う力は残ってねえ!俺らで止めるぞ!」
    「サイクロン!」「ジョーカー!」
    (仮面ライダーW、サイクロンジョーカーに変身)
    小林磐吉「さぁて、こっからはアズミのしつけの時間ダァ!仮面ライダー、お前には席を外してもらうぅ!」
    (ロケバスが横からWに向かってくる)
    ロケバスの運転手(洗脳状態)「Wは轢き殺す!」
    フィリップ「翔太郎!右!」
    (ロケバスの特攻をくらって、海に向かってふっ飛ばされる)
    翔太郎&フィリップ「ぐわあああああ!」
    (海ポチャ)
    小林磐吉「さぁてアズミ〜、お前よくも実の父親を殺そうとしたなぁぁ?」
    (恐怖でアズミが震える。)
    霧彦「原因は100%貴様にあるだろうが!」
    ときめ「お前、自分の娘と妻に一生残る心の傷をつけておいて『キ○ガイ』?、ふざけるなよ!」
    小林磐吉「うるさいうるさいうるさーーい!てめえら2人は洗脳で苦しんでおけぇ!」
    (洗脳波を2人がくらう。)
    霧彦、ときめ「うう、うああああ!い、嫌だあああ!」
    照井竜「貴様…」(立ちあがろうとする。)
    小林磐吉「アズミぃ、お前は確か犬を使って俺を殺そうとしたよなぁ?! お前もぉ、同じ目にあえェ!」
    (近くの犬に洗脳波を送る。)
    犬達「わんわんわんわんわん!」
    清水アズミ「イヤアアアアア!」
    (1匹の大きい犬がアズミの頭を強く地面に打ち付ける)
    清水アズミ「ううっ!」(頭からは出血を伴うケガ)
    (他の犬は手やお腹を噛んだり、目を引っ掻いたりしている。)
    亜樹子「そ、そんな…いやあああああ!」(物陰に泣きながら逃げた。)

  • 50スレ主25/08/04(月) 22:05:01

    小林磐吉「俺の幸せな人生を壊す奴は死ネばいい!」
    照井竜「………外道がァァァ!」
    「アクセル!」
    照井竜「変っ…身!」
    (仮面ライダーアクセルに変身)
    照井竜「うおおおおお!」(エンジンブレードをブンブン振る)
    (エンジンブレードを磐吉に受け止められる。)
    照井竜「なっ!」
    小林磐吉「そんなものか?やっぱ手負いは弱いなぁ!」
    (磐吉がアクセルにタックル)
    照井竜「うっ、くそっ…ここで俺は何もできないのか…」
    (まだ犬はアズミに危害を加えている。)

    (場面切り替わり、建物の物陰)
    亜樹子「これで…何とか状況を覆せないかな…?」
    (亜樹子はシュラウドマグナムとバットショットを手に持っている)

  • 51スレ主25/08/04(月) 22:11:18

    (時は遡り、フィリップがブロードキャストドーパントの弱点について説明している時)
    フィリップ「奴の弱点はアンテナだ。近づくのは絶対に危険だから、遠距離で壊した方がいいね。」
    左翔太郎「ルナトリガーの出番かな?」
    フィリップ「それと、もしものために、亜樹子ちゃんに援護射撃を頼みたいんだけど…」
    亜樹子「え!は!何やて!わたし?」
    フィリップ「そうだ。これは母さんが護身用に作った銃、シュラウドマグナムとボムメモリ。」
    亜樹子「え…でもそれをなんで?」
    フィリップ「もしかしたら、アクセル以外この戦いで全員動けなくなる可能性がある。僕らがしくじった時には、そいつを使って、奴のアンテナを狙って不意打ちしろ。」
    亜樹子「いいけど…当たる自信ないよ?」
    フィリップ「それは心配ない!銃の命中率を上げるためのバットショットが僕らにはある。それを使ってくれ。」

