- 1【D・S】◆LXse3il6fw25/08/07(木) 21:49:51
- 2【D・S】◆LXse3il6fw25/08/07(木) 21:50:53
前スレ
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ダンジョンマスター専用掲示板 その72.5|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/board/5241990/※脳内設定置き場として共用させていただいている姉妹的なスレのサブスレッドです。書き込む際にはこちらの1の規定を守ってお使い…bbs.animanch.com・次スレは>>185さん
・スレ立ては「その他話題」、画像は「いらすとや」のイラストを使用
・「このダンジョン一緒に攻略しようぜ!」など、特定メンバーでやりたい遊びはダンジョン攻略スレで進行
・ダンジョン攻略の他に、集まってするイベントはイベントスレで進行
・画像の貼り付けは原則禁止
・あくまで掲示板、直接名前を出すのは避ける
・プロレス系ロールは喧嘩にならないよう気をつける
・スレチの話題は禁止
・メタ会話は()or(※)で囲もう
・本スレ、関連スレ以外へのコテハン・話題を持ち込むのは原則禁止
>ルールは上記を守るだけ
>熟練者に成るもよし 初心者に成るもよしダンジョン関係に成るのもok trpgのキャラに成りきるのもokです!
>気軽に誰でも書き込んでくださいね!
- 3ポピー好きのダンジョン新人25/08/07(木) 21:55:55
(※たておつ...です!)
- 4【D・S】◆LXse3il6fw25/08/07(木) 22:10:26
保守代わりの目録再掲でございます。
【レクスシリーズ】
【ドルヴィ・スタジオ】作、1,050,000G
火山奥地より採掘され、竜種の鱗に匹敵する強度の《竜閃鉱》と上級指定の火竜《アイテレクス》の素材から作り出された第三等級武装の鎧。
ダブレットには《アイテレクスの剛皮》と《翼膜》を用いており、伸縮自在かつ高い衝撃吸収力と炎熱耐性を持つ。また、高い熱を逃す性質を持っており着用中は快適に保たれる。
《竜閃鉱》と《アイテレクスの鱗》を組み合わせた特殊精製金属と形を整えた《アイテレクスの甲殻》を幾重にも重ねた鋭角的な装甲は天を駆る竜を思わせる威容を放つ。
強靭な装甲は足腰にかかる負担を大きく低減し、体幹のブレを補正することで会心の一撃の成功確率を上昇させる。また、砂漠や火山といった熱地に適応する能力があり、熱を蓄えれば蓄えるほど装甲の強度と攻撃威力を上昇させる。 - 5【D・S】◆LXse3il6fw25/08/07(木) 22:12:22
【ヴォルトハンマー】
【ドルヴィ・スタジオ】作、250,000G
《ヴォルテクスの背電甲》《ヴォルテクスの角》《竜閃鉱》から作り出された上級武装の大鎚。
大海を領域とし、雷を司る竜《ヴォルテクス》の蓄電器官の背甲と放電器官の角、そして強靭な鋼となる《竜閃鉱》を大鎚へと加工した。
渦を巻くようなデザインの 頭 -かしら- は攻撃に応じて強力な放電現象を引き起こし、攻撃対象を灼き潰す。 - 6運命の司書25/08/07(木) 22:13:07
前>194
【…灼熱は一応、土地に由来する言わば土地神である】
【相手が似た立場なのは分かり始めた故、何かしらの対処をしてくるとは思っていたが…】
回避されて逆手に、やるYOだな!
だが、全然ここからだYO!
ヨのbeatは24分複合、キッチリノらなきゃ難しいYO!
【灼熱の角の間の太陽が今度は緑に変わった。自然呪文】
【先ほどの水は地の恵み。闘技場にできたぬかるみから新たな緑の生命が芽吹き、恐ろしいほどの急成長を遂げる】
【確かに相手の切れ味に優れる。だが、斬られること前提で大量の妨害を用意して時間を稼ぎ手を打つ。灼熱は陽気だが馬鹿一辺倒ではないのだ】
"灼熱 ロング・ランニング・スクランブル"!
【かなり長い幹と細長い葉っぱから、熱帯によくあるヤシの木だということが分かる。とはいえ…闘技場の結界の頂点付近にまで伸びた。ここまで高いのはあまり見ない】
【とはいえ、これは突破されること前提の防御。相手は妖刀で木を切ってくるだろう】
【まだ序の口。自分で生やした木なら勝手知ったもの、木々の間を抜け距離を取り、そのまま冒険者の姿を認めると…】
【恐ろしいまでに熱い吐火を差し向けた。火自体を避けたとしても木をいくら切っても…普通の山火事より何倍も熱い炎を纏い倒れる無数のヤシの木、どれか一本でも当たれば無事では済まない、という考えのようだ】
- 7運命の司書25/08/07(木) 22:14:11
(※書き忘れてたんですけどこれの次の攻撃がこちらのラストの攻撃です!)
- 8呪いのアイスバケットヘッド戦士25/08/07(木) 22:16:43
たておつだ………寒い………暑くてもなお寒い………
【クラウヴェア活火山にて依頼中】
えんやァ~~………こらぁ~~………
どっこいしょォ…………【戦士採掘中】
ハァ、疲れたなァ………腹が減ったなァ……… - 9『考える頁』25/08/07(木) 22:17:12
やあやあ立て乙、呼んでもないのに大登場
諸君、久々の私だ!店長こと『紙のアデプト』だ!
今日は最近ここのギルドにカードを使って戦う私好みの冒険者がいると聞いて……
直々に売り込みに来たよ、紙製魔道具をね
【何の対抗心なのか】
さあ!今日もウチの自慢の商品を見て行ってくれたまえよ!もちろん取り置きも可能!
紙製魔道具専門店『考える頁』 商品一覧 | Writening【常用記録魔術紙】 50G ・普通の紙より汚れにくく破れにくい紙 魔術や呪術、錬金術にも活用できる優れもの 【魔法のペン&魔術用インクセット】 100G ・仄かな魔力が込められているペンとインク、魔法…writening.net【あなたと語る紙片】
・魔法のペンと紙を使って、あなたの名前と好きな言葉3つから特別なアイテムを生成するオーダーメイド、商品の値段は出来上がったアイテムの質による
(※好きな言葉orアイテムに入れたい要素を3つ挙げた後、dice1d100=90 (90) でアイテムを生成、高値ほど性能が高く高級・低値ほど性能が低く安価、階級による調整も可能)
【あなたと語る紙片・再編集版】
・上記の商品の改良商品
紙製品以外も創造可能、良質なものが生まれやすいがその分お値段も高め
- 10千剣后25/08/07(木) 22:20:34
たておつ
【寿司を大量に食って茶飲んで一息ついてる】 - 11ほしがりゅう◆BuOGBplkzY25/08/07(木) 22:23:26
スレ立ておつかれさま、です。【村で宴会中】
お寿司はないなぁ
【結局、持って帰った村で手の付けられていない料理を選んで宴会を開くことになった】
【村から歓待を受ける話になったのだが、奪われたばかりの備蓄を削って用意させるのは忍びないと辞退したのだ】
【そこで代案として、奪われた備蓄の返還も兼ねて回収した料理で宴を開くことになった……という流れである】
【テーブルを体内の不定形から取り出した時は驚かれたが、収納魔法と説明したら納得してもらえた】
【そうして夜も更けていき、宴もたけなわとなったところで……唐突に、誰かが宴会場に入ってくる】
「やぁ、ご機嫌うるわしゅう……みなさぁん」
「うんうん、雁首揃えてご機嫌そう。それじゃあ追加で朗報だよぉ」
「――バケモノ退治に来たよぉ」
【ふらりと訪れた人間は、怪物めいた狂気じみた表情で嗤った】 - 12一護一衛◆kTvl07K2zU25/08/07(木) 22:25:13
立て乙
【一護一衛ことクシャミ……こと坤病宮は考えていた、手に入れた魔導書の力(結界術)をものにするためには何が必要なのかを】
【答えは一つ、練習量であった…がそれは焦りを感じていた彼にとって最も望ましくない答えの一つでもあった】
【わかっている、焦りが禁物なことぐらい。事実冒険者ギルドの仲間たちの助言もあって全くイメージできていなかった魔力操作の方法も身に着け、生成した魔力の壁に物理的に触れることもできなくはなくなっている】
【ただ、それ以上に焦る理由がある。相棒の水精纏においていかれている
もちろんそれが悪いとは言わない、ともに戦う相棒である以上心強いのに越したことはない。でも、本来家系のあり方的には自分こそ彼を守るべきで自分が彼より弱いというのは思うところがあるのだ】
手札…一度見直さないとな
【傍らにおいてある薙刀をもう一度見て、討伐対象のツイストドリルヘッドスタッグを解体しながら考えていた】
……でかいなこの鹿
【自分の持つ手札は大別して薙刀と光属性魔法、そして無機物属性魔法だ】
【薙刀は悪くないレベルで扱えている…と思っているが言ってしまえばそれ一本で戦っている手練と戦えば負けてしまうのはどちらか目に見えて明らかだ、故に魔法を習得したわけであるが】
【光属性魔法はそこまで練度が高くない、せいぜい薙刀の先に魔力をまとわせ光らせることでランプにしたり、それの光量を一瞬だけ劇的に上げることで目潰しを行うことくらい
明確な攻撃手段としては心もとない】
【であれば無機物魔法が一番であろうがこれもまた問題が山積み
彼は魔力を通した対象の大きさを含めた形状をある程度自在に操作できる
例えば雲母製の髪を操作して即席の壁にしたり、投げつけた砂を引き伸ばして針にして攻撃したりそれなりの汎用性を持つがそれは人より多く魔力を持っているがゆえのゴリ押しで物質を実質的に増やしているため魔力消費量が多い
薙刀でしか戦えずともある程度のラインまではいけるだろうがそこから先のビジョンが見えないし、そもそも環境依存の魔法。有機物ばかりの…例えば今いるこの森のような場所においては即座に使うことも難しい】
やっぱ……練習しか無いのか?
