【オリキャラ・閲注・ちょいちょい⚓️🎲】私の個性は10

  • 1五寸釘25/08/11(月) 17:27:46

    個性名【呪い】
    木槌と和釘の五寸釘を出現させ、それを虚空に打ち込むことで呪い返し不可の強力な呪いを対象に叩き込むことができる。
    しかし呪いにはその分、その恨みやその呪いに関わっている者双方の非の割合と求める呪いの大きさに応じてある存在(これに関しては物語中で公開します)に相応の代償を払う必要があり、これは呪いを使った瞬間強制的に払わされる。
    一方でこの力は呪い(まじない・祝福)として他者の幸福のために使うこともでき、その場合はAFOの勝利を願うなど、善良な者に害を与えるまじない以外は相応の代償を払う必要なく使うことができるが、この個性を持っているオリキャラちゃん本人はまだこのことを知らない。

  • 2五寸釘25/08/11(月) 17:31:32

    オリキャラちゃん詳細


    名前→釘貫 百合(くぎぬき ゆり)

    ヒーロー名→ブレッシング(blessing)

    個性→>>1参照。

    身長→178cm

    髪の色→黒。

    髪の長さ→前髪ぱっつんでロングで腰ぐらいまでの長さ。

    髪質→ウェーブ。

    普段は髪を→おろしてる。

    顔立ち→美人系。

    目は→垂れ目で左青右白のオッドアイで縦長瞳孔。

    πは→Bカップ。

    制服の露出は→下にタートルネックとかを着込んで控えめ。スカートもほかの子より長くて黒タイツ着用。

    変更前ヒーローコスチューム→fateのエリセが着てる貫頭衣みたいな衣装(黒インナーと10分丈スパッツ着用。髪はおろしてる)

    変更後ヒーローコスチューム→イレイザーヘッドのコスチュームの全身白バージョン。

    彼のものとは違い、ベルト周りにナイフや収納スペースの類いは付いておらず、代わりにベルトの左右両腰の部分に裏側上部から伸び、表側上部でスナップボタンを利用してまとめた鞭を固定する輪っか状の固定部のみが付いており、そこにミッドナイトの『アイノムチ』を左右一本ずつの計二本装備。首周りにはイレイザーヘッドの『捕縛布』を着用。(髪はおろしてる)

    普段着は→袖がゆるゆるなネックセーターとロングスカート

    両親は→神社の神主夫婦。

    料理スキル→カンスト。

    好きな花→白い勿忘草。

    苦手な味→ハッカ味。

    宝物→大きめのグレーのパーカー・黒のロングスカート・黒のキャップ。

  • 3五寸釘25/08/11(月) 17:33:11

    >>1

    スレ画はスレ主の私が作った百合ちゃんのイメージ画像です。

  • 4五寸釘25/08/11(月) 17:40:37

    初回

    【オリキャラ・閲覧注意】私の個性は|あにまん掲示板このたびオリキャラスレを作らせていただきましたスレ主です!以降はこの名前で投稿していくのでご支援よろしくお願いします!現在神社の神主夫婦の娘であり、非異形型の個性というとこまで設定しています。以下はこ…bbs.animanch.com

    と第二回

    【オリキャラ・閲覧注意】私の個性は2|あにまん掲示板個性名【呪い】木槌と和釘の五寸釘を出現させ、それを虚空に打ち込むことで呪い返し不可の強力な呪いを対象に叩き込むことができる。しかし呪いにはその分、その恨みやその呪いに関わっている者双方の非の割合と求め…bbs.animanch.com

    と第三回

    【オリキャラ・閲覧注意】私の個性は3|あにまん掲示板個性名【呪い】木槌と和釘の五寸釘を出現させ、それを虚空に打ち込むことで呪い返し不可の強力な呪いを対象に叩き込むことができる。しかし呪いにはその分、その恨みやその呪いに関わっている者双方の非の割合と求め…bbs.animanch.com

    と第四回

    【オリキャラ・閲注・ちょいちょい⚓️🎲】私の個性は4|あにまん掲示板個性名【呪い】木槌と和釘の五寸釘を出現させ、それを虚空に打ち込むことで呪い返し不可の強力な呪いを対象に叩き込むことができる。しかし呪いにはその分、その恨みやその呪いに関わっている者双方の非の割合と求め…bbs.animanch.com

    と第五回

    【オリキャラ・閲注・ちょいちょい⚓️🎲】私の個性は5|あにまん掲示板個性名【呪い】木槌と和釘の五寸釘を出現させ、それを虚空に打ち込むことで呪い返し不可の強力な呪いを対象に叩き込むことができる。しかし呪いにはその分、その恨みやその呪いに関わっている者双方の非の割合と求め…bbs.animanch.com

    と第六回

    【オリキャラ・閲注・ちょいちょい⚓️🎲】私の個性は6|あにまん掲示板個性名【呪い】木槌と和釘の五寸釘を出現させ、それを虚空に打ち込むことで呪い返し不可の強力な呪いを対象に叩き込むことができる。しかし呪いにはその分、その恨みやその呪いに関わっている者双方の非の割合と求め…bbs.animanch.com

    と第七回

    【オリキャラ・閲注・ちょいちょい⚓️🎲】私の個性は7|あにまん掲示板個性名【呪い】木槌と和釘の五寸釘を出現させ、それを虚空に打ち込むことで呪い返し不可の強力な呪いを対象に叩き込むことができる。しかし呪いにはその分、その恨みやその呪いに関わっている者双方の非の割合と求め…bbs.animanch.com

    と第八回

    【オリキャラ・閲注・ちょいちょい⚓️🎲】私の個性は8|あにまん掲示板個性名【呪い】木槌と和釘の五寸釘を出現させ、それを虚空に打ち込むことで呪い返し不可の強力な呪いを対象に叩き込むことができる。しかし呪いにはその分、その恨みやその呪いに関わっている者双方の非の割合と求め…bbs.animanch.com

    と第九回(前回)

    【オリキャラ・閲注・ちょいちょい⚓️🎲】私の個性は9|あにまん掲示板個性名【呪い】木槌と和釘の五寸釘を出現させ、それを虚空に打ち込むことで呪い返し不可の強力な呪いを対象に叩き込むことができる。しかし呪いにはその分、その恨みやその呪いに関わっている者双方の非の割合と求め…bbs.animanch.com

    のスレはこちら!

  • 5二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 17:50:39

    立ておつ

  • 6二次元好きの匿名25/08/11(月) 18:11:31

    立ておつ

  • 7二次元好きの匿名25/08/11(月) 18:13:24

    保守

  • 8五寸釘25/08/11(月) 18:16:01

    〜〜A組教室にて〜〜

    相澤「昨日話したと思うが、ヒーロー科1年A組は、仮免取得を当面の目標にする」

    一同「はい!」

    相澤「ヒーロー免許ってのは、人命に直接関わる責任重大な資格だ。
    当然、取得のための試験はとても厳しい。仮免といえど、その合格率は、例年五割を切る」

    峰田「仮免でそんなキツイのかよ…」

    相澤「そこで今日から君らには、一人最低でも二つ…」

    その時、教室の扉がガラリと開き、三人のヒーローが入ってくる。

  • 9五寸釘25/08/11(月) 18:17:32

    相澤「必殺技を作ってもらう」

    上切「「必殺技ァ!?」」

    上芦「学校ぽくてそれでいて!」

    切瀬「ヒーローっぽいのきたァー!」

    エクトプラズム「必殺、これ即ち、必勝の型。技のことなり!」

    セメントス「その身に染みつかせた技、型は他の追随を許さない。
    戦闘とは、いかに自分の得意を押し付けるか!」

    ミッドナイト「技は己を象徴する。
    今日日必殺技を持たないプロヒーローなど、絶滅危惧種よ」

    相澤「詳しい話は実演を交え、合理的に行いたい。
    コスチュームに着替え、体育館γへ集合だ!」

    こうして、教師陣と生徒達は移動を始めるのであった。

  • 10二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 18:37:17

    うーん、必殺技……

  • 11五寸釘25/08/11(月) 18:49:59

    〜〜移動後、体育館にて〜〜

    相澤「体育館γ、通称、トレーニングの台所ランド。略してTDL」

    芦戸(えっ)

    緑谷(TDLはまずそうだ…!)

    セメントス「ここは俺考案の施設。生徒一人一人に合わせた地形や物を用意できる。
    台所ってのはそういう意味だよ」

    上鳴「なるー」

    飯田「質問をお許し下さい!」✋️

    飯田「何故仮免許の取得に、必殺技が必要なのか!意図をお聞かせ願います!」

    相澤「順を追って話すよ、落ち着け。
    ヒーローとは、事件、事故、天災、人災、あらゆるトラブルから人々を救い出すのが仕事だ。
    取得試験では、当然その適性を見られることになる。
    情報力、判断力、機動力、戦闘力。ほかにも、コミュニケーション能力、魅力、統率力など、別の適性を毎年違う試験内容で試される」

  • 12五寸釘25/08/11(月) 18:51:50

    ミッドナイト「その中でも戦闘力は、これからのヒーローにとって極めて重視される項目となります。
    備えあれば憂いなし。技の有無は合否に大きく影響する」

    セメントス「状況に左右されることなく安定行動をとれれば、それは高い戦闘力を有していることになるんだよ」

    エクトプラズム「技は必ずしも攻撃である必要はない。例えば、飯田君のレシプロバースト。一時的な超速移動、それ自体が脅威であるため、必殺技と呼ぶに値する」

    飯田「!あれ必殺技でいいのか…!」

    砂藤「なるほど自分の中に、『これさえあれば有利、勝てる』って型を作ろうって話か…」

    ミッドナイト「その通り!先日大活躍したシンリンカムイのウルシ鎖牢なんか、模範的な必殺技よ。相手がなにかする前に縛っちゃう」

    相澤「中断されてしまったが、林間合宿での個性を伸ばす訓練は、必殺技を作り上げるためのプロセスだった。
    つまり、これから後期始業まで、残り十日あまりの夏休みは、個性を伸ばしつつ、必殺技を編み出す、圧縮訓練となる…!
    なお、個性の伸びや技の性質に合わせて、コスチュームの改良も並行して考えていくように。
    プルスウルトラの精神で乗り越えろ。
    準備はいいか?」

    一同「はい!」

    上鳴「ワクワクしてきたァァ…!」

    緑谷(…どうしよう…)

    こうして説明が終わり、一同は必殺技作りを始めるのであった。

  • 13五寸釘25/08/11(月) 20:49:18

    〜〜その後、体育館、百合の訓練場所にて〜〜

    ミッドナイト「釘貫ちゃんはやっぱり鞭ね。このあとは『サイノムチ』があるわけだし、必殺技の動きを作って、最終的にはそっちに転用できるようにしましょ」

    百合「はい!」

    ミッドナイト「じゃっ!早速始めていくわよ!
    大丈夫!釘貫ちゃんならすぐだから!」

    こうして、百合は事情の特殊さからエクトプラズムのコピーではなく、鞭の使い手であるミッドナイトと共に『アイノムチ』を使って必殺技を作りに掛かるのであった。

  • 14五寸釘25/08/11(月) 20:51:47

    〜〜暫くして、体育館入り口付近にて〜〜

    オールマイト「やってるねぇみんな」

    相澤「ん?オールマイト」

    オールマイト「私が…」

    ポンッ!

    オールマイト「呼ばれてないけど今日は特に用事も無かったので、来た!」👍️マッスル~

    相澤「いや、療養してて下さいよ。後期に備えて」

    ポンッ!

