(CP.閲覧注意)エグザべ「ニャアン、僕は君が…」

  • 1二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 20:22:46
    (CP、閲覧注意)「マチュ!僕は君が…!」|あにまん掲示板ここだけ最終話後すぐ再開したシュウジとマチュだがマチュの反応があまりにも普通で焦るシュウジが頑張ろうとする尚その隣で夫婦漫才しつつあるほんの少しのエグニャア尚マチュはシュウジはララァが好きで最後の別れ…bbs.animanch.com

    このスレ(スレの先はガッツリシュウマチュ&仄かなエグニャアです)の夫婦漫才してるエグニャアがどうして夫婦みたいな関係に落ち着いたのかを書いていく奴です


    自己満!


    ⚠キャラ崩壊注意

    ⚠スレ主はシュウマチュ民なので解釈不足な可能性アリ

    ⚠何でも許せる方のみどうぞ!

  • 2二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 20:24:02

    エグニャア初めて書くから緊張してる
    解釈が…違ってたら…本当にっ…すまないっ…

  • 3二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 20:24:52

    スレを立てたのでこのスレではスレ主がリーダーだ
    間違ってても良いんだよ

  • 4二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 20:25:08

    エグニャアに対する解釈が足りなかったら本当にっ…ごめんなさいっ…!

  • 5二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 20:25:31

    最初から幻覚なんだから解釈違いもなにもない

  • 6二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 20:25:50

    あ、あのスレ主さんか……!
    あのスレ大好きだったから新作嬉しい

  • 7二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 20:26:14

    >>3

    ありがとう…ほな、書いていきます

  • 8二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 20:28:11

    エグニャア大好きなので、新たにスレ立って嬉しいです

  • 9二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 20:28:16

    このレスは削除されています

  • 10二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 20:28:27

    わ~!懐かしい!
    あのスレ好きだったので応援してます!!

  • 11二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 20:29:36

    月の裏側、グラナダ
    私は目の前でシュウちゃんを失ったあと、エグザベ少尉に拾われ
    キシリア様のもとへ軍属になった
    ――キシリア様は私に優しくしてくれる
    だからいい人
    けど…エグザベ少尉は、わかんない

  • 12二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 20:29:36

    程度はあれどみんな違ってみんないいが二次創作の良さ
    解釈も人それぞれ、楽しんで見ます

  • 13二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 20:30:42

    ――――
    私はキシリア様との会食が終わった後エグザベ少尉が迎えに来ていた
    私は彼の車に乗り込んだ
    そんなことしなくてもいいのに
    エグザベ「モビルスーツの操縦をどこで?」
    ニャアン「サイド2から逃げる時、たまたま目の前に会った」
    エグザベ「すまん、辛い話を。それで奨学金を当てに?」
    ニャアン「まさか、勉強なんて興味ないし」
    エグザベ「…わかるよ、根無し草は辛い…僕は運がよかった」
    ニャアン「……才能があったんじゃないの」
    エグザベ「わからない…必死だったから」
    ニャアン「そう…」

  • 14二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 20:31:56

    私は、話題を変えたくて後ろを振り向いた
    軍帽と…花?
    エグザベ「ああ…墓参りだよ、スクールの同期だった。これからって時に」
    ただ、なんとなく…聞いてみた。深い感情はないけど、気になってしまった
    ニャアン「女の人?」
    エグザベ「男だけど…なんで?」
    ニャアン「別に…」
    心のどこかで…ほっとした自分がいた
    ……なんで?
    なんでそう思ってるのだろう私…

  • 15二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 20:33:17

    ――――
    ジオン突撃機動軍 グラナダ海軍工廠研究所
    私は少尉の背中について行った
    (扉の開く音)
    ニャアン「これって…」
    エグザベ「モビルスーツジフレド ジークアクスの二号機だ」
    (その時、後ろから声が聞こえた)
    ミゲル「同伴出勤かい?少尉殿」
    ミゲル「久しぶり」
    エグザベ「同期のミゲルだ。こちらはニャアン、もとはサイド2にいた」
    ミゲル「ふーん、こんな可愛い子がね」
    エグザベ「ミゲル…今ではそうゆうのはセクハラになるんだぞ…」

  • 16二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 20:34:20

    ミゲル「はは悪い悪い、しかし君が…3人目か」
    ニャアン「3人目?」
    ミゲル「ジフレドのパイロット候補さ、本来はスクールの卒業生が選ばれるんだが、民間からの抜擢は意外だったね」
    エグザベ「スクールか、4人でやった送別会が懐かしいよ」
    ニャアン「4人?」
    エグザベ「僕がジークアクスのパイロットに選抜された時ーーミゲルがケーキを焼いてみんなで祝ってくれたんだ。」
    エグザベ「もう同期は、2人だけになってしまった」
    ニャアン「…仲の良い友達だったんですね。……羨ましい」
    ミゲル「羨ましい?」

  • 17二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 20:35:21

    ニャアン「友達の手作りケーキなんて、食べたことない」
    ミゲル「ニャアンだっけ、ならケーキを焼いてあげるよ。歓迎の印にね」
    ニャアン「ありがとう、ゴザイマス」

  • 18二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 20:36:56

    少尉とミゲルさんは2人で話があるといい部屋の隅に行ってしまった
    私はジフレドを見つめていた

    あの2人はずっと話し込んでいる
    ……シュウちゃんを取り戻せば、マチュは帰ってくる
    そう……思っているけど
    たまに、不安になるな、
    今度こそ3人で餃子パーティー、やりたいな

  • 19二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 20:38:24

    ーーーー
    ニャアンはエグザベの車に乗り込みただただエグザベの話を聞いていた

    私は無性にケーキの味を知りたくなった
    エグザベ少尉はどんなふうにケーキを食べたんだろう

    エグザベ「今夜はゆっくり休みといい、じゃあ」
    ニャアン「少尉、彼のケーキ、美味しかったですか?」
    エグザベ「…ああ、美味しかったよ」
    そう言って少尉は去った
    私は、あの人とどうなりたいんだろう
    (着信音、ミゲル・セルベート)

  • 20二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 20:41:36

    ――――
    私はミゲルさんに呼び出されていた
    ケーキができたというので先ほどの研究所に私は戻って来ていた
    ミゲル「エグザベ少尉がグラナダを離れた後も、同期の仲間が選抜されるたびにこうしてケーキを焼いて祝ったんだ」
    ミゲル「テストが始まればこんなふうには会えなくなる…なんとしても今日中にと思ってね」
    ニャアン「美味しそう」
    するはずのない嫌な匂いがした
    いや、私は確信が持てた、持ててしまった

    この人は……私を殺そうとしている

  • 21二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 20:42:52

    ニャアン「これ食べたら、私の心臓も止まりますか」
    ニャアン「エグザベ少尉は、あなたの事信頼してるのに」
    ミゲル「…3人目がこんなに早く見つかるなんて想定外だった。君が涼しい顔をしていられるのはキシリアが何をしようとしているか知らないからだ」
    そう言ってミゲルさんは私に銃を突きつけてきた
    ミゲル「ジフレドが作られた本当の目的を知れば、誰だってこうするだろう」
    その時声が響いた、少尉の声だ
    当たり前だ…一緒に来てもらうようにしたんだから

