【CP・閲覧注意】ヒゲマンから連絡が来ない……Part3【シャリマチュ】

  • 1二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 11:20:49

    再び立ててしまいました。

    ダイスを使いつつ、SS仕立てで展開していくスレです。

  • 2二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 11:22:05
  • 3二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 11:23:05
  • 4二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 11:24:17

    前回のスレで一度お話は終わり、それから約2年後の設定で、新たに開始します。

    自分の趣味全開でやっていきます!
    また離れ離れの状態からスタートするので、二人が再会するまで、長い目で見てください……!

  • 5二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 11:26:02

    前回の話から設定を引き継いでいます。

    お手数ですが、最初のスレからお読みいただくか、pixivに小説としてまとめてありますので、そちらを御覧ください。


    「暁の邂逅」/「あんみつ」のシリーズ [pixiv]機動戦士Gundam GQuuuuuuXの二次創作です。 最終回の少し後。 地球の海にいるマチュと、ジオンにいるシャリア・ブルが再び会うまでのお話。www.pixiv.net

    (リンクちゃんと貼れてるかな……初めてなのでよく分からない)


    ダイス判定の臨場感を味わいたい方はスレを、内容だけ一気読みしたい場合はpixivをどうぞ。

  • 6二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 11:27:12

    一応、前回までのあらすじ

    ハイパー化した謎のMSとの決戦後。
    シャリア・ブルと全く連絡が取れなくなったマチュは、彼に会いに行くことを決意。
    ララァの元へ相談に向かったところ、そこでシャアと再会する。
    一方ジオン公国では、シャリア・ブルがシャアの偽者事件に頭悩ませていた。

  • 7二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 11:29:08

    アルテイシアは、連邦軍時代の同僚で、現在はジャーナリストを生業としているカイ・シデンに事件の調査を依頼する。
    マチュがララァたちのところに滞在中、シャアが、連邦の残党に襲われていたカイを連れて帰ってくる。
    カイからシャアの偽者事件の話を聞き、居ても立ってもいられなくなって、首を突っ込むことに決めたマチュ。
    ジークアクスを持ち出して、シャアの手を借りつつ、敵の補給線を断つ作戦行動を開始。

  • 8二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 11:30:16

    マチュの行動はジオンにいるシャリア・ブルの耳にも入り、事件の首謀者が地球へ出立したこともあって、彼も地球へ行くことを決意。
    二人は地球で再会した。
    マチュとシャリア・ブルはM.A.V.を組み、無事に事件の首謀者を捕獲。
    その戦いの中、二人はキラキラの中で巡り合う。
    それぞれ自分の気持ちを再確認した二人。
    いつか再び会うことを約束して別れたのだった。


    あらすじはここまで。

  • 9二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 11:31:20

    それでは始めます。


    地球での短い休暇を終えて、ジオン公国に帰っていったシャリア・ブル。


    ……そして、約2年の月日が流れた。

  • 10二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 11:32:28

    自室のソファに寝転んでいたマチュは、今日何度目かのスマホチェックの後、画面をオフにして床に放り投げた。

    「やっぱりない……。連絡がない!」

    「マチュ、ドウシタ、マチュ」
    ハロがピョンピョンと跳ねて近づいてくる。
    マチュは起き上がり、ハロを拾い上げてぎゅっと胸に抱き締めた。
    「ハロ、聞いてよー!ヒゲマンから連絡がこなくなっちゃった!」

  • 11二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 11:34:19

    この2年で、マチュの周囲には、いくつかの変化があった。

    今からおよそ1年前。

    サイド6からの公開指名手配が解除された。
    あわせて、ずっと中途半端になっていたニャアンの立場もようやく解消され、改めてジオン国民の資格を正式に有することとなった。

    そのタイミングで二人は一度宇宙へ行き、コモリやエグザベと再会した。

    ※ちなみに、コモリは中尉に、エグザベは大尉に、それぞれ昇進している。

  • 12二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 11:35:21

    また、マチュはジオン立ち会いの元、両親とも会うことができた。
    両親には相当泣かれたが、今までの親不孝を思えば仕方ない。
    マチュは結局、サイド6へ戻ることを選択しなかった。
    両親は薄々分かっていたようだ。
    今のマチュの状況については、事前に「ジオンの高官さん」から話があったのだと、両親から教えてもらった。それがシャリア・ブルであることは、すぐ見当がついた。