    オールマイト「ぉぉおいおいつれないなぁ。必殺技の授業だろう?そんなの見たいに決まっているんだよ。私も教師なんでね」シオレマイト~

    オールマイト(どうやら…悩んでいるみたいだね)

    爆豪「喰らえェェェ!」

    コピーエクトプラズム「ォォォ…」

    爆豪「久々に暴れるとスッキリすらァ…!
    エクトプラズム!死んだ!もう一体頼むゥ!」

    オールマイト「彼は凄いな」

  • 15五寸釘25/08/11(月) 20:56:05

    相澤「ええ。もっと強くなりますよ、あれは」

    お茶子「ぉぉぉぁぉあ…爆豪君張り切ってる!」フワ~

    砂藤「あいつもう技のビジョン沢山あるんだろうなぁ」ケーキモグモグ

    葉隠「入学時から技名つけてたもんねぇ!」

    お茶子「おぉぉっとぉっ…!」フラフラ

    エクトプラズム「集中!」

    お茶子「っはい!」

    峰田「オイラだってガキん頃から温めてるグレープラッシュっつー技あんぜ」

    上鳴「つーか誰でも一度は考えるだろ!俺電撃ソードとか考えてた!それをこうやって実現できるってんだからテンション上がるぜー!」

    緑谷(…この腕でどんな必殺技を…!)

    オールマイト「ヘイ」

    緑谷「!あっ、オールマイト!」

  • 16五寸釘25/08/11(月) 20:57:37

    オールマイト「アドバイス…君はまだ、私に習おうとしてるぞ」

    緑谷「えっ?それはどういう…」

    オールマイト「やぁ!切島少年!」

    切島「オールマイト!?」

    オールマイト「私がアドバイスして回るぞ。
    君の硬化なら、小細工を考えるより、ゴリ押し技の方が良い」

    切島「はい!」

    オールマイト(答えを教えるだけでは教育とは言えない。
    考えるのさ少年。精度は重要じゃない。自分で考え、気付くことが重要なんだ…!)

    オールマイト「耳郎少女!私が、アドバイスして回るぞぉ!」

    相澤(なんなんだ急に…?)

    相澤「!」

    オールマイトのポケットからはみ出てる本「コンニチワ」
    (『すごいバカでも先生になれる!簡単教育論』)

    相澤「!?」

  • 17二次元好きの匿名25/08/11(月) 21:33:22

    保守

  • 18五寸釘25/08/11(月) 22:52:01

    〜〜その日の訓練授業終了後、女子更衣室にて〜〜

    芦戸「このあと女子全員戻ってきたら、みんなでお風呂入らない?」

    葉隠「賛成ー!」

    百合「すいません、私は訓練があって…」

    梅雨「ケロッ…もしかして、いつものやつかしら?」

    百合「はい。遅くなっちゃうので、私のことは気にしないでください」

    八百万「授業初日から大変ですわね…
    お戻りになられたら紅茶をお淹れしますわ」

    〜〜入浴後、寮の共同スペースにて〜〜

    瀬呂「?釘貫は?」

    彼と上鳴はソファーに座っていた女子達を見たことで一人足りないことに気付いて声を掛けた。
    お茶子はそれに不安げな表情で返す。

    お茶子「武器の訓練やって」

    瀬呂「ああ、鞭と相澤先生のアレか。大変そうだよなぁ…」

    耳郎「圧縮訓練って言ってたし、釘貫は無理してもう一回体調崩しちゃいそうで心配なんだよね…」

    上鳴「USJの時の前科があるもんなぁ…
    まあ、流石に夜飯ん時には戻って来るだろうし大丈夫だろ。武器の訓練なら先生もついてるだろうし」

  • 19二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 07:06:32

    また倒れたら流石にみんなも見守るだけじゃいられないよな

  • 20二次元好きの匿名25/08/12(火) 14:17:39

    保守

  • 21五寸釘25/08/12(火) 19:38:23

    これから続きを投稿しますね!

  • 22五寸釘25/08/12(火) 20:31:10

    〜〜その後、夕飯時間の寮にて〜〜

    芦戸「…釘貫、遅くない…?」

    お茶子「戻って来ないね…いつもこんな時間までやってるのかな…」

    飯田「みんなどうし…釘貫君は、まだ戻っていないのか?」

    梅雨「そうなのよ…
    まだ訓練してるなら、あっちでなにか食べてるか、終わってから食べるのかもしれないけど…寮の夕食に来ないのはちょっとおかしくないかしら?」

    飯田「そうだな…よし、俺が先生方の寮に行って確認してこよう」

    耳郎「うち、ちょっと部屋確認してくる…!」

  • 23五寸釘25/08/12(火) 20:32:22

    〜〜その後、部屋確認組にて〜〜

    お茶子「百合ちゃん、いる?」

    彼女は扉をノックしながら声を掛け、百合の反応を待つ。
    耳郎はノックの直後に個性を使い、扉から音を拾うものの、百合の声は返ってこなかった。
    それどころか人の気配を感じ取ることすらできず、彼女達は焦る。

    耳郎「電話掛けてみる…!」

    彼女は携帯を取り出し、百合に電話を掛けた。
    しかし、携帯の着信音が扉の奥から聞こえたことで、百合が携帯を持ち歩いていないことが判明する。

    八百万「!飯田さんを待ちましょう!」

    〜〜飯田サイド、教員寮、相澤の部屋前にて〜〜

    相澤「どうした飯田!」

    彼は焦る飯田の声を聞いたことで急いで捕縛布を装着し、扉を開けた。

    飯田「先生!武器の訓練は普段もこの時間までするのでしょうか!?釘貫君がまだ戻っていないのです!」

    相澤「!俺は教員に伝えてくる!お前はA組に捜索するよう伝えてこい!」

    飯田「!はい!」

    こうして二人は走り出し、百合の捜索が始まるのであった。

  • 24五寸釘25/08/12(火) 21:22:28

    〜〜??にて〜〜

    雨が降り始め、髪やジャージが濡れていく中、彼女は必死に鞭を振る。
    その鞭はかつてミッドナイトが練習に使っていたものであり、百合が譲り受けたもの。
    鞭の先端が音の壁を突破する破裂音が何度も響き渡る中、彼女の頭には様々な記憶が蘇っていた。

    『(「私が姿や名前を知るとまずいことになる存在」…「その存在を私が怖がらないようにするために…私がうっかり正体を知りにいって、危害を加えられないようにするために…仏様という呼び方で教えていた」…?)』

    『USJでの襲撃、覚えてるだろ。
    あれを指示した黒幕が、お前を狙っている可能性がある』

    『お前に「恐れるな」って!!そう伝えろって!!「真っ黒な阿修羅みてぇな奴」が夢に出てきたんだよ!!』

    百合(私のせいだ)

    『君があの時黙っていれば』

    『私達は死ななかった』

  • 25五寸釘25/08/12(火) 21:23:57

    百合(私のせいだ)

    『敵の狙いの一つ、判明!
    狙いは生徒の、かっちゃんと釘貫さん!』

    百合(私のせいだ)

    『お前が狙われてさえいなければ』

    『爆豪は攫われなかった』

    百合(敵からは守らないと)

    『もしまた同じようなことが起こったら、誰が死.ぬんだろうな?』

    百合(みんなを守らないと)

    『『『『『お前のせいで』』』』』

    百合(絶対)

    『色々棚上げした上で言わせてもらうよ。オールマイトの引退がなけりゃ俺は、爆豪耳郎葉隠釘貫以外、全員除籍処分にしてる』

    百合「守らないと…!」

    ?「釘貫ちゃん!!」

    百合「!?」

    聞き覚えのある声が聞こえたことで、彼女の動きはピタリと止まり、声の方向にゆっくりと振り向く。

  • 26五寸釘25/08/12(火) 21:48:08

    〜〜演習場にて〜〜

    百合の目の前にいたのはミッドナイトであった。

    百合「…先せ…」

    ミッドナイト「!釘貫ちゃん!」

    彼女の姿を見たことで緊張の糸が切れたのか、百合はその場に崩れ落ちてしまう。
    直後、倒れた百合に彼女が駆け寄るものの、百合の意識は暗闇へ落ちていた。

  • 27五寸釘25/08/12(火) 23:48:58

    今日はここまでで終わらせたいと思います!
    よかったら明日も見に来てください!

  • 28二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 08:04:33

    大丈夫だよ……君だけのせいじゃないよ……

  • 29二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 16:17:20

    保守

  • 30五寸釘25/08/13(水) 19:17:16

    これから続きを投稿しますね!

  • 31五寸釘25/08/13(水) 20:05:07

    〜〜??にて〜〜

    百合「…先生…」

    リカバリーガール「目が覚めたみたいだね。具合はどうだい?」

    翌朝、百合は目覚まし時計の音で目を覚ます。
    気が付くと、彼女はジャージから着替えさせられており、リカバリーガールに抱き締められた状態で布団に入っていた。

    百合「…大丈夫です…」

    リカバリーガール「ならよかった。
    ここはあたしの部屋だよ。昨日自分が倒れた時のこと、覚えてるかい?」

    彼女は起き上がって布団から出ると、百合に再び布団を掛け、頭を撫でながら訊ねる。

    百合「…はい…」

    リカバリーガール「…頑張り過ぎだよ。今日はここで休んでな」

    彼女は暗い表情で答える百合にそう告げ、ゆっくりと立ち上がった。

    百合「…でも…」

    リカバリーガール「無理して頑張っても、かえって体調を崩して遅れちまうよ。
    休むことも大事さね」

    百合「…はい…」

    こうして、百合はリカバリーガールの部屋に残るのであった。

  • 32五寸釘25/08/13(水) 21:20:05

    〜〜その日の朝食時間、寮の食堂にて〜〜

    常闇「…」

    上鳴「…」

    耳郎「…」

    お茶子「…」

    本来ならば賑やかであるはずの食堂は通夜会場のように静まり返っていた。
    昨夜の失踪騒ぎが起き、それから必死に百合のことを探し回っていたA組の面々はミッドナイトが彼女を発見したことで安堵したものの、気絶していることを教えられたからである。
    発見後はミッドナイトが彼女の着替えを取りに来るなどバタバタとしており、それから様子見を兼ねてリカバリーガールの部屋で百合が寝かされることも伝えられ、一同は今後の動きを必死に考えていた。

    爆豪「…ダァァァァ!!いつまでしみったれた顔してやがんだテメェらァ!!
    そんなに心配ならババァの部屋行って様子見てから決めりゃァいいだろうがァ!!」

    そんな彼らの様子にキレた爆豪がそう叫ぶと、彼らの視線は爆豪に集まる。

    切島「!爆豪…」

    上鳴「…やっぱお前もなんだかんだ言って釘貫のこと心配なんだな!」☺️

    爆豪「ちゃうわァ!!!💢」

    こうして、A組寮の食堂に活気が戻るのであった。

  • 33五寸釘25/08/13(水) 22:26:09

    〜〜一方その頃、B組寮食堂にて〜〜

    取蔭「どうするよ拳藤…」

    拳藤「う〜ん…」

    昨夜の失踪騒ぎが収まった直後、B組の面々は梅雨から騒ぎのことを伝えられ、同時に百合が気絶していてリカバリーガールの部屋にいることも伝えられていた。
    その情報を受けたことで、B組の面々も今後の動きを練る。

    拳藤「A組は先生の部屋に行くだろうし、そうなるとあたしらが行っても、混雑して迷惑になるだろうし…まぁ訪問に関してはA組に連絡して決めるとして、今後の動きだよなぁ…」

    柳「そういえば、お守りの効力だけど…」

  • 34五寸釘25/08/13(水) 22:28:10

    宍田「そこも気になるところですな」

    吹出「お守りの効力を証明できれば多少は楽になれるかもしれないけど…」

    黒色「難しいな…」

    骨抜「ああいうのはいまだに『いる』『いない』でわかれてるもんな。
    お守りだって言っちまえば、袋に特定の物を詰めただけだ」

    物間「とりあえず、A組と話すのは決定だね。
    色々情報共有しないと」

    鉄哲「そういやぁ、釘貫が目ェ覚ましてるかもわからねぇんだったな…」

    泡瀬「そうだな…あとはそれに合わせて動きを練って…」

    拳藤「うん。連絡はあたしがするよ。そっからみんなに共有する」

    こうしてB組の面々も百合を救うため、今後の準備を始めるのであった。

  • 35二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 07:06:21

    みんないい子……

  • 36二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 15:22:50

    保守

  • 37五寸釘25/08/14(木) 19:29:43

    これから続きを投稿しますね!

