- 1二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 23:56:21
- 2二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 23:58:20
- 3二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 00:01:39
ハスミ「…あの」
「なんでしょう?」
ハスミ「…その角は…?」
「…あ、コスプレじゃないですよ。正真正銘私の角です」
少し立ちくらみが起きた。私の娘に角が生えている。それはつまり私は遠い未来…。
ハスミ「いえ、ありえません!そもそも未来から来たなんて話を信じられるわけないでしょう!?」
「だと思いました。ハスミお母さんは昔から頭が固くてねーって聞いてたので」
ハスミ「だ、誰にですか!!」
「もう一人のお母さんからです」
もう一人のお母さんという声を聞いて、ハスミの混乱は頂点に達した。 - 4二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 00:05:05
このレスは削除されています
- 5二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 00:08:12
「未来では同性同士でも子供を作れるようになってるんです。ミレニアムの技術ってすごいですよね!」
ハスミ「そ、そうなんですね…」
「あぁそうです。私のことを娘だと信じないなら証拠を出しますね」
ハスミ「証拠ですか…?」
「はい!お母さんは『DOLCE VENTO』のプリンが大好きで週8で食べに行ったことが」
ハスミ「あー!!あーーー!!!!」
思わず声を上げてその言葉の続きを遮る。
確かに『DOLCE VENTO』のプリンは人目を忍んで食べに行くほどには好きだ。しかしそのことを知ってる人間は恐らく正義実現委員会にもいない。とするとそのもう一人のお母さんとやらから聞いたのだろうか…。その辺りはわからないが、ひとまずこれで彼女を娘と認めざるを得なくなってしまった。 - 6二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 00:09:43
荒波のように襲い来る衝撃と驚愕の数々に、ハスミは溺れそうになっていた。
それでも、聞いておきたいことが一つだけあった。返ってきた答え次第ではどうにかなってしまいそうな疑問を、意を決して投げかける。
ハスミ「…もう一人のお母さんの、出身は…」
「ゲヘナですよ?」
即答。その言葉を聞いた瞬間に、意識が途切れる感覚がした。
「お母さん!?ちょっと!?」
自分のことをお母さんと呼ぶ少女の言葉を遠くに感じながら、ハスミは思った。
「これは、悪夢だ」と─ - 7二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 00:12:04
というわけで未来からハスミの娘(角付き)がやってきたお話です
諸設定は全く決まってませんので、これから決めていきたいと思います - 8二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 01:30:17
- 9二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 01:36:19
- 10二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 01:44:42
可能性が高いのはチュートリアルで会ってて別にその時敵対的でもなかったチナツ?
- 11二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 01:45:18
- 12二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 02:21:30
まずはステータスから(高めであってほしい項目に最低保証つけてます。ご了承ください)
戦闘 dice1d40=40 (40) +60
知性 dice1d40=17 (17) +60
事務 dice1d100=42 (42)
医療 dice1d100=80 (80)
運動 dice1d40=15 (15) +60
技術 dice1d100=60 (60)
政治 dice1d100=17 (17)
交渉 dice1d100=25 (25)
創作 dice1d100=54 (54)
家事 dice1d100=5 (5)
神秘 dice1d100=28 (28)
- 13二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 02:23:37
- 14二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 07:23:30
名前や武器なんかはこっちで決めますか
- 15二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 09:39:25
ハスミ「ぜーったいに認めませんからね!」
ハスミのそんな声がトリニティに響き渡る。
ハスミ「未来から娘が来るのはまだしも!私がゲヘナ生と結婚して子供を授かるなんて…これは夢です!最低最悪の悪夢です!!」
「…はぁ、ゲヘナが嫌いだとは聞いてましたけど…ここまでだなんて…」
ハスミ「当然です!あんな野蛮な方々と好き好んで関わるなんて…理解できません!」
「やれやれです…」
漫画的表現をするならきっと、今のハスミの頭からは湯気が出ているはずだ。それほどに、ハスミは怒り心頭だった。
別に自分の娘を名乗る彼女に怒っているのではない。彼女への怒りは、未来の自分に向けられていた。ゲヘナにも一定数話の通じる人間はいる。かといって、私がどこの馬の骨とも知らぬゲヘナの生徒と一線を超える関係になるなど…。
ハスミ「とにかく!私は絶対認めませんよ!!」
「うーん…」 - 16二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 09:40:26
言わない方が良かったかな、という考えが脳裏に過ぎる。いやでもこの角のことは言わなきゃいけないことではあるし…。
そんな風に頭を悩ませていると、ハスミの携帯に連絡が入る。
どうやら正義実現委員会としての仕事が舞い込んで来たようだ。
ハスミ「…応援要請が入りました。私はそちらに向かいます」
「待ってください、私も行きます!」
ハスミ「気持ちはありがたいですが…」
「大丈夫です!こう見えて私、とっても強いので!」
えっへんと胸を張る娘に、ハスミはやや不安を感じながらもひとまず現場へ急行するのだった。 - 17二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 09:54:50
その二人ならコミュ取れてるし元々チナツとはちゃんと話せてるから良さそう?