    (現在)
    亜樹子「私がやらなきゃ!」
    (バットショットをシュラウドマグナムに接続)
    亜樹子「そして…これだ!」
    「ボム!マキシマムドライブ!」
    亜樹子「当たれーーーー!」
    (銃声)
    小林磐吉「ハハハハハ…んん?」
    (ブロードキャストドーパントの頭部で爆発した)
    小林磐吉「ぐわぁっ!」(地面に転がった。)
    亜樹子「アンテナ…壊れた…!」
    (犬の攻撃が止まる。)
    犬達「ワフっ?キャイ〜ン!」
    (霧彦とときめが正気に戻る。)
    ときめ「ありがとう、所長さん!」
    霧彦「正気に戻れた!」

  • 52スレ主25/08/04(月) 22:12:58

    小林磐吉「う、うわああ!俺のアンテナになんてことを!」
    照井竜「亜樹子、でかしたぞ!」
    亜樹子「私は救急車を呼んどくね!」
    照井竜「分かった、お、アイツらも戻って来たな…!」
    (ハードスプラッシャーに乗って来るW)
    左翔太郎「おい照井!アズミさんはどうなった?!」
    フィリップ「翔太郎…!あそこ!」
    (2人は目も当てられないレベルの重傷を負ったアズミを見る。)
    小林磐吉「ハハハハハ!俺は不倫してうるさい妻と娘から解放されて!新しい女と一緒になれて!おいしい仕事においしいポジションもゲットして!幸せに過ごしていたというのに…てめえらとアズミのせいで今の楽しくて幸せな人生が壊れる!だからまず初めに娘の分際で父親の俺を殺そうとしたアズミから痛めつけてやったんだ!」
    翔太郎&フィリップ「黙れ…」
    小林磐吉「おいおいおい!なにキレてんだよ?!これは正当防衛なんだよォ!娘は俺を殺そうとしたs…」
    翔太郎&フィリップ「他人の人生をメチャクチャにして自分だけ幸せになろうとするなんて許さない!」
    照井竜「…不幸のどん底までがお前のゴールだ…!お前みたいな外道に幸せを求める権利はない!」
    ときめ「こいつは…2度もアズミちゃんの人生をメチャクチャにした…!動くの辛いけど、コイツに一発痛い目に合わせてからじゃなきゃ休めない!」
    霧彦「彼女は戦いの際、何度も泣いていたさ… 彼女の涙を止めるために、私は貴様を倒す!」

    フィリップ「翔太郎、奴は本物の悪党だ。言ってやるぞ!」
    左翔太郎「もちろんだ…!」
    翔太郎&フィリップ「さあ、お前の罪を数えろ!」

  • 53スレ主25/08/04(月) 22:14:45

    「ナスカ!」「ジョーカー!」
    ときめ、霧彦「変身!」
    小林磐吉「ううう…うおおおおお!」
    (Wがブロードキャストドーパントを転ばせる。)
    小林磐吉「痛ァァ!」
    (ジョーカードーパントがブロードキャストドーパントにつかみかかる。)
    小林磐吉「なっ、何をするんだ…?!」
    (ジョーカードーパントがブロードキャストドーパントの腹を殴る。)
    ときめ「霧彦さんパス!」
    (ブロードキャストドーパントをナスカドーパントのもとへぶん投げる。)
    小林磐吉「ううっ、クソ…、うわぁ!そ、その剣でどうする気だ!?」
    霧彦「やあ…小林さ〜ん、さっきからずっと思い続けてるんだ。真っ二つに割ってみたい…とね!超神速斬り!」
    (胴体に傷をつける。)
    小林磐吉「う、うわあああ、死にたくねえ!死にたくねえよぉォォ!」
    (逃げようとする小林の肩を誰かが掴む。)
    (掴んでいるのはアクセルトライアル)
    照井竜「見せてやる。トライアルの力を!」
    「トライアル!マキシマムドライブ!」
    (怒涛のキックラッシュ)
    (トライアルメモリを掴む)
    照井竜「…ベストタイム更新…9.0秒…それがお前の破滅までのタイムだ…!と言いたいところだが、あと一回、お前にはマキシマムドライブという名の制裁を受けて欲しいからな。手加減しておいた!」
    小林磐吉「はァァァ?!もう勘弁してくれヨォ!」
    翔太郎&フィリップ「駄目だ!お前はアズミさんが受けた苦しみを返された上で、さらに生き地獄を味わえ!」
    「ジョーカー!マキシマムドライブ!」
    翔太郎&フィリップ「ジョーカーエクストリーム!」
    (渾身の一撃が決まる)
    小林磐吉「そ、そんな…嫌だあああァァァ!」
    (撃破して、メモリブレイク成功。)
    翔太郎&フィリップ「…終わった…!」
    (変身解除後、霧彦以外の4人全員が倒れた。)