    エグザベ「ミゲルっ!…何してるんだ!」
    ミゲル「っ…」
    エグザベ「嘘だろ?お前がギレン総帥のスパイだなんて!」

  • 22二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 20:44:01

    ミゲル「関係ないよ、協力するように指示してきたのは総帥の諜報部だけど、2人を殺したのは僕の意思だから」
    ミゲル「大切な仲間を、ディアブロにするわけにはいかない」
    エグザベ「ディアブロ?」
    ミゲル「2人の優しい心を僕は守ったんだ」
    私は少尉に気を取られてるミゲルさんに対して机をひっくり返して

    隙を作った

    早くジフレドに逃げなきゃ…

    (銃声が鳴り響く)
    ニャアン「グゥっ!」
    ミゲル「キシリアの犬め…」

  • 23二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 20:45:01

    ――――
    ミゲル「人間の心を守ってあげるよ」
    私はミゲルさんに銃を突きつけられた時
    ジフレドが、私のいうことを聞いてくれるような感覚が頭を襲った
    気づいたら目の前には…熱で焼かれた跡がついた
    穴が空いていた
    ミゲルさんは、消えていた
    スプリンクラーが作動する中
    私はただただ…
    焼けた跡を見つめていた…

  • 24二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 20:46:14

    ーーー
    エグザベside

    目の前で同期が、消えた
    消えたのにも関わらず
    僕はスプリンクラーに打たれる目の前の少女に
    ただただ見惚れていた
    あまりにも…綺麗で
    消えてしまいそうだった彼女に、
    視線を注ぐ事しかできなかった

  • 25二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 20:48:04

    ――――
    ニャアンSide

    私は少尉を部屋に招待していた
    なんてことない、ただの気まぐれ
    知りたいとか…考えてないんだから
    エグザベ「窓なんて、グラナダじゃ最高の贅沢なんだぞ、あっという間にキシリア様の秘蔵っ子ってわけか」
    ニャアン「運がよかっただけ」
    エグザベ「運?違うな、本物の才能には理由がないんだ。理由をつけたがるのは才能がないものだけさ」
    ニャアン「運って、あなたが言ったんですよ」
    エグザベ「確かに言ったがそれとこれは別だ」
    ニャアン「……」

  • 26二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 20:49:27

    私は……この人の事をもっと知りたい、のにこの人は自分の事を話してくれない
    ニャアン「少尉、今日、泊まっていきませんか?」
    エグザべ「……は?」
    ニャアン「一人じゃ、不安なんです。それに少尉のこともっと知りたい……だから」
    エグザべ「駄目だ、僕も男だ、危ないよ」
    ニャアン「……いざとなればコンチが貴方を殴ります、だから…」
    エグザべ「……はぁ、」

  • 27二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 21:15:54

    あれから僕はニャアンを振り切れず……一緒に寝る事になった はぁ…どうしてこんな事に
    ニャアン「少尉、お風呂どうぞ」
    グッ……そんな風呂上がりの格好なんて見せないでほしい……さっきの手前意識してしまいそうだ。
    エグザべ「ありがとう、僕もお風呂入ってくるよ」
    バタン

    ニャアン「……はぁ〜言っちゃった」
    ニャアン「……一緒に寝れば、少しはわかるかな少尉の事」

  • 28二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 21:17:08

    エグザべ「風呂上がったぞ。早く寝ようかニャアン、明日も早い」
    ニャアン「はい」
    (ベットに入るニャアンとソファで寝ようとするエグザべ)
    ニャアン「……少尉、ベットで一緒に寝ませんか」
    エグザべ「ゴホッ!ニャアン!いくら何でもそれは……」

  • 29二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 21:18:15

    ニャアン「……寂しいんです、家族も友達もいないから。」
    エグザべ「……!……わかった、ただし、変な動きをしたら即ソファで寝るからな」
    ニャアン「!わかった…!」
    (ベットで背を互いに向け合う二人)
    ニャアン「……向かい合わせで寝ませんか?」
    エグザべ「ニャアン、僕はこれでもだいぶ……譲歩してるほうだぞ」

  • 30二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 21:19:45

    ニャアン「……少尉は、あまり自分のことを話してくれませんよね」
    エグザべ「話しても、君が喜ぶようなことじゃないからだ」
    ニャアン「……でも、知りたいです。全部じゃなくても」
    (短い沈黙)
    エグザべ「……いつか、話せる時が来たらな」
    ニャアン「約束ですよ」
    エグザべ「ああ」
    (少し間を置いて)
    ニャアン「……あったかいですね」
    エグザべ「……おやすみ、ニャアン」
    ニャアン「おやすみなさい、少尉」

  • 31二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 21:25:04

    エグザベくんの境遇的には自分のことを話すと相手にその重さを背負わせちゃうからっていうのありそう
    ジオンの人間には特にだから、笑顔を作中で見せてるのが同じ難民ばかりっていうの色々考えてしまうよね

  • 32二次元好きの匿名さん25/08/10(日) 21:29:46

    正直な話、エグザベ君ってちゃんとした笑顔、劇中で見せてないんですよね。でもニャアンに関しては、かろうじて分る程度ではあるんですが、微笑に見えなくもない表情を向けてるんですよ。そういうところもあって、期待しちゃう部分もあるというか。

  • 33二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 00:09:04

    ここからどうやって前スレでのセッッッする関係まで進んだのか気になる

  • 34二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 09:15:31

    エグニャアの解釈なんてなんぼあってもええですからね

  • 35二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 09:55:34

    ――――
    私は無事に選抜テストを終え
    帰路に向かおうとしていた
    が目の前に赤い車が止まっていた
    少尉の車だ
    エグザべ「やあ、選抜テスト、どうだった?」
    ニャアン「わかんない…けど大丈夫な気がする」
    エグザべ「そうか、これから訓練漬けの毎日が始まるからな。覚悟しておいたほうがいい」
    ニャアン「それで、何のようですか」
    エグザべ「君を守るって言っただろ?これからは僕が送り迎えするよ」
    ニャアン「そんな事しなくたって……」
    エグザべ「僕がしたいからするんだ。させてくれよ」

  • 36二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 09:56:46

    ニャアン「ん……わかりました。ありがとう、ございます」
    (車に乗り込む)
    ニャアン「少尉……また、一緒に寝ませんか」
    エグザべ「ニャアン、そうゆう事は軽々しく言う事じゃない」
    ニャアン「軽々しくなんて言ってませんよ。少尉だから言ってるんです」
    エグザべ「はぁ……僕に勘違いされても文句言えないぞ」
    ニャアン「勘違い……って?」
    エグザべ「はぁ〜……まあ、気持ちはわかるよ。寂しいよな家族も、友達も、いないのは」

  • 37二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 09:58:04

    ニャアン「…………」
    エグザべ「……たまになら、一緒に寝てあげるさ」
    ニャアン「ホント?」
    エグザべ「毎日は……無理だけどな」
    ニャアン「嬉しい……!」
    エグザべ(……ホントにこの子は……いや、難民、だから、精神年齢が……見た目よりも幼いのはよくある事だ。だから深くは考えてないだろうな)
    ニャアン「少尉と寝ると……よく眠れる気がするから。だから、嬉しいです」
    エグザべ「ああ、僕も久々にゆっくり眠れたからな、たまになら……悪くないさ」

