【超絶閲覧注意】莉波「弟くんは…」

  • 1二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 15:09:20
  • 2二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 15:12:14

    私は姫崎莉波。初星学園の3年生。
    幼馴染の弟くんにプロデュースをして貰っている。弟くんと出会ってお姉さんキャラで売り出し初めてから、私の成績が上がった。年上の弟と年下のお姉さん、変じゃないよね?
    でもそれ以上に嬉しいのは、私に結婚しようと言ってくれた弟くんに再会出来たことだった。

  • 3二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 15:12:37

    勝ったな

  • 4二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 15:17:34

    私には、弟くんの他にもう一人、大切な人がいる。それは、同じクラスの有村麻央。
    麻央はすごくかっこいいアイドルで、王子様って後輩からも慕われている。
    麻央は私のことをたくさん褒めてくれるし、相談にも乗ってくれる、私の大切な友達。
    弟くんの次に、大切な人。

  • 5二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 15:26:12

    「プロデューサーくん、今日も一日、お疲れ様」
    「姫崎さんこそお疲れ様でした」
    「私がなでなで、してあげようか?」
    「大丈夫です。そこまでしてもらう程疲れてはいませんので」
    「遠慮しないで、弟を癒すのはお姉さんの役目だから」
    「そこまで言うなら…仕方ないですね」
    やっぱり、弟くんを甘やかす時間が一番楽しい。あの頃も、いっぱい撫でてあげたなぁ
    「姫崎さん、ありがとうございました、お陰で疲れが取れました」
    「私は大丈夫、丁度弟くんを甘やかしたかった所だし」
    そんな会話を、日々繰り返す。

  • 6二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 15:36:25

    ある日、弟くんが風邪を引いてしまった。休まないで無理ばっかりするから。
    だから、今日は一日中弟くんの部屋で弟くんのお世話をしてあげた。
    「何で来たんですか」
    「プロデューサーくんが心配だからだよ。38度も熱があるんだったら、お姉さんを頼ればいいのに」
    「お粥を作ったのは久しぶりだなぁ…プロデューサーくん、食べれる?」
    「はい、食べれま
    「はい、あーん」
    「何をするんですか」
    「今日くらい、ずっとお姉さんに甘えちゃいなよ、昔はよくやってたし」
    「そうですけど…」

  • 7二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 15:47:01

    今日は待ちに待った、弟くんとのデートの日。
    弟くんはずっと、「デートではありませんよ。アイドルとプロデューサーがそんなことする訳ありません」って言ってるけど、つれないなあ
    「プロデューサーくん、海だよ、海!どっちが遠くまで行ける競争したりしたよね」
    「そんな事もあった気がしますね」
    「綺麗でしょ?」(自分の水着姿)
    「はい、綺麗な海ですね」
    「もう、プロデューサーくん…」
    「姫崎さんの大好きなお寿司、好きなだけ食べていいですよ」
    「やったぁ!」
    弟くんとのデート、楽しかったなぁ、私、なんだかんだで弟くんといい関係を作れてる気がする。

    そう、思っていた。あの光景を見る日までは________

  • 8二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 15:56:08

    ある日、私は信じられない物を見てしまった。
    弟くんが、麻央と二人で話していた。
    二人とも、凄く楽しそうだった。
    え?なんで?なんで弟くんが麻央と話してるの?弟くんは私だけの幼馴染で、私だけの弟なんじゃないの?
    流石にありえないよね?
    私は弟くんと麻央を信じていいんだよね?

  • 9二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 15:57:44

    出目が出ちまったんだ仕方ねえ

  • 10二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 16:07:15

    その2週間後だった。私はまた信じられない物を見てしまった。
    弟くんと麻央が、二人で出かけていた。
    私はすぐさま建物の影に隠れた。どうやら二人には見つかっていないっぽい。
    どういうこと?弟くんと麻央がデート?
    しかも、私の時はずっと真面目そうな顔をしてた弟くんが凄く楽しそうに笑ってる。
    なんで?なんで?なんで?
    今度プロデューサーに聞いてみようっと

    この時の私は知らなかった。残酷な真実を伝えられることを________

  • 11二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 16:19:50

    「ねえプロデューサーくん、私知ってるよ?君がこっそり麻央とお出かけしてたの知ってるよ?どういう事かな?」
    「姫崎さん、なぜそれを?」
    「たまたま私も近くにいただけだよ?それよりも、早く答えてよ、弟なのに、お姉ちゃんを裏切るの?」
    「答えてもいいんですか?」
    「いいに決まってるじゃん」
    「というか、これはあなたも知っていることでしょう?」

    「有村さんも俺の幼馴染だからですよ」

  • 12二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 16:35:06

    「え?」

    その瞬間、突如として私の脳内に溢れ出した、存在する記憶。
    麻央は兵庫出身だけど、親の仕事の都合で福岡に引っ越してきたらしい。
    私たちは、そこで知り合った。
    麻央は、昔から王子様みたいだった。
    私も弟くんもお姫様みたいに扱ってた。
    私が怪我した時にすぐ絆創膏を持ってきてくれたり、泣いてる弟くんをすぐ泣き止ませたり。
    思い出が、どんどん蘇ってくる。
    弟くんと3人で、展望台から見た花火大会、そこで私は、結婚しようと言われた。
    え?まさか………そんな事………

  • 13二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 16:38:32

    おいおいおい……

  • 14二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 16:51:01

    私はなんとなく察しがついた。
    でも、それは絶対に認めたくなかった。だから、違う可能性に賭けて私は弟くんに聞いた。
    「ねえ…あの時の結婚しようって…」
    「そうです、俺はあの時有村さんに向けてあの言葉を言いました」
    「…………」
    弟くんには何も言わずにその場を去った。
    心が壊れる音がした。
    そっか、私、10年間ずっと、勘違いしてたんだ。
    「弟くんは…私の弟じゃなくて、王子様に導かれるお姫様だったんだね」
    あはは、もう、お姉さんとか、アイドルとか、どうでもいいや。

  • 15二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 17:02:59

    私は、アイドルを引退し、初星学園を退学した。
    そしてその数ヶ月後、弟くんと王子様と一緒に過ごした福岡に戻ってきた。
    久々に来ると、思い出が色々蘇ってくる。
    そういえば、あの頃の弟くんは、お姉さんよりも王子様のことを見ていた気がしてきた。
    弟くんは、王子様と正式に付き合い始めたらしい。
    きっと、凄くお似合いだと思う。
    私は、あの時花火を見た展望台に来た。私の勘違いのきっかけになった展望台。

    「弟くん…いや、お姫様、王子様と、末永くお幸せに」

    私はそう言って、展望台から飛び降りた。

    END

  • 16二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 17:08:51

    以上です。

    【閲覧注意】莉波の夏【スルー推奨】|あにまん掲示板bbs.animanch.com

    参考にしたこのスレでは、「莉波に恋をしたのは学Pではなかった」という勘違いでしたが、ここでは「学Pが恋をしたのは莉波ではなかった」という勘違いが起きていました。

    次回予告dice1d9=7 (7)

    担当をいじめたくないからことね入れなかったらグラードンに怒られたので入れました

  • 17二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 17:11:33

    広は大体どんな感じにするかは決まってるのですが、こんなのを毎日書いてると頭がおかしくなるので10日か11日になると思います

  • 18二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 17:35:44

    >>17

    まるでグラードンが頭おかしいみたいな(以下略)


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