【静かに討伐対象を袋に詰めながらこの場を後にしようとする】 - 13決闘者25/08/07(木) 22:25:36
- 14二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 22:28:08
立て乙でーす
お寿司かぁ、美味しいよね
ツナ巻きとか、牛カルビとか
【邪道!】 - 15『考える頁』25/08/07(木) 22:28:19
- 16決闘者25/08/07(木) 22:31:12
- 17『考える頁』25/08/07(木) 22:35:03
- 18ほしがりゅう◆BuOGBplkzY25/08/07(木) 22:37:16
「は?」「誰……?」「何?」
「……あっ、ちょっとエルピスさんどこに……?!」
大丈夫、行ってくるね。待ってて
【困惑をよそに、剣呑な気配を察知してほしがりゅうが席を立つ】
話があるなら、外に出るよ?
【くい、と軽く顎で指しながら言う。】
「おっとぉ……早くも表に出ろってんですかぁ? 怖いなぁ」
………どっちが。
【ダメ元だったけど厳しいか。と嘆息する。ほしがりゅうが言った理由は……】
【――背後の村人が、人質状態になっているから。】
…――みんな裏口から逃げてッ!
【おぞましい、ドロドロとしたオーラが噴き上がり、闖入者の女に纏わりつく。】
【嫌悪感を滲ませながらも、勝ち誇ったように女は嗤い――変身する。】
「〈感染恐怖症/インフェクション〉」
- 19決闘者25/08/07(木) 22:39:09
- 20〈春風〉◆FZj6svE9vc25/08/07(木) 22:41:21
- 21一護一衛◆kTvl07K2zU25/08/07(木) 22:42:31
【2〜3分ほど袋を抱えながら歩いていた一護一衛は突如壁にぶつかったような間隔を覚えた】
なにもない…よな?
【薙刀の先端を光らせて何度見ていても、視線の先に壁など存在しない…が確実に感触はある
こういうときは魔力を見ればいいのだったか、と思い返して壁に手を触れ間隔を研ぎ澄ませてゆく】
【目を開いた時、そこにはとても濃い魔力の壁が存在していた
何ものも通さないように密度が高く、木を登っていっても飛び越えられなさそうな高さもあるその壁から自身を閉じ込めようとしている意思を感じた】
【それと同時に自身に迫ってくる攻撃も】
あっぶねえ!
【即座に懐にしまっていた雲母の紙を取り出して即席の防壁を制作、直後に鈍い衝撃が一護一衛の腕を襲うがそんなこと気にしていられない
穴を壁に空けて周りを見回す、どうやら追撃は無いようで壁を投げ捨てて薙刀を構える】
(つっても…なんだかわからんけど魔力弾かなんかで攻撃できるってことは薙刀じゃ意味ねえよな……)
- 22〈怖魔の薙刃〉25/08/07(木) 22:46:37
- 23二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 22:48:44
- 24『考える頁』25/08/07(木) 22:50:15
【決闘青年の紡いだ言葉に魔法紙が反応し【おれのターン!ドロー!】【伝説って?ああ!】【こんなんじゃ満足できねぇぜ……】【これが俺のファンサービスだ】……謎の文字群が突如として現れつつ、なんだかんだ紆余曲折あって特別な魔道具が生成された】
【『闘志のブランクカード』】
【・今はまだ何も記されていない白いカード、とある異世界の書物の中に、これを使用して盤上の遊戯に興じていたとの記載があった】
【・持っているだけで挑戦者の心が昂り、どんな苦境にも折れない勇気を与えてくれる】
(※所持していると精神攻撃に対する耐性がアップし、炎属性と武器未所持時の攻撃にプラスの補正がかかります)
(※これが実用カードになるかどうかは決闘者さんにお任せいたします、ブランクカード状態でも精神耐性バフと攻撃バフがかかる代物なので)
- 25『砂塵の爆毒』@過去ログ25/08/07(木) 22:51:14
【未踏大地は大砂海にて。調査を行う者たちの前哨基地から、少し離れた辺り】
【「服を着る」というより「襤褸を履いたり被ったりしている」という方が正しそうな長髪の人型が、鼻歌交じりに歩いている】
いやー、見渡す限りの砂だらけ! あと岩とサボテン!
寂しいと言えば寂しいけど、賑やかと言えば賑やかな風景だねー
【緊張感のない、全くの観光気分のように見えるこの冒険者。冒険者証に記された名を"ペイル"という】
……と。んー……並びからして、もしやアレかな?
【立ち止まり、目の上に手を翳して前方を見やる】
【視線の先にあるのは、幾つかの丸いサボテン。いずれも高さ1mはあるだろうそれが、間隔を開けて並んでいる】
うん。多分アレだな
よーし、それじゃレッツらゴー!
【冒険者は進路を曲げ、とっとこてってけサボテンの方へと向かう】
【数十m、十数m、数m……最初のサボテンの前を通り過ぎ、2つ目の横を通過し、3つ目と4つ目の間を通り抜け──】
『──sssSHAAAAAAAAA!』
む!
【突如として丸サボテンの直下が揺れ、砂の大地が割れ……瞬きの間に、冒険者は山の如きとぐろの内側に巻かれた!】 - 26『考える頁』25/08/07(木) 22:51:27
- 27騒々神◆7Ne9e.LPTA25/08/07(木) 22:51:58
- 28ほしがりゅう◆BuOGBplkzY25/08/07(木) 22:52:47
【変身した姿は怪物のようでいて、なるほど標榜するだけあって怪物退治を生業にしているようにも見えた】
【顔はペストマスクに覆われ、防護服のような全身を覆う外骨格に包まれる。】
【背中からは怪物の触手ような尾が生えていて、爛れて肉塊が張り付黄色い血管が脈動したような形をしている】
【背負ったタンクから腕を通ってポンプが繋がっている先には、火炎放射器らしき発射口がついている】
……フォボス。
『聞いていますよォ……変身能力を持つ冒険者。フォボスの持ち主が冒険者になってるってねぇ……』
【そう言って、変死能力を持つ冒険者――ほしがりゅうを指差す。】
「なっ……」「エルピスさんが……あれと同じ……?」「まさか、嘘だ!」
『見ましたよォ、バケモノの姿を顕わにして盗賊を倒すところ……!』
『きひひっ、これも上からの命令なんでねェ……殺させてもらいますよゥ!』
………あっ、それは普通に人違い……!
【言う間もなく火炎放射の攻撃によって遮られた】
【アンブレランスで弾いて背後に射線は通さなかったが、ここで火を放って暴れられるのは困る。】
……ああもうっ、“リヴァイアサン”!
【大きく広げた翼の裡から野良リヴァイアサンの頭部を出現させ、顎から鉄砲水を放出させる】
【火炎ごと押し流して宴会場の外に〈インフェクション〉を追い出した】
- 29〈春風〉◆FZj6svE9vc25/08/07(木) 22:57:00
- 30二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 22:58:31
- 31一護一衛◆kTvl07K2zU25/08/07(木) 22:59:26
【おそらく攻撃してきた相手は何処かに隠れて自分を狙っていて、逃がすつもりはない
そんな事を考えながら一護一衛は薙刀を持ったまま走り出した
遠距離攻撃をしてくる相手に一方的に見つかってるのは普通に考えて非常にまずい
そのため敵(仮)を探し壁に穴がないか、なかったとしてどの程度の広さなのかを把握するために今は走っている】
うっ
【再び放たれた魔力弾が今度は一護一衛の左腕に命中する。作務衣の下に着ていた鎖帷子のおかげで貫通することもなく、身体強化によって致命傷に至っていない】
【そしてこの攻撃でおおよそどの辺りから攻撃を敵がしてきているのかを知ることが出来た】
そこかぁ!!!
【薙刀を地面につきたて急旋回し、魔力弾の発生元に駆けてゆく
角度はわからないが多分高いところから見下ろしているだろうという推測を立てて拾っておいた石を板状に変形させて木々に差し、足場にしながら木々の間を飛ぶように走ってゆく】
- 32魔刀剣士◆BuOGBplkzY25/08/07(木) 22:59:31
- 33『砂塵の爆毒』@過去ログ25/08/07(木) 23:00:13
【デゾナ・ララ。溶蛇竜の異名を持つ、コブラに似た生物。冒険者が見つけた丸サボテンは、この生物の身体の一部だ】
【その巨体は数十mにもなり、質量と柔軟性を活かした締め上げは、大砂海の哀れな獲物を容易く屠るだろう】
【ぐるりと巻かれたとぐろの中心で、突然の襲撃に見舞われた冒険者は──】
いやあ、コレは凄いね……反応遅れたらマズかったよ、危ない危ない
【するりと拘束を抜け出していた】
「蛇の道は蛇」ってやつ! さーて、次はアタシの番だ
【軽く──さも生やし直した部位の調子を確かめるように──四肢を動かすと、とぐろの中で屈みこむ】
後肢変容っと……せー、の!
【そして両脚の輪郭がぼんやりと滲む……と、直後、頭上に見える隙間を目指して一気に跳躍!】
からの前肢変容! さあ行くぞー……!
『sss────』
【隙間から外に飛び出すと、次いで右腕の輪郭が解ける。音と声に反応したか、デゾナ・ララが振り向き──】
……カニ・パーンチッッ!
『──aaaAAAAAA!?』
【その横っ面に、堅固な甲殻を纏った拳が突き刺さった】
- 34運命の司書25/08/07(木) 23:00:30
なっ、ヨにここまでくらいついて来るとは!
だが!
【パワーの吸収。実質的に火が無効化された?】
【…いいや。半端に火を噴いたのが間違っていた。】
【そう…吸収されるなら、それをぶっ壊すか吸収しきる前に相手に当たる炎を!】
【なんだってヨの名は灼熱!太陽の竜!】
【相手とて素晴らしいが、なんたって名前負けはしたくない!】
これを受けきって見せYO!
