サーヴァント アーチャー

  • 1二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 13:28:48

    「よお、カルデアの!
    そっちで親父が随分世話になってるみたいだな」

    「サーヴァント、アーチャー。真名は.....今ん所はカスパール、とでも呼んでくれ。
    はは、何時かきっと俺の名前も言うよ。
    狩人をやらせて貰ってる、撃ち抜くものは獣だったりクソッタレの領主だったり.....愛した誰かさんだったり?」

    「怖い顔しないでくれ。俺だって好きで撃ってる訳じゃない。アンタの事だって撃ちたくないんだぜ?」

    「だからアンタ、どうか背後には気をつけてくれよ?」

  • 2二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 13:29:19

    お?新作!?

  • 3二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 13:35:56

    【真名】
    カスパール
    ⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎・⬛︎⬛︎
    ⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎

    性別:男/男/不明
    身長:175cm
    体重:64kg
    出典:『魔弾の射手』/『繧ヲ繧」繝ェ繧「繝?繝サ繝?Ν』
    属性:混沌・善
    好きな物:白い薔薇・父親・狩り
    嫌いなもの:傲慢な貴族・嘘をつく男・白い薔薇

    「あの人、煙草を吸うようになったんだな」

  • 4二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 13:40:14

    大変申し訳ないことにワンの人ではなくあの人に触発された一般人っす
    書き方がワンの人に似てるのは....参考というか、リスペクトしてるからっすね申し訳ねぇ

    【ステータス】
    筋力:C 耐久:C
    敏捷:C 魔力:EX
    幸運:E 宝具:EX

    隠者は嫌いというより苦手の分類。
    嘘をつく白黒の蕨は個人的理由でとても嫌い。

  • 5二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 13:47:03

    プロフィール1

    第四異聞帯にて初めて出会った、必ず対象へ当たる魔弾を所持した青年のようなサーヴァント。
    異聞帯にて初めて出会った時から、彼は自身を「魔弾の射手」における契約者の一人、射手カスパールであると名乗った。
    ただし、霊基の反応では更に小さい反応がひとつ、通常のサーヴァントよりも巨大な反応がひとつ確認され、カスパールとしての霊基の波長とくるくる入れ替わっている。
    カスパール曰く、片方は力を借りているだけであり、もう片方は表に出て戦えるほどの力がないとのこと。

    とある標的を撃ち抜くために、カルデアへ協力を申し出てくる。

  • 6二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 13:52:32

    必ず標的を撃ち殺す魔弾。
    物語においてカスパールが悪魔と契約をし魂を贄として作り上げ、もう一人の射手マックスへ分け与えた代物.....それを彼は7つ手にしていた。

    「お前が契約に乗るのなら、俺はこの弾丸でお前の敵を撃ち抜こう」

    悪魔の如き囁きで、ソレは此方へ手を差し伸べてきた

    彼の霊基は、魔弾の射手が霊基へ組み込まれている新宿のアーチャーことジェームズ・モリアーティ曰く、より原典たる魔弾の射手に近しいモノであるとのこと

  • 7二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 13:53:48

    こういう系は本当に初めてなんで、見苦しい文章でも許して欲しいっす
    ちゃんと面白かったと思って貰えるように頑張るっすよ

  • 8二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 14:03:02

    彼は弾丸を惜しげも無く使用した。
    1から5までの弾丸を、神の将たるアスクレピオスと哪吒太子へ撃ち込んだのだ。

    「最悪、この一発さえあればいい。
    アレを撃ち抜くのに6発目なんぞおまけにもならない」

    そうして青年は笑ってソレと対峙する。
    風の神たるヴァーユの権能を与えられた英霊。
    噂に名高き弓の名手、ウィリアム・テルと

  • 9二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 14:07:21

    プロフィール2

    事態が変化したのは、敵であるウィリアム・テルの一言からだった。

    「おい、アンタ」

    「────まさかそこに、誰かいるのか?」

    地面の足跡、風の流れ、それら全てがウィリアム・テルに目の前に何かがいることを伝えてくる。
    それなのに、男の目には何も見えない。
    男の鼻では何も嗅ぎ取れない。
    ウィリアム・テルにとってカスパールは空白となっていた。
    空白が、目の前に立っていた。

    「ああ、やっぱり....」

  • 10二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 14:08:09

    なんか不穏になってきた

  • 11二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 14:12:33

    カルデアのマスターにも、マシュ・キリエライトにも、事を見守る全ての者がウィリアム・テルの前に立つ青年を見えていた。

    彼だけが、青年を認識できなかった。

    「.....生憎、俺にも俺に力を貸してる此奴にも、こんな便利な姿隠しの宝具はない」

    ギシリ、と手のひらをきつく握る音がする。

    「気にしないでくれ、カルデアの。
    見えようが見えまいがあの人は俺の6発目を見逃さないだろうし......」

    「俺があの人にやることも、そんなに変わらない」

    男には聞こえないはずの弾丸の装填音が、奇しくも戦闘の始まりを告げた

  • 12二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 14:16:16

    放たれた魔弾が風を食い破り、ウィリアム・テルの心臓へ迫る。
    本来であればソレでお終い。紅い花が胸から吹き出し、そこで戦闘は終わっているはずだった。

    ガァンという、金物を力強く叩いたような音が響く。
    魔弾の中心を、真紅の矢が射抜き砕いていた。

  • 13二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 14:21:08

    魔弾の射手という物語を語ろう。
    狩人マックスがカスパールという男と、悪魔による囁きにより7発目に愛するものを撃ち抜く、必ず命中する魔弾を手に入れるという物語。

