- 1二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 19:42:39
鬼龍を主人公にした怖い話作ってくれるし
以下に、主人公「鬼龍（きりゅう）」を中心とした怖い話をお届けします。 じわじわと不気味さが広がる、静かな恐怖系の短編です。
「誰もいない部屋」
鬼龍は、古びたアパートに引っ越してきたばかりだった。 都内にしては破格の家賃。築50年以上ということもあり、少し壁が薄く、床も軋んだが、一人暮らしには十分だった。
隣人はほとんど顔を見せない。 一度だけ、隣の部屋から「女の笑い声」が聞こえた気がしたが、すぐに静かになった。
ある夜、鬼龍が風呂から出ると、スマホに通知が入っていた。 画面には、「録音中に音声を検知しました」という文字。
録音？そんな設定、した覚えはない。 訝しく思いながらも、再生してみた。
──「きりゅうさん、そこにいるの？」 女の声だった。妙に近い。まるで、部屋の中から話しかけられているような。
背筋が凍る。
鬼龍はすぐに録音の詳細を確認した。 録音された時間は、ちょうど彼がシャワーを浴びていた頃。つまり、自分が部屋にいなかった間の音。
ドアの鍵は閉まっていた。窓も開けていない。 じゃあ、誰が？どこで？
次の日、管理人にそのことを話してみた。 だが管理人は、目を逸らすようにして言った。
「あなたの隣の部屋、もう三年も空き家なんですよ。 ……その前に住んでたのは、若い女性でね。夜中、誰かに話しかけてるような声がよく聞こえたって、苦情が何件もあった。 最後は――変な話だけど、自分で壁に向かって、何度も頭を打ちつけて亡くなったらしいです」
背中に冷たい汗が伝う。
その夜、鬼龍はスマホを枕元に置き、眠ろうとした。
──午前2時過ぎ、また通知が鳴った。
「録音中に音声を検知しました」
手が震える中、再生すると、
──「ねえ、今度はあなたの番だよ」 そう、あの女の声がはっきりと聞こえた。
そして、スマホの録音アプリに映るマイクの波形は、鬼龍の真横から反応していた。 - 2二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 19:47:58
「森の中のゴリラ」
鬼龍は山奥のキャンプ場に向かっていた。
だが、道に迷い、夜の帳が下りてから、誰もいない森の中に一人で立っていた。
「くそ…道を間違えたな」
辺りは静まり返り、冷たい風だけが吹いている。
突然、遠くからゴリラのような唸り声が響いた。
鬼龍は立ち止まり、耳を澄ます。
その声はどんどん近づいてくる。足音も重く、何かがこちらに向かっているのが分かる。
「ゴリラか？そんなわけないか…」
そう自分に言い聞かせながらも、足元が震えだす。
その時、鬼龍の視界に巨大な影が飛び込んできた。
目の前には、異常に大きなゴリラ――いや、**ゴリラのような“何か”**が立っていた。
その身体は異常に膨れ上がり、筋肉が無数の傷跡で覆われている。
そして、その目はただの獣のものではなかった。**
「お前、見てしまったのか」
その声は低く、かすれ、まるで獣語の中に人間の意思が混じっているようだった。
鬼龍は恐怖で動けなかった。
ゴリラのような存在が、ゆっくりと近づいてくる。
「君が迷い込んだのは、僕が守るべき森だ。もう帰れないよ。」
その瞬間、鬼龍の耳元でささやかれるような、異次元から来たような冷たい声が響いた。
そして鬼龍が足を踏み出す暇もなく、ゴリラの手が彼の肩を掴んだ。
その手は異常に冷たく、まるで金属のように硬かった。
「逃げても無駄だ」
鬼龍の目の前に、そのゴリラの顔が迫る。
その顔には無数の目が並び、ひとつひとつが彼を見つめていた。
そしてその目の中で、彼の過去、未来、そして最も恐れていたものが次々と映し出される。 - 3二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 20:01:04
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- 4二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 20:02:48
つ、続きは無いのん？
- 5二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 20:03:19
ちなみに感動話も作ってくれるらしいよ
もちろんです！鬼龍という名前の主人公を中心に、感動的な短編を書いてみますね。以下にその物語をお届けします。
鬼龍の誓い