- 18二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 09:58:36
ジュンコの角に似てるね
- 19二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 10:21:35
チナツ→チュートリアル組であり交流における問題も無さそうだが角なし
セナ→セナ本人がトリニティとよく絡んでおり比較的常識人の為問題なさそうだが絡んだことはない(はず)
イブキ→やや年が離れているがいい子なのでありえなくはない。ただ万魔殿所属なのが気になるところ
イズミ→悪い奴じゃないんだが美食研究会なので印象は最悪そう
カスミ→論外
- 20二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 18:47:22
SS執筆中自己保守
- 21二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 02:20:54
期待保守
- 22二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 03:34:44
マシロ「くぅ…数が多い…!」
正実モブA「このままじゃ押し切られちゃいます…!」
暴動を起こしている集団の鎮圧を行うマシロたちだったがその数の多さからジリ貧となっていた。
前線を貼る正義実現委員会のメンバーたちが押し切られるほどの物量をぶつけられればそうもなろう。ハスミ先輩をはじめとした様々なメンバーに応援を頼んだがそれまで持つかどうか…。
スケバンA「どうしたどうした!正義実現委員会も大したことねぇじゃねえか!」
言わせておけば…そう思った瞬間後方から何かが通り過ぎていった。
マシロ「ハスミ先輩?」 - 23二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 03:35:51
その後ろ姿は尊敬する先輩によく似ていた。
頭から生えている角のようなものに気づかなければ、恐らく本人だと勘違いしたままだったかもしれない。
スケバンA「なっ、速…!?」
スケバンB「こいつ、正義実現委員会の副委員ちょ─」
ハスミ先輩に酷似した容姿の彼女は、次々とスケバンたちを制圧していく。やや無骨なデザインのスナイパーライフルを振り回すその姿は、ハスミ先輩とはかけ離れて見えた。
ハスミ「マシロ!」
マシロ「あっ、ハスミ先輩…」
彼女の戦闘を見ていると本物のハスミ先輩がやってきた。やはり彼女は別人のようだ。
マシロ「ええと…彼女は?」
ハスミ「…私の娘、だそうです」
彼女が何者か聞きたかったが、余計何者かわからなくなってしまった。
マシロ「…娘…いやでもあの角は」
ハスミ「それ以上は言わないでください」
怒気がこもったその声を受けて、マシロは口を噤んだ。 - 24二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 03:38:01
そうこうしているうちにどうやら制圧は完了したようだ。
「大丈夫ですか?皆さん怪我などは…」
ハスミ「…いえ、あなたの方こそ…一人で大丈夫だったのですか?」
「大丈夫です!こう見えて私、正義実現委員会の委員長なので!」
ムフーという擬音が似合うような顔で胸を張る彼女に、マシロは問いかける。
マシロ「ハスミ先輩のお子さん…なんですか?」
「はい!マシロさん…ですよね?」
マシロ「…そうですか…。その………お名前は?」
そういえばまだ聞けていなかった。本来ならもっと前に聞いておくべきだったはずだが、それだけあの頭の角が気に入らなかったのかもしれない。
レンカ「私、羽川レンカといいます!よろしくお願いします!」 - 25二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 06:37:18
というわけでハスミの娘、名前は羽川レンカです
その他の設定などは夜にあげます - 26二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 11:27:01
- 27二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 21:10:17
名前と使用武器について
・羽川レンカ
羽川ハスミの娘。ゲヘナ生との間に生まれた混血児。明るく礼儀正しい性格。学年は不明だが正義実現委員会の委員長らしく、高い戦闘力を有している。が、家事が苦手。
・エンフォースメント
レンカの愛用するスナイパーライフル。飾り気のないやや無骨なデザインながらも、その破壊力は本物。 - 28二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 00:16:07
