- 1◆8Bk12LONTtPR25/08/06(水) 19:05:50
- 2◆8Bk12LONTtPR25/08/06(水) 19:10:23
- 3◆8Bk12LONTtPR25/08/06(水) 19:15:22
注意書き
・このSSはスレ主が9割ぐらいその場のノリで書いてるからガバはごめんね。生暖かい目で見守ってね
・オリキャラ、キャラ崩壊、解釈違い、致命的な矛盾、鬱展開、等々あると思いますがガチで許してください
メモ
ep0→シャーレ
ep1→アビドス
ep2→(現行) - 4二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 19:21:22
え、他にも同じシリーズのスレがあるなら貼ってほしいな
- 5二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 19:45:33
10まで
- 6二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 19:51:22
情報が出揃い始めたとき特有のハラハラを感じる
楽しみ - 7二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 19:52:04
ksk
- 8二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 19:55:05
ksk
- 9二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 20:03:27
ksk
- 10二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 20:04:04
ksk
- 11◆8Bk12LONTtPR25/08/06(水) 20:36:32
"『先輩』…?"
-回想
――ユウカ「チヒロ"先輩"が来てくれたおかげで、セミナーは完全な敵でないことがわかりました。これが一番の収穫ですから」
回想終わり-
"あのときのユウカって"
チヒロ「そういうこと」
"なるほどね…"
チヒロ「話を戻そう」
チヒロ「繰り返しになるけど、まず、ミレニアムは先生に感謝をしている。これは必ず受け取って欲しい」
"わかった"
チヒロ「ありがとう。先生」
チヒロ「それから、先生は部外者だからちゃんと伝えておくけど、私たちが使う言葉には、複数の意味が存在する場合がある。まずそれを把握して」
"うん"
チヒロ「その上で言う」 - 12二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 20:51:02
このレスは削除されています
- 13◆8Bk12LONTtPR25/08/06(水) 20:52:19
チヒロ「先生。ミレニアムは先生に期待している。その期待を裏切らないで欲しい」
"わかった"
チヒロ「…即答するんだね」
"だって"
"ミレニアムは私と同じ方向を向いているんでしょう?"
チヒロ「もちろん」
チヒロ「そしてもう一つ。先生。私たちは質問に応じられない」
"…"
チヒロ「重要なことだから、覚えておいて」 - 14◆8Bk12LONTtPR25/08/06(水) 20:58:14
チヒロ「私から言えるのはここまでかな」
チヒロ「それじゃ先生。モモイのことは任せて」
"…わかった"
チヒロ「大丈夫。明日の朝には元気になってると思うからさ」
"えっ…
"本当に?"
チヒロ「先生…どんな想像をしているのかわからないけど、言葉にはしないでね?」
"…うん"
チヒロ「まぁ『桃』の件でモモイが社会的に潰されることは絶対にありえないから。安心していいよ」 - 15二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 00:25:36
このレスは削除されています
- 16二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 07:37:51
このレスは削除されています
- 17◆8Bk12LONTtPR25/08/07(木) 16:23:11
-ゲーム開発部 部室-
ユウカ「これで片付けは終わったわね」
コユキ「はーい!」←段ボール数箱分のおかしを抱えている
ユウカ「コユキ…。部室にお菓子やジュースを置いてもいいって言ったけど、量を考えなさい」←段ボール数箱分のジュースを抱えている
コユキ「はーい…」
ユウカ「ノア。物品の目録はそこの机の上に置いておいて」
ノア「はい。ユウカちゃん」
ユウカ「それから2人の私物もよろしくね」
ノア「わかりました。こちらは私が責任をもって保管します」
ユウカ「あとは…」
原初のアバンギャルドくん「…」
