- 1二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 21:07:40
- 2二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 21:08:45
タチコマは!?バトー専用機だけでもいいから!
- 3二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 21:11:04
というわけでSS投下
それは、バトーがシャーレの新任教師として来てから数週間が経ったある⽇のことだった。
ミレニアムの⼀室。数台の端末が並ぶ暗がりの研究室で、コタマが眉をひそめたまま画⾯を睨みつけていた。
「ハレ、ほんとにやるの? あの⼈、本当に何かありそうで怖いんだけど。」
「⾯⽩そうじゃないですか、先輩。ああいう“隠してる”⼤⼈の情報は、むしろ掘り出す価値があるってものなんですよ」
そう聞いて、普段の⾏動を思い返してみる。
外の⼈間とは思えない、やけに⼿慣れた銃の扱い。
チンピラに絡まれたときの対応。
そして、隠しきれていない、ただならぬ’’気配’’。
「確かに、なにか隠してそうね。」
軽⼝を叩きながらも、⼆⼈の指は緻密なコマンドを刻み続けていた。だが、妙だった。
いつもならすぐに⾏けるはずの⼊⼝が⾒つからない。むしろ……。
──逆流が始まった。
⽬に⾒えない“何か”が、コタマのマシンへと⼿を伸ばしてくる。
異常なアクセスログ、リソースの異常使⽤、UIの書き換え、カメラの制御。
「これは......! 嘘でしょ......!」
こちらからの操作を⼀切受け付けない。どんどんシステムが⾷われていく。
「っ、回線切るよ! ハレ、主電源落として!」
「了解っ!」
バチン、と⾳を⽴てて部屋が暗転する。⾮常灯が⾚く灯る中、⼆⼈は荒く息をついた。危なかった……そう思ったそのとき、まだ稼働中のサブモニターに⼀⽂が表⽰された。
「今のプログラムじゃ逆ハック想定の防壁が薄すぎる。内側から攻撃を受ければたちまち崩れてしまうわ。」
その⽂末には、⾒慣れないシグネチャが残されていた。
「……これは……誰……?」 - 4二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 21:12:30
翌⽇、シャーレの会議室。⾳瀬コタマと⼩鈎ハレは、昨⽇の逆ハックの真相を探るためにバトーのもとを訪れた。
「先⽣、あの……昨⽇のえっと......その.....」
コタマが少し緊張しながら切り出す。 バトーは静かに⾸を振り、⼿を伸ばして部屋の⽚隅を指差した。
「それはな……俺がやったんじゃない。そこにいるあいつだ。」
ハレとコタマは顔を⾒合わせて、指差された先を⾒た。しかし、そこには誰もいない。
「……あいつ……? 誰もいないですよ?」
ハレが不思議そうに⾔い、再びバトーを⾒た。 その瞬間。
「もう⼀度よく⾒てみな。」
⼥の声が響く。直後、ふわりと部屋の壁が微かに揺らぎ、空気の透明度が変わる。
光学迷彩がゆっくりと解除され、そこに⼀⼈の⼥性が姿を現した。黒髪のショートヘア。鋭い瞳。
存在感だけで空間を切り裂くような――
コタマとハレは、⽬を⾒開いた。
「……あの⼈が……?」
バトーは無⾔で頷き、ゆっくりと⾔った。
「ご協⼒に感謝します。少佐。」
コタマとハレは思わず⽬を丸くした。普段の彼とは違う、どこかふざけた、でも妙にキマった⼝調だった。草薙素⼦が⼀歩前に出て、静かに微笑む。
「やけに丁寧な⼝調だな。何か変なものインストールしたのか?」
バトーは肩をすくめて笑いをこらえながら、
「いや、たまにはこういうのも悪くないと思ってな……」
場の空気がふっと和らぐ中、コタマとハレは⼀瞬緊張がほどけ、 そしてまた⼀つ、シャーレのバトー先⽣への疑いが増えるのだった。 - 5二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 21:19:12
解釈違いは許してね
- 6二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 21:23:57
エンジニア部と一緒に押井版で多脚戦車ぶち抜いたペネトレイターみたいなの作ってそう
- 7二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 21:27:08
あれキヴォトス人に効くのかな.....
- 8二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 21:42:27
ゴリアテには効きそうじゃない?