ツルギ「この子がハスミの娘か?」
マシロ「そのようです」
イチカ「いやー確かにそっくりっすねー。親子みたいっす」
レンカ「みたいじゃなくて、実際に親子です」
そんなやり取りを横目に、ハスミはぶつぶつと何かを呟いている。
イチカ「そういえば、どうやって未来から?」
レンカ「タイムマシンです。ミレニアム製ですよ」
マシロ「未来は凄い技術がどんどんできてるんですね」
ツルギ「どうして過去に行こうと思ったんだ?」
レンカ「お母さんの若い頃に興味があったので」
イチカ「また軽い理由っすねー」
談笑する4人を傍目に、ハスミはグチグチと何かを零している。 - 29二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 00:17:22
ツルギ「なぁ、ハスミ」
ハスミ「…なんですか、ツルギ」
ツルギ「いい加減認めたらどうだ?」
ハスミ「断ります!」
イチカ「はぁ、確かに将来的にゲヘナ生とくっつくって言われていい気がしないのはわかるっすけど…」
イチカの発言を聞いた瞬間に、ハスミの目付きが鋭くなる。どうやら今の彼女にとって、ゲヘナという単語は相当な地雷のようだ。
ハスミ「…彼女が私の娘だということは認めます。しかし!彼女のもう一人の母親が、ゲヘナということだけは!どうしても認める訳にはいきません!」
レンカ「お母さんらしいけど…うーん…」
長年染み付いた嫌悪感は、そう簡単に拭い切れるものではないのだろう。 - 30二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 00:18:48
ツルギ「…まぁ、せっかくなんだ。帰るまでここでゆっくりしていくといい」
イチカ「そっすねー。これからよろしくっすー」
ツルギはやや恐ろしげな表情、イチカはにこやかな表情でそれぞれ歓迎してくれている。しかし、マシロは─
マシロ「…少し、いいでしょうか?レンカさん」
レンカ「レンカでいいですよ。どうしました?」
マシロ「あなたの…ゲヘナのお母さんはどのような方だったのでしょうか?ハスミ先輩が気を許す程に、いい人だとは思うのですが」 - 31二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 00:38:36
そういえばまだ何も情報出てきてなかったな
相手は決めてないらしいけど - 32二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 07:11:24
それはある意味当然の疑問だった。
ゲヘナの生徒の全てが悪人や不良生徒というわけではない。とはいえハスミのゲヘナ嫌いは相当なものだ。そんな彼女が一生を添い遂げることを誓ったゲヘナ生は、どんな人なのか─
レンカ「…ごめんなさい。それは口止めされていて…」
マシロ「誰にですか?」
レンカ「ゲヘナのお母さんからです。自分に関わる情報はゲヘナの出身であること以外はお母さんに伝えないでほしいと…」
ハスミ「な、なんですかそれは!何かやましいことでもあるというのですか!?」
レンカ「…ノーコメントです」
ハスミ「知っているのなら答えなさい!」
レンカ「どうしてもダメです!こればっかりはハスミお母さんが相手でも譲れません!」
親子喧嘩が始まりそうなその雰囲気を、ツルギが宥める。
ツルギ「二人とも落ち着け」
レンカ「…すみません、ツルギさん」
ハスミ「…そう、ですね…。少し外の空気を吸ってきます」
そう言ってハスミは部屋から出ていった。 - 33二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 15:35:47
保守
- 34二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:12:18
果たして誰なのか…
- 35二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 06:07:20
ちょっとこの先の展開が思いつかないのでダイス神の力を頼ることにします
行き当たりばったりですがよろしくお願いします - 36二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 06:28:50
ハスミ「はぁ…思い返せば大人気ないことをしてしまいました…。ですが、やはり認める訳にはいきません…!」
昼下がりのトリニティ学区内の大通りを、ハスミはそんなことを呟きながら歩いていた。
すると何処からか爆発音が響く。
ハスミ「…今の爆発は…?」
爆発音が響いた方へ向かってみると…。
ハスミ「あ、あれは!」
1.美食研究会
2.温泉開発部
3.放課後スイーツ部