"灼熱 デイズ・ロスト"!
【向かってくる相手に対し…】
【灼熱が深く息を吸い込むと、真夏の空気に内在する熱気が片っ端から取り込まれていく】
【確かに太陽には及ばない。だが…灼熱の目の前に猛烈な熱気が集約され、そして巨大な火球として点火されれば、真昼の太陽そのもののように見えた】
【白にすら輝くほどの熱気に、大気は浪打ち周囲の景色が歪んで見える】
【狙いは至極明快。太陽を落とし、闘技場全部を焼き尽くす】
【竜の咆哮と共に、それは相手へと放たれる】
【火球自体は避けられるだろう。だが地面に着弾し、火と砂塵が闘技場を薙ぎ払う】
【そう簡単に捌けると思うなYO…とその目が語っている!】
(※ラストアタック。これに対抗でとどめまでいっちゃってください!)
- 35決闘者25/08/07(木) 23:02:33
- 36〈春風〉◆FZj6svE9vc25/08/07(木) 23:03:59
- 37二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 23:05:15
このレスは削除されています
- 38『考える頁』25/08/07(木) 23:06:02
- 39二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 23:07:13
- 40決闘者25/08/07(木) 23:07:22
- 41『砂塵の爆毒』@過去ログ25/08/07(木) 23:07:49
……かかかかかか! いやー、流石に硬いね?
【長髪を揺らし笑いながら、冒険者は着地する】
【時間差で輪郭の滲んだ左腕と合わせて両の腕はカニの鋏脚に、両の足は毒々しい色のバッタの後脚になっている】
『……sssSSS……』
【一方のデゾナ・ララもまた殴り飛ばされた頭をもたげ、敵意を込めて小さな挑戦者を睨みつけ威嚇する】
さっきはその鱗や殻の硬さと大きさに助けられたけど、まともにかち合うと厄介だなあ……
【デゾナ・ララは未踏大地の他生物と同等以上に巨大な体躯を持つ。故に、甲殻や鱗も同じく大きい】
【また獲物として襲う相手も巨大であり、反撃などに備える為にも体表面を覆うそれらは等しく硬い】
【結果、とぐろを巻いた際に甲殻や鱗が干渉し合い、どうしても僅かながら隙間が生じてしまうのだ】
……ま、その上でねじ伏せればいいでしょ
『sssSHAaaaaaa…………』
【殻と鱗の硬さと大きさに助けられた一幕もあったが、しかしそれは真正面から相手取るには脅威そのものだ】
【それでも、冒険者は不敵に笑って構える。デゾナ・ララもまた、顎を開いて戦闘モードに入った】
よっし、そうこなくっちゃ
それじゃ──喰うか喰われるか、始めよっか!
『……shaaaaaAAAAA!』
【見上げる人型と見下ろす蛇竜、互いが互いを獲物と認め……大砂海での「生存競争」が始まった】
- 42〈怖魔の薙刃〉25/08/07(木) 23:09:57
- 43〈春風〉◆FZj6svE9vc25/08/07(木) 23:13:28
- 44騒々神◆7Ne9e.LPTA25/08/07(木) 23:13:28
【そしてエネルギーを吸収したそれを亜空間に放り捨てて続けて取り出すのは最強の力】
『アルティメットフレイヤ!』
マックス大変神!
【真夏の太陽を思わせる頭上の火球もなんのその】
【ベルトに邪神の心臓をベースにこいつが手に入れた諸々を詰め込んだ大きなアイテムを装填してその力を解放】
【後光を思わせる大きな光輪と白黒の巨大な六枚羽根そして銀河を思わせる胸部装甲をその身に纏い】
一気に決める!!
『アルティメットフレイヤ!リミットブレイク!』
【その力を胸部装甲に1点集中】
ディメンション……デストラクト!!
破界光線!!
【空間そのものを破壊する破滅の光が太陽の如き火球に激突し……少しの間押しあっていたものの】
【やがて太陽にヒビが入ってゆきそのまま灼熱を空間ごと粉砕する!】
- 45一護一衛◆kTvl07K2zU25/08/07(木) 23:14:04
【先程の攻撃と、壁に気がついた時に攻撃を受けた位置、その2点から割り出したポイントに辿り着いた一護一衛の目には誰の姿を見ることも出来ない
驚愕している一護一衛は、以前読んだ本の内容を思い出して即座に周囲を見回す
遠距離攻撃を行う者にとって自身の位置が相手に露見するのは致命的な状態である、そのために攻撃の後に位置を変えることは常識的な行動である
今自身が立っている地点からどこに向かうことができるのかを考えるように、石板を差している木に体を預けて考え始める】
どこにいるんだ……?
【しかしこれは油断でもあった。
周囲に対する警戒をおろそかにした一護一衛は格好の得物、真っ黒な何者かが彼の直上から現れ襲いかかる】
- 46ほしがりゅう◆BuOGBplkzY25/08/07(木) 23:14:38
【追い出したと同時に早々に竜頭の変化を解除し、翼を羽ばたかせて後を追って飛び出す】
【何か水に仕込まれたのがわかった、触れないほうがいいだろう。おそらく――】
【――予想は当たっていた。ほしがりゅうを出迎えたのは、女を覆ったそれに似たどろりとした呪い。】
【呪詛の魔弾を光弾で相殺し、それが水に仕込まれた呪いであることも看破する】
………爛禍!
『ご名答ォ! 察しの良いガキは爛れて死んでくださいねェ!』
【炎弾と呪弾。連射される二重の攻撃がほしがりゅうを追い立てる】
【炎弾は翼を振るう風や闇の槍“シャッテン”で捌き、呪弾は光弾かアンブレランスの射撃で弾いて打ち消す】
【暇を許さない連続攻撃で追い立てられ、少しずつ離れた場所に後退していっていた】
- 47『砂塵の爆毒』@過去ログ25/08/07(木) 23:16:58
『SssssshaaaaaAAAAAAA!』
かかかかかか! そらそら、当てられるもんなら当ててみな!
【デゾナ・ララは苛立ちのままに獲物へ攻撃を繰り返す。巨大な顎で噛みつき、或いは硬い尾で叩く】
【対する冒険者は右に左に、砂の大地を機敏に跳ね回る。足場の悪さなど感じさせない動きで、敵を翻弄する】
そこ、隙ありぃ!
『……! SHaaaAAAAA!』
【そして溶蛇竜の攻撃の間に生まれる僅かな隙を見逃さず、冒険者は一撃一撃を細かく正確に叩き込んでいく】
【跳ね回る勢いのまま、堅いカニの鋏で殴打や刺突をし、即座に離脱して反撃を回避する。この繰り返しだ】
『aaAAAA! AAAA! sssssshaAAAA!』
うぉっと! と、ととと! 危ないなあ、全くっ!
【その巨体を支える骨格と動かす筋肉が生み出すデゾナ・ララの攻撃は、速度もさることながら何より質量が凄まじい】
【そこに怒りという要素も加わり、まともな防具もない冒険者では一撃が掠めるだけでも相当のダメージになり得る】
まあ当たらなければ! どうということも、無いッ!
『AAAaaaaaa……! SSSsssssshhh……!』
【それを分かっていて、なお冒険者は獰猛に仕掛けていく。一度攻撃した部分を集中的に、幾度となく執拗に】
【首が下がれば頭部を、叩きつけられた尾を、隙が生じた胴を……やがて甲殻は割れ、鱗は砕け、皮膚を破り、傷は肉へと至る】
【少しずつでも確実に、デゾナ・ララにダメージが蓄積していく】
『…………──!』
- 48二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 23:17:33
- 49〈春風〉◆FZj6svE9vc25/08/07(木) 23:20:59
- 50運命の司書25/08/07(木) 23:22:08
……!
【自身の自慢の火球が打ち砕かれたことに衝撃を受けた灼熱】
【そのまま破滅の光が竜の体を空間ごと粉々にされていくと…】
【本の中の世界が閉じていく。辺りに光が満ちるとともに、冒険者は自分自身が何かから離れていくように感じる。】
【前触れもなく、気づけば竜は消えている…だが、どこかから同じ声が聞こえる。】
流石だったYO。すごかった…
…今頃実のことを言うけど、暇だったんだYO
ヨの周りはいっぱいいるし、何かいいことをすれば褒めてもらえる
でも…
【灼熱の声が、初めて寂しそうな色を帯びた】
ヨの周りは、みんなヨより弱い。
そもそも挑んですらくれない。讃えられても、ただの遊びにしか呼ばれない。
ヨはもっと偉大な竜になりたかったYO、だから…
【次第に声が薄くなっていく。】
ヨは本に慣れてよかったのかもしれないYO。
こんな風に皆に挑戦してもらえるなら…
- 51運命の司書25/08/07(木) 23:23:08
- 52魔刀剣士◆BuOGBplkzY25/08/07(木) 23:24:25
- 53『砂塵の爆毒』@過去ログ25/08/07(木) 23:24:30
……ん?
何さ、やっとアタシを「脅威」だと認めたか? 遅いっての
【デゾナ・ララは冒険者を一方的に狩る獲物ではなく、はっきり敵だと認識している。そのつもりだった】
【だがどこかに侮りがあったのも確かであり、結果、数ヵ所に傷を負った──己より遥かに小さい敵を相手にだ】
『……』
……
【認識を改める。目の前に立つ小さな敵は、しかし自分にとっての『明確な脅威』だと】
【鎌首をもたげたデゾナ・ララは、敵を正面に睨みながらゆっくりと口を開いていき……】
『──sssSHhhh!』
……っ!
【咄嗟に冒険者は横へ跳ねる──直後、立っていた地点へ何かが当たり、「爆ぜた」】
……ひゅう! コレが噂n『ssSHhh!』──っとぉ!