  • 38二次元好きの匿名25/08/14(木) 22:16:31

    保守

  • 39五寸釘25/08/14(木) 22:49:17

    すいません、続き手古摺っちゃってるので明日投稿させていただきます…

  • 40二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 07:08:58

    大丈夫ですよ〜

  • 41二次元好きの匿名25/08/15(金) 14:07:51

    OK

  • 42五寸釘25/08/15(金) 19:04:46

    これから続きを投稿しますね!

  • 43五寸釘25/08/15(金) 20:12:47

    〜〜その日の訓練授業終了後、教員寮にて〜〜

    拳藤と梅雨が話し合った結果、面会は梅雨とお茶子が行くこととなり、二人はリカバリーガールの部屋の前に来ていた。
    梅雨が扉をノックするとリカバリーガールが出迎え、彼女は二人の姿を見て少し悩むような表情を見せたあと、二人を部屋に入れる。
    二人が部屋に入ると、そこには布団に入って上半身を起こしている百合がいた。

    お茶子「百合ちゃん…」

    二人はゆっくりと近付いて百合を抱き締める。

    梅雨「よかったわ…目が覚めたのね」

    百合「…はい…」

    百合の姿を見たことでほっとしていた二人は彼女の声色を聞いて不安がぶり返し、ゆっくりと身体を離して問い掛けた。

    お茶子「もしかして、まだどこか…」

    百合「いえ…身体の方は大丈夫です…」

    梅雨「…百合ちゃん…悩んでるなら、教えてほしいわ。
    どうして、そんなにボロボロになるまでやってたの…?」

    百合「…」

    しかし、百合は暗い表情のまま黙って俯く。
    そんな様子を見て、お茶子は再び百合を抱き締めて言った。

  • 44五寸釘25/08/15(金) 20:16:08

    お茶子「…百合ちゃん…心配だよ……友達がこんなにボロボロになってるのに、助けられないなんて嫌だよ…」

    百合「……」

    すると、暫くの沈黙の後、彼女はゆっくりと話し始める。

    百合「…私の…せい、なんです……
    私があの時、話さなかったら…皆さんが個性のことに巻き込まれることはなくて…合宿であの子が巻き込まれることもなくて…でも、解決法はわからなくて……
    だから…せめて、敵からは守らならないといけないんです……
    皆さんを、私一人で守れるくらい、強くならないといけないんです…」

    梅雨「…百合ちゃん…頑張り過ぎよ」

    百合の話を聞き、彼女は心配そうな顔のままそう返した。

    お茶子「それにね…」

    お茶子はゆっくりと抱き締めるのを止め、百合の目を見て告げる。

    お茶子「私達、合宿の時にお守り持ってたんだけど…お守りを集める前も、合宿のあとも、なにもなかったんだよ」

    梅雨「百合ちゃんが前々から心配してたことは、なにも起きてないのよ。
    それに、あの子の近況はわからないけれど、もしなにかあったなら、私達もなにかされてる筈だわ」

  • 45五寸釘25/08/15(金) 20:21:28

    お茶子「なのになにもなかったってことは、お守りが効いてるかもしれないよ。
    敵の方も、みんなで強くなれば大丈夫。だから…」

    梅雨「だから…もう、一人で頑張らなくていいのよ」

    彼女は百合の手をそっと握りながらそう言った。

    お茶子「今までのことだって、百合ちゃんのせいじゃないよ。
    これからは、みんなで頑張ろ…?」

    お茶子も梅雨に続き、彼女の言葉にこくりと頷いてもう片方の百合の手をそっと握りながら言葉を掛ける。

    『君があの時黙っていれば』

    『私達は死ななかった』

    『お前に「恐れるな」って!!そう伝えろって!!「真っ黒な阿修羅みてぇな奴」が夢に出てきたんだよ!!』

    百合「…でも…私は…」

    脳裏に恐怖が過ぎる百合は、二人の言葉を拒否しようとした。
    しかし…

  • 46五寸釘25/08/15(金) 20:22:51

    梅雨「百合ちゃん、お願いよ…もう、一人で頑張らないで。
    百合ちゃんの背負ってるものを、一緒に背負わせてほしいの」

    お茶子「友達が苦しんでるのに、見てるだけなんて嫌だよ」

    梅茶「「百合ちゃん!」」

    百合「!」

    『もしよかったら、友達になりませんか?』

    『ずっと友達よ』

    『友達が苦しんでるなら、一緒に背負いたい!』

    二人の言葉によって、百合の脳裏に過去の記憶が蘇る。
    二人の心は、友を守ろうと固まりきっていた百合の心を解かしていった。

    百合「……私……わた…しはっ…」

    梅雨「…」

    お茶子「…」

    その結果、百合はポロポロと大粒の涙を流して泣き始め、二人はそんな彼女をゆっくりと抱き締める。
    その後、一人の老婆が見守る中、部屋には啜り泣く少女の声が静かに響いていた。

  • 47二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 23:32:37

    泣け泣け、人前で泣けるのはいい環境だ

  • 48二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 08:14:30

    ほしゅ

  • 49五寸釘25/08/16(土) 16:24:35

    これから続きを投稿しますね!

  • 50五寸釘25/08/16(土) 16:43:04

    〜〜その後、リカバリーガールの部屋にて〜〜

    リカバリーガール「今日はあたしが様子を見てるから、二人は寮に戻りんさい」

    お茶子「百合ちゃんのこと、よろしくお願いします…」

    梅雨「百合ちゃん、また寮で会いましょうね」

    百合「はい…」

    百合が泣き止んだあと、彼女は二人にそう話し、二人はそれに従って入り口へ向かう。
    そして、百合は梅雨の言葉に微笑みながら返し、二人はA組寮へ帰っていくのであった。

  • 51五寸釘25/08/16(土) 18:47:56

    〜〜翌朝の朝食後、リカバリーガールの部屋にて〜〜

    百合「先生、今日は…」

    リカバリーガール「あぁそうそう、今日はイレイザーとミッドナイトから話があるから、まずはそれを聞きな」

    彼女がそう返した直後、扉がノックされる音が響く。

    リカバリーガール「ちょうど来たみたいだね」

    そして、彼女が扉を開いた先には、先ほど話に出ていた二人が立っていた。
    彼女は二人を部屋に入れ、話が始まる。

    ミッドナイト「釘貫ちゃん、これからの話なんだけど…」

    相澤「リカバリーガールさんから話は聞いてる。
    だが…理由はどうあれ、今回お前が時間外活動、ついでに施設の無断使用をしたことについては罰を与えなきゃいけない」

    百合「!はい…」

  • 52五寸釘25/08/16(土) 18:49:47

    彼の言葉を聞いて百合は俯いた。
    彼女はあの日、自分がしようとしていることは教師陣に叱られることだということをわかっていて実行に移したからである。
    ミッドナイトは百合の様子を見ながら話を続けた。

    ミッドナイト「でも、これから仮免試験があるでしょ?
    だから謹慎にすると練習時間が減るってことで、リカバリーガールさんからの話とか、今までの釘貫ちゃんの様子とかを元に考えてみたの」

    相澤「…釘貫、お前は今日から生徒寮に戻れ」

    百合「!今日から、ですか…」

    百合はその言葉を聞き、一瞬驚いたように顔を上げたあと、再び俯く。

    相澤「ああ。寝る時は教員寮に来てもいいが、それ以外はあいつらと過ごすんだ。
    それが今回、お前に与える罰だ」

    リカバリーガール「…大丈夫だよ」

    百合の隣に座っていた彼女は、百合の手にそっと自身の手を重ねてそう言った。

    リカバリーガール「今のお前さんは、自分の気持ちをあの子らに話せたんだ。
    お前さんを心配してたことで、戻ったら色々聞いてくるだろうが…今のお前さんなら、きっと大丈夫さね。
    でも、無理は禁物だよ。辛くなったらあたしらを頼りな。あの子らでもいい。一人で抱え込むんじゃないよ」

    百合「…はい…」

    そう告げられた百合はゆっくりと顔を上げ、彼女の顔を見て微笑む。
    穏やかな空気の中、そんな二人の様子をミッドナイトと相澤は静かに見守るのであった。

  • 53五寸釘25/08/16(土) 21:58:18

    〜〜その日の訓練授業中、演習場にて〜〜

    A組生徒がTDLで訓練する中、ミッドナイトと百合の二人は演習場に来ている。
    それは『生徒達といきなり再会するのは流石にキツイだろうから』という教師陣の優しさの結果であり、百合が心の準備をする時間であった。
    こうして訓練に入ろうとしたその時、ミッドナイトは百合から話し掛けられる。

    百合「先生、見ていただきたい動きがあるんですけど、いいですか?」

    ミッドナイト「あら、いいわよ。見せてみて」

    百合「はい。……では!」

    暫しの静寂の直後、彼女は全身を使い、スナップを効かせて踊るように鞭を振った。
    鞭の先端は彼女の前後左右、四方の虚空を目にも留まらぬ速さで打ち据え、音の壁を突破する破裂音が響き渡る。

    ミッドナイト「!?」

    ミッドナイト(この子、まさかあの時…!)

    そう、この技はあの日、倒れるまで必死に鞭を振り続けた時の経験から百合が編み出した技。
    たとえ敵に囲まれても、その状況を覆す技。

    ミッドナイト(釘貫ちゃん、やっぱり貴女…)

    冠された名は…

    百合「『スリーピーホロウ』…!」

    ミッドナイト(才能あるわよッ…!!)

  • 54五寸釘25/08/16(土) 22:46:04

    今日はここまでで終わらせたいと思います!
    よかったら明日も見に来てください!

  • 55二次元好きの匿名さん25/08/17(日) 07:23:52

    さ、ここからだ百合ちゃん
    みんなと一緒にがんばろ

  • 56二次元好きの匿名さん25/08/17(日) 15:33:04

    ほしゅ

  • 57五寸釘25/08/17(日) 16:28:50

    これから続きを投稿しますね!

  • 58五寸釘25/08/17(日) 17:49:22

    〜〜その後、演習場にて〜〜

    百合「…どうでしょうか?」

    技を披露した後、一息ついて彼女は訊ねる。

    ミッドナイト「驚いちゃったわ。やっぱり貴女、才能あるわよ!」ニッコリ👍️

    百合「えへへ…」

    ミッドナイト「さあ!あとはこのままどんどん洗練させていくわよ!」

    百合「!はい!」

    こうして百合の訓練授業が始まるのであった。

  • 59五寸釘25/08/17(日) 17:51:14

    〜〜授業終了後、演習場にて〜〜

    ミッドナイト「お疲れ様。相変わらず上達が早いわね」

    百合「ありがとうございます」

    ミッドナイト「それに、範囲攻撃の技名を私の技からとるなんて、嬉しいことしてくれるわ」

    百合「えへへ…最終的には『サイノムチ』も使うので、その威力を考えたら、やっぱり先生かなと」

    二人は笑みを浮かべながら言葉を交わす。

    ミッドナイト「もー!釘貫ちゃんったら!」

    百合「えへへ…」

    彼女は笑顔で百合を抱き締め、百合も笑顔で彼女の暖かさを受け取る。
    こうして二人は教員寮に戻るのであった。

  • 60五寸釘25/08/17(日) 19:53:44

    〜〜その後、ミッドナイトの部屋にて〜〜

    ミッドナイト「釘貫ちゃん。これから生徒寮に戻るけど、その前に…」

    百合「あっ…」

    リカバリーガールガール『安心しな。今はミッドナイトが預かってるよ』

    彼女は百合に一本の鞭を差し出す。
    それはあの日、百合がミッドナイトから譲り受けた大切な物。
    それを見た瞬間、百合の脳裏に鞭の所在を訪ねた時の記憶が蘇る。

    ミッドナイト「リカバリーガールさんから聞いてたかもしれないけど、私が預かってたから」

    百合「…ありがとうございます…」

  • 61五寸釘25/08/17(日) 19:55:21

    百合はそれをそっと受け取り、胸に抱いて微笑む。
    ミッドナイトはその様子を穏やかな表情で見守り、言葉を続けた。

    ミッドナイト「あと、これも返しておかないとね」

    彼女はそう言ってランタン型のライトを差し出す。
    それは入寮日、百合がミッドナイトの部屋へ行く際に持っていた物であった。

    百合「ありが…あ、でもこれ、戻る時に持ってたら怪しまれませんか?」

    ミッドナイト「そこはほら、私からのプレゼントってことにして、箱とかの存在は貰った時に開封した体で」

    百合「それでいけますかねぇ…」💧

    そんなこんなで二人はA組寮へと向かうのであった。

  • 62五寸釘25/08/17(日) 22:14:23

    今日はここまでで終わらせたいと思います!
    よかったら明日も見に来てください!