ユウカ「これはどうしよう…」 - 18◆8Bk12LONTtPR25/08/07(木) 16:31:26
ノア「やっぱり車を借りてきましょうか…」
ユウカ「車を借りるお金も、運ぶ場所もないわよ。あとこれ以上動かしている時間もないし」
コユキ「頑張ってなんとか部室からは出せましたけどね」
ユウカ「やっぱり解体してしまおうかしら」
原初のアバンギャルドくん「ヤメテ…ヤメテ…」
ユウカ「うっ…」
ノア「ユウカちゃん。ダメですよ」
ユウカ「そうよね…。これもウチの子だし面倒はちゃんとみないと…」
???「遅くなって済まない」 - 19二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 17:18:06
原初のアバンギャルド君が喋ってたりセクシーフォックスみたいなのが出てきたりで、おん!?となった。
いやイケメンエンジニアなんだろうけども。
というか解体ってちっちゃいフィギュアの方ではないのね。原初っていうから何となく「いつか作るんだ〜」の方のかと。
それは原初とは言わんか。
あと会長室の机の上にあるか。 - 20◆8Bk12LONTtPR25/08/07(木) 23:45:16
ユウカ「ウタハ先輩!?」
ウタハ「リオから呼び出しがあってね、作業がひと段落ついたから急いでこちらに」
ユウカ・ノア・コユキ・原初のアバンギャルドくん「「「リオ先輩から!?」」」
ウタハ「そんなに驚くことなのか?」
コユキ「だってリオ先輩とはずっと連絡が取れていないんですよ!?」
ユウカ「というか失踪中です」
ウタハ「そうだったのかい?」
ウタハ「だがさっきメールが届いてね…」
ユウカ「見せてください」
ウタハ「急いで書いたのか文面がめちゃくちゃだが、要するにアバンギャルドくんの行き場がないから預かって欲しいと」
ユウカ「これはリオ先輩の文面ではないです。どんなに忙しくても全部カタカナのメールは送らないですよ」
ウタハ「そ、そうだったのか」
原初のアバンギャルドくん「ア…」
コユキ「どうかしましたか?」
原初のアバンギャルドくん「ソレ…ボク…」
- 21二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 23:52:21
なんだよ、案外喋んじゃねぇか……
というかオタク君じゃん。 - 22二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 06:50:24
このレスは削除されています
- 23◆8Bk12LONTtPR25/08/08(金) 11:52:50
コユキ「アバンギャルドくんが送ったんですか!?どうやって!?」
原初のアバンギャルドくん「ボク…wifi…ツカエル…」
ウタハ「それからBluetoothもね」
原初アバンギャルドくん「リオママノ…アドレス…ツカエル…」
ユウカ・ノア・コユキ(((ママ…?)))
原初のアバンギャルドくん「今日、ミンナガ…部室整理ヲ…シテタカラ」
原初のアバンギャルドくん「コノママダト…ゲーム開発部ガナクナッチャウ…ッテ思ッテ」
原初のアバンギャルドくん「ソシタラ…コワクテ…」
ウタハ「なるほど。それで私を頼ってくれたのか」
原初のアバンギャルドくん「ウン…」
コユキ「大丈夫ですよ!ゲーム開発部はユウカ先輩守護ってくれますから!」バンバン
原初のアバンギャルドくん「タタカナイデ…」
コユキ「ね!ユウカ先輩!」
ユウカ「もちろん。今は一時的に従っているだけよ。私たちだってルールは守る必要があるもの」
コユキ「ですって!だから安心してください!」キックキック
原初のアバンギャルドくん「ケラナイデ…」
原初のアバンギャルドくん「あ」
コユキ「?」
原初のアバンギャルドくん「言語出力設定を変更します」 - 24◆8Bk12LONTtPR25/08/08(金) 12:04:35
ユウカ「それにしても。あなた喋れたのね。知らなかったわ」
原初のアバンギャルドくん「え〜?だってユウカっぴ話しかけてこんかったじゃん?」
ユウカ「…!?」
原初のアバンギャルドくん「ウチさ〜ママからあんま人と喋んなって言われてっからさー基本だんまりだったワケ。あ。でも話たくなかったってのはチゲーからね?ユウカっぴたちから話書けられたトキなら全然オケまるだかんね!」
ノア「…!?」
原初のアバンギャルドくん「ユウカっぴもノアのあも!やっと話せたし!ずっと一緒の部室に居たんだからもう実質親友じゃね?ていうか親友を超えて、我ら盟約に結ばれし魂のナントカ的な?あ待ってヲタクっぽいケドこれネバフレの言葉だから勘違いすんなってw」
コユキ「言動変わり過ぎじゃないですか!?」
原初のアバンギャルド - 25◆8Bk12LONTtPR25/08/08(金) 12:17:25
原初のアバンギャルドくん「こゆきちが蹴るからだぞ〜★」バシッバシッ!