  • 54スレ主25/08/04(月) 22:19:01

    (場面切り替わり、高台)
    万灯雪侍「惜しかったね。あれはいい逸材だった…!参考になりそうなデータも手に入ったしね…」
    (裏風都にワープ)

    (場面切り替わり、深夜の病院)
    左翔太郎「(あれから霧彦以外は全員入院する羽目になった。どうやら、俺らはボロボロになるまで戦っていたみたいだ。そりゃあ、無理もない。ファングドーパントとの戦いで思いっきり消耗したし、数針縫うレベルのケガでも戦闘を続行したのだから。でも…肝心のアズミさんは…医者の説明を聞いた亜樹子によると、頭を強く打ってしまった影響で意識不明らしい、処置は行ったが、覚悟しろとのこと。小林も病院に運ばれた。こいつに関してはメモリ直挿しの後遺症が強く残ったみたいだ。納得いかねえのが、同じ病室にいることだ。クソが!ムカつく!)」
    フィリップ「翔太郎…ファングメモリ、ずっとアズミさんのそばに寄り添って泣いているんだ…洗脳は解けてプログラムも修復されたはずだし、機械が泣くはずないのに…」
    (アズミの横でポタポタと涙を落とすファングメモリ)
    左翔太郎「…ファングメモリにとって、アズミさんはもう第二の相棒みたいなもんだ…。名前まで付けてもらって…洗脳されてたとはいえ…幸せだったんだろうな…うぐっ…すまねえティッシュくれフィリップ…涙が…」
    フィリップ「……ティッシュだ…。」
    左翔太郎「ありがとう…。」(鼻をかみ、涙を拭う。)

  • 55スレ主25/08/04(月) 22:20:23

    ときめ「今回…何も役に立てなかった… 今回のドーパント相手に何もできなかった… もう少し…私がしっかりしていたら…グスッ…」
    霧彦「それは私だって同じだ…あの場では妹のことなど考えるべきではなかったのに…無様な姿を晒してしまった… おまけに本来救うべき彼女を救うことができなかった…恥だ…。」
    照井竜「俺だってファングドーパント相手に何もできなかった…。」
    ときめ「照井さんはまだマシだよ…」
    (病室は重い雰囲気)

  • 56スレ主25/08/04(月) 22:23:18

    (病室に3人が入る)
    源田剛、アズミの叔母、アズミの祖母「アズミ!」
    源田剛「あ、あれ?翔太郎さんもいたんすか?!」
    左翔太郎「ああ、実は…アズミさんはドーパントになったんだ…!」
    源田剛「?!」
    霧彦「その子はドーパントのことを知っているのか?」
    左翔太郎「ああ、知っているさ。一回こいつはドーパントに誘拐されたことがあってな。救ってからはそれからすっかり俺らのファンになってるんだ。しかも、この子は俺の後輩なんだぜ!」
    フィリップ「校内では最強のヤンキーさ。で、アズミさんとは知り合いなのか?」
    源田剛「はい!この子にはケンカのやり方を教えていましたっス!なんでも、父親に復讐したいって言っていて…」
    アズミの叔母「ちょっと待って!父親は病死しているはずなのよ!?」
    アズミの祖母「それもそうだし、ドーパントってなんなんだい?!難しい話でも大丈夫じゃから、詳しく説明してくれないかのう?」
    亜樹子「はい、分かりました。」
    (ドーパントの説明、今回アズミがドーパントになって起こした事件、その原因となった父親の話をする。)
    アズミの叔母「まさか、仮面ライダーってそのドーパントと戦っているの?」
    源田剛「そうだぜ、おばさん!仮面ライダーっていうかこの人たちはこの町のヒーロー…」
    左翔太郎「やめてくれ!最終的にはあの父親がドーパントになって、俺らは満身創痍でアズミさんに一生モノの傷を負わせちまったんだ…」(涙を浮かべる)
    アズミの叔母「気にしないでください…」
    (また病室は重い雰囲気)
    照井竜「話の続きです…そして、アズミさんは自らの手で復讐するために父親の生存及び、不倫による失踪を隠していたんです。」
    アズミの叔母「そう…カズミ…」
    ときめ「あと、アズミさんのお母さんは駆け落ちで縁を切られた身だから、民事で解決をあなた達に頼む気にもなれなかったそうです…」
    アズミの祖母「そんなこと…気にしないのに…、アズミ…」