    マックスは7発目によって最愛のアガーテを失いかけ、隠者により最愛を救われた。

    さあ、簡単な謎かけをしよう。
    7発目に必ず愛した人間を撃つ弾丸が込められた銃の、1から6の魔弾によって愛する人を撃ち抜けるのかどうか。

    既に因果によって「7発目によって死ぬこと」が確定したものに、ソレが当たるのか。

  • 14二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 14:25:53

    「な、んだ?何かが迫ってきてるのは感じた。
    冬眠中に起きてきた熊や、手負いの猛獣のような鋭さがあった。
    ....あった、んだが」

    余りにも容易く、魔弾は撃ち抜かれた。

    「.....やっぱり、7発目じゃないと当たらないか」

    特段動揺もなく、青年は再度弾丸を込める。
    最後の一射、愛するものを撃ち抜く最悪の魔弾を

  • 15二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 14:27:22

    仕事に戻るので、18時以降戻るまでお待ちくださいっ~

  • 16二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 15:11:46

    ああ、息子か

  • 17二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 18:51:17

    躊躇いはない、後悔もない。
    あの人がこれ以上辱めを受けるくらいなら、俺は喜んで父親殺しの汚名を受け入れよう。
    悪魔にだって魂を売ろう。

    あの人を、親父を困らせてばかりだった俺が出来る数少ない親孝行。

    7発の弾丸は全てが宝具だ。
    魔弾を撃つことが儀式となり、終幕として7発目を撃ち悪魔に贄として最愛の人を捧げることで儀式は完遂する。
    その7発目に、ありったけを込める。
    壊れた幻想、使い捨ての宝具だからこそ出来るとっておき。

    手先が震える、照準が定まらない。
    俺の頭上の林檎を撃つ時、親父もこんな感覚を味わったのだろうか。

  • 18二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 19:01:55

    7発目の引き金は存外軽く、少し指を引くだけでその弾丸は飛び出していった。

    弾丸から溢れ出した地獄の炎が彗星のように尾を引く。

    悪魔の手が、父の心臓へ伸びる。

    瞬間、見えた景色。
    終わりを始めた神に向かい、第二の矢を放つ父の後ろ姿。
    脳の裏側で、悪魔が嗤った気がした。

  • 19二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 19:13:26

    弾丸の軌道がぐにゃりと捻れる。
    轟々と更に音を立て色を変えた炎の塊が、ウィリアム・テルの霊核.....その真横を撃ち抜き、ぐるりと標的を変更する。

    弾丸の先には、ガランと音を立てて銃を放り捨てた青年。
    何かを悟ったように、諦めたように笑う青年の頭を弾丸が貫く。

    ダメだ、ダメだダメだダメだ!!
    それだけはダメだ、何故、何故?
    己は、其れを許せずあの日弓を取ったのではないのか?
    あの日、橋を渡る馬に乗ったあの男の心臓を撃ち抜いたのではないのか?
    ⬛︎⬛︎の、⬛︎⬛︎の笑顔と平穏を守るために戦ったのではないのか?

  • 20二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 19:19:33

    おいたわしやアーチャー上…

  • 21二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 19:31:04

    焔の勢いは増し、身体はびくりと痙攣しながら粒子となって消えていく。

    灰すら残らず、痕跡は撃ち抜かれた男の胸の穴のみ。
    そこでチラチラと揺れる炎だけが青年の存在を証明していた。

    「あ、ああ.....ヴァルター、ヴァルター.....!!」

    "ヴァルターって、"
    "やっぱり、彼は───"

  • 22二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 19:39:27

    これ以上は語る必要もないだろう。
    悪魔の酒飲み話、つまらない悲劇。
    これはそういう一幕だ、それで終わりのお話だ。

    子どもは父の勇姿を見届けることも出来ず、その時に得た全てを契約違反の代償として奪われた。

    父親は息子が眼前で燃え上がるその瞬間が焼き付き、二度と、二度と忘れることは無いだろう。

    家族の絆は強かった、もしもふたりが出会ってしまえば奪われた記憶は即座に蘇り、彼は彼として成すべきことを成そうとする。
    だからこそ、道化は一手間加えた。
    決して、その存在を認識できないように。
    目的を達成するまで、その存在を思い出すことがないように。

    こうして家族は再び、全く別の形で相対することになる。

  • 23二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 19:49:46

    魔弾の契約(EX)