【再び回避、直後またも爆発。これこそがデゾナ・ララが口内に秘める武器──「毒液」である】
【この毒液は金属と激しく反応して爆発する性質が確認されており、それが砂中に含まれる金属と反応、爆ぜているのだ】
『ssSHhh! sSHh! ……shaAAA!』
くっ! こん、のっ! やるじゃあ、ないのさ……っ!
【牙の孔から続けざまに毒液を噴き出し、爆発の衝撃と砂煙で動きにくくなった敵へ攻撃を仕掛ける】
【デゾナ・ララが獲物相手の「狩り」ではなく、外敵を相手にとる戦法であり──即ち、本気の「戦闘」である】
- 54騒々神◆7Ne9e.LPTA25/08/07(木) 23:25:24
- 55二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 23:26:08
- 56二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 23:28:58
寿司ガチャ、場合によっちゃ干瓢巻きとか河童巻きとかばっかり並ぶんだろうな…
探せば他のガチャもあるのかな、サンドイッチとかおにぎりとか - 57運命の司書25/08/07(木) 23:29:39
ロスコ「…やはりね。君ならそうしてくれると思っていた」
【ほどなくして、闘技場結界の全体が突然、闇に落ちた】
【……。】
【闇の中、10秒が経過したころ。】
【冒険者の前に。ふと巨大な時計の紋章が姿を現した。】
【暗闇の中で淡く輝くそれは、周囲の様子を僅かに照らす…】
【あなたの目の前には黒い岩の壁がある。周囲も同質の岩で囲まれている。物音の反響から察するに洞窟、それも相当深い場所】
【背後、天井から翼の音がする。振り返れば、あなたは動物的な2つの黄色い目を認識するだろう】
【それの声は陽気だが、心臓に直接刺さるような冷酷さを持ち合わせていた】
「ラ・セニョリータ(ごきげんよう)。探し物か?」
【冒険者の脳裏に、どういう訳か1つの言葉が瞬いた】
【「カウントダウン"12"。」】
- 58黒眼鏡25/08/07(木) 23:29:41
タテオツよ
どうして チカラを持つものは 悪人に狙われるんだろう……
「あのォ 先日は どうも怖がらせてすみませんでした…… スシ……握ったんで いかがですか」
うるさいわねー 一度私のこと狙ってきたやつの スシなんて 食えますかっての
「し しかし 毒など入っていませんよ…… このギルド酒場に入ってこられてる事がハッキリとした証拠ではないですか!! それに科学的な根拠に基づいて 20代女性の舌に凄く良いと言われている 特殊シャリや特殊醤油を使用していてとっても美味──」
ちがうッ そーゆー事じゃないッ! よく私の前にまた ノコノコ姿を表せたわねって事よ…… ったく……
【先日、黒眼鏡に挑んでボコボコにされた男が寿司を持ってやって来た】
【曰く、組織は目的を果たして解体されたとの事で、ボスから詫びの品を代わりに届けに来たらしい】
【前の態度はどこへやら、ごまをすっている】
……で、どれがオススメなのよ
「食べていただけますか!!」
出されたもの 食べないのはそれはそれで失礼でしょ
「では一番おすすめの ハンバーグずしを……」
ねえッ!!!
「ヒイッ!!ほんとに美味しいんですって〜」
もー ……というか あの尋問にかけられた奴はどうなったのよ…… あほんとに美味しい
「隠匿魔法のレベルが想定より高く苦戦している様で…… 数日はこのままかと」
何事も一筋縄じゃ いかないか
「つぎは オムライすしを」
何で コメとコメなのよ……!? - 59吟遊詩人◆6voyb8g4uE25/08/07(木) 23:31:14
立て乙
ハハ、今日はコーヒーがうまいね…… - 60『砂塵の爆毒』@過去ログ25/08/07(木) 23:31:41
『sssssSSSSS! sssSHhhh! ShaaaAAA!』
……この、ままっ、行くと……ジリ貧、ってやつ……?
【毒液であるからには、当然命中すれば毒に侵される。それを嫌って避ければ砂が爆ぜ、追撃を避け辛くなる】
【何れにせよ動きが止まれば、巨体による重く速い一撃が見舞われる……形勢は一気にデゾナ・ララに傾いた】
あぁ、全く……!
『ssSSHHhh──Ssshhhh……!』
【冒険者も跳ね回り回避していくが、爆発で荒れた砂地にはどうしてもバッタの脚による機動力を削がれる】
【舞う砂煙に紛れようにも、その環境に暮らす生物を相手取るには不足……どころか此方の視界が遮られるだけ】
……お、っと
【気付けば辺りは爆破跡と砂煙で囲まれ、前も後ろも右も左も、どの方向に跳ねてもリスクが大きい】
【そうして生じる一瞬の逡巡という大きな隙を、砂海の強者が見逃すはずもなく】
『ssssSSHAAAAaaaaaaaa!』
──!
【散々手こずらせてくれた敵だ、粉微塵に噛み砕いて一欠片も残さず飲み込んでやらねば気が済まぬ!】
【全身の筋肉を躍動させ、デゾナ・ララが跳ぶ──大きく開かれた溶蛇竜の顎が、冒険者に迫る!】
- 61騒々神◆7Ne9e.LPTA25/08/07(木) 23:31:57
- 62一護一衛◆kTvl07K2zU25/08/07(木) 23:32:38
──ッ!誰だ!
【微かな風を切る音を聞き取った一護一衛は木に刺していた石板から身を投げ出し黒尽くめな何者かの攻撃をどうにか避けることができた】
「あ?仕留めたと思ったんだがね」
名前を名乗ってくれないか?
【黒いシャツとズボンを着ているその人間は一護一衛が木に刺して足場にしていた石板を砕き、地面に降り立った】
【随分軽装だが、このエリアに貼られている壁を生み出したと思えるのもその相手、警戒を解かずに一護一衛は向き直る】
「名前ぇ?ま、冥途の土産に教えてやるよ、俺は…盗賊のガルムだ」
【ガルムと名乗った男は両手を前に出し手のひら同士を打ち合わせる】
【魔力を含めた様々な要素を警戒していた一護一衛は両手を前に出したと共に自身の左右に壁が生み出されたことを察知して前に踏み出した】
【両の掌が打ち合わされるとまるで石扉が閉じたときのような重たい音が鳴り、作務衣の端が潰される】
【それを気にもとめず一護一衛は薙刀を振りかざし、それは届く前に止められた】
- 63〈春風〉◆FZj6svE9vc25/08/07(木) 23:33:08
- 64ほしがりゅう◆BuOGBplkzY25/08/07(木) 23:34:19
【厄介な性質だった。一つ一つ丁寧に対応する必要がある】
【炎弾は掃わなければ燃やされ、呪弾は触れれば爛れる】
【おまけに、どちらも地面に落ちても残って広がりかねないときた】
【丁寧に潰していかなければ後に響く可能性がある】
・・・
【厄介な性質、だった。】
……でも、面倒なだけ
『はァ……? …――ッ、まさか!』
【もうそんな細かいことを気遣いながら戦う必要はない。何故なら――】
【……宴会場からはもう、十分に離れたから。】
察しが良いね。――じゃ、死んで?
【髪を刃に変化させ、一瞬で間合いを詰めて〈インフェクション〉を切り刻む】
『…………きひっ』
………ッ、なんで!?
【寸前のところで、マスクの裏で女が嗤う】
【触れるものを爛れさせる呪弾、その射線の先には――あとをついてきた村娘がいた】
- 65運命の司書25/08/07(木) 23:36:55
【冒険者の頭に何かが垂れた。上を見よ、すると岩が溶けていることに気づく】
【声の主はいつの間にか冒険者の背後へ回っていた。しかし、正面にいる気配はある。】
【手袋は…重力に逆らい、風船のように宙へと浮き、岩の間に挟まった】
【岩がゲル状になっている。岩が岩に潰され、ぺしゃんこになっている。不条理だ】
【―――】
…僕の領域魔術のことさ、あんまりバラされると困るよ。
それはそうと、喉が渇いた
【大きな翼が躍った。普通の羽ではない、皮膚の膜がある。】
【目の前のそれが、空気に霧散して消えた】
【[スペード/Overload B・T・B 鳥/コウモリ 難易度:12]】
【バットリィ・テレス・ビルトゥアルは、あなたの隣にいる】
いい飲み物。お誂え向き…
なあ君、自分にどれほどの価値があるか、考えたことがあるかな。
それに比べて、皆自信も楽しくも無さそうなのはどうなんだろうね。
なあ、君はどうだい。
なあ……
【冒険者の肩のあたりで、鋭い牙が僅かな光に反射して煌めいた】
【あなたの上腕に不可解な暖かさを感じた瞬間…】
- 66運命の司書25/08/07(木) 23:38:12
- 67騒々神◆7Ne9e.LPTA25/08/07(木) 23:39:36
- 68二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 23:39:54
なんだなんだ
結局人質頼りたあフォボスってのも大した事ないな - 69【D・S】◆LXse3il6fw25/08/07(木) 23:41:13
全フォボス使いに流れ弾が向かわれました……?
- 70〈怖魔の薙刃〉25/08/07(木) 23:43:54
ええまあ……
少なくとも私はほしがりゅうちゃんに勝てる気はしませんけど…… - 71〈春風〉◆FZj6svE9vc25/08/07(木) 23:44:47
真・爆滅豪竜覇剣"アブソリュート=ハウル"とハサミは使いようって言うからね
力だけがあれば強くなれるわけじゃないのさ - 72『砂塵の爆毒』@過去ログ25/08/07(木) 23:45:22
『────』
……残念だったね?
【空っぽの口を閉じ、デゾナ・ララは声のする方を「見上げる」。そこにいるのは】
「背棘変容」。ギリギリだったけど、間に合ってよかったよ
そっちが全力なら、こっちも応えないと! かかかかかか!
【半透明の翅を背に震わせ、羽音と共に空高く笑う人型の姿】
……と言っても、翅で飛ぶのって結構大変なんだ
ここからは短期決戦と行こうじゃないの、さ!