  • 57スレ主25/08/04(月) 22:25:05

    照井竜「一応、全ての元凶のアズミの父親はここにいます。…なんでよりによって同じ病室なんだ…」
    小林磐吉「ひ、ヒイッ!逃げなきゃ…」
    霧彦「逃げたら、呪い殺スぞ…!」
    (霧彦が小林の胸ぐらを掴んで持ち上げる。しかし、小林と翔太郎以外には認識できない。)
    アズミの叔母「ちょ、ちょっと…持ち上がってるわ!母さん!」
    (霧彦がアズミの叔母祖母に姿が見えるようにする。)
    霧彦「あ、私は幽霊です…。何かあったらこいつは真っ二つにするので心配なさらず…」
    アズミの叔母「きゃああああああ!」
    アズミの祖母「あなた幽霊になったの?そろそろ私にもお迎えが来たのかねぇ…よりにもよって若い頃の旦那さんとは…」
    霧彦「あの…違います…」
    アズミの祖母「冗談だよ!私の旦那はもっとイケメンじゃったわ。」
    (病室のドアが開く)
    看護師「病院ではお静かに!」
    (病室のドアが閉まる)
    (病室に一瞬の沈黙)
    アズミの叔母「小林さん、あなた、どうしてカズミを傷つけたの…?」
    小林磐吉「仕事してばかりで子供の相手をしてくれないだの、もっと子供のために散財癖を抑えろだの、文句ばかり言ってきたからだ!あの女は俺が稼いでやっているっていうのに恩知らずな発言ばっかりしたんだ!その点、不倫で一緒になった女ha…」
    左翔太郎「黙れ!(台パン)」(小林はすくみあがる。)
    アズミの叔母「こんな奴のせいでカズミは死んだし、アズミちゃんはこんな体になったんだね…悔しいよ…」
    アズミの祖母「こんなことになるんだったら、カズミを追い出さずにそばにいてやるべきじゃったよ…」
    フィリップ「アイツ…まだ罪を数えていなかったんだな…💢」
    亜樹子「…小林さんの不倫のこと、私たち鳴海探偵事務所に任せてください。いいよね…翔太郎。」
    左翔太郎「ああ、もちろんだ…!💢」

  • 58スレ主25/08/04(月) 22:26:24

    (アズミの夢の中)
    清水アズミ「嫌だ…!嫌だ…!」
    (小林がブロードキャストドーパントになって殺しにかかってくる。)
    小林磐吉「娘の分際でェ、往生際が悪いなァ!お前は犬にやられてもう傷物さ!目覚めたってろくな生き方はできないだろうよ!今すぐ死ネェ!」
    清水アズミ「嫌だ…!死にたくない…。」
    小林磐吉「まだ分かんねえのかァ?!お前の顔は、もう犬に引っ掻かれたり、目まで潰されたり、下半身にまで障害が残ったりしてるからだいぶみじめなんだYO!さあどうするゥ!このままみじめに生き延びるか、このまま永遠に夢を見続けて死ぬかァ!」
    清水アズミ「そ、そんな…ウソダドンドコドーン!」
    小林磐吉「俺の幸せな人生に泥を塗ろうとするからだ!ハハハ!クズには死がお似合いだぜェ!」
    清水アズミ「うう、母さん…」
    (ブロードキャストドーパントに誰かの銃撃が当たる)
    小林磐吉「誰だァ!」
    ???「悪夢に蝕まれているようだ…君がね…」
    (アズミを指差す謎の青年)