  • 63二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 06:15:28

    軽いやり取り出来るようになってよかった……

  • 64二次元好きの匿名25/08/18(月) 10:04:23

    ほしゅ

  • 65二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 18:35:31

    保守

  • 66五寸釘25/08/18(月) 19:08:12

    これから続きを投稿しますね!

  • 67五寸釘25/08/18(月) 20:18:44

    〜〜その後、A組寮にて〜〜

    寮の入り口が開き、共同スペースにいたA組一同はその音に反応して扉の方を見る。
    そこにはミッドナイトと百合が立っており、彼らはその姿を見たことで歓喜の声を上げた。

    峰上瀬切「うぉぉぉぉぉ!!釘貫ぃぃぃぃぃぃぃ!!」

    八百万「釘貫さん!」

    芦戸「釘貫!」

    ミッドナイト「今日からこっちに復帰よ!」

    百合「ご心配お掛けしました…」

    駆け寄る一同にミッドナイトは笑顔でそう告げ、百合も彼女の隣で申し訳なさそうに微笑みながら言う。

  • 68五寸釘25/08/18(月) 20:20:01

    耳郎「ほんとだよぉ…」

    葉隠「釘貫ちゃん!今からお風呂行こ!」

    百合「えっ、ぁあはい!では先に荷物を…」

    葉隠「あぁそっか!じゃあついてくね!」

    こうして百合は賑やかな女子一同と共に部屋へ行き、共同スペースにはミッドナイトと男子組が残った。

    飯田「ミッドナイト先生。釘貫君のこと、誠にありがとうございました」

    ミッドナイト「いいのよ。みんな釘貫ちゃんのこと、よろしくね」

    男子一同「はい!」

    綺麗なお辞儀をしながら感謝の言葉を伝える彼に、彼女はくすりと笑って優しい声色で返す。
    そして、彼女の言葉に彼らは元気よくそう答え、ミッドナイトは生徒寮から立ち去るのであった。

  • 69二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 21:26:51

    このレスは削除されています

  • 70五寸釘25/08/18(月) 21:52:56

    〜〜寮の女子風呂にて〜〜

    梅雨「そういえば百合ちゃん。あのランタンと鞭は先生から貰ったの?」

    百合「はい、先生のお古を」

    八百万(ミッドナイト先生からのプレゼント!)

    芦戸(ミッナイ先生のお古!)

    葉隠(羨ましい!)

    お茶子「良いねぇお古!」

    耳郎「部屋で使うのにちょうど良さそうだよねぇ。
    うちもなんか買おうかなぁ…」

    八芦葉「…」

    梅雨「あら?どうしたの三人とも」

    八芦葉「!?」

    芦葉八「な、なんでもないよ!?」(ありませんわ!)

    梅雨「そう?」

    茶百耳「?」(三人を見て疑問符を浮かべてる)

    こうして女子一同は入浴を終え、共同スペースに戻るのであった。

  • 71五寸釘25/08/18(月) 21:54:02

    >>69

    ここは私が書きましたが一部間違えてるところがあったので修正して投稿し直しました!

  • 72五寸釘25/08/18(月) 23:12:10

    〜〜その夜、耳郎の部屋にて〜〜

    あの後、皆は共同スペースでわいわいと賑やかに過ごし、就寝時間がやってきたことによって各自の部屋へと戻る。
    当然彼女も部屋に戻り、そのまま眠ろうとしていたものの寝付けない。
    その理由は百合であり、彼女の真横の部屋である耳郎は百合がこっそり部屋から抜け出して無理しないか心配していたのだ。
    彼女はその心配から個性を使い、『ストーカーみたいで嫌だな…』などと考えながら壁から百合の部屋の音を聴き取りに掛かってしまう。
    すると直後、彼女は百合の部屋の入り口が開く音を聴き取り、慌てながらも静かに部屋を出た。
    そしてそのまま百合を追い掛けるものの…

    百合「えっ」

    耳郎「あっ」

    百合が階段前で急に周囲を見回し始めたため、二人は目が合ってしまった。

  • 73二次元好きの匿名さん25/08/19(火) 08:07:34

    気まずい……

  • 74二次元好きの匿名さん25/08/19(火) 17:37:28

    保守

  • 75五寸釘25/08/19(火) 19:12:06

    これから続きを投稿しますね!

  • 76五寸釘25/08/19(火) 20:22:01

    百合が持っているランタンの灯りの中、二人はこの状況に固まる。
    百合は悪夢対策で教員寮に行くため。そして耳郎はそれに気付いて追い掛けてきたため、二人は気まずい空気の中、静かに共同スペースへ降りた。

    百合「…なんでいたんですか?」ヒソヒソ

    耳郎「ごめん…心配で聞き耳立てたら出てく音が聞こえて、つい…」ヒソヒソ

    二人は小声で話し始め、そのままの声量で話を続ける。

    百合「聞いてたんですね…」💧

    耳郎「本当にごめん…
    でも、なんでこんな時間に?」

    百合「中々寝れないので、周りを散歩しようかと…」

    耳郎「散歩かぁ…じゃあ、うちもついてくよ。
    なんかあってもうちが人呼べるし」

    百合「では、行きましょうか」

    耳郎「うん」

    百合が静かに扉を開け、二人は寮を出た。

  • 77五寸釘25/08/19(火) 22:01:50

    〜〜その後、寮の周囲にて〜〜

    百合「…」

    耳郎「…」

    百合(どうしよう…)

    二人で夜道を歩く中、百合はこの先の行動について考えていた。
    教員寮に行く予定だった筈が、彼女は廊下で耳郎に遭遇し、行けなくなってしまったからである。

    百合(先生と寝てることがバレたら先生の立場が…でもどうやって…)

    百合「耳郎さん、私はまだ歩きますけど…戻らなくて大丈夫ですか?」

    耳郎「え?うん。釘貫が心配だし、うちも元々寝れなかったからついてくよ」

    百合(くっ…!)

    百合「じゃあ、このまま行きましょうか」

    耳郎「うん」

    こうして二人が歩き続け、暫く経った頃、夜道の中でも特に静かな場所で立ち止まり、百合は言った。

    百合「あの…」

    耳郎「?なに?」

  • 78五寸釘25/08/19(火) 22:04:20

    『今のお前さんは、自分の気持ちをあの子らに話せたんだ』

    『今のお前さんなら、きっと大丈夫さね』

    『一人で抱え込むんじゃないよ』

    脳裏にリカバリーガールの言葉が響く中、百合は顔を赤らめながら言葉を続ける。

    百合「えと……このあと、その……」

    耳郎「うん…」

    百合「…毎晩…一緒に、寝てくれませんか…?」

    百合は赤くなった顔で彼女の目を見てそう告げた。

    耳郎「うん…ん?…どっちかの部屋で?」

    彼女は百合の言葉に答えた直後、話に違和感を感じて訊ねる。

    百合「はい…」

    耳郎「…同じベッドで?」

  • 79五寸釘25/08/19(火) 22:07:59

    百合「…はい…」

    耳郎「毎晩…?」

    百合「……」

    耳郎「!?」

    恥ずかしそうに黙ってしまった百合を見ながら彼女は言われたことを理解し、彼女の顔もブワッと赤くなって慌て始めた。

    耳郎「えっ毎ば…ぇえ!?」

    百合「駄目、ですか…?」

    耳郎「いや駄目ではないけどっ…もしかして告白されてる…?」

    百合「違いますよ!?単純な意味です!」

    耳郎「あぁなんだ、びっくりしたよ…駄目とは言わないけど、てっきりそういうタイプなのかと…」💧

    百合「私もびっくりしましたよ…」💧

    そんなこんなで二人は再び歩き始め、生徒寮へと戻るのであった。

  • 80五寸釘25/08/19(火) 23:46:53

    〜〜その後、耳郎の部屋にて〜〜

    百合「凄い量ですね…全部弾けるんですか?」

    耳郎「一通りはね…
    ほらもう、早く寝ちゃおうよ…恥ずいんだからあんま見ないで…」

    百合「えへへ…はい」

    百合の希望によって、耳郎が恥ずかしながらも入れてくれた部屋を見て、彼女は楽器の数に驚きながら訊ねる。
    耳郎は部屋を見られている恥ずかしさから百合を急かし、百合は共に寝れる嬉しさから笑いながらそう返した。
    こうして二人がベッドに入った直後、百合が声を掛ける。

    百合「あの…」

    耳郎「な、なに?」

  • 81五寸釘25/08/19(火) 23:48:47

    彼女は百合と同じベッドに入っていることで恥ずかしがりながら返した。

    百合「ぇと、その…私が抱き着くか、抱き締めてもらっても、良いですか…?」

    耳郎「えっ」

    百合「駄目、ですか…?」

    耳郎「いやっ、駄目じゃないけど、びっくりして…
    えっと…じゃあ…」

    彼女は恥ずかしがりながら発された百合の言葉に驚きながらもそう答え、そっと抱き締める。

    耳郎「こ、これでいい?」

    百合「はい…」

    こうして、二人は恥ずかしがりながらも共に眠るのであった。

  • 82二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 08:02:07

    ε-(´∀`*)ホッ

  • 83二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 16:54:50

    保守

  • 84五寸釘25/08/20(水) 19:29:09

    これから続きを投稿しますね!

  • 85五寸釘25/08/20(水) 20:16:05

    〜〜耳郎の部屋にて〜〜

    耳郎「ん…うっ!?」

    百合と耳郎が二人で寝た夜の翌朝、彼女達は携帯のアラームで目を覚ました。
    そしてその直後、彼女は目の前で寝ている百合の存在に驚いてビクリと跳ねる。

    百合「ぁ…おはようございます…」

    耳郎「お、おはよう…釘貫と寝たの忘れてたよ…」💧

    こうして二人がベッドから起き、耳郎が部屋を出ようとすると百合が声を掛けた。

    百合「あの…」

    耳郎「ん、なに?」

    百合「その…一緒に寝てることは…」

    耳郎「あー…バレるの恥ずかしいしね。内緒にするよ…」

    百合「ありがとう、ございます…」

  • 86五寸釘25/08/20(水) 20:17:12

    恥ずかしそうな百合の様子を見たことで、彼女の言いたいことを察した耳郎も照れながらそう返し、百合を安心させる。

    耳郎「じゃあ、食堂行こっか…」

    百合「はい…」

    そうして二人が部屋を出て、食堂へ向かおうとしたその時であった。

    偶々同じタイミングで部屋を出た葉隠「えっ」

    耳郎「あっ」

    百合「えっ」
    ※葉隠ちゃんは同フロアです。

    葉隠「…」(無言で二人に近寄る)

    葉隠「…二人ともおめでとう!」(二人の肩を掴みながら)

    耳百「違うから!!」(違いますよ!?)

