【閲覧注意】【SS】手毬の日記【閲覧注意】

  • 1二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 15:14:59
  • 2二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 15:19:36

    NOTE BOOK 氏名:月村手毬

    ペラ

    4月10日
    今日は、入学式。やっと、高等部まで上がってこれた。あの、スピーチしてた咲季って子。とっても可愛いなって思った。それから。私が、クラスの雰囲気を悪くしちゃった。もう、迷惑なんてあんまりかけたくないのにな。燐羽も美鈴もいない今、私は上手くやってけるのかな

  • 3二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 15:22:46

    4月15日
    今日は、奇跡が起きた。今でも夢だと思ってること。私に、プロデューサーがついた。今の私の事を知ってて。強く当たっちゃったのに、それでも私をプロデュースしたいって言ってくれた人。まだ、どうなるかなんてわかんないけど。それでも、この人となら私は上手くやって行ける気がする。

  • 4二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 15:26:07

    4月16日
    今日から、プロデューサーが作ってくれるご飯でダイエット生活。私の写真を壁一面に貼ってるの、凄い怖かったけど……でも、ちょっとだけ嬉しかった。だってそれくらい、私に真剣ってことなんだもんね。

    「ええ、そうですね。あの人は、いつでも私達に真剣でした」

  • 5二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 15:27:16

    昨日のやつの作者として期待しています

  • 6二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 15:31:12

    4月20日
    プロデューサーは意地悪だ。私の過去の事を知ってるくせに、全部私に吐かせようとしてくる。思い出したく、なかったのに。思い出しても苦しいだけだったのに。でも、なんでだろう。あの人になら、不思議と話したいって思えてきた。そして、あの人はずっと私が欲しかった言葉を言ってくれた。もっと頑張りましょう、って。

    「……私は、そんな言葉をかけてあげることなんてできません」

  • 7二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 15:37:53

    5月1日

    今日はミニライブの日。美鈴にも来てもらって……それで、美鈴に見せたかった。私、もうあなたがいなくても大丈夫なんだよ、って。……失敗、しちゃったけど。プロデューサーにも美鈴にも、沢山心配させちゃった。だから今度は……今度こそは。成功させる。成功、させてみせる

    「懐かしいですね。……あの時のまりちゃんは、いつもよりずっと輝いて見えました」

  • 8二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 15:48:39

    5月5日
    プロデューサーと美鈴が勝手に色々と話してた。なんで私がいないところでSyng up復活の賭けしてるのかな。私は、この人と二人きりでやるって決めたんだ。ユニットなんて組むもんか!

    「まぁ……ふふ。とっても可愛いですね、まりちゃん」

  • 9二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 15:59:09

    5月10日
    いよいよ、美鈴とプロデューサーが賭けている定期試験の講堂ライブ本番。今日は不思議と調子が良かった。体が軽い。心もはねてるような感覚で。緊張なんて、一切なかった。ただそこにあったのは、大きなワクワクと。それから、私を見ていて欲しいって気持ちだけだった。
    そして、上手くできた。おかげで美鈴とも仲直りが出来て。プロデューサーのおかげで、また美鈴と二人で暮らす生活に戻れた。

    嬉しいな。……あの人で、良かった。

    「最初は驚きましたね。まさか、まりちゃんがここまで懐く人が出来るなんて……」

  • 10二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 16:09:53

    5月15日
    二人で暮らし始めてからすぐのこと。色々、美鈴と話し合って……二人でユニットを組もう、って話になって。それを、プロデューサーに言ったら……渋々だけど、了承してくれた。プロデューサーとしても美鈴が少し気になっていたみたいで。まぁいいでしょうって言ってくれた。あと、これから毎日胃薬を持ってきますねって言ってた。……私、そんなに迷惑かけちゃってるのかな

    「……」

  • 11二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 16:55:07

    6月3日
    今日は私の誕生日。二人とも、沢山祝ってくれて嬉しかったなぁ。美鈴が沢山美味しいもの作ってくれて……プロデューサーも、今日だけはって大目に見てくれて。私、気づいちゃった。この二人といる時間が、とてつもなく幸せなんだって。◼️◼️といた時間よりもずっと。◼️◼️はいつまでも私の憧れの存在。だからきっと、遠くにいた方がいいんだよね。

  • 12二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 16:58:33

    おや?