- 9二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 21:42:46
一般的な奴よりかは強いだろうけど激痛くらいで終わりそう
- 10二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 21:48:55
口径で言えばヒヨリと同じ20mmでさらに徹甲弾だったからそれなりの効果は見込めるはず
- 11二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 21:52:09
SS投下
ヴェリタスの一件からしばらくして、ゲヘナを訪れたバトーは銀鏡イオリと対峙していた。
イオリは鋭い⽬でバトーを⾒下ろし、威圧的な口調で⾔い放つ。
「⼟下座して、私の⾜でも舐めたらどう?」
周囲の空気が⼀瞬凍りつく。バトーは眉をひそめて静かに呟いた。
「困った嬢ちゃんだな……」
その時、隣にいた草薙素⼦がふっと微笑みながらイオリに近寄り、そのままイオリの顎を軽くクイッと持ち上げた。そして──
「フフフ。ホントに元気なお嬢さんね」
素⼦のその仕草に、イオリは⼀瞬視線を奪われた。彼⼥のクールな表情が⼀瞬だけ崩れ、まるで脳を焼かれたかのように、熱い感情が胸に湧き上がる。
「…………ッ‼」
言葉が出ず、思わず⽬を逸らすイオリ。だが、彼⼥の頬はほんのり⾚く染まっていた。
バトーはそんな⼆⼈を⾒て、苦笑混じりに⼩さく呟く。
「……さて、どう料理してやろうか」 - 12二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 21:54:29
所都合でここから明日まで投稿できなくなります。 みんなSSいっぱい書いてね
- 13二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 22:04:24
ヒナも脳焼かれそう
- 14二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 23:41:09
プロジェクト2501と融合した少佐は、アロナより凶悪なのでは
- 15二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 23:48:58
職員室に立ち寄った少佐が電脳通信で「あなた、生徒達に随分と好かれてるのね」と隠しカメラだらけなのをバトーに伝えつつ全てのカメラを瞬時にハックして偽会話のリップシンクのループ映像に切り替えて2人で大事な話してそう
- 16二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 23:55:12
お望み通り書いてやったぞ
「9課からシャーレに新人?そいつが俺のアシスタント?」
その知らせを七神リン聞いたのは昼下がりのことだった
「ええ。いくら電脳を持つバトー先生といえど、シャーレの仕事を一人でこなすのは厳しいものがあるかと。」
その言葉にバトーは眉をひそめる
「だからといって俺はあのメスゴリラをここに招く気はないからな。」
「女性をゴリラ呼びするのはどうかと思いますが....まぁそれはこの際いいでしょう。新人はあの人じゃありませんから。」
「じゃあ一体誰なんだよ」
「もうすぐいらっしゃるみたいなので、下までお迎えしに行きましょうか。」
そうして二人でシャーレの玄関まで降りていく。
シャーレの前でその新人を待つあいだ、バトーは様々な思考を巡らせる。
シャーレの新人......トグサか?いや、あいつには家族がいる。一人で来るとも、家族を連れて来るとも考えられない。奴にとってここはあまりに危険だ。
だからといって他のメンバーも教職が似合うやつはいない......。誰なんだ? 様々な思考が電脳を巡る。
だが、それらは突然聞こえてきた「ある声」によって、かき消されることになった。
「あ!見えた見えた。バトーさーん!!」
まるで小さな子供のような声。だが、その声は間違いなく彼の大切な「部下」の声であり、彼の心のなかに留まっていた記憶の数々を呼び起こした。
「再びお会いできて光栄です!バトーさん!」
「9課のメンバーが来るとは聞いていたが...まさかお前たちが来るとは思ってなかったな。でも、9課の方はどうなったんだ?」
そう聞くと、彼らは口々に
「聞いて下さい!僕らにも後輩ができたんです!」「それで、一通り教育が終了したのでお手伝いに来たんですよ!」
それを聞いて、彼はその勢いに気圧されながらも、微笑みながらその名前を口にする。
「なるほどなぁ。随分立派になったな。タチコマ」
その日、再びかつての関係が始まったのだった。
なお、来る途中の戦闘で道が穴だらけになったのは、また別のお話。
- 17二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 07:39:41
これラビット小隊少佐に対してどんな反応するんだろ
- 18二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 07:46:30
根本的に子供相手なので割と根気強く諭す方向になると予想
- 19二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 07:59:00
SAC少佐は基本体制寄りの考え方だからミヤコからしたら嫌いな大人に分類されるかもな
- 20二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 08:07:07
タチコマ「動いてないのに熱いよぉ~」
- 21二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 09:25:49
- 22二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 09:27:08
なんかやらかしそう
- 23二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 10:03:26
ありがてえ、やはりタチコマとバトーさんは癒される