    葉隠「冗談冗談!」

  • 87五寸釘25/08/20(水) 21:10:45

    〜〜その後、耳郎の部屋にて〜〜

    二人は説明のために葉隠を部屋に招き、話が始まった。

    葉隠「…で、なんで二人でいたの?お泊まり会とか?」

    百合「えっと…」

    耳郎「うーん…」

    軽い声色で問い掛ける葉隠に二人は恥ずかしそうに言い淀むものの、百合が説明を始める。

    百合「…実は、その…私が耳郎さんに、『一緒に寝てほしい』とお願いしまして…」

    葉隠「ずるい!」

    耳郎「えっ」

    葉隠「私も一緒に寝る!!」

  • 88五寸釘25/08/20(水) 21:11:49

    百合「えぇ!?」

    葉隠「駄目…?」

    百合「いえその、駄目ではないですけど…いいんですか…?
    寝る時に…ぇと…私が抱き着くか、抱き締めてもらいたいんですけど…」

    葉隠「いいよ!」

    耳郎「軽っ!?」

    恥ずかしそうに訊ねる百合に彼女は元気よく返し、耳郎が話を続けた。

    耳郎「じゃああと、釘貫がうちらと寝ることは内緒にしておいてほしいんだけど…」

    百合「…!…!」(耳郎の隣で恥ずかしそうにコクコクと頷いてる)

    葉隠「わかった!三人の秘密だね!」

    耳百「…」

    恥ずかしそうに告げられた耳郎の言葉に彼女は再び元気よく答え、二人はほっとした表情を浮かべるのであった。

  • 89二次元好きの匿名さん25/08/21(木) 05:40:03

    きゃわいい

  • 90二次元好きの匿名さん25/08/21(木) 12:42:20

    今まで出来なかった分わちゃわちゃ青春しなさい

  • 91五寸釘25/08/21(木) 19:17:17

    これから続きを投稿しますね!

  • 92五寸釘25/08/21(木) 21:37:14

    〜〜その日の訓練授業終了後、女子更衣室にて〜〜

    芦戸「このあと、全員戻ってきたらみんなでお風呂入らない?」

    葉隠「賛成ー!」

    百合「すいません、私は今日から訓練が…」

    百合以外の女子一同(デジャブ!!)

    ガシッ(その場の全員で百合にしがみつく)

    百合「いやっ!今回は本当ですから!大丈夫ですから!」グググッ(みんなを引き剥がそうとする)

    芦戸「証拠!せめて証拠になるものを!」グググッ(百合にしがみついてる)

    百合「わかりました!見せます!見せますから!」グググッ

  • 93五寸釘25/08/21(木) 21:56:04

    〜〜その後の更衣室にて〜〜

    百合「という訳でして…」💧

    電話越しのミッドナイト『あぁ…💧
    じゃあ、スピーカーホンにしてくれるかしら』

    百合「はい。…しました」

    ミッドナイト『みんな聞こえる?』

    葉隠「バッチリでーす!」

    ミッドナイト『これから訓練するのは本当だから大丈夫よ。終わったら私が送ってくから安心して』

    女子一同「…」ホッ…

    百合「ということなので、私は先生の所に行ってきますね…」💧

    梅雨「わかったわ。行ってらっしゃい」

    八百万「お戻りになられたら紅茶をお淹れしますわ」

    百合「ありがとうございます。では」

    百合は笑顔の彼女達に見送られ、訓練へ向かうのであった。

  • 94五寸釘25/08/21(木) 22:44:40

    〜〜その日の捕縛布訓練中、演習場にて〜〜

    心操「…」

    この日、彼は自身の隣で共に捕縛布を操る百合の様子を見て安心していた。
    本来、相澤は必殺技作り開始日の翌日から武器訓練を再開するつもりだったものの、百合が必殺技作り開始日に倒れたことで休みとなり、その翌日も寮に戻る関係で休みとしたために百合は二日間不在状態。
    一方で心操は問題なかったため、武器訓練開始日から訓練を受けていた。
    その際彼は相澤に百合の不在について訊ねており、『体調不良』と伝えられたことで心配していたのだ。
    彼は彼女と別クラスであることなどの遠慮から態々声を掛けることはしなかったものの、ただ静かに安心する。
    こうしてこの日の捕縛布訓練は終わり、二人はわかれるのであった。

  • 95五寸釘25/08/21(木) 23:00:50

    すいません!今日はここまでで終わらせたいと思います!
    よかったら明日も見に来てください!

  • 96二次元好きの匿名さん25/08/22(金) 07:19:41

    ほっとするよね

  • 97二次元好きの匿名さん25/08/22(金) 15:02:39

    保守

  • 98五寸釘25/08/22(金) 19:20:07

    これから続きを投稿しますね!

  • 99五寸釘25/08/22(金) 21:10:36

    〜〜捕縛布訓練後、その日の鞭訓練開始直前、演習場にて〜〜

    ミッドナイト「そういえば釘貫ちゃん、昨日はどうしたの?」

    百合「すみません。抜け出そうとした時に、耳郎さんに見付かってしまって…
    昨日は、その…耳郎さんと一緒に…」

    ミッドナイト「あぁ、見つかっちゃったのね」

    恥ずかしそうに説明する百合に彼女は軽く返した。

    百合「はい…そのまま分かれることもできなかったので、『毎晩一緒に寝てほしい』とだけお願いして、どうにか…」

    ミッドナイト(あら、思い切ったわね)

    ミッドナイト「ほかには何か話した?」

  • 100五寸釘25/08/22(金) 21:12:00

    百合「いえ、細かい事情は何も…
    ただ、葉隠さんには耳郎さんと寝たのがバレてしまって、葉隠さんとも一緒に寝ることに…」

    ミッドナイト「一緒に寝ることに関して口止めはした?」

    百合「はい、私を含めて『三人の秘密』ということになりました」

    ミッドナイト「それなら…」

    彼女は百合が『毎晩一緒に』と伝えたという決断に内心感動しながら今後の動きを考える。
    彼女は『全寮制で一緒に寝る』という動きをする関係上、遅かれ早かれ『百合が悪夢を見ていたこと』か『女性教師陣と寝ていること』はバレるとわかっていた。
    故に、彼女は現在の百合の状態と周囲の様子を考えてこう伝える。

    ミッドナイト「そのまま二人と寝ちゃいなさい。あの子達を頼れるのは良いことだしね。
    さぁ!ちょっと遅くなったけど始めていくわよ!」

    百合「はい!」

    こうして、この日の鞭訓練が始まるのであった。

  • 101二次元好きの匿名さん25/08/23(土) 05:22:05

    抜け出すのもそれはそれで内緒にしてるっていうストレスに繋がりそうだったしよかったよかっただよね

  • 102二次元好きの匿名さん25/08/23(土) 13:29:43

    保守

  • 103五寸釘25/08/23(土) 13:54:24

    このたびようやく百合ちゃんのイメージ画像が完成しました!
    絵柄は変わってしまいましたが再現度があまりにも完璧だったため、次スレからはこの画像をスレ画にしたいと思います!
    百合ちゃんの容姿はまんまこれだと思ってください!

  • 104五寸釘25/08/23(土) 16:21:32

    〜〜その日の夜、葉隠の部屋にて〜〜

    あの後、ミッドナイトが百合を生徒寮へ送り、ミッドナイトも交えて皆で八百万の淹れた紅茶を楽しむなどして過ごし、就寝時間がやってきた。
    そして現在…

    耳郎「なんでうちまで?」

    百合、葉隠、耳郎の三人は一つのベッドで川の字になって寝ていた。
    就寝時間になった後、葉隠が自然な流れで二人を自分の部屋に招き、そのままベッドに入らせたからである。
    三人は左側から葉隠、百合、耳郎の順でベッドに入っており、耳郎は疑問を口にした。

    葉隠「こっちの方が楽しそうでしょ?」

    彼女はそう言って百合を抱き締める。

    葉隠「釘貫ちゃんあったかいね!湯たんぽみたい!」

    百合「えへへ…」

    葉隠「ほら!せっかく三人で寝るんだから耳郎ちゃんも!」

  • 105五寸釘25/08/23(土) 16:25:07

    耳郎「えぇぇ?もぅ、三人で寝るだけでも恥ずいのに…」

    そう言いながらも耳郎も百合を抱き締め、話を続けた。

    耳郎「それにしても、釘貫ってほんとあったかいよね」

    葉隠「ねー。ホカホカだぁ~……本当に…あったか…」

    百耳葉「……」

    百耳葉「暑いッ!」ガバァッ!
    ※この時の季節は夏です。

    耳郎「やっぱこの季節で三人は流石にキツイよ…」💧

    葉隠「いや!部屋をもっと冷やせばいけるッ!」エアコンノリモコンピピピッ

    百合「気持ちは嬉しいですけど、そこまでしなくても…」💧

    葉隠「私達はッ!三人でッ!寝るッ!」(鋼の意志)

    耳郎「意志が固い…」💧

    百合「…」💧

    その後、三人は更に冷やされた彼女の部屋で快適に眠るのであった。

  • 106五寸釘25/08/23(土) 17:51:52

    〜〜葉隠の部屋にて〜〜

    葉隠、百合、耳郎が三人で寝た夜の翌朝、彼女達は携帯のアラームで目を覚ました。

    葉隠「んぅ…おはよ〜…」ポヤポヤ

    百合「おはようございます…」ポヤポヤ

    耳郎「おはよう。
    ほら、起きるよ二人とも」ムクリ

    寝ぼけ眼の二人の隣で彼女が身体を起こし、ベッドの温もりから解放する。
    こうして三人はベッドから起き、食堂へ向かうのであった。

  • 107二次元好きの匿名さん25/08/23(土) 22:53:16

    暑いよね、でもくっついてたいよね、かわいい

  • 108五寸釘25/08/23(土) 23:23:53

    〜〜この日の訓練授業中、TDLにて〜〜

    百合「『スリーピーホロウ』!」

    コピーエクトプラズム「!」

    彼女の周囲を取り囲んでいたエクトプラズム達は、彼女が踊るように振った鞭の先端に打ち据えられて霧散していく。
    この日の百合の訓練は作った技を使った戦闘訓練であった。
    こうして生徒達が技作りやその練習、個性伸ばしをしている中、オールマイトが訪れる。

    オールマイト「進捗どうだい?相澤君」

    相澤「また来たんですか?ぼちぼちですよ」

    常闇「纏え、ダークシャドゥ!」

    ダークシャドゥ「アイヨ!」

    ミッドナイト「うん」👍️

    常闇「ダークシャドゥを纏うことで、弱点であるフィジカル、近接をカバー。名付けて…『深淵闇躯』!」

    ミッドナイト「言い辛くない?技名は言いやすさも大事よ?」

    ダークシャドゥ「アイヨ」

    相澤「ようやくスタイルを定め始めた者もいれば、既に複数の技を習得しようとしている者もいます」

  • 109五寸釘25/08/23(土) 23:26:11

    爆豪「…」

    爆豪(掌全体じゃなく、一点に集中し起爆ッ…!)

    爆豪「『A・P・ショット』!
    …ハッハー!できたァー!」

    オールマイト「爆豪少年は相変わらずセンスが突出しているな…」

    相澤「ええ」

    二人がそう話していたその時であった。
    爆豪が穴を開けたコンクリートが欠け、その塊がオールマイトの方へ落下を始める。

    爆豪「あっ!オイ上ェ!!」

  • 110五寸釘25/08/23(土) 23:27:13

    相澤「!?」

    オールマイト「!?」

    そして塊への反応が遅れ、オールマイトに直撃してしまうかと思われた次の瞬間、出久が超パワーで跳び上がった。

    緑谷「スマァァァァァッシュゥゥゥ!!」

    彼はそのまま蹴りで塊を粉砕し、オールマイトへの直撃を防ぐ。

    緑谷(オールマイトの必殺技は基本的に拳。OFAを授かった僕もそうあるべきだと、無意識のうちに決めつけていた…!
    とてもシンプル!…単純過ぎて気付きすらしなかった!…腕が不安なら脚をメインに!
    OFAフルカウル!『シュートスタイル』!)