    狼谷にてカスパールとマックスが悪魔ザミエル相手に行った契約。
    実態は、その場にいる自身以外の全てを契約に担保とし宝具である「必中の魔弾」を7発と、それらを撃ちきるまで適応される耐久A+相応の攻撃への耐性と無尽蔵の魔力を得るというもの。
    彼が純粋な射手カスパールであれば、躊躇いもなく集団の中でこのスキルを行使しただろうが、青年ヴァルターは其れを良しとせず、故に宝具である魔弾を得る効果しか発動していない。

  • 24二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 20:38:21

    期待
    ワンの人のオリ鯖テイスト好きだから他の人の色々見てみたい

  • 25二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 20:58:27

    うわぁ…
    何と言うかうわぁ…
    力を借りてる、って言ってたのってこれ…

  • 26二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 21:10:43

    ウーリの狩人(D)
    現スイス中部、ウーリ州にて家族と共に自然と過ごした結果身につけた、狩りの技術。
    残念ながら彼のそれは実践で得たものではなく、父の背中を追いかけて学んだ知識としての力。
    本来であれば狩人であるカスパールも霊基構成要素に入っている影響でランクは上がるのだが、ヴァルター本人が魔弾による狙撃を狩りの技術であると認めていないため、ランクは低いまま。

  • 27二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 21:16:48

    【霊基再臨1】

    「....あれ。ぼ、じゃなくて!俺が出てくるのか....。
    あ~....なんて言えばいいのかな。
    ───俺はヴァルター、かの偉大なる弓の名手、ウーリ一番の狩人ウィリアム・テルの息子....って言って伝わるかね。」

    「随分縮んだなって思ったろ。
    ウィリアム・テルの息子の全盛期なんて、10人中10人が林檎を頭に乗せた時期を指すだろ?多分、そういうのが影響してんじゃないかな。
    でかい姿は.....カスパールのガワをアイツから借りたんだ。中身は......知らない方がいいと思う」

    「こんな身体でも魔弾は使える。弾を放てるなら形状も種類も問わないのはアンタも身に染みてるだろ?」

  • 28二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 21:20:56

    「親父.....父さんみたいになりたかったんだ。
    森と家族と共に生きる人、あの広い背中に追いつきたかった」

    「ずっとあの日の事を後悔してるって言ったら笑うか?考えてみてくれよ、自分が悪いやつに捕まったせいで、大事な家族が大勢にとっての英雄にされるんだぜ?......俺には、怖くて仕方がなかったよ」

    「俺に、僕に抵抗する力があれば。父さんを助けられるような力があれば。
    .....こいつは、それに答えてくれたんだ」

  • 29二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 21:28:50

    プロフィール3

    ヴァルター、またはジェミと呼称される少年は特段逸話もないただ少年である。
    偉大なる狩人ウィリアム・テルを父に持ち、ウーリの森で自然と共に育っただけの子どもだった。
    幻霊にすらなり得ない、父親に救われた哀れな少年でしかなかった。

    物語にすら語られぬ彼の心情なんて、もしかしたら父親ですらついぞ知り得なかったのかもしれない。
    父親に迷惑をかけたくない、父親を助けたい。
    そんな、可愛らしい子どもの意地のような願いなぞ

  • 30二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 21:37:55

    悪徳代官であるゲスラーに捕まった時も、
    頭の上の林檎が撃ち抜かれた時も、
    怒り狂ったゲスラーから父親が逃げた時も、
    彼の中にあるのはひとつの衝動だった。

    「力があれば」

    父のように大きく立派な体躯で、父のような狩り技術があれば。
    そうすれば、こんなことにならなかったのに。
    父に迷惑をかけずにすんだのに。
    ────偉大な狩人である父が、人を撃つ必要なんてなかったのに。

    幼いながらに、力ないものの罪を彼は良く理解していた。
    理解せざるを得なかった。

  • 31二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 23:13:10

    プロフィール4

    幻霊にすらなりえぬ影法師となってなお、彼は父親の背中を追っていた。
    何時でも、どんな時でも。
    例え父にすら認識されぬほど朧気な存在だとしても。
    愛する家族を、日常を守らんとする父の背中はどんな形であれ偉大だったからだ。
    だからこそ、第四異聞帯における彼の有様に耐えられなかった。

  • 32二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 06:01:50

    本日業務がフルタイムで11時間くらいぶっ通しなので、可能なら保守お願いするっす

スレッドは8/6 16:01頃に落ちます

オススメ

レス投稿

1.アンカーはレス番号をクリックで自動入力できます。
2.誹謗中傷・暴言・煽り・スレッドと無関係な投稿は削除・規制対象です。
 他サイト・特定個人への中傷・暴言は禁止です。
※規約違反は各レスの『報告』からお知らせください。削除依頼は『お問い合わせ』からお願いします。
3.二次創作画像は、作者本人でない場合は必ずURLで貼ってください。サムネとリンク先が表示されます。
4.巻き添え規制を受けている方や荒らしを反省した方はお問い合わせから連絡をください。