コユキ「叩かないでください!?」 - 26二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 12:20:47
解体していいか???
- 27◆8Bk12LONTtPR25/08/08(金) 17:13:02
ウタハ「アバンギャルドくん。言語をデフォルトに戻して」
原初のアバンギャルドくん「言語出力設定がデフォルトに戻りました」
ウタハ「はぁ。一体誰がこんな設定を入れたんだ…」
ウタハ「…それから1つ言っておくけど、アバンギャルドくんには高性能なAIは積んでいない。まぁつまり…意志や感情があるわけではない。あくまでも判断に沿ってそれっぽいこと言っているだけだよ」
コユキ「それにしては口調とかモーションとか人間っぽかったですけど」
ウタハ「それはミレニアムがこれまでに積み重ねたデータセットのおかげさ。データさえあればそれっぽく見せるのは簡単だからね」
ウタハ「例えばそうだな…。アバンギャルドくん。今回、私に連絡した理由教えてくれ。怖かったというのは方便だろう?」 - 28二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 17:46:06
オタク君→ギャルぴ→?
- 29二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 00:59:37
晄輪大祭のことを考えると、ユウカの声なり喋り方なりが組み込まれてるのだろうか……
いやあれはリオは関わってないか…… - 30二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 01:31:09
このレスは削除されています
- 31◆8Bk12LONTtPR25/08/09(土) 01:32:37
原初のアバンギャルドくん「肯定します」
原初のアバンギャルドくん「ゲーム開発部に差し迫った危機から、当機は一時的に安全な場所へ避難することを検討しました。避難は当機のみでは不可能です。故に、協力者が必要になります。目的を達成するために協力者に求める条件は、当機からコンタクト可能であり、かつ、当機を保護可能であり、かつ、即座に実行可能な人物になります。当機は3名をピックアップしました」
原初のアバンギャルドくん「優先順位順に、調月リオ、早瀬ユウカ、白石ウタハです」
ユウカ「ウタハ先輩より私の方が優先順位が高いのね。でも連絡は来ていないわよ」
原初のアバンギャルドくん「うち、調月リオには連絡しましたが反応がありませんでした」
ユウカ「・・・?それなら次は私よね?」
原初のアバンギャルドくん「ユウカはなんか怖いという評価がありますので実行しませんでした」
ユウカ「やっぱり解体しようかしら・・・!」
ノア「落ち着いてくださいユウカちゃん♪そうやっていつもぷりぷりしているから怖がられちゃうんですよ♪」
原初のアバンギャルドくん「ノアは得体が知れない上にもっと怖いです」
コユキ「ウワー!ノア先輩待ってくださいそのハンマーを降ろしてください!壊れちゃいます!」
ノア「コユキちゃん止めないでください今流石に看過できない発言がありました」
原初のアバンギャルドくん「コユキはミレニアム生とは思えないほどバカっぽい」
コユキ「覚悟の準備をしてください!因数分解してやる!」
ウタハ「まぁまぁ抑えて。とにかく、そういう理由でアバンギャルドくんは――
"うわぁあ!ここにもアバンギャルドくんが!?" - 32◆8Bk12LONTtPR25/08/09(土) 09:23:36
ユウカ「先生!?」
ユウカ(まずい。こんなセンスがないロボットがあることを見られたらどう思う――じゃない!先生は量産型アバンギャルドくんと交戦してるからどう思うか!――なんとか誤魔化さないと!)
"――多腕戦車ってカッコいいよね!"
"デザインは…ちょっとアレだけど"
"やっぱほら…もっと装甲盛るとかさ!"
"ガチガチにしようよ!"
ユウカ「…へ?」
ウタハ「先生!君はもしやかなり話せるな!?」
"私にロボを語らせたらうるさいよ?"
ウタハ「実はこの子はエンジニア部で預かるつもりなんだ!少しの間だが各種チューニングと、それから改造を行うぞ!先生!先生も協力して欲しいな!」
"もちろん!"
"さっき戦ったからね!改善点は沢山出せるよ!"
ウタハ「戦った…?まさか」
先生・ウタハ"「アバンギャルドくんシリーズ…!?完成していたのか…!?」"
バシッ!