    オールマイト「…正解だ…!」

  • 111二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 08:00:52

    みんな頑張ってる

  • 112二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 15:06:54

    保守

  • 113二次元好きの匿名25/08/24(日) 19:16:08

    保守

  • 114五寸釘25/08/24(日) 19:35:49

    これから続きを投稿しますね!

  • 115五寸釘25/08/24(日) 20:36:04

    緑谷「大丈夫でしたか!?オールマイト!」

    オールマイト「ああ!」

    相澤「ほぅ…」

    上鳴「なに緑谷!さらっとすげぇ破壊力出したなぁ!」

    切島「おめぇパンチャーだと思ってたぁ!」

    緑谷「上鳴君、切島君…!
    破壊力は、発目さん考案のこのソールのお陰だよ。
    飯田君に身体の使い方を教わって、スタイルを変えたんだ!
    方向性が定まっただけで、まだ付け焼き刃だし、必殺技と呼べるものでもないんだけど…」

    オールマイト「いいや、たぶん付け焼き刃以上の効果があるよ。こと、仮免試験ではね」

  • 116五寸釘25/08/24(日) 20:38:05

    緑谷「?」

    相澤「オールマイト。危ないんで、あまり近寄らないように」

    オールマイト「いやぁ失敬。
    爆豪少年、すまなかった」

    爆豪「…」

    緑谷「!…」

    爆豪「…ケッ、気ィ付けろや!!オールマイト!!」

    彼は訓練に戻りながら不機嫌そうに叫んだ。

    オールマイト(…気ィ付けろ、か…
    わかったつもりではいたが、皆の意識下では私はもう、『守られる側』、か…)

    その後、B組が予定時間よりも少々早めにTDLに到着し、ブラドと相澤から試験について軽く説明をされたことで、一同は改めて気を引き締めるのであった。

  • 117五寸釘25/08/24(日) 21:24:43

    〜〜その日の夜、A組寮の共同スペースにて〜〜

    芦戸「ふぅぇ〜…毎日毎日大変だ〜…」

    葉隠「圧縮訓練の名は伊達じゃないね」

    八百万「とはいえ、仮免試験まで一週間も無いですわ」

    葉隠「ヤオモモは、必殺技どーお?」

    八百万「ん〜、やりたいことはあるのですが、まだ身体が追い付かないので、少しでも個性を伸ばしておく必要がありますわ」

    葉隠「釘貫ちゃんは?」

    彼女は耳郎の隣に座ってる百合にも訊ねる。

    百合「鞭の方はできたんですけど、捕縛布の方はまだ掛かりそうです」

    葉隠「梅雨ちゃんは?」

    梅雨「私は蛙らしい技が完成しつつあるわ。きっと透ちゃんもびっくりよ」

    葉隠「お茶子ちゃんは?」

    お茶子「…」

    梅雨「お茶子ちゃん?」オチャコノカタチョンッ

    お茶子「うぇぇぇ!?うぇ!?」

  • 118五寸釘25/08/24(日) 21:25:56

    梅雨「お疲れのようね」

    お茶子「えーいやいやいや、疲れてなんかいられへん!まだまだこっから!」💦

    芦耳百「?」

    お茶子「の筈なんだけど、なんだろうね…」

    芦耳百「?」

    お茶子「最近、無駄に心がざわつくんが多くてね…」

    芦戸「恋だ!」

    お茶子「ギゥ!なっなに!?故意?濃い?鯉!?知らん知らん!」アワアワ

    芦戸「お相手は緑谷か飯田?一緒にいること多いよねー!」

    お茶子「ちゃうわちゃうわ!」フワ~

    お茶子「ちゃうわちゃうわちゃうわちゃうわちゃうわ〜…」

    芦戸「浮いた…」

  • 119五寸釘25/08/24(日) 21:27:26

    百合「浮きましたね…」

    葉隠「誰ー!?どっち!?誰なのー!?」

    耳郎「ゲロっちまいなぁ?自白したほうが罪軽くなんだよ?」ニヤニヤ

    お茶子「違うよほんとに!私そういうのほんと、わからんし…」

    梅雨「無理に詮索するのは良くないわ」

    八百万「ええ。それより明日も早いですし、もうお休みしましょう?」

    芦戸「えー!やだー!もっと聞きたいー!
    なんでもない話でも、強引に恋愛に結び付けたいー!」

    お茶子「な、そんなんじゃ…あっ…」

    その時、彼女は窓から自主練している緑谷の姿を見付け、彼の姿を見つめた。

    お茶子(……そんなんじゃ…)

    こうして、彼女達は翌日の授業に備えるため、部屋に戻るのであった。

  • 120五寸釘25/08/24(日) 23:23:38

    今日はここまでで終わらせたいと思います!
    よかったら明日も見に来てください!

  • 121二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 07:33:59

    おほほほほ

  • 122二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 15:09:12

    恋バナ、百合ちゃんが参加する日は来るんだろうか……

  • 123五寸釘25/08/25(月) 19:22:46

    これから続きを投稿しますね!

  • 124五寸釘25/08/25(月) 20:11:53

    〜〜時は流れ、仮免試験当日、会場前にて〜〜

    耳郎「うぇぇ、緊張してきたぁ…!」

    峰田「試験てなにやるんだろう…はぁぁ、仮免取れっかなぁ〜…うぉっ!?」

    相澤「峰田、取れるかじゃない。取ってこい」

    峰田「おっ、うぉ、もろちんだぜ!」💦

    相澤「この試験に合格し、仮免許を取得できれば、お前ら卵は晴れてひよっこ、セミプロへと孵化できる。頑張ってこい」

    上鳴「しゃあ、なってやろうぜひよっこによー!」

    ??「…」チラッ

    百合(?あの人…)

    切島「いつもの一発決めていこうぜ!せーの!プルス!」

    ??「ウルトラー!」

    轟「!」

    ???「勝手に他所様の円陣へ加わるのは良くないよイナサ」

    イナサ「だぁっ、しまった!
    どうも、大変失礼!致しましたァァァ!!」(地面頭突き謝罪)

  • 125五寸釘25/08/25(月) 20:13:12

    上鳴「なんだっこの!テンションだけで乗り切る感じの人は!」

    相澤(!この男…)

    耳郎「待って、あの制服…!」

    爆豪「東の雄英、西の士傑…!」

    緑谷(数あるヒーロー科の中でも、雄英に匹敵する程の難関校…士傑高校…!)

    イナサ「一度言ってみたかったっス!プルスウルトラ!
    自分、雄英高校大好きっス!雄英の皆さんと競えるなんて、光栄の極みっス!よろしくお願いしまァァァァす!!」アタマカラチーダラダラ

    ??「あ、血」

    ???「行くぞ」

  • 126五寸釘25/08/25(月) 20:14:57

    先ほどイナサを叱った男子生徒が出血を指摘した女子生徒と彼を引き連れ、会場へ歩いていく。
    そして、相澤は彼らの背中を見ながら呟いた。

    相澤「夜嵐イナサ…」

    葉隠「先生、知ってる人ですか…?」

    相澤「ありゃあ、強いぞ」

    上切八葉「?」

    相澤「夜嵐。昨年度、つまりお前らの年の推薦入試。トップの成績で合格したにも関わらず、何故か入学を辞退した男だ」

    百合(辞退…何があったんだろう…)

    緑谷「え!?じゃあ、一年!?」

    緑谷(ていうか推薦トップの成績って…実力は、轟君以上!?
    …士傑高校の…夜嵐、イナサ…!)

  • 127五寸釘25/08/25(月) 21:05:25

    〜〜その後、会場前にて〜〜

    瀬呂「…夜嵐イナサ、だっけ?雄英大好きとか言ってたわりに、入学は蹴るってよくわかんねぇなぁ…」

    芦戸「ねー、変なの」

    相澤「変だが本物だ。マークしとけ」

    ???「イレイザー!?」

    相澤「!」

    ???「イレイザーじゃないかー!
    テレビや体育祭で姿は見てたけど、こうして直で会うのは久し振りだなぁ!」

    相澤「…」(『エンカウントしちまった』という顔)

    緑谷「あの人は…」

    ???「結婚しようぜ」

    相澤「しない」

    芦戸「!」(恋バナの気配を感じてウキウキになる)

    ???「wwwしないのかよwウケるww」

    相澤「相変わらず絡み辛いな、ジョーク」

  • 128五寸釘25/08/25(月) 21:07:23

    緑谷「スマイルヒーローMs.ジョーク!個性は【爆笑】!近くの人を強制的に笑わせて、思考行動共に鈍らせるんだ!
    彼女の敵退治は狂気に満ちてるよー!」

    ジョーク「私と結婚したら、笑いの絶えない幸せな家庭が築けるんだぞ!」👍️

    相澤「その家庭幸せじゃないだろ」

    ジョーク「www」

    梅雨「仲が良いんですね」

    ジョーク「昔、事務所が近くでな!助け、助けられを繰り返す内に、相思相愛の仲へと」

    相澤「なってない」

    ジョーク「良いなぁその即行のツッコミー!弄り甲斐があるんだよなぁイレイザーは!」

    相澤「ジョーク、お前がここにいるってことは」

    ジョーク「そうそう!おいでーみんな!雄英だよ!」

    ??「おお!本物じゃないか!」

    ???「凄いよ凄いよ!テレビで見た人ばっかり!」

    ジョーク「傑物学園高校二年二組、私の受け持ち。よろしくなぁ」

  • 129五寸釘25/08/25(月) 21:11:14

    ??「俺は真堂。今年の雄英は、トラブル続きで大変だったね」(出久の手を握りながら)

    緑谷「えっ、ぁ…」

    真堂「しかし君達は、こうしてヒーローを志し続けているんだねぇ!」(上鳴の手を握る)

    真堂「素晴らしいよ!」(耳郎の手を握る)

    真堂「不屈の心こそ、これからのヒーローが持つべき素養だと思う!」キラキラ

    緑谷(眩しい…!)

    上鳴(ドストレートに爽やかなイケメンだ〜…)

    真堂「その中でも、神野事件を中心で経験した爆豪君」

    爆豪「アァ?」

    真堂「君は、特別に強い心を持っている。
    今日は君達の胸を借りるつもりで、頑張らせてもらうよ」

    そう言って差し出された手を爆豪は払いのける。

    爆豪「吹かしてんじゃねぇ。台詞とツラが合ってねんだよ…!」

    真堂「…」ニヤリ

  • 130五寸釘25/08/25(月) 21:12:50

    切島「コラオメ失礼だろー!!
    すみません、無礼で!」

    真堂「良いんだよ。心が強い証拠さ」

    爆豪「ケッ…」

    ???「ねぇ轟君!サインちょーだい!体育祭カッコよかったんだー!」

    轟「はぁ…」

    ??「やめなよミーハーだなぁ」

    峰田「オイラのサインもあげますよ」

    百合(峰田さん…)💧

  • 131五寸釘25/08/25(月) 21:21:05

    相澤「おい!コスチュームに着替えてから説明会だぞ。時間を無駄にするな」

    一同「はい!」

    耳郎「なんか、外部と接すると改めて思うけど…」

    上鳴「やっぱ結構有名人なんだなぁー雄英生ってぇw」

    ジョーク「?ひょっとして…言ってないの?イレイザー」

    相澤「…」

    ジョーク「…」

    彼女は黙って会場の方へ歩いていく彼を見送るのであった。

  • 132二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 05:33:59

    百合ちゃんは気づくタイプかな、雄英潰し

  • 133二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 12:30:27

    保守

  • 134五寸釘25/08/26(火) 19:15:50

    これから続きを投稿しますね!