  • 38二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 09:59:15

    ――――
    (車内、街の灯が流れていく)
    ニャアン「……少尉って、意外と優しいですよね」
    エグザべ「意外とは余計だ」
    ニャアン「だって、見た目も声も、最初は怖かったんですよ」
    エグザべ「……そりゃ悪かったね」
    ニャアン「でも、今は……一番安心します」
    エグザべ「……あんまりそういうこと言うと、本当に勘違いするぞ」
    ニャアン「勘違いしてもいいですよ」
    エグザべ「……」

  • 39二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 10:00:37

    (小さく息を吐くエグザべ)
    エグザべ「……着いたよ。」
    ニャアン「はい。また明日、少尉」
    エグザべ「ああ、おやすみ」

    (赤い車が静かに走り去るのを、ニャアンはずっと見送っていた)



    (ハンドルを握りながら、街の灯を横目に)
    ……送り迎えなんて、ただの義務だと思っていた。
    でも今はもう違う。
    この子を守るのは、命令でも立場でもなく――
    僕の、意思になっていた。

  • 40二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 13:18:39

    このレスは削除されています

  • 41二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 13:21:23

    ――――

    私の初陣が決まった。
    イオ・マグヌッソで、キシリア様から渡された座標を入力する――それが作戦内容。

    それまでの間、私はグラナダで訓練の日々を送っていた。
    毎朝、赤い車が門の前で待っている。
    運転席の少尉は、必ず「よく眠れたか」と聞いてくる。

    「眠れました。少尉と話した夢も見ました」
    「……そうか」
    その短い返事に、なぜか安心する自分がいた。

  • 42二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 13:22:25

    戦いの準備は着々と進んでいるはずなのに、
    私の頭の中には、戦場よりも――この人と過ごす夜の方が、はっきりと浮かんでいた。

    ニャアン「少尉、今日も……」
    エグザべ「……わかった、今夜、君の部屋に行くよ」

    私達はいつの間にか毎日一緒に寝ていた。少尉と寝ると落ち着く……不安が消えてく感じがするから。

  • 43二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 13:25:52

    本当は、こんな関係を続けてはいけないとわかっている。
    軍人としても、男としても。
    距離を詰めすぎれば、守るべき判断を誤るかもしれない。
    作戦前までには、この関係を――切らなければ。

    でも、あの子が眠そうに瞬きをしながら「おやすみなさい」と笑うたび、
    僕の理性は少しずつ削られていく。
    この戦いが終わったら距離を置こう、と何度も思った。
    ……なのに、今夜もまた、会いに行ってしまうんだろう。彼女に

    こんな気持ち……初めてだ、誰かと一緒にいて、安心するなんて。

  • 44二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 13:59:05

    ーーーーー

    ニャアン「エグザべ少尉……」
    エグザべ「わかったよ、ニャアン。対面で寝てほしいんだろ」
    ニャアン「ん……」

    (毛布越しに見つめ合う)

    エグザべ「……ふぅ。ニャアン、前に僕を知りたいって言ってくれたの、覚えてるか?」
    ニャアン「はい。少尉は、どこか……壁を感じます」
    エグザべ「……ニャアンは勘がいいな。けど、ニャアンは僕を知って、どうするんだい?」
    ニャアン「え、えっと……」
    エグザべ「まさか、何も考えてなかったのかい」
    ニャアン「……どうするとか、考えたこともなかった。ただ……知りたいって思ったんです

  • 45二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 14:00:42

    (沈黙。視線だけが絡まる)

    エグザべ「……困った子だな」
    思わず――口元が、緩んでしまった。

    エグザベ「僕の全てを教えることはできないけど――作戦が開始するまでに、僕の考えてることを1日一つだけ教えよう。それじゃ、ダメか?」
    ニャアン「ううん、それでいい!それがいい!」
    エグザベ「決まりだな、もう寝ようか。おやすみニャアン」
    ニャアン「おやすみなさい」

  • 46二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 14:03:45

    ――少尉の考えてることを知って、私はどうしたいんだろう
    友達?家族?……それとも、恋人。
    ……一番ない。シュウちゃんやマチュとは違う、キシリア様とも違う
    何が私をこんなに動かしているんだろう。

    ――でも、明日になったら、少尉のことをひとつ知れる。
    それだけで、今日はいい夢が見られそう。

  • 47二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 14:18:12

    寝る、というのはマジで寝ているだけですよ…?
    いやほんと他意なんてナイデスヨ

  • 48二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 15:17:10

    ーーーーー
    1日目
    ニャアン「ふぁぁ…おはようございます少尉」
    エグザベ「おはようニャアン。早速だが一つ目だ」
    そういって少尉は目玉焼きを出してきた
    朝食を作ってくれていたみたい
    ニャアン「えと…ご飯ありがとうございます」
    エグザベ「僕、目玉焼きには醤油派なんだ、ソースは邪道だと思ってる」
    ニャアン「ふっ……ふふっソースは邪道ってっ!」
    エグザベ「ニャアンはどうなんだ?

  • 49二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 15:18:14

    ニャアン「私も醤油派です」
    エグザベ「よかった…戦争が起きるところだったよ」
    ニャアン「大袈裟な…なんだか意外、少尉ってちゃんとご飯作るんですね」
    エグザベ「一人暮らしは長いんでね、こう見えても家事は一通りできるさ」
    ニャアン「ふーん…なんだか今日だけで色々知れたかも」
    エグザベ「はっ!これ以上は明日な?ほら早く食って訓練に行こう」
    ニャアン「はーい」

  • 50二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 00:40:59

    保守

  • 51二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 03:43:37

    保守

  • 52二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 09:30:41

    2日目

    訓練が終わった
    ニャアン「疲れたな…ん、少尉の車だ」
    いつも通り、赤い車が止まっていた
    (車に乗り込む)
    エグザベ「お疲れニャアン」
    ニャアン「いつもありがとうございます少尉」
    エグザベ「早速だけど二つ目だ…の前に行きたいところがあるんだ」
    ニャアン「行きたいところ…?」
    エグザベ「いけば分かるさ」

  • 53二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 09:44:56

    車をしばらく走らせた後
    エグザベ「着いたぞ」
    そこは、廃棄された工業地帯だった
    廃棄とはいってもエネルギーは残っているようでそこには幻想的な風景が広がっていた
    明かりが揺れ、煌いていた
    エグザベ「こっちだ」
    そう言って少尉は連れてきた場所は…グラナダが一望できる、高台だった

  • 54二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 14:16:01

    ニャアン「……きれい……」
    エグザべ「二つ目。僕は……任務で疲れたとき、ここに来る」
    ニャアン「理由は……教えてくれますか?」
    エグザべ「ここの景色を見ていると、自分がどこにいるのか、何を守りたいのか……少しだけ、わかる気がするんだ」

    (沈黙。光が揺らめく)

    ニャアン「……じゃあ、私も疲れたとき、ここに来てもいいですか」
    エグザべ「……いいぞ。ただし、一人じゃダメだ。ここは本来は封鎖されてるし、危険だからな」
    ニャアン「なら、少尉と一緒に」