コユキ「なんかハイタッチしてる…」 - 33二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 16:42:36
このレスは削除されています
- 34◆8Bk12LONTtPR25/08/09(土) 17:15:29
- 35◆8Bk12LONTtPR25/08/09(土) 17:31:01
"メイド部?"
ネル「あー、つまり何でも屋…」
ユウカ「ミレニアムに奉仕活動する部活です。こう見えて家事全般何でもできるんですよ」
ネル「そんなとこだ」
"へぇー!"
ネル「なんかテンション上がってねぇか?」
ユウカ「まぁメイドなんてミレニアム以外にはトリニティぐらいにしかいませんから、驚きますよね」
ウタハ「たぶん違うと思うが…」
"待って"
"トリニティにも居るの?"
ユウカ「はい。一般的なトリニティ生の家では、時給4000円1日15時間勤務のプロメイドを常時3人は置いているそうです」
ネル「マジか。初めて聞いたわ。ヤベーなプロメイド」
ウタハ「1人ぐらいならエンジニア部で雇えるな…」
ユウカ「これでも安いとか」
"ネルは"
ネル「ん?」
"プロメイドを目指していたりする?"
ネル「いや?ウチはそういうんじゃねーからな」
???「リーダー!帰ろーよー!」
ネル「普通の部活だよ!じゃあダチ待たせてるからまたな!」
"またね。ネル" - 36◆8Bk12LONTtPR25/08/09(土) 19:23:19
ウタハ「さてそろそろアバンギャルドくんを持ち帰ってもいいかな」
ユウカ「構いませんけど…。ウタハ先輩。どうやって動かすんですか?すっごく重いですよ」
ウタハ「?」
ウタハ「…」
ウタハ「…!まさか君たち、アバンギャルドくんを手で動かしたのか!?」
ユウカ「はい」
ウタハ「アバンギャルドくんは自走できるぞ」
ユウカ「この子はずっと置き物だと思ってたんですが」
ウタハ「置き物が喋るわけないだろ」
ユウカ「リオ先輩作ですし余計な機能が付いていておかしくないかなって」
ウタハ「リオはあれで余計な機能はあまり付けないぞ」
ウタハ「まぁいいさ。アバンギャルドくん。テイクオフだ」
"!"
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ノア「この音…」
ユウカ「こいつ!動けるじゃない!」
コユキ「私たちの苦労は…?」
"か、カッコいい――!?" - 37◆8Bk12LONTtPR25/08/09(土) 19:32:56
ウタハ「先生!このあとはエンジニア部にどうだい?帰ったらアバンギャルドくんのメンテナンスからなんだが、その間に色々と――」
"ごめん。今日は用事があるから…"
ウタハ「そうか。だけど近い内に来て欲しいな」
"またね。ウタハ"
ウタハ「あぁ。また」
ウタハ「アバンギャルドくん。コ゚ー!」
コユキ「行っちゃいましたね…」
"ユウカ"
ユウカ「はい。なんでしょうか。先生」
"話の続きをしてもいいかな"
ユウカ「もちろん構いませんよ?」 - 38二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 23:56:12
このレスは削除されています
- 39◆8Bk12LONTtPR25/08/10(日) 02:34:25
-ミレニアム 学生寮・ユウカの部屋-
ユウカ「確か私から話題を出そうとしたところで、モモイが部室に突撃してきたと思うんですが…」
"うん"
コユキ「また来たんですか!?」
ユウカ「えぇ。コユキを退学にできる証拠を掴んだらしいわよ」
コユキ「どーせブラフですよ!黒崎コユキはな~んにも悪いことは――あ。やってますけどバレてはいないはずです!」
ノア「コユキちゃん?」
コユキ「ひぇ」
ノア「…実際のところ、セミナーはコユキちゃんの不正の証拠を、掴んではいませんでした」
ユウカ「まぁそうよね」
"…なんで知ってるの?"