4.ヒフミ
dice1d4=3 (3)
- 37二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 14:43:09
そこでは放課後スイーツ部の面々が何やら銃撃戦を繰り広げていた。
ヨシミ「あーもう!なんでこうなるのよー!」
ナツ「この熱狂…流石はミラクル5000だね」
カズサ「呑気にしてないで!アイリ、大丈夫!?」
アイリ「う、うん!大丈夫だよ!」
何かを庇うようにしているアイリとそれを守るようにしている3人。ミラクル5000という単語も踏まえると、状況の把握は容易だった。 - 38二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 14:44:32
ハスミ「そこの方々!何をしているのですか!」
モブA「げぇ!正義実現委員会!」
モブB「まさかこんなに早く来るとは…!」
モブA「でもミラクル5000を諦めるわけにはいかない!」
ヨシミ「私たちが買ったものを奪うんじゃなくて自分たちでちゃんと買いなさいよ!」
モブA「それが出来たらこんなことしてないんだよ!」
それを聞き、ハスミは拳を握りしめる。
ハスミ「そ、そんなことを言ったら私だって…!」
カズサ「ハスミさん?」
ハスミ「私だって、ミラクル5000を一度食べてみたい!だからといって、こんなことをするのは許せません!」
ナツ「おお。副委員長、やる気だね」
ハスミ「行きますよ!覚悟しなさい!」 - 39二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 14:46:53
戦闘結果
1.撃退成功
2.ハスミ「く…中々やりますね…!」
3.美食研究会が乱入してくる
dice1d3=2 (2)
- 40二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 23:09:53
ミラクル5000の防衛戦を繰り広げるハスミたちだったが敵が予想以上に多く…。
ハスミ「…これ程までとは思いませんでしたよ」
カズサ「転売が横行するレベルには人気ですからね」
このままではジリ貧だ。どうするかと考えていると…。後方から暴動集団へ向けて攻撃が行われる。
レンカ「お母さん!大丈夫!?」 - 41二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 23:11:00
ハスミ「…レンカ…!」
スイーツ部「お母さん??」
頭に疑問符を浮かべるスイーツ部4人を尻目に、レンカは続ける。
レンカ「お母さんと戦うのなんて初めてだし、なんだか緊張してる…。あ、ツルギさんたちは別の場所で暴動の鎮圧をしてるよ!」
ハスミ「…なら事態が収まるのも時間の問題ですね。行きますよレンカ!」
レンカ「はい!」 - 42二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 09:01:56
そうして始まった戦闘は正義実現委員会のメンバーの助力もあって先程までの苦戦が嘘のように暴動は鎮圧へと向かっていった。
ハスミとレンカの息の合い具合(100に近いほど息ピッタリ)
dice1d100=29 (29)
- 43二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 17:21:22
あまり息が合っていない…その理由は?
1.戦闘スタイルの違い
2.ハスミの心の迷い
3.レンカの心の迷い
dice1d3=3 (3)
- 44二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 22:29:54
一方でハスミとレンカは互いの息があまり合っていないようにも見えた。傍から見れば何も問題は無いように思えるが、先程その戦いっぷりを見たハスミはレンカの動きが固いことにすぐに気づいた。
ハスミ「大丈夫ですか?レンカ」
レンカ「問題ありません…!次は…!」
ハスミ「あぁいえ、そちらは既にツルギが…」
それに加え、何だか暴走気味なようにも思えた。何が原因があるのだろうかと考えて、先程のいざこざが脳裏に蘇る。
ハスミ「…ふむ…」 - 45二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 22:31:04
暴動の鎮圧を終え、ハスミとレンカはツルギに呼び出されていた。
ツルギ「…ハスミ、明日は休みだ」
ハスミ「え?ですが…」
ツルギ「休みだ。レンカと一緒に過ごすといい」
レンカ「…お母さんと?」
それがツルギの心配りであることを、ハスミは即座に理解した。
ハスミ「…わかりました」
そう言い頷くハスミの横で、レンカは何処か納得していない様子であった。