『……!』
【危機を覚え、デゾナ・ララが跳ね退く。その直後、頭部があった場所に冒険者の前腕──鋏脚の切先が突き立つ】
【咄嗟に反応できなければ、既に砕けていた甲殻の内側、即ち肉の露出した部分に突き刺さっていただろう】
良いね、野生の勘ってやつかな?
これは、アタシも気合入れなおさなくっ、ちゃ!
『ssssSHhhhh!』
【ニヤリと笑って見せる敵へ、デゾナ・ララは毒液を見舞う】
【対する冒険者はカニの鋏を引き抜くと、前方へ跳ねる。そして背後で生じた爆風に乗って一気に浮上、急加速!】
そーら、油断大敵!
『Ssshh、Aaaa!』
【先程は避けられた部位への刺突だが、今度は過つことなく、むしろ加速により威力を増して突き刺さった!】
- 73一護一衛◆kTvl07K2zU25/08/07(木) 23:45:48
【攻撃を止められながら、一護一衛の心はとても湧き上がっていた
一つは眼の前の敵の用いている技がおそらく結界術であること、二つは以前とある情報屋から教えられた強くなる方法「強い魔術師と本気の殺し合いをして、全身全霊のすべてを学ぶ」を実践することができるから】
「笑ってんの?襲われてんのに?大丈夫?頭」
襲ってるやつがなんか言ってら
【薙刀を持って中腰で構える一護一衛は笑いながらガルムの言葉に答える
昂る心を認識しながら、冷静になるように必至に務め壁の性質を考える】
【自身が見た壁はすべて不可視、見て回避することは出来ない】
じゃあこういうのも効くよな
《閃光(フラッシュ)》!
【先ほどと同じように踏み出しガルムの眼の前に飛び出し拳を突き出す
拳を開くと同時に一瞬で凄まじい光を放ち自身の姿をくらました】
- 74運命の司書25/08/07(木) 23:46:32
- 75二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 23:48:08
フォボスも所詮は人間の異能だから……
竜で天使で不定形生物なほしがりゅうちゃん相手じゃね…… - 76魔刀剣士◆BuOGBplkzY25/08/07(木) 23:48:24
- 77『考える頁』25/08/07(木) 23:50:13
力の使いようは、それ即ち紙と神の違いは紙一重というやつだね
【クソ適当な戯言】
さて……今日の私は本命(紙類を主武器とする冒険者や魔術師などのこと)に会えたので実に満足
今日はここでお暇することにしよう
では冒険者諸君、アデューッ!
新商品開発はまた今度だっ! - 78二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 23:50:58
まあ強かろうが弱かろうが有効な手段が使えるなら使うよね
- 79二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 23:52:38
しかしねえ……
テロくんやガミラくんを見る限り爆発力はあるのだから…… - 80騒々神◆7Ne9e.LPTA25/08/07(木) 23:53:21
- 81『砂塵の爆毒』@過去ログ25/08/07(木) 23:54:43
『aaaaaAAAAA!』
かかかかかか! アタシはこっちだ、ぞっと!
『sssShaaAAA!』
【痛みと怒りのままに、デゾナ・ララは襲撃者へ反撃せんと噛みつく】
【しかし冒険者は反撃を想定し先んじて離脱、更に噛みついたことで生まれた僅かな隙へ飛び込み追撃!】
『ssssSShaaAAAA……!』
ほらほら、蛇さんこちら! 捕まえてみ、なっ!
【デゾナ・ララは焦る。大砂海には飛行する生物も、跳躍する生物も、疾走する生物もいる】
【故に空飛ぶ冒険者へも対応できるはず……だが、対応しきれない】
【的の小ささと機敏さか、敵の動きが立体化したことへの動揺か、蓄積したダメージの影響か。或いは】
『AaaaAAA! ShaaA! ssSHh……shhh…………!』
【身を捩る度に動きが鈍る。鋏の先が刺さる度に視界が霞む。毒液を吐く度に音が遠退く……】
言ったろう、短期決戦だって
……あ。「アタシも毒を使うよ」ってのは、言ってなかったっけね
『……Ssss……sh…………──────』
【激しい動きと感情の昂りは血を急速に巡らせ、同時に傷口から注がれた毒が一気に全身へ回っていく】
【その間にも先端から毒の染み出す鋏が再び傷口に突き立てられ、毒の回る速度も加速していく】
ま、実は毒以外も使ったけど……今更言ったって聞こえてないだろうし、良いか
【冒険者の呟きに返ってきたのは、溶蛇竜デゾナ・ララの巨体が崩れ落ちる音と砂煙だけだった】
- 82運命の司書25/08/07(木) 23:59:17
- 83〈春風〉◆FZj6svE9vc25/08/07(木) 23:59:36
- 84騒々神◆7Ne9e.LPTA25/08/08(金) 00:02:56
- 85ほしがりゅう◆BuOGBplkzY25/08/08(金) 00:03:07
……――っ、ぐ……
【素早く回り込んで呪弾を弾き飛ばす】
「ひッ………え、エルピスさんッ!? そんな……!」
【――弾いた腕が呪いに爛れるが、それを無視して無傷の腕で村娘を手で制する】
もう……どうして来ちゃったの? 早く逃げてって……ほら、ね?
大丈夫、すぐ倒して――……、
【柔らかく微笑み、安心させるように呼び掛ける。】
【…――微笑みかけた視線の先に、それを見るまでは】
「おっ、おい! 大丈夫か!?」「何が起こってるんだ……?!」「なあ! 助けてくれよ!」
………なんで
【エルピスの表情が凍る。】
「な、なんでって……そりゃ」「なんでだ?」「そうだ、逃げなきゃいけないんだけど……!」
「………――不安で。」
【エルピスと向き合う、全員が集まった、集まってしまっている村人たち】
【村人たちの目の奥には――……どろりと粘りついたような、昏い色が渦巻いていた。】
- 86二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 00:04:15
- 87一護一衛◆kTvl07K2zU25/08/08(金) 00:07:33
「眩しい……」
【すでに夜も更けきり、星も見えにくい真夜中に閃光の魔法を放たれたガルムは目を押さえふらつく
不可視の魔法障壁は物理的な攻撃を防ぐことは出来ても光を遮ることは出来ない、故にこちらを視認することはしばらくできないだろう
その隙にこれまでのタイミングで周囲の木々に刺していた石板を踏んで回り込む】
(多分このエリアから逃げることは出来ないだろうし……じゃあ倒すしかねえよな)
【砂を懐に入れていた袋から取り出し、ひとつかみ
すべてを投げて無機物魔法で巨大化、かなり高いところからの石が数百個と飛来しガルムの上で止まる】
やっぱ上にも壁張ってるか…
【そう漏らしたのも束の間、空中に向け魔力弾を打ち出され、一護一衛は再び体勢を崩される】
- 88運命の司書25/08/08(金) 00:08:41
- 89ほしがりゅう◆BuOGBplkzY25/08/08(金) 00:11:49
――……ふざ、け……何をしたの!?
【真顔から表情を怒りに変えたエルピスが〈インフェクション〉に振り返る】
『あらあらァ? 気づかれましたァ?』
『くすくす……教えなァい。察しのいい頭で考えられてはァ?』
『信用されてなかっただけかもしれませんけどねェ……? 違いますゥ?』
【水を向けられた村人たちが慌てて否定する】
「ちっ、違う!」「私なんか娘を助けていただいたのに、信用していないなど……!」
「違うんですエルピスさん!私たちは……!」「ただ…………不安で。」
『きひっ、きゃはははっ! あは───ッ!』
『面白ッ! それって信用してないって言うのと何が違うんですゥ!?』
【嘲笑う〈インフェクション〉に村人たちが表情を曇らせて俯く】
【その様子を見て、慌ててエルピスが声を上げた】
………っ、待って! みんな聞いちゃダメ!
『チッ、つくづくこのガキは……でももう遅いですよォ』
【じわりと空気が重くなり、粘ついているような気配。言いようのない不安が周囲を支配していた】 - 90騒々神◆7Ne9e.LPTA25/08/08(金) 00:14:32
- 91〈怖魔の薙刃〉25/08/08(金) 00:14:57
……ひょっとして……不安が『感染』している……?
- 92運命の司書25/08/08(金) 00:20:39
アリエス「それもまた正しい選択です。冒険者はチーム、誰かとって難しいものは他の誰かに任せることもまた良い事」
【アリエスは一人で頷いた】
アリエス「…そろそろ私は行かなければなりません。セントラリアに来てやりたかった”ギルド食堂の飯全種類食う”をします」
ロスコ「…おなかこわすよ」
【2人はそれぞれの方向へ去っていった】
(※そろそろ落ちます。対戦ありがとうございました!)