ノア「さて、何故でしょう♪」
"…今日、セミナーが襲撃されたとき、君は――"
ピンポーン
ユウカ「誰かしら…」
ガチャ
ミレニアム生徒?「早瀬だいひょー。リゾート飽きたんで戻ってきた…って先生!?」 - 40二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 11:52:00
あぶねえ
- 41◆8Bk12LONTtPR25/08/10(日) 13:40:06
"君とは初めましてかな"
"よろしくね"
アロナ「先生!危険です!彼女は昼間のセミナー襲撃に参加していた可能性があります!」
"…ごめん。いきなりで悪いんだけど、今日の昼間に何をしていたか教えてくれるかな"
ミレニアム生徒?「ア…エット…ソノ…」
ユウカ「はぁ…だからいつもしばらく戻るなって…」
ノア「ユウカちゃん。いつも言っていますけど、あの子たちはリゾート地に押し込むよりも、最新機材でいっぱいの研究施設へ連れて行ってあげた方がいいと思うんです。バカンスなどには興味がないと思います」
ユウカ「日の光に当てて美味しいものを食べさせないとモヤシになるわよ。ただでさえ不摂生なのに」
ノア「ユウカちゃんも一度あの子たちと一緒にリゾートへ行ってみればわかりますよ?」
ユウカ「そうね…行ってみようかしら…」
"ユウカ…?"
ユウカ「先生。その子は私の私兵です」
"!!!???" - 42◆8Bk12LONTtPR25/08/10(日) 13:41:17
水着ユウカと水着ノアを早く出せ委員会
- 43二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 14:07:11
ミレニアムの水着はエイミ以外いないからな……
- 44◆8Bk12LONTtPR25/08/10(日) 17:11:11
"それは――"
ユウカ「それからノアにセミナーを襲撃するように指示したのは私です」
ノア「セミナーを襲撃しました♪」
ミレニアム生徒?「ちょ代表!?副代表も?」
コユキ「先輩!先生の前で言っちゃダメでしょう」
"理由を聞かせてくれるかな"
コユキ「先生!?」
アロナ「せんせぇ!?」
ノア「ミレニアムは質問には応じられないんですけど…ユウカちゃん。どうしますか?」
ユウカ「チヒロ先輩が何もしていないとは思えないけど…先生はミレニアムについてどの程度ご存じですか?」
"…!" - 45◆8Bk12LONTtPR25/08/10(日) 17:16:16
1."確かにチヒロも似たようなことを言ってたな…"
2."ミレニアムっていうのは、この学園のことじゃなくて?"
3."質問の意味が分からない"
test
↓1 - 46二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 17:17:28
2かな
- 47二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 17:17:42
ダイスじゃなくて?
- 48◆8Bk12LONTtPR25/08/10(日) 17:27:08
- 49二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 23:17:29
このレスは削除されています
- 50二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 02:05:11
このレスは削除されています
- 51◆8Bk12LONTtPR25/08/11(月) 02:07:03
"ミレニアムっていうのは、この学園のことじゃなくて?"
ユウカ「…千年難題を研究していたいくつもの学術機関が集まってできた学園が、このミレニアムサイエンススクールです」
ユウカ「学園になった目的は、研究の蓄積及び秘匿と、後進の育成です」
ユウカ「より重要視されたのは後者です。ミレニアムサイエンススクールの創設者たちは天才でした。しかし天才であるが故に、自分たち以上の才能を持つ者たちの存在を認めていました。また、彼らが千年難題に興味がないことも知っていました」
ユウカ「それからもう一つ。自分たちだけでは、アクセスできる領域が少なく、結果 、発想が貧弱になっていることも把握していました」
ユウカ「もしかしたら自分たちには全く未知の領域に千年難題の答えがあるかもしれない。創設者たちはその可能性を捨てきることができなかった」
ユウカ「だからキヴォトスの全土から、あらゆる分野、またあらゆる経験を積んだ生徒たちを集めようとしたんです」
ユウカ「実際このアプローチは正しかったと言えるでしょう。ミレニアムの主流派が通り過ぎた場所から、7つある千年難題の内の1つの答えが得られていますから」 - 52二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 10:48:34
最低でも1つは解明されてるのか
元ネタのミレニアム懸賞問題からすると解明済なのはこの1つだけかな - 53二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 11:39:40
そのうちお前の安価のせいでバッドに行きました、あ~あってされんの!? いやだよ!!!
- 54◆8Bk12LONTtPR25/08/11(月) 15:44:38
ユウカ「しかし、ミレニアムサイエンススクールが発展…人と土地機械が増える中で、ある問題が発生するようになりました」
"問題?"