  • 55二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 14:36:48

    3日目
    今日は一日中シミュレーター訓練。
    終わる頃にはもう、足も腕も鉛みたいに重かった。

    (寮の廊下)
    ニャアン「……少尉、今日も部屋に来てくれますか?」
    エグザべ「はぁ…わかったよ」

    部屋に入ると、少尉は上着を脱いでソファに沈み込んだ。
    エグザべ「三つ目。僕は、猫舌なんだ」
    ニャアン「……え?」
    エグザべ「だから熱い飲み物は、絶対に一口目で火傷する」
    ニャアン「ははっ……そんなこと、わざわざ教えてくれるんですか」
    エグザべ「約束だろ。僕の考えてることや、僕のことを一つずつ」
    ニャアン「…じゃあ、今度はぬるいお茶を淹れてあげます」
    エグザべ「ありがとう。君の入れるお茶なら、ぬるくてもきっと旨いだろうな」

  • 56二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 14:37:56

    (毛布を広げながら)
    ニャアン「……少尉って、本当に素直ですね」
    エグザべ「君の前だから…油断してるのかもしれない」
    ニャアン「ふーん…そうゆう事、言うんですね」
    エグザべ「そうゆう事ってなんだ」
    ニャアン「タラシ……」
    エグザべ「誰がタラシだ誰が」

  • 57二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 16:59:47

    ――――
    4日目

    今日は射撃訓練。
    引き金を弾くのはあまり…いい気分ではない
    あの時の少尉もこんな感じだったのかな
    (ニャアンの部屋)
    二人でこの部屋に帰ってくるのもだいぶ日常となってきた
    こうしてみると……まるで、夫婦
    いやいやないないありえない
    少尉は……私に付き合ってくれてるだけ
    優しいから

  • 58二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 17:00:33

    少尉は私に湯気のたったマグカップを渡してきた
    コーヒー…だ

    エグザべ「四つ目、僕は約束を破るのが…怖い」
    ニャアン「……少尉らしいですね」
    エグザべ「律儀なわけじゃない。破ったときに目が変わるのが……嫌なだけなんだ」
    ニャアン「目……?」
    エグザべ「失望とか、諦めとかな」

  • 59二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 17:01:55

    ニャアン「じゃあ、私はちゃんと約束、守りますよ。」
    ニャアン「だから教えてくださいね、毎日、一つ」
    エグザべ「……わかったよ」
    (向かい合ってカップの音が響く)

    その夜は、不思議とお互い眠るのが早かった。
    明日の朝も、この人の淹れたコーヒーで始まる気がした。

  • 60二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 17:03:34

    5日目
    今日は午前中に座学、午後はシミュレーター。
    訓練が終わると、廊下の向こうにいつもの赤い車が見えた。

    ニャアン「……少尉、今日は何を教えてくれるんですか」
    エグザべ「……五つ目だな。僕は、整理整頓が苦手だ」
    ニャアン「え、意外……部屋とか綺麗そうなのに」
    エグザべ「表向きはな、引き出し開けたらすごいぞ」
    ニャアン「……今度、片付けてあげます」
    エグザべ「いいのか?君、忙しいだろ」
    ニャアン「少尉の部屋、見てみたいだけです」

  • 61二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 17:04:52

    (赤信号でふと視線が合う)
    エグザべ「……じゃあ、作戦が終わった頃に」
    ニャアン「なんでですか」
    エグザべ「もし僕が帰れなかったら……君に僕の最後の生活の痕跡を見られるのは、ちょっとな」
    ニャアン「……帰ってきてくださいよ、絶対」
    エグザべ「ああ。……それは約束する」

    その約束の重さを、胸の奥で繰り返し噛みしめながら、家までの道を走った。

  • 62二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 17:07:17

    ――――
    6日目

    今日は午前中に格闘訓練、午後はブリーフィング。
    体のあちこちがじんわり痛む。訓練所を出ると、赤い車がもう待っていた。

    ニャアン「……少尉、今日は?」
    エグザべ「六つ目だ。僕は……花が好きだ」
    ニャアン「……え?」
    エグザべ「意外か?」
    ニャアン「はい。グラナダに花なんてないのに……」

  • 63二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 17:08:51

    エグザべ「ないからこそ、かもしれないな。ここでは花なんて見られない」
    ニャアン「どんな花が好きなんですか」
    エグザべ「ヒマワリだ、まっすぐに生きている姿が好きなんだ」
    ニャアン「……少尉らしいですね」

  • 64二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 17:09:51

    (家に着き、コートを掛けながら)
    ニャアン「じゃあ、作戦が終わったら……地球にヒマワリを見に行きましょう」
    エグザべ「……ああ、約束だ」

    その夜、二人で毛布にくるまりながら、ニャアンはふと想像した。
    ――戦いのない場所で、ヒマワリを背景に笑う少尉の顔を。

  • 65二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 18:50:32

    このレスは削除されています

  • 66二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 18:52:28

    このレスは削除されています

  • 67二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 18:55:44

    このレスは削除されています

  • 68二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 18:57:08

    ――――
    7日目

    今日は一日中、実弾演習。
    硝煙の匂いが服にも髪にも染みついて、息を吐くたびに喉が少しひりつく。
    いつものように赤い車が、訓練場前で待っていた。

    ニャアン「…少尉、今日は?」
    エグザべ「七つ目だ。僕は――戦場で、絶対に背中を見せない」
    ニャアン「それは、どういう意味ですか」
    エグザべ「逃げないってことだ。味方にも、敵にも」
    ニャアン「逃げたい時だって、ありますよね」
    エグザべ「ああ。だけど、背中を見せた瞬間……守れるものも、全部置いていくことになる」

  • 69二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 18:58:32

    (信号待ち)
    ニャアン「……少尉は、守れなかったことがあるんですか」
    エグザべ「……ある。だから、もう二度と同じ目はさせない」

    ニャアン「……じゃあ、私が少尉の背中を守りますよ」
    エグザべ「……頼もしいな」

    その夜、眠りにつくまでずっと、少尉の背中を思い浮かべていた。
    まっすぐで、揺るがなくて――私の知る中で、一番遠くて一番近い背中だった。

  • 70二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 18:59:11

    ――――
    8日目

    今日は午前中に整備実習、午後はブリーフィング。
    格納庫の匂いと機械油がまだ鼻に残っている。
    外に出ると、赤い車が、いつもの場所で待っていた。

    ニャアン「少尉、今日は?」
    エグザべ「八つ目だ。僕は――昼寝が好きだ」
    ニャアン「え、それだけ?」
    エグザべ「ああ。短くても、頭がすっきりする」
    ニャアン「じゃあ、昼寝の時も背中は見せないんですか」
    エグザべ「……それは考えたことなかったな」

  • 71二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 19:05:25

    (信号待ち)
    ニャアン「作戦が始まったら……昼寝どころじゃなくなりますよね」
    エグザべ「そうだな。だから今のうちに、君と並んで昼寝しておくのも悪くない」
    ニャアン「……じゃあ、明日、時間があったらやりましょう。昼寝」
    エグザべ「わかった」