- 93二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 00:24:04
- 94まよなか商人テン25/08/08(金) 00:25:42
やあ テンだよ
取引をしに来たよ
dice6d97=24 66 32 33 68 4 (227)
- 95まよなか商人テン25/08/08(金) 00:27:55
今日の商品だよ
・ばくちの目玉 892G
ギャンブルに必ず勝てるようになるけど、ばくちの目玉を使って勝ったギャンブルのお金は3日以内にすべて使い切るようにしなければいけないよ。でないと使い切らなかったお金のぶん、持ち主の生命力を奪っていくよ。4日以上何もギャンブルをしなかった場合、腐ってなくなるよ
・努力なき勝利の石板 2600Gか人骨ひとつ
この石板に自分の名前を刻むと、その石板を見た人は全員、1日の間能力が上がり運が良くなるよ。そのかわり名前を刻んだ人は、次の日必ずなにか一つ「罪」を犯してしまうよ。
「罪」は影響を受けた人数と名前を刻んだ人の価値観によって決まるよ
・河童の夢見の薬 1000G
夢見の花と輝く樹液からできた薬だよ。これを飲むと自分の望む通りの夢が見られるよ。夢の中は何でも思い通りにできるよ。ただし1日以上ずっと続けて眠っていると、夢から帰ってこられなくなるよ
・泡沫の時計 20000Gか寿命を1日
憂き谷の時計の歯車から作られた時計だよ。2倍の寿命を捧げることで、望んだぶんだけ時間を巻き戻しその間に起こったことをなかったことにできるよ。
寿命のない存在は、巻き戻したい時間の2倍の期間の記憶を捧げれば使えるよ
問答の刃 5900Gかべっこう飴を一袋
変異口裂け女の包丁から作った短剣だよ。相手と言葉を交わすほどに威力が上がっていくよ。
ちゃんと会話になっていないと効果は出ないよ
見越しの蜜酒 16000G
異界の樹液から作った蜜酒だよ。これを飲むと、誰かに見上げられている限り体が大きくなり続けるよ。見上げる者が一人もいなくなるか、死ぬと効果はなくなって元の大きさに戻るよ - 96まよなか商人テン25/08/08(金) 00:31:10
いつものサービスと通販カタログだよ
・テンのおにぎり 食べ物と交換
食べると30分だけテンになれるよ。毛が入ってるのは許してほしいよ
・影鬼の約束 0G(テンは仲介するだけ)
影鬼がひとつだけ願い事を叶えてくれるよ。ただし対価としてとてもいい夢ととても悪い夢を一つずつ見ることになるよ。影鬼はその夢を食べて願い事を叶えてくれるから、どの程度の願い事が叶うかは夢次第だよ
・買い取り、引き取り
始末に困ったいわくのある品や素材を引き取るよ。もしかしたら新商品のアイデアが湧くかもしれないよ
・出前 100G
今店頭にない商品が欲しい人、出先で商品が欲しくなった人へ、妖怪特急便で届けるよ
カタログ
まよなか商人のリスト | Writening各種サービス ・テンのおにぎり 食べ物と交換 食べると30分だけテンになれるよ。毛が入ってるのは許してほしいよ ・影鬼の約束 0G(テンは仲介するだけ) 影鬼がひとつだけ願い事を叶えてくれるよ。ただし対…writening.net - 97ほしがりゅう◆BuOGBplkzY25/08/08(金) 00:31:18
………──不安、いや……恐怖の伝染ッ……!
『きっしょッ、なんでわかるんですかァ?』
【〈インフェクション〉の能力。火炎と爛禍の魔法はおまけにすぎない】
【感染させるものが恐怖なのは、その源泉が己の“恐怖”だから。他者の不安や恐怖を膨らませ、影響を与える能力──!】
……仕方ないっ、──“こいつの話を聞いちゃダメッ! 不安を煽ってみんなを操ってるの!”
──“何も聞かずに逃げて………っ!”
『それが貴女の能力ですかァ。無駄ですよ……言ったでしょゥ?』
【〈インフェクション〉がケタケタと嘲笑う】
『──もう遅い、ってェ。不安症候群はもう育ち切っちゃったよォ!』
【……竜の真言が、通じない。不安に支配された彼らは、他の支配を差し挟む余地がない。】
- 98ほしがりゅう◆BuOGBplkzY25/08/08(金) 00:32:35
『さあさァ! どうですゥ!? 皆さんは彼女を信じられますかァ!?』
『いいや、信じなかった! ヨソモノを信じられるはずありませんよねェ!?』
『だいたいどうやって……彼女が人を惑わすバケモノでないと、証明できるんですかァ!!?』
【もはや〈インフェクション〉の独擅場だ。】
【一度信じられなかったと突きつけられた村人たちは、インフェクションの言葉を否定できない。──不安だから。自分がそう思っていないと、言い切れないから】
【一度付け込まれれば、もうひとつ、もうひとつと矢継ぎ早に告げられるインフェクションの言葉に、不安を感じて否定できなくなる】
待って……待ってよ! 聞いちゃダメだってば!
『無駄ですってばァ、不安なのに情報をシャットアウトできると思いますゥ?』
あいつは言葉でみんなの不安を増幅させてるってことは、聞きさえしなければ……!
「───本当に?」 - 99二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 00:34:02
あーあーこういうとき真面目に説得してもダメなの
まずびっくり思考を止めるのが重要なのよね
ドデゲスデンママヒュールメニメニスネゲモドキの骨とかいいよ
びっくりで心の壁をぶち破るの - 100一護一衛◆kTvl07K2zU25/08/08(金) 00:34:40
【自由落下する一護一衛をガルムはその両目で捉える、今度は仕留めるという意思をその眼光に宿し右手を突き出す
親指と中指をこすり合わせ、小気味よい音を鳴らすと壁の形を変えたであろう魔力の針が一護一衛の直下に生み出され突き刺す時をいまかいまかと待っていた】
流石に不味い!
【勢いよく体を捻る一護一衛、しかしかなりギリギリの位置に針が作り出されたこともあって完全に避けることは出来ず、左腕を貫かれて宙ぶらりんになってしまう】
【このままではトドメを刺されて終わりだろうと思った一護一衛は貫かれた部分からしたを薙刀で切り落とし解放される】
【回復ポーションをかけて止血をすると薙刀を杖代わりに立ち上がりガルムに向き直る】
(このままじゃ死ぬが…成長のチャンス…逃がすわけにもいかんよなぁ
逃げらんないし)
- 101二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 00:35:25
極論そこにあしきりゅうが通りかかって死ぬとかでもいいかもな
- 102サイガサ&コーダ+n◆UwIgwzgB6.25/08/08(金) 00:36:07
- 103まよなか商人テン25/08/08(金) 00:38:53
個人的には猫を追うより魚を退ける方をおすすめするよ
【直訳:影響を止めようとするより原因をぶん殴れ】 - 104【D・S】◆LXse3il6fw25/08/08(金) 00:42:47
目に見える確かな元凶をぶちのめす、これほど効果的なものはございません。
- 105騒々神◆7Ne9e.LPTA25/08/08(金) 00:43:19
- 106〈怖魔の薙刃〉25/08/08(金) 00:43:21
こうなってしまっては兎に角一刻も早く、元凶を倒すしかなさそうね……
【既にして、言葉の出る幕は終わっている】 - 107暁の炎◆BuOGBplkzY25/08/08(金) 00:43:58
竜の真言って自然との対話がメインだから……
強い感情に逆らわせる命令はもともと通りにくいし
【動物くらいの思考や意思ならそのまんま支配まで通るってだけで人間には精神的に隙がないと通らない】
【魔物や警戒している人間相手は出力を上げてもほぼ通じないのが実情だ】
【だから叩き込む”思念”の強さを説得力に変えて信用を増幅するとかの使い道のほうが有効で、パニック状態の相手に通じやすいのも確か。その観点だと間違ってもいない手なんだけど……】
あれはダメなパターン。噛み合ってない - 108同化のテロル25/08/08(金) 00:46:38
相手が喋るより先にぶっ飛ばすのが一番いいんスかね
- 109暁の炎◆BuOGBplkzY25/08/08(金) 00:48:04
ん、結局殴るのが最短の正解
(※おれも書きながらさっさと斬ったほうがいいなって思ってるけどシナリオの都合でもうちょい続きます) - 110二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 00:48:30
俺なら死なない程度に全部ぶん殴るかな
気絶しちまえば騙されることもないし下手こいて全滅するよか俺の処罰で何人か助かった方が良いし - 111二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 00:48:56
ヒトを惑わすバケモノで余所者、っていうなら……
えーと、フォボス? の方もそれに当てはまりそうな気がするよアタシ
【人型はモツを食べている。特に火を通した様子はないが、それを気にすることも特にない】
おっと、アタシに似た感じの冒険者さんかな!
多分アタシとはルーツが違うんだろうけど、そこはそれ!
初めまして、アタシはペイルだよー
【モツを持っていない方の手をスクロール越しに振る。戦闘中に見せた変容は既に解除され、ヒトの手になっている】
かかかかかか! 良いの良いの、アタシは思ったこと言っただけだし!
……あ、そうだ
アタシの後ろにあるコレなんだけどさ、欲しいとことかある?