  • 13二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 11:36:42

    しかし、その場にシャリア・ブルの姿はなかった。

    「相っ変わらず忙しいんだ」

    「相変わらずね」

    マチュに言われて、コモリは苦笑する。

    「今日、本当は来たかったみたい。残念がってた」


    ちなみに、マチュとシャリア・ブル、二人の関係は dice1d3=1 (1)


    1 皆の知るところとなっている

    2 暗黙の了解となっている

    3 本当のことは誰も知らない

  • 14二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 12:37:53

    スレ立て乙です!
    前スレも楽しく読ませていただいたので、楽しみにしてます…!

  • 15二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 15:09:41

    >>14

    また見てくれてありがとうございます!

    ゆるゆるとやっていきます。

  • 16二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 17:16:51

    続きです。

    シャリア・ブルが地球からジオンに戻り、最初の登庁日。
    彼がやたらと日焼けしていることに、会った者皆が気付いたが、誰もそのことに言及できなかった。
    そして、その日の午後には「地球での休暇は極秘任務遂行のカモフラージュである」というまことしやかな噂が流れたのだった。

    噂を聞いたコモリは首をかしげる。
    (ホントかな?誰も本人に直接聞かないんだよね……。仕方ない、ここは私が)
    コモリは、仕事をしているシャリア・ブルに近づいて、さりげなく声をかけた。
    「……中佐、地球ではゆっくり過ごせました?」
    「ええ、楽しかったですよ。長く空けてしまってすみませんでした。今朝言ったとおり、みなさんも順に休みを取ってください」
    「ありがとうございます。……地球でマチュに会えたんですよね?」
    「ええ」
    「マチュ、元気にしてました?」
    「相変わらずでした」

  • 17二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 17:18:18

    (んー、もうちょっと核心に迫る質問がしたいな)
    「……マチュと、どこかに出かけました?」
    「そうですね、海に遊びに行きましたよ」
    「海に?」
    「はい」
    「……もしかして二人っきりで?わざわざ?」
    「そうです」
    (それってまるでデート……)
    シャリア・ブルはコモリの顔を見るとニッコリして、肯定も否定もしなかった。

  • 18二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 17:19:34

    シャリア・ブルが席を外した隙に、コモリはエグザベの袖をぐいぐい引っ張って
    「さっきの聞いた?エグザベ君!」
    「え、何?」
    「だから、さっきの、中佐の!」
    「地球での休暇の話?ゆっくり休めたみたいで僕も安心したよ」
    「あなたは何を聞いていたの……」
    「海に行ったって話だろ?まとまった休みがないと、なかなか行けないもんな」
    「……ホントに、何を聞いていたの……」

  • 19二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 17:21:07

    そんなこんなで、マチュとシャリア・ブルが、少なくとも二人で遊びに行く仲であることは、皆の知ることとなっていた。

    コモリ
    (とりあえず、仕事でムチャしそうになったときに「マチュに知らせますよ」って脅し文句が効くようになったのは助かるよね)

  • 20二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 20:19:11

    ところで、現在ニャアンは、フラナガンスクールに通っている。


    通うことになった理由 dice1d2=1 (1)


    1 エグザベが勧めた

    2 ニャアンが自分で決めた

  • 21二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 20:34:48

    通うきっかけとなったのは、エグザベの一言だった。
    『ニャアンなら、スクールで学べば更にニュータイプの力が伸びるんじゃないか?それに、将来の選択肢が広がるし、社会に出て生きていくための力も身につけられる。』

    最初は反発したニャアンだったが、最終的にはスクールに通うことを決断した。
    ニャアンがイオマグヌッソの「事故」の際の実行犯であることを知る者は、ほとんどいない。
    ニャアン自身、あの事件について色々思うところがあるようで、自分自身のけじめとして、その道を選択したようだ。