    こうした時間も…あと少ししかできないんだろうな
    そう思ったら無性にこの時間が大切に思えてきた。

  • 72二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 19:07:10

    ――――
    9日目

    今日は午前中に最終調整訓練、午後はブリーフィング。
    作戦開始まで、もう二日もない。
    帰り道、赤い車のエンジン音がやけに静かに感じた。

    ニャアン「少尉、今日は?」
    エグザべ「九つ目だ。僕は――物を捨てられない」
    ニャアン「……え?」
    エグザべ「形あるものは、いずれ壊れる。それでも……手放せない」
    ニャアン「思い出があるから、ですか」
    エグザべ「……ああ。くだらない紙切れや、壊れた時計でさえ、な」

  • 73二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 19:09:19

    (信号待ち)
    エグザべ「もし僕がいなくなったら……机の引き出しの奥を見てくれ」
    ニャアン「……何があるんですか」
    エグザべ「君に渡すべきものだ。約束する」

    ニャアン「……なら、渡してもらうために、帰ってきてもらわないと」
    エグザべ「……そうだな。必ず」

    家に着く頃、胸の奥で、まだ見ぬ引き出しの重みだけがずっと残っていた。

  • 74二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 19:26:03

    ――――
    10日目

    作戦開始は、明日
    今日は訓練もなく、朝から胸の奥がそわそわして落ち着かない。
    窓の外に赤い車が止まる音がして、深呼吸をひとつして外に出た。

    ニャアン「少尉、今日は?」
    エグザべ「……最後だな。十個目。僕は――別れを言うのが苦手だ」
    ニャアン「……」
    エグザべ「言葉にすると、本当に終わってしまいそうでな」
    ニャアン「……じゃあ、言わないでください。終わらせたくないから」
    エグザべ「……そうだな」

  • 75二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 19:33:49

    (家に着き、玄関先)
    エグザべ「明日は……君の部屋には行けない」
    ニャアン「……わかってます」
    エグザべ「だから今夜だけは……覚えててくれ、僕が君と過ごした十日間を」
    ニャアン「忘れません。……絶対に」

    その夜、二人は灯りを落とし、毛布を分け合って横になった。
    言葉は少なく、互いの呼吸だけが静かに重なる。
    ――この温もりが、続けばいいのに

  • 76二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 22:20:47

    この先に待ち受けるのは、後悔か、それとも―――

  • 77二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 02:43:10

    このレスは削除されています

  • 78二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 12:22:06

    このレスは削除されています

  • 79二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 19:38:02

    ――――
    イオマグヌッソにて――作戦初日。
    私は、驚くほど冷静でいられた。
    きっと、この十日間、少尉と過ごしたからだ。

    エグザべ「今日の作戦は長くなる。事前に準備しておけ」
    ニャアン「うん……ねぇ、少尉」
    エグザべ「ん?」
    ニャアン「この十日間、少尉は毎日……私に考えてることを教えてくれましたよね」
    エグザべ「ああ……そうだな」

  • 80二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 19:43:49

    ニャアン「だから私も、この十日間ずっと考えてたんです。――少尉と、どうなりたいのか」

    (短い沈黙)

    エグザべ「……待った。それは、作戦が終わってから聞きたい」
    ニャアン「……なんでですか」
    エグザべ「聞いたら……たぶん僕の槍が鈍くなる。だから、全てが終わったら君の口から聞かせてくれ」
    ニャアン「……わかりました。絶対に戻ってきてくださいね」
    エグザべ「ああ――約束する」

  • 81二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 20:26:55

    エグザベ「ニャアンが先に出る、皆は僕に続け」
    ニャアン「ニャアン、ジフレド、出ちゃいます」
    私はジフレドを発進させた
    少尉のギャンが私に接近してきた
    エグザベ「聞こえるかニャアン」
    ニャアン「はい」
    エグザベ「事前の作戦に沿ってまずビグザムを無力化する。グワランの陰から突入し死角をつくぞ」
    私は少尉の言葉通りに突撃した
    モビルアーマーの破壊された音が響く
    戦争が…始まったんだ

  • 82二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 20:28:39

    ビグザムのIフィールドがギャンの攻撃を弾き、鈍い音が宇宙を震わせる。
    私はビットを展開し、矢のように飛ばした。
    光の束が敵装甲を焼き、爆炎が黒い宇宙に花弁のように散る。
    エグザべ「次だ、あの艦隊を落とす」
    ニャアン「了解!」

    私たちは交互に射線を開き、敵艦を沈めていく。
    それはまるで、赤と金の花びらが戦場を舞うようだった。
    艦隊を完全無力化した後、
    ふとコンチが近づき、差し出された封筒を見て思い出した。
    ――今、見るんだっけ。

    スーツ越しでも、紙の感触はわかる。

    紙面には、たった四文字。
    「薔薇が咲く時」

    その瞬間――ガゴン、と金属を叩く音。
    振り向けば、ギャンの姿。

    エグザべ「行くんだろ、キシリア様の特例。ここは僕に任せていくといい」
    ニャアン「はい、少尉。……また後で」
    エグザべ「ああ、また」

  • 83二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 20:31:08

    ーーーー

    ニャアンはジフレドとともに、イオマヌグッソの深部へ降りていった。
    息を呑むほどの静寂が私を襲う
    目的地――エルメスに取り付けられた奇妙な機械。
    私は先ほどの紙面を思い出し、そのコードを打ち込んだ。
    ニャアン「この座標で……キラキラを起こす。そうすれば――」
    シュウちゃんも、マチュも、帰ってくる。

    ピーー――!
    甲高い電子音と共に、イオマヌグッソ全体が低く唸り出す。
    ニャアン「第一目標、座標補足……シュウちゃん、応えて」

  • 84二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 20:32:15

    周囲が赤い光の粒に包まれていく。
    まるで夜空を逆さまにしたような、幻想的なきらめき。
    ――ゼクノヴァの始まりだ。

    (絶叫するララ音)

    次の瞬間、耳の奥を針で突き刺すような不快感が全身を貫く。
    ニャアン「……ッ、気持ち悪い……!」
    胃が裏返りそうなほどの吐き気に膝が揺らぐ。

    後ろを振り返った――そして、息が止まった。
    そこにあったのは、あの日、確かに捨てたはずの機体。

    ニャアン「……ジークアクス? なんで……?」

  • 85二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 20:36:51

    突然ですがスレ主です
    家のWi-FiなのにIPアドレスが変わってしまってスレ削除等出来なくなったのでもしスレチだったり荒らしみたいなレスが出てきたら報告&スルーお願いします!
    運営には報告済ですが復活するかわからないので…!