ユウカ「学園…教育機関の拡大による、研究費用の圧迫」
ユウカ「当時のミレニアムは、入学したい生徒を全て受け入れていました」
ユウカ「また、希望する学園の併合を受け入れていました」
"学園の、…併合?"
ユウカ「はい。そのままです。各学園が両者の合意に基づき、1つになることですね」
ユウカ「当時は旧三大校が軍事的及び政治的に牽制し合っていましたから。自治区の小さい学園が、それらによる争いに巻き込まれ、致命的な損害を受けて、そして地図から消えるのはよくあることでした」
ノア「旧三大校時代は、いずれの学園も、どの勢力に属しているか、なんとな~く決まっていましたからね。そこから離れたと判断されたら、その学園はただの空白地帯ということです。まぁ3日後には更地ですね」
ユウカ「ミレニアムサイエンススクールはそんな時代に生まれ、空気を一切読まずに拡大を続けた。…故に多数の学園が庇護を求めました。ミレニアムサイエンススクールの当時の首脳部は、やはり千年難題にしか興味がありませんでしたから、その全てを受け入れ、面倒くさいからと併合したんです」
ユウカ「そして『摩擦紛争』が発生するんですけど、そこからはキヴォトス史の話になるので割愛します」 - 55◆8Bk12LONTtPR25/08/11(月) 15:57:27
"(めっちゃ気になる…)"
アロナ(めっちゃ気になります…)
コユキ(めっちゃ気になる…)
ミレニアム生徒?(めっちゃ気になる…) - 56◆8Bk12LONTtPR25/08/11(月) 20:36:47
ユウカ「さて、そうして巨大化したミレニアムサイエンススクールは、すぐに財政難に陥りました。これ自体はトリニティやゲヘナからの投資などによって、だんだんと解消されて行きますが、その渦中においては、あらゆる部門の資金が不足していました。唯一の例外は、教育部門でした。後進の育成に重点を置いていたミレニアムサイエンススクールは、そこの予算だけは絶対に削らなかった。増えすぎたミレニアム生全てに対して、同等のカリキュラムを提供していたんです」
ユウカ「そんな中で、あらゆる部門が自分たちの予算を増やそうと切磋琢磨しました。しかし、ミレニアムサイエンススクールは、より重要な研究に対して重点的に予算を配分する、ということはしませんでした」
ノア「というか、できなかったんですけどね」
ユウカ「そもそも、『より重要な研究』とは何か。当時の議事録が残っていますが、これに対しての結論は出されていません。更に加えて言えば、その議論自体が、ミレニアムサイエンススクールの目的に反していました」
ユウカ「故に、予算は全ての部門の規模に合わせて、平等に配分されました。もちろんそれぞれが要求した、満足する量は分け与えられていませんでした」
ユウカ「この状況に対し、当時のミレニアム生たちは2つの解決方法を発見しました」
ユウカ「まず1つ目が、トリニティやゲヘナ、また勃興し始めていた巨大企業からの融資を受けること」
ノア「平和ですね♪」
コユキ「ノア先輩…顔が怖いです」
ユウカ「そしてもう一つが、他のミレニアム生を排除すること」
"…!" - 57二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 00:00:55
このレスは削除されています
- 58◆8Bk12LONTtPR25/08/12(火) 00:11:02
"なぜそんなことを…"
ユウカ「その方が利益になったからです」
ノア「人や組織が減ればそこに配分されていた予算は平等に再分配される。その年そうでなかったとしても、来年以降には確実なプラスになる。合理的に考えて、減らした方が得になるのであれば、減らすと思いませんか?」
ユウカ「そしてミレニアムの大半はその程度の思考から、それを実行しました」
"だけど"
コユキ「ちょっと待ってください。あの。先輩。排除っていうのは…」
ユウカ「もちろんミレニアムから追放することよ」
ノア「より正確に言うと、全ての私財、権利を没収し、身体を拘束した上で学籍を凍結、そして正式に退学処分にして、自治区の外で解放するってことです」
コユキ「そんなことをしたら…!」
ユウカ「そうね。まず行方不明になるわね。でも大抵はそれだけじゃ済まなかったらしいわ」
ノア「ちなみにですが、その記録も残っていますよ?コユキちゃんも見てみますか?」
コユキ「止めてください!」 - 59二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 10:09:03
このレスは削除されています
- 60◆8Bk12LONTtPR25/08/12(火) 17:05:28
コユキ「見たくないです…そんなの…」
"…止める人は居なかったのか?"