  • 59スレ主25/08/04(月) 22:27:43

    清水アズミ「た、助けてください…私、まだ死にたくない…」
    謎の青年「もちろんだ。君は今かなり危ない。ここで死んでしまったら、現実世界でも死ぬことになる…! これより…緊急ミッションを遂行する…!」
    (ゼッツドライバーを胸に装着する)
    「ゼッツドライバー!」
    「インパクト!」
    「メツァメロ!メツァメロ!メツァメロ!」
    謎の青年「変身!」
    (インパクトカプセムを回す)
    「グッドモーニング!ライダー!ゼ・ゼ・ゼッツ!インパクト!」
    (ゼッツとブロードキャストドーパントが睨み合う)
    小林磐吉「ハハハ!洗脳されてしまえ〜!」
    (ゼッツが洗脳波をくらう。)
    謎の青年「こんなものが一体何だって言うんだ?」
    小林磐吉「ハァ?!なぜ効かねえ?!」
    謎の青年「教えてやる…夢の中では…オレは無敵だ!」
    (ゼッツドライバーのレバーを4回押す。)
    「インパクトオーバーバニッシュ!」
    (謎の青年がブロードキャストドーパントにライダーキックをくらわせる)
    「ゼ・ゼ・ゼ・ゼ・ゼッツ!」
    小林磐吉「うっ…うわあああああァ!」
    (ブロードキャストドーパントを夢の中で撃破する。)
    清水アズミ「あ、あの、探偵さん達の…仮面ライダーWの仲間ですか?!」
    謎の青年「誰だ?そいつは? 俺は仮面ライダーゼッツ。そうか…俺の他にも仮面ライダーが… とりあえず、ミッションは成功した! いい夢みろよ!」
    清水アズミ「………目覚めたら、探偵さん達に聞こう。」

    (場面切り替わり、病室内)

  • 60スレ主25/08/05(火) 05:25:52

    清水アズミ「ん…?」(体を起こす。)
    左翔太郎「お、おおおおおおい!アズミさん起きたぞ!」
    フィリップ「よかった…もう泣くなよ。ファングメモリ。」
    清水アズミ「キバ子…よしよし。」
    源田剛「アズミ!起きたか…。」(アズミの顔面を一発殴る。)
    清水アズミ「痛っ!何すんのよ剛!」
    源田剛「てめえ、俺やおばさん達が入院したって聞いてどんだけ心配したと思ってんだ!なんで自分の命を捨てるような真似したんだよ…!(涙を含みながら)」
    アズミの叔母「翔太郎さんから全部聞いたわ。母さんがお父さんの不倫で自殺したこと。ずっと隠してたんでしょ…辛かったよね…」
    アズミの祖母「わしからもアズミの母さんを追い出してしまってすまぬ… でもこれだけは信じておくれ…わしらは絶対にアズミの母さんが死んだことを悪く言うつもりはないんじゃ…」
    清水アズミ「みんな…ごめんなさい」
    小林磐吉「ほらァ!早く俺にも謝れよ!殺そうとしただろォ!」
    亜樹子「うるせええええ!」(スリッパを投げつける。)
    小林磐吉「痛っ!」(顔面にめり込んだスリッパには「人でなし!」の文字)
    清水アズミ「ええと、鏡ある?おばさん?」
    アズミの叔母「はい…」
    清水アズミ「私…傷物になっちゃったな…こんなんじゃもうお嫁に行けないかも…」