  • 86二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 20:45:29

    ーーーー
    ニャアン「あいつも邪魔するのか……!」
    私は降下してくるジークアクスを睨み、すかさず臨戦態勢を取った。
    ビットを展開――あいつの攻撃を一撃たりとも通さない。
    光の矢を次々と撃ち込むが、全てが紙一重でかわされる。
    焦りを押し殺し、隙を突いてビームライフルを放つ。
    それすらも、ひらりと身を翻して避けられた。

    ニャアン「……なんでこんな動きが……!」

    次の瞬間、私のビットの一つが掴まれ、まるで投げ捨てるようにこちらへ飛んできた。
    衝撃で機体が大きく揺れる。

  • 87二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 20:46:32

    そして――その動きに、胸の奥が凍りついた。
    知っている。
    この機動、この間合い、この癖。
    ニャアン「……まさか……ジークアクスのパイロットって……マチュ……なの!?」
    体勢を立て直す間もなく、ジークアクスがビームサーベルを構えて突撃してくる。
    私は咄嗟にサーベルを抜き、鍔迫り合いになった。

    間違いなかった。

    マチュ「……ニャアン? なんで……ここに?」

  • 88二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 20:48:45

    ーーーー
    鍔迫り合いの火花が宇宙に散る。
    息が荒くなり、互いの声が通信越しに震えていた。
    マチュ「……なんで何も言わずにいなくなった! なんでジオンのパイロットになんかなって戦争してんだよ!」
    ニャアン「私だって……わかんないよ! しょうがないじゃん!」

    ビームサーベルがきしむ。
    押し返そうと力を込めるが、ジークアクスの腕は強く、揺らがない。

    マチュ「……さっきの悲鳴、聞こえなかったのか?」
    ニャアン「……ただ、気持ち悪いだけ……。マチュが言ったんでしょ! シュウちゃんを守るためだって!」

    マチュ「……シャロンの薔薇から、ララァを救い出す……。そうすれば、ニャアンもイオマグヌッソを使えなくなる」

  • 89二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 20:51:27

    その名を聞いた瞬間、胸の奥で何かが弾けた。
    ニャアン「……ララァ……? これが、この声の正体……?」

    (衝撃音)

    油断した刹那、ジークアクスが私の腕を払う。
    強引にバランスを崩され、背負い投げのように投げ飛ばされた。

    ニャアン「きゃあああ!」

    スラスターを必死に吹かし、体勢を立て直す。
    だが、その視線の先――マチュが機械に手をかけ、取り外そうとしていた。
    ニャアン「……やめて、マチュ!」
    その叫びと同時に、周囲を白い閃光が覆う。
    轟音と衝撃波が襲い、私とマチュは宙へ弾き飛ばされた――。

  • 90二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 03:49:17

    このレスは削除されています

  • 91二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 12:52:34

    ーーーーー

    エグザベ side

    ギャン部隊は、突如現れたシャリア・ブル操るキケロガの奇襲に晒され、壊滅寸前だった。
    残るは、僕のギャン一機――。

    有線で放たれる無数のビームが、死角など存在しないほど全方位から襲いかかる。
    回避に全神経を集中させるしかない。
    それでも、槍を握る手は緩めず、僕は突き込んだ。

  • 92二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 12:53:34

    すれ違いざま、シャリアの声が通信に響く。

    シャリア「キシリア様はニュータイプの未来を考えておられる……あなたも、そう信じてきたはずです」
    エグザベ「……ああ」
    シャリア「だが、そのために――地球に住む人々を滅ぼしても構わないと?」
    エグザベ「そんなこと……できるはずがない」

    キケロガのオールレンジがまた展開される。
    ギャンは急旋回でかわすが、装甲をかすめる熱が背中を焼いた。

  • 93二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 12:59:04

    シャリア「このイオマグヌッソなら可能かもしれない。キシリア様なら……ためらいなく行うでしょう」
    エグザベ「……っ」
    シャリア「本当は気づいているのでしょう、エグザベくん」
    エグザベ「キシリア様は……そんなことは……」

    一瞬、ニャアンの顔が脳裏をよぎる。
    作戦前に交わした約束――あの夜の温もり。

    シャリア「……あの難民の少女、ニャアンくんでしたか。君は、あの子のような存在を――また生み出したいのですか」
    エグザベ「……そんなこと、ない!」
    シャリア「では、キシリア様と、その少女……君は、どちらを選ぶ」

    槍の先が、ほんの僅かに震える。

    エグザベ「僕は……――」

  • 94二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 13:16:01

    このレスは削除されています

  • 95二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 21:35:44

    ーーーー
    ニャアンSide

    吹き飛ばされた衝撃で、まだ身体の奥がじんじんと熱を持っていた。
    ジフレドの操縦桿越しに、シュウちゃんとマチュの姿を追う。

    ――あの二人と、ちゃんと仲直りしたい。
    マチュに、捨てて逃げたことを謝りたい。
    シュウちゃんにも……。
    もう一度、友達に戻りたい。

    ……でも、少尉は?

  • 96二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 21:37:41

    不意に、赤い車の運転席から見た横顔がよみがえる。
    何かを飲み込んだような静かな目。
    友達とも、家族とも違う。

    ああ――これは、恋なんだ。

    そう気づいた瞬間、胸の奥がきゅっと締め付けられる。
    無性に会いたい。
    声を聞きたい。
    たとえ戦場の中でも。

    その時、通信越しにキシリア様の声が割り込んできた。
    誰かと話している……。
    もしかして、キシリア様にも、会いたくてたまらない人がいるのだろうか――。

  • 97二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 21:52:53

    ーーーー

    シュウちゃんを追いかけた先――そこは大きな劇場だった。
    ジフレドごと突っ込んだせいで、壁も天井も崩れ、内部は瓦礫だらけだ。

    舞台の中央に、キシリア様と、見慣れない男が立っていた。

    「キシリア様! 大丈夫ですか!?」
    私の声に、男が振り向く――が、一瞬の隙を突いて走り去っていった。

    私はジフレドから飛び降り、護身用の拳銃を握ったままキシリア様へ駆け寄る。
    「キシリア様、ご無事ですか!?」
    「ニャアン……任務はどうした。まさか投げ出してきたのか」

  • 98二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 21:55:19

    「う……なんでかわからないけど、すごく気持ち悪くて……。バラに、誰かいるんですか?」

    「少しくらいの気持ち悪さがどうした。事が済めば、お前を邪魔するものはいなくなる。本物の自由が手に入るのだぞ」

    自由……違う。
    私は知ってしまった。
    キシリア様は、あの男のためにこの作戦を――そこに、私の自由なんて……。

    (こんな時、少尉ならどう返すんだろう……少尉)

  • 99二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 21:57:39

    ――ドコオッ!
    崩れかけた劇場の奥から、重い音が響く。
    瓦礫の間をかき分けるようにして、マチュが飛び出してきた。
    「先程のやつか」
    キシリア様の声が冷たく響く。
    「シャアの仲間ならば――」
    その瞬間、マチュに向けて銃口が向いた。
    反射的に――。

    パンッ!!!