アタシだけじゃ全部食べきる前に腐っちゃいそうだし、アタシにとって要らない部分だったらあげるよ
【そう言って、人型は振り向くこともなく背後を指差す……そこにあるのは、溶蛇竜デゾナ・ララの骸】
- 112二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 00:50:28
ほしがりゅうちゃんは宴に混ざるのを承知してたり
嫌われる、怖がられることを本能的に拒否してるっぽいからムキになってるというか
そもほしがりゅうちゃんがすでに「不安」にやられて正気じゃないんじゃないか - 113同化のテロル25/08/08(金) 00:59:28
- 114騒々神◆7Ne9e.LPTA25/08/08(金) 01:01:38
- 115〈不死身の黒百合〉25/08/08(金) 01:02:17
あいつが今のこの街に来たら割と無力化されそうなあたり相性ってのは大事だねえ
【生理的システムのないゴーレム達は精神がその形を成していないため強すぎる不安に駆られることもないだろう
なにせ自分たちの状態になんら疑問をいだいていないのだから】 - 116甘き異牙◆UwIgwzgB6.25/08/08(金) 01:03:48
- 117一護一衛◆kTvl07K2zU25/08/08(金) 01:07:07
「しぶといな」
お陰様で
【無機物魔法を使うには触れる必要がある、左手を使えなくなった時点で不味いなと思いつつ身体強化の魔法をかける
これで左右のバランスをとれるし転ぶこともないだろう】
【ガルムが手を突き出すのと同時に一護一衛も走り出す、おそらく全体に壁を貼っているだろうが弱点はかならずあるはず、そう考えながら取り敢えず突っ込む
ガルムの魔術で不可視の攻撃が次々と襲いかかってくる、進行を阻害し斬撃を加えてきたりなど、様々な形に加工された壁に邪魔されるも攻撃をかいくぐりガルムの眼の前まで迫り、薙刀に強化魔法をかける】
【勢いよく振りかぶられた薙刀はガルムの結界を切り裂きその頭に刃が触れる…が腕そのものを壁に固定され、刃はそれ以上進まない】
【左右に壁を生み出したガルムは手を前に出して、打ち合せようとする】
(潰されるなこれ…)
- 118ガミラ君25/08/08(金) 01:11:11
バケモノ扱いされるならこう返せばいいんスよ
「ああそうだ、バケモノさ。ただしバケモノらしくもなく人を守る、"裏切り者"のな」ってね - 119二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:12:04
あーガミラ君はもう通った道かそういえば
- 120二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:13:00
- 121暁の炎◆BuOGBplkzY25/08/08(金) 01:14:21
- 122同化のテロル25/08/08(金) 01:19:06
- 123甘き異牙◆UwIgwzgB6.25/08/08(金) 01:20:08
- 124二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:20:45
- 125〈春風〉◆FZj6svE9vc25/08/08(金) 01:20:59
- 126ガミラ君25/08/08(金) 01:23:16
- 127同化のテロル25/08/08(金) 01:29:24
「私の《魔導》は……どうかしら」
うーん、"怪人"ってよりはロボ、機械感があるっていうか……
スタイリッシュだとは思うんだけど
「『理解できない術理摂理に基づいて動いているもの』というイメージから来ているのかもしれないわ」
(※デエーの《魔導》は中身の脳内になんとなくのデザインがあるんですけど上手いこと似た例があげられない……
※全身白色で、魔女帽をかぶったスラッとした人型戦闘ロボット……みたいなイメージ)
- 128魔刀剣士◆BuOGBplkzY25/08/08(金) 01:29:48
- 129二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:30:44
「うるせえ、ぶっ守ってやる」……か
あの子にもそんな人がいたらよかったのかもしれないわね - 130〈春風〉◆FZj6svE9vc25/08/08(金) 01:33:43
ちなみに半分ぐらいは昔私たちがダンジョンの奥地とか火山系の環境とかに放…安置してきてるからその辺り探したらポロッと見つかるかもしれないよ
- 131二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:45:19
成程ねー、流石に自分の撒く毒が自分に回るようなヘマはしないか
【かかか、かかかと小さく笑う】
かかかかかか! そっかそっか、まあそれならそれで良し!
バケモノだから輪に入れないってことも無いし、自分のことが過不足なく分かるならそれで良いのかもね
……などと、バケモノのアタシは言ってみる
そう? アタシの口調も誰かの受け売りだけど、そう言ってもらえるのは素直に嬉しいよ!
で、火を通したら柔らかくて美味しそうな部位ね
……うん、後で前哨基地の人に切り分けてもらうよ……アタシいつも生でいっちゃうから、そういうのよく知らなくてさ
アタシはこの後森の方に行ってもう一個依頼を片付けるから、多分その間に切り分けられてお肉もギルドに運ばれると思うよ
上手く事が運べばアタシが自分で持ち帰れるかもだけど、まあそこはやってみなくちゃ分かんないからね!
- 132ほしがりゅう◆BuOGBplkzY25/08/08(金) 02:04:03
【猜疑の芽が顔出した。】
【ペストマスクがくるくると踊る。】
『くゥひひひっ……アーーーッハッハッハァ!』
【〈インフェクション〉の独り舞台に、村人たちがエスコートされる】
「違う…」「そんなバカな」「ありえない」
【ざわざわと村人たちがどよめく】
「まさか」「嘘だろ」「いやだ…!」
【ざわざわと音を立てて不安の波が広がる】
【波が反響し、増幅されていく】
【お互いに影響し合うことで、少しずつ不安は成長する】
「…――でっ、出ていけ!」
【ある村人が、最後の――手遅れに向かう一石を投じた。】
【エルピスは咄嗟に顔を装甲に変化させて防御する。】
『あーあ。』
【変化した顔を、見せてしまう。】
【鎧に覆われたそれは、別段不気味なものでもない。仮面が唐突に表れた、その程度のこと。それでも】
【最後の一石には充分だった。】
「「「「バケモノ!」」」」
【猜疑の目が、一斉にエルピスに向かう】
ひゃぅっ……?!
- 133ほしがりゅう◆BuOGBplkzY25/08/08(金) 02:06:41
【――怖い。】
【怖がられるのが、怖い。】
【これはエルピスの根源。産まれたその時に感じた喜びと、芽生えた欲。】
【褒められるのが好き。拒絶されるのは嫌。】
【でも同時に……皆に受け入れられたい、なんて願望は、諦めていた欲だ。】
【だって自分はばけものだから。わるい竜だから。】
【そう思っていれば楽だった。誰よりも優しく微笑みかけてくれる人がいるから、満足だった。】
『アーッハッハッハッハァ! 残ァん念! 悲しいですねェ、怖いですねェ! どんな気持ちですかァ!?』
【耳を塞いでしゃがみ込むエルピスを〈インフェクション〉が嘲弄する】
【聞いちゃダメだ。聞いちゃダメ。聞いちゃダメ。相手は完全に抵抗する気力を失うまで不安を煽るつもりだ。】 - 134騒々神◆7Ne9e.LPTA25/08/08(金) 02:08:55
- 135ほしがりゅう◆BuOGBplkzY25/08/08(金) 02:11:34
【でも、その声がどうしても“増幅”されて聴こえる。】
【――ああ、抗えない。みんなこんな気持ちだったんだな】
【と思うと、ムキになって否定しようとした自分が酷く幼かったように思える】
【こつこつと、俄雨のように石がほしがりゅうの身を打つ。】
【痛みはない。変化すらない生身でさえエルピスの皮膚を傷つける威力はない。】
【痛痒にならない衝撃が、どうにもひどく骨身に響いて感じる。】
【――怖い。】
【怖い、怖い、怖い………こわい!】
「――待って!」 - 136ほしがりゅう◆BuOGBplkzY25/08/08(金) 02:13:45
「やめてよ! やめてってば……!」
【拒絶の礫が降り注ぐ中、誰かが必死に叫んでいる】
『……はっ、案外呆気ないですねェ。ガキだからしょうがねェか』
「待って、なんで……! エルピスさんは助けてくれたのに……!」
【声を上げていたのはエルピスが助けた少女だった】
【しかし、それも届かない。竜の真言も通らないのだから、無力な少女一人の声など届くべくもない】
『はァいはい、御泪頂戴ご苦労様ァ。無駄ですよ。そいつはもう動けませェん。』
『このまま全部の情報を拒んだまま焼け死ぬんですよォ』
「う、嘘だ……! そんなはずない! だって、それならもうとっくにあなたは殺してるはず……」
「まだ、エルピスさんは抵抗してるんだ! だから、抵抗を恐れてあなたは手を出せないんだッ!」
【その理解は、正しい。本当の意味で完全に動けなくなってから――】
【精神を殺して全ての情報を拒絶させることで、ようやく手が出せる。そうでなくては逆に殺されかねない】
『………チッ、邪魔ですね。折れませんかァ。』
『見せてやりたかったんですけどねェ、直接助けたアンタまで裏切るところを』
「……! そう、そうなのね……私を最後の一押しにしたいんだ……」
「……なら、私は絶対に折れない! 私は、私だけはエルさんを信じる!」 - 137ほしがりゅう◆BuOGBplkzY25/08/08(金) 02:16:17
【そんな少女の覚悟を〈インフェクション〉は呆気なく嘲笑う】
『………アハッ、察しの悪いガキって嫌ァい』
『……いいえ? そっちの蹲ってるガキはまだ頃合いじゃないですけど……』
『アンタならさっさと殺せるんだよ。アタシはね』
「ひっ………!」
『アハッ、……気持ち悪い。まだ折れないなんて。』
【怯えて表情を歪めながらも、村娘は気丈に〈インフェクション〉を睨んでいる】
【――まだ、エルピスを信じているのだろう。意味が解らないし本当に気持ち悪い……】
【命の危険を理解すれば或いはと思ったが、仕方ない。本当に殺してしまうか】
【火炎放射器を向ける。こいつを殺せば、簡単に大きなダメージを与えられるはずだ】
「………っ、ふ……ぅ」
【悲鳴を抑えているのか。どこまでも偽善ぶっていて虫唾が走る】
【だが、どこまで持つか見物だ。抑えに抑えて漏れた断末魔は、さぞよく響く悲壮を奏でるだろう】
「エルピスさん………っ」
【祈るように腕を胸に抱き、ぎゅっと目を瞑る】 - 138ほしがりゅう◆BuOGBplkzY25/08/08(金) 02:20:35
『………本当に気色悪いよ、お前ら。』
【その顔に影がかかる。肩を抱く優しい感触に薄く目を開くと、目の前を護るように遮る黒い翼が見えた】
【その先には、掴んで止められたインフェクションの腕。】
そう、よかった。……あなたに悔しい想いをさせられて
【エルピスが、負け惜しみを見透かして薄く笑う】
『ッ………!? 殺す、殺す殺す殺すゥ―――ッ!!』
「エルピスさん……っ!」