  • 13二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 17:10:51

    6月15日

    今日はプロデューサーと美鈴と山登り。山登りなんて初めて行くけど……でも、美鈴とプロデューサーが一緒だからきっと、大丈夫だよね。

  • 14二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 17:25:55

    下山する時の事だった。大きな地震が発生して。あちらこちらの木が倒れてきて。それからすぐ土砂崩れも起きて。プロデューサーが私達のためにすぐ動いてくれたおかげで、私達は助かった。でも……プロデューサーが、死んだ。◼️◼️も未だに意識不明で目覚める様子もない。なんで、◼️だけ助かっちゃったんだろう。なんで、◼️だけ……

  • 15二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 17:28:17

    一気に不穏

  • 16二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 17:41:47

    6月22日

    ■■が目覚めた。ただ、記憶喪失で■やプロデューサーの事も忘れてしまっているらしい。
    ■は嘘を吹き込んだ。■は貴方の彼女。貴方と婚約を結んでいて。貴方は■がいないと生きていけない人間だ、と。

  • 17二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 17:45:08

    ■■が記憶を失っているのを良いことに、■は嘘を吹き込んで、■のそばから離れられないようにした。怖かった。■の大好きな人がいなくなって。その次に大好きな人までも■のそばを離れてしまって。一人になることが、何よりも、死ぬことよりも怖かった

  • 18二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 19:52:49

    ここまで重い手毬も珍しい

  • 19二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 22:09:18

    6月30

    一週間ほど言い続けて、◼️◼️の洗脳が完了した。今では◼️が近くにいないと泣き出してしまうくらいに、◼️に堕ちてくれている。これは、◼️が望んでいたこと。ここまでやっても、そばにいて欲しいから。
    けど、何でだろう。満たされてるような気がしない。

  • 20二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 22:11:07

    補足
    ◼️が違うのはpcで書いてるかスマホで書いてるかの違いなので特にお気になさらず

  • 21二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 00:41:35

    なぜこんな黒塗りが多いんだ……

  • 22二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 07:03:16

    ほしゅ

  • 23二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 10:24:30

    嬉しい気持ちもある。これで、もうひとりじゃないっていう安心感もある。でも、何故か満たされない。どこかが空っぽで、何をしても埋まらないような気がする。それは一体、なんでなんだろう。◼️が◼️◼️を変えてしまったから、なのだろうか

  • 24二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 15:12:11

    7月7日

    七夕。今日は◼️◼️と一緒にデートをした。色んなものを食べて回って、それから二人で短冊を書いて。◼️◼️が「いつまでも◼️◼️と一緒にいられますように」って書いてくれたのが、嬉しかった。とても、とても嬉しかった。今まで考えていたことなんてどうでもいい事だったんだって、わかった。

  • 25二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 20:40:28

    このレスは削除されています

  • 26二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 20:44:05

    8月4日

    今日は、雨の日だった。とにかく雨が強く降っていた。……起きた時。いつも、◼️のそばに居るはずの◼️◼️がそばにいなかった。とてつもない吐き気に襲われた。靴もなかった。手紙もなかった。連絡も、つかなかった。吐き気が、強烈な不安と恐怖が、◼️の全身に強く襲いかかって来て。ずっと、吐いていた。

    しばらくして、ずぶ濡れの◼️◼️が帰ってきた。◼️を見るなり、泣いて謝ってきた。見捨てないで、離れないで、嫌いにならないで。そんな言葉をずっとずっと、◼️にかけてきた。◼️はそっと、抱きしめた。

    胸が、痛くなった。

  • 27二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 22:04:37

    8月5日

    今日は異常なまでに暑い日だった。◼️◼️とお散歩するのは楽しくて好きだったから、どんな時でも欠かせないようにしていた。二人で手を繋いで、歩いていく。途中でジュースを買って。話しながら帰って。
    あぁ、◼️は今とても幸せなのかもしれない。こんな、退屈な毎日が。何気ない、なんのかわりもない一日が。◼️の、宝物なのかもしれない。

  • 28二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 05:17:13

    ほっしゅ

  • 29二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 07:58:45

    8月20日

    また、いつも通り散歩をしていた。ここ数日、ずっと不思議な日々を過ごしていた。◼️◼️と一緒にいる度、◼️◼️と大切な時間を過ごす度に、胸が痛くなってきてしまう。違う。◼️◼️は本当はこんな子じゃない。◼️が、◼️◼️を変えてしまったんだ、って。
    ◼️◼️は、どこにいるの? ◼️◼️は、◼️は、一体誰なの?