ユウカ「最初はいませんでした」
"え…"
ユウカ「当時のミレニアムサイエンススクールには、当時のルール上でも、ミレニアムサイエンススクールの生徒とは認められない人物も多数在籍していました。これは併合の弊害です。他の学校を無理やりミレニアムに合わせる以上、新しいルールの枠に収められない人物はどうしても発生します」
ユウカ「さて、そうした人物にルールを適用することに、何の問題があるでしょうか」 - 61二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 21:06:01
このレスは削除されています
- 62二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 23:24:32
このレスは削除されています
- 63二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 08:52:38
このレスは削除されています
- 64二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 17:15:12
このレスは削除されています
- 65◆8Bk12LONTtPR25/08/13(水) 17:16:35
"そんなの決まってる"
ユウカ「えぇ。そうですね。決まっています」
ユウカ「『何の問題もない』」
"――ッ!"
ユウカ「ないんですよ先生。ルール違反はルール違反です。例えそれが関係者の暗黙の諒解によって無視されているとしても、部外者から見ればただのルール違反者です。ミレニアムサイエンススクールの一員は、ルール違反者を告発する義務がある。当たり前ですね」
"だけど、そんな状態にあるのなら、逆に関係者には助ける道義的責任があるはずだ"
ユウカ「そうですね。私もそう思います」
ユウカ「でもミレニアムサイエンススクールはそれをしなかった。先ほど述べたように、排除するメリットの方が、ルール違反者を置くメリットよりも上回ったためです。そしてミレニアムサイエンススクールは、ルール違反者になってしまった生徒たちを次々と排除してい来ました」
ユウカ「反対する勢力は、存在しませんでした。排除される生徒が多ければ多いほど、自分たちの利益になるからです」 - 66二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 00:55:00
このレスは削除されています
- 67二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 10:06:32
このレスは削除されています
- 68二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 10:13:30
ヒェッ…
- 69◆8Bk12LONTtPR25/08/14(木) 16:55:05
ユウカ「そして時間がたち、併合の影響でルール違反者となってしまった生徒は、ルールの適用や卒業などで全て消えました。一方で研究する範囲や項目は増大を続けていました。そにため研究費が十分に支給されるということはありませんでした」
ユウカ「この状況では他の生徒の排除、というのはやはり有効な方法でした」
ユウカ「しかし、少し前まで排除の対象となっていた、"外から来たルール違反者"という明確な弱者は存在しなくなっていた。では、次はどんな属性の生徒を排除すれば良いか」
ユウカ「ここで誰かがこう考えました。『ルール違反をしていなくても良くないか?』と」
ユウカ「それまでは暗黙の諒解として、純粋なミレニアム生…つまり併合による入学ではなく、正規の方法、あるいは実力で入学した生徒については、あまり排除の標的としない、というのがあったようです。これは統計から見られる傾向で、恐らく、自分たちと同じミレニアム生をターゲットにするのは良くないと、誰もが無意識にそう思っていたんでしょうね」 - 70◆8Bk12LONTtPR25/08/14(木) 17:05:57
ユウカ「この内、実力での入学者はルール違反者とかわりありません。だから、実力組は、すぐに排除されるようになりました」
ユウカ「しかし実力組は当時も少数しかいません。そこを狩っても、影響は少なかった」
"ちょっと待って"
"まさかそれまでの追放って"
ユウカ「当たり前でしょう。言わせないでください」
"…"
ユウカ「実力組よりも、もっと良い排除対象がありました」
ユウカ「まず、他校からの融資が結実し、成果を出すようになったグループ」
ユウカ「そしてもう1つ。ミレニアムサイエンススクールへ入学しただけの、才能や実績のない、大半の一般生」 - 71二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 17:28:24
このレスは削除されています
- 72二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 18:04:58
アンチモモイどころかアンチミレニアムSSやんけ!