  • 61スレ主25/08/05(火) 05:29:38

    源田剛「ま…まあ落ち込むなって!傷は勲章って言うし!それにお前可愛いし美人じゃん!」
    フィリップ「明らかに生き物じゃないファングメモリも可愛がっていたしね。性格も良いよ、君。」
    清水アズミ「…(顔を赤らめる)これ以上私の顔をジロジロ見ないで!」
    左翔太郎「おー、これは脈アリだな…!」
    源田剛「変なこと言わないでください、翔太郎さん!」
    清水アズミ「もう!恥ずかしいじゃない!、あ…そうだ…みなさん仮面ライダーゼッツっていう人知ってますか?」
    左翔太郎「…? 誰だそいつ?」
    フィリップ「そいつも仮面ライダーなのかい?」
    清水アズミ「うん、夢の中で見たんだけど…」
    左翔太郎「じゃあ、幻だ!そんな仮面ライダーはいねえ。」
    フィリップ「そうだね、多分まだ頭を打った影響が残っているのかな…」
    清水アズミ「そうなのかもね… ねえ、それとさ…誰かリハビリ協力してくれない?歩けないの。」
    アズミの叔母「どうしようかしら…」
    源田剛「俺がやります!俺がアズミを支えてみせます!」
    清水アズミ「じゃあ…そうしようかしら…(顔を赤らめる)」
    ときめ「ねえアズミちゃん、剛くんはアズミちゃんを満たしてくれる…?」
    清水アズミ「だから何言ってるんですか!」
    アズミと剛以外の一同「ハハハハハハハ!」

  • 62スレ主25/08/05(火) 05:33:24

    (数日後…)
    左翔太郎「(あれからだいぶ経って、全員退院することができた。フィリップはガイアメモリの修復を終わらせて、亜樹子はあれからアズミさんのために小林磐吉の不倫の証拠集めをしている。照井はあのイラつく小林を逮捕したそうだ。あの事件のあと、辛い体で電話をして、逮捕状を作らせたらしい。ときめもようやくラジオを再開した。霧彦は…相変わらず風都散歩を楽しんでいるそう。アズミさんは…脅威の回復力ですぐに歩いたんだとか。すぐに治ってしまったから、2人の時間がそんなにできなかったと剛くんが嘆いていたなあ…。アズミさんの叔母叔父夫婦、祖母はあのあとアズミさんといっぱい話して、さらに絆を深めたそうだ。心のケアもしっかりできているようで何より…。そして今日は…風都のアド街が無事放送されるんだ…!日比谷ディレクターは小林が不祥事を起こしたことを平謝りしていた。この放送が終わった後くらいに上司に小林の不倫を告発するから、風都のアド街はどうにか放送できるとのことだ。今日はその鑑賞会で、アズミさん達を含めたみんなで集まっている。アズミさん曰く、『小林が撮影に協力してるのは気に食わないけど、翔太郎さん達が映り込んでいるのは気になる』そうだ。)」
    霧彦「2位が風都タワー?!1位はなんなんだ?!」
    ときめ「霧彦さんうるさい」
    照井竜「翔太郎、カッコつけすぎだ。」
    左翔太郎「うるせえよ。」
    フィリップ「こうやってテレビ視点で見る翔太郎も面白いな。」
    左翔太郎「フィリップ、てめえどういう意味だ!」
    亜樹子「喧嘩すんな!実際面白いんだからしょうがないでしょ!」

  • 63スレ主25/08/05(火) 05:36:12

    左翔太郎「ぐぬぬ…」
    清水アズミ「あ、1位くるよ!」
    テレビのナレーション「1位 風都の希望、『仮面ライダー』」
    全員「はああ!?おいおいおい!」
    霧彦「私も入っているのか…!感激だあ!」
    ときめ「ちょ、どういうこと!日比谷ディレクターに電話しなきゃ!」
    (電話で)
    日比谷ディレクター「いや…あそこまでいいものを見せられたら、1位にするしかないじゃないですか…!」
    左翔太郎「でもなんで風都湾の戦いまで撮れてるんだよ!」
    日比谷ディレクター「カメラマンに、次仮面ライダーが出たら撮ってくれないかと言っておいたんだ。危なすぎて、カメラを向け続けるの大変だったみたいだぞ〜。」
    左翔太郎「全く…悪気はないんだろうけど…困った人だ…」(電話を切る)
    源田剛「仮面ライダーバンザーイ!」
    清水アズミ「フフフ、納得。」
    左翔太郎「こっちは困るんだよ…正体がバレてないだけまだいいけどさ…」
    フィリップ「あ、そうだ。一応アズミさんにあげておきたいものがあってね。」
    (フィリップはファングメモリを手渡す。)
    清水アズミ「え!キバ子!フィリップさんが飼い主じゃなかったの!?」
    フィリップ「僕たちの方はもう新しいファングメモリを複製し終わったんだ。」
    (フィリップ達の新しいファングメモリが咆哮する。)
    左翔太郎「フィリップ、ずっとキバ子がお前の面倒を見てた時に、このまま引き離すのは可哀想だと思ったらしい。」
    照井竜「お守り的な感じで持ってみるのがいいんじゃないか?」
    清水アズミ「…ありがとうございます!おかえり…!キバ子❤️」