  • 22二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 20:36:12

    マチュはジークアクスと共に、地球に滞在することを選択し、ララァの住まいの近くに引っ越しした。
    ジオンからある程度の恩給は出ているので十分生活はできるが、ララァの仕事を手伝ったり、シャアの仕事を手伝ったりしながら暮らしている。
    コンチはニャアンが連れていったので、ハロとの二人暮らしだ。

    ジークアクスは、今の住居の近くのジオンのドックに保管場所を移している。

  • 23二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 20:37:24

    ここで一旦、好感度判定を。


    前回のマチュ→ヒゲマンへの好感度 110


    この2年間で、マチュのシャリア・ブルに対する心境に変化はあった? dice1d3=2 (2)


    1 好感度は上がった

    2 変わらない

    3 好感度は下がった

  • 24二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 20:38:52

    好感度は特に変化なしでした。


    続きです。

    比較的穏やかに日々を過ごしていたマチュだったが、変化があったのは半月ほど前のことだ。

    シャリア・ブルに送ったメッセージが、既読にならなくなった。
    最初は忙しいせいかと思っていたが、今までは、返信はなくても数日以内には既読となっていたのに、いつまでも未読のままだ。
    (なんかおかしい……)

    今までは、こんなことはなかった。何かよくないことが起きたのだろうか?

    という訳で、冒頭に戻る。

  • 25二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 20:39:59

    マチュはハロを抱えたまま思案した。


    どうする? dice1d2=1 (1)


    1 コモリに連絡してみる

    2 ニャアンに連絡してみる

  • 26二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 21:23:05

    (とりあえず、コモリンに聞いてみよ)
    マチュは試しにコモリに連絡してみた。
    『ヒゲマンって今忙しいの?』


    公開指名手配は解除されたが、シャリア・ブルたちに連絡するときは、必ず軍事用の通信機器を経由するよう言われている。

    送信してしばらく待ってみたが。
    (既読にならない……)

  • 27二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 21:25:24

    分かったのは、シャリア・ブルと同様にコモリにも連絡が取れない状態ということだけだ。

    どうする? dice1d3=3 (3)


    1 ジークアクスを保管しているドックに行ってみる

    2 ララァやシャアに相談してみる

    3 もう少し様子を見る

  • 28二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 21:39:40

    (……と言っても、半月くらいなら、仕事が忙しくて手が離せないってこともあるかな)
    マチュは思い直した。

    一人地球にいると、こういうときは少し寂しい気持ちになる。
    「ハロ、あんたはあたしとずっと一緒にいてよね」
    「マカセロ、マチュ」

  • 29二次元好きの匿名さん25/08/09(土) 21:45:12

    マチュがハロに話しかけていると、玄関のチャイムが鳴った。

    「珍しいな、誰だろ?」

    玄関に出ていくマチュ。そこにいたのはなんと。 dice1d2=1 (1)


    1 エグザベ

    2 コモリ

  • 30二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 02:03:52

    おそまきながら、スレたて乙です(礼
    楽しみに待っていた甲斐があった… あった…
    ダイス神のご加護がありますように

  • 31二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 06:21:43

    >>30

    ありがとうございます!

    ダイス神が、今回もシャリマチュの味方でありますように。

  • 32二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 06:24:23

    今回のダイスの目は、やたらエグザベ君に片寄ってますね。


    続きです。


    「ロッカー男!なんであんたがいんの!?」

    「いい加減その呼び方やめてくれないかな。何年前のことだと思ってるんだ」
    マチュの家を訪れたのは、エグザベだった。

  • 33二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 06:26:22

    「中佐の命令で、君に会いに来た」
    エグザベの言葉にマチュはハッとする。
    「そうだ、ヒゲマンとコモリンに連絡が取れなくなったんだ。一体何があったの?」

    「実は、君とこちらとの通信が傍受されていることが分かった」
    「傍受って、なんで……もらった通信機器使ってたのに」
    「脆弱性があって、そこを突かれたらしい。最新式を持ってきたから、とりあえずこれを使って」
    エグザベは、新しい軍事用の通信機器をマチュに手渡した。
    「相手の狙いは君か、ジークアクスかは不明だが、もうこの場所も特定されているかもしれない。とにかく非常事態なんだ、僕の指示に従って……」
    「ちょっと待って、全然状況が分かんないんだけど。一体誰が?何の目的で?」