    「あ、ああ……」
    私の手の中で、護身用の拳銃が小さく震えていた。
    キシリア様に向けて……撃っていた。
    「貴様……どういうつもりだ!」
    「ち、違います……キシリア様、私は……」
    こんなはずじゃなかった。
    私の居場所をくれたキシリア様を撃つつもりなんてなかった。
    でも――あの瞬間、確かに思ってしまった。

    ――この人は、マチュを撃つ。なら……。

    ジフレドが私を庇いハッチを開いた
    必死で飛び乗り、スラスターを吹かす。
    視界の端で、キシリア様がこちらを睨む。
    その瞳は、氷よりも冷たかった。

    いつも……いつも……こう。
    やることなすこと空回り。
    もう、嫌だ……。

  • 100二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 21:58:47

    ――――
    エグザべSide

    「僕は……」
    キケロガの放つオールレンジ攻撃をギリギリでかわしながら、考えていた。
    ――キシリア様と、ニャアン。どちらを取るのか。
    そんなの……決まってるはずなのに。

    「キシリア……」
    「本当に?」と、シャリアの声が冷静に響く。
    「僕は……選ぶとか、そんなの……彼女には関係ないだろ」

    その瞬間、戦場が揺らめいた。
    漆黒の宇宙が、無数の光の粒に包まれていく。
    まるで誰かが、星空をひっくり返してばらまいたみたいに。

    「これは……?」
    「向こう側から流れ込むミノフスキー粒子と反応したエネルギーが、光として認識されているのです」
    シャリアの声は落ち着いていた。
    「ニュータイプなら、見たことがあるでしょう。ゼクノヴァ現象……この中なら、認知能力は極大になる」

  • 101二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 22:02:10

    ギャンの計器がわずかに狂い、光の中でキケロガの輪郭が歪む。
    「……それを加味して、あなたは本当に、キシリア様を選ぶのですか」

    「僕は……僕はどうすれば……」
    「そんなことを言っている間に――見つけました。キシリア様は、私が討つ」

    「……! あなたの狙い通りにはさせない!」
    「でしたら答えを早く出すことです、エグザべくん」
    「選ぶなんて……僕には……」
    「……それだけ、難民の少女と仲良くなったのですね」

    一瞬、ニャアンの微笑みが脳裏をよぎる。
    シャリアは淡々と告げた。
    「私も、本当はあなたたちを敵にしたくない。今ここで、何をしたいのか――よく考えなさい」

  • 102二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 22:04:11

    「それでも……僕は役目を放棄することなんてできない。あなたを今ここで……止める!」
    「……未来あるニュータイプを、敵にはしたくないのですがね」

    次の瞬間、二機は同時に推進剤を噴かし、光の海の中で火花を散らした。

    「キシリア様がいなくなれば……更に混乱が広がってしまう。今、ジオンが崩壊すれば、ニュータイプも道連れとなります!」
    「独裁のもとでは、人の革新など起こるはずもない!」

    シャリアのキケロガがオールレンジ攻撃を解き放つ。
    僕は機体をひねり、ギリギリでかわすと同時に、槍を切り離し囮にした。
    その隙を突き、推進剤を全開にしてキケロガへ突進――

    再び、ゼクノヴァの光が視界を満たす。
    白金の粒が、まるで時間を止めたかのようにゆっくりと舞っていた。

    「……あなたの本心は、決まってるようですね」
    「…………っ」

    その言葉の意味を問う暇もなく――視界が弾けた。
    死角からのビーム。
    咄嗟に盾を構えるも、エネルギーの奔流に耐えきれず、機体ごと吹き飛ばされる。
    警告音がコクピットを埋め、視界の端で光の粒が砕けて消えていった。

  • 103二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 22:06:44

    ――――

    ……もう、私に居場所なんてない。
    最後に――せめて、キシリア様に料理を食べてもらいたかったな。

    ……少尉。
    少尉は……私の居場所になってくれるのかな。

    会いたい。
    会いたいよ、少尉……

    胸の奥がぎゅっと縮む。
    孤独は、寒さよりも冷たい。

    暖かいご飯を一緒に食べて、一緒に寝て、一緒に他愛のない話をして……
    そんな、当たり前の「居場所」がほしい。

    こんな所にいちゃ駄目だ――。
    少尉に会って、ちゃんと言わなきゃ。
    この気持ちを、もう隠さないで。

  • 104二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 22:09:28

    ――――

    白いモビルスーツとジークアクスが、光を切り裂きながら交差する。
    衝突の度に火花が弾け、真空の闇に一瞬だけ昼のような明るさが広がった。

    「シュウちゃん……? あれ、シュウちゃんなの? ……マチュ? 二人が、争ってる……!」

    胸の奥がざわつく。
    このままじゃ、どちらかが――いや、両方が取り返しのつかないことになる。
    私はジフレドを押し出し、二人の間にビームライフルの射線を割り込ませた。

    「やめて! やめてよ、二人とも!」

    光弾が空間を切り裂き、衝撃で戦闘が一瞬だけ止まる。
    その間に私は問いかけた。

    「白いモビルスーツ……シュウちゃんでしょ!? マチュ、どうしてシュウちゃんと戦ってるの!」

  • 105二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 22:10:54

    マチュは息を荒げ、短く吐き捨てる。
    マチュ「……三人で、海に行くって約束……まだ残ってる。でも、そのためには――シュウジを止めなきゃ」

    その声に、私の手が震えた。
    捨ててしまった過去。背を向けた瞬間。
    けれどマチュは、その全てを否定しなかった。

    マチュ「違う。あれは……ニャアンが生き延びた証拠だよ。一緒に戦おう。マブになろう、ニャアン」

    視界が滲んだ。
    ニャアン「……ありがとう、マチュ。私も……戦う!」

  • 106二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 22:12:40

    ――呼吸が重なる。
    ジフレドとジークアクスはまるで一つの機体のように動き、白いガンダムへ迫った。
    交互に牽制射を放ち、ビットとサーベルで死角を潰す。
    光と影が交錯し、確実にガンダムを追い詰めていく。