  • 64スレ主25/08/05(火) 05:39:23

    亜樹子「それと、もう一つ報告、小林さんと不倫してた女の情報が手に入ったんだ。ほら、この紙に全部情報入ってる。」
    清水アズミ「ありがとうございます!これで女のもとへ凸すればアイツに罪を数えさせられます!」
    左翔太郎「おう!頑張れよ!」
    源田剛「じゃあ、そろそろ帰ろうか、アズミ!」
    清水アズミ「それじゃあ、お邪魔しました!」
    フィリップ「元気でね、キバ子。」
    ときめ「アズミちゃんを満たしてあげるのよ。剛くん。」
    照井竜「夜は気をつけろよ!」
    亜樹子「吉報を待ってるわ!」
    霧彦「また風都のどこかで会ったら声を掛けてくれ!」
    左翔太郎「困ったときはうちの事務所に来い、いつでも力になってやるからな!」
    アズミ&剛「ハイ!」
    (事務所のドアが閉じる)

    (翌日)
    (タイプライターを打つ翔太郎)
    翔太郎「(俺らは事件を解決して、なおかつアド街1位になった。だが、まだ『風都の希望』なんて呼ばれるまでには程遠いと思う。今回の場合、本来救うべきアズミさんに一生モノの傷を負わせている…。まだまだ未熟だなぁ…。1位になったからって天狗にならずに、この街を守っていく。俺は…いや俺たちは改めてそう決意した…。)」

    (エンディング 罪と罰とアングラ)

  • 65スレ主25/08/05(火) 05:57:15

    (エンディング終わり)

    ときめ「始まりました!ヒーリングプリンセスNEO♡パーソナリティのときめで〜す!早速ですが行ってみましょう!『教えて照井さん!』のコーナー!パフパフ〜!ラジオネーム『翔太郎さんリスペクト』ふふふ、私の翔太郎を尊敬してくれてるんだ〜。『今回アズミさんと戦って、全員ギリギリ勝ったけど、病院送りになりましたよね〜。仮面ライダーアクセルの見解で、どれほど強かったか教えてくれますか?』いかがですか?照井さん?」
    (数秒の沈黙)
    照井竜「俺に質問するな!」
    ときめ「私このオチ読めてました!次回もお楽しみに〜!」

  • 66スレ主25/08/05(火) 05:58:30

    THE END

  • 67スレ主25/08/05(火) 06:07:24

    >>65

    アズミさんの強みを挙げていくと

    ・普通に使うメモリが強い。(特にファングメモリと引き合うのがやばい)

    ・洗脳の使い方が上手。

    ・スデゴロ戦法を鍛えている。

    ・初見でサイクロンジョーカーゴールドエクストリームを封じるアイデアが浮かぶほど、頭の回転が早い。

    の4つです。

  • 68二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 06:33:39

    >>2

    謎の青年はこいつだろ!

  • 69二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 07:22:55

    >>63

    >>64

    ときめの問題発言が目立って好き

  • 70スレ主25/08/05(火) 08:10:13

    ゼッツのところ…
    どういう展開にするかはこの他に2個思い付いていて…
    一つがアクセルメモリを照井が直挿しして荒療治する。
    もう一つがそのままアズミが死んで一位の発表で虚しくなるというオチです。

  • 71スレ主25/08/05(火) 08:46:32

    もう少し多くの人に見てほしいなー

  • 72二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 09:29:43

    面白かった

  • 73二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 10:35:26

    >>70

    個人的に照井の荒療治見てみたい

  • 74二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 11:10:07

    >>67

    本当に風都探偵本編で出てきたら、エターナルに次ぐ名勝負になりそうだよな。

  • 75二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 12:28:20

    >>65

    安定の流れで良かった

  • 76スレ主25/08/05(火) 17:26:45

    保守

オススメ

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