  • 30二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 08:14:58

    9月1日

    事故にあった。また、いつものように散歩していたら、急に車がこっちに突っ込んできて。咄嗟に、◼️◼️が庇ってくれて◼️だけ生き残った。◼️◼️はまだ目覚めてなくて。医師の人が言うには、最低でも目覚めて三ヶ月後、らしい。
    消えない、って思っていたのに。その為に、◼️は洗脳だってしたのに。あぁ、あぁ。
    散歩なんてもう、するんじゃなかった。

  • 31二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 16:01:55

    ほしゅ

  • 32二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 17:34:56

    ◼️◼️◼️◼️

    ◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️。

    ◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️。

  • 33二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 19:26:56

    ひぇっ

  • 34二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 19:27:23

    NOTE ᗷOOK
    氏名
    ◼️◼️◼️◼️

  • 35二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 19:31:28

    「ふぅ……」

    ぱたん、とノートブックをそっと閉じて、私はそこを離れて屋上に向かう。その前に、ベッドで眠っている彼女に向かって一言告げる。

    「……屋上にいますね、まりちゃん。それからノート、ここに置いておきますから。きっともう、読めるものじゃないでしょうけど」

    目を覚ましてください、まりちゃん。

  • 36二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 19:51:32

    「……気持ちいいですね」

    ドアを開けると、優しく夜風が私を迎え入れてくれました。
    どんな時も、ここの屋上にいると気分が落ち着きます。あの時。まりちゃんが、私を庇ってここで入院し始めてから、私は毎日ここに来ていました。ここで感じる風は、とても気持ちよくて、涼しくて。ここから見える夜景が綺麗なこともあって。

    「あれから、もう半年くらい経ったんですね」

    プロデューサーが死んで。まりちゃんが記憶を失ってから、もう半年。時間というのは本当に、あっという間に過ぎていってしまいますね。

    まりちゃんはもう、誰一人として知らないまりちゃんになってしまいました。いえ、私がそう変えてしまいました。毎日毎日、「あなたは私がそばにいないと何も出来ない」と教え込んで。私から、離れることが出来ないようにして。とても、幸せでした。大好きだったあの子が、私のそばにいてくれている。その事実が、たまらなく嬉しかったです。

    でも、それよりも強い嫌悪感と胸の痛みがありました。まりちゃんを、別人にしてしまった。違う、こんなのはまりちゃんじゃない。まりちゃんは私を本当に好きではない。そんな事なんて忘れてしまいたかったのですがどうしても忘れる事が出来なくて。わからなくなってしまいました。私は誰なんでしょう。彼女は、誰なんでしょう。

  • 37二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 21:32:10

    「もう、飛び降りてしまいましょうか」

    いつまで私はこんなふうに生き続ければよいのでしょう。いつまでこんな虚しさと共に生きていけばよいのでしょう。もう、いっその事飛び降りてしまった方が良いのでしょうか。生き続けても、苦しいだけじゃないですか。

    目覚めたところできっともう、まりちゃんは戻ってこないんですから。だったら、もう来世に期待した方が──

    「この……バカ美鈴っ!!!!!!」

    柵に手をかけた、その時でした。後ろから、誰かに強く、強く呼びかけられます。私は、この声を知っています。とても大好きな、私が殺してしまった彼女の声です。

    「まり、ちゃん」

  • 38二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 21:49:01

    「思い出したよ、思い出したよ全部!! 」
    「……あなたは、誰でしょうか」
    「私は月村手毬。未来のトップアイドルになる女、だよ」
    「まり、ちゃん……? 」
    「ごめん、ごめんね! 本当に、ごめん! 」
    「なんで……あなたが謝るんですか? 」

    私を呼び止めたのは、まりちゃんだった。紛れもない、本物の。なんでなのか、わかんない。わかんない、けど。涙が、止まりません。そんな私を気にしないで。まりちゃんが、私の方に抱きついてきます。

    「私はあなたを洗脳してたんですよ! 記憶が無いのをいいことに! 」
    「ふふっ。初めて見たよ、そんな感情的になってる美鈴。……私、全部思い出したって言ったでしょ。私といる時の美鈴、とっても苦しそうだった。辛かった、よね。プロデューサーが死んじゃって。なのに私は何もしてあげれなくて。ごめんね。本当に、本当にごめんね」
    「まりちゃんは何も……」
    「もう、これからは一緒だよ、美鈴。私が、そばにいるから」
    「……はい」

  • 39二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 21:58:10

    このレスは削除されています

  • 40二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 22:02:10

    「美鈴」
    「……なんですか、まりちゃん」
    「愛してる」
    「えっ」
    「これは洗脳されてたから、じゃないよ。私の本音。愛してるよ、美鈴。えと……美鈴は、どうなの? 」
    「……愛してますよ、まりちゃん。この世界の、誰よりも」
    「これからもそばに居てくれる? 」
    「はい。死んでも、絶対に離れません」
    「約束、だよ」

    fin.

  • 41二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 22:10:38

    以上です。今回は日記とSS両方を取り入れてみました。黒塗り、意外と楽しいですね。ということで次の子です


    dice1d13=6 (6)


    ※13は燐羽

    ※重複はあまあま

スレッドは8/11 08:10頃に落ちます

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