  • 135五寸釘25/08/26(火) 20:15:31

    〜〜説明会場にて〜〜

    緑谷「多いな…」

    お茶子「多いな…」

    百合「多いですね…」

    ??「えー、では、えー、仮免のやつをやりまーす…」

    三人がぎゅうぎゅう詰めの会場で周りを見回していると、受験者達の前に立っているスーツの男性がマイク越しに話を始める。

    目良「あー、僕、ヒーロー公安委員会の、目良です。
    好きな睡眠はノンレム睡眠…よろしく…
    仕事が忙しくて寝れない…人手が足りてなーい…眠たーい…!
    そんな心情の下、ご説明させていただきまーす…」

    緑谷(疲れ一切隠さないな。大丈夫か、この人…?)💧

    百合(あの人大丈夫かな…)💧

    目良「仮免のやつの内容ですが、ずばり、この場にいる受験者1541人、一斉に、勝ち抜けの、演習を行ってもらいます」

    瀬呂「マジか。随分ざっくりだなぁ…」

    目良「現代は、ヒーロー飽和社会と言われ、ステイン台頭以降、ヒーローの在り方に、疑問を呈する動きも少なくありません。

  • 136五寸釘25/08/26(火) 20:18:59

    …まあ、一個人としては?動機がどうであれ、命懸けで人助けしている人間に、『何も求めるなー!』は、現代社会に於いて、無慈悲な話だと思うわけですが、えーとにかく、対価にしろ、義勇にしろ、多くのヒーローが、救助、敵退治に切磋琢磨してきた結果、事件発生から解決に至るまでの時間は今、引くくらい迅速になってます。
    君達は、仮免許を取得し、いよいよその激流の中に身を投じる。そのスピードについていけない者、はっきり言って厳しい。
    よって試されるはスピード。条件達成者先着100名を通過としまーす」

    百合(!100人…!)

    八百万「受験者は全員で1541人…合格者は五割だと聞いてましたのに…」

    梅雨「つまり、合格者は1割を切る人数ということね…」

    耳郎「ますます緊張してきた…!」

    目良「まー社会で色々あったんで?運がアレだと思って?アレしてくださーい。
    で、その条件というのがこれです。
    受験者はこのターゲットを三つ、身体の好きな場所ただし、常に晒されている場所に取り付けてください。足裏や脇などは駄目です。
    そして、このボールを六つ携帯しまーす。
    ターゲットはこのボールが当たった場所のみ発光する仕組みで、三つ発光した時点で、脱落とします。
    三つ目のターゲットにボールを当てた人が、倒したこととします。
    そして、二人倒した者から勝ち抜きでーす。
    ルールは以上」

    緑谷(入学試験と似てる!いや、対人と対ロボじゃまるで話が違う!
    ボールの所持数は合格ラインピッタリ。三つ目のターゲットを掠め取るとか、そういう策を推奨しているのか…!
    入試以上に苛烈なルールだ!)

  • 137五寸釘25/08/26(火) 20:42:23

    目良「え〜じゃあ、展開後、ターゲットとボール配るんで、全員に行き渡ってから、一分後にスタートします」

    轟「展開?」

    ガコォォン(会場の壁と天井が開いて地面に着く音)

    目良「各々、苦手な地形好きな地形、あると思います。
    自分の個性を活かして、頑張ってくださーい…」

    百合(あ、展開ってそういう…)

    緑谷(無駄に大掛かりだな!?)

    目良「一応地形公開はあれするって配慮です。
    ま無駄です。こんな物のせいで睡眠が…!
    私がなるべく早く休めるよう、スピーディーな展開を、期待していまーす…」

    こうして、仮免試験一次選考が始まるのであった。

  • 138五寸釘25/08/26(火) 22:01:14

    今日はここまでで終わらせたいと思います!
    よかったら明日も見に来てください!

  • 139二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 06:27:10

    目良さんはゆっくり休めるようになるといいね……

  • 140二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 14:11:48

    保守

  • 141五寸釘25/08/27(水) 19:46:34

    これから続きを投稿しますね!

  • 142五寸釘25/08/27(水) 20:36:26

    〜〜観戦席にて〜〜

    ジョーク「イレイザーwチャック開いてるwww」

    相澤(なんで俺の周りはこううるさい奴ばかりなんだ…)

    ジョーク「しっかし21人とはなぁー。お前が除籍してないなんて珍しいじゃん。気に入ってんだ、今回のクラス」

    相澤「別に」

    ジョーク「ww照れんなよwダッセェなぁwww付き合お?」

    相澤「黙れ」

    ジョーク「www」

    ジョーク「しっかし、それなら変な話だぜ?
    お前が、あのことを知らない訳がない」

  • 143五寸釘25/08/27(水) 20:37:31

    〜〜試験会場にて〜〜

    緑谷(先着で合格なら、同校で潰し合いは無い。
    むしろ手の内を知った仲でチームアップが勝ち筋!)

    緑谷「みんな!あまり離れず塊で動こう!」

    お茶子「うん!」

    百合「はい!」

    飯田「そうだな!」

    爆豪「ふざけんな。遠足じゃねぇんだよォ!!」

    切島「馬鹿!待て待て!」

    緑谷「かっちゃん…!」

    飯田「切島君!!」

    轟「俺も抜けさせてもらう」

    緑谷「!」

    轟「大所帯じゃ、かえって力が発揮できねぇ」

    緑谷「轟君!!」

    峰田「緑谷時間ねぇよ!行こう!」

  • 144五寸釘25/08/27(水) 20:40:19

    緑谷「う、うん!」

    ジョーク「例年形式は変われど、この仮免試験には、一つの慣習に近いものが存在する」

    抜けた者達を除いたA組全員で走る中、彼は呟く。

    緑谷「単独で動くのは良くないと思うんだけど…」

    峰田「なんで?」

    緑谷「だってほら、僕らはもう手の内バレてるんだ!」

    お茶子「バレてるって…?」

    飯田「そうか!体育祭か!」

    百合「放送されてましたしね!」

    ジョーク「全国の高校が仮免試験の合否を競い合う中で、唯一、個性不明というアドバンテージを失っている高校。
    体育祭というイベントが全国中継され、生徒達の個性はおろか、弱点、スタイルまで割れたトップ校。
    …あんたの学校」

    緑谷「さっき僕が言った勝ち筋は、他校も同様なわけで、学校単位での対抗戦になると思うんだ。
    そしたら次は、当然どこの学校を狙うかって話になる!」

    芦戸「それって…!」

    耳郎「もしかして!」

    アナウンス『第一次試験、スタート』

  • 145五寸釘25/08/27(水) 22:28:43

    ジョーク「可愛いクラスなら、生徒達に言ってあげればいいのに。
    毎回まず始めに行われる…」

    百緑「「!」」

    ジョーク「『雄英潰し』のことを」

    緑谷「やっぱり!」

    飯田「!」

    A組の前方、そして左右の岩陰から傑物学園の者達が現れ、彼らは全員でA組に襲い掛かった。

    真堂「テレビで見たよ。自らをも破壊する超パワー!
    一撃で相手を沈める釘!まあ杭が出ればそりゃ打つさ!!」

    緑谷(…OFA、フルカウル!…シュートスタイル!!)

    相澤「雄英潰し。別にあいつらに言わない理由も無いが、結局やることは変わらんからな。
    ただただ乗り越えて行くだけだ」

    常闇「ダークシャドゥ!!」

    ダークシャドゥ「アイヨォ!」

    相澤「ピンチを覆していくのがヒーロー。
    そもそもプロになれば、個性晒すなんて前提条件。
    悪いがうちは、ほかより少し先を見据えている」

  • 146五寸釘25/08/27(水) 22:32:23

    ジョーク「…」

    瀬呂「よっしゃー!」

    正面からのボールを出久が超パワーによる蹴りで起こした風圧で吹き飛ばし、残りをダークシャドゥの手で掴み取る。
    そして両側面からのボールを芦戸と瀬呂が酸とテープで迎撃。
    残りの面々も八百万が作ったシールドに身を隠したり、もぎもぎを長く繋げた物でボールを絡め取ったりするなどして対応する。
    こうしてA組が対応を始めた直後であった。

    投擲「真堂!」

    真堂「ああ!」

  • 147五寸釘25/08/27(水) 22:33:51

    ジョーク「うちはほかより少し先を見据えてる、か。随分上から語るねぇ、イレイザー。
    ヒーローを目指す子は星の数ほどいるわけで、その志の高さには、有名も無名も無いんだぜ。
    主役面してほかを見下してっと、返り討ちに遭うのは、そっちかもよ」

    真堂が地面に両手を着く。
    そして…

    真堂「最大威力!…『震伝動地』!!」

    彼の目の前の地面が割れていき、その破壊はA組の立っていた場所まで一瞬で到達する。

    A組一同「!?」

    飯田「いかん!みんな逃げるんだ!!」

    芦戸「なんなのよこれぇぇぇ!!」

    峰田「無茶苦茶するなぁぁぁ!!」

    緑谷「うわっ!」

    お茶子「デク君!!」

    その地形変化に呑み込まれる中、出久は吹き飛ぶ地形から落下してしまうのであった。

  • 148二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 07:06:44

    みんなプルトラー!!

  • 149二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 14:04:17

    保守

  • 150五寸釘25/08/28(木) 21:30:23

    これから続きを投稿しますね!

  • 151二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 06:06:19

    (*˘꒳​˘*)スヤァ…

  • 152二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 14:18:26

    保守

  • 153五寸釘25/08/29(金) 19:27:43

    ここまで保守ありがとうございます!
    これから続きを投稿しますね!

  • 154五寸釘25/08/29(金) 20:55:17

    ~~その後、出久の居場所にて~~

    緑谷(つぅ…なんて個性…建物のある所では使い辛そうだ…)

    緑谷「!」

    彼は崩壊したフィールドでゆっくりと立ち上がる。
    そして、周囲を確認した彼はあることに気付いた。

    緑谷(不味いぞ分断されてしまった!
    この状況、傑物学園の術中だ!早くみんなと、誰かと合流しなくちゃ!一人でいたらやられる…!
    互いを活かすような連携や状況判断の年季が違う。一年の訓練の差だ…!
    経験値だけじゃ埋まらない差…!)

  • 155五寸釘25/08/29(金) 20:57:31

    しかし、彼はそんな状況で士傑の夜嵐、傑物の真堂のことを思い浮かべ、こう思う。

    緑谷(全国の強い人達…なんでだろう…なんかちょっとドキドキしてきた…!)

    緑谷(!?)

    彼が笑顔でそう考えていた次の瞬間、一人の人物が突然目の前に現れ、素早い身のこなしで彼の前面センサーの一つにボールを当てて背後に跳んだ。

    緑谷(目の前から突然現れた!?)

    ??「当たった。駄目ですよ、ぼーっとして。
    でも、ピンチなのに笑ってるなんて変なの」

    その人物は試験開始前、会場前でイナサを叱った男子生徒と共に会場へ歩いていった士傑の女子生徒であった。
    出久もその時のことを思い出して構える。

    緑谷(この人、士傑高校の!)

    ケミィ「…カッコいいねぇ…」

  • 156五寸釘25/08/29(金) 20:59:16

    ~~百合の居場所にて~~

    百合「皆さん大丈夫ですか?」

    砂藤「ああ、俺は大丈夫だ」

    口田「…!…!」コクコク

    常闇「こちらも無事だ。
    しかし、見事に分断されてしまったな」

    砂藤「早いとこ合流しねぇと…」

    A組が分断された際、百合は出久と違い、四人で分断されていた。

    百合「はい。急ぎましょう」

    しかし、人数自体はたったの四人。
    多勢に無勢という状況でやられることを防ぐため、四人はほかのA組メンバーとの合流を急ぐのであった。

  • 157五寸釘25/08/29(金) 22:20:11

    ~~再び出久の居場所にて~~

    ケミィ「こういう乱戦が予想される試験だと、まず情報の多いとこを狙うみたいな発想する人もいるらしいの。
    だから、雄英が早めに脱落してしまう可能性を考えて会いに来たの。
    せっかく強豪校との交流のチャンスだし、貴方達のこともっと知りたくて」

    緑谷「よく、喋りますね」

    緑谷(すぐに傑物学園や他校が束になってやってくる。悠長に話してる場合じゃない…のはわかってる筈だよな?仲間のサポートがあるのか?はたまたよっぽどの自信家か?)