【村娘が声を上げ、ぽろぽろと玉のような涙を零す】
……ごめん。遅くなっちゃって
あなたの声も、ほとんど聞こえなくなっちゃって……でも、ちゃんと届いたから。
【そっとその頬を傷のない手で拭い、翼で優しく頭を撫でる】
「いえ、いいえ……! 助けてくれて、ありがとうございます……ッ!」
………ううん
【それでも泣きじゃくる少女に、曇りのない微笑を返す】
ありがとう。 - 139ほしがりゅう◆BuOGBplkzY25/08/08(金) 02:22:07
もう、大丈夫……何も怖がらなくていい。
――なんて、思わなくていい。
【ずっと諦めていたから。受け入れたような顔をして、満足したようなつもりでいて】
【欲張ることを恐れていた。それ(欲望)が自分が悪竜の化物である証明に思えて】
怖くていいんだ。
【黒い魔力が立ち昇る。けれど、それは決して呪われた力ではない】
【夜のように深く静かで――清らかな黒い光。】
【自分が怖かった。畏れられるべき自分が。】
【闇/恐怖を纏った少女が、姿形を変える】
〈恐怖/フィアー〉
【バケモノの自分/欲望を、受け入れる。】
【怖いのは、誰かに嫌われたくないのは――間違いじゃない。】 - 140二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 02:22:19
なあ、ほしがりゅうちゃん
なんかこいつさっきから延々とワンパターンじゃないか?頃合いがどーのと言い訳して動けないほしがりゅうちゃんに指一本触れられねえし
いかにも悪で怖いですって雰囲気だしてるけどそれだけで何時までも動かないしホントは自分で決められないだけのTHE優柔不断なんじゃねそいつ
【時間切れまでいつまでもうだうだする知人を見る時の目になってるモブ】 - 141二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 02:23:29
実は怖がってるってのはさっきの子が見抜いてたしなー
- 142暁の炎◆BuOGBplkzY25/08/08(金) 02:24:09
ぶっちゃけそう。
……仕方ないね、怖いんでしょ
【見透かしたように言う】
実際手を出したら逆に殺されてるのも本当だし - 143二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 02:25:14
それだけ力の差があるってことなんだろう
トドメを刺そうと近づいてうっかり反撃喰らったら即死しかねないほどに… - 144二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 02:29:00
今日の敗因:なぜそこで粘った
って、ことスネ
撤退力は生命力っす - 145二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 02:33:19
自分でやるのは怖いから間接的な手段を取る、っていうのは割とある事だよねー
まあ、怖がるべき所をちゃんと怖がるのは大事なことだけどさ
えーっとどれだっけ……連絡用の烽火に使ってねって渡されたのがあったはずなんだけど……
【長髪の人型は毒腺の残りを咥えたままガサゴソと荷物を漁っている】 - 146ほしがりゅう◆BuOGBplkzY25/08/08(金) 02:55:27
【夜の闇を束ねたような漆黒。】
【頭部の外骨格は口を覆う部分だけ剥き出した鋭い牙のように白い装甲で覆われている。嗤うように釣り上がった口の角度は、見るものに恐怖も安心も与えるだろう】
【全身を余さず覆う外骨格は、どこか禁欲的で無機質な印象も与える。色気のない、厳格な死の使いのような秩序の畏怖】
【しかしその黒曜石のように気品のある艶を帯びた鎧は、誰かを護る意志の顕現。】
【竜の角のように鋭く尖ってところどころが捩じれた形状は、凶悪さも感じられるが同時に力強い気高さも帯びている】
【翻す枯れた灰色のマントは、そのシルエットを亡霊のように不安げに揺らめかせる。しかしその内側は揺籠のように柔らかく、包むものを穏やかに眠らせる夜の藍色をしている】
【何より、その瞳に宿る黄金の輝きは、どんな不安も払拭する希望の輝きに満ちている】
【黒く輝く大剣を手に――構える。】
『フォボスッ……! クソッ、ふざけるなよ!』
『いきなり覚醒ィ!?インチキ展開もいい加減にしろよ!』
……ふん、そう……やっぱり。
【ある種の自白だろう。“たったいま覚醒した”とわかる根拠は何か?それが答え合わせ】
・・・・・・・・・・・・
――同じフォボスには通じないんだ、その力。
【フォボスは恐怖を受け容れて力に変える異能。】
【――恐怖を伝染させる能力は、真に恐怖を受け容れた者には通用しない。】
【己の恐怖を確立しているから、他者の恐怖の干渉を受けない。】
【“フォボス”という同じルールの中で成立している能力だからこそ、〈インフェクション〉はその摂理に従順なのだろう】
運がないのね、あなた……それなのにフォボス狩りやらされてるの? - 147黒眼鏡25/08/08(金) 02:56:41
不安を煽るやり方は あまり好かないわね……
それにしても 良い子よ 良い子……!
信じることの尊さ……! - 148ほしがりゅう◆BuOGBplkzY25/08/08(金) 02:56:50
『うるっさいなァ……! 勝ち誇ってるんじゃないよォ! さっきまで蹲ってたクセにッ!!』
【我武者羅に呪弾と炎弾をばら撒く。そうだ、まだ人質がいる。勝てる!まだ逃げられる!】
無駄。
【――そんななけなしの抵抗/悪あがきは、腕の一振りで水泡に帰す】
【圧倒的にパワーが違う。単純に、一切合切が通用しないのだ。】
『ううっ……!なんで! やだァ……! ワタシだって怖いのにィ!』
『やだやだやだ! 助けてよォ――――ッ!』
【頭を振り乱して泣き叫び、文字通り悪足搔きで暴れる女に少しだけ気勢が削がれる】
【冷静になって視れば、同じ力を手にしてみればよくわかる。】
【――彼女の“フォボス”、〈感染恐怖症/インセクション〉は暴走している。】
【何もかもが、怖いのだろう。】
【増幅し伝搬する恐怖はコントロールできるが……自分に対しての逆流を拒める状態ではない。】
【同情はする。けど、手は緩めない】
【――エルピスも怒っているのだ。村娘(ともだち)を怖がらせたことを】
……そういう言い訳は、衛兵さんに言いな。
【大剣を降り下ろし、その意識を容赦なく刈り取った】 - 149ほしがりゅう◆BuOGBplkzY25/08/08(金) 03:00:28
ただいま……ふう、なんか気疲れしちゃった……
【ぽふっとソファに飛び込み、クッションに顔を埋める】
にへへ……でも、ともだちができたなぁ……
【証明を眩しそうに腕で目を隠したまま、仰向けに寝転がる】
はじめて、普通の子の………平和以外知らない、怖がりな子…… - 150二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 03:03:15
ふふふ…良かったじゃない
あなたにはそういう人がいた、それってとても幸運なことよ - 151ほしがりゅう◆BuOGBplkzY25/08/08(金) 03:06:48
………にへ。
うん、よかった……すごく、うれしかった
【声も表情もふにゃふにゃしている。疲労と眠気と浮かれがミックスされた味のある表情】
【尤も、テンションが上がっているのでしばらく寝付けないかもしれないけれど】
- 152〈春風〉◆FZj6svE9vc25/08/08(金) 03:19:34
寝付けない時にはこの「超安眠麻婆豆腐」が効く……
【ぐつぐつと煮えたぎる真っ赤な麻婆豆腐を取り出した】 - 153二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 03:22:52
- 154ほしがりゅう◆BuOGBplkzY25/08/08(金) 03:25:35
ありがと……
………”死”?
【怖がってもいいと学んだので全力で怖がるよ】 - 155〈春風〉◆FZj6svE9vc25/08/08(金) 03:26:22
- 156二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 03:30:06
- 157ほしがりゅう◆BuOGBplkzY25/08/08(金) 03:34:17
じゃあ、………ごくり
いただき……いた……いただきます。
【……生唾を飲むほどいい香りだ。本当か?これは辛さに備えて体が防衛反応を示しているのでは?】
【この震えは武者震いか、それとも期待か。だが、それを見るためには──進まなくてはならない。】
【希望と、覚悟を持って。そう、それもまた……今回、学んだことの筈だ】
【再び唾を飲む。今度は、防衛反応ではない。】
【──これは、臨戦体制ッ!恐怖ではなく、覚悟の証だッ!
!】
【勢いよく匙を繰り出し、気勢に反してそっと零さないように掬う。】
【闘いには流儀があり、気品があるべきだ。正義を示すためには、覚悟を名乗るためにはそれが必要なのだ】
【ぱくっ!!】
うっ………【くらり】
- 158〈春風〉◆FZj6svE9vc25/08/08(金) 03:36:22
(※ちなみに辛さは「描写者が一番おもろいなと思う辛さ」です。おやつみ……)
- 159ほしがりゅう◆BuOGBplkzY25/08/08(金) 03:44:43
んんまぁ〜〜〜────いッ!
【きらきらと目に星を輝かせる】
おいしい……おいしい、おいしい!
【辛い………!辛い!辛い!】
【なのに、匙が止まらない。乗り越えた?いや、違う……】
・・・・・・・・・
【これは、そう。引っ張り上げられたのだ。】
【辛さの壁の向こうから、旨みが迎えに来た!】
【覚悟と希望を持って挑んだものに微笑む……】
【美食の女神の微笑み、それを信じさせるような、奇跡を体感させる美味!】
おい………しい。
【気づけば、皿は空っぽになっていた。】
【不思議な感覚だった。】
【あまりの旨さに駆られて一瞬で通り過ぎていったにも感じたし、】
【地獄のような辛味に限りなく追い立てられ続ける永遠にも感じられた。】
【………ただ確信があるのは、この胸とお腹を満たす満足感、それだけ。】
【味の濃密さと、時間の濃厚さ。時間をスローに感じるほど鋭敏になっていく、駆け抜けていく感覚】
おいし、かった。
ごちそうさまでした、ありがとう……
【春風さんにお辞儀をして、ふらりとソファに倒れ込んだ】 - 160魔刀剣士◆BuOGBplkzY25/08/08(金) 03:50:49
……ふふ、よかったね……エル。
【微睡みながら微笑むエルピスをそっと抱き上げて帰路についた】
「んみゅう……すぅ……だい、すき……ごすずん……」
ああ、俺も大好きだよ。……お疲れ様、よく頑張ったね。えらいよ……
「…………にへへ。」
(※なんだったんだね……今のインスピレーションは……)
(※ありがとうございました!この時間まで見守ってくださった方には格別の感謝を……!明日持ち越すかも?寝てもいいよ?チラチラとか予防線はって……ごべーーーん!今更みっともねぇんだけど!!やっぱり感想……くれねえか!!後日でもめちゃくちゃ嬉しいからよ……!(ワンピ泣き) )