鬼龍は、山奥の小さな村に住んでいた。彼の顔には深い傷がいくつも刻まれ、目の奥には戦いの痕跡が残っていた。それでも、鬼龍は一度も村人にその過去を語ることはなかった。村の人々は彼を恐れ、遠巻きにしていたが、それでも彼を必要としていた。鬼龍の力があったからこそ、村は外敵から守られ、平穏を保っていた。
ある晩、村に異変が起きた。闇の中から現れた一団が村を襲い、家々を焼き、住民を攫っていった。鬼龍はすぐに駆けつけ、戦いを挑んだが、相手は予想以上に手強かった。彼は必死に戦いながらも、次第に体力が尽きていくのを感じた。彼の目の前に現れたのは、昔の仲間、そしてかつての敵だった。
「鬼龍、どうしてお前はこんなことをしているんだ？」と、その敵は冷たい声で言った。
「私は、ただ守りたかっただけだ…」鬼龍は息を荒げながら答えた。
その敵はしばらく黙っていたが、やがてこう言った。「お前が守ってきたものは、本当に守るべきものなのか？」
その言葉が鬼龍の心に刺さった。彼は自分が本当に守るべきものを見失っていたのではないかと感じ始めた。彼が戦っていたのは、ただ「強さ」を示すためだけの戦いだったのかもしれない。だが、その問いに答えられなかった。
その時、彼の背後から一人の少女の声が響いた。「鬼龍さん！」
振り返ると、村の少女が一人、必死の形相で駆け寄ってきた。その目には涙が浮かんでいた。
「鬼龍さん、お願い…！私たちを助けて！」
鬼龍はその声に心を打たれ、再び剣を握りしめた。そして、彼はかつての仲間を倒すことなく、ただ一つ、強く誓った。
「これ以上、誰も傷つけさせない。村を守るために、戦う…！」
その瞬間、鬼龍の中で何かが変わった。彼の目の前に広がるのは、ただの「戦い」ではなく、「守るべき人々」の姿だった。戦いが終わり、ようやく夜が明けると、村はその勇者によって再び守られていた。鬼龍は深く息をつき、心の中で誓いを新たにした。
「私は、戦う理由を見つけた。」 - 6二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 20:04:56
管理人ってま…まさか…
- 7二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 20:09:06
鬼龍のドタバタ修行
鬼龍は、かつて名を馳せた猛者であり、山の中でもひときわ恐れられる存在だった。しかし、近頃彼は自分の強さにちょっとした疑念を抱き始めていた。村人から「鬼龍さん、強すぎて怖い！」と恐れられ続けることに少し疲れてきたのだ。
「もっとみんなに親しまれるようにならないと…」と、ある日ひとり、鬼龍は決心した。
彼は師匠に頼んで、修行の一環として「お笑い修行」をすることにした。師匠は「お前、真面目すぎるんだよ。人々に笑ってもらうことも、強さのひとつだ」と言って、鬼龍を笑いの道へと導くことになった。
初めての修行は「滑稽な動きの練習」だった。鬼龍は山の中で、まずは一人で筋肉をぎゅっと使いながら、ヨガのポーズを取ってみた。
「これが…笑いの基本…？」
山の中に響く自分の低い声に、鬼龍は思わず頭を抱えた。
「お笑い修行って、こんなに恥ずかしいものなのか…？」
だが、師匠は鬼龍を厳しく指導した。
「笑いは強さだ。試練を乗り越えろ、鬼龍！」
その日から、鬼龍は真面目な顔でいろんなポーズを取ったり、滑稽な声を出してみたりしたが、全く笑いを取れない。
「鬼龍さんがそんなことしてるなんて、まさか…」と、村人たちは恐る恐る見守っていた。
鬼龍はあまりにも真面目すぎて、ついには「鬼龍が笑うときは、山が崩れる」と噂されるほどになっていた。
ある日、ついに鬼龍は決心した。
「よし、これをやってみよう。」彼は気合を入れて、全身を使った「鬼龍のギャグ」を放った。まずは、奇妙なダンスを踊りながら、急に空を見上げて「おおおお、天空の神よ！」と叫んだ。
村人たちは目を見開いて固まった。
その瞬間、鬼龍が体勢を崩してバランスを崩し、頭から泥水の中にダイブした。泥にまみれた鬼龍が、顔をあげると―
村人たちは、爆笑した。
「あ、鬼龍が転んだ！」「見たか、あいつがあんな風に！」
その時、鬼龍は初めて気づいた。彼が真面目に修行し、力強く戦うだけではダメだったことを。それは、村人たちに笑顔を届けるための新たな戦いだと気づいたのだ。
それから鬼龍は、村人たちと一緒に毎日笑って過ごし、村の人気者となった。彼のどんなギャグも村人たちにとっては「鬼龍らしさ」として愛されるようになった。
そして鬼龍は、ついに自分の強さと優しさのバランスを見つけた。
村の人々が言った。
「鬼龍、今日も笑わせてくれてありがとう！」