  • 34二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 06:27:45

    「説明している暇はない。それに、中佐は君に累が及ぶことを心配している」
    「誰かに守ってもらう必要なんてないし!」
    マチュは強く言い返す。
    彼女の剣幕に、エグザベは手に負えないといった様子だ。
    「……じゃあ、いっそ僕と一緒に来るか」
    「何であんたと」
    「今回の僕の任務は、この事件を調査することだ。君を保護するのも目的の一つだが、どこかに隠れていろと言っても、君は聞きやしないだろう。いっそ目の届くところにいてもらった方がいい。どうせなら、事件のことを調べるのを手伝ってくれ」

    マチュは少しだけ逡巡したが、やがて頷いた。
    「分かった、一緒に行く」

  • 35二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 06:28:57

    (……これでいいんですよね、中佐)
    エグザベは、ジオンを発つ前にシャリア・ブルと交わした会話を思い出していた。

    『あなたにやってもらいたいことは、ジークァックスの確保とマチュ君の保護です。地球に着いたらすぐに、ジークァックスをドックから別の場所へ待避させてください』
    『分かりました』
    『問題はマチュ君の方ですね。こちらに関わらずに身を隠せと伝えて、素直に聞いてくれればよいのですが、彼女は納得しないかもしれません』
    『どうするんですか?』
    『もしそうなったときは、いっそのこと、一緒に来るかと誘ってください。下手に反発されるより余程いい。彼女の保護を最優先に』

  • 36二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 10:02:34

    マチュの性格を把握していらっしゃる…。流石師匠兼マヴ…。

  • 37二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 14:38:34

    前回ザベ君不憫……いや今回ものっけからコレ(ロッカーの件w)だからまだわからんか… しかしさすがシャリア、マチュの性格よく(気持ち強調)わかってるな

  • 38二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 15:49:21

    さて、こちらはジオン公国。

    少し時間は遡って、半月前。

    ジオンでは、つい先日、アルテイシアの政権奉還の日が決まったというニュースが流れて、国全体が浮き足だっている。
    いよいよ共和国制が実現するときがきたのだ。

    アルテイシア直属特務部隊の面々は、政権奉還の儀が滞りなく行われるよう、若干神経質になっていた。

  • 39二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 15:54:32

    シャリア・ブルの元に、気になる報告が上がってきたのはそんな最中だった。

    「……フラナガン機関のシステムが不正アクセスされた?」
    「はい」

    シャリア・ブルは、エグザベから渡された報告書に目を通しながら呟く。
    「重大な事案であるにも関わらず、報告にずいぶん時間がかかっていますね」

    確かにフラナガン機関は特務部隊の直轄ではないし、機関が存在する月とサイド3とは距離がある。
    しかし、重要な国家の機密事項が漏洩した可能性があるのだ。速やかに情報共有すべきだろう。

  • 40二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 16:19:16

    「……事態を収束させてから、事後報告という形にしたかったようです」
    エグザベが言い辛そうに伝える。
    報告書をめくって続きを確認したシャリア・ブルは顔をしかめた。
    「しかも、何ですかこの内容は。不正アクセスが確認されてからそこそこ経っているのに、被害状況も不明、侵入経路も不明、何も把握できていないではないですか」
    「現在調査中とのことです」
    エグザベはますます言いにくそうな様子だ。

  • 41二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 16:20:24

    報告書は、フラナガン機関の対応が後手後手に回ってしまったことが如実に分かる内容となっていた。
    不正アクセスが判明した後も、通信遮断を徹底できておらず、結果、更に侵入を許してしまっている。
    その上、ログ管理を適正に行っていなかったため、いつから不正アクセスされていたかも分からないという、あまりにもお粗末すぎる状況だった。

    「多分、一度はサイバー攻撃を受けたことを隠蔽しようとしたのではないかと。再侵入されて、隠しておけなくなったのだと思われます」

  • 42二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 16:22:34

    (ゼクノヴァの研究成果が流出したら、まずいことになりますね……)

    シャリア・ブルはため息をつくと、報告書を束ねながら言った。
    「念のため、関係各所のシステム及び通信についても確認を」

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