- 73◆8Bk12LONTtPR25/08/15(金) 01:10:16
ユウカ「前者はお金をたくさん持っていましたが、しかしミレニアムサイエンススクールにはあまり還元されていませんでした」
ノア「技術はそれ自体を売るわけではありませんからね。生産拠点をミレニアム外に持たれてしまえば、入ってくるのはほんの少しの権利料のみになります。また、技術と権利を持ったその個人をスカウトしてしまえば、ミレニアムサイエンススクールが得る利益はゼロになります」
ユウカ「故にその個人を排除して、資金や研究成果、また権利を回収すれば、ミレニアムサイエンススクールは大きな利益を上げることができました」
ユウカ「そういった生徒がルール違反をしていれば完璧ですね。ですがそういった生徒たちはいずれも根暗で、かつ基本的に真面目で、大半がルール違反とは無縁でした」
"それなら"
ユウカ「だから排除するに足るルール違反の捏造が行われました。例えば後輩への過度なハラスメント。例えば生徒同士での恋愛。反論や反証が困難で、かつ証拠の捏造が容易な事件を起こし、それを擦り付ければ良い」
ユウカ「そして消しても問題ないような一般生はたくさんいました」
ユウカ「あとはコストと利益の釣り合いを考えるだけです」 - 74◆8Bk12LONTtPR25/08/15(金) 01:46:53
ユウカ「……そうしてまた、多数の生徒が排除されました」
ユウカ「ミレニアムサイエンススクールへ進学した生徒の多くは、旧三大校のいずれとも相性が悪かった生徒です。謀略に対する抵抗力はありません」
ユウカ「ですから、以前よりも排除が容易になったんです」
ノア「ミレニアムの入学後の退校率はこの時期がピークになっています。ある学年では、入学した生徒のおよそ15%が何らかの理由で退校しています」
ユウカ「この時期になると、排除した生徒の『再利用』も進んでいました。ミレニアムの外部に組織を作り……」
ユウカ「待ちなさいコユキ。話は終わっていないわ」
コユキ「もう聞きたくありません。わたしはミレニアムのことが大好きなのに!なんでこんな話を聞かなきゃいけないんですか!」
ユウカ「あなたが"実力"で入学したからに決まっているじゃない」 - 75二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 11:24:28
このレスは削除されています
- 76二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 20:51:40
このレスは削除されています
- 77二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 06:41:01
このレスは削除されています
- 78二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 16:29:36
このレスは削除されています
- 79二次元好きの匿名さん25/08/17(日) 02:24:46
アブネアブネ
- 80二次元好きの匿名さん25/08/17(日) 10:20:25
このレスは削除されています
- 81◆8Bk12LONTtPR25/08/17(日) 10:47:54
コユキ「"実力"で入学したからなんだって言うんですか!?今さら私が"実力"を発揮するのを止めろって言うんですか!?」
ユウカ「いいえ。確かに"ミレニアム"は生徒が"実力"を行使することを認めているわ。私もそれについては同意する」
コユキ「なら――」
ユウカ「でも邪な目的のために使ってはいけないって、いつも言っているでしょう?なんでそんなことを言うかって言うとね。相手も"実力"を使うからなのよ。"実力"に対しては、"実力"でないと対抗できないわ」
ユウカ「今回のモモイだってそう。私たちゲーム開発部とセミナーとの間には、リオ会長が戻るまでの間、事態を動かさないという密約があった。そうするだけの事情があったのよ。だけどモモイはそれを無視して厳格にルールを適用した」 - 82二次元好きの匿名さん25/08/17(日) 20:23:05
このレスは削除されています
- 83◆8Bk12LONTtPR25/08/18(月) 02:48:36
ユウカ「更に"桃"を使って、"実力組"を洗い出した。両方とも、モモイが持てる力や道具を最大限発揮した結果だわ」
ユウカ「前者は私たちゲーム開発部に対抗した"実力"の行使だわ。ゲーム開発部は…というか私は、チヒロ先輩を使ってそしてリオ会長の部下たちに命令を出せた。もちろん非合理的な内容はダメだけど、リオ会長が失踪していることを発表しないことで、発生し得る損失を限りなくゼロにし、その状況から利益を得られるようにする。これはミレニアムサイエンススクールの利益となる提案だったから、受け入れられたわ」
コユキ「それは別にいいじゃないですかその方がみんなにとって+になるのなら…」
ユウカ「でも不正よ。実際にいない人の名前を使ってお金動かすなんてのはね」 - 84二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 12:36:26
保守