    その時だった。
    ガンダムの輪郭が、ぐにゃりと膨張する。
    装甲が空間ごと押し広げられるように肥大し、瞬く間に巨人へと変わった。

    マチュ「……嘘でしょ、これ……大きくなってる!?」
    ニャアン「まるで……風船……いや、違う……こんなの、バルーンじゃない!」

    巨大化したガンダムが、影のように私たちを覆った。
    振り下ろされる腕の一撃が衝撃波となり、コックピットを揺さぶる。
    ニャアン「ぐっ……!」

    必死にビットを展開し、全火力を叩き込む。
    だが光の粒子が弾けるだけで、装甲は傷ひとつつかない。

    次の瞬間、鋼の指がジフレドを捕らえた。
    嫌な軋み音とともに、圧力が機体骨格を潰していく。
    計器が赤く染まり、破損警告が耳を突いた。

  • 107二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 22:13:46

    ニャアン「ぐっっ――!!」

    それでも力は止まらず、ジフレドの外殻が崩れ落ちた。
    辛うじてコアファイターだけが射出され、私は真空の闇へ投げ出された。

    荒い呼吸。
    視界の端で、まだ戦い続けるマチュのジークアクスが見える。

    ニャアン「……マチュ、あとは……頼んだよ……」

    力が抜け、私はシートに身を預けた。
    冷たい闇が、音もなく広がっていく。

  • 108二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 22:19:23

    ――――

    私は少尉を探していた……
    少尉……どこ……
    この広い宇宙の中で、ただ一機、彷徨うギャンを必死に探す。

    ニャアン「……少尉、ちゃんと生きてなきゃ、許さないんですからね」

    息が詰まる。胸が痛い。
    操縦桿を握る手が汗ばんで、視界が滲む。

    ニャアン「……少尉、好きですよ。だから、こんな所で死んじゃ……嫌……!」

    誰にも言えなかった気持ちが、コクピットの闇に溢れ出す。

  • 109二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 22:20:31

    ――ピピピッ。通信音が鳴った。

    ガガーピピッ。
    『……ニャアン、僕は君が……好きだよ』

    その声を聞いた瞬間、心臓が跳ねた。

  • 110二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 22:22:40

    ニャアン「……! 少尉! 生きていたんですね!」

    目の前に、ボロボロのギャンが漂っている。
    装甲は焦げ、片腕はなく、それでもコクピットの灯は消えていなかった。

    エグザべ「……本当は、僕みたいな人間より、もっといい人が君にはいるはずだ。
    だけど……君の隣には、僕がいたい」

    ニャアン「そんなの……私だって! ずっと、ずっと! 少尉と一緒にいたい……!」

    エグザべ「……けど僕は軍人だ。だから、ニャアン……気持ちだけ、伝えたかったんだ」

  • 111二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 22:24:52

    静寂の宇宙に、二人の呼吸だけが響く。

    ニャアン「……少尉」

    エグザべ「君には、本当にいるべき場所があるだろう?」

    ニャアン「けど……私は、少尉を、手放せない」

    エグザべ「……やはり君は軍人になるべきじゃない。この戦いも、もうすぐ終わる」
    わずかに笑みを含んだ声で、少尉は言った。
    「行こうか」

    ニャアン「どこに……?」

    エグザべ「ニュータイプの未来のために……助けなきゃいけない人がいる。その人を、迎えに」

  • 112二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 22:26:50

    ――――

    宇宙に漂うキケロガ
    その姿は……装甲は剥げ、各部所も所々破裂が目立っていた。
    戦闘でほぼ全ての箇所が負傷
    推進剤も切れ、エネルギー切れを待つばかりの機体にシャリアは乗っていた

    シャリア「……もう、あと僅かですか」
    ガコンッ!
    その時……ボロボロのギャンがキケロガのコックピットを支えるよう掴んだ
    その傍らにはコアファイターのみとなったジフレドも佇んでいた
    (間)
    シャリア「……エグザべくんに、ニャアンくん」
    エグザべ「アンタには、責任がある。ニュータイプに取って、いい世界を作るんだろ」
    ニャアン「私みたいな、ニュータイプを作らない為にもシャリアさんあなたが必要です」
    シャリア「その様子だと、先程の答えはもう出たようですね?エグザべくん」

    エグザべ「ああ……僕は、ニャアンを選んだ。そして、彼女みたいな……ニュータイプをもう見たくない、戦争に、利用される子を……」
    ニャアン「エグザべ少尉……」
    シャリア「エグザべくんがそんなにやる気だなんて、
    私もまだまだ、休めませんね。」
    遠くにある数々の星を見て、シャリアはこう言い放った
    シャリア「私も頑張らなきゃいけませんね、全てのニュータイプが……より良く生きれる世界の為に」

  • 113二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 22:35:14

    ――――
    あのイオマグヌッソの騒動から、もう1週間が経った。
    私とマチュは、今回の戦闘での功績として、シャリアさんから軍からの除隊を告げられた。
    そのうえ物資や生活の支援も約束され――私たちは、地球のとある島で暮らすことになった。

    少尉は……いや、もう「少尉」じゃないエグザべくんは、時折こちらへ来てくれる。
    物資と資金を届けに――そして、私と話すために。

    海沿いの道を、二人で並んで歩く。
    波が寄せては返し、そのたびに靴の先が塩水で濡れた。
    つい先週までの張り詰めた日々が、潮風に溶けていくようだ。

  • 114二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 22:37:00

    エグザべ「はい、これ。今月の資金」
    ニャアン「いつもありがとう、少尉」
    エグザべ「あー……もう君の上司じゃないんだし、エグザべで良いよ」
    ニャアン「……じゃあ、エグザべくん」
    エグザべ「んっ……破壊力すごいな、それ」

    笑い合った拍子に、足元の白い貝殻を蹴ってしまい、小さな音が鳴った。

    ニャアン「エグザべくん、私ね、あのグラナダでの日々、忘れてないよ。
    今はマチュと一緒にシュウちゃんを待ってるけど……
    マチュがシュウちゃんと結ばれたら、エグザべくんと一緒に暮らしたいって思ってるよ」

  • 115二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 22:39:18

    エグザべ「ニャアン、それは……」
    ニャアン「だからさ! その時はエグザべくんも軍人やめて、一緒に農業でもしようよ」

    エグザべくんは潮風を吸い込み、遠くの水平線を見た。
    エグザべ「……うん、それもいいかもな。役目を終えたら、ニャアン……君と一緒に暮らすのも悪くない」

    ニャアン「決まりね、エグザべくん。じゃあ予行練習――健やかなるときも病めるときも、その命ある限り尽くす事を誓いますか?」
    エグザべ「誓います。……指輪代わりといっちゃなんだが、今はこれしかなくてな。受け取ってくれ」

    彼の大きな手が、私の首にそっと冷たい金属をかける。
    胸元に触れたのは、ドッグタグ。

  • 116二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 22:42:16

    ニャアン「ドッグタグ? 一枚しかないけど……二枚ないと」
    エグザべ「一枚でいいんだよ。これは僕の誓いみたいなものだから。……何があっても君の元に戻るというね」

    ニャアン「……私も、逃さないから」
    エグザべ「おお、怖い怖い」
    ニャアン「もう、茶化さないでよ、エグザべくん」
    エグザべ「つい、可愛くてな」

    ニャアン「ふぅん……私、ここでシュウちゃんを待ってるマチュを見守る。
    もしシュウちゃんが帰ってきたら……マチュとシュウちゃんが幸せになれるよう、協力してよね」

    エグザべ「仰せのままに」

    波が足元でほどけていく。
    この瞬間だけは――戦争のない、穏やかな未来を信じられた。


    ニャアン「…………それで、シュウちゃんとマチュがちゃんと……向き合えたらさ、私も、自分の居場所を、探そうと思う、いや、もう探してる」
    エグザべ「ニャアン」
    ニャアン「エグザべくん……待ってるよ私」
    エグザべ「ああ、その時まで待っててくれ、ニャアン」


    →「マチュ、僕は君が……!」に続く
    →「マチュ、僕は君が……!」2に続く…かも?

  • 117二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 22:45:33

    !?!?!?!?!?マジで!?!?!?!?「僕は君が……!」シリーズ続く可能性あるんですか!?!?!?!?!?!?

    スレ主さんへ
    完結お疲れ様でした!更新を毎日楽しみにしていました。
    エグザベくんもニャアンもお幸せに……!

  • 118二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 22:46:43

    …エグニャアが同棲するかも?
    とだけ言っておきます!エグニャアが同棲するという事はつまり…そう、シュウマチュですね

    乙ありです!

  • 119二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 22:47:52

    エグザべくんは盛に盛りまくっても許されると思ってますので盛に盛りまくってしまった…シュウジでも同じ事言ってるよコイツ

  • 120二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 01:07:05

    完結お疲れ様です。
    先程読み終えましたがすごく良かった…。
    次も楽しみにしてます!!!

  • 121二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 09:50:57

    乙でした
    続編正座して待ってます

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