    緑谷「!」

    彼は彼女が投げてくる物を避けながら考え続ける。

    緑谷(しょうがない、やられないようにしなきゃ!)

    緑谷「え!?」

    緑谷(またいない!どこに…)

    ケミィ「こんな、ボールで殴ればいいじゃんね!」

    緑谷「!」

  • 158五寸釘25/08/29(金) 22:22:11

    着地した直後、彼女が立っていた場所を見た出久は彼女の姿が消えていることに気付いた。
    そうして驚いている彼の死角からボールを持ってセンサーを殴り付けようとした彼女の攻撃を彼は避ける。

    緑谷(ッぶない…!
    反、撃!)

    緑谷(!?)

    緑谷(が、できないんだよなぁ…!)

    避けた直後、ボールを投げ返そうとした彼は再び彼女の姿を見失った。

    ケミィ「消える個性だと思ってる?」

    緑谷「!?しまっ!」

    そして、彼女は立ち止まる彼の背後から声を掛け、反応が遅れた彼を組み伏せる。

    ケミィ「私はただ隠れてただけよ」

    緑谷「隠れてただけ…!」

    ケミィ「そう、これは技術。相手の目と耳から、私の存在を反らすのよ。
    その瞬間、息を止めて何も考えず潜み、紛れるの。
    何も考えずが難解よ」

    緑谷「士傑ではそんなことも…習得できるんですか…!」

  • 159五寸釘25/08/29(金) 22:26:14

    ケミィ「コツは訓練を訓練と思わないこと。
    お互い知りたがりだ。
    次は私ね。貴方はなんでヒーローを志してる?名誉?誇り?誰のため?貴方のことがもぉっと知りたいなぁ…!」

    緑谷「!」

    ケミィ「!?」

    次の瞬間、彼は超パワーで無理矢理拘束を剥がして距離を取った。

    緑谷「クッ…」

    緑谷「!」

    直後、地面が揺れだし、二人の間の地面からクモの巣のような物が飛び出してくる。

    緑ケ「!」

    二人は飛び退くことでそれを避け、周囲を確認した。

    投擲「つっ、士傑もいる。嫌だな」

    そんな二人の目の前には傑物学園の生徒達がおり、彼は高所から二人を見下ろしながら呟く。

    緑谷「ヤッバい!」

    緑谷(最悪だ!誰とも合流できず、大勢に狙われる!さっき考えてた最悪を実現してしまった!
    ぁぁぁ、来るぞ…!)

  • 160五寸釘25/08/29(金) 22:29:40

    緑谷(避けろ!…避けろ!避けろ!
    とにかく避けろ!)

    傑物学園の生徒達は考えた。
    『雄英を狙いたい。しかし百合の個性を考えると、下手したら彼女の個性で全員倒される』。
    そこで、彼らは体育祭で百合が個性を使っている場面を注意深く見ることで彼女の個性の性質を考察し、結果『視界内にあるもの全てを対象にできるのではないか』という結論に至った。
    そして、彼らはリスクを承知の上で『クラスを三グループに分け、三方向からボールで襲撃を掛けることでボールへの防御で意識を反らし、反撃の隙を与えず、直後に真堂の個性で分断することで百合から離れた者達を撃破する』という作戦を考え、実行したのだ。
    つまり、現在襲撃されている出久は、彼らの作戦通りに攻撃を受けている絶対絶命の状況である。

  • 161二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 07:11:14

    まあレンジが分からないの程怖いものはないからな

  • 162二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 15:47:58

    保守

  • 163五寸釘25/08/30(土) 21:37:00

    これから続きを投稿しますね!

  • 164五寸釘25/08/30(土) 22:34:03

    ??「大丈夫!?」

    緑谷「!」

    その時であった。
    彼は聞き覚えのある声を聞き、声がした方向を見る。

    緑谷「麗日さん…!」

    お茶子「こっちに!!早く!!」

    声の主はクラスメイトのお茶子であり、彼女は高所から出久に手を伸ばした。

    緑谷(なんだ?なにか、策が!?)

    モブA「早くじゃねぇよ!」

    お茶子「だぁっ、もう邪魔…うわっ!?」

    一人の男子生徒がそれを妨害しようと水を放ち、それを避けていた彼女は自身が立っていた場所から足を踏み外して落ちてしまう。

    緑谷「!」

    モブB「僕が貰うねぇ!」

    モブA「え!?待てよ!」

  • 165五寸釘25/08/30(土) 22:37:59

    緑谷(あの時、僕は、戦うことを選択し、腕を壊した。壊さなければ、かっちゃんを奪い返せていたかもしれない。
    奪い返せていれば、オールマイトはAFOと戦っていなかったかもしれない。
    あの時、洸太君を保護し、相澤先生の下へ敵よりも速く、駆けられていれば)

    彼女の状況を考えず、個性によって自身の手を飛ばす男子生徒。
    出久は落下するお茶子の方へ超パワーで跳ぶ。

    出久(脚を中心に使って鍛える。もう少し速く辿り着くべきだった!)

    モブC「隙有り!」

    そのままお茶子を抱き抱え、着地した出久に一人の男子生徒がボールを投げようとした。

    出久(人を助けるには、まず自分が無事でいなきゃ!)

    しかし、その攻撃は出久がお茶子を抱えたまま放った蹴りで足場を砕かれたことによって阻止される。
    それによって彼らはパニックに陥り、出久とお茶子はその隙に襲撃場所から離れていった。

    オールマイト『いいや、たぶん付け焼き刃以上の効果があるよ。こと、仮免試験ではね』

    出久(オールマイトの言った通りだ。
    決めた。身体が追い付くまでOFAの100%は使わない!
    でもその代わりに、このアイアンソウルの強い衝撃を与えた瞬間、爪先がバネのような動きで飛び出る!瞬間二撃!
    威力と脚の引きを補強してくれるサポートアイテム!
    この脚を強くして、なるんだ!僕の理想としているヒーローに!)

  • 166五寸釘25/08/30(土) 22:40:04

    すいません!今日はここまでで終わらせたいと思います!
    よかったら明日も見に来て下さい!

  • 167二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 07:40:28

    保守

  • 168二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 15:31:08

    百合ちゃんは大丈夫かな

  • 169五寸釘25/08/31(日) 19:34:37

    これから続きを投稿しますね!

  • 170五寸釘25/08/31(日) 20:25:42

    モブD「逃げ足速ぇな雄英!」

    モブE「いない!隠れたか!」

    モブF「近くにいるはずだ!ていうかさっき思ったが、効率悪くねぇかこれ?」

    緑谷(…追手は…いないか。諦めたのかなぁ?)

    お茶子「ありがとう…ごめんね下手こいた」

    緑谷「うん。いや、別にそんな…」

    お茶子「…」

    彼の背中を見つめるお茶子。
    しかし、そんな彼女はボールを持ち、それをゆっくりと出久の脇腹のセンサーへ近付けていく。
    そして、あと少しでボールが触れるという所で出久は振り向きながらその手を払った。

    緑谷「ひょっとして、士傑の人ですか?」

    お茶子「?」

    緑谷「麗日さんの個性は、訓練をして、ごく短い時間なら副作用を気にせず、自身へ使えるようになっている。
    なのに、危ない目に遭っても発動の素振りすら無く、なによりも、無策のまま敵前に姿を現すなんて、そんなの、僕の知っている麗日さんじゃない!」

    彼の言葉を聞き、彼女はくすりと笑って訊ねる。

  • 171五寸釘25/08/31(日) 20:26:48

    お茶子?「気付いて助けたってことは、逆に利用しようとしていたの?」

    彼女の姿はドロドロと崩れ、泥のようななにかに包まれたままゆっくりと立ち上がった。

    緑谷「!?そ、そこまで頭回ってません…
    でもよかった、結果的に…!
    麗日さんじゃないなら、尚更浮かんだりできないから。あのまま落っこちてたら、確実に背中を痛めてた」

    ??「んー?なるほど、それが君の理由なんだねぇ…
    もっと教えてほしいなぁ、君のこと」

    泥のようななにかから出てきた顔は、彼が少し前に対峙していたケミィのものであり、彼女はその状態のままそう話す。

    緑谷(試験の後じゃ駄目なのか!?)

    ケミィ「君は誰でも助ける。境界は?何をもって線を引く?」

    緑谷「!?いや、服は!?なんで裸!?着てください!」

    そうして泥のようななにかからゆっくりと全身を現した彼女は全裸であり、彼はそれに驚きながら言った。

    ケミィ「やることやったらね!」

    緑谷「!」

  • 172五寸釘25/08/31(日) 20:28:11

    直後、彼女は彼に駆け寄り、引っ掻く形で腕を振る。
    彼はそれに頬を掠らせながら直撃を避けた。

    緑谷(引っ掻き!?なんだよもうこの人!)

    緑谷「!」

    そして、彼女が二撃目を加えようと飛び掛かった瞬間、三本のテープが二人の間に飛ぶ。

    ケミィ「!もー」

    緑谷(テープ!)

    瀬呂「緑谷ァ!なにこの羨ましい状況ォォ!」

    緑谷「瀬呂君!」

    瀬呂「麗日ァァ!」

    高所からテープを飛ばす瀬呂。
    その背後からお茶子が現れ、二人の方へ跳ぶ。

    お茶子「解除!」

    ケミィ「!」

    お茶子(反応すごっ)

    お茶子の上空からの組み付きを避け、彼女は後方の高所へと跳び、そこに座った。

  • 173五寸釘25/08/31(日) 20:32:23

    ケミィ「いいとこだったけど、残念。本当に…本当に、もっと話したかった…でもこれじゃあもう無理ね。残念だ。
    …麗日お茶子さん、とっても信頼されてるね」

    お茶子「?」

    お茶子「!」

    瀬呂「あ!待て痴女!」

    そこまで話すと彼女は立ち上がり、更に後方へと跳んでいく。

    緑谷「いや追わなくていい!!」

    瀬呂「なんでだよ!」

  • 174五寸釘25/08/31(日) 20:33:39

    緑谷「あの人、個性の関係だろうか、服ごとターゲットを脱いでる。
    また狙われるリスクもあるけど、時間とか諸々考えて、あの人をポイントにするのは難しい!
    それより、二人は、本物だよね!?」

    お茶子「?」

    瀬呂「何言ってんだ緑谷?」

    緑谷「いや、実はさっきの人、麗日さんそっくりに変身してて」

    お茶子「うぇうぇえええー!?」カオマッカ

    瀬呂「はー!?」カオマッカ

    瀬呂「裸だったのか緑谷ー!」(出久の肩を掴んでブンブン揺らす)

    緑谷「そっそこぉ!?ちゃんとコスチューム着てたからー!」

  • 175五寸釘25/08/31(日) 21:28:32

    〜〜その後、出久達の居場所にて〜〜

    瀬呂「他人に変身…それがあの痴女の個性か…」

    緑谷「たぶん」

    瀬呂「やっぱ俺ら、他校に相当チェックされてんなぁ…緑谷と麗日が仲良いことまで調べてんだから…」

    緑谷「体育祭の騎馬戦、一緒のチームだったからかな…?」

    お茶子「ああ、なるほど」

    緑谷「それより、瀬呂君と麗日さんは、どうしてここに?」

    瀬呂「ドンパチやってんの見えて駆け付けたんだよ。麗日が途中で合流した」

    お茶子「間に合って良かった!」

    緑谷「うんっ、ありがとう!」

    お茶子「とりあえず三人、だね!」

    瀬呂「釘貫は個性使えねぇし、できることなら追い詰められたりして個性使っちまう前に合流してぇところだけど…」

    緑谷「でも、もう30人が一次選考を通過してる。急がなきゃ。100人なんかあっという間だよ!」

    こうして、三人は策を練り始めるのであった。

  • 176五寸釘25/08/31(日) 22:59:42

    今日はここまでで終わらせたいと思います!
    よかったら明日も見に来てください!

  • 177二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 07:06:26

    保守

  • 178二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 15:08:39

    ほしゅ

スレッドは9/2 01